JP2002349483A - ウォータポンプ - Google Patents

ウォータポンプ

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JP2002349483A
JP2002349483A JP2001154162A JP2001154162A JP2002349483A JP 2002349483 A JP2002349483 A JP 2002349483A JP 2001154162 A JP2001154162 A JP 2001154162A JP 2001154162 A JP2001154162 A JP 2001154162A JP 2002349483 A JP2002349483 A JP 2002349483A
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JP
Japan
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bearing
water
water pump
receiving member
shaft
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Application number
JP2001154162A
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English (en)
Inventor
Junya Yamamoto
淳也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一時的な漏水を封じ込めるようにしたウォー
タポンプをすること。 【解決手段】 水室側からシール機構を介してベアリン
グ側に漏洩した水を暫時収容する受け部材を、ベアリン
グの軸方向端部側に位置するように、ハウジングに設け
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォータポンプに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特許第2967369号公報に開
示されているように、ウォータポンプは、一般には、内
部に水室が形成されたエンジンボディの外部に固定され
て前記水室の開口部を封鎖するハウジングと、ベアリン
グを介して前記ハウジング内に回転可能に装架されたシ
ャフトと、前記シャフトの一端に固定されて前記水室内
に配設されるインペラと、前記シャフト及び前記インペ
ラを回転させる駆動手段と、前記ベアリングを前記水室
に対してシールするシール機構とを備える。しかして、
このウォータポンプにおいて採用されるシール機構は公
知構成のメカニカルシールであり、メカニカルシールは
その特性によってエンジンの作動には支障のない程度の
微少な冷却水漏れが生じる場合がある(例えば、メカニ
カルシール摺動面間に異物が混入すると漏水が生じ、異
物が排除されれば漏水が停止するが如し)が、このよう
な場合、シール機構に不具合が発生した場合と同様に、
シール機構を介して水室側からベアリング側に漏洩した
水は、排出通路を通って外部に排出されるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の技術のウォータポンプにおいては、水がシール機構を
介して水室側からベアリング側に漏洩した場合は、この
漏洩した水は、直ちに、排出通路を通って外部に排出さ
れるように構成されている。かような構成の採用は、エ
ンジンの作動には支障のない程度の微少な冷却水漏れが
一時的に生じる場合(例えば、メカニカルシール摺動面
間に異物が混入すと漏水が生じ、異物が排除されれば漏
水が停止するが如し)、外部に漏れた水の痕跡が残り、
これがために当該ウォータポンプが不良品であるとの謗
りを受ける危惧があった。
【0004】それ故に、本発明は、かような不具合のな
いウォータポンプを提供することを、その技術的課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために講じた第1の技術的手段は、一端にインペ
ラが配設されたシャフトと、該シャフトと結合されたプ
ーリと、シャフトが挿通された円筒状の支承部を有する
ハウジングと、支承部の外周とプーリの内周との間に配
設されたベアリングと、シャフトの外周面と支承部の内
周面との間に画成された円筒状空間と、該円筒状空間の
一端を封止するシール部材とを備えたウォータポンプに
おいて、前記円筒状空間の他端に受け部材を配設したこ
とを特徴とするウォータポンプを構成したことである。
【0006】第1の技術的手段によれば、水室側からシ
ール機構を介してベアリング側に漏洩した水を暫時収容
できる。
【0007】上記した技術的課題を解決するために講じ
た第2の技術的手段は、請求項2に示すように、受け部
材をベアリングと隣接させたことを特徴とするウォータ
ポンプを構成したことである。
【0008】第2の技術的手段によれば、受け部材はベ
アリングにて位置決めされ組付けられる。
【0009】上記した技術的課題を解決するために講じ
た第3の技術的手段は、受け部材は円筒状の支承部とベ
アリングとの間に挟持されることを特徴とするウォータ
ポンプを構成したことである。
【0010】第3の技術的手段によれば、受け部材は円
筒状の支承部とベアリングとの間に嵌合組付けされる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の具体例を、添付図1乃至
図4に基づいて説明する。
【0012】図1及び図2において、ウォータポンプ1
0のハウジング12は、周知のように図示されない締結
手段により、エンジンシリンダブロック(エンジンボデ
ィ)90に、シールリング80を介して、固定されてい
る。ハウジング12には、基端(右端)側及び先端(左
端)側に夫々大径部12a及び小径部12bを備える段
付形状の筒部(円筒状の支承部)が形成されている。筒
部の小径部12b上にはベアリング14のインナーレー
スが固定的に外嵌されている。しかして、ベアリング1
4のインナーレース右端面は筒部12の大径部12aに
隣接している。
【0013】ベアリング14のアウターレース上には、
プーリ20が一体回転可能に、外嵌されている。プーリ
20は、円筒カップ状の回転体18の軸方向の外周部と
しての形態となっている。しかして、回転体18の底部
22図1の左側の中心には、この底部22から遠ざかる
方向(図1の右方向)に延在する中空状(筒状)のシャ
フト部材(シャフト)24が一体成形されている。この
プーリ20、底部22及びシャフト部材24を一体化し
た回転体18は、鋼板の板材を、プーリ20及びシャフ
ト部材24が同芯となるようにプレス加工し、その後、
耐蝕処理することにより、得られる。また、シャフト部
材24の外周面とハウジング12の大径部12a、小径
部12bの内周面との間には円筒状空間26が画成され
る。
【0014】シャフト部材24の右端部には、インペラ
30が一体回転可能に固定されている。すなわち、イン
ペラ30は基部30aと基部30aの右面の周縁部から
突出した複数の羽根30b及び基部30aの中央部から
左方向に突出する中空突起部30cを一体成形してなる
もので、中空突起部30cを中空のシャフト部材24の
右端部に圧入ないしは密嵌することにより、シャフト部
材24の右端部には、インペラ30が一体回転可能に固
定される。インペラ30も、また、鋼板の板材をプレス
加工した後、耐蝕処理することにより得られる。インペ
ラ30は、エンジンシリンダブロック90の内部に形成
され且つ開口部がハウジング12により閉塞された水室
95内に配設される。水室95は、図示されないエンジ
ン冷却水回路の構成要素となっており、駆動源(図示
略)からベルト85を介して回転力がプーリ20に伝達
されると、シャフト24及びインペラ30が一体回転
し、水室95を含むエンジン冷却水回路を、冷却水が循
環するようになっている。
【0015】シャフト部材24の外周面とハウジング1
2の大径部12a、小径部12bの内周面との間に画成
される円筒状空間26の一端(水室95との境界部)に
は、シール機構50が配設されており、このシール機構
50により、ベアリング14が水室95に対して水密的
に隔離されるようになっている。しかして、シール機構
50は周知のメカニカルシールの形態をなしており、ハ
ウジング12の筒部の大径部12a内周側に固定される
固定リング50aとシャフト部材24の右端部上に固定
されて固定リング50aに対して相対回転可能且つ常時
液密関係を確立すべく接触する回転リング50bとから
構成される。
【0016】円筒状空間26の他端には、ハウジング1
2の筒部の小径部12bの先端部(左端部)の下側に、
樹脂若しくは金属で形成された上方開放の短い弓形容器
の形態をなす受け部材60が、ベアリング14のインナ
レース左側に近接する態様で、固定されている。この容
器たる受け部材60は、シール機構50に露呈する円筒
状空間26と連通している。しかして、例えば固定リン
グ51aと回転リング51bとの摺動面部に微少な異物
が挟まり水がシール機構50を介して水室95からベア
リング14側つまり円筒状空間26に漏れた場合、この
漏洩した水は、受け部材60内に収容されるようになっ
ている。そして、微少な異物は、回転リング51bが更
に回転すると排除されるので、漏水は止み、受け部材6
0内に収容された水は、エンジン回転中は常時摂氏80
〜90度に熱せられるエンジンブロック90からの伝熱
により蒸発するようになっている。尚、漏水が一時的な
ものでなくシール機構50の不具合に起因する場合は、
当該漏水は受け部材60に収容しきれず、回転体18の
底部22の孔22a及び/又はベルト85に重畳しない
ようにプーリ20を貫通する孔(図示略)から外部に流
出し、異常が検知される。
【0017】また、受け部材60は、図示された位置に
おいて、ベアリング14のインナーレースの左側面に固
定しても良いし、ベアリング14の右側に位置させても
良い。後者の場合は、ハウジング12の筒部の大径部1
2aの下側に孔を開け、円筒状空間26と受け部材60
との連通を確保する必要がある。
【0018】尚、プーリ20とシャフト24は、別体に
形成しても良いことは、勿論である。
【0019】図3及び図4に、他の形態のウォータポン
プ100を示す。このウォータポンプ100は、図1及
び図2に示すウォータポンプ10とは、受け部材60の
構造が異なるだけであり、他の部位の構造は全て同一で
ある。すなわち、受け部材60を構成する環状内周溝が
形成された部材62の右側からは、縮径された円筒ボス
部64が一体的に突出されており、この円筒ボス部64
が、全長・全周に亘り、ベアリング14のインナーレー
スとハウジング12の筒部の小径部12bとの間に挟持
されている。そして、受け部材60を構成する環状内周
溝が円筒状空間26と連通しており、例えば固定リング
51aと回転リング51bとの摺動面部に微少な異物が
挟まり水がシール機構50を介して水室95からベアリ
ング14側つまり円筒状空間26に漏れた場合、この漏
洩した水は、受け部材60内に収容されるようになって
いる。そして、微少な異物は、回転リング51bが更に
回転すると排除されるので、漏水は止み、受け部材60
内に収容された水は、エンジンブロック90からの伝熱
により蒸発するようになっている。また、漏水が一時的
なものでなくシール機構50の不具合に起因する場合
は、当該漏水は受け部材60に収容しきれず、回転体1
8の底部22の孔22aから外部に流出し、異常が検知
される。
【0020】尚、円筒ボス部64をベアリング14のイ
ンナーレースとハウジング12の筒部の小径部12bと
の間に挟持するだけで、つまり、近接部材との相対位置
関係を配慮せずに、受け部材60の装着がなされること
になるので、組み付けが円滑に行なえる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、水室側からシール機構
を介してベアリング側に漏洩した水を収容する受け部材
をハウジングに設けたので、シール機構の不具合によら
ない一時的な漏水は外部に排出されず、漏水の痕跡によ
り当該ウォータポンプが不良品であるとの謗りを受ける
ことがない。そして、漏水が止んだ後は、受け部材に収
容された水は、エンジンからの伝熱により蒸発するの
で、別途、排水の労がない。
【0022】また、受け部材は、ベアリングの軸方向端
部側に位置しているので、ベアリングの半径外方向側に
設ける場合に比べて、装置自体のコンパクト化を図るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態に係るウォータポンプがエ
ンジンブロックに固定されたときの部分側面図である。
【図2】本発明の第1の形態に係るウォータポンプの側
面図である。
【図3】本発明の第2の形態に係るウォータポンプがエ
ンジンブロックに固定されたときの部分側面図である。
【図4】本発明の第1の形態に係るウォータポンプの側
面図である。
【符号の説明】
10 ウォータポンプ 12 ハウジング 14 軸受 18 回転体 20 プーリ(駆動手段) 24 シャフト 26 円筒状空間 30 インペラ 50 シール機構 60 受け部材 85 ベルト(駆動手段) 90 エンジンブロック 95 水室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にインペラが配設されたシャフト
    と、 該シャフトと結合されたプーリと、 シャフトが挿通された円筒状の支承部を有するハウジン
    グと、 支承部の外周とプーリの内周との間に配設されたベアリ
    ングと、 シャフトの外周面と支承部の内周面との間に画成された
    円筒状空間と、 該円筒状空間の一端を封止するシール部材とを備えたウ
    ォータポンプにおいて、 前記円筒状空間の他端に受け部材を配設したことを特徴
    とするウォータポンプ。
  2. 【請求項2】 前記受け部材を前記ベアリングと隣接さ
    せたことを特徴とする請求項1に記載のウォータポン
    プ。
  3. 【請求項3】 前記受け部材は前記支承部と前記ベアリ
    ングとの間に挟持されることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載のウォータポンプ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009091946A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Nsk Ltd ウォーターポンプ
JP2011127539A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Hitachi Automotive Systems Ltd 自動車用ウォータポンプ及び軸受構造
EP2500572A3 (de) * 2011-03-17 2018-01-03 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Antriebsanordnung einer Pumpe, sowie Antriebsscheibe für eine Pumpe

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009091946A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Nsk Ltd ウォーターポンプ
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