JP2002350022A - 貯氷庫 - Google Patents

貯氷庫

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JP2002350022A JP2001152369A JP2001152369A JP2002350022A JP 2002350022 A JP2002350022 A JP 2002350022A JP 2001152369 A JP2001152369 A JP 2001152369A JP 2001152369 A JP2001152369 A JP 2001152369A JP 2002350022 A JP2002350022 A JP 2002350022A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】氷塊がスロープ部材における一対の各側板の外
方にこぼれた場合においても、開閉扉の閉塞時に氷塊を
貯氷庫内に誘導して確実に開閉扉を閉じることが可能で
あるとともに、氷取出口側に対向する開閉扉の扉裏板に
付着する結露水を集合的に案内して効率的に貯氷庫本体
内に返すことが可能な貯氷庫を提供する。 【解決手段】貯氷庫本体2の氷取出口6と対向する側で
開閉扉7に配設された扉裏板11において、スロープ部
材13における一対の各側板13Cよりも外側の2箇所
でテーパ部16を形成し、各テーパ部16は、扉裏板1
1の下側から上側にいくに従って扉裏板面から除々に離
間するようなテーパ面17を有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製氷された氷塊をス
トックする貯氷庫に関し、特に、開閉扉を開放して貯氷
庫本体の氷取出口から氷塊を取り出す際に氷塊がスロー
プ部材における一対の各側板の外方にこぼれた場合にお
いても、開閉扉の閉塞時に氷塊を貯氷庫内に誘導して確
実に開閉扉を閉じることが可能であるとともに、氷取出
口側に対向する開閉扉の扉裏板に付着する結露水を集合
的に案内して効率的に貯氷庫本体内に返すことが可能な
貯氷庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の貯氷庫が提案されてお
り、この種の貯氷庫では、一般的に、氷塊を貯留する断
熱性の貯氷庫本体に回動可能に支持され、かかる貯氷庫
本体に形成された氷取出口を開閉可能な開閉扉、及び、
氷案内板とその両側に形成された一対の側板を有し、貯
氷庫本体に傾動可能に支持されて開閉扉の開閉動作に連
動して貯氷庫本体に出入するスロープ部材が設けられて
いる。
【0003】この種の貯氷庫において、貯氷庫本体内に
貯留されている氷塊を取り出す際に開閉扉を開放方向に
回動すると、かかる開閉扉の開放動作に連動してスロー
プ部材も開放方向へ傾動する。かかるスロープ部材の開
放方向への移動に基づき、貯氷庫本体内の氷塊の一部
は、その貯氷量に応じて氷案内板と一対の側板とを介し
て、貯氷庫本体の庫外へ案内放出される。この状態で、
スコップ等を貯氷庫本体内の氷塊群の中へ差し込みスコ
ップ等で氷塊を受けながら氷取出口から庫外に運ぶこと
により、貯氷庫本体内の氷塊は庫外に取り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た貯氷庫において、開閉扉の開放動作に連動するスロー
プ部材の開放方向への移動に起因して氷塊の一部がスロ
ープ部材を介して貯氷庫本体の庫外へ案内放出される
際、又は、スコップ等を氷塊群中に差し込む時に氷塊群
がスコップ等を介して押す際に、氷塊がスロープ部材の
一対の側板を超えて外側にこぼれてしまうことがある。
【0005】これについて図6及び図7に基づき具体的
に説明する。図6は開閉扉を開放した状態を模式的に示
す貯氷庫の部分斜視図、図7は開閉扉を開放した状態を
模式的に示す貯氷庫の部分側面図である。
【0006】図6、図7に示すように、貯氷庫本体10
0に対して蝶番101を介して回動可能に取り付けられ
た開閉扉102を開放すると、その開放動作に連動し
て、氷案内板103及び氷案内板103の両側に形成さ
れた一対の側板104を有するスロープ部材105も開
放方向へ傾動する。このとき、貯氷庫本体100内に貯
氷されている氷塊量が比較的多い場合には、氷塊106
の一部がスロープ部材105を介して貯氷庫本体100
の庫外へ案内放出されることが多く、かかる際に、氷塊
107が各側板104を超えて外側にこぼれてしまう虞
がある。
【0007】また、氷取出口106から貯氷庫本体10
0内の氷塊群にスコップ等を差し込んで氷塊を取り出す
時に、氷塊群がスコップ等により押圧されて氷塊群が崩
れてしまうことに起因して、前記の場合と同様、氷塊1
07が各側板104を超えて外側にこぼれてしまう虞が
ある。
【0008】前記したように、氷塊107がスロープ部
材105の各側板104から外側にこぼれてしまうと、
図7に示すように、開閉扉102における両端部の内面
を滑り落ちていき、貯氷庫本体100の下側前端部10
0Aと開閉扉102の下部との間に挟まれてしまう。こ
の結果、開閉扉102は、貯氷庫本体100の下側前端
部100Aと開閉扉102の下部との間に存在する氷塊
107に起因して、締まり難くなる。また、貯氷庫本体
100は通常ABS樹脂等から形成されていることか
ら、開閉扉102を閉じる際に、氷塊107が貯氷庫本
体100の下側前端部100Aを押圧することとなり、
これにより貯氷庫本体100の下側前端部100Aがへ
こんでしまったり、割れてしまったりする問題がある。
【0009】このような事情は、特に、開閉扉102の
内側面に形成される結露水返し部108が、開閉扉10
2の内側面に発生する結露水を貯氷庫100の内部方向
に返す作用を行う関係上、図7に示すように、貯氷庫本
体100の下側前端部100Aと開閉扉102の下部と
の間に介在する氷塊107を抱え込み易い形状を有して
いることに基づき助長される傾向がある。
【0010】本発明は前記従来のおける問題点を解消す
るためになされたものであり、開閉扉を開放して貯氷庫
本体の氷取出口から氷塊を取り出す際に氷塊がスロープ
部材における一対の各側板の外方にこぼれた場合におい
ても、開閉扉の閉塞時に氷塊を貯氷庫内に誘導して確実
に開閉扉を閉じることが可能であるとともに、氷取出口
側に対向する開閉扉の扉裏板に付着する結露水を集合的
に案内して効率的に貯氷庫本体内に返すことが可能な貯
氷庫を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る貯氷庫は、内部に氷塊を貯留する貯氷庫
本体と、前記貯氷庫本体の一側に形成された氷取出口
と、前記貯氷庫本体に回動可能に支持され、前記氷取出
口と対向する側に扉裏板が配設されるとともに氷取出口
を開閉する開閉扉と、前記貯氷庫本体に傾動可能に支持
され、開閉扉を開放した状態で氷取出口から氷塊を取り
出す際に氷塊を庫外へ案内する案内板と案内板の両側に
設けられた一対の側板とを有するとともに、開閉扉の開
閉動作に連動して貯氷庫本体に出入するスロープ部材と
を備えた貯氷庫において、前記スロープ部材の各側板よ
りも外側で扉裏板に形成され、扉裏板の下側から上側に
いくに従って扉裏板面から除々に離間するようなテーパ
を有するテーパ部が設けられたことを特徴とする。
【0012】請求項1の貯氷庫では、貯氷庫本体の氷取
出口と対向する側で開閉扉に配設された扉裏板におい
て、スロープ部材における一対の各側板よりも外側でテ
ーパ部が形成されており、かかる各テーパ部は、扉裏板
の下側から上側にいくに従って扉裏板面から除々に離間
するようなテーパを有していることから、開閉扉を開放
して貯氷庫本体の氷取出口から氷塊を取り出す際に氷塊
がスロープ部材における一対の各側板の外方にこぼれた
場合においても、貯氷庫本体の下側前端部と開閉扉の下
部との間にこぼれた氷塊は、開閉扉の閉塞動作に従っ
て、各テーパ部のテーパに沿って上方に案内されてい
き、貯氷庫本体の下側前端部の上に乗った後貯氷庫本体
内に滑り落ちていく。従って、氷塊がスロープ部材にお
ける一対の各側板の外方にこぼれた場合においても、貯
氷庫本体の下側前端部と開閉扉の下部との間に氷塊が残
存することはなく、これより貯氷庫本体の下側前端部を
へこませたり破損することなく開閉扉を確実に閉じるこ
とが可能となる。
【0013】また、請求項2に係る貯氷庫は、請求項1
の貯氷庫において、前記各テーパ部の間で、扉裏板面に
付着する結露水を所定方向に誘導案内する樋状の結露水
案内部が設けられたことを特徴とし、また、請求項3に
係る貯氷庫は、請求項2の貯氷庫において、前記結露水
案内部には、結露水案内部を介して案内された結露水を
貯氷庫本体内に返す結露水返し部が設けられていること
を特徴とする。
【0014】請求項2及び請求項3の貯氷庫では、各テ
ーパ部の間で、扉裏板面に付着する結露水を所定方向に
誘導案内する樋状の結露水案内部が設けられるととも
に、かかる結露水案内部を介して案内された結露水を貯
氷庫本体内に返す結露水返し部が設けられているので、
結露水案内部を介して集合的に誘導案内された結露水を
結露水返し部により効率的に貯氷庫本体内に返すことが
可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る貯氷庫につい
て、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を参照し
つつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る貯氷庫の
概略構成について図1に基づき説明する。図1は貯氷庫
の一部切欠側断面である。
【0016】図1において、貯氷庫1は、その内部に氷
塊(図示せず)を貯留する貯氷庫本体2を備えており、
かかる貯氷庫本体2は断熱性の上壁3、底壁4等を有す
る箱体形状に構成されている。尚、貯氷庫本体2には、
その後方、側方又は上方に、図示しない製氷部が設けら
れおり、かかる製氷部にて製氷された角柱状の氷塊が貯
氷庫本体2内に放出・貯留されるものである。
【0017】上壁3における前面側(図1中、左面側)
には、ロック部材5が設けられており、このロック部材
5は、後述する開閉扉7の上端に配設されたロック爪1
0をロックして開閉扉7を閉塞位置で固定する作用を行
う。また、貯氷庫本体2の前面側には、氷取出口6が設
けられており、かかる氷取出口6は、上壁3の下端面と
底壁4における前面側上端部4Aの上面とにより決定さ
れる上下高さを有し、前面側から見て全体に略長方形状
に形成されている。
【0018】底壁4の前面側上端部4Aには、氷取出口
6を開閉可能となるように開閉扉7が、前面側上端部4
Aの前面と開閉扉7の下端面とに渡って取り付けられた
蝶番8を介して回動可能に支持されている。開閉扉7に
おける前面側(左面側)の上部には、手指により手前側
に移動可能なハンドル9が設けられており、また、開閉
扉7の上端部には、ハンドル9の手前側への移動に連動
して上下方向に出入可能に構成されたロック爪10が配
設されている。かかるロック爪10は、その出入に基づ
き、前記上壁3に設けられたロック部材5と係脱可能で
ある。これより、開閉扉7により氷取出口6を閉塞する
際には、図1に示すように、ロック部材5とロック爪1
0とを相互に係合させれば、氷取出口6を閉塞した状態
で開閉扉7を固定することが可能となり、また、開閉扉
7を開放する際には、図1に示すように、ハンドル9を
手前側に移動してロック爪10とロック部材5との係合
関係を解除すれば、開閉扉7を手前側に回動することが
可能となるものである。また、開閉扉7が氷取出口6と
対向する側には扉裏板11が配設されており、この扉裏
板11の外周部にはパッキン12が取り付けられてい
る。尚、かかる扉裏板11の構成については後述する。
【0019】また、前記開閉扉7の庫内側(図1中、右
側)には、開閉扉7の開閉動作に連動して貯氷庫本体2
に対して出入可能なスロープ部材13が配設されてい
る。かかるスロープ部材13は合成樹脂から形成されて
おり、底壁4における前面側上端部4Aの庫内側(図1
中、右側)に取付ネジ14を介して取り付けられる取付
片13A、平板状の氷案内板13Bと氷案内板13Bの
両側にて一体に設けられ氷案内板13Bと共に断面形状
で略コ字状となる一対の側板13C(図1には一方の側
板13Cのみを示す)を有する案内部材13D、及び、
取付片13Aと案内部材13Dとを連結するとともに屈
曲可能に薄く形成された連結部13Eから構成されてい
る。スロープ部材13は、開閉扉7の閉塞時において
は、図1に示すように、氷案内板13Bの先端部が扉裏
板11に当接して略起立状態にあり、一方、開閉扉7を
手前側に開放していく時には、連結部13Eが屈曲可能
であることに基づき自重により開閉扉7の開放動作に連
動追随して手前側に傾動していく。また、開閉扉7を閉
塞する時においても前記と同様にして、スロープ部材1
3は開閉扉7の閉塞動作に連動追随して庫内側に向かっ
て略起立状態に至るまで傾動する。
【0020】続いて、開閉扉7に付設されている扉裏板
11の構成について、図1乃至図5に基づき説明する。
図2は扉裏板の正面図、図3は図2における扉裏板11
のA−A断面図、図4は図3におけるB部分の拡大断面
図、図5は図2における扉裏板11のC−C断面図であ
る。
【0021】図1及び図2に示すように、扉裏板11の
外周には、パッキン溝15が形成されており、かかるパ
ッキン溝15にはパッキン12が嵌入されて取り付けら
れている。また、図2における扉裏板11の左右両端部
において、パッキン溝15の近傍位置には、テーパ部1
6、16が形成されている。かかるテーパ部16は、図
1及び図3に示すように、扉裏板11の下側から上側に
いくに従って扉裏板面から除々に離間するようなテーパ
面17を有している。また、扉裏板面から最も離間する
テーパ部16の頂点16Aは、図1に示すように、パッ
キン12の高さよりも高くなるように形成されている。
【0022】ここに、扉裏板11における各テーパ部1
6の形成位置は、スロープ部材13にて氷案内板13B
の両側に形成されている各側板13Cよりも、外側とな
るように決定されている。これに基づき、開閉扉7の解
放時や氷塊の取出時に氷塊がスロープ部材13の各側板
13Cの外側にこぼれた場合には、そのこぼれた氷塊は
テーパ部16のテーパ面17に乗ることとなり、かかる
状態で開閉扉7を閉塞していくと、氷塊はテーパ部16
のテーパ面17上に沿って上方に移動していき、底壁4
における前面側上端部4Aから貯氷庫本体2内に滑り落
ちていくものである。また、扉裏板11の両側におい
て、各テーパ部16の頂点16Aは、パッキン12より
も高く形成されていることから、スロープ部材13の各
側板13Cからこぼれた氷塊は頂点16Aに当たって開
閉扉7の外側にはじき出され易くなり、これより氷塊が
底壁4における前面側上端部4Aと開閉扉7との間に残
存し難くなる。
【0023】また、扉裏板11には、前記各テーパ部1
6の間で結露水案内部18が形成されている。この結露
水案内部18は、図2に示すように、各テーパ部16か
ら内側方向(扉裏板11の左右方向中央部)に向かって
下方に傾斜されるともとに、扉裏板11の左右方向中央
部にて相互に合流する2つの案内部18A、18Bから
構成されている。各案内部18A、18Bは、それぞれ
図5に示すように樋状に形成されている。これより、結
露水案内部18の各案内部18A及び18Bは、貯氷時
に扉裏板11の庫内側面に付着し、自重により庫内側面
に下方に伝ってくる結露水を集合的に受けるとともに、
各案内部18A、18Bの傾斜に基づき合流部19まで
案内する作用を行うものである。
【0024】更に、各案内部18Aと18Bの合流部1
9には、図3及び図4に示すように、各案内部18A、
18Bを介して集合された結露水を貯氷庫本体2内に返
す結露水返し部20が形成されている。ここに、結露水
返し部20は、扉裏板11の庫内側面から下方に向かっ
て傾斜する傾斜面20Aを有し、これより各案内部18
A、18Bを介して合流部19に集合された結露水は、
傾斜面20Aを伝って貯氷庫本体2内に返されるもので
ある。
【0025】前記のように構成された貯氷庫1におい
て、貯氷庫本体2内に貯氷されている氷塊を取り出す際
には開閉扉7を開放する。このとき、スロープ部材13
は、図1に示すように、開閉扉7の開放動作に連動して
貯氷庫本体2から外方に傾動される。かかる開閉扉7の
開放時、貯氷庫本体2内に貯氷されている氷塊群の量が
多い場合には、氷塊群の一部がスロープ部材13を介し
て貯氷庫本体2の庫外へ案内放出されて氷塊が各側板1
3Cを超えて外側にこぼれてしまうことがあり、また、
氷取出口6から貯氷庫本体2内の氷塊群にスコップ等を
差し込んで氷塊を取り出す時に、氷塊群がスコップ等に
より押圧されて氷塊群が崩れてしまうことに起因して、
氷塊が各側板13Cを超えて外側にこぼれてしまうこと
がある。
【0026】本実施形態に係る貯氷庫1では、前記のよ
うに構成されているので、氷の取出作業を行った後、前
記のように氷塊がスロープ部材13の各側板13Cを超
えて外側にこぼれた状態で開閉扉7の閉塞動作を行った
場合でもその閉塞動作上何ら支障を来すことはない。即
ち、開閉扉7を閉塞していくと、その閉塞動作に従って
各側板13Cの外側こぼれた氷塊は、テーパ部16のテ
ーパ面17に乗りつつテーパ部16のテーパ面17上に
沿って上方に移動していき、底壁4における前面側上端
部4Aから貯氷庫本体2内に滑り落ちていく。従って、
氷塊がスロープ部材13における一対の各側板13Cの
外方にこぼれた場合においても、貯氷庫本体2の前面側
上端部4Aと開閉扉7の下部との間に氷塊が残存するこ
とはなく、これより貯氷庫本体7の下側前端部をへこま
せたり破損することなく開閉扉7を確実に閉じることが
できる。
【0027】また、扉裏板11に形成された結露水案内
部18は、各テーパ部16から内側方向(扉裏板11の
左右方向中央部)に向かって下方に傾斜されるともと
に、扉裏板11の左右方向中央部にて相互に合流する樋
状の2つの案内部18A、18Bから構成されているの
で、貯氷時に扉裏板11の庫内側面に付着し自重により
庫内側面に下方に伝ってくる結露水を各案内部18A及
び18Bを介して集合的に受けるとともに、各案内部1
8A、18Bの傾斜に基づき合流部19まで案内するこ
とが可能となり、これより結露水の一括処理を容易に行
うことができる。
【0028】更に、各案内部18Aと18Bの合流部1
9には、扉裏板11の庫内側面から下方に向かって傾斜
する傾斜面20Aを有し、各案内部18A、18Bを介
して集合された結露水を貯氷庫本体2内に返す結露水返
し部20が形成されているので、その傾斜面20Aを介
して各案内部18A、18Bを介して合流部19に集合
的に案内された結露水を効率的に貯氷庫本体内に返すこ
とができる。
【0029】また、結露水返し部20は、扉裏板11の
略中央部に1個形成されているだけであるから、前記し
た従来の貯氷庫におけるように、開閉扉11の両側で前
面側上端部4Aとの間に氷塊を抱え込んでしまうような
問題は確実に解消することができる。更に、扉裏板11
の両側において、各テーパ部16の頂点16Aは、パッ
キン12よりも高く形成されていることから、スロープ
部材13の各側板13Cからこぼれた氷塊は頂点16A
に当たって開閉扉7の外側にはじき出され易くなり、こ
れより氷塊が底壁4における前面側上端部4Aと開閉扉
7との間に残存し難くすることができる。
【0030】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、開閉扉を開
放して貯氷庫本体の氷取出口から氷塊を取り出す際に氷
塊がスロープ部材における一対の各側板の外方にこぼれ
た場合においても、開閉扉の閉塞時に氷塊を貯氷庫内に
誘導して確実に開閉扉を閉じることが可能であるととも
に、氷取出口側に対向する開閉扉の扉裏板に付着する結
露水を集合的に案内して効率的に貯氷庫本体内に返すこ
とが可能な貯氷庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る貯氷庫の一部切欠側断面で
ある。
【図2】 扉裏板の正面図である。
【図3】 図2における扉裏板11のA−A断面図であ
る。
【図4】 図3におけるB部分の拡大断面図である。
【図5】 図2における扉裏板11のC−C断面図であ
る。
【図6】 従来の貯氷庫において開閉扉を開放した状態
を模式的に示す貯氷庫の部分斜視図である。
【図7】 従来の貯氷庫において開閉扉を開放した状態
を模式的に示す貯氷庫の部分側面図である。
【符号の説明】
1・・・貯氷庫、2・・・貯氷庫本体、6・・・氷取出
口、7・・・開閉扉、11・・・扉裏板、12・・・パ
ッキン、13・・・スロープ部材、13B・・・氷案内
板、13C・・・側板、16・・・テーパ部、17・・
・テーパ面、18・・・結露水案内部、18A、18B
・・・案内部、19・・・合流部、20・・・結露水返
し部、20A・・・傾斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に氷塊を貯留する貯氷庫本体と、 前記貯氷庫本体の一側に形成された氷取出口と、 前記貯氷庫本体に回動可能に支持され、前記氷取出口と
    対向する側に扉裏板が配設されるとともに氷取出口を開
    閉する開閉扉と、 前記貯氷庫本体に傾動可能に支持され、開閉扉を開放し
    た状態で氷取出口から氷塊を取り出す際に氷塊を庫外へ
    案内する案内板と案内板の両側に設けられた一対の側板
    とを有するとともに、開閉扉の開閉動作に連動して貯氷
    庫本体に出入するスロープ部材とを備えた貯氷庫におい
    て、 前記スロープ部材の各側板よりも外側で扉裏板に形成さ
    れ、扉裏板の下側から上側にいくに従って扉裏板面から
    除々に離間するようなテーパを有するテーパ部が設けら
    れたことを特徴とする貯氷庫。
  2. 【請求項2】 前記各テーパ部の間で、扉裏板面に付着
    する結露水を所定方向に誘導案内する樋状の結露水案内
    部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の貯氷
    庫。
  3. 【請求項3】 前記結露水案内部には、結露水案内部を
    介して案内された結露水を貯氷庫本体内に返す結露水返
    し部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の
    貯氷庫。
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