JP2002349786A - 真空断熱多重管 - Google Patents

真空断熱多重管

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JP2002349786A
JP2002349786A JP2001158890A JP2001158890A JP2002349786A JP 2002349786 A JP2002349786 A JP 2002349786A JP 2001158890 A JP2001158890 A JP 2001158890A JP 2001158890 A JP2001158890 A JP 2001158890A JP 2002349786 A JP2002349786 A JP 2002349786A
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JP
Japan
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tube
heat
thermal jacket
shrinkable
pipe
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JP2001158890A
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English (en)
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Masato Yui
真人 柚井
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造簡単で安価な熱収縮吸収手段を使用し得
るようにしたサーマルジャケット管を備えた真空断熱多
重管を提供する。 【解決手段】 サーマルジャケット管2における軸線方
向の切除部Lの間に、熱収縮吸収管2aを配設すると共
に、サーマルジャケット管2の両端部と熱収縮吸収管2
aとの間に夫々短管2bを配設し、熱収縮吸収管2aと
短管2bとを、ブラケット7及びピン8により、軸直角
方向へ変位可能に連結すると共に、短管2bとサーマル
ジャケット管2とを、ブラケット5及びピン6により、
前記軸直角方向に対し90度角度の異なる軸直角方向へ
変位可能に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空断熱多重管に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】熱核融合炉の超伝導コイルやその他の機
器を冷却するためには、真空断熱多重管が使用される。
この真空断熱多重管には、外管と、外管に同心状に収納
されたサーマルジャケット管と、サーマルジャケット管
に収納されて内部をヘリウムが流通するようにした内管
とを備えたものがある。
【0003】斯かる真空断熱多重管の断面形状の一例は
図6に示され、図中、1は外管、2は外管1内に同心状
に収納されたサーマルジャケット管、3はサーマルジャ
ケット管2内に収納されて内部をヘリウムが流通するよ
うにした複数の内管であり、サーマルジャケット管2は
内管3に対する輻射熱を遮断し得るよう、図示してはい
ないが外周に断熱材が被覆されている。又、内管3のう
ちの一本は、外周がサーマルジャケット管2内周に接触
し、内部を流通するヘリウムにより、サーマルジャケッ
ト管2を冷却し得るようになっている。
【0004】上記真空断熱多重管においては、外管1は
基本的には常温配管であり、熱収縮対策は特に取られて
はいない。しかし、内管3には温度が約4K、60Kと
いう低温のヘリウムが流れるため当該内管3は気密性が
必要であり、気密性を保持したうえでの熱収縮対策とし
て、内管3には、図7に断面構造を示すような熱収縮継
手4が使用されている。
【0005】又、サーマルジャケット管2にも熱収縮吸
収手段を設けることが望ましいが、斯かる熱収縮吸収手
段としては、図7に示すような熱収縮継手4を設けるこ
とが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サーマルジャ
ケット管2は内管3に比較して大径であるため、熱収縮
継手4も大型化し、又構造も複雑である。従って、熱収
縮継手4を使用した場合には、価格が高価となる。
【0007】本発明は、斯かる実情に鑑み、構造簡単で
安価な熱収縮吸収手段を使用し得るようにしたサーマル
ジャケット管を備えた真空断熱多重管を提供することを
目的としてなしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の真空
断熱多重管は、外管内にサーマルジャケット管が収納さ
れ、サーマルジャケット管内にヘリウムの流通する内管
が収納され、内管は軸線方向所定位置を熱収縮継手によ
り接続された真空断熱多重管であって、サーマルジャケ
ット管の軸線方向に前記熱収縮継手に近接して形成した
切除部に、熱収縮吸収管を配設すると共に、前記サーマ
ルジャケット管の各端部と熱収縮吸収管の各端部との間
に、夫々短管を配設し、前記熱収縮吸収管における軸線
方向の各端部と該各端部に対向配置された各短管とを、
ブラケット及びピンにより軸直角方向へ変位可能に連結
すると共に、各短管とサーマルジャケット管の切除部の
各端部とを、前記ブラケット及びピンとは異なる別のブ
ラケット及びピンにより、前記軸直角方向に対し90度
角度の異なる軸直角方向へ変位可能に連結したものであ
る。
【0009】本発明の請求項2の真空断熱多重管は、外
管内にサーマルジャケット管が収納され、サーマルジャ
ケット管内にヘリウムの流通する内管が収納され、内管
は軸線方向所定位置を熱収縮継手により接続された真空
断熱多重管であって、サーマルジャケット管の軸線方向
に前記熱収縮継手に近接して形成した切除部に、熱収縮
吸収管を配設すると共に、該熱収縮吸収管の各端部とサ
ーマルジャケット管の各端部とを、ブラケット及びピン
により軸直角方向へ変位可能に連結したものである。
【0010】本発明の請求項1の真空断熱多重管におい
ては、所定の軸直角方向の変位と該軸直角方向の変位に
対し直交する方向の軸直角方向の変位が吸収される。
【0011】又、本発明の請求項2の真空断熱多重管に
おいては、所定の軸直角方向の変位が吸収される。
【0012】本発明によれば、サーマルジャケット管の
熱収縮吸収手段を構造簡単にして安価に提供することが
でき、又、サーマルジャケット管の変形状態は内管と同
様な変形状態となるため、内管とサーマルジャケット管
との隙間を小さくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1〜図3は本発明を実施する形態
の一例であって、図中、図6と同一の符号を付した部分
は同一のものを表わしている。
【0014】本実施の形態においては、内管3の熱収縮
継手4取り付け位置と略同一の軸線方向位置となるよ
う、サーマルジャケット管2には、熱収縮継手4よりも
長さの長い切除部Lが形成され、切除部Lには、熱収縮
吸収管2a及び熱収縮吸収管2aの軸線方向両端部とサ
ーマルジャケット管2との間に位置するようにした短管
2bが配置されている。熱収縮吸収管2a及び短管2b
の内径及び外径はサーマルジャケット管2の内径及び外
径と略同一である。
【0015】サーマルジャケット管2の切除部Lの端部
と短管2bとの間、及び短管2bと熱収縮吸収管2aと
の間には、間隙があるが、サーマルジャケット管2は気
密性を要求されないため支障はない。
【0016】サーマルジャケット管2の短管2bに対向
した端部の内周には、周方向へ180度角度を変えた位
置に夫々ブラケット5が固設され、ブラケット5は短管
2bの内周部まで延びている。又、ブラケット5と短管
2bとは、軸線が短管2bの径方向へ延在するピン6に
より接続されている。
【0017】熱収縮吸収管2aの短管2bに対向した端
部の内周には、周方向へ180度角度を変えた位置に夫
々ブラケット7が固設され、ブラケット7は短管2bの
内周部まで延びている。又、ブラケット7と短管2bと
は、軸線が短管2bの径方向へ延在するピン8により接
続されている。更に、ブラケット5と7及びピン6と8
とは、周方向へ90度角度が異なっている。従って、ピ
ン6,6の軸線を結ぶ直線とピン8,8の軸線を結ぶ直
線とは短管2bの中心で90度の角度で交叉するように
なっている。
【0018】次に、上記図示例の作動を説明する。内管
3の内部をヘリウムが流通せず、内管3が冷却されてい
ない場合には、サーマルジャケット管2、短管2b、熱
収縮吸収管2aは図1に示すように、真直ぐな状態にあ
る。しかるに、内管3の内部をヘリウムが流通して内管
3が冷却され、内管3が熱収縮してサーマルジャケット
管2に対し図1において紙面と平行な方向に力が作用し
た場合には、熱収縮吸収管2a及び短管2bは図2に示
すように、ピン6の中心に対し回動し、軸直角方向変位
が吸収される。
【0019】又、内管3が熱収縮してサーマルジャケッ
ト管2に対し図1において紙面と直交する方向に力が作
用した場合には、熱収縮吸収管2a及び短管2bはピン
8の中心に対し回動し、前記軸直角方向に対し直交する
方向の軸直角方向変位が吸収される。この場合、短管2
bは回動せず、サーマルジャケット管2と平行になって
いる。
【0020】本発明の図示例によれば、サーマルジャケ
ット管2の熱収縮吸収手段を構造簡単にして安価に提供
することができる。又、サーマルジャケット管2の変形
状態は内管3と同様な変形状態となるため、サーマルジ
ャケット管2に接触している内管3以外の内管3とサー
マルジャケット管2との間の隙間を小さくすることがで
きる。
【0021】図4、5は本発明の実施の形態の他の例
で、本実施の形態例においては、軸直角方向変位が、前
記実施の形態のように二方向ではなく、一方向の場合の
例である。
【0022】本図示例では切除部Lの間には短管は設け
られず、熱収縮吸収管2a’のみが配置されている。而
して、サーマルジャケット管2の熱収縮吸収管2a’に
対向する端部の内周には、周方向へ180度角度を変え
た位置に夫々ブラケット9が固設され、ブラケット9は
熱収縮吸収管2a’の内周部まで延びている。又、ブラ
ケット5と熱収縮吸収管2a’とは、軸線が熱収縮吸収
管2a’の径方向へ延在するピン10により接続されて
いる。
【0023】図3に示す内管3の内部をヘリウムが流通
せず、内管3が冷却されていない場合には、サーマルジ
ャケット管2、熱収縮吸収管2a’は図4に示すよう
に、真直ぐな状態にある。しかるに、内管3の内部をヘ
リウムが流通して内管3が冷却され、内管3が熱収縮し
てサーマルジャケット管2に対し図4において紙面と平
行な方向に力が作用した場合には、熱収縮吸収管2a’
は図5に示すように、ピン10の中心に対し回動し、軸
直角方向変位が吸収される。
【0024】本発明の図示例においても、サーマルジャ
ケット管2の熱収縮吸収手段を構造簡単にして安価に提
供することができ、又、サーマルジャケット管2の変形
状態は内管3と同様な変形状態となるため、サーマルジ
ャケット管2に接触している内管3以外の内管3とサー
マルジャケット管2との間の隙間を小さくすることがで
きる。
【0025】なお、本発明の真空断熱多重管は、上述の
図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項
1、2に記載の真空断熱多重管によれば、サーマルジャ
ケット管の熱収縮吸収手段を構造簡単にして安価に提供
することができ、又、サーマルジャケット管の変形状態
は内管と同様な変形状態となるため、内管とサーマルジ
ャケット管との間の隙間を小さくすることができる、等
種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空断熱多重管の実施の形態の一例の
側面図で、サーマルジャケット管が熱収縮していない場
合の状態を示す側面図である。
【図2】本発明の真空断熱多重管の実施の形態の一例の
側面図で、サーマルジャケット管が熱収縮し、熱収縮吸
収管により熱収縮が吸収された状態を示す側面図であ
る。
【図3】外管、サーマルジャケット管、内管の配置状態
を示す図1の側面断面図である。
【図4】本発明の真空断熱多重管の実施の形態の他の例
の側面図で、サーマルジャケット管が熱収縮していない
場合の状態を示す側面図である。
【図5】本発明の真空断熱多重管の実施の形態の他の例
の側面図で、サーマルジャケット管が熱収縮し、熱収縮
吸収管により熱収縮が吸収された状態を示す側面図であ
る。
【図6】真空断熱多重管の一例の断面図である。
【図7】真空断熱多重管の内管に用いる熱収縮継手の断
面図である。
【符号の説明】
1 外管 2 サーマルジャケット管 2a 熱収縮吸収管 2a’ 熱収縮吸収管 2b 短管 3 内管 4 熱収縮継手 5 ブラケット 6 ピン 7 ブラケット 8 ピン 9 ブラケット 10 ピン L 切除部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管内にサーマルジャケット管が収納さ
    れ、サーマルジャケット管内にヘリウムの流通する内管
    が収納され、内管は軸線方向所定位置を熱収縮継手によ
    り接続された真空断熱多重管であって、サーマルジャケ
    ット管の軸線方向に前記熱収縮継手に近接して形成した
    切除部に、熱収縮吸収管を配設すると共に、前記サーマ
    ルジャケット管の各端部と熱収縮吸収管の各端部との間
    に、夫々短管を配設し、前記熱収縮吸収管における軸線
    方向の各端部と該各端部に対向配置された各短管とを、
    ブラケット及びピンにより軸直角方向へ変位可能に連結
    すると共に、各短管とサーマルジャケット管の切除部の
    各端部とを、前記ブラケット及びピンとは異なる別のブ
    ラケット及びピンにより、前記軸直角方向に対し90度
    角度の異なる軸直角方向へ変位可能に連結したことを特
    徴とする真空断熱多重管。
  2. 【請求項2】 外管内にサーマルジャケット管が収納さ
    れ、サーマルジャケット管内にヘリウムの流通する内管
    が収納され、内管は軸線方向所定位置を熱収縮継手によ
    り接続された真空断熱多重管であって、サーマルジャケ
    ット管の軸線方向に前記熱収縮継手に近接して形成した
    切除部に、熱収縮吸収管を配設すると共に、該熱収縮吸
    収管の各端部とサーマルジャケット管の各端部とを、ブ
    ラケット及びピンにより軸直角方向へ変位可能に連結し
    たことを特徴とする真空断熱多重管。
JP2001158890A 2001-05-28 2001-05-28 真空断熱多重管 Pending JP2002349786A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122675A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Taiyo Nippon Sanso Corp 真空断熱配管

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122675A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Taiyo Nippon Sanso Corp 真空断熱配管

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