JP2002347985A - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents
給紙装置および画像形成装置Info
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Abstract
知構造における問題に鑑み、挿入後の給紙カセットの変
位に関係なく正確に残量検知が可能な構成を備えた給紙
装置を提供する。 【解決手段】 複数枚の記録紙を載置してその繰り出し
側を上昇させる構成を備えたトレイ2Aを内部に配置し
た給紙カセット2と、該給紙カセット2から外側に向け
て突出するトレイ昇降駆動用回転軸8と、該トレイ昇降
用回転駆動軸8に対して上記給紙カセット2外で係脱可
能な駆動源側駆動軸9と、上記トレイ昇降駆動用回転軸
8の回転角度を検知する検知センサ12,13とを備え
た給紙装置1であって、上記駆動源側駆動軸9は、上記
給紙カセット2の装填部に設けられ、軸線方向で上記検
知センサ12,13と対向する位置に該検知センサ1
2,13の作動状態を切り換えるフィラー部材21が設
けられいることを特徴とする。
Description
像形成装置に関し、さらに詳しくは、給紙装置でのシー
ト残量検知機構に関する。
は印刷機などの画像形成装置においては、画像を担持す
るための記録紙を画像形成部に向けて繰り出す給紙装置
が設けられている。給紙装置には、記録紙を載置可能な
トレイとこの上に積載された記録紙の最上位のものを繰
り出す部材および繰り出された記録紙の重送を解消する
部材及び給送部材などが設けられており、その構成の一
例が図4に示されている。
置(便宜上、符号Pで示す)における給紙部に設けられ
ており、記録紙Sを積載可能なトレイ2Aが内部に配置
されている給紙カセット2と、給紙カセット2における
記録紙Sの繰り出し側で最上位の記録紙に対向して配置
されている繰り出しローラ3と、重送防止用の反転ロー
ラ対4と、画像形成装置内の画像形成処理部に向けて延
長されている記録紙搬送路5に配置されている給送ロー
ラ6が主要部として装備されている。
向に摺動できることにより、図5に示すように、画像形
成装置内の給紙部(便宜上、符号P1で示す)に対して
挿脱可能に設けられている。図5においては、挿脱方向
が矢印Rによって示されている。給紙カセット2は、給
紙部P1に挿入されて装填された後、記録紙の繰り出し
方向と直角な方向でわずかではあるが移動させることが
できるようになっている。これは、記録紙の幅方向での
位置調整、つまり横レジストを調整するためであり、記
録紙の幅方向端縁を揃えることを目的としている。
より押し動かされることで作動する紙無し検知センサで
あり、符号S2は、繰り出しローラ3の下降量検知セン
サである。紙無し検知センサS1は、記録紙を全て消費
した際のトレイ2Aの上昇時に作動して記録紙Sが無く
なっていることを警報するセンサであり、下降量検知セ
ンサS2は、繰り出し時に最上位の記録紙に当接する方
向に下降する構成の繰り出しローラ3の下降量が規定以
上となった場合に繰り出し対象の記録紙Sが無いことを
検知するセンサである。
は、図4において符号7で示す押し上げレバーによって
記録紙Sの繰り出し側が上昇するように傾動されるよう
になっており、押し上げレバー7は、基端がトレイ昇降
駆動用回転軸8に一体化され、回転軸8の回転に応じて
揺動端側によってトレイ2Aを押し上げることができる
ようになっている。
構造を示す部分的な図であり、同図においてトレイ昇降
用回転軸8は、記録紙Sの繰り出し方向(図6中、矢印
で示す方向)と直角な方向に軸方向を有しており、軸方
向一方側の端部には、この軸方向と直角な方向に延長さ
れた係合ロッド8Aが一体化されている。係合ロッド8
Aは、給紙カセット2Aが給紙部P1内に装着された際
に、給紙部P1側に設けられている駆動側駆動軸9に装
備されたカップリング部材10と係合できるようになっ
ている。このため、カップリング部材10には、回転中
心を挟んで対向する位置に係合部としてのスリット10
Aが形成されており、係合部10Aの形状は、スリット
の一部がカップリング部材10の軸方向に沿って軸端側
から順次収縮する傾斜面で構成されて係合ロッド8Aを
内部に誘導しやすいようになっている。
ている駆動側駆動軸9が出力軸となる図示しない駆動モ
ータにより回転駆動されるようになっており、駆動時に
は駆動量に応じた角度を以て回転し、トレイ昇降駆動用
回転軸8に一体化されている押し上げレバー7の傾動角
度を変化させる。
2Aは、その傾動角によって積載している記録紙Sの残
量が検知できるようになっている。記録紙Sの残量検知
構造は、図6において符号12,13で示す検知センサ
と、トレイ昇降駆動用回転軸8に基端が一体化されてい
る揺動可能なフィラー部材14とで構成されている。図
5には、給紙カセット2側に位置するフィラー部材11
と給紙部P1側に位置するカップリング部材10とが示
されている。検知センサ12,13は、トレイ2Aの下
限検知および上限検知をそれぞれ行うためのものであ
り、この場合の下限検知とは、トレイ2A上での記録紙
Sが満載状態である場合が検知できることを意味し、上
限検知とは、トレイ2A上での記録紙Sに対して補充が
必要となる時期が検知できることを意味している。従っ
て、下限検知の状態からトレイ2A上の積載量が減少
し、トレイ2A上で記録紙Sが全くなくなってしまうの
でなく残りわずかな状態となった場合が適正に検知で
き、補充時期を間違えないようにすることができる。
回転軸8側のフィラー部材11との対応は、図6および
図7に示すように、給紙カセット2が給紙部P1に挿入
されてトレイ昇降駆動用回転軸8の係合ロッド8Aがカ
ップリング部材10に形成されているスリット10A内
に入り込んで係合状態となると、図に示すように、フィ
ラー部材11に形成されている折曲片11Aが検知セン
サ12,13の検知面内を通過できる位置関係とされ
る。
成、特に、給紙カセット2の挿脱操作に連動して検知セ
ンサ12,13の検知態位が設定される構成において
は、挿入態位にある給紙カセット2の位置が変化すると
別体で構成されているフィラー部材11と検知センサ1
2,13とが互いに追随するようにはなっていないので
両者間での位置関係が変化してしまい、フィラー部材1
1の変位を対象とする記録紙残量検知が正確に行えなく
なる虞がある。
2,13との対向関係を説明するための図であり、図8
(A)において矢印Fは、給紙カセット2が挿入される
方向を示しており、図8(B)において符号R’は給紙
カセット2が挿入された後に位置調整、例えば、幅方向
での位置をずらして横レジストを調整する際の変位方向
を示している。給紙カセット2が給紙部P1に挿入され
ると、フィラー部材11に形成されている折曲片11A
が検知センサ12,13の検知面に入り込むことができ
る。しかし、図8(A)に示した状態から給紙カセット
2が矢印R’で示す方向に移動すると、フィラー部材1
1の折曲片11Aが検知センサ12,13の検知面から
外れてしまうことがある。横レジスト調整のための移動
を可能にするために、カップリング部材10に形成され
ているスリット10Aは、図9(A)に示すように、係
合ロッド8Aを摺動可能とするための長さ(L1)を設
定されている。しかし、この長さ(l1)に対して図9
(B)において符号L2で示すように、検知センサ1
2,13側でフィラー部材11の折曲片11Aが通過す
る面の長さはカップリング部材10側のそれよりも短
い。このため、給紙カセット2の移動量によっては検知
センサ12,13の検知面からフィラー部材11の折曲
片11Aが外れてしまい、検知不能となることがある。
にトレイの上昇量を検知することによる残量検知構造に
おける問題に鑑み、挿入後の給紙カセットの変位に関係
なく正確に残量検知が可能な構成を備えた給紙装置およ
び画像形成装置を提供することにある。
複数枚の記録紙を載置してその繰り出し側を上昇させる
構成を備えたトレイを内部に配置した給紙カセットと、
該給紙カセットから外側に向けて突出するトレイ昇降駆
動用回転軸と、該トレイ昇降用回転駆動軸に対して上記
給紙カセット外で係脱可能な駆動源側駆動軸と、上記ト
レイ昇降駆動用回転軸の回転角度を検知する検知センサ
とを備えた給紙装置であって、上記駆動源側駆動軸は、
上記給紙カセットの装填部に設けられ、軸線方向で上記
検知センサと対向する位置に該検知センサの作動状態を
切り換えるフィラー部材が設けられていることを特徴と
している。
軸には、上記トレイ昇降駆動用回転軸と係脱可能な係合
が設けられ、該係脱部は常時給紙カセット側に向けて所
定量移動する習性が付与されていることを特徴としてい
る。
量として、上記給紙カセットを装填した後、装填位置調
整のために該給紙カセットが上記トレイ昇降駆動用回転
軸との係合が解除される方向に変位した場合でも上記フ
ィラー部材の折曲片が上記検知センサの検知面と対向す
る状態を維持できる量に設定されていることを特徴とし
ている。
が、上記駆動源側駆動軸に中心を支持されて回転可能な
揺動部材で構成され、揺動端には上記検知センサの検知
面を横断可能な折曲片が形成されており、該折曲片の折
り曲げ方向が給紙カセット側に向けて設定されると共に
該折曲片に対向する検知センサの検知面が給紙カセット
側から上記折曲片に入り込む位置関係を設定されている
ことを特徴としている。
が、上記フィラー部材の揺動方向に沿って複数設けら
れ、該検知センサ同士の設置角度が記録紙の満載状態時
での上記トレイの位置と全ての記録紙消費状態時での上
記トレイの位置よりも前の段階での位置との間を検知可
能な角度に設定されていることを特徴としている。
軸と上記トレイ昇降駆動用回転軸とは、軸端が係脱可能
な係合部を備えたカップリング部材により係脱可能に連
結され、該カップリング部材に形成されている係脱部の
位相に対応する位相で上記フィラー部材が設けられてい
ることを特徴としている。
部材の係合部が回転中心を挟んで対向する位置に形成さ
れたスリットを該カップリング部材の回転方向に沿って
複数設けて構成され、該回転方向での設置角度(θ1)
と上記フィラー部材における上記検知センサとの対向部
間の角度(θ2)とは、 θ1>θ2 の関係に設定されていることを特徴としている。
における検知センサと対向する部分間の角度(θ2)
が、トレイ上での記録紙が満載状態時と全消費状態時よ
りも前の段階を検知可能な位置に配置されている検知セ
ンサの設置角度に対応させてあることを特徴としてい
る。
うちの一つに記載の給紙装置を画像形成装置に用いるこ
とを特徴としている。
実施の形態を説明する。なお、図1乃至図3に示す実施
例において、図4以降の図に示したものと同じ部材につ
いては同符号により示す。図1は、図4に示した画像形
成装置Pに装備される給紙装置1におけるトレイ昇降駆
動用回転軸8と駆動側駆動軸9に装備されているカップ
リング部材10との駆動構造を示す図であり、同図にお
いて、画像形成装置における給紙部P1の壁部PHに形
成された穴PH1からは駆動モータMの出力軸をなす駆
動側駆動軸が給紙カセット2側に向けて挿通されてお
り、その軸端にはトレイ昇降駆動用回転軸8と係脱可能
な係合部をなすカップリング部材10が一体化されてい
る。
リング部材10との一体回転を許容するとともに所定量
だけ軸方向に沿ってカップリング部材10を移動させる
ことができるスプラインが形成されており、カップリン
グ部材10は、壁部PHとの間に配置された弾性体20
によって給紙カセット2に向けて移動習性が付与されて
いる。
センサ12,13と対向する位置に検知センサの作動状
態を切り換えることができるフィラー部材21一体化さ
れている。フィラー部材21は、駆動側駆動軸9を挟ん
で両側に揺動端を有する揺動部材で構成され、揺動端に
は、給紙カセット2側に向けて折り曲げられた折曲片2
1Aが形成されている。
3は、その検知面が給紙カセット2側から折曲片21A
に入り込む向きでフィラー部材21と対向させてある。
て給紙カセット2側に向けて移動習性を付与されること
による移動量が次の量とされている。カップリング部材
10にトレイ昇降駆動用回転軸8の係合ロッド8Aが入
り込んだ状態から給紙カセット2の横レジスト調整のた
めにトレイ昇降駆動用回転軸8がカップリング部材10
から外れる向きにわずかに移動した場合でもそれに追随
して移動することにより係合関係を維持できる量に設定
されている。
り、フィラー部材21が折曲片21の折り曲げ方向によ
り検知センサ12,13の検知面に深く入り込む方向に
移動するので、トレイ昇降駆動用回転軸8がカップリン
グ部材10との係合を解除する方向に移動した場合でも
フィラー部材21と検知センサ12,13との対向関係
が維持できるようになっている。
1の回転方向に沿って複数箇所、本実施例では2カ所に
設けられており、その設置位置間の角度、つまり設置角
度は、記録紙満載状態時でのトレイ2Aの位置から紙無
し検知センサS1が作動する前の段階、換言すれば、記
録紙全消費状態時よりも前の段階でのトレイ2Aの位置
を割り出せる位置との間に相当する角度に設定されてい
る。特に、折曲片21Aが両方の検知センサ12,13
を跨ぐことができる角度に対応させてある。
イ2Aが上昇開始をしない状態、つまり、図4(C)に
示すように、トレイ2Aがほぼ水平状態にあるときを検
知できる位置よりも上部に設定されており、トレイ2A
が上昇を開始して記録紙Sの消費が開始された段階で残
量が割り出せる位置とされている。
上昇位置割り出し結果と紙無し検知センサS1および下
降量検知センサS2との検知結果を総合して表1に示す
ように、トレイ2A上での記録紙残量を割り出せるよう
になっている。
に作動状態にあるときは、フィラー部材21の折曲片2
1Aが両方の検知センサ12,13に跨っている状態で
ある。
成されているスリット10Aの位相とフィラー部材21
の折曲片21Aの設置位置の位相とが一致させてある。
これにより、フィラー部材21の移動開始位置を基準と
して検知センサ12,13の位置を設定することによ
り、全消費までの間でトレイ上での残量の割り出し時期
を適宜設定して残量表示の仕方を任意に変更することが
可能となる。
給紙カセット2が画像形成装置Pの給紙部P1に挿入さ
れて装填されると、トレイ昇降駆動用回転軸8がその係
合ロッド8Aをカップリング部材10のスリット10A
に係合させることになる。スリット10Aに係合ロッド
8Aが係合すると、駆動モータMからの回転駆動力が駆
動側駆動軸9を介してトレイ昇降駆動用回転軸8に伝達
される。この結果、トレイ昇降駆動用回転軸8に一体の
押し上げレバー7が揺動し、トレイ2Aにおける記録紙
繰り出し側が上昇する。
部材10に挿入される際には、カップリング部材10が
弾性体20によって給紙カセット2側に付勢されている
ので、スリット10A内に係合ロッド8Aが入り込みや
すく、しかも、駆動側駆動軸9を係合ロッド8Aが入り
込みやすくなるように回転させることでカップリング部
材10のスリット10A最深部に係合ロッド8Aを位置
させることができる。
時には係合ロッド8Aがスリット10Aの最深部から遠
ざかる向きに移動される。このとき、カップリング部材
10が係合ロッド8Aの動きに応じて追随することがで
き、常にトレイ昇降駆動用回転軸8と駆動側駆動軸9と
の連結状態を維持している。一方、カップリング部材1
0が駆動側駆動軸9上で移動した場合でもフィラー部材
21は検知センサ12,13との位置関係をトレイ昇降
駆動用回転軸8の移動前と同じ状態に維持しているの
で、給紙カセット2の位置が変化した場合でもトレイ昇
降駆動用回転軸8の回転位置を検知することができる。
2は、トレイ2Aが自重および積載されている記録紙S
の重量によって図4(C)に示すように最下位に位置し
ている。従って、係合ロッド8Aがカップリング部材1
0に係合する際にはカップリング部材10のスリット1
0Aが水平方向に位置していることになる。このため、
スリット10Aと位相を一致させているフィラー部材2
1の折曲片21Aは、検知センサのうちで下方に位置す
る検知センサ12と対向しておらず、これによって、表
1に示したように、紙無し検知センサS1および下降量
検知センサS2が作動していない場合にはトレイ2A上
に記録紙Sが満載されていることを割り出せる。
に上昇し、その上昇量は複数枚あるいは単葉の記録紙S
の厚さ分に相当している。従って、駆動モータMにより
上昇するトレイ2Aの位置はフィラー部材21の回転位
置を検知センサ12,13の検知状態によって割り出す
ことができ、表1に示した作動状態に応じた記録紙Sの
残量が割り出せる。
持する側である駆動側駆動軸上にトレイ昇降駆動用回転
軸8の回転位置を検知するため構成を備えているので、
トレイ昇降駆動用回転軸8と駆動側駆動軸9とが別体で
あっても一方の軸の移動に関係なく一方の軸の回転位置
を適正に検知することができる。
いて説明する。図2に示した実施例は、カップリング部
材10に複数の係合部をなすスリット10A、10A’
を設け、この数に合わせてフィラー部材21側の折曲片
21A、21A’を設け、スリット10A、10Aの設
置角度(θ1)とフィラー部材21の折曲片21A、2
1A’間での設置角度(θ2)を規定したことを特徴と
している。
は、回転方向に沿って4カ所のスリット(便宜上、回転
中心を挟んで対向するもの同士で符号を10A、10
A’に区分する)が90度の設置角度(θ1)を以て設
けられている。各スリットは、図1に示した場合と同様
な構成である。
す)は、図1に示した場合と同様に駆動側駆動軸9に設
けられており、スリット10A、10A’の数と同じ数
が形成されている。スリットの数が多くなることで係合
ロッドがスリットに入り込みやすくなる。つまり、駆動
側駆動軸9は、トレイ2A上で記録紙Sが全消費される
と、上昇時とは逆方向に回転して停止する一方、全消費
前に記録紙Sが補充されるような場合にはカップリング
部材10のスリット10Aの向きに対して係合ロッド8
Aの向きと一致していない場合があるが、スリット10
Aの数が多ければその分、カップリング部材10の回転
位置に対して係合ロッド8Aを係合させやすくなり、さ
らには係合させるための調整回転量も少なくして係合時
での所要時間を短くすることができる。
(A)に示すように、スリット10A、10A’間での
設置角度(θ1)に対してフィラー部材21’における
検知センサ12.13との対向部である折曲片21A、
21A’間の角度(θ2)が、 θ1>θ2 の関係とされ、角度(θ2)は、図3(B)に示すよう
に、トレイ2Aの上限位置、つまり、記録紙全消費時で
のトレイ2Aの上昇位置よりも前の段階で折曲片の一つ
が情報の検知センサ13に対向することができる角度に
設定されている。なお、上記折曲片の一つと隣接する他
の一つは、図1に示した実施例と同様に、スリットの設
置位相に一致させてある。
給紙カセット2が装填されると、係合ロッド8Aがカッ
プリング部材10のスリット10A、10A’の何れか
に係合される。このときには、係合ロッド8Aが水平方
向に張り出しているので、スリット10A、10A’の
一つも水平方向に位置し、このスリットの位相に対して
フィラー部材21’の折曲片の一つが位相を一致させ
る。この時には、図1に示した実施例と同様に、トレイ
2Aでの満載状態かどうかが割り出せ、この状態からト
レイ2Aの上昇移動が開始される。
1’も回転し、折曲片21A、21A’のいずれかが検
知センサ12,13の検知面を横断することでその横断
状態に応じてトレイ2A上での記録紙残量が割り出せ
る。フィラー部材21’の折曲片間での角度(θ2)が
スリット間の角度(θ1)に対して規定されているの
で、何れかの折曲片が検知センサのうちの上方のものの
みに対向すると全消費前で補充が必要となる残量である
ことを割り出すことができる。
駆動源側駆動軸に検知センサと対向するフィラー部材が
位置しているので、給紙カセット側に位置するトレイ昇
降駆動用回転軸が変位しても検知センサとフィラー部材
との位置関係が変化することがない。これにより、給紙
カセットが装填された後、位置調整のためにわずかであ
っても各軸同士の係合位置がずれてもトレイ昇降駆動用
回転軸が駆動源側駆動軸と連動関係にあれば位置関係が
変化しないフィラー部材と検知センサとによりトレイの
昇降位置を検知してトレイ上の記録紙残量を割り出すこ
とが可能となる。
紙カセット装填後に実行されることがある給紙カセット
の位置調整時においてトレイ昇降駆動用回転軸が駆動源
側駆動軸から離れる方向に移動した場合でもフィラー部
材と検知センサの検知面との対向状態が維持できる量を
以て駆動源側駆動軸がトレイ昇降用回転軸に係合できる
習性が付与されているので、トレイ昇降駆動用回転軸が
駆動源側駆動軸から離れるように移動した場合でも駆動
源側駆動軸が追随して回転伝達ができると共に、その状
態においてもフィラー部材と検知センサとが対向関係を
維持していることによりトレイ昇降駆動用回転軸の回転
位置を検知することができる。これにより、給紙カセッ
トが装填後に位置調整のためにわずかでも変位した場合
でもトレイの上昇位置を正確に割り出すことが可能とな
る。
材の揺動端に形成された折曲片の向きが給紙カセット側
に指向され、この折曲片に対向する検知センサの検知面
が給紙カセット側から折曲片を入り込ませる向きとされ
ているので、給紙カセット装填後にその給紙カセットの
位置調整のために給紙カセット側にトレイ昇降駆動用回
転軸が移動した場合でも検知センサとフィラー部材との
対向間隔が狭まることになるので、トレイ昇降駆動用回
転軸が駆動源側駆動軸からわずかながらも離れる方向に
移動しても検知センサとフィラー部材との対向関係が維
持できる。これにより、給紙カセットを装填部から取り
除く場合を除いて、別体で構成されているトレイ昇降駆
動用回転軸と駆動源側駆動軸とが相対的に離れる方向に
移動した場合でもその移動位置に関係なく検知センサに
よるフィラー部材の位置検知が可能となる。
材の回転方向に沿って複数設けられている検知センサ
は、その設置角度がトレイ上の記録紙が満載状態時と全
消費時よりも前の段階との各トレイ位置を検知できる角
度に配置されているので、各検知センサからの信号に応
じてトレイ上の記録紙残量を割り出すことができ、特
に、全消費前の段階での検知が行えることにより記録紙
がなくなる前に補充警報を指令することも可能となる。
動軸に設けられていてトレイ昇降駆動用回転軸との係脱
に用いられるカップリング部材の係脱部がその位相をフ
ィラー部材の設置位相と対応しているので、トレイ昇降
駆動用回転軸の回転開始位置、つまり、満載状態のトレ
イの上昇開始位置をフィラー部材においても一致させる
ことができる。これにより、検知センサの位置をフィラ
ー部材の移動開始位置を基準として設定することによ
り、全消費までの間でトレイ上での残量の割り出し時期
を適宜設定することが可能となる。
ップリング部材の回転中心を挟んで対向する位置に形成
された係合部がカップリング部材の回転方向に沿って複
数設けられ、その設置角度(θ1)とフィラー部材の設
置角度(θ2)との関係をθ1>θ2とし、しかも、設
置角度(θ2)がトレイ上での記録紙全消費状態前の段
階を検知できる角度に対応させてあるので、満載状態で
のトレイ上昇位置をフィラー部材の回転開始位置に整合
させてトレイ上での記録紙残量検知を行うことができ
る。これにより、給紙カセットが装填される状態、つま
り、トレイ昇降駆動用回転軸と駆動側駆動軸との連結時
での係合状態に関わらず、記録紙満載状態あるトレイの
上昇開始位置からの上昇位置を割り出して残量を割り出
すことが可能となる。
填される給紙カセットが装填後位置調整のために軸方向
に動かされた場合でも給紙カセット内のトレイ上昇を行
う回転軸とこれを駆動する駆動軸との連結状態が維持さ
れると共に、軸方向に移動することのない駆動軸に回転
軸の回転位置を検知する構成を備えているので、回転軸
が軸方向でわずかに動かされた場合でも回転軸の回転位
置、換言すれば、トレイの上方位置を正確に検知して記
録紙の残量を正確に割り出すことが可能となる。
駆動構造を示す部分的な斜視図である。
の駆動構造を示す部分的な斜視図である。
の係合部間の角度とフィラー部材における検知センサと
の対向部間の角度を説明するための図である。
部の構成を示す模式図であ離、(A)はトレイ上での記
録紙が満載状態である場合を、(B)は全消費状態であ
る場合を、(C)はトレイが下降して上昇開始前の位置
にある時をそれぞれ示している。
の構成を示す斜視図である。
給紙部側に位置する駆動側駆動軸との駆動構造の従来例
を示す部分的な斜視図である。
斜視図である。
によるフィラー部材と検知センサとの対向関係を示す図
であり、(A)は給紙カセットが装填された状態を、
(B)は給紙カセットが装填方向と逆方向に動かされた
場合をそれぞれ示している。
グ部材と検知センサとの構成を示す図である。
性体 21 フィラー部材 21A、21A’ 検知センサとの対向部をなす折
曲片 S 記録紙
Claims (9)
- 【請求項1】複数枚の記録紙を載置してその繰り出し側
を上昇させる構成を備えたトレイを内部に配置した給紙
カセットと、該給紙カセットから外側に向けて突出する
トレイ昇降駆動用回転軸と、該トレイ昇降用回転駆動軸
に対して上記給紙カセット外で係脱可能な駆動源側駆動
軸と、上記トレイ昇降駆動用回転軸の回転角度を検知す
る検知センサとを備えた給紙装置であって、 上記駆動源側駆動軸は、上記給紙カセットの装填部に設
けられ、軸線方向で上記検知センサと対向する位置に該
検知センサの作動状態を切り換えるフィラー部材が設け
られていることを特徴とする給紙装置。 - 【請求項2】請求項1記載の給紙装置において、 上記駆動源側駆動軸には、上記トレイ昇降駆動用回転軸
と係脱可能な係合が設けられ、該係脱部は常時給紙カセ
ット側に向けて所定量移動する習性が付与されているこ
とを特徴とする給紙装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の給紙装置におい
て、上記係合部の移動量は、上記給紙カセットを装填し
た後、装填位置調整のために該給紙カセットが上記トレ
イ昇降駆動用回転軸との係合が解除される方向に変位し
た場合でも上記フィラー部材の折曲片が上記検知センサ
の検知面と対向する状態を維持できる量に設定されてい
ることを特徴とする給紙装置。 - 【請求項4】請求項1記載の給紙装置において、 上記フィラー部材は、上記駆動源側駆動軸に中心を支持
されて回転可能な揺動部材で構成され、揺動端には上記
検知センサの検知面を横断可能な折曲片が形成されてお
り、該折曲片の折り曲げ方向が給紙カセット側に向けて
設定されると共に該折曲片に対向する検知センサの検知
面が給紙カセット側から上記折曲片に入り込む位置関係
を設定されていることを特徴とする給紙装置。 - 【請求項5】請求項1または2記載の給紙装置におい
て、 上記検知センサは、上記フィラー部材の揺動方向に沿っ
て複数設けられ、該検知センサ同士の設置角度が記録紙
の満載状態時での上記トレイの位置と全ての記録紙消費
状態時での上記トレイの位置よりも前の段階での位置と
の間を検知可能な角度に設定されていることを特徴とす
る給紙装置。 - 【請求項6】請求項1乃至5のうちの一つに記載の給紙
装置において、 上記駆動源側駆動軸と上記トレイ昇降駆動用回転軸と
は、軸端が係脱可能な係合部を備えたカップリング部材
により係脱可能に連結され、該カップリング部材に形成
されている係脱部の位相に対応する位相で上記フィラー
部材が設けられていることを特徴とする給紙装置。 - 【請求項7】請求項6記載の給紙装置において、 上記カップリング部材の係合部が回転中心を挟んで対向
する位置に形成されたスリットを該カップリング部材の
回転方向に沿って複数設けて構成され、該回転方向での
設置角度(θ1)と上記フィラー部材における上記検知
センサとの対向部間の角度(θ2)とは、 θ1>θ2 の関係に設定されていることを特徴とする給紙装置。 - 【請求項8】請求項7記載の給紙装置において、 上記フィラー部材における検知センサと対向する部分間
の角度(θ2)は、トレイ上での記録紙が満載状態時と
全消費状態時よりも前の段階を検知可能な位置に配置さ
れている検知センサの設置角度に対応させてあることを
特徴とする給紙装置。 - 【請求項9】請求項1乃至8のうちの一つに記載の給紙
装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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JP2007153615A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-06-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US8403318B2 (en) | 2008-09-25 | 2013-03-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Apparatus for detecting amount of remaining sheets and image forming apparatus including the same |
US8602409B2 (en) * | 2010-04-02 | 2013-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet feeding apparatus and image forming apparatus |
-
2001
- 2001-05-21 JP JP2001150398A patent/JP4204766B2/ja not_active Expired - Fee Related
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