JP2002346768A - 摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合装置 - Google Patents

摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 径大の回転子の端面に径小のプローブが突出
して設けられた接合工具を用いて行う摩擦撹拌接合法で
あって、接合部材の接合終了部の裏面が膨出状に形成さ
れる不具合の発止を防止又は抑制することができる摩擦
撹拌接合法及びこれを能率良く遂行することのできる摩
擦撹拌接合装置を提供すること。 【解決手段】 回転しているプローブ13を接合部材1の
接合予定部3中に表面側から埋入する。更に、回転して
いる回転子11の端面12を接合部材1の表面に押し付け
る。更に、裏当てローラ20の外周面21を接合部材1の接
合予定部3の裏面に当接させる。更に、裏当てローラ20
の外周面21の接合予定部裏面との当接部21aの法線N上
又はその近傍に、回転子11の端面12の接合方向最後部12
aを位置させる。この状態で、接合部材1を、接合予定
部3がプローブ12を順次通過するように移動させること
により、接合部材1の接合予定部3を接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、摩擦撹拌接合法
及び摩擦撹拌接合装置に関し、詳述すれば、アルミニウ
ムやその合金等の金属材からなる接合部材に対して接合
を行う摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】摩擦撹拌接合法は、固相接合法の範疇に
入り、接合部材である金属材の種類に制限を受けない、
MIG溶接等の溶融接合に比べて接合時の熱歪みによる
変形が少ない等といった優れた利点を有しており、近
年、様々な構造物を組立製作するための接合手段として
用いられてきている。
【0003】従来の摩擦撹拌接合法を図4を参照して説
明する。同図において、(51)は接合部材である。同図
では、この接合部材(51)は、突合せ状に配置された2
個の帯状の金属製板からなるものであって、両板の突合
せ部(53)を接合予定部とするものである。同図では、
接合部材(51)は突合せ部(53)を通る縦断面で示され
ている。
【0004】(60)は摩擦撹拌接合用の接合工具であ
る。この接合工具(60)は、径大の円柱状回転子(61)
と、該回転子(61)の端面(62)の回転中心部に回転軸
線(P')上に突出して一体に設けられた径小のピン状
プローブ(63)とを備えている。
【0005】(70)は円柱状の裏当てローラである。こ
の裏当てローラ(70)は、接合部材(51)の裏面側にお
いて、その外周面(71)が接合部材(51)の突合せ部
(53)裏面に当接された状態で配置されている。同図に
おいて、(71a)は裏当てローラ(70)の外周面(71)
の突合せ部(53)裏面との当接部を示している。
(N')はこの当接部(71a)における法線を示してい
る。
【0006】そして、接合工具(60)の回転しているプ
ローブ(63)が突合せ部(53)中に表面側から埋入され
るとともに、回転している回転子(61)の端面(62)が
接合部材(51)の表面に押し付けられ、この状態で接合
部材(60)の位置が固定されて配置されている。
【0007】この摩擦撹拌接合法では、接合部材(51)
は、その突合せ部(53)がプローブ(63)を順次通過す
るように移動される。(MD')は接合部材(51)の移動
方向を示している。この接合部材(51)の移動に伴い、
突合せ部(53)がプローブ埋入位置にて該プローブ(6
3)により順次接合されていく。したがって、同図で
は、接合部材(51)の移動方向(MD')とは反対方向が
接合方向(WD')となる。(53')は接合部材(51)の接
合された突合せ部を示している。
【0008】更に、一般的に接合工具(60)は、バリ等
の発生を防止する目的で、回転子(61)の回転軸線
(P')が接合方向(WD')後方側に僅かに傾斜された状
態で、配置される。また、裏当てローラ(70)の外周面
(71)の突合せ部裏面との当接部(71a)の法線(N')
上には、プローブ(63)の先端部の接合方向最後部が位
置されており、この状態で、上述した摩擦撹拌接合が行
われる。同図において、(T')は接合部材(51)の表
面のプローブ埋入位置における法線を示している。一
方、(θ')はこの法線(T')に対する回転子(61)の
回転軸線(P')の接合方向(WD')後方側への傾斜角で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記従来の摩
擦撹拌接合法には次のような難点があった。すなわち、
上記従来の摩擦撹拌接合法によれば、摩擦熱にて軟化し
た接合部材(51)の肉は、接合時に回転子(61)の端面
(62)からの押付け圧を受けることによって、接合部材
(51)の裏面側に膨出してしまい(Fは膨出部)、この
ため、接合された突合せ部(53')の裏面が膨出状態に
形成されるという難点があった。
【0010】さらに、上記従来の摩擦撹拌接合法では、
接合中にプローブ(63)の先端部が裏当てローラ(70)
の外周面(71)に接触して破損する恐れがある。このよ
うな不具合を防止するために、通常、プローブ(63)
は、同図に示すようにその先端部と裏当てローラ(70)
の外周面(71)との間に少し距離をおいた状態で埋入さ
れるが、このような埋入状態で接合を行うと、接合部材
(51)の突合せ部(53)の裏面側の表層部に未接合部が
発生する恐れがあった。
【0011】この発明は、上述した技術背景に鑑みてな
されたもので、その目的は、接合部材の接合終了部の裏
面が膨出状に形成される不具合の発止を防止又は抑制す
ることができ、且つ未接合部の発生を防止又は抑制する
ことのできる摩擦撹拌接合法及びこの摩擦撹拌接合を作
業能率良く行うことのできる摩擦撹拌接合装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る摩擦撹拌接合法は、径大の回転子
と、該回転子の端面に突出して設けられた径小のプロー
ブとを備えた接合工具を用い、回転しているプローブを
接合部材の接合予定部中に表面側から埋入するととも
に、回転している回転子の端面を接合部材の表面に押し
付け、且つ接合部材の裏面側に配置された裏当てローラ
の外周面を接合部材の接合予定部裏面に当接させた状態
で、接合予定部がプローブを順次通過するように接合部
材をプローブに対して相対的に移動させることにより、
接合部材の接合予定部を接合する摩擦撹拌接合法であっ
て、裏当てローラの外周面の接合予定部裏面との当接部
の法線上に、回転している回転子の端面の接合方向最後
部を位置させた状態で、接合を行うことを特徴としてい
る。
【0013】この発明に係る摩擦撹拌接合法において
は、裏当てローラの外周面の接合予定部裏面との当接部
の法線上に、接合工具の回転子の端面の接合方向最後部
を位置させた状態で、接合を行うことにより、回転子の
端面を接合部材の表面に押し付けた場合であっても、摩
擦熱にて軟化した接合部材の肉が裏当てローラの外周面
でしっかりと受けられるようになり、この結果、接合部
材の肉が裏面側に膨出し難くなる。しかも、接合部材の
肉を回転子の端面で強く加圧し得るようになって、接合
状態の良好な接合部を形成できるようになる。また、プ
ローブの接合予定部中への埋入深さを従来よりも深く設
定できるようになり、この結果、未接合部の発生が防止
又は抑制されるようになる。
【0014】上記摩擦撹拌接合法において、裏当てロー
ラの外周面の接合予定部裏面との当接部の法線の位置に
対する、回転子の端面の接合方向最後部の位置の、接合
方向に沿うずれ量を、回転子の直径で割った値をεとす
るとともに、ずれ量の正負符号を、前記法線の位置に対
して回転子の端面の接合方向最後部の位置が接合方向前
方側にずれている場合を正、接合方向後方側にずれてい
る場合を負とすると、εが−0.30〜+0.30の範
囲内になるように、回転子の端面の接合方向最後部が位
置されていることが、望ましい。
【0015】この場合には、摩擦熱にて軟化した接合部
材の肉の裏面側への膨出が確実に防止又は抑制されるよ
うになる。
【0016】ここで、本発明者らは次のような知見に基
づきこの発明を完成させた。すなわち、接合部材の肉の
膨出を防止又抑制するためには、ずれ量はできる限り小
さい方が良いことが本発明者らの研究により判明した。
しかしながら、ずれ量が小さくても回転子の直径が極め
て小さい場合には、接合部材の肉の膨出を防止又は抑制
することができないことがあった。一方、ずれ量が比較
的大きくても回転子の直径が極めて大きい場合には、接
合部材の肉の膨出を防止又は抑制できることがあった。
このような知見に基づき本発明者らは更に研究を重ねた
結果、ずれ量を回転子の直径で割った値であるεを用
い、このεが所定の範囲内になるように回転子の端面の
接合方向最後部を位置させれば、接合部材の肉の膨出を
確実に防止又は抑制できるようになることが判明し、こ
の発明を完成させた。
【0017】この発明に係る摩擦撹拌接合装置は、端面
が接合部材の表面に押し付けられる径大の回転子、及び
該回転子の端面に突出して設けられるとともに接合部材
の接合予定部中に表面側から埋入される径小のプローブ
を備えた接合工具と、接合部材の裏面側に配置されると
ともに外周面が接合部材の接合予定部裏面に当接される
裏当てローラと、裏当てローラの外周面の接合予定部裏
面との当接部の法線上又はその近傍に、接合工具の回転
子の端面の接合方向最後部を位置させるための位置調節
装置と、を具備していることを特徴としている。
【0018】この発明に係る摩擦撹拌接合装置において
は、位置調節装置を具備することにより、上記摩擦撹拌
接合が作業能率良く行われるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
【0020】図1において、(1)は接合部材である。
この接合部材(1)は、突合せ状に配置された2個の長
尺な帯状のアルミニウム又はその合金製の板(2)
(2)からなる。この両板(2)(2)において、一方
の板(2)の肉厚と他方の板(2)の肉厚は、互いに同
寸に設定されている。そして、一方の板(2)の幅方向
の一端部と他方の板(2)の幅方向の一端部とが突き合
わされている(突合せ部3)。この突合せ状態におい
て、一方の板(2)の表面と他方の板(2)の表面とは
面一に連なっており、且つ一方の板(2)の裏面と他方
の板(2)の裏面とについても同じく面一に連なってい
る。そして、この突合せ状態で両板(2)(2)が後述
する前後の支持ローラ(31)(32)によって裏面側から
略水平に支持されている。
【0021】図1において、(A)は摩擦撹拌接合装置
である。この接合装置(A)は、接合部材(1)を裏面
側から支持する前後の円柱状支持ローラ(31)(32)
と、摩擦撹拌接合用の接合工具(10)と、円柱状の裏当
てローラ(20)と、位置調節装置(40)と、円柱状の前
押さえローラ(33)と、円柱状の後押さえローラ(34)
とを具備している。
【0022】前支持ローラ(31)及び後支持ローラ(3
2)は、接合部材(1)の裏面側において、互いに離間
して且つ平行状に配置されている。この前後の支持ロー
ラ(31)(32)は、接合部材(1)に移動方向(MD)の
駆動力を付与する駆動装置としても機能するものとなさ
れている。すなわち、この前後の支持ローラ(31)(3
2)は、図示しない回転駆動装置を備えており、この駆
動装置を作動させることによって、接合部材(1)を長
さ方向に移動させる駆動ローラとしても機能するものと
なされている。(MD)は接合部材(1)の移動方向を示
している。この実施形態では、接合部材(1)の移動方
向(MD)とは反対方向が接合方向(WD)となる。
【0023】裏当てローラ(20)は、摩擦熱にて軟化し
た接合部材(1)の肉を裏面側から受けるためのもので
あって、接合部材(1)の裏面側における前後の支持ロ
ーラ(31)(32)の間の位置に、その外周面(21)を接
合部材(1)の突合せ部(3)裏面に当接させた状態で
配置されるものである。更に、この裏当てローラ(20)
は、図示しない回転駆動装置を備えており、この駆動装
置を作動させることによって、該裏当てローラ(20)が
その軸線(20a)を中心に回転駆動し、これにより、上
述した前後の支持ローラ(31)(32)と同じく接合部材
(1)を長さ方向に移動させるための駆動ローラとして
も機能するものとなされている。この裏当てローラ(2
0)の直径は、後述する接合工具(10)の回転子(11)
の端面(12)における直径(φ)よりも大寸に設定され
ている。なお、この発明では、裏当てローラ(20)は、
回転駆動するものではなく、回転自在なものであっても
良い。
【0024】図2において、(21a)は、裏当てローラ
(20)の外周面(21)の突合せ部(3)裏面との当接部
を示している。(N)はこの当接部(21a)における法
線を示している。
【0025】接合工具(10)は、径大の円柱状回転子
(11)と、該回転子(11)の端面(12)の回転中心部に
回転軸線(P)上に突出して一体に設けられた径小のピ
ン状プローブ(13)と、を備えている。回転子(11)及
びプローブ(13)はともに、接合部材(1)よりも硬質
で且つ接合時に発生する摩擦熱に耐え得る耐熱材料から
形成されている。プローブ(13)の外周面には、図2に
示すように、摩擦熱により軟化した接合部材(1)の肉
を撹拌するためのネジ山状の撹拌用凸条(13a)が螺旋
状に形成されている。回転子(11)の端面(12)は、こ
の実施形態では、回転軸線(P)に直交する平坦面から
なる。なお、この発明では、回転子(11)の端面(12)
は、外周縁部から回転中心部に向かって窪んだ形状にな
っていても良い。そして、この接合工具(10)は、接合
部材(1)の表面側においてプローブ(13)を略下方に
向ける態様にして裏当てローラ(20)の略上方位置に配
置されている。
【0026】更に、この接合工具(10)は位置調節装置
(40)に取り付けられている。この位置調節装置(40)
は、裏当てローラ(20)の外周面(21)の接合予定部裏
面との当接部(21a)の法線(N)上に、接合工具(1
0)の回転子(11)の端面(12)の接合方向最後部(12
a)を位置させるために用いられるものであって、接合
方向(WD)に対して略平行に所定範囲内で移動可能に構
成されている。この位置調節装置(40)を作動させるこ
とによって、接合工具(10)は接合方向(WD)に対して
略平行に所定範囲内で移動させられるようになる。そし
て、このように移動させられることにより、回転子(1
1)の端面(12)の接合方向最後部(12a)の位置が調節
されて、当該接合方向最後部(12a)が法線(N)上に
正確に位置されるものとなる。更に、この接合装置(1
0)は、図示しない昇降装置に取り付けられており、こ
の昇降装置を作動させることで、プローブ(13)を突合
せ部(3)中に埋入したり、埋入したプローブ(13)を
突合せ部(3)から抜出したりできるものとなされてい
る。
【0027】前押さえローラ(33)は、接合部材(1)
の接合方向(WD)前方側を表面側から押さえるためのも
のであって、接合部材(1)の表面側における、前支持
ローラ(31)の上方離間位置に、突合せ部(3)を跨ぐ
態様で配置されている。
【0028】後押さえローラ(34)は、接合部材(1)
の接合方向(WD)後方側を表面側から押さえるためのも
のであって、接合部材(1)の表面側における、後支持
ローラ(32)の上方離間位置に、接合された突合せ部
(3')を跨ぐ態様で配置されている。
【0029】なお、この発明では、前押さえローラ(3
3)や後押さえローラ(34)は、回転自在なものではな
く、回転駆動するものであっても良い。
【0030】次に、上記構成の接合装置(A)を用いて
接合部材(1)の突合せ部(3)を摩擦撹拌接合する方
法について説明する。
【0031】まず、接合工具(10)のプローブ(13)を
裏当てローラ(20)の略上方の離間位置に待機させてお
き、前後の支持ローラ(31)(32)及び裏当てローラ
(20)を互いに同一の周速度で回転駆動させる。
【0032】次いで、突合せ状に配置された2個の板
(2)(2)からなる接合部材(1)の長さ方向の一端
部を、前支持ローラ(31)と前押さえローラ(33)との
間に通し、前押さえローラ(33)によって接合部材
(1)を押さえる。そして、この状態のままで接合部材
(1)を前支持ローラ(31)の駆動力によって移動させ
ることにより、接合部材(1)を裏当てローラ(20)と
接合工具(10)のプローブ(13)との間に通し、該接合
部材(1)の突合せ部(3)裏面に裏当てローラ(20)
の外周面(21)を当接させる。
【0033】一方、所定の時点で、接合工具(10)の回
転子(11)をその回転軸線(P)を中心に回転させてプ
ローブ(13)を回転させる。そして、この回転子(11)
の回転軸線(P)を接合方向(WD)後方側に僅かに傾斜
させる。
【0034】そして、図2に示すように、位置調節装置
(40)によって、接合工具(10)の回転子(11)の端面
(12)の接合方向最後部(12a)を、裏当てローラ(2
0)の外周面(21)の接合予定部裏面との当接部(21a)
の法線(N)上に位置させる。そして、この位置で、昇
降装置を降作動させて接合工具(10)を前記法線(N)
に対して平行に下方移動させることによって、回転して
いるプローブ(13)を接合部材(1)の突合せ部(3)
中に表面側から埋入し、更に、回転している回転子(1
1)の端面(12)を接合部材(1)の表面に押し付け
る。このとき、回転子(11)の回転軸線(P)は上述し
たように接合方向(WD)後方側に僅かに傾斜しているこ
とから、回転子(11)の端面(12)の接合方向最前部
は、同図に示すように接合部材(1)の表面から僅かに
浮き上がった状態になる。このような状態にすることに
より、接合部材(1)の移動の際に、回転子(11)の端
面(12)の接合方向最前部が接合部材(1)の表面に存
在することのある微細な凹凸(図示せず)に引っ掛かる
不具合を防止又は抑制できるようになる。その上、摩擦
熱にて軟化した接合部材(1)の肉を局部的に加圧でき
るようになる。
【0035】図2において、(T)は、接合部材(1)
の表面のプローブ埋入位置における法線を示している。
(θ)はこの法線(T)に対する回転軸線(P)の接合
方向(WD)後方側への傾斜角を示している。この傾斜角
(θ)は限定されるものではないが、10°以下である
ことが特に望ましい。
【0036】なお、この発明では、プローブ(13)を突
合せ部(3)中に埋入した後で、回転子(11)の回転軸
線(P)を接合方向(WD)後方側に傾斜させても良い。
また、プローブ(13)を予め下降させておき、このプロ
ーブ(13)に向かって接合部材(1)を移動させること
で該プローブ(13)を接合部材(1)の長さ方向の端面
から突合せ部(3)中に強制的に埋入させても良い。
【0037】この状態のままで、接合部材(1)を、突
合せ部(3)がプローブ(13)を順次通過するように移
動させて、該接合部材(1)を後支持ローラ(32)と後
押さえローラ(34)との間に通し、後押さえローラ(3
4)によって接合部材(1)を押さえる。そして、この
状態で、接合部材(1)を前後の支持ローラ(31)(3
2)及び裏当てローラ(20)の駆動力により移動させ
る。
【0038】この接合部材(1)の移動に伴い、突合せ
部(3)がプローブ埋入位置においてプローブ(13)に
より順次接合されていく。
【0039】すなわち、プローブ(13)の回転により発
生する摩擦熱と、回転子(11)の端面(12)と接合部材
(1)の表面との摺動に伴い発生する摩擦熱とによっ
て、接合部材(1)はプローブ埋入位置近傍において軟
化する。そして、軟化した接合部材(1)の肉が、プロ
ーブ(13)の回転力を受けて撹拌混合されながら該プロ
ーブ(13)の通過溝を埋めるように塑性流動した後、摩
擦熱を急速に失って冷却固化する。この現象が接合部材
(1)の移動に伴って順次繰り返されていき、接合部材
(1)の突合せ部(3)がプローブ通過部分にて接合さ
れる。(3')は接合部材(1)の接合された突合せ部
を示している。(W)は接合された突合せ部(3')に
形成された接合部を示している。
【0040】そして、接合部材(1)の接合終了予定部
がプローブ埋入位置に到達したとき、プローブ(13)を
抜出させ、接合が終了する。
【0041】以上の摩擦撹拌接合法では、裏当てローラ
(20)の外周面(21)の突合せ部(3)裏面との当接部
(21a)の法線(N)上に、接合工具(10)の回転子(1
1)の端面(12)の接合方向最後部(12a)を位置させた
状態で、接合が行われているので、接合の際に、回転子
(11)の端面(12)を接合部材(1)の表面に強く押し
付けた場合であっても、摩擦熱にて軟化した接合部材
(1)の肉が裏当てローラ(20)の外周面(21)でしっ
かりと受けられるようになって、接合部材(1)の肉が
裏面側に膨出しなくなる。したがって、この摩擦撹拌接
合法によれば、接合部材(1)の裏面を平坦状に形成す
ることができる。しかも、上述したように接合部材
(1)の肉が裏当てローラ(20)の外周面(21)でしっ
かりと受けられているので、接合部材(1)の肉を回転
子(11)の端面(12)で強く加圧することができる。こ
のため、接合状態の良好な接合部(W)を形成すること
ができる。
【0042】また、プローブ(13)の埋入位置は、裏当
てローラ(20)の外周面(21)の突合せ部裏面との当接
部(21a)の位置よりも接合方向(WD)前方側にずれた
位置にあるので、プローブ(13)の埋入深さを従来より
も深く設定することができる。このため、未接合部の発
生を防止又は抑制することができる。
【0043】さらに、接合工具(10)は位置調節装置
(40)に取り付けられているから、回転子(11)の端面
(12)の接合方向最後部(12a)を法線(N)上に容易
に且つ確実に位置させることができる。このため、摩擦
撹拌接合を作業能率良く行うことができる。
【0044】以上、この発明の実施形態を説明したが、
この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様
々に設定変更可能である。
【0045】例えば、上記実施形態では、接合工具(1
0)のプローブ(13)の位置を固定しておき、突合せ部
(3)がプローブ(13)を順次通過するように接合部材
(1)を移動させることにより、接合部材(1)の突合
せ部(3)を接合する場合について示しているが、この
発明では、この他に、接合部材(1)の位置を固定して
おき、突合せ部(3)中に埋入された回転しているプロ
ーブ(13)を、突合せ部(3)に沿って移動させること
により、接合部材(1)の突合せ部(3)を接合するこ
とも可能である。この場合には、プローブ(13)の移動
方向が接合方向となり、また裏当てローラ(20)がプロ
ーブ(13)と連動して移動するものとなる。
【0046】また、この発明では、裏当てローラ(20)
が位置調節自在に取り付けられていても良い。
【0047】もとより、この発明に係る摩擦撹拌接合法
及び摩擦撹拌接合装置は、例えば重合せ状に配置された
2個の板からなる接合部材の重合せ部を接合する場合に
適用しても良い。
【0048】
【実施例】次に、この発明の具体的実施例を示す。
【0049】<実施例1>接合部材(1)として、互い
に同一の肉厚を有する2個の長尺な帯状のアルミニウム
合金(材質:6063)製の板(2)(2)を準備し
た。そして、両板(2)(2)の幅方向の一端部同士を
突き合わせて、この突合せ部(3)を上記実施形態の摩
擦撹拌接合法に従って以下の接合条件で接合した。
【0050】[接合条件] ・回転子の直径φ…13.6mm ・回転子の回転数…1750rpm ・傾斜角θ…4.5° ・ずれ量δ…0mm なお、図3に示すように、裏当てローラ(20)の外周面
(21)の突合せ部裏面との当接部(21a)の法線(N)
の位置に対する、回転子(11)の端面(12)の接合方向
最後部(12a)の位置の、接合方向(WD)に沿うずれ量
をδとし、このずれ量δを回転子(11)の直径(φ)で
割った値をε(=δ/φ)としている。また、ずれ量δ
の正負符号については、裏当てローラ(20)の外周面
(21)の突合せ部裏面との当接部(21a)の法線(N)
の位置に対して、回転子(11)の端面(12)の接合方向
最後部(12a)の位置が接合方向(WD)前方側にずれて
いる場合を正、接合方向(WD)後方側にずれている場合
を負としている。
【0051】<実施例2>ずれ量δを+2.8mm(ε=
+0.21)に設定して両板(2)(2)の突合せ部
(3)を接合した。他の接合条件は上記実施例1と同じ
である。
【0052】<実施例3>ずれ量δを−2.8mm(ε=
−0.21)に設定して両板(2)(2)の突合せ部
(3)を接合した。他の接合条件は上記実施例1と同じ
である。
【0053】<実施例4>ずれ量δを−4.0mm(ε=
−0.30)に設定して両板(2)(2)の突合せ部
(3)を接合した。他の接合条件は上記実施例1と同じ
である。
【0054】<比較例1>ずれ量δを−4.8mm(ε=
−0.35)に設定して両板(2)(2)の突合せ部
(3)を接合した。他の接合条件は上記実施例1と同じ
である。
【0055】<従来例1>ずれ量δを−6.8mm(ε=
−0.50)に設定して両板(2)(2)の突合せ部
(3)を接合した。他の接合条件は上記実施例1と同じ
である。
【0056】<従来例2>ずれ量δを−10.8mm(ε
=−0.79)に設定して両板(2)(2)の突合せ部
(3)を接合した。他の接合条件は上記実施例1と同じ
である。
【0057】以上の実施例1〜3、比較例1及び従来例
1、2で接合一体化された両板について、接合された突
合せ部の裏面に生じた膨出量を測定した。この結果を表
1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】同表に示すように、εが−0.30〜+
0.30の範囲内に設定されている場合(実施例1〜
4)には、膨出量を0.06mm以下に抑制することがで
きた。特にεが0(即ちδ=0mm)である場合(実施例
1)には、膨出量を0mmにすることができ、この場合が
最も好ましいことが分かった。このように、この発明に
よれば、摩擦熱にて軟化した接合部材の肉の裏面側への
膨出を防止又は抑制できることを確認し得た。
【0060】
【発明の効果】上述の次第で、この発明に係る摩擦撹拌
接合法によれば、裏当てローラの外周面の接合予定部裏
面との当接部における法線上又はその近傍に、接合工具
の回転子の端面の接合方向最後部を位置させた状態で、
接合を行うものなので、接合部材の表面に回転子の端面
を押し付けた場合であっても、摩擦熱にて軟化した接合
部材の肉の裏面側への膨出を防止又は抑制することがで
きる。更には、接合部材の肉を回転子の端面で強く加圧
し得るようになって、接合状態の良好な接合部を形成で
きるようになる。しかも、プローブの接合予定部中への
埋入深さを従来よりも深く設定し得るようになって、未
接合部の発生を防止又は抑制することができる。
【0061】さらに、εが所定の範囲内になるように、
回転子の端面の接合方向最後部が位置されている場合に
は、摩擦熱にて軟化した接合部材の肉の裏面側への膨出
を確実に防止又は抑制することができる。
【0062】この発明に係る摩擦撹拌接合装置によれ
ば、位置調節装置を具備しているから、摩擦撹拌接合を
作業能率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る摩擦撹拌接合法を説
明するための斜視図である。
【図2】図1中のII−II線断面図である。
【図3】回転子の端面の接合方向最後部のずれ量δの正
負符号を説明するための要部拡大断面図である。
【図4】従来の摩擦撹拌接合法を説明するための、図2
に対応する断面図である。
【符号の説明】
1…接合部材 2…板 3…突合せ部(接合予定部) A…摩擦撹拌接合装置 10…接合工具 11…回転子 12…回転子の端面 13…プローブ 20…裏当てローラ W…接合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径大の回転子(11)と該回転子(11)の
    端面(12)に突出して設けられた径小のプローブ(13)
    とを備えた接合工具(10)を用い、 回転しているプローブ(13)を接合部材(1)の接合予
    定部(3)中に表面側から埋入するとともに、回転して
    いる回転子(11)の端面(12)を接合部材(1)の表面
    に押し付け、且つ接合部材(1)の裏面側に配置された
    裏当てローラ(20)の外周面(21)を接合部材(1)の
    接合予定部(3)裏面に当接させた状態で、 接合予定部(3)がプローブ(13)を順次通過するよう
    に接合部材(1)をプローブ(13)に対して相対的に移
    動させることにより、接合部材(1)の接合予定部
    (3)を接合する摩擦撹拌接合法であって、 裏当てローラ(20)の外周面(21)の接合予定部裏面と
    の当接部(21a)の法線(N)上又はその近傍に、回転
    子(11)の端面(12)の接合方向最後部(12a)を位置
    させた状態で、接合を行うことを特徴とする摩擦撹拌接
    合法。
  2. 【請求項2】 裏当てローラ(20)の外周面(21)の接
    合予定部裏面との当接部(21a)の法線(N)の位置に
    対する、回転子(11)の端面(12)の接合方向最後部
    (12a)の位置の、接合方向(WD)に沿うずれ量(δ)
    を、回転子(11)の直径(φ)で割った値をεとすると
    ともに、 ずれ量(δ)の正負符号を、前記法線(N)の位置に対
    して回転子(11)の端面(12)の接合方向最後部(12
    a)の位置が接合方向前方側にずれている場合を正、接
    合方向後方側にずれている場合を負とすると、 εが−0.30〜+0.30の範囲内になるように、回
    転子(11)の端面(12)の接合方向最後部(12a)が位
    置されている請求項1記載の摩擦撹拌接合法。
  3. 【請求項3】 端面(12)が接合部材(1)の表面に押
    し付けられる径大の回転子(11)、及び該回転子(11)
    の端面(12)に突出して設けられるとともに接合部材
    (1)の接合予定部(3)中に表面側から埋入される径
    小のプローブ(13)を備えた接合工具(10)と、 接合部材(1)の裏面側に配置されるとともに外周面
    (21)が接合部材(1)の接合予定部裏面に当接される
    裏当てローラ(20)と、 裏当てローラ(20)の外周面(21)の接合予定部裏面と
    の当接部(21a)の法線(N)上又はその近傍に、接合
    工具(10)の回転子(11)の端面(12)の接合方向最後
    部(12a)を位置させるための位置調節装置(40)と、
    を具備していることを特徴とする摩擦撹拌接合装置。
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