JP2002346543A - 液状特殊用塩の製造方法 - Google Patents

液状特殊用塩の製造方法

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JP2002346543A JP2001157926A JP2001157926A JP2002346543A JP 2002346543 A JP2002346543 A JP 2002346543A JP 2001157926 A JP2001157926 A JP 2001157926A JP 2001157926 A JP2001157926 A JP 2001157926A JP 2002346543 A JP2002346543 A JP 2002346543A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い濃度で有効成分を含有しながら温度が低
くなっても沈澱が発生しないようにする。 【解決手段】 液状特殊用塩の製造方法は、海水から淡
水の一部を分離して濃縮液とする濃縮工程と、この濃縮
工程で得られた濃縮液を加熱して脱塩して脱塩脱カリ濃
縮液を得る脱塩脱カリ工程と、脱塩脱カリ工程で脱塩さ
れた脱塩脱カリ濃縮液に水酸化カルシウムを添加して混
合し、脱塩脱カリ濃縮液に含まれるマグネシウムを水酸
化マグネシウムとして沈澱除去してマグネシウムを除去
する脱マグネシウム工程とで液状特殊用塩を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海水に含まれる種
々のミネラルを含む液状の特殊用塩を製造する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】海水には、人体が必要とする種々のミネ
ラルが含まれている。たとえば、海水には、Na、M
g、Ca、K、Sr、V、B、Pt、Si、Ge、A
l、Tl、S、Li、Be、Ti、U、Th、Pr、
I、Hg、Hf、In、Tb、Sb、Pb、Nd、T
e、Ir、Ni、Co、Sm等、極めて多種類の元素が
含まれている。これ等のミネラルを含む特殊用塩は、た
とえば、肥料、浴用剤、飼料、健康食品等の種々の用途
に使用できる。ところが、海水をそのままの状態で使用
すると、水に対する含有成分の比率が多くて有効に利用
するのが難しい。さらに、塩の含有量が多すぎるので、
塩によって添加量が制限される。たとえば肥料や飼料に
使用する場合、塩の添加量を多くすると植物や動物に害
を与えるので、含有する塩によって添加量が制限され
る。このため、海水に含まれる種々の微量要素を有効に
添加するのが難しくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、このよう
な欠点を解消することを目的として、海水から水と塩を
分離して脱塩脱カリ濃縮液を試作した。この脱塩脱カリ
濃縮液は、水と塩を分離しているので、少ない添加量
で、海水に含まれる種々の微量元素を添加することがで
きる。また、水を分離して濃縮しているので、輸送経費
や容器に入れる経費も節約できる。ただ、この脱塩脱カ
リ濃縮液は、ほとんど飽和に近い状態まで濃縮している
ので、温度が低くなると沈澱が生じる欠点がある。沈澱
が生じた脱塩脱カリ濃縮液は、液体に含まれる成分が変
化して均一な状態で飼料や肥料に添加できなくなる。沈
澱する欠点は、水の含有量を多くして解消できる。た
だ、水の含有量を多くすると、飼料や肥料に添加する量
を多くする必要がある。しかしながら、飼料や肥料にも
添加する水分に制限を受けるので、水分の多い脱塩脱カ
リ濃縮液は添加量に制限を受け、多量の微量成分を効率
よく添加するのが難しくなる。さらにこの欠点は、脱塩
脱カリ濃縮液の水分を除去し、乾燥された粉末状に加工
して解消できる。ただ、脱塩脱カリ濃縮液は、簡単に乾
燥できないばかりでなく、乾燥に相当なエネルギーを消
費して、製作コストが極めて高くなる欠点がある。たと
えば、脱塩脱カリ濃縮液を完全に乾燥するためには、含
まれる約70%もの水分を気化させて除去する必要があ
る。水の気化熱は極めて大きく、これを多量に気化して
除去する方法では、多量の熱エネルギーを必要とし、処
理コストが極めて高くなってしまう。製造コストが高く
なることも用途を著しく制限する。とくに、入浴剤のよ
うに一度に多量に使用する用途にあっては、高価な特殊
用塩は到底に使用できなくなる。
【0004】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、高い濃度で有効成分を含有しながら温度が低くなっ
ても沈澱が発生しない液状特殊用塩の製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の液状特殊用塩の
製造方法は、海水から淡水の一部を分離して濃縮液とす
る濃縮工程と、この濃縮工程で得られた濃縮液を加熱、
冷却して脱塩脱カリ濃縮液を得る脱塩脱カリ工程と、脱
塩脱カリ工程で脱塩された脱塩脱カリ濃縮液に水酸化カ
ルシウムを添加して混合し、脱塩脱カリ濃縮液に含まれ
るマグネシウムを水酸化マグネシウムとして沈澱除去し
てマグネシウムを除去する脱マグネシウム工程とで液状
特殊用塩を製造する。
【0006】以上の工程で製作している液状特殊用塩
は、有効成分の濃度を低下することなく、温度が低下し
ても沈澱が発生しないようにできる。それは、脱塩脱カ
リ濃縮液に最も多く含まれるマグネシウムを、水酸化カ
ルシウムを添加して水酸化マグネシウムとして除去して
いるからである。脱塩脱カリ濃縮液に水酸化カルシウム
を添加して混合すると、脱塩脱カリ濃縮液に含まれるマ
グネシウム(MgClの状態で含まれる)は、下記の
式で示すように水酸化マグネシウムとなって沈澱して除
去される。 MgCl+Ca(OH)→Mg(OH)+CaC
この式に示すように、塩化マグネシウムは水酸化カルシ
ウムと反応して水酸化マグネシウムとなって沈澱して除
去され、水酸化カルシウムのカルシウムは塩化マグネシ
ウムの塩素と反応して塩化カルシウムとなる。すなわ
ち、この式で示すように、脱塩脱カリ濃縮液に含まれる
塩化マグネシウムは塩化カルシウムに置換される。塩化
カルシウムは、水に対する溶解度が塩化マグネシウムよ
りも多く、過飽和となって沈澱することがない。このた
め、脱塩脱カリ濃縮液は水で希釈することなく、温度が
低下しても沈澱しないようにできる。
【0007】濃縮工程において、海水を逆浸透膜に通過
させて淡水と濃縮液に分離することができる。さらに、
濃縮工程は、海水を沸騰させて淡水を分離することも、
電気透析膜で海水から淡水を分離することもできる。
【0008】脱塩脱カリ工程において、脱塩脱カリ濃縮
液に含まれるナトリウム濃度は、好ましくは、10重量
%以下とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための液状特殊用塩の製造方法
を例示するものであって、本発明は液状特殊用塩の製造
方法を下記のものに特定しない。
【0010】図1は、海水から液状特殊用塩を製造する
工程を示す。海水には、好ましくは水深が30mよりも
深い海から採取したものが適している。不純物が少なく
成分が均一しているからである。ただ、30mよりも浅
い海から採取した海水も使用できる。
【0011】この図に示す工程において、ポンプで海か
ら採取された海水は、まず濃縮工程で淡水を分離して濃
縮液とする。この工程は、逆浸透膜で淡水を分離して除
去し、あるいは、電気透析膜で淡水を分離して除去し、
あるいは海水を沸騰させて淡水を気化して除去する。濃
縮工程は、たとえば海水に含まれる淡水の50〜90%
を除去して濃縮液とする。濃縮工程で淡水の除去率を高
くすると、海水に含まれる塩化ナトリウムが過飽和状態
となって析出する。したがって、濃縮工程においては、
濃縮液に塩化ナトリウムが析出しない範囲で、できるか
ぎり多量の淡水を分離する。
【0012】海水には、採取する場所によって多少は異
なるが、約3重量%の塩化ナトリウムが含まれる。これ
に対して20℃における100gの飽和溶液に含まれる
塩化ナトリウム量は約26.38gである。すなわち、
この温度における塩化ナトリウムの飽和溶液の濃度は約
26重量%である。3重量%の塩化ナトリウムが含まれ
る海水から85重量%の淡水を除去すると、塩化ナトリ
ウム濃度は約20重量%となって析出しない。このた
め、濃縮液においては、好ましくは80重量%以上の淡
水を除去する。
【0013】濃縮工程で濃縮された濃縮液は、次の脱塩
脱カリ工程で塩化ナトリウムと塩化カリウムを分離す
る。濃縮液から塩化ナトリウムと塩化カリウムが分離さ
れると脱塩脱カリ濃縮液となる。濃縮液は、脱塩脱カリ
工程で加熱した後冷却される。脱塩脱カリ工程は、濃縮
液を充填している蒸発結晶缶に加熱蒸気を供給して濃縮
液を加熱する。濃縮液は蒸発結晶缶で加熱され、含まれ
る淡水が気化してさらに除去される。淡水が除去されて
塩化ナトリウム濃度がさらに高くなった濃縮液は、蒸発
結晶缶から取り出される。取り出された濃縮液は、脱水
機で脱水されて、固形分と液体分に分離される。液体分
を除去した固形分が乾燥されて粉末状の塩化ナトリウム
が得られる。蒸発結晶缶に残存する濃縮液はさらに濃縮
液タンクに供給され、ここで析出塩としてさらに塩化ナ
トリウムを除去する。この濃縮液タンクにも加熱蒸気が
供給される。濃縮液タンクの濃縮液を冷却すると、塩化
カリウムが沈澱して除去される。
【0014】脱塩脱カリ工程で塩化ナトリウムと塩化カ
リウムを分離した脱塩脱カリ濃縮液は、塩化ナトリウム
の含有量を10重量%以下、好ましくは2〜8重量%と
する。ただし、この脱塩脱カリ濃縮液は、海水に含まれ
る他の多量のミネラル成分を含有している。とくに、飽
和状態に近い濃度の塩化マグネシウムを含有している。
100gの飽和溶液に溶解できる塩化マグネシウムの最
大量は、温度が100℃のときに約42.3g、0℃で
は34.6gである。このため、100℃で塩化マグネ
シウムが飽和している溶液を100℃から0℃に冷却す
ると、100gの飽和溶液において約8gの塩化マグネ
シウムが析出する。実際の使用状態において、100℃
から0℃に冷却することは少ないが、塩化マグネシウム
は、温度が低下するにしたがって溶解量が減少する。こ
のため、飽和に近い塩化マグネシウムを含有する脱塩脱
カリ濃縮液は、冷却すると塩化マグネシウムが析出して
底に白濁する状態で沈澱する。液状特殊用塩は、冷蔵庫
に冷却して保存されることが多い。このため、現実には
冷却して保存されることになって、塩化マグネシウムの
溶解度が低下し、底に白濁する状態で沈澱することがあ
る。脱塩脱カリ濃縮液に水を添加し、塩化マグネシウム
の濃度を低くしてこの欠点を解消できるが、水を添加す
ると海水に含まれる微量元素の濃度も低下する。
【0015】脱塩脱カリ濃縮液に含まれる微量元素の濃
度を低下させることなく、塩化マグネシウムの沈澱を防
止するために、脱マグネシウム工程でマグネシウムを除
去する。脱マグネシウム工程は、脱塩脱カリ工程で脱塩
された脱塩脱カリ濃縮液に水酸化カルシウムを添加して
混合する。水酸化カルシウムは、脱塩脱カリ濃縮液に含
まれる塩化マグネシウムと反応する。この反応で、水に
溶解している塩化マグネシウムは、水に溶解しない水酸
化マグネシウムとなる。水に溶解しない水酸化マグネシ
ウムは、沈澱して除去される。脱塩脱カリ濃縮液に添加
された水酸化カルシウムの粉末は、以下の式で示すよう
に塩化マグネシウムと反応して水酸化マグネシウムを生
成する。 MgCl+Ca(OH)→Mg(OH)+CaC
【0016】水酸化マグネシウムは水にほとんど溶解し
ない。このため、底に沈澱して脱塩脱カリ濃縮液から分
離される。添加された水酸化カルシウムは、塩化マグネ
シウムの塩素と反応して、水によく溶ける塩化カルシウ
ムとなる。好都合なことに、塩化カルシウムの溶解度は
塩化マグネシウムよりも大きい。たとえば、100gの
飽和溶液に含むことができる塩化カルシウムの最大量
は、100℃においては61.4gとなり、0℃では3
7.3gとなる。すなわち、塩化マグネシウムに比較し
て、塩化カルシウムの濃度は、100℃では約20重量
%高く、0℃でも約3重量%高く、10℃では約5重量
%高くできる。したがって、たとえば冷蔵庫に入れて、
塩化マグネシウムや塩化カルシウムを含む水溶液を10
℃に冷却するとき、塩化マグネシウムを塩化カルシウム
に置換している溶液は、塩化カルシウムの濃度を約5重
量%も高くして、溶解した塩化カルシウムを析出しない
ようにできる。ただ、液状特殊用塩は、塩化カルシウム
濃度が高すぎると、0℃以下で塩化カルシウムが析出す
る。さらに、液状特殊用塩には、海水に含まれるマグネ
シウム以外の多数の元素も溶解しているので、塩化カル
シウム濃度は、淡水に塩化カルシウムを溶解する飽和状
態に比較して相当に低くする必要がある。したがって、
液状特殊用塩の塩化カルシウム濃度は、好ましくは約1
5重量%に設定される。
【0017】この脱塩脱カリ濃縮液は、水酸化カルシウ
ムを添加・混合して、塩化マグネシウムをさらに水に溶
解しやすい塩化カルシウムとしている。すなわち、塩化
マグネシウムを塩化カルシウムに置換して、マグネシウ
ムをカルシウムに置換している。このため、本発明の方
法で製作してなる液状特殊用塩は、多量のカルシウムを
含有する。液状特殊用塩に含まれるカルシウムは、種々
の用途において有効に働く。たとえば、食物に添加して
使用される液状特殊用塩は、人体に不足しがちなカルシ
ウムを補給できる。また、飼料に添加されるカルシウム
も動物にカルシウムを補給できる。
【0018】以上のようにして製作された液状特殊用塩
は、以下のミネラルを含有している。Ca、K、Mg、
Na、Fe、Sr、B、S、Mn、Si、Al、Ni、
Li、Au、Pr、I、Nd、Te、Cu、Sn、T
a、Tm、Ir、Se、Ti、Th、Hg、Pb、H
o、Gd、Ge、Pd、Bi、Rh、Pt、Ba、H
f、Sb、Ce、P、Cr、Er、As、Co、W、
U、Tb、In、Sm、Ag、Ga、Ru、Nb、D
y、Cd、Zn、Os、Be、Zr、La、Eu、R
e、Tc、Lu、Sc、Mo、Y、Yb、V
【0019】
【発明の効果】本発明の製造方法は、液状特殊用塩の有
効成分の濃度を低下させることなく、温度が低下しても
沈澱が発生しないようにできる特長がある。それは、本
発明の製造方法が、脱マグネシウム工程において、脱塩
脱カリ濃縮液に水酸化カルシウムを添加して、脱塩脱カ
リ濃縮液に含まれるマグネシウムを水酸化マグネシウム
として沈殿除去しているからである。本発明の製造方法
は、脱塩脱カリ濃縮液に最も多く含まれるマグネシウム
を、水酸化マグネシウムとして除去する。このとき、脱
塩脱カリ濃縮液に含まれる塩化マグネシウムは塩化カル
シウムに置換されて液状特殊用塩に残存する。しかしな
がら、塩化カルシウムは水に対する溶解度が塩化マグネ
シウムよりも高いので、過飽和となって沈澱するのが有
効に防止される。このため、本発明の製造方法で製作さ
れる液状特殊用塩は、水で希釈することなく、高い濃度
で有効成分を含有しながら、温度が低下しても沈澱が発
生しないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる液状特殊用塩の製造
方法を示す概略工程図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C05G 5/00 C05G 5/00 A // A23L 1/304 A23L 1/304 Fターム(参考) 4B018 LE05 MD05 MF01 4D006 GA03 GA17 KA71 KB30 PA03 PB03 PB70 PC11 4D034 AA01 BA01 BA03 CA01 4D038 AA03 AB59 BB01 BB09 BB17 4H061 AA02 DD11 EE11 FF01 GG18 GG22 HH07 HH28 HH29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海水から淡水の一部を分離して濃縮液と
    する濃縮工程と、この濃縮工程で得られた濃縮液を加
    熱、冷却して塩化ナトリウムと塩化カリウムとを除去し
    て脱塩脱カリ濃縮液を得る脱塩脱カリ工程と、脱塩脱カ
    リ工程で脱塩された脱塩脱カリ濃縮液に水酸化カルシウ
    ムを添加して混合し、脱塩脱カリ濃縮液に含まれるマグ
    ネシウムを水酸化マグネシウムとして沈澱除去させてマ
    グネシウムを除去する脱マグネシウム工程とで液状特殊
    用塩を製造する液状特殊用塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 濃縮工程が、海水を逆浸透膜に通過させ
    て淡水と濃縮液に分離する請求項1に記載される液状特
    殊用塩の製造方法。
  3. 【請求項3】 濃縮工程が、海水を沸騰させて淡水を分
    離する請求項1に記載される液状特殊用塩の製造方法。
  4. 【請求項4】 濃縮工程が電気透析膜で海水から淡水を
    分離する請求項1にに記載される液状特殊用塩の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 脱塩脱カリ工程において、脱塩脱カリ濃
    縮液に含まれるナトリウム濃度を10重量%以下とする
    請求項1に記載される液状特殊用塩の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292371A (ja) * 2001-01-23 2002-10-08 Goshu Yakuhin Kk 海洋深層水より分離した淡水と濃縮深層水とミネラル濃縮液と濃縮塩水と苦汁と特殊塩
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