JP2002346959A - パラレルメカニズムのフレーム変形補正方法およびその装置 - Google Patents

パラレルメカニズムのフレーム変形補正方法およびその装置

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JP2002346959A JP2001159894A JP2001159894A JP2002346959A JP 2002346959 A JP2002346959 A JP 2002346959A JP 2001159894 A JP2001159894 A JP 2001159894A JP 2001159894 A JP2001159894 A JP 2001159894A JP 2002346959 A JP2002346959 A JP 2002346959A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 構造物の形状、剛性に関わりなく、工作物と
ツールとの間の相対的位置・姿勢精度を向上させること
を可能にしたパラレルメカニズムのフレーム変形補正方
法およびその装置を提供する。 【解決手段】 有限個の取付部を介してジョイントと接
続されて静的なフレームに支持され、リンク機構を並列
に連結したパラレルメカニズムにおいて、前記ジョイン
ト取付部14相互間と工作物を固定する定盤10間の相
対的変位・姿勢変化を複数個の変位センサ17を用いて
インプロセス計測することによって、前記工作物とジョ
イント間の相対位置関係を修正し、力学的、熱的な変形
を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リンク機構を並列
に連結した、いわゆるパラレルメカニズムを用いた機械
のフレームの変形挙動を計測して、工作物とツール間等
の精度向上を図るパラレルメカニズムのフレーム変形補
正方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、産業用ロボットや工作機械の分野
において、リンク機構を並列に連結したパラレルメカニ
ズムの研究が盛んに行われている。従来の積重ね構造か
らなる直交座標型工作機械やアーム型ロボット等のシリ
アルメカニズムと比較して、梁構造でなく剛性の高いト
ラス構造であり、各軸の質量が累積せず移動速度も高
く、各軸の位置決め誤差が累積せず精度の平均化が可能
で、精密機械の基本であるアッベの原理(三次元座標測
定機における測定点を測長ユニット(スケール)の延長
線上として、測定値を機構の姿勢変化の影響を受けにく
くして測定誤差を少なくできる。)を満たすことができ
る、等の特長があり、剛性、精度、運動速度等の面で有
利であるからである。そして、測定機器や工作機械の運
動精度向上のためには、ツールと工作物の相対位置関係
が安定していることが重要であり、そのために、各々の
構成要素の運動精度の向上のみならず、それらを保持す
るベースやコラム等の静的な構造物つまり機械のフレー
ム側が静的にも動的にも安定していることが不可欠であ
る。
【0003】そのようなパラレルメカニズム型工作機械
の代表的な例として図11に示したようなものがある。
これは一般的な6自由度のもので、ベース1とフレーム
2によって6個の球面ジョイント3が支持されている
が、負荷や工作時の熱的なフレームの変形により、これ
ら球面ジョイント3の位置は稼働中に変位する。ツール
4を搭載したエンドエフェクタ5は、ユニバーサルジョ
イント6およびアクチュエータ8により伸縮する直動ジ
ョイント7(パラレルメカニズムの閉リンク機構を構成
する)を介して球面ジョイント3に接続される。前記ユ
ニバーサルジョイント6、直動ジョイント7、球面ジョ
イント3およびアクチュエータ8はそれぞれ6組配設さ
れ、エンドエフェクタ5を中心に並列的に配置される。
6個のアクチュエータ8によって6本の直動ジョイント
7をそれぞれ伸縮させることによって、エンドエフェク
タ5は3次元空間内を並進3方向および回転3方向に6
自由度の運動を行う。また、ワーク9は定盤10を介し
てベース1上に固定され、一般的な6自由度のパラレル
メカニズム型機械では、図示のように球面ジョイント3
が2個ずつ対となり、円周上120°間隔で配置される
ことが多い。
【0004】しかしながら、このようなパラレルメカニ
ズム型機械や一般の直交座標型機械等においては、実際
には、図12に示すように、基礎部側から伝わる外乱や
切削抵抗等の加工負荷によりフレーム(ベース、コラム
およびビーム等)は変形し、その結果、工作物とツール
との間の相対的位置に誤差を生じる。さらには、室温変
動や加工時に発生する熱等によりフレームが熱変位を引
き起こして、同様に工作物とツールとの間の相対位置精
度が低下する虞れがあった。従来の技術では、このよう
な力学的変形を最小限に抑制するために、フレーム部の
断面積を増大させたり、剛性を高くして対処してきた。
あるいは、熱変位を抑制するために、フレームとしてコ
ンクリートのような熱膨張率の小さな材料を用いたり、
フレーム部に温度センサや室温センサ等を設置して熱変
形を補償することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の解決手段では、フレームの剛性を高くしようとす
ればする程、機械構造物が重厚長大化する傾向にあり、
装置自体の質量が大きくなって、自重による基礎部の変
形や部材自体の変形を招く虞れがあった。さらに慣性質
量の増加によって、運動精度が低下する弊害も生じてい
る。また、有限個の温度センサによる熱変形予測では、
構造物のごく一部の局所的な温度しか計測できないた
め、全体の変形を高精度にて予測することは困難であっ
た。しかも、一般的な梁構造のフレームの場合、熱変形
は部材の長さ方向だけでなく、撓みとしても発生するた
め、梁構造が積み重なった複雑な構造物の熱変形挙動の
把握はさらに複雑で、その予測は著しく困難となってい
る。また、熱膨張率の低い材料は一般に熱伝達率が小さ
いため、急激な室温変動があった際には、部材の内外お
よび部材間での温度差が生じて熱変形の予測は困難を究
めた。したがって、温度センサによる変形補償は、温度
の時間的変化の勾配が比較的緩やか場合に限定されてし
まっていた。
【0006】そこで、本発明では、リンク機構を並列に
連結したパラレルメカニズムでは、そのメカニズムを支
持するフレーム部が、有限個(通常3〜6個)の取付部
を介してメカニズムの対隅(ジョイント)と接続されて
いることに着目して、ジョイント取付部相互間と工作物
を固定する定盤側間との力学的および熱的変形による相
対的変位・姿勢変化を計測、補正することによって、構
造物の形状、剛性に関わりなく、工作物とツールとの間
の相対的位置・姿勢精度を向上させることを可能にした
パラレルメカニズムのフレーム変形補正方法およびその
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、有限
個の取付部を介してジョイント(対偶)と接続されて静
的なフレームに支持され、リンク機構を並列に連結した
パラレルメカニズムにおいて、前記ジョイント取付部相
互間と工作物を固定する定盤間の相対的変位・姿勢変化
を複数個の変位センサを用いてインプロセス計測すると
ともに、前記工作物とジョイント間の相対位置関係を修
正することによって、工作物とツール間の相対的位置・
姿勢精度を向上させることを特徴とする。また本発明
は、有限個の取付部を介してジョイント(対偶)と接続
されて静的なフレームに支持され、リンク機構を並列に
連結したパラレルメカニズムにおいて、前記フレームに
おけるジョイント取付部と工作物を固定する定盤側との
間にスーパーインバーロッドを配設するとともに、定盤
側にスーパーインバーロッドの変位を検出する変位セン
サを設置したことを特徴とする。また本発明は、前記ス
ーパーインバーロッドは、フレームにおけるジョイント
取付部と定盤側との間の最短距離を結んで配設されたこ
とを特徴とする。また本発明は、前記スーパーインバー
ロッドが、フレームにおけるジョイント取付部と定盤側
との間を迂回形態にて結んで配設されたことを特徴とす
る。また本発明は、有限個の取付部を介してジョイント
(対偶)と接続されて静的なフレームに支持され、リン
ク機構を並列に連結したパラレルメカニズムにおいて、
前記フレームにおけるジョイント取付部と工作物を固定
する定盤側とのいずれかに、これらの間の距離を計測す
るレーザー干渉測長器を設置したことを特徴とする。ま
た本発明は、前記フレームにおける複数のジョイント取
付部における隣接する一対のジョイント取付部相互間に
スーパーインバーロッドを配設するとともに、前記一対
のジョイント取付部のいずれか一方にスーパーインバー
ロッドの変位を検出する変位センサを設置したことを特
徴とする。また本発明は、リンク機構を並列に連結した
パラレルメカニズムにおいて、前記パラレルメカニズム
の閉リンク機構を構成するリンク部分の基部をワークを
支持するベースに球面ジョイントにより取着するととも
に、前記リンク部分の先端部分側に支持されたツールを
移動可能に構成し、前記ワークを支持する基準プレート
とベースとの間に変位センサを設置したスーパーインバ
ーロッドを配設したことを特徴とする。また本発明は、
リンク機構を並列に連結したパラレルメカニズムにおい
て、前記パラレルメカニズムの閉リンク機構を構成する
リンク部分の基部をベースに球面ジョイントにより取着
するとともに、前記リンク部分の先端部分側にワークを
支持するエンドエフェクタを取着し、前記ベースと静的
なフレームとの間に変位センサを設置したスーパーイン
バーロッドを配設したことを特徴とする。また本発明
は、少なくとも3自由度を有するリンク機構を並列に連
結したことを特徴とするもので、これらを課題解決のた
めの手段とするものである。
【0008】
【実施の形態】以下、本発明におけるパラレルメカニズ
ムのフレーム変形補正方法およびその装置の実施の形態
について詳細に説明する。図1および図2は本発明の第
1実施の形態を示すもので、図1(A)は工作物を固定
する定盤と球面ジョイントの位置関係図、図1(B)は
本発明におけるパラレルメカニズムのフレーム変形補正
装置の要部斜視図、図2は各球面ジョイント取付部の座
標位置およびその位置ベクトルを説明する図である。本
発明は、図1(A)(B)に示すように、有限個の取付
部14を介してジョイント(対偶)3と接続されて静的
なフレーム2に支持され、閉リンク機構(後述するリン
ク部分:直動ジョイント7)を並列に連結したパラレル
メカニズムにおいて、前記ジョイント取付部14相互間
と工作物を固定する定盤10間の相対的変位・姿勢変化
を複数個の変位センサ17を用いてインプロセス計測す
るとともに、前記工作物とジョイント3間の相対位置関
係を修正することによって、工作物とツール間の相対的
位置・姿勢精度を向上させることを特徴とするパラレル
メカニズムのフレーム変形補正方法にある。
【0009】次に、本発明の原理について説明する。図
1(A)は工作物を固定する定盤10と球面ジョイント
3の位置関係を示すもので、これらの球面ジョイント3
の位置を3個の基準点11で代表させる。さらに、定盤
の位置と姿勢を表すために定盤10上の3か所の基準点
12を設置する。このようにすれば、定盤10から見た
3つの球面ジョイント取付部基準点11の座標位置は、
図1(A)中の3本の破線で示した各ジョント取付部基
準点11間の距離、6本の一点鎖線で示したジョイント
取付部基準点11と定盤10上の各基準点12との距離
および3本の二点鎖線で示した定盤10上の各基準点1
2間の距離の合計によって一義に決定される。以上の幾
何学的関係は、図2に示す8面体として表される。
【0010】したがって、パラレルメカニズムとしての
機械の稼働中の負荷変動等や温度変動に起因するフレー
ム2の変形による球面ジョイント取付部4の3次元的な
変位は、以上の合計12本の破線、一点鎖線および二点
鎖線で示した12の距離の微小な変化を、12個の変位
センサ等で稼働中計測、すなわちインプロセスで計測す
ることによって求めることができる。球面ジョイント3
の正しい座標位置が求められれば、パラレルメカニズム
の運動学式中の球面ジョイント3の座標位置のパラメー
タを修正することにより、切削等工具であるツール位置
およびその姿勢の補正制御を容易に行うことが可能とな
る。
【0011】以下に、球面ジョイント3の座標位置を求
める数学的な式について説明する。図2(A)(B)に
示すように、3つの球面ジョイント取付部基準点11を
含む平面をxS −yS 面とする座標系をΣS とし、3つ
の定盤基準点12を含む平面をxB −yB 面とした座標
系をΣB とする。座標系ΣS から見た3つの球面ジョイ
ント取付部基準点11を位置ベクトル SSi={xSi
Si,0}T (但しi=1、2、3)で表し、座標系Σ
B から見た3つの定盤基準点12を位置ベクトル BBi
={xBi,yBi,0}T (但しi=1、2、3)で表わ
すものとする。定盤座標系ΣB から見た座標系ΣS の位
置を表す位置ベクトルと姿勢を表す回転変換行列をそれ
ぞれ、 BS および BS とすると、定盤座標系ΣB
ら見た球面ジョイント取付部基準点11の座標を示すベ
クトル BSiは以下の式で表される。BSi BS BS SSi
【0012】また、3つの球面ジョイント取付部基準点
11間の距離をlSi(但しi=1、2、3)、定盤基準
点12間の距離をlBi(但しi=1、2、3)とし、各
座標系の原点を基準点からなる三角形の重心に設定すれ
ば、辺の長さlSiおよびlBiから各基準点の座標 SSi
および BBiは容易に算出できる。これらの球面ジョイ
ント取付部基準点11から定盤基準点12までの距離を
i (但しi=1〜6)とすると、以下の6個の方程式
が得られる。 l1=| BS1B B1|, l2=| BS1B B3|, l3
=| BS2B B1|,l4=| BS2B B2|, l5
BS3B B2|, l6=| BS3B B3
【0013】距離li を用いて定盤座標系ΣB から見た
ΣS の位置 BS と姿勢 BS を求める。つまり、6個
の未知数を求めるためには、以上の非線形連立方程式を
数値解法で解く必要があるが、これは代表的な6自由度
のパラレルメカニズムの運動学の式と同一である。ある
いは、以上の球面ジョイント取付部基準点11から定盤
基準点12までの距離li の変化Δli が微小であるこ
とを利用し、ヤコビ行列を用いた微小運動学を用いて、
Δli が発生したときの位置と姿勢の変化ΔX={Δ
x,Δy,Δz,Δα,Δβ,Δγ}T を求めることも
可能である。すなわち、距離の変化Δli と位置と姿勢
の変化ΔXの関係は、ヤコビ行列Jを用いて以下の式で
表される。 Δli =JΔX この6×6行列であるJは容易に求めることができる。
このヤコビ行列の逆行列J-1を用いれば、 ΔX=J-1Δli となり、距離の変化Δli から位置、姿勢の変化ΔXは
容易に求められる。
【0014】以上では、球面ジョイントは6個あり、2
個ずつ計3組の位置を基準点3個で近似させている。し
たがって、2個の球面ジョイントの位置と基準点11は
互いに接近させる方が都合がよい(図1(A)参照)。
あるいは、2個ずつ球面ジョイント3を取り付ける部材
14を、スーパーインバーのような熱膨張係数がほぼ0
の材料として、充分な剛性を持たせて製作すれば、球面
ジョイント3の座標位置の移動量は基準点11の座標位
置の移動量と殆ど一致させることができる。さらに、定
盤基準点12間の距離は他の距離と比較して小さいた
め、同様に熱変形の殆どないスーパーインバー等で定盤
基準点を強固に連結すれば、定盤基準点間の距離をセン
サで測定する必要がなくなる。この場合、必要な変位セ
ンサの数は9となる。
【0015】図1(B)は、本発明のパラレルメカニズ
ムのフレーム変形補正方法およびその装置の第1実施の
形態を示すもので、スーパーインバーロッド13を用い
てジョイント取付部と定盤基準点間の距離li (i=1
〜6)の変動を測定するものである。簡単のため、図1
(A)における一点鎖線1本の場合について描いてあ
る。2個1組の球面ジョイントはスーパーインバー製の
ジョイント取付部14に固定され、2個の球面ジョイン
ト間の相対的な変位を最小にしておく。同様に、定盤側
の基準点12も定盤に取り付けたスーパーインバー製の
定盤基準プレート15上に設置して、基準点間の相対的
な熱変位等を最小としておく。次に、スーパーインバー
ロッド13の一端をジョイント取付部14に固定する。
端部に曲げモーメント等が作用しないように、弾性ヒン
ジ等の対偶を介して取り付けることが望ましい。さら
に、他端がロッドホルダ16を介して定盤基準プレート
15に接続される。
【0016】スーパーインバーロッド13の定盤側の端
部はロッドホルダ16内で軸方向に移動可能であるた
め、このロッドホルダ16に取り付けられた変位センサ
17を用いてロッド13の軸方向変位を計測できる。こ
のとき、ジョイント取付部14のロッド軸に直角方向の
変位成分は変位センサ17では検出されない。また、機
械稼働中において、ロッド13を変形させるような力は
作用しないため、ロッドの長さは変化しない。さらに、
室温や機械温度が変動した場合もロッド13は伸縮しな
いため、ジョイント取付部14と基準プレート15との
間の直線距離の変動を正確に変位センサ17で測定する
ことができる。本実施の形態では、変位センサ17は定
盤基準プレート15側に設置したが、ジョイント取付部
14側に設置した場合も、全く同一の測定が可能である
ことは言うまでもない。また、機械稼働中に風圧や切削
液、切り屑等の付着等が予想される場合には、ロッド1
3に対してカバーを設置することもできる。さらに、ロ
ッド13自体の自重によりロッドが静的に撓む場合があ
るが、この場合のロッドの全長の長さの変化は一般的に
僅少で、その量は一定であるためこれは無視できる。
【0017】図3は、本発明のパラレルメカニズムのフ
レーム変形補正方法およびその装置の第2実施の形態を
示すもので、ロッドのジョイント取付部14側におい
て、球面ジョイント3やパラレルメカニズムのリンク部
分と干渉する虞れのある場合には、パラレルメカニズム
のリンク機構部分を回避させる迂回形態にて、スーパー
インバーロッド13を配設したものである。この場合に
おいても、ロッド13のジョイント取付側固定部のa方
向(軸方向)の変位のみがロッド下部に現れ、r方向
(軸に直交)の変位は現れないため、球面ジョイント取
付部14と定盤基準点12との間の直線距離の変動を変
位センサ17にて正確に測定することができる。以上、
第1および第2実施の形態では、スーパーインバーロッ
ド13と変位センサ17を用いて距離の変動を測定する
方法を示したが、直線距離の変動を測定する形態は種々
の方法が採用され得る。
【0018】図4は、本発明のパラレルメカニズムのフ
レーム変形補正方法およびその装置の第3実施の形態を
示すもので、本実施の形態では、前記フレーム2におけ
る球面ジョイント取付部14と工作物を固定する定盤1
0側とのいずれかに、これらの間の距離を計測するレー
ザー干渉測長器8を設置したことを特徴とするものであ
る。つまり、図示の例では、球面ジョイント取付部14
側にレーザー干渉測長器8を設置するとともに、ベース
1上における定盤10の基準プレート15上にコーナー
キューブミラー19を設置し、前記レーザー干渉測長器
8から照射されたレーザー光をコーナーキューブミラー
19にて反射させて、再びレーザー干渉測長器8にて受
光することにより、球面ジョイント取付部14と定盤1
0側との距離の変動を測定するものである。
【0019】図5は、本発明のパラレルメカニズムのフ
レーム変形補正方法およびその装置の第4実施の形態を
示すもので、本実施の形態では、球面ジョイント取付部
基準点14間の距離lSi(i=1〜3)の変動を計測す
る。図はフレーム部分2を上方から見た平面図で、フレ
ーム2における複数のジョイント取付部14における隣
接する一対のジョイント取付部14相互間にスーパーイ
ンバーロッド13を配設するとともに、前記一対のジョ
イント取付部14のいずれか一方にスーパーインバーロ
ッド13の変位を検出する変位センサ17を設置したこ
とを特徴とする。つまり、スーパーインバー製ジョイン
ト取付部14にスーパーインバーロッド13の一端を固
定するとともに、他端をロッドホルダ16を介して他の
ジョイント取付部14に設置する。スーパーインバーロ
ッド13にはフレーム2にかかる負荷等の力は加わら
ず、熱膨張率もほぼ0であるため、フレーム2の伸縮等
によってジョイント取付部14が変位する際の変形量を
変位センサ17で正確に測定できるものである。前述の
定盤基準点14間の距離lBi(i=1、2、3:図1
(A)の二点鎖線)の変動も図5の本実施の形態の方法
によって正確に測定できることは言うまでもない。ま
た、このような基準点間の距離lSiおよびlBiの変動の
測定においても、図4に示したレーザー干渉測長器のよ
うな光学的測定機を用いることができることは言うまで
もない。
【0020】図6は、本発明のパラレルメカニズムのフ
レーム変形補正方法およびその装置の第5実施の形態を
示すもので、前述の各実施の形態では6自由度のパラレ
ルメカニズムに適用した例を説明してきたが、本実施の
形態では、少なくとも3自由度を有するリンク機構を並
列に連結したことを特徴とするものである。図6の実施
の形態のものでは、球面ジョイント3は原理上3個であ
るため、前述の図2における8面体そのものとなり、取
付部基準点1か所当たりのジョイントが1個となり、構
造的に簡略化している。
【0021】図7は、本発明のパラレルメカニズムのフ
レーム変形補正方法およびその装置の第6実施の形態を
示すもので、リンク機構を並列に連結したパラレルメカ
ニズムにおいて、前記パラレルメカニズムの閉リンク機
構を構成するリンク部分(直動ジョイント7)の基部を
ワークを支持するベース1に球面ジョイント3により取
着するとともに、前記リンク部分7の先端部分側に支持
されたツール4を移動可能に構成し、前記ワークを支持
する基準プレート15とベース1との間に変位センサ1
7を設置したスーパーインバーロッド13を配設したこ
とを特徴とする。つまり、球面ジョイント3をベース1
面近くに配設したもので、ジョイント取付部(3)と定
盤基準点(15)間の距離li (i=1〜6)の変動を
測定する。
【0022】図8は、本発明のパラレルメカニズムのフ
レーム変形補正方法およびその装置の第7実施の形態を
示すもので、リンク機構を並列に連結したパラレルメカ
ニズムにおいて、前記パラレルメカニズムの閉リンク機
構を構成するリンク部分(7)の基部をベース1に球面
ジョイント3により取着するとともに、前記リンク部分
(7)の先端部分側にワーク9を支持するエンドエフェ
クタ5を取着し、前記ベース1と静的なフレーム2との
間に変位センサを設置したスーパーインバーロッド13
を配設したことを特徴とする。つまり、ツール4を支持
している主軸にスーパーインバー製基準プレート15を
設置することで、球面ジョイント取付部基準点11との
距離の変動を測定するものである。本実施の形態ではワ
ーク9が移動する。
【0023】図9は、本発明のパラレルメカニズムのフ
レーム変形補正方法およびその装置の第8実施の形態を
示すもので、図9(A)に示したものは、球面ジョイン
ト取付部基準点を6点とし、スーパーインバーロッド1
3を6本によって定盤上基準点12間を連結することに
よっても、同様の効果を得ることができる。つまり、定
盤に設置した座標系ΣB に対するジョイント取付部の座
標系ΣS の位置と姿勢の微小な変化ΔXは、6本のスー
パーインバーロッドを用いて求めることができる6組の
基準点間の距離li の変化Δli から求めることができ
るからである。図9(B)に示したものは、定盤上基準
点12を6点としたもので、このように構成しても全く
同様の効果が得られる。以上の実施例では、低熱膨張材
料としてスーパーインバー(鉄−ニッケル系合金)を用
いているが、その他の低熱膨張材料、例えば低膨張ガラ
ス、低膨張鋳鉄等を用いても同様の効果が得られるもの
である。
【0024】最後に、パラレルメカニズムの3つの形態
を図10に示す。工作機械や測定機に用いられる場合、
図10(a)の伸縮型が一般的であるが、図10(b)
の屈曲型や図10(c)の開閉型も使用される。ベース
に対して(a)の伸縮型では3自由度の球面ジョイント
が、(b)の屈曲型では1自由度の回転ジョイントが、
そして(c)の開閉型では1自由度の直動ジョイントが
取り付けられている。したがって、(a)の伸縮型の場
合には本発明の手法を用いて球面ジョイントの取付位置
の補正を行うのに最も適しているが、他の(b)および
(c)の場合では、負荷や熱変位によるフレームの移動
に伴い、回転ジョイントや直動ジョイントの位置の移動
だけではなく、姿勢変化も生じてしまい、変位と同時に
姿勢も測定するためには、変位センサの数を増加させて
行う必要がある。
【0025】以上本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の趣旨の範囲内で、パラレルメカニズムとし
てのベースの形状、リンク部を構成する直動ジョイント
等の形状、形式、本数およびそのベースとの位置関係、
球面ジョイントの形状、形式、球面ジョイントのベース
およびフレームへの設置形態、フレームの形状、形式、
球面ジョイント等取付部基準点とベース側定盤等との間
の距離の計測形式(スーパーインバーロッドと変位セン
サによるもの、レーザー干渉測長器によるものの他に適
宜のものが採用され得る)、フレームの変形補正方式
(パラレルメカニズムの運動学式中の球面ジョイントの
座標位置のパラメータを修正するものとして、リンク部
を構成する直動ジョイント等における伸縮制御を補正す
る他、適宜の別途の制御手段を設置することもでき
る)、変位センサーの形式および設置位置および設置形
態等については適宜選定できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、有限個の取付部を介してジョイント(対偶)と接
続されて静的なフレームに支持され、リンク機構を並列
に連結したパラレルメカニズムにおいて、前記ジョイン
ト取付部相互間と工作物を固定する定盤間の相対的変位
・姿勢変化を複数個の変位センサを用いてインプロセス
計測するとともに、前記工作物とジョイント間の相対位
置関係を修正することによって、工作物とツール間の相
対的位置・姿勢精度を向上させるように構成したことに
より、パラレルメカニズムを支持する静的なフレームが
パラレルメカニズム稼働時に発生する力学的、熱的変形
が生じても、工作物側から見たジョイント取付部の変形
量(座標値)を、構造物の形状、剛性に関わりなく正確
に把握して、フレームに対するパラレルメカニズムの取
付部基準点である球面ジョイントの座標位置のパラメー
タを修正できるので、工作物とツール間の相対的位置・
姿勢精度を向上させて、高精度にて工作物の加工が可能
となる。
【0027】また、有限個の取付部を介してジョイント
(対偶)と接続されて静的なフレームに支持され、リン
ク機構を並列に連結したパラレルメカニズムにおいて、
前記フレームにおけるジョイント取付部と工作物を固定
する定盤側との間にスーパーインバーロッドを配設する
とともに、定盤側にスーパーインバーロッドの変位を検
出する変位センサを設置した場合は、熱膨張係数がほぼ
0で熱変形の殆どないスーパーインバー等で定盤基準点
を強固に連結して、簡素な構造にて正確にフレームと定
盤間の距離を測定できる。さらに、前記スーパーインバ
ーロッドは、フレームにおけるジョイント取付部と定盤
側との間の最短距離を結んで配設された場合は、これら
の間の直線距離の変動を正確に変位センサで測定するこ
とができる。さらにまた、前記スーパーインバーロッド
が、フレームにおけるジョイント取付部と定盤側との間
を迂回形態にて結んで配設された場合は、ロッドのジョ
イント取付部側等において、球面ジョイントやパラレル
メカニズムのリンク部分と干渉する虞れのある場合で
も、スーパーインバーロッドが配設でき、配設設計の自
由度が向上する。
【0028】また、有限個の取付部を介してジョイント
(対偶)と接続されて静的なフレームに支持され、リン
ク機構を並列に連結したパラレルメカニズムにおいて、
前記フレームにおけるジョイント取付部と工作物を固定
する定盤側とのいずれかに、これらの間の距離を計測す
るレーザー干渉測長器を設置した場合は、機械的な測定
部材自身の力学的、熱的変形の影響が皆無となり、測定
精度が向上する。さらに、前記フレームにおける複数の
ジョイント取付部における隣接する一対のジョイント取
付部相互間にスーパーインバーロッドを配設するととも
に、前記一対のジョイント取付部のいずれか一方にスー
パーインバーロッドの変位を検出する変位センサを設置
した場合は、フレーム側における伸縮等によってジョイ
ント取付部が変位する際の変形量を正確に測定して、こ
れを補正することができるので、加工精度がより向上す
る。さらにまた、リンク機構を並列に連結したパラレル
メカニズムにおいて、前記パラレルメカニズムの閉リン
ク機構を構成するリンク部分の基部をワークを支持する
ベースに球面ジョイントにより取着するとともに、前記
リンク部分の先端部分側に支持されたツールを移動可能
に構成し、前記ワークを支持する基準プレートとベース
との間に変位センサを設置したスーパーインバーロッド
を配設した場合は、球面ジョイントをベース面近くに配
設して、ベース側におけるジョイント取付部と定盤基準
点間の距離の変動を測定して、加工精度をさらに向上さ
せることが可能となる。
【0029】また、リンク機構を並列に連結したパラレ
ルメカニズムにおいて、前記パラレルメカニズムの閉リ
ンク機構を構成するリンク部分の基部をベースに球面ジ
ョイントにより取着するとともに、前記リンク部分の先
端部分側にワークを支持するエンドエフェクタを取着
し、前記ベースと静的なフレームとの間に変位センサを
設置したスーパーインバーロッドを配設した場合は、フ
レームとベース間の距離の変動を測定しつつ、ワーク側
をパラレルメカニズムにて移動加工させる形式に適用で
きる。さらに、少なくとも3自由度を有するリンク機構
を並列に連結した場合は、8面体そのものとなり、取付
部基準点1か所当たりのジョイントが1個となり、構造
的に簡略化している。かくして、本発明によれば、ジョ
イント取付部相互間と工作物を固定する定盤側間との力
学的および熱的変形による相対的変位・姿勢変化を計
測、補正することによって、構造物の形状、剛性に関わ
りなく、工作物とツールとの間の相対的位置・姿勢精度
を向上させることを可能にしたパラレルメカニズムのフ
レーム変形補正方法およびその装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は工作物を固定する定盤と球面ジョ
イントの位置関係図、図1(B)は本発明におけるパラ
レルメカニズムのフレーム変形補正装置の要部斜視図で
ある。
【図2】同、各球面ジョイント取付部の座標位置および
その位置ベクトルを説明する図である。
【図3】本発明のパラレルメカニズムのフレーム変形補
正方法およびその装置の第2実施の形態を示す図であ
る。
【図4】本発明のパラレルメカニズムのフレーム変形補
正方法およびその装置の第3実施の形態を示す図であ
る。
【図5】本発明のパラレルメカニズムのフレーム変形補
正方法およびその装置の第4実施の形態を示す図であ
る。
【図6】本発明のパラレルメカニズムのフレーム変形補
正方法およびその装置の第5実施の形態を示す図であ
る。
【図7】本発明のパラレルメカニズムのフレーム変形補
正方法およびその装置の第6実施の形態を示す図であ
る。
【図8】本発明のパラレルメカニズムのフレーム変形補
正方法およびその装置の第7実施の形態を示す図であ
る。
【図9】本発明のパラレルメカニズムのフレーム変形補
正方法およびその装置の第8実施の形態を示す図であ
る。
【図10】パラレルメカニズムの3つの形態を示す図で
ある。
【図11】代表的なパラレルメカニズム型工作機械の構
造図である。
【図12】一般的な機械の変形要因を示す図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 フレーム 3 球面ジョイント 4 ツール 5 エンドエフェクタ 6 ユニバーサルジョイント 7 直動ジョイント 8 アクチュエータ 9 ワーク 10 定盤 11 球面ジョイント取付部基準点 12 定盤基準点 13 スーパーインバーロッド 14 ジョイント取付部 15 基準プレート 16 ロッドホルダ 17 変位センサ 18 レーザー干渉測長器 19 コーナーキューブミラー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有限個の取付部を介してジョイント(対
    偶)と接続されて静的なフレームに支持され、リンク機
    構を並列に連結したパラレルメカニズムにおいて、前記
    ジョイント取付部相互間と工作物を固定する定盤間の相
    対的変位・姿勢変化を複数個の変位センサを用いてイン
    プロセス計測するとともに、前記工作物とジョイント間
    の相対位置関係を修正することによって、工作物とツー
    ル間の相対的位置・姿勢精度を向上させることを特徴と
    するパラレルメカニズムのフレーム変形補正方法。
  2. 【請求項2】 有限個の取付部を介してジョイント(対
    偶)と接続されて静的なフレームに支持され、リンク機
    構を並列に連結したパラレルメカニズムにおいて、前記
    フレームにおけるジョイント取付部と工作物を固定する
    定盤側との間にスーパーインバーロッドを配設するとと
    もに、定盤側にスーパーインバーロッドの変位を検出す
    る変位センサを設置したことを特徴とするパラレルメカ
    ニズムのフレーム変形補正装置。
  3. 【請求項3】 前記スーパーインバーロッドは、フレー
    ムにおけるジョイント取付部と定盤側との間の最短距離
    を結んで配設されたことを特徴とする請求項2に記載の
    パラレルメカニズムのフレーム変形補正装置。
  4. 【請求項4】 前記スーパーインバーロッドが、フレー
    ムにおけるジョイント取付部と定盤側との間を迂回形態
    にて結んで配設されたことを特徴とする請求項2に記載
    のパラレルメカニズムのフレーム変形補正装置。
  5. 【請求項5】 有限個の取付部を介してジョイント(対
    偶)と接続されて静的なフレームに支持され、リンク機
    構を並列に連結したパラレルメカニズムにおいて、前記
    フレームにおけるジョイント取付部と工作物を固定する
    定盤側とのいずれかに、これらの間の距離を計測するレ
    ーザー干渉測長器を設置したことを特徴とするパラレル
    メカニズムのフレーム変形補正装置。
  6. 【請求項6】 前記フレームにおける複数のジョイント
    取付部における隣接する一対のジョイント取付部相互間
    にスーパーインバーロッドを配設するとともに、前記一
    対のジョイント取付部のいずれか一方にスーパーインバ
    ーロッドの変位を検出する変位センサを設置したことを
    特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載のパラレ
    ルメカニズムのフレーム変形補正装置。
  7. 【請求項7】 リンク機構を並列に連結したパラレルメ
    カニズムにおいて、前記パラレルメカニズムの閉リンク
    機構を構成するリンク部分の基部をワークを支持するベ
    ースに球面ジョイントにより取着するとともに、前記リ
    ンク部分の先端部分側に支持されたツールを移動可能に
    構成し、前記ワークを支持する基準プレートとベースと
    の間に変位センサを設置したスーパーインバーロッドを
    配設したことを特徴とするパラレルメカニズムのフレー
    ム変形補正装置。
  8. 【請求項8】 リンク機構を並列に連結したパラレルメ
    カニズムにおいて、前記パラレルメカニズムの閉リンク
    機構を構成するリンク部分の基部をベースに球面ジョイ
    ントにより取着するとともに、前記リンク部分の先端部
    分側にワークを支持するエンドエフェクタを取着し、前
    記ベースと静的なフレームとの間に変位センサを設置し
    たスーパーインバーロッドを配設したことを特徴とする
    パラレルメカニズムのフレーム変形補正装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも3自由度を有するリンク機構
    を並列に連結したことを特徴とする請求項2ないし8の
    いずれかに記載のパラレルメカニズムのフレーム変形補
    正装置。
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