JP2002347617A - 鉄道車両 - Google Patents

鉄道車両

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JP2002347617A
JP2002347617A JP2001154767A JP2001154767A JP2002347617A JP 2002347617 A JP2002347617 A JP 2002347617A JP 2001154767 A JP2001154767 A JP 2001154767A JP 2001154767 A JP2001154767 A JP 2001154767A JP 2002347617 A JP2002347617 A JP 2002347617A
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JP
Japan
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air
vehicle
blower
air conditioner
indoor
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JP2001154767A
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Haruo Hirakawa
治生 平川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室内送風機の吹出部の通風抵抗を低減して冷却
風の流れを良くし、騒音の低い小型の送風機で車内に均
一に配風できるようにして、車内の騒音と室内送風機の
消費電力を低減する。 【解決手段】空調装置の室内送風機を車体側の天井に取
付け、冷却風を車体の長手方向に真直ぐ吹出すようにす
る。これによれば、従来よりも羽根車の外径が小さい、
小型の送風機を使用することができ、車内の騒音を低減
させることができる。また、室内送風機の消費電力を小
さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道車両の空調に係
わり、特に室内送風機の通風抵抗を低減して、騒音及び
電力を低減するのに好適な室内送風機の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道車両用空調装置は、文献冷凍
空調便覧III 巻空気調和編P229〜P238に記載の
ように、蒸発器の間に室内送風機を配置し、該蒸発器で
冷却された空気を吸入して真下の空調ダクトに吹出して
いた。この場合、吹出部の風は空調ダクトの底面に一旦
当たった後、直角に曲がって車体長手方向に流れてい
く。よって、この直角曲がりによる通風抵抗を小さくす
る目的で空調ダクト側に案内板を設けるのが一般的であ
った。
【0003】また、室内送風機のケーシング構造を工夫
して、空気を斜め方向に吹出すようにしたものもあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車体の天井裏に取付け
られる空調ダクトの通風抵抗は、室内送風機の吹出部が
最も大きく、この部位の通風抵抗により風の流れが悪く
なって、冷却風が空調ダクトの末端まで配風されないと
いう不具合が発生する場合があった。
【0005】その場合は、室内送風機の送風圧力を高く
することで対処していたが、送風圧力を高くするには、
羽根車の外径を大きくするか、モータの回転数を高くす
る必要があり、室内送風機の騒音が増大して、車内の騒
音が大きくなるという問題があった。また、室内送風機
の消費電力が増大するという問題もあった。
【0006】本発明は、室内送風機の吹出部の通風抵抗
を低減して冷却風の流れを良くし、騒音の低い小型の送
風機で車内に均一に配風できるようにして、車内の騒音
とモータの消費電力を低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】空調装置の室内送風機を
車体側の天井に取付けるようにして、冷却風を車体の長
手方向に真直ぐ吹出すように配置する。室内送風機の吹
出部の曲がり部が無くなるため、ダクトの通風抵抗が低
減して、冷却風は空調ダクトの末端まで送風され、冷却
風は車内に均一に配風される。
【0008】その結果、従来よりも羽根径の小さい小型
の送風機を使用することができ、車内の騒音と室内送風
機の電力を低減させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1か
ら図4に示す実施例により詳細に説明する。ここで、図
1は車両の空調システムを示した主要側面図、図2は空
調装置の主要構成を示した平面図、図3は屋根上に搭載
された空調装置の主要正面図、図4は空調装置の主要側
面図である。
【0010】図1において、1は車体で、空調装置2は
車体の天井に取付けられた室内送風機3a,3bを覆う
ように屋根上に搭載される。室内送風機3a,3bは空
調装置からの電気配線により給電され、空調装置2の室
内部より空気を吸入して、車両の長手方向に延びた空調
ダクト4a,4bに真直ぐに送風する。
【0011】ここで、室内送風機3a,3bは、両軸モ
ータの両側に羽根車とケーシングを設けた大風量の送風
機であり、1台で50m3/min以上の送風能力を有して
いる。
【0012】空調装置2は、図2に示すように、室内部
の底板が大きく切り欠かかれており、該室内送風機3
a,3bのケーシング頭部が空調装置内に入り込めるよ
うになっている。これは、車体の天井内部の高さは20
0mm程度であり、室内送風機3a,3bを完全に収納す
るのは困難なためである。
【0013】図2において、10a,10bはガス冷媒
を圧縮する圧縮機、11a,11bは圧縮機10a,1
0bから吐出されたガス冷媒を外気との熱交換により空
冷する凝縮器、12は凝縮器11a,11bに外気を送
風する室外送風機、13a,13bは室内の空気を液冷
媒との熱交換で冷却する蒸発器、14a,14bは蒸発
器13a,13bで蒸発しなかった液冷媒が直接大量に
圧縮機10a,10bに戻るのを防止するアキュムレー
タである。
【0014】車体側に取付けた室内送風機3a,3bで
空調装置2の室内部に車内の空気を循環させる。図3に
示すように、リターン口20a,20bから吸入された
車内の空気は、蒸発器13a,13bで冷却され、室内
ファン3a,3b(3bは3aの後側)により空調ダク
ト内に送風される。空調ダクト内に送風された空気は、
空調ダクトの側面に設けられた開口部を通って、吐出口
21a,21bから車内に吹出される。図3において、
15a,15bは蒸発器13a,13bで凝縮した空気
中の水分を貯水するドレンパン、16は屋根上に取付け
られ、空調装置の底板に接触して、循環空気の流路を気
密にするためのシールパッキンである。
【0015】空調装置2は図4に示すように、蒸発器1
3が内蔵された室内部が、車体1の天井内に取付けられ
た室内送風機3a,3bの真上に位置するように搭載さ
れる。室内送風機3a,3bは、背中合わせで取付けら
れ、車体の長手方向に延びた空調ダクト4a,4bにそ
れぞれ接続される。
【0016】室内送風機3a,3bの通風抵抗は、従来
の室内送風機の吹出しが真下の場合に比べて大幅に低減
でき、室内送風機の羽根車の外径は送風圧力の二乗根に
比例し、また電力は送風圧力に比例するため、室内送風
機の小型化及び小容量化が可能となる。
【0017】本発明の別の実施例を図5から図7に示
す。ここで、図5は空調装置の主要構成を示した平面
図、図6は屋根上に搭載された空調装置の主要正面図、
図7は空調装置の主要側面図である。
【0018】空調装置の構成は、前述した図2の空調装
置と全く同じである。図5に示すように室内部の底板は
大きく切り欠かかれ、室内送風機17a,17b,17
c,17dのモータ部が空調装置の室内部に入り込める
ようになっている。本実施例は、片軸モータの送風機を
モータ軸を鉛直方向にして、車体に取付けるようにした
ものである。車体幅方向の送風機の間に隙間を設けるこ
とで、車体の天井中央部への扇風機22の取付を可能に
したものである。
【0019】図5において、10a,10bはガス冷媒
を圧縮する圧縮機、11a,11bは圧縮機10a,1
0bから吐出されたガス冷媒を外気との熱交換により空
冷する凝縮器、12は凝縮器11a,11bに外気を送
風する室外送風機、13a,13bは室内の空気を液冷
媒との熱交換で冷却する蒸発器、14a,14bは蒸発
器13a,13bで蒸発しなかった液冷媒が直接大量に
圧縮機10a,10bに戻るのを防止するアキュムレー
タである。
【0020】車体側に取付けた室内送風機17a,17
b,17c,17dで空調装置2の室内部に車内の空気を
循環させる。図6に示すように、リターン口20a,2
0bから吸入された車内の空気は、蒸発器13a,13
bで冷却され、室内送風機17a,17b,17c,1
7dの吐出口から空調ダクト5a,5b,5c,5dに
真直ぐに吹出される。空調ダクト5a,5b,5c,5
dに吹出された空気は、ダクト側面の開口部を通って車
両の長手方向に延びたライン状の吹出部21a,21b
から車内に吹き出される。
【0021】図6において、15a,15bは蒸発器1
3a,13bで凝縮した空気中の水分を貯水するドレン
パン、16は屋根上に取付けられ、空調装置の底板に接
触して、循環空気の流路を気密にするためのシールパッ
キンである。
【0022】空調装置2は図7に示すように、蒸発器1
3が内蔵された室内部が、車体の天井に取付けられた室
内送風機17a,17b,17c,17dを覆うように
搭載される。室内送風機17a,17bと17c,17
dは、背中合わせで取付けられ、車体の長手方向に延び
た空調ダクト5a,5b,5c,5dにそれぞれ接続さ
れる。
【0023】本発明では、室内送風機の小型化及び小容
量化が可能となり、室内送風機の騒音と電力が低減でき
る。また、室内送風機が車体側に取付けられるため、簡
単に室内部の底板の開口部をカバー等で塞ぐことがで
き、蒸発器の清掃作業が容易となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、室
内送風機の小型化が図れ、車内騒音と消費電力を低減す
ることができる。また、蒸発器の洗浄が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空調装置の縦断面図であ
る。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】車両の空調システムの側面図である。
【図5】本発明の他の実施例の空調装置の縦断面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】図5のVII−VII断面図である。
【符号の説明】
2…空調装置、3…両軸モータの室内送風機、4,5…
空調ダクト、17…片軸モータの室内送風機、22…扇
風機。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の屋根上に搭載される空調装置の室内
    送風機を空調装置本体と分離して、車体側に取り付ける
    ようにしたことを特徴とする鉄道車両。
  2. 【請求項2】室内送風機の空気吹出方向が車体の長手方
    向になるように、室内送風機を車体の天井に配置したこ
    とを特徴とする請求項1記載の鉄道車両。
  3. 【請求項3】空調装置の室内部が車体の天井に取付けた
    室内送風機を覆うように、空調装置を車両の屋根上に搭
    載したことを特徴とする請求項1記載の鉄道車両。
  4. 【請求項4】車体の天井に取付けた室内送風機を、空調
    装置からの電気配線により給電するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の鉄道車両。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113656A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両
EP2476599A1 (en) 2011-01-13 2012-07-18 Hitachi, Ltd. Railway car
JP2012232691A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Mitsubishi Electric Corp 車両用空気調和装置及びこれを備えた鉄道車両

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