JP2002347885A - 粉体貯留槽の閉塞防止装置 - Google Patents

粉体貯留槽の閉塞防止装置

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JP2002347885A
JP2002347885A JP2001164437A JP2001164437A JP2002347885A JP 2002347885 A JP2002347885 A JP 2002347885A JP 2001164437 A JP2001164437 A JP 2001164437A JP 2001164437 A JP2001164437 A JP 2001164437A JP 2002347885 A JP2002347885 A JP 2002347885A
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vibration
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powder body
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JP2001164437A
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Kanemi Abe
兼美 阿部
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ABE TEKKOSHO KK
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ABE TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体のブリッジによって起こる粉体貯留槽の
内部閉塞を、貯留槽の損壊や騒音等を生じさせずに確実
に防止して粉体の安定排出を可能ならしめる。 【解決手段】 振動器11、振動伝達部材12及び防振
装置13で閉塞防止装置10を構成して振動伝達部材1
2を粉体貯留槽1の中に入り込ませ、その振動伝達部材
12経由で槽内の粉体に振動を直接伝えて粉体のブリッ
ジ崩しを行うようにしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粉体貯留槽に、
底部排出口からの粉体の安定排出を目的として設ける槽
内の閉塞防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】収納した粉体を底部の排出口から取出す
方式の粉体貯留槽は、粉体のいわゆるブリッジ現象によ
る内部閉塞が起こって粉体排出が円滑になされなくなる
ことがある。
【0003】流動性の悪い吸湿した粉体や繊維分などが
混入している粉体は特にその傾向が強い。
【0004】このため、ブリッジによる閉塞が考えられ
るときには、貯留槽に閉塞防止装置を設けることがなさ
れている。
【0005】その閉塞防止装置は、貯留槽の外板に振動
器を取付けて外板を振動させるものが主流をなしてい
る。
【0006】ほかに、貯留槽に打撃を加えて衝撃でブリ
ッジを崩す方式のものや、空気攪拌を行うものなどもあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】貯留槽の外板に振動を
加える閉塞防止装置は、外板から離れた位置の粉体に振
動が充分に伝わらず、ブリッジ崩しの効果が薄い。
【0008】また、振動力を大きくすると貯留槽の破壊
につながる。
【0009】さらに、振動によって粉体が密集し(密度
が高まる)、ブリッジをむしろ助長することもある。
【0010】打撃印加方式のものも、貯留槽の損壊が考
えられ、騒音も激しい。
【0011】また、空気攪拌を行うものは、環境保全の
ために飛散防止が要求されるフライアッシュなどの処理
には採用し難い。
【0012】この発明は、従来の閉塞防止装置に見られ
る上記の不具合、欠点を解消することを課題としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、閉塞防止装置を、振動器と、
その振動器で発生させた振動を伝達する振動伝達部材
と、振動伝達部材の保持部に設ける防振装置とで構成
し、前記振動伝達部材を、底部に排出口を有する粉体貯
留槽の内部、即ち粉体移動路の中に入り込ませたのであ
る。
【0014】この装置の振動伝達部材は、実施形態の項
で述べるようなものが好ましい。
【0015】
【作用】振動伝達部材を貯留槽の中に入り込ませると、
槽壁から離れた位置の粉体にも直接振動を伝えることが
でき、そのためにブリッジが崩れ易くなり、閉塞防止の
効果が高まる。
【0016】また、振動の直接伝達により、伝達ロスが
小さくなるので、強い振動や衝撃を加える必要が無くな
り、貯留槽の破損や騒音も防止される。
【0017】さらに、加振方式であるので、粉体の飛散
も起こらない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1
乃至図3に基づいて説明する。
【0019】図1は、この発明の閉塞防止装置10を備
えさせた粉体貯留槽を示している。
【0020】粉体貯留槽1は、底部の排出口2にスクリ
ューフィーダ3を設け、排出口から排出される粉体をス
クリュー3aで横送りしてフィーダの出口3bから取り
出す構造のものを示したが、ヒンジの扉やスライド式シ
ャッタなどで排出口を開閉するホッパ形式の槽であって
もよい。4は粉体貯留槽1の支持架台である。
【0021】閉塞防止装置10は、振動器11と、振動
伝達部材12と、防振装置13とで構成される。振動器
11は2台の振動モータ(偏心した重錘を回転させて振
動を生じさせるモータ)11aを逆向きに回転させて振
動伝達部材12を振動させるものを用いたが、これに限
定されるものではない。
【0022】振動伝達部材12は、主ロッド12aの外
周に適当な間隔をあけてディスク12bを複数個取付け
たもの(図2参照)や、ディスクに代えて枝ロッド12
cを取付けたもの(図3参照)などを用いている。
【0023】図2の振動伝達部材のディスク12bは、
穴あきディスクが軽量化と、粉体との接触面の増加が図
れて好ましい。
【0024】また、図3の振動伝達部材は、同一箇所に
複数本の枝ロッド12cを放射状に取付けたものが、粉
体との接触範囲が広がって好ましい。
【0025】この振動伝達部材の主ロッド12aを、槽
内を横切って粉体貯留槽1の槽壁1aにあけた孔に通
し、貯留槽の外部において主ロッド12aの両端部を防
振装置13で受け支えている。また、槽壁1aと主ロッ
ド12aとの間を、主ロッドの振動を妨げない軸シール
5で封止してロッド貫通部からの粉体の漏れを防止して
いる。
【0026】防振装置13は、周知のスプリングやゴム
マウントなどでよい。この防振装置13を架台4で支持
して振動伝達部材12を横架点に保持し、主ロッド12
aの端部に振動器11で振動を加えるようにしている。
【0027】このように構成した閉塞防止装置10を用
いると、振動器11から主ロッド12aに加えた振動が
ディスク12bや枝ロッド12cを介して槽内の粉体に
効率良く伝わり、そのために、粉体のブリッジが効果的
に崩され、流動性が高まって粉体の円滑な排出がなされ
る。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の閉塞防止
装置は、貯留槽に入り込ませた振動伝達部材から槽内の
粉体に直接振動を伝えてその粉体の流動性を高めるの
で、粉体のブリッジ崩しを効果的に行って貯留槽の損壊
や騒音、粉体飛散等を生じさせずに貯留槽の内部閉塞を
無くすことができ、ブリッジを生じ易い粉体、エアー攪
拌が敬遠される粉体も安定した排出を可能ならしめる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の閉塞防止装置の実施形態を示す断面
【図2】振動伝達部材の具体例を示す斜視図
【図3】振動伝達部材の他の例を示す斜視図
【符号の説明】
1 粉体貯留槽 1a 槽壁 2 排出口 3 スクリューフィーダ 4 架台 5 軸シール 10 閉塞防止装置 11 振動器 12 振動伝達部材 12a 主ロッド 12b ディスク 12c 枝ロッド 13 防振装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動器と、その振動器で発生させた振動
    を伝達する振動伝達部材と、振動伝達部材の保持部に設
    ける防振装置とを有し、前記振動伝達部材を、底部に排
    出口を有する粉体貯留槽の中に入り込ませて構成される
    粉体貯留槽の閉塞防止装置。
  2. 【請求項2】 前記振動伝達部材を、粉体貯留槽を貫通
    して、かつ槽壁との間を軸シールで封止して横架するロ
    ッドと、そのロッドに間隔をあけて取付けて粉体貯留槽
    の中に配置する複数枚のディスクとで構成した請求項1
    記載の粉体貯留槽の閉塞防止装置。
  3. 【請求項3】 前記振動伝達部材を、粉体貯留槽を貫通
    して、かつ槽壁との間を軸シールで封止して横架するロ
    ッドと、そのロッドに間隔をあけて取付けて粉体貯留槽
    の中に配置する複数本の枝ロッドとで構成した請求項1
    記載の粉体貯留槽の閉塞防止装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010006402A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Asahi Breweries Ltd ホッパー装置
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JP2019152382A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 住友金属鉱山株式会社 流動焙焼炉
CN113734822A (zh) * 2021-09-26 2021-12-03 广东精久重工科技有限公司 一种带有防堵结构的抛丸机丸料阀门截止装置

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