JP2002349185A - 動的圧入工法における方向修正制御方法及び装置 - Google Patents

動的圧入工法における方向修正制御方法及び装置

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JP2002349185A JP2001151471A JP2001151471A JP2002349185A JP 2002349185 A JP2002349185 A JP 2002349185A JP 2001151471 A JP2001151471 A JP 2001151471A JP 2001151471 A JP2001151471 A JP 2001151471A JP 2002349185 A JP2002349185 A JP 2002349185A
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Yuichi Miura
雄一 三浦
Minoru Tanaka
実 田中
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敏彦 高梨
Hidenori Hino
英則 日野
Masashi Miyatake
昌志 宮武
Kyoichi Miyazaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土質によらず意図した推進曲線を得ることが
でき、方向修正制御精度の向上を図り得る動的圧入工法
における方向修正制御方法及び装置を提供する。 【解決手段】 先端装置1を方向修正装置6により屈曲
部5で中折れさせた状態で、先端装置1の先端ヘッド1
07を振動発生装置100により推進方向と平行な方向
へ加振して地中に振動を与え、複推進機構160により
先端装置1の屈曲部5より先端側を伸長させ所要量だけ
複推進させた後、元押装置8を伸長させて先端装置1を
押圧しつつ複推進機構160が同期して収縮していくよ
うにすることにより、先端装置1の推進方向D1を変更
しつつ推進させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杭打機のように地
中に軸心方向の振動を付与することにより、地中に横
穴、縦穴等のトンネルを構築する際、先端装置の推進方
向を修正するための動的圧入工法における方向修正制御
方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】管を地中に埋設するための工法として
は、立坑に設置した元押装置により先端装置をただ単
に押圧し、土砂を掘削することなく地中に圧入させる静
的圧入工法、先端装置としての掘削機で土砂を掘削す
ると共に掘削した土砂を排土しながら地中で掘削機を推
進させる掘削工法、特開昭60−148997号公報
に示す工法で、本出願の図19及び図20に示すよう
に、加振機aを作動させて、先端装置としての振動発生
装置bの前部cを加振すると共に、該振動発生装置b周
囲の土砂dに振動を与えて流動化させ、立坑eに設置し
た元押装置fにより押圧することにより土砂を掘削する
ことなく振動発生装置bを圧入するようにした動的圧入
工法がある。
【0003】前記各工法において地中に埋設物等の障害
物がある場合には、先端装置の推進方向を修正する必要
があり、該先端装置の推進方向を修正する装置として
は、特開昭58−222291号公報に示す装置があ
る。この特開昭58−222291号公報に示す装置
は、本出願の図21に示すように、倍力機構として装置
の推進方向と平行に伸長する位置決めジャッキgにより
主動楔部材hを介して受動楔部材iの楔面を押し、受動
楔部材iの前方の穿孔ヘッドj、推進ジャッキkを球軸
受mを介して傾斜させ、装置の推進方向を変更して障害
物を避けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き障害物を避けるよう先端装置の推進方向を修正する
装置は、主動楔部材hを介して受動楔部材iの楔面を押
す位置決めジャッキgのストロークが推進方向に長くな
るため、装置の推進方向の全長が長くなり、出発点とな
る立坑への搬入が困難になると共に、装置の方向制御を
行う制御性が悪いという問題があった。
【0005】こうした問題を解決すべく、本発明者等
は、以下に示すような方向修正装置を発明し、既に出願
している。
【0006】図5〜図10は本発明者等が発明した方向
修正装置の一例である。
【0007】前記方向修正装置が適用される管埋設装置
は図10に示され、図中、1は先端装置である。
【0008】先端装置1は、推進方向D1前方側に位置
する前部4と、先端装置1の前部4の推進方向D1後方
に接続されると共に、推進中に推進方向D1を修正させ
るための屈曲部5を備えた方向修正装置6を備えてお
り、7は先端装置1において方向修正装置6の推進方向
D1後方に配置された挿入管、8は立坑9内に配設され
て押圧板10を介し挿入管7の後端を押圧するようにし
た液圧ジャッキ等の元押装置である。
【0009】而して、上記管埋設装置においては、元押
装置8を伸長させて押圧板10を介し挿入管7を地中に
圧入し、挿入管7により先端装置1を押圧することによ
り先端装置1を推進させるようにしている。
【0010】又、管埋設装置は、方向修正装置6の屈曲
部5により先端装置1の前部4を傾動させ、更に元押装
置8を伸長させることにより押圧板10及び挿入管7を
介して先端装置1を押圧し、先端装置1の推進方向D1
を変更しつつ推進させるようにしている。
【0011】このような方向修正装置6の詳細は図5〜
図8に示されており、方向修正装置6は、屈曲部5を備
えた方向修正部11を、前段部の前段円筒部12と後段
部の後段円筒部13とにより構成している。
【0012】前段円筒部12は、先端装置1の前部4に
着脱可能な接続部14を介して前方壁15を配し、該前
方壁15の推進方向D1後方に、先端装置1の前部4と
略同径に形成される第一の外筒16と、該第一の外筒1
6と同心に形成され且つ推進方向D1後方へ張り出す円
筒状の内筒17とを設けてなる構成を有しており、前記
内筒17における前方壁15の近傍には、内筒17の軸
線上に中心を有する凸状球面座18を形成してあり、該
凸状球面座18の表面には、カーボン等の固体潤滑被膜
19を形成してある。
【0013】前記前段円筒部12の推進方向D1後方に
位置する後段円筒部13は、前段円筒部12の第一の外
筒16と略同径の第二の外筒20を備え、該第二の外筒
20の先端には、前段円筒部12の第一の外筒16と内
筒17との間に位置し且つ凸状球面座18を推進方向D
1の投影面積で広く受ける凹状球面座21を形成してお
り、前記凸状球面座18に接する凹状球面座21の内周
面には凸状球面座18と同様なカーボン等の固体潤滑被
膜22を形成し、凹状球面座21の外周面には複数の環
状溝23(図5では二本)を設け、該環状溝23には、
前段円筒部12の第一の外筒16と後段円筒部13の凹
状球面座21との間の隙間から内部に土砂が流入するこ
とを防ぐためのU字状のパッキン24を嵌入してある。
【0014】又、前記凹状球面座21の外周面で環状溝
23の推進方向D1後方には、前段円筒部12が傾動し
た際に前段円筒部12の第一の外筒16における推進方
向D1後端が凹状球面座21の外周面に接触しないよう
所定の大きさの溝25を形成してある。
【0015】前記後段円筒部13の第二の外筒20にお
ける凹状球面座21の推進方向D1後方には、図5及び
図7に示す如く、内筒17における凸状球面座18の回
動中心から推進方向D1後方へ最も離れた位置、即ち内
筒17の推進方向D1後端に位置するよう四本の液圧ジ
ャッキ26を配設してあり、該四本の液圧ジャッキ26
は、内筒17を周方向へ等間隔に囲むと共に、内筒17
を径方向に挟み込む二本を一対として構成されている。
【0016】ここで、内筒17の外周面と液圧ジャッキ
26との構造を説明すると、図7に示す如く、内筒17
の外周面には接線方向へ延在する複数の平面(図7では
四個所)を形成して滑り軸受け板27を配しており、該
滑り軸受け板27には、球面座28を備えて首を振れる
ようにした液圧ジャッキ26の先端部を面接触させるよ
うにしてある。
【0017】前記後段円筒部13の第二の外筒20にお
ける複数の液圧ジャッキ26のうち二本の液圧ジャッキ
26の間には、内筒17の径方向に向かう二本のストロ
ーク検出器29を内筒17の周方向へ位相をずらして略
直角に配置し、残りの二本の液圧ジャッキ26の間に
は、ストローク検出器29と同様に内筒17の径方向に
向かう二本の土圧検出器30を内筒17の周方向へ位相
をずらして略直角に配置してある。
【0018】一方、図5及び図6に示す如く、後段円筒
部13の推進方向D1後端部、即ち方向修正部11の推
進方向D1後端部には、後段円筒部13の第二の外筒2
0に対し同心状で外径が略同一に形成され且つ推進方向
D1後端部に蓋体31が取り付けられた中空の後方筒部
32が接続され、該後方筒部32の中空部内には、方向
修正部11の前段円筒部12を傾動させるために必要な
油圧回路を構成する各種機器及び制御系統を構成する各
種機器が収納されるようになっている。
【0019】前記後方筒部32に収納されている機器
は、油圧回路を構成する三位置切換弁である電磁制御弁
34、各液圧ジャッキ26に対応する圧力センサ35、
地中の土内にベントナイト等の滑材を供給するよう後方
筒部32の周方向表面に形成された滑材供給ノズル3
6、制御系統におけるストローク検出器29用のアン
プ、推進方向D1を制御するジャイロ37、発生する磁
界により地上で位置を検出させる電磁コイル38、各部
材に給電するバッテリ39、及び省配線ユニット等であ
る。又、二本ずつで構成される二対の液圧ジャッキ26
は、先端装置1の推進方向D1後方へ延在する管路40
を介して、各対に対応するそれぞれの電磁制御弁34に
接続されており、それぞれの電磁制御弁34に接続され
た後述の図8における管路41,42は、送給管路47
及び戻り管路48に接続され、該送給管路47及び戻り
管路48には、蓋体31に取り付けられ且つ油圧ユニッ
ト60へ接続可能なカップラ43,44と、振動発生装
置の油圧系へ接続可能なカップラ45,46とが接続さ
れている。
【0020】前記滑材供給ノズル36には管路49の先
端が接続され、該管路49は後方筒部32の中空部を通
って後方へ延在し、蓋体31に取り付けられたカップラ
50に接続されている。又、管路49の中途位置には分
岐部分(図示せず)が設けられており、該分岐部分から
後方筒部32の中空部を通って前方側へ延在する管路5
2は、先端装置1の前部4の油圧系へ着脱可能なカップ
ラ51に接続されている。
【0021】尚、図6中、53は、前段円筒部12の第
一の外筒16における推進方向D1後端に凸設されたキ
ー状の回り止め部材であり、該回り止め部材53は、後
段円筒部13の第二の外筒20における推進方向D1先
端に設けた切欠き状の案内手段54と係合しており、こ
れにより、推進時に前段円筒部12が円周方向へ回動し
ないよう動きを規制されている。
【0022】一方、前記液圧ジャッキ26により前段円
筒部12の方向、即ち先端装置1の推進方向D1を変更
する油圧回路は図8に示されており、60は油圧ユニッ
ト、61は傾動用の油圧回路である。
【0023】前記油圧ユニット60は地上に設置されて
おり、電動機62により駆動される油圧ポンプ63の吐
出側には、中途部に逆止弁64及び可変絞り付逆止弁6
5を、又、油流れ方向D2下流端にカップラ66を設け
た管路67が接続されている。又、前記油圧ユニット6
0は、油流れ方向D2上流端にカップラ68が接続され
且つ油をタンク69に戻すようにした戻り管路70を備
え、油圧ポンプ63には、タンク69から油を吸い込む
ための吸引管路71が接続されている。
【0024】又、管路67における逆止弁64の油流れ
方向D2下流側には、中途部に切換弁72が接続されて
一端が戻り管路70に接続された管路73の他端が接続
されている。油圧ユニット60の管路67と戻り管路7
0とをつなぐ管路途中には、管路67側の圧力が設定値
を越えた場合に油を戻り管路70側へ逃がすためのリリ
ーフ弁74を設けてある。
【0025】前記油圧回路61を構成する各機器は後方
筒部32内に収納されており、油圧ユニット60のカッ
プラ66と管路75を介して接続し得るようにしたカッ
プラ43には、先端装置1の前部4の油圧ユニット(図
示せず)に接続可能なカップラ45へ通じる送給管路4
7が接続されると共に、油圧ユニット60のカップラ6
8と管路76を介して接続し得るようにしたカップラ4
4には、先端装置1の前部4の油圧ユニット(図示せ
ず)に接続可能なカップラ46へ通じる戻り管路48が
接続されている。
【0026】又、送給管路47の中途部には、二つの電
磁制御弁34に接続される管路41が接続され、戻り管
路48の中途部には、二つの電磁制御弁34に接続され
る管路42が一本の管路77にまとめられて接続されて
おり、まとめられた一本の管路77には第一の弁として
のリリーフ弁78が設けられている。
【0027】一方、前記電磁制御弁34には、各液圧ジ
ャッキ26のヘッド側液圧室79へ通じる管路40と接
続され且つ途中に可変絞り付逆止弁80を有する管路8
1が接続されており、可変絞り付逆止弁80は、液圧ジ
ャッキ26のヘッド側液圧室79から戻る油の流量を制
御するようになっている。
【0028】又、前記管路81の管路40に対する接続
位置から可変絞り付逆止弁80までの中途部には、逆止
弁82を備えた管路83が分岐接続され、該管路83
は、一本の管路84にまとめられて第二の弁としてのリ
リーフ弁85を介し戻り管路48に接続されている。
【0029】ここで、前記リリーフ弁78は、所定の液
圧ジャッキ26が内筒17を押圧することによりそれと
対向する液圧ジャッキ26が内筒17によって押圧され
た際に、対向する戻り側の液圧ジャッキ26のヘッド側
液圧室79、管路40、管路81、電磁制御弁34、管
路42の一連の流路の圧力がゼロにならないよう所定の
圧力に設定されている。
【0030】前記液圧ジャッキ26を介して前段円筒部
12を傾動させる際の制御装置は、図9に示されてお
り、圧力センサ35で検出したそれぞれの液圧ジャッキ
26の推力である液圧ジャッキ圧力P1、ストローク検
出器29で検出した内筒17延いては前段円筒部12の
変位方向X1、土圧検出器30で検出した後段円筒部1
3の第二の外筒20に作用する土圧力P2は、それぞれ
検出信号として地上に設置した制御装置90の演算制御
部91へ与え得るようになっている。
【0031】前記前段円筒部12の傾動時における液圧
ジャッキ26の選択Sa、液圧ジャッキ26の伸長量L
aはCPU等の上位系制御装置92若しくはオペレータ
より、制御装置90の演算制御部91へ設定し得るよう
になっており、その他の操作指令C1も制御装置90の
演算制御部91へ与え得るようになっている。又、制御
装置90の演算制御部91から上位系制御装置92へ
は、動作状態情報Iを与え得るようになっている。
【0032】又、上位系制御装置92等から与えられた
種々のデータを基に、制御装置90における演算制御部
91からは、電磁制御弁34に切換指令V1を与え得る
ようになっている。尚、図9中、93は制御装置90に
おける演算制御部91からの動作状態データを表示する
ための表示部である。
【0033】次に、上記方向修正装置6の作動を説明す
る。
【0034】先端装置1の方向を変更する際において、
図8に示す油圧回路61のリリーフ弁78、リリーフ弁
85は、リリーフ弁78の設定圧をPO1、リリーフ弁
85の設定圧をPO2とした場合、常にPO1<PO2
となるよう圧力調整が行われており、油圧ユニット60
では、油が流通するよう切換弁72が切換わった状態で
油圧ポンプ63は電動機62により駆動されており、油
圧ポンプ63から吐出された油は、管路67,73、切
換弁72、戻り管路70を通ってタンク69へ循環して
いる。
【0035】又、上位系制御装置92から、先端装置1
即ち前段円筒部12の変位方向及び変位量に対応する液
圧ジャッキ26の選択Sa、液圧ジャッキ26の伸長量
La、その他の操作指令C1等の信号が制御装置90の
演算制御部91に与えられている。このため、推進方向
D1の変更を開始する操作ボタンをオンにすることによ
り、制御装置90の演算制御部91からは油圧ユニット
60の切換弁72に切換指令が与えられて管路73の油
が切換弁72を通過しないように切り換わり、同時に油
圧回路61の二つの電磁制御弁34のうち少なくとも一
つに切換指令が与えられて、一対の液圧ジャッキ26の
うち一方の管路81を送給側の管路41に接続すると共
に他方の管路81を戻り側の管路42に接続するか、或
いは他方の管路81を送給側の管路41に接続すると共
に一方の管路81を戻り側の管路42に接続するよう、
電磁制御弁34の切換が行われている。
【0036】このため、二つの電磁制御弁34のうち一
方の電磁制御弁34において、一対の液圧ジャッキ26
のヘッド側液圧室79に接続された一方の管路81を送
給側の管路41に接続すると共に他方の管路81を戻り
側の管路42に接続するよう、切換が行われている場合
には、油圧ポンプ63から吐出された油は、管路67,
75,47,41を経て電磁制御弁34を通り、管路8
1から管路40を経て液圧ジャッキ26のヘッド側液圧
室79へ導入され、液圧ジャッキ26を伸長させること
により内筒17を押圧しており、同時に、相対する液圧
ジャッキ26のヘッド側液圧室79の油は排出され、他
方の管路40,81を経て電磁制御弁34を通り、管路
42から管路77及びリリーフ弁78を介して、戻り管
路48、管路76,70を通り、タンク69に戻され
る。
【0037】又、二つの電磁制御弁34のうち一方の電
磁制御弁34において、一対の液圧ジャッキ26のヘッ
ド側液圧室79に接続された他方の管路81を送給側の
管路41に接続すると共に一方の管路81を戻り側の管
路42に接続するよう、切換が行われている場合には、
油圧ポンプ63から吐出された油は、管路67,75,
47,41を経て電磁制御弁34を通り、上記の場合の
他方の管路81から管路40を経て逆側の液圧ジャッキ
26のヘッド側液圧室79へ導入され、逆側の液圧ジャ
ッキ26を伸長させることにより内筒17を逆方向に押
圧しており、同時に、相対する液圧ジャッキ26のヘッ
ド側液圧室79の油は排出され、上記の場合の一方の管
路40,81を経て電磁制御弁34を通り、管路42か
ら管路77及びリリーフ弁78を介して、戻り管路4
8、管路76,70を通り、タンク69に戻される。
【0038】更に、二つの電磁制御弁34のうち他方の
電磁制御弁34において、他の一対の液圧ジャッキ26
が作動する場合には、上記の一方の電磁制御弁34と略
同様に作動し、二つの電磁制御弁34を同時に作動させ
た場合には、互いに直交する方向に配設された二対の液
圧ジャッキ26が所要方向へそれぞれ伸縮する形とな
り、このときの内筒17の押圧方向は二対の液圧ジャッ
キ26の伸長方向を合わせたものになる。
【0039】ここで、前記内筒17の傾動角度は、内筒
17の周方向へ位相をずらして略直角に配置された二本
のストローク検出器29により傾動のデータが検出さ
れ、該検出された値を演算することにより求められる。
【0040】而して、所定の液圧ジャッキ26を所定量
で伸長させると、該液圧ジャッキ26は前段円筒部12
の内筒17を径方向に押圧し、凸状球面座18の球中心
を回動中心として前段円筒部12を所定変位量で傾動さ
せ、先端装置1の前部4を所望方向へ向ける。
【0041】続いて、先端装置1の推進方向D1を更に
変更する際には、圧力センサ35により液圧ジャッキ圧
力P1が、又、ストローク検出器29により前段円筒部
12の変位方向X1が、更に、土圧検出器30により後
段円筒部13の外周面に作用する土圧力P2が、それぞ
れ検出されて制御装置90における演算制御部91に与
えられ、所定の演算が行なわれることにより、切換指令
V1により電磁制御弁34が適切な状態に制御される。
【0042】このため、制御装置90は、傾動時の前段
円筒部12の変位方向及び変位量に対応する液圧ジャッ
キ26の選択Sa、液圧ジャッキ26の伸長量La、そ
の他の操作指令C1を任意に設定すると共に、前述の検
出データを基として前段円筒部12の傾動方向を予め設
定した所定の状態に制御して傾動を行なうことができ
る。
【0043】一方、図10に示す元押装置8によりトン
ネルを形成するよう先端装置1を押圧した場合には、先
端装置1へ与える推力、先端装置1の径方向にかかる力
等を凸状球面座18を介して後段円筒部13の凹状球面
座21で受ける。
【0044】従って、前段円筒部12の傾動に必要な液
圧ジャッキ26のストロークの方向を先端装置1の推進
方向D1でなく前段円筒部12の内筒17の径方向にす
るため、先端装置1の推進方向D1の全長を短くでき、
結果的に出発点となる立坑9への搬入が容易になると共
に、先端装置1の方向制御を行う制御性を良好にするこ
とができる。又、先端装置1へ与える推力を凸状球面座
18で支持するため液圧ジャッキ26を小型化し、設置
スペースの占有を低減して方向修正装置6内部のスペー
スを有効利用することができる。
【0045】又、液圧ジャッキ26が伸長して内筒17
と液圧ジャッキ26との接触角が変化した際において
も、球面座28及び滑り軸受け板27により液圧ジャッ
キ26は前段円筒部12の内筒17に対して点接触でな
く面接触を維持するため、液圧ジャッキ26及び前段円
筒部12の内筒17の周囲面の破損を防止することがで
きる。
【0046】しかも、前記凸状球面座18と凹状球面座
21との摺動面に備えた固体潤滑被膜19,22により
グリス等の給油を不要にするため、凸状球面座18と凹
状球面座21に対しオイルシール等の部材を不要にして
装置構造を簡易にでき、又、液圧ジャッキ26を凸状球
面座18の回動中心から推進方向D1後方へ離れた位置
に備えるため、内筒17即ち前段円筒部12を傾動させ
る傾動モーメントを大きくして前段円筒部12を容易に
傾動させることができる。
【0047】又、前記前段円筒部12は、回り止め部材
53により円周方向へ回動することがないため、前段円
筒部12及び後段円筒部13の中空部内に収納された配
線や配管に捩れが生じることがなく、又、パッキン24
により前段円筒部12と後段円筒部13の間から土砂が
入ることを防止し、結果的に耐久性を良くすることがで
きる。
【0048】更に又、前記内筒17に接するストローク
検出器29の検出値より屈曲部5における前段円筒部1
2の傾動角度を検出するため、先端装置1の方向制御を
適確に行うことができ、又、液圧ジャッキ26に圧力セ
ンサ35を備えて前段円筒部12の傾動により発生する
モーメントを検出するため、先端装置1の方向制御を一
層適確に行うことができる。
【0049】又、液圧ジャッキ26を制御する電磁制御
弁34を方向修正装置6の内部に備えるため、方向修正
装置6の内部で管路40をまとめて、方向修正装置6の
外部へ延在する管路を最少限にし、結果的に先端装置1
の操作性を良くすることができる。更に又、内筒17の
内部に配線、配管を通すことが可能となるため、先端装
置1の外部に配線、配管を出すことなく、先端装置1の
前部4に必要な電気信号、油、滑材等を供給することが
できる。
【0050】以上述べたように、本発明者等が既に発明
して出願している方向修正装置6は、小型でしかも耐久
性、操作性の良いものとなっている。
【0051】一方、本発明者等は、前記先端装置1の前
部4の構造として、以下に示すような振動発生装置を発
明し、やはり既に出願している。
【0052】上記振動発生装置100の詳細は図11〜
図13に示され、図中、101は円筒状の先端部外筒で
ある。先端部外筒101内には、推進方向D1後方以外
の部分においては、先端部外筒101における内周との
間に所定の間隔の空隙部が形成されるよう、円筒状の先
端部内筒102が同心状に嵌入されており、先端部内筒
102の推進方向D1後端部は先端部外筒101の推進
方向D1後端部に形成した取り付け孔に嵌合、固定され
ている。先端部内筒102の推進方向D1に対し平行な
方向の長さは、先端部外筒101よりも短く、推進方向
D1先端部は先端部外筒101内に位置している。
【0053】先端部外筒101と先端部内筒102との
空隙部には、外周が先端部外筒101の内周に対し摺動
し、内周が先端部内筒102の外周に対し摺動し得るよ
うにした、円筒状のピストン103が推進方向D1へ往
復動し得るよう嵌合されており、ピストン103の推進
方向D1先端部は、先端部外筒101よりも推進方向D
1前方へ突出している。而して、先端部外筒101及び
先端部内筒102並びにピストン103は振動発生装置
100の構造体を兼ねている。
【0054】先端部外筒101の内周後部及び先端部内
筒102の外周中途部並びにピストン103の後端によ
り包囲された空隙部には油室104が形成され、ピスト
ン103の後端部側内周段部及び先端部内筒102の先
端部側外周段部とにより包囲された空隙部には油室10
5が形成されている。先端部外筒101には、先端が油
室104に開口すると共に後端が先端部外筒101の後
面に開口した油路101aが穿設され、先端部内筒10
2には、先端が油室105に開口すると共に後端が先端
部内筒102の後面に開口した油路102aが穿設され
ている。
【0055】ピストン103の先端部外筒101から推
進方向D1前方へ突出した先端部には、中空円盤状の座
106が取付けられており、座106の推進方向D1先
端部には交換可能に振動発生装置100の先端ヘッド1
07が取付けられている。先端ヘッド107は図示例で
は、推進方向D1前方へ向けて先細り状に絞られた截頭
円錐状としてあるが、先端装置1が圧入される土の土質
によっては傘形状でなくフラット形状であっても良い。
而して、油室104,105に対し油が給排されること
により、先端ヘッド107はピストン103を介し推進
方向D1と平行な方向へ往復加振され、土に振動を付与
し得るようになっている。又、先端ヘッド107の外径
は先端部外筒101の外径よりも僅かに大きく形成され
ているが、このようにするのは、先端装置1の圧入時に
先端部外筒101に過剰な抵抗力が作用しないようにす
るためである。
【0056】先端部内筒102の内部空間には、該内部
空間に固設される検出器構成要素108aと座106側
に支持されたブラケット109に取付けられた検出器構
成要素108bとを備えてピストン103の推進方向D
1に対する変位量を検出し得るようにした、磁力式のス
トローク検出器108がピストン103の軸心位置に位
置するよう、配設されている。
【0057】先端ヘッド107のテーパ面には、該テー
パ面に沿うよう先端ヘッド107径方向外方へ吐出され
たベントナイト等の滑材を地中の土内に供給するための
複数の滑材供給ノズル110が、円周方向へ一定間隔で
設けられており、滑材供給ノズル110には滑材供給管
111が接続されている。又、先端ヘッド107先端の
軸心部には、先端装置1が圧入される際の土圧を検出す
るための土圧検出器112が取付けられており、先端ヘ
ッド107の内部空間には、先端ヘッド107を加振す
る際の加速度を検出するための加速度検出器113が配
置されている。
【0058】先端部外筒101の推進方向D1後端部に
は、先端部外筒101に対し同心状で且つ外径が略同一
に形成されしかも推進方向D1後端部に蓋体114が取
付けられた中空状の後部筒体115が接続され、後部筒
体115の中空部内には、先端ヘッド107を推進方向
D1と平行な方向へ振動させるのに必要な油圧回路の各
種機器及び制御系統の各種機器が収納されるようになっ
ている。
【0059】後部筒体115に収納されている機器は油
圧回路を構成するサーボ式の電磁制御弁116、アキュ
ムレータ117,118、制御系統におけるストローク
検出器108用のアンプ、加速度検出器113用のアン
プ、省配線ユニット等である。又、油路101a,10
2aには管路119,120の先端が接続されると共
に、管路119,120は後部筒体115内を通って先
端装置1の推進方向D1後方へ延在しており、管路11
9はサーボ式の電磁制御弁116に接続されている。更
に電磁制御弁116に接続された後述の図14における
管路141,143の後端は蓋体114に取付けられた
カップラ121,122に接続されており、管路120
は管路141の中途部に接続されている。
【0060】尚、管路120は図14の仮想線に示すよ
うに電磁制御弁116に接続するようにしても良い。
【0061】滑材供給ノズル110には、管路123の
先端が接続され、管路123はピストン103及び先端
部内筒102並びに後部筒体115の各中空部を通って
後方へ延在し、その後端は合流して蓋体114に取付け
られたカップラ124に接続されている。
【0062】図11及び図13中、125は先端部内筒
102の先端部に推進方向D1と平行に延在するよう固
設した断面チャンネル状の案内手段102bにより案内
し得るよう、ピストン103の内周に凸設されたキー状
の回り止め部材で、ピストン103の推進方向D1と平
行な方向への前後進時にピストン103が円周方向へ回
動しないようになっている。
【0063】ピストン103を介して先端ヘッド107
を加振し或いは前進させるための油圧回路図は図14に
示されており、126は油圧ユニット、127は加振用
の油圧回路である。
【0064】油圧ユニット126は地上に設置されてお
り、電動機128により駆動される油圧ポンプ129の
吐出側には、中途部に逆止弁130及び可変絞り付逆止
弁137を、又、油流れ方向D3先端にカップラ131
を接続された管路132が接続されている。又、油圧ユ
ニット126は油流れ方向D3後端にカップラ133を
接続されると共に油をタンク134に戻すようにした戻
り管路135を備え、油圧ポンプ129には、タンク1
34から吸込まれた油が送給される吸引管路136が接
続されている。
【0065】又、管路132における逆止弁130の油
流れ方向D3下流側には、中途部に切換弁138が接続
されて一端が戻り管路135に接続された管路139の
他端が接続されている。油圧ユニット126の機器のう
ち140は安全弁である。
【0066】油圧回路127を構成する各機器は後部筒
体115内に収納されており、油流れ方向D3先端を電
磁制御弁116に接続された管路141の後端には、管
路142を介して油圧ユニット126のカップラ131
と連結し得るようにしたカップラ121が接続されてい
る。又、管路141のアキュムレータ117接続位置よ
りも油流れ方向D3下流側には、油室104,105へ
送給される油の圧力を補償するためのアキュムレータ1
17が接続されている。
【0067】油流れ方向D3後端を電磁制御弁116に
接続された戻り管路143の先端には、戻り管路144
を介して油圧ユニット126のカップラ133と連結し
得るようにしたカップラ122が接続され、戻り管路1
43の中途部には、戻り管路143を流れる油に脈動が
生じるのを防止するためのアキュムレータ118が接続
されている。
【0068】管路141のアキュムレータ117接続部
よりも油流れ方向D3上流側部分と戻り管路143の中
途部とを接続する管路154には、安全弁145が接続
され、管路119の中途部と戻り管路143のアキュム
レータ118接続部よりも油流れ方向D3上流側に接続
した管路146には安全弁147が接続されている。油
圧回路127中、148は図示してないシール部から漏
洩した油を受けるよう、後部筒体115内に設置された
ドレンタンクである。
【0069】ピストン103を介して先端ヘッド107
を加振する際の制御装置は図15に示されており、土圧
検出器112で検出した、先端ヘッド107に作用する
土圧力P3、加速度検出器113で検出した先端ヘッド
107加振時の加速度α、ストローク検出器108で検
出したピストン103延いては先端ヘッド107の推進
方向D1と平行な方向の変位量L、圧力検出器149で
検出した油室104内の油圧力P4は検出信号として地
上に設置した制御装置90の演算制御部91へ与え得る
ようになっている。
【0070】先端ヘッド107の加振時における振動周
波数fo、先端ヘッド107の加振時における変位量L
o、変位振幅Ca、先端装置1が地中に圧入される際の
推力F(荷重W)、荷重振幅Waは加振条件としてCP
U等の上位系制御装置92若しくはオペレータより、制
御装置90の演算制御部91へ設定し得るようになって
おり、制御モード切換指令C2、その他の操作指令C3
も制御装置90の演算制御部91へ与え得るようになっ
ている。又、制御装置90の演算制御部91から上位系
制御装置92へは、動作状態情報Iを与え得るようにな
っている。
【0071】又、上位系制御装置92等から与えられた
種々のデータを基に、制御装置90における演算制御部
91からは、電磁制御弁116に切換指令V2を与え得
るようになっている。図15中、93は制御装置90に
おける演算制御部91からの動作状態データを表示する
ための表示部である。
【0072】次に、上記振動発生装置100の作動を図
16及び図17をも参照しつつ説明する。
【0073】振動発生装置100を備えた先端装置1を
動的圧入する際には、ピストン103は、最大ストロー
クの中間であるニュートラル位置に停止しており、図1
4に示す油圧回路127の安全弁145,147は、安
全弁145の設定圧をPO3、安全弁147の設定圧を
PO4とした場合、PO3>PO4となるよう圧力調整
が行われている。
【0074】又、油圧ユニット126では、油が流通す
るよう切換弁138が切換った状態で油圧ポンプ129
は電動機128により駆動されており、油圧ポンプ12
9から吐出された油は、管路132,139、切換弁1
38、戻り管路135を通ってタンク134へ循環して
いる。
【0075】又、上位系制御装置92からは、先端ヘッ
ド107の振動周波数fo、変位量Lo、変位振幅C
a、先端ヘッド107に発生させる推力F(荷重W)、
荷重振幅Wa、制御モード切換指令C2、その他の操作
指令C3等が制御装置90における演算制御部91に与
えられている。このため、運転開始の操作ボタンをオン
にすることにより、制御装置90の演算制御部91から
は油圧ユニット126の切換弁138に切換指令が与え
られて管路139の油が切換弁138を通過しないよう
に切り換わり、又、振動周波数foにより定まる時間間
隔で電磁制御弁116に切換指令V2が与えられ、電磁
制御弁116は管路141と119が連通するか、或い
は管路119と戻り管路143が連通するよう、交互に
切り換わる。
【0076】このため、電磁制御弁116において管路
141,119が連通するよう切り換わっている場合に
は、油圧ポンプ129から吐出された油は、管路13
2,142,141を経て電磁制御弁116を通り、管
路119から油路101aを経て油室104へ導入さ
れ、油室105内の油は排出されて、油路102aか
ら、管路120,141、電磁制御弁116、管路11
9、油路101aを通り油室104へ循環する。従っ
て、ピストン103は推進方向D1へ向けて所定の量だ
け前進する。
【0077】又、電磁制御弁116において管路119
と戻り管路143が連通するよう切換っている場合に
は、油圧ポンプ129から吐出された油は、管路13
2,142,141を通り、管路120から油路102
aを経て油室105へ導入され、油室104内の油は、
油路101aから、管路119、電磁制御弁116、戻
り管路143,144,135を経てタンク134へ戻
る。従って、ピストン103は推進方向D1と逆方向へ
所定の量だけ後退する。
【0078】而して、ピストン103を推進方向D1と
平行な方向へ所定の振動周波数、振幅、推力で往復加振
することにより、先端ヘッド107は推進方向D1と平
行な方向へ上述の条件で加振され、先端ヘッド107の
加振により先端ヘッド107周辺の土に振動が加えられ
る。このため、土が流動化して剪断抵抗が減少し、その
結果、図8に示す元押装置8により先端装置1を押圧し
た場合、先端装置1は容易且つ確実にしかも迅速に土内
に圧入されて先端装置1によりトンネルが形成されると
共に、同様に挿入管7の敷設も容易且つ確実にしかも迅
速に行なわれる。
【0079】この振動及び圧入の際、滑材は滑材供給管
111を送給されて滑材供給ノズル110から先端ヘッ
ド107の前面に先端ヘッド107のテーパ面に沿うよ
う噴射される。このため、先端ヘッド107前面の土の
流動性が向上し、先端装置1の圧入はより一層円滑に行
なわれる。
【0080】先端装置1の圧入時には、ストローク検出
器108によりピストン103延いては先端ヘッド10
7の変位量Lが、又、土圧検出器112により先端ヘッ
ド107の前面に作用する土圧力P3が、更に、加速度
検出器113により往復加振の際の先端ヘッド107の
加速度αが、更に又、圧力検出器149により油室10
4内の油圧力P4が、それぞれ検出されて制御装置90
における演算制御部91に与えられ、所定の演算が行な
われて、電磁制御弁116へ与えられる切換指令V2が
所定の状態に制御される。
【0081】このため、加振時のピストン103の振動
周波数fo、変位量Lo、変位振幅Ca、推力F(荷重
W)、荷重振幅Waを任意に設定すると共に、前述の検
出データを基として先端ヘッド107の加振時の振幅、
先端ヘッド107に作用させる推力を予め設定した所定
の状態に制御しつつ、先端装置1の圧入を行なうことが
できる。制御としてはフィードバック制御が採用されて
いる。
【0082】図16には上記した例の制御により実際に
発生する、時間と先端ヘッド107の変位量Lとの関係
が図示され、図17には上記した例の制御により実際に
発生する、時間とピストン103に作用する推力Fr
(先端ヘッド107に掛る荷重Wr)との関係が図示さ
れている。
【0083】上記した例では、先端部外筒101及び先
端部内筒102並びにピストン103は先端装置1の構
造体を兼ねているため耐荷重が大きく且つ油室104の
面積を広くできるため、先端部外筒101と略直径の同
じ先端ヘッド107に大きな静的な前面抵抗が作用して
も、この前面抵抗に打勝つ十分大きい推力を発生させる
ことができる。
【0084】先端部内筒102及びピストン103は中
空の円筒状であるため、中空部を配線や配管を通すスペ
ースとして利用することができる。回り止め部材125
が設けてあるため、ピストン103は先端部外筒101
や先端部内筒102に対し回動することがなく、従っ
て、中空部内に収納された配線や配管に捩れが生じるこ
ともない。
【0085】又、この例では、加振時の振動周波数f
o、変位量Lo、変位振幅Ca、推力F(荷重W)、荷
重振幅Waを任意に設定した状態に制御するために、図
15に示す如き各種の制御機器を備えており、従って、
確実で信頼性の高い圧入作業を行なうことができる。
【0086】先端部外筒101の後部に接続された後部
筒体115内には、油圧機器として電磁制御弁116、
アキュムレータ117,118が収納されているため、
油室104,105に導入される油の切換えの応答性が
向上し、先端ヘッド107を加振する際の振幅の変更も
容易に行なうことができる。
【0087】又、圧入時には先端ヘッド107に設けた
滑材供給ノズル110から滑材を土中に供給するように
しているため、土の流動性が向上する。
【0088】更に、ピストン103の推進方向D1と平
行な方向の位置を制御することができるため、ピストン
103を元押装置8と同様に推進機構としても使用する
ことができる。
【0089】以上述べたように、本発明者等が既に発明
して出願している振動発生装置100は、実際に動的入
工法に適用することのできる、小型でしかも操作性、作
業性の良いものとなっており、従って、小口径管の敷設
作業を容易且つ能率よく行なうことができる。
【0090】ところで、前述の如き振動発生装置100
を用いた動的圧入工法に、方向修正装置6による方向修
正制御を組み合わせて曲線推進を行う場合、単に動的圧
入工法と方向修正制御とを組み合わせただけでは、図1
8に示されるように、元押装置8からの推力Fと動的圧
入による前面抵抗F’との合力F1と、側面土圧により
作用する横方向荷重F2とのバランスにより推進曲線が
決定されるため、例えば、土質が軟らかいところでは前
記側面土圧により作用する横方向荷重が小さくなり、曲
がりが少なくなってしまうといったように、土質によっ
ては意図した推進曲線になりにくい場合があり、方向修
正制御精度を高めることができなくなる可能性があっ
た。
【0091】本発明は、斯かる実情に鑑み、土質によら
ず意図した推進曲線を得ることができ、方向修正制御精
度の向上を図り得る動的圧入工法における方向修正制御
方法及び装置を提供しようとするものである。
【0092】
【課題を解決するための手段】本発明は、先端装置を屈
曲部で中折れさせた状態で、先端装置の先端ヘッドを推
進方向と平行な方向へ加振して地中に振動を与え、先端
装置の屈曲部より先端側を伸長させ所要量だけ複推進さ
せた後、先端装置を元押ししつつ前記複推進させた先端
装置の屈曲部より先端側が同期して収縮していくように
することにより、先端装置の推進方向を変更しつつ推進
させることを特徴とする動的圧入工法における方向修正
制御方法にかかるものである。
【0093】又、本発明は、先端装置を屈曲部で中折れ
させる方向修正手段と、先端装置の先端ヘッドを推進方
向と平行な方向へ加振して地中に振動を与える振動発生
手段と、先端装置の屈曲部より先端側を推進方向へ伸縮
させる複推進手段とを備えたことを特徴とする動的圧入
工法における方向修正制御装置にかかるものである。
【0094】前記動的圧入工法における方向修正制御装
置においては、振動発生手段と複推進手段とを、先端装
置の先端ヘッドを推進方向と平行な方向へ加振して地中
に振動を与えつつ推進方向へ押圧可能な振動発生装置に
より構成することができる。
【0095】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0096】前述の如く、先端装置を屈曲部で中折れさ
せた状態で、先端装置の先端ヘッドを推進方向と平行な
方向へ加振して地中に振動を与え、先端装置の屈曲部よ
り先端側を伸長させ所要量だけ複推進させた後、先端装
置を元押ししつつ前記複推進させた先端装置の屈曲部よ
り先端側が同期して収縮していくようにすることによ
り、先端装置の推進方向を変更しつつ推進させるように
すると、単に動的圧入工法と方向修正制御とを組み合わ
せたのとは異なり、側面土圧により作用する横方向荷重
が小さくなる土質の軟らかいところにおいても、複推進
によって推進された先端装置の前方部分に追従するよう
に後方部分が推進される形となるため、曲がりが少なく
なってしまうといったようなことが避けられ、土質によ
らず意図した推進曲線が得られ、方向修正制御精度を高
めることが可能となる。
【0097】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0098】図1は本発明を実施する形態の第一の例で
あって、図中、図5〜図18と同一の符号を付した部分
は同一物を表わしており、基本的な構成は図5〜図18
に示すのものと同様であるが、本図示例の特徴とすると
ころは、図1に示す如く、先端装置1に、該先端装置1
を屈曲部5で中折れさせる方向修正手段としての方向修
正装置6と、先端装置1の先端ヘッド107を推進方向
と平行な方向へ加振して地中に振動を与える振動発生手
段としての振動発生装置100と、先端装置1の屈曲部
5より先端側を推進方向D1へ伸縮させる複推進手段と
しての複推進機構160とを搭載し、先端装置1を方向
修正装置6により屈曲部5で中折れさせた状態で、先端
装置1の先端ヘッド107を振動発生装置100により
推進方向と平行な方向へ加振して地中に振動を与え、複
推進機構160により先端装置1の屈曲部5より先端側
を伸長させ所要量だけ複推進させた後、元押装置8を伸
長させて先端装置1を押圧しつつ複推進機構160が同
期して収縮していくようにすることにより、先端装置1
の推進方向D1を変更しつつ推進させるよう構成した点
にある。
【0099】本図示例の場合、前記振動発生手段として
の振動発生装置100は、先端装置1の先端ヘッド10
7を推進方向と平行な方向へ加振して地中に振動を与え
つつ推進方向D1へ押圧可能な機能を有しており、複推
進手段としての複推進機構160を兼用させてある。
【0100】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0101】先ず、図1(a)に示す如く、先端装置1
を方向修正装置6により屈曲部5で中折れさせた状態
で、先端装置1の先端ヘッド107を振動発生装置10
0により推進方向と平行な方向へ加振して地中に振動を
与える。
【0102】続いて、図1(b)に示す如く、複推進機
構160を兼ねる振動発生装置100により先端装置1
の先端ヘッド107を伸長させ所要量だけ複推進させ
る。このとき、先端装置1の先端ヘッド107は、振動
発生装置100により推進方向と平行な方向へ加振して
もしなくてもよい。
【0103】この後、図1(c)に示す如く、元押装置
8を伸長させて先端装置1を押圧しつつ複推進機構16
0を兼ねる振動発生装置100が同期して収縮していく
ようにすることにより、先端装置1の推進方向D1を変
更しつつ推進させる。尚、元押装置8を伸長させて先端
装置1を押圧する際には、複推進機構160を兼ねる振
動発生装置100を積極的に縮めるか或いはフリーな状
態とすることにより、該振動発生装置100が元押しの
速度と同期して収縮していくようにすることができる。
【0104】前述のような操作をすると、単に動的圧入
工法と方向修正制御とを組み合わせたのとは異なり、側
面土圧により作用する横方向荷重が小さくなる土質の軟
らかいところにおいても、複推進によって推進された先
端装置1の前方部分に追従するように後方部分が推進さ
れる形となるため、曲がりが少なくなってしまうといっ
たようなことが避けられ、土質によらず意図した推進曲
線が得られ、方向修正制御精度を高めることが可能とな
る。
【0105】こうして、土質によらず意図した推進曲線
を得ることができ、方向修正制御精度の向上を図り得
る。
【0106】図2は本発明を実施する形態の第二の例で
あって、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物
を表わしており、先端装置1の屈曲部5より先端側を推
進方向D1へ伸縮させる複推進手段としての複推進機構
160を、振動発生装置100とは別の液圧ジャッキで
構成したものである。
【0107】図2に示す第二の例においては、先ず、図
2(a)に示す如く、先端装置1を方向修正装置6によ
り屈曲部5で中折れさせた状態で、先端装置1の先端ヘ
ッド107を振動発生装置100により推進方向と平行
な方向へ加振して地中に振動を与える。
【0108】続いて、図2(b)に示す如く、液圧ジャ
ッキで構成した複推進機構160により先端装置1の屈
曲部5より先端側を伸長させ所要量だけ複推進させる。
このとき、先端装置1の先端ヘッド107は、振動発生
装置100により推進方向と平行な方向へ加振してもし
なくてもよい。
【0109】この後、図2(c)に示す如く、元押装置
8を伸長させて先端装置1を押圧しつつ液圧ジャッキで
構成した複推進機構160が同期して収縮していくよう
にすることにより、先端装置1の推進方向D1を変更し
つつ推進させる。尚、元押装置8を伸長させて先端装置
1を押圧する際には、液圧ジャッキで構成した複推進機
構160を積極的に縮めるか或いはフリーな状態とする
ことにより、該複推進機構160が元押しの速度と同期
して収縮していくようにすることができる。
【0110】図2(a)〜(c)に示すような操作をす
ると、前述と同様、単に動的圧入工法と方向修正制御と
を組み合わせたのとは異なり、側面土圧により作用する
横方向荷重が小さくなる土質の軟らかいところにおいて
も、複推進によって推進された先端装置1の前方部分に
追従するように後方部分が推進される形となるため、曲
がりが少なくなってしまうといったようなことが避けら
れ、土質によらず意図した推進曲線が得られ、方向修正
制御精度を高めることが可能となる。
【0111】こうして、図2に示す第二の例の場合も、
図1に示す第一の例の場合と同様、土質によらず意図し
た推進曲線を得ることができ、方向修正制御精度の向上
を図り得る。
【0112】図3は本発明を実施する形態の第三の例で
あって、図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物
を表わしており、図2に示す複推進機構160を構成す
る液圧ジャッキの向きを反対にしたものであり、図3に
示す第三の例においては、図2に示す第二の例と全く同
様な作用効果が得られる。
【0113】図4は本発明を実施する形態の第四の例で
あって、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物
を表わしており、複推進機構160を兼ねる振動発生装
置100そのものを傾動自在に支持して方向修正装置6
の作動により首振り可能とし、先端装置1の屈曲部5を
先端側に形成したものである。尚、本図示例の場合、振
動発生装置100に作用するスラスト荷重は、該振動発
生装置100から後方へ延ばした伝達部材を介して凹状
球面座で受けるようにしてある。
【0114】図4に示す第四の例においては、図4
(a)に示す如く、先端装置1を方向修正装置6により
屈曲部5で中折れさせた状態で、先端装置1の先端ヘッ
ド107を振動発生装置100により推進方向と平行な
方向へ加振して地中に振動を与える。
【0115】続いて、図4(b)に示す如く、複推進機
構160を兼ねる振動発生装置100により先端装置1
の先端ヘッド107を伸長させ所要量だけ複推進させ
る。このとき、先端装置1の先端ヘッド107は、振動
発生装置100により推進方向と平行な方向へ加振して
もしなくてもよい。
【0116】この後、図4(c)に示す如く、元押装置
8を伸長させて先端装置1を押圧しつつ複推進機構16
0を兼ねる振動発生装置100が同期して収縮していく
ようにすることにより、先端装置1の推進方向D1を変
更しつつ推進させる。尚、元押装置8を伸長させて先端
装置1を押圧する際には、複推進機構160を兼ねる振
動発生装置100を積極的に縮めるか或いはフリーな状
態とすることにより、該振動発生装置100が元押しの
速度と同期して収縮していくようにすることができる。
【0117】図4(a)〜(c)に示すような操作をす
ると、前述と同様、単に動的圧入工法と方向修正制御と
を組み合わせたのとは異なり、側面土圧により作用する
横方向荷重が小さくなる土質の軟らかいところにおいて
も、複推進によって推進された先端装置1の前方部分に
追従するように後方部分が推進される形となるため、曲
がりが少なくなってしまうといったようなことが避けら
れ、土質によらず意図した推進曲線が得られ、方向修正
制御精度を高めることが可能となる。
【0118】こうして、図4に示す第四の例の場合も、
図1に示す第一の例の場合と同様、土質によらず意図し
た推進曲線を得ることができ、方向修正制御精度の向上
を図り得る。
【0119】尚、本発明の動的圧入工法における方向修
正制御方法及び装置は、上述の図示例にのみ限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0120】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜3記載の動的圧入工法における方向修正制御方法及び
装置によれば、土質によらず意図した推進曲線を得るこ
とができ、方向修正制御精度の向上を図り得るという優
れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の第一の例の作動図であ
る。
【図2】本発明を実施する形態の第二の例の作動図であ
る。
【図3】本発明を実施する形態の第三の例の作動図であ
る。
【図4】本発明を実施する形態の第四の例の作動図であ
る。
【図5】本発明者等が既に発明している方向修正装置の
一例の縦断面図である。
【図6】本発明者等が既に発明している方向修正装置の
一例の平面図である。
【図7】図5のVII−VII方向矢視図である。
【図8】本発明者等が既に発明している方向修正装置に
適用する油圧回路図である。
【図9】本発明者等が既に発明している方向修正装置に
適用する制御系統図である。
【図10】図5に示す方向修正装置を適用した管埋設装
置の概要を示す側面図である。
【図11】本発明者等が既に発明している振動発生装置
の一例の縦断面図である。
【図12】図11のXII−XII方向矢視図である。
【図13】図11のXIII−XIII方向矢視図であ
る。
【図14】本発明者等が既に発明している振動発生装置
に適用する油圧回路図である。
【図15】本発明者等が既に発明している振動発生装置
に適用する制御系統図である。
【図16】図15に示す制御装置により制御を行なう先
端ヘッドの変位量の経時的な変化を示すグラフである。
【図17】図15に示す制御装置により制御を行なうピ
ストンに作用する推力、即ち先端ヘッドに掛る荷重の経
時的な変化を示すグラフである。
【図18】元押装置からの推力と動的圧入による前面抵
抗との合力と、側面土圧により作用する横方向荷重とを
示す側面図である。
【図19】従来の圧入工法に使用する振動発生装置の概
要を示す側面図である。
【図20】図19に示す振動発生装置を適用した管埋設
装置の概要を示す側面図である。
【図21】従来の方向修正方法に使用する方向修正装置
の概要を示す側面図である。
【符号の説明】
1 先端装置 4 前部 5 屈曲部 6 方向修正装置(方向修正手段) 7 挿入管 8 元押装置 9 立坑 100 振動発生装置(振動発生手段) 107 先端ヘッド 160 複推進機構(複推進手段) D1 推進方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 雄一 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 田中 実 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高梨 敏彦 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 日野 英則 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 宮武 昌志 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 宮崎 恭一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AA01 AA02 AC18 AD32 BA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端装置を屈曲部で中折れさせた状態
    で、先端装置の先端ヘッドを推進方向と平行な方向へ加
    振して地中に振動を与え、先端装置の屈曲部より先端側
    を伸長させ所要量だけ複推進させた後、先端装置を元押
    ししつつ前記複推進させた先端装置の屈曲部より先端側
    が同期して収縮していくようにすることにより、先端装
    置の推進方向を変更しつつ推進させることを特徴とする
    動的圧入工法における方向修正制御方法。
  2. 【請求項2】 先端装置を屈曲部で中折れさせる方向修
    正手段と、先端装置の先端ヘッドを推進方向と平行な方
    向へ加振して地中に振動を与える振動発生手段と、先端
    装置の屈曲部より先端側を推進方向へ伸縮させる複推進
    手段とを備えたことを特徴とする動的圧入工法における
    方向修正制御装置。
  3. 【請求項3】 振動発生手段と複推進手段とを、先端装
    置の先端ヘッドを推進方向と平行な方向へ加振して地中
    に振動を与えつつ推進方向へ押圧可能な振動発生装置に
    より構成した請求項2記載の動的圧入工法における方向
    修正制御装置。
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