JP2002348836A - 防波堤被覆用消波ブロック - Google Patents

防波堤被覆用消波ブロック

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JP2002348836A
JP2002348836A JP2002005585A JP2002005585A JP2002348836A JP 2002348836 A JP2002348836 A JP 2002348836A JP 2002005585 A JP2002005585 A JP 2002005585A JP 2002005585 A JP2002005585 A JP 2002005585A JP 2002348836 A JP2002348836 A JP 2002348836A
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    • E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
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    • E02B3/00—Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
    • E02B3/04—Structures or apparatus for, or methods of, protecting banks, coasts, or harbours
    • E02B3/12—Revetment of banks, dams, watercourses, or the like, e.g. the sea-floor
    • E02B3/14—Preformed blocks or slabs for forming essentially continuous surfaces; Arrangements thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消波効率を極大化しながら波浪の進行方向にか
かわらず円滑に消波できるようにすることにある。 【解決手段】コンクリト塊状の円柱体（１）の外周面に
一体に、等角度でテーパを有する３個ずつの支脚(２)
(２ａ)(２ｂ) (２ｃ)(２ｄ)(２ｅ)１対を、一定距離で
離隔した状態で円柱体(１)と直角となる方向に放射状に
突設するとともに、上記支脚 (２ｂ)(２ｅ)は環状基壇
(３)(３ａ)を介して円柱体（１）に一体に且つ環状基壇
(３)(３ａ)の直径より小さい直径に形成して環状基壇
(３)(３ａ)の上面中央に突設した。さらにこの支脚(２
ｂ)(２ｅ)の外周面部に、円柱体(１)の方向と平行方向
又は直角方向に外周面にテーパを有する各２個ずつの消
波用突出部(４)(４ａ)(４ｂ)(４ｃ)を突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は消波ブロック構造に関
し、主に防波堤の構築時に防波堤の外海側傾斜面を被覆
する為の防波堤被覆用消波ブロックに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般的に防波堤は港湾施設の外郭施設で
あって、港内静穏の維持することによって港内に定泊し
ている各種船舶を波浪から保護し、波浪及び湖水位（湖
水干満による水面の高低）維持によって陸からの土砂流
失防止等を目的とする港湾構造物であるから、その地域
での波涛の特性及び波高によっていろいろな防波堤体構
造を選択、施工することになる。防波堤を大別すると直
立防波堤、混成防波堤、傾斜捨石堤等があり、本発明は
その中でも主に混成防波堤体の外海側傾斜面被覆用で使
われる消波ブロックの構造についてのものである。
【０００３】防波堤体の内外海側斜面、特に外海側傾斜
面は、一定な大きさの捨石で外面を被覆するか又は特別
に消波すべき必要がある時には、被覆石上にテトラポト
等の消波ブロック等によって２次被覆して消波すること
にしている。
【０００４】そこで、波浪の消波効率がより高く、大形
重量物のテトラポットより運搬が容易で、作業能率を一
層向上させた消波ブロックを、本発明者は１９９９年５
月２９日付で実用新案登録出願(韓国への出願)した。こ
の出願（出願番号第９９−９３４５号）の防波堤被覆用
多角消波ブロックは、一定な長さと直径となったコンク
リト塊状の円柱(２)外周面の上下側にそれぞれ円柱(２)
と一体となっている一定な等角度で３個ずつ形成される
支脚(３)(３ａ)(３ｂ)(３ｃ)(３ｄ)(３ｅ)を円柱(２)と
直角方向に放射状に突設してなる構成のものである。
【０００５】この多角消波ブロックは、外海側傾斜面へ
の被覆据置時に各ブロックの構造形態の特性である放射
状に突設した支脚と支脚とを互い違いに組み合わせるこ
とにより、容易に堅固な結束状態が得られ、布設状態で
の安全性及び整然とした美観は他の公知の消波ブロック
より優れている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この多
角消波ブロックでは、支脚と支脚との間の空間が狭く、
消波機能の点において少し問題があった。そのため、消
波機能の点でより優れた消波ブロックの開発が望まれて
いた。
【０００７】本発明は、上記のような点に鑑みて開発さ
れたものであり、その目的とするところは、本願発明者
と同一人の先の出願である「防波堤被覆用多角消波ブロ
ック」の一部欠点を解決し、且つ、消波効率を極大化し
ながら波浪の進行方向にかかわらず円滑に消波できるよ
うに改良した防波堤被覆用消波ブロックを提供すること
にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を有
効に達成するために、次のような構成にしてある。すな
わち、請求項１に記載の本発明の防波堤被覆用消波ブロ
ックは、防波堤の外海側傾斜面に布設する防波堤被覆用
消波ブロック（Ｗ）において、所定長さと直径とからな
るコンクリト塊状の円柱体（１）の外周面に、この円柱
体(１)と一体に一定な等角度でテーパを有する３個ずつ
の支脚(２)(２ａ)(２ｂ) (２ｃ)(２ｄ)(２ｅ)１対を、
一定距離で離隔した状態で円柱体(１)と直角となる方向
に放射状に突設するとともに、上記支脚 (２ｂ)(２ｅ)
は円筒形で環状基壇(３)(３ａ)を介して円柱体（１）に
一体に且つ環状基壇(３)(３ａ)の直径より小さい直径に
形成して環状基壇(３)(３ａ)の上面中央に突設し、さら
にこの支脚(２ｂ)(２ｅ)の外周面部に、円柱体(１)の方
向と平行方向又は直角方向に外周面にテーパを有する各
２個ずつの消波用突出部(４)(４ａ)(４ｂ)(４ｃ)を突設
してなる構成である。
【０００９】請求項２に記載の本発明の防波堤被覆用消
波ブロックは、請求項１に記載の本発明の防波堤被覆用
消波ブロックの構成において、支脚(２)(２ｃ)又は支脚
(２ａ)(２ｄ)の間の空間部には、他のブロックユニット
（ｕｎｉｔ）の支脚(２)(２ａ)(２ｃ)(２ｄ)の中のいず
れの支脚が挟まることができるようにしてなる構成であ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図に基づいて説明する。図１は本発明の防波堤被覆用
消波ブロックを防波堤外海側傾斜面に被覆した状態の横
断面図であり、図２は本発明の図１の防波堤被覆用消波
ブロックの斜視図であり、図３は本発明の防波堤被覆用
消波ブロックを被覆した状態の他の一実施例としての横
断面図であり、図４はこの図３の防波堤被覆用消波ブロ
ックの他の一実施例としての斜視図である。
【００１１】本発明によって構成される防波堤被覆用多
角消波ブロック(Ｗ)は、コンクリト塊状の円柱（１）の
外周面の上・下側に、それぞれ円柱（１）と一体で等角
度（例１２０°）でテーパを有する３個ずつの支脚(２)
(２ａ)(２ｂ)(２ｃ)(２ｄ)(２ｅ)１対を、一定な距離で
離隔した状態で円柱(１)と直角方向に放射状に突設す
る。
【００１２】また、各支脚(２)(２ａ)と支脚(２ｃ)(２
ｄ)の間には、環状基壇(３)(３ａ)が形成され、この環
状の基壇(３)(３ａ)上面の中央にこの環状の基壇(３)
(３ａ)の直径より小さい直径の支脚(２ｂ)(２ｅ)が垂直
方向に突設してある。
【００１３】支脚(２ｂ)(２ｅ)は、所定の直径と長さを
有する円柱体である。この円柱体の支脚(２ｂ)(２ｅ)の
外周面部には、円柱体(１)の方向と同じ方向に各々２個
ずつの突出部の外周面がテーパを有する消波用突出部
(４)(４ａ)(４ｂ)(４ｃ)を突設してある。図示の本発明
にかかる防波堤被覆用消波ブロックは上記のように構成
してある。
【００１４】なお、本発明の消波用突出部(４)(４ａ)
(４ｂ)(４ｃ)の突設方向は、図2のように円柱体(１)方
向と直角に各支脚(２ｂ)(２ｅ)の両側から突設すること
もできるし、図4のように平行方向に突設することもで
きる。さらに消波用突出部は、上記のような円柱体(１)
方向に対して直角または平行方向以外の方向に１つ或い
は複数突設して防波堤被覆用消波ブロックを構成しても
よい。
【００１５】また、本発明は、上記防波堤被覆用消波ブ
ロックの支脚(２)(２ｃ)又は支脚(２ａ)(２ｄ)の間の空
間部に、他のブロックユニット（ｕｎｉｔ）（防波堤被
覆用消波ブロックW）の支脚(２)(２ａ)(２ｃ)(２ｄ)の
中のいずれかの支脚が挟まることのできるようにして、
上記単位消波ブロックの多数連結、積置、荷積を可能に
した。
【００１６】
【発明の効果】上記した説明でも明らかなように本発明
の防波堤被覆用消波ブロック(Ｗ)は、防波堤の外海側傾
斜面に布設する時、この消波ブロックを防波堤の長さ方
向、又は横方向に、防波堤の構築位置に地形によって選
択的に布設することによって、直進波、又は反射波を有
効適切に消波することができる。また、本発明の防波堤
被覆用消波ブロック(Ｗ)は、消波用突出部が多数縦方
向、又は横方向に突設されていて波浪の接触面積がその
分多くなるので、消波効率を倍加することができる。
【００１７】また、支脚(２)(２ｃ)又は支脚(２ａ)(２
ｄ)の間の空間部に、他のブロックユニット（ｕｎｉ
ｔ）の支脚(２)(２ａ)(２ｃ)(２ｄ)の中のいずれかの支
脚が挟まるようにしたことにより、本発明の防波堤被覆
用消波ブロックを多数連結、積置、荷積することが可能
になった。
【００１８】
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明の防波堤被覆用消波ブロックを防
波堤外海側傾斜面に被覆した状態の横断面図である。
【図２】図２は本発明の防波堤被覆用消波ブロックの斜
視図である。
【図３】図３は図１の他の一実施例としての横断面図で
ある。
【図４】図４は図３の他の一実施例としての防波堤被覆
用消波ブロックの斜視図である。
【符号の説明】
Ｗ．防波堤被覆用多角消波ブロック １．円柱体 ２，２ａ，２ｃ，２ｄ．支脚 ３，３ａ．環状基壇 ４，４ａ，４ｂ，４ｃ．消波用突出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】防波堤の外海側傾斜面に布設する防波堤被
    覆用消波ブロック（Ｗ）において、所定長さと直径とか
    らなるコンクリト塊状の円柱体（１）の外周面に、この
    円柱体(１)と一体に一定な等角度でテーパを有する３個
    づつの支脚(２)(２ａ)(２ｂ) (２ｃ)(２ｄ)(２ｅ)１対
    を、一定距離で離隔した状態で円柱体(１)と直角となる
    方向に放射状に突設するとともに、上記支脚 (２ｂ)(２
    ｅ)は環状基壇(３)(３ａ)を介して円柱体（１）に一体
    に且つ環状基壇(３)(３ａ)の直径より小さい直径に形成
    して環状基壇(３)(３ａ)の上面中央に突設し、さらにこ
    の支脚(２ｂ)(２ｅ)の外周面部に、円柱体(１)の方向と
    平行方向又は直角方向に外周面にテーパを有する各２個
    ずつの消波用突出部(４)(４ａ)(４ｂ)(４ｃ)を突設して
    なる防波堤被覆用消波ブロック。
  2. 【請求項２】支脚(２)(２ｃ)又は支脚(２ａ)(２ｄ)の間
    の空間部には、他のブロックユニット（ｕｎｉｔ）の支
    脚(２)(２ａ)(２ｃ)(２ｄ)の中のいずれの支脚が挟まる
    ことができるようにしてなる請求項1記載の防波堤被覆
    用消波ブロック。
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