JP6480693B2 - 低温流体用真空断熱二重管の継手構造 - Google Patents

低温流体用真空断熱二重管の継手構造 Download PDF

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Description

本発明は、低温流体用真空断熱二重管の継手構造に関する。
従来から、種々の低温液化ガス等の低温流体を輸送する為の配管において、内管と、この内管に筒状の真空層をあけて外嵌された外管とで構成された真空断熱二重管は公知である。内管の内部に低温液化ガス(例えば、液化ヘリウム、液化水素、液化窒素、液化酸素等)を流す場合、対流熱伝達を防止する為に内管と外管との間に真空層を形成し、この真空層による断熱効果を利用した真空断熱二重管が実用に供されている。
上記の真空断熱二重管と真空断熱二重管とを接続する継手構造として、外気に接する継手フランジから内管までの伝熱距離を長くして断熱性能を確保可能にしたバイヨネット継手が実用に供されている。
特許文献1に記載のバイヨネット継手では、雄側の内管と外管とで小径の所定長さの雄側継手部を形成してその内部を真空層にし、雌側の内管と外管とで雄側継手部を挿入可能な雌側継手部を形成してその内部を真空層にし、雄側継手部の外管の径縮小部に継手フランジを設け、雌側継手部の端部に継手フランジを設け、雌側継手部に雄側継手部を微小筒状隙間を空けて挿入し、1対の継手フランジを複数のボルト・ナットで締結することで、バイヨネット継手を接続状態にする。
低温流体輸送船と陸上の設備との間で低温流体を移送する場合、陸上側のローディングアームをバイヨネット継手を介して船上の低温流体用配管のマニホールドに接続して、低温流体のアンローディングやローディングを行う。しかし、バイヨネット継手の雄側継手部と雌側継手部は、ある程度長い一定の長さを有し、両者間の微小隙間が非常に小さな隙間であるため、海上で揺動する船側の雄側継手部(又は雌側継手部)にローディングアーム側の雌側継手部(又は雄側継手部)を接続することが非常に困難で、多大の労力と時間がかかり、最悪の場合バイヨネット継手が破損する場合がある。
特開2010−169185号公報
そこで、低温流体用真空断熱二重管の継手構造として、通常の一重管の継手フランジと同様に、真空断熱二重管の端部に継手フランジを接合しておき、それら1対の継手フランジを複数のボルトとナットで締結する通常タイプの継手構造を実用可能にすることが望ましい。しかし、上記の通常タイプの継手構造を採用する場合、外気に接する継手フランジから内管までの伝熱距離が短くなり、必要な断熱性能を確保することができない。
本発明の目的は、通常の継手フランジを採用しながら断熱性能を確保可能にした低温流体用真空断熱二重管の継手構造を提供することである。
請求項1の低温流体用真空断熱二重管の継手構造は、内管と、この内管との間に真空層を空けて外嵌された外管とを有する低温流体用真空断熱二重管の継手構造において、1対の真空断熱二重管の接続端部の内管及び外管に接合状態となるように夫々設けた1対の継手フランジを複数の締結部材により締結するフランジ継手部と、1対の真空断熱二重管の接続端側所定長さ部分と前記フランジ継手部の外周側を環状空間を空けて囲む外周側包囲体であって、前記フランジ継手部の締結と締結解除を可能にするように少なくとも一部が着脱可能に構成された外周側包囲体と、前記環状空間に形成した真空層とを備えたことを特徴としている。
請求項2の低温流体用真空断熱二重管の継手構造は、請求項1の発明において、前記外周側包囲体が前記フランジ継手部とその近傍部の外周側を包囲する円筒部材を有し、この円筒部材は、真空断熱二重管の軸心を含む分割面で2分割され且つ着脱可能に構成された1対の半円筒部材を有することを特徴としている。
請求項3の低温流体用真空断熱二重管の継手構造は、請求項2の発明において、前記外周側包囲体が、一方の低温流体用真空断熱二重管に固着された第1分割体と、他方の低温流体用真空断熱二重管に固着された第2分割体とを有し、前記円筒部材の軸心方向一端部と第1分割体とが継手フランジを介してフランジ接続され、前記円筒部材の軸心方向他端部と第2分割体とが継手フランジを介してフランジ接続され、前記1対の半円筒部材の周方向端部同士が接続フランジを介してフランジ接続されたことを特徴としている。
請求項4の低温流体用真空断熱二重管の継手構造は、請求項1の発明において、前記外周側包囲体は、低温流体用真空断熱二重管の軸心を含む分割面で2分割され且つ着脱可能に構成された1対の分割包囲体からなることを特徴としている。
請求項5の低温流体用真空断熱二重管の継手構造は、請求項4の発明において、前記分割包囲体の軸心方向両端部に夫々接合された1対の半円円弧板は、1対の真空断熱二重管の外周面に接合された1対の接続フランジに複数の締結部材で夫々締結され、前記1対の分割包囲体の周方向端部同士は1対の接続フランジを介して複数の締結部材で締結されたことを特徴とする請求項4に記載の低温流体用真空断熱二重管ことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、1対の真空断熱二重管の接続端部の内管及び外管に接合状態となるように夫々設けた1対の継手フランジを複数の締結部材により締結するフランジ継手部と、1対の真空断熱二重管の接続端側所定長さ部分と前記フランジ継手部の外周側を環状空間を空けて囲む外周側包囲体と、前記環状空間に形成した真空層とを備えているため、前記真空層を介して外周側包囲体とフランジ継手部が断熱されるうえ、外周側包囲体から外管を経て継手フランジに伝熱する伝熱距離を十分に確保して断熱性能を高めることができる。
しかも、前記外周側包囲体は、前記フランジ継手部の締結と締結解除を可能にするように少なくとも一部が着脱可能に構成されたため、前記フランジ継手部の締結と締結解除に支承を来すことはない。
請求項2の発明によれば、前記外周側包囲体が前記フランジ継手部とその近傍部の外周側を包囲する円筒部材を有し、この円筒部材は、真空断熱二重管の軸心を含む分割面で2分割され且つ着脱可能に構成された1対の半円筒部材を有するため、前記フランジ継手部の締結と締結解除の際には、小型で軽量な1対の半円筒部材を着脱すればよいため、作業性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、第1,第2分割体の間を円筒部材で覆うことになるが、円筒部材の両端部が第1,第2分割体に継手フランジを介してフランジ接続され、1対の半円筒部材の周方向端部同士が接続フランジを介してフランジ接続されるため、これらフランジ接続を介して気密性を確保することができる。
請求項4の発明によれば、前記外周側包囲体は、低温流体用真空断熱二重管の軸心を含む分割面で2分割され且つ着脱可能に構成された1対の分割包囲体からなるため、外周側包囲体の構造を簡単化することができる。
請求項5の発明によれば、請求項4の発明において、前記分割包囲体の軸心方向両端部の半円円弧板は、1対の真空断熱二重管の外周面に接合された1対の接続フランジに複数の締結部材で夫々締結され、前記1対の分割包囲体の周方向端部同士は1対の接続フランジを介して複数の締結部材で締結されるため、フランジ継手部を分離した状態では、外周側包囲体を真空断熱二重管から取り外しておくことができる。
本発明の実施例1に係る低温流体用真空断熱二重管の継手構造の断面図である。 図1のII−II線断面図である。 実施例2に係る低温流体用真空断熱二重管の継手構造の断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3の分割包囲体の部分斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、低温流体用真空断熱二重管1は、低温流体である液化ガス(液化ヘリウム、液化水素、液化窒素、液化酸素等)を輸送する為の二重管である。
本願の低温流体用真空断熱二重管の継手構造10を介して接続される1対の真空断熱二重管1a,1bは、内管2a,2bと、この内管2a,2bに筒状の真空層4a,4bを空けて同心状に外嵌された外管3a,3bとを有する。内管2a,2bの内部には液化ガスを輸送する内部通路5a,5bが形成されている。尚、図示省略したが、内管2a,2bの外周側には輻射熱遮断用のスーパーインシュレーションが巻装されている。
内管2a,2bは、ステンレス鋼又はアルミニウム合金等で構成され、外管3a,3bは普通鋼又はステンレス鋼等で構成され、内管2a,2bと外管3a,3bの外径や板厚は、真空断熱二重管1の用途に応じて適宜設定される。
次に、本願の継手構造10について説明する。
この継手構造10は、フランジ継手部20と、このフランジ継手部20の外周側を環状空間30aを空けて囲む外周側包囲体30と、前記環状空間30aに形成した真空層とを備えている。フランジ継手部20は、1対の真空断熱二重管1a,1bの接続端部に夫々設けた1対の継手フランジ21a,21bを複数のボルト22aとナット22b(締結部材)により締結する構造になっている。
継手フランジ21a,21bは、真空断熱二重管1の軸心Xと直交状に配設され、真空断熱二重管1aの内管2aは継手フランジ21aの内周部に接合され、外管3aは継手フランジ21aの径方向途中部に接合され、真空断熱二重管1bの内管2bは継手フランジ21bの内周部に接合され、外管3bは継手フランジ21bの径方向途中部に接合され、継手フランジ21bの内周寄り部位に形成された環状のシール溝にはOリング等のシール部材23が装着されている。真空断熱二重管1a,1bの継手フランジ21a,21bを突き合せた状態で、これら継手フランジ21a,21bが複数のボルト22aとナット22bとで締結されている。
外周側包囲体30は、1対の真空断熱二重管1a,1bの接続端側所定長さ部分とフランジ継手部20の外周側を環状空間30aを空けて囲むものであり、この外周側包囲体30は、フランジ継手部20の締結と締結解除を可能にするように少なくとも一部が着脱可能に構成されている。外周側包囲体30は、普通鋼又はステンレス鋼等で真空層を形成可能に構成される。
外周側包囲体30は、一方の真空断熱二重管1aに固着された第1分割体31と、他方の真空断熱二重管1bに固着された第2分割体32と、第1,第2分割体31,32の間を塞ぐように配設されてフランジ継手部20とその近傍部の外周側を包囲する円筒部材33とを備えている。この円筒部材33は、軸心Xを含む分割面Aで2分割され且つ着脱可能に構成された1対の半円筒部材33U,33Lを有する。
第1分割体31は、二重管1aの外周面に内周端が接合され且つ軸心Xと直交状の環状板31aと、環状板31aの外周端に一端部が接合されてフランジ継手部20側へ延びる円筒体31bと、円筒体31bの他端部に接合された継手フランジ31cとを備えている。第2分割体32は、二重管1bの外周面に内周端が接合され且つ軸心Xと直交状の環状板32aと、環状板32aの外周端に一端部が接合されてフランジ継手部20側へ延びる円筒体32bと、円筒体32bの他端部に接合された継手フランジ32cとを備えている。 継手フランジ31c,32cの内周寄り部位に形成されたシール溝にはOリング等のシール部材34が装着されている。
円筒部材33の軸心方向一端部(左端部)には継手フランジ33aが接合され、円筒部材33の軸心方向他端部(右端部)には継手フランジ33bが接合され、継手フランジ31cと継手フランジ33aとが複数のボルト35aとナット35b(締結部材)とで締結され、継手フランジ32cと継手フランジ33bとが複数のボルト36aとナット36b(締結部材)とで締結されている。
また、1対の半円筒部材33U,33Lの周方向両端部には夫々接続フランジ37,37が接合されており、1対の半円筒部材33U,33Lの周方向端部同士が接続フランジ37,37を介してフランジ接続されている。図2に示すように、軸心Xの左側において上下1対の接続フランジ37,37を複数のボルト38aとナット38b(締結部材)で締結し、軸心Xの右側において上下1対の接続フランジ37,37を複数のボルト38aとナット38b(締結部材)で締結している。尚、上側の接続フランジ37に形成されたシール溝にはOリング等のシール部材39が装着されている。
以上説明した低温流体用真空断熱二重管の継手構造10の作用、効果について説明する。1対の真空断熱二重管1a,1bの接続端部に夫々設けた1対の継手フランジ21a,21bを複数のボルト22aとナット22bにより締結するフランジ継手部20と、1対の真空断熱二重管1a,1bの接続端側所定長さ部分とフランジ継手部20の外周側を環状空間30aを空けて囲む外周側包囲体30と、環状空間30aに形成した真空層とを備えているため、その真空層を介して外周側包囲体30とフランジ継手部20間が断熱されるうえ、外周側包囲体30から外管3a,3bを経て継手フランジ21a,21bに伝熱する伝熱距離を十分に確保して断熱性能を確保することができる。
しかも、外周側包囲体30は、フランジ継手部20の締結と締結解除を可能にするように少なくとも一部が着脱可能に構成されたため、フランジ継手部20の締結と締結解除に支承を来すことはない。
外周側包囲体30がフランジ継手部20の外周側を包囲する円筒部材33を有し、この円筒部材33は、真空断熱二重管1a,1bの軸心Xを含む分割面Aで2分割され且つ着脱可能に構成された1対の半円筒部材33U,33Lを有するため、フランジ継手部20の締結と締解除の際には、小型で軽量な1対の半円筒部材33U,33Lを着脱すればよいため、作業性を高めることができる。
第1,第2分割体31,32の間を円筒部材33で覆うことになるが、円筒部材33の両端部が第1,第2分割体31,32に継手フランジ31c,33a;32c,33bを介してフランジ接続され、1対の半円筒部材33U,33Lの周方向端部同士が接続フランジ37,37を介してフランジ接続されるため、これらフランジ接続を介して気密性を確保することができる。
この実施例の低温流体用真空断熱二重管の継手構造10Aでは、低温流体用真空断熱二重管1a,1bとそのフランジ継手部20の構造については実施例1と同様で、外周側包囲体40とその取り付け構造のみが相違するので、同様の構成要素に同一符号を付して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図3〜図5に示すように、外周側包囲体40は、1対の真空断熱二重管1a,1bの接続端側所定長さ部分とフランジ継手部20の外周側を環状空間40aを空けて囲むものであり、この外周側包囲体40は、フランジ継手部20の締結と締結解除を可能にするように少なくとも一部が着脱可能に構成されている。環状空間40aは真空層とされる。
外周側包囲体40は、低温流体用真空断熱二重管1a,1bの軸心Xを含む分割面Bで2分割され且つ着脱可能に構成された1対の分割包囲体40U,40Lからなる。
1対の分割包囲体40U,40Lは上下に対称のものであるので、上側の分割包囲体40Uについて説明する。この分割包囲体40Uは、下端開放状の半円筒体41と、この半円筒体41の左右両端部に接合された左右1対の半円円弧板42a,42bであって軸心Xと直交状の1対の半円円弧板42a,42bと、半円筒体41の周方向両端部に接合された接続フランジ43と、1対の半円円弧板42a,42bの下端部に接合されてフランジ継手部20と反対側へ延びる接続フランジ44とを備えている。尚、上側の接続フランジ43,44に形成されたシール溝にはOリング等のシール部材45が装着されている。
1対の真空断熱二重管1a,1bの外周面には、左右1対の半円円弧板42a,42bの内面に当接するように、環状の接続フランジ46a,46bが接合されている。分割包囲体40Uの軸心方向両端部の1対の半円円弧板42a,42bは、二重管1a,1bの外周面に固定された1対の接続フランジ46a,46bに複数のボルト47aとナット47b(締結部材)とで夫々締結されている。このことは、分割包囲体40Lについても同様である。
尚、接続フランジ46a,46bの内周寄り部位に形成されたシール溝にはOリング等のシール部材46sが装着されている。尚、ナット47bは接続フランジ46a,46bに予め固定しておくものとする。
1対の分割包囲体40U,40Lの周方向端部同士は1対の接続フランジ43,43を介して複数のボルト48aとナット48b(締結部材)とで締結されている。1対の半円円弧板42a,42bの端部の接続フランジ44同士は複数のボルト49aとナット49b(締結部材)とで締結されている。
以上説明した低温流体用真空断熱二重管の継手構造10Aの作用、効果について説明する。外周側包囲体40は、低温流体用真空断熱二重管1の軸心Xを含む分割面Bで2分割され且つ着脱可能に構成された1対の分割包囲体40U,40Lからなるため、外周側包囲体40の構造を簡単化することができる。
分割包囲体40U,40Lの軸心方向両端部の半円円弧板42a,42bは、1対の真空断熱二重管1a,1bの外周面に接合された1対の接続フランジ46a,46bに複数のボルト47aとナット47bとで夫々締結され、1対の分割包囲体40U,40Lの周方向端部同士は1対の接続フランジ43,43を介して複数のボルト48aとナット48bとで締結されるため、フランジ継手部20を分離した状態では、外周側包囲体40を真空断熱二重管1a,1bから取り外しておくことができる。
前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1)外周側包囲体30,40には、真空層を形成する為に真空引きする為の配管接続金具が設けられる。
2)外周側包囲体30の内側の外管3a,3b(環状板31aから継手フランジ21aまでの外管3aと、環状板32aから継手フランジ21bまでの外管3b)を意図的に長くする構造(例えば、蛇腹構造等)を設けてもよい。それにより、伝熱距離を大きくしてより高い断熱性能を付与することができる。
3)その他、当業者であれば前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明は通常の継手フランジを採用しながら断熱性能を確保可能にした低温流体用真空断熱二重管の継手構造を提供することである。
1a,1b 低温流体用真空断熱二重管
2a,2b 内管
3a,3b 外管
4a,4b 真空層
10,10A 低温流体用真空断熱二重管の継手構造
20 フランジ接続部
21a,21b 継手フランジ
22a,22b ボルト,ナット
30,40 外周側包囲体
30a,40a 環状空間
31,32 第1,第2分割体
31c,33a 継手フランジ
32c,33b 継手フランジ
33 円筒部材
33U,33L 半円筒部材
37 接続フランジ
40U,40L 分割包囲体
42a,42b 半円円弧板
43 接続フランジ
46a,46b 接続フランジ
47a,47b ボルト,ナット
48a,48b ボルト,ナット
49a,49b ボルト,ナット

Claims (5)

  1. 内管と、この内管との間に真空層を空けて外嵌された外管とを有する低温流体用真空断熱二重管の継手構造において、
    1対の真空断熱二重管の接続端部の内管及び外管に接合状態となるように夫々設けた1対の継手フランジを複数の締結部材により締結するフランジ継手部と、
    1対の真空断熱二重管の接続端側所定長さ部分と前記フランジ継手部の外周側を環状空間を空けて囲む外周側包囲体であって、前記フランジ継手部の締結と締結解除を可能にするように少なくとも一部が着脱可能に構成された外周側包囲体と、
    前記環状空間に形成した真空層とを備えたことを特徴とする低温流体用真空断熱二重管の継手構造。
  2. 前記外周側包囲体が前記フランジ継手部とその近傍部の外周側を包囲する円筒部材を有し、この円筒部材は、真空断熱二重管の軸心を含む分割面で2分割され且つ着脱可能に構成された1対の半円筒部材を有することを特徴とする請求項1に記載の低温流体用真空断熱二重管の継手構造。
  3. 前記外周側包囲体が、一方の低温流体用真空断熱二重管に固着された第1分割体と、
    他方の低温流体用真空断熱二重管に固着された第2分割体とを有し、
    前記円筒部材の軸心方向一端部と第1分割体とが継手フランジを介してフランジ接続され、前記円筒部材の軸心方向他端部と第2分割体とが継手フランジを介してフランジ接続され、前記1対の半円筒部材の周方向端部同士が接続フランジを介してフランジ接続されたことを特徴とする請求項2に記載の低温流体用真空断熱二重管の継手構造。
  4. 前記外周側包囲体は、低温流体用真空断熱二重管の軸心を含む分割面で2分割され且つ着脱可能に構成された1対の分割包囲体からなることを特徴とする請求項1に記載の低温流体用真空断熱二重管の継手構造。
  5. 前記分割包囲体の軸心方向両端部に夫々接合された1対の半円円弧板は、1対の真空断熱二重管の外周面に接合された1対の接続フランジに複数の締結部材で夫々締結され、前記1対の分割包囲体の周方向端部同士は1対の接続フランジを介して複数の締結部材で締結されたことを特徴とする請求項4に記載の低温流体用真空断熱二重管の継手構造。



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