JP2002345954A - 穿刺針およびその製造方法 - Google Patents

穿刺針およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断面積がきわめて限定される穿刺針におい
て、剛性が高まるような工夫をすることにより、対象に
差し込んだときの曲がりを少なくすることができる穿刺
針およびその製造方法を得る。 【解決手段】 先端が斜めに切断されることによって刃
面12が形成されている穿刺針11であって、横断面形
状が楕円形または長円形で、この楕円形または長円形の
長軸方向に傾斜して刃面12が形成されている。パイプ
状素材の一端部を斜めに切断して刃面を形成し、次にパ
イプ状素材の孔に芯金を通し、この状態で刃面12の傾
斜方向に対し直交する方向からパイプ状素材を押しつぶ
して横断面形状を楕円形または長円形とし、そのあと芯
金を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的な注射針、
生検用針、麻酔用注射針などを含む穿刺針およびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な注射針などとして用いら
れている穿刺針は、図12(a)(b)に示すように、
パイプ状素材からなる穿刺針1の先端に、これを斜めに
切断することによって形成した刃面2を有するとともに
基端部に針基(「はりもと」と読む)4が結合されてな
るものである。穿刺針1は長さ方向全体にわたって横断
面が円形である。針基4は穿刺針1を注射器本体の先端
に装着するときの口金の役目をする。上記刃面2は針先
を人体などに突き刺すために形成されるものであって、
針先をより鋭利にしてより容易に突き刺すことができる
ように、穿刺針1の端面側から見て刃面2の先端部両側
に切除部3が形成されている。なお、図12(a)で
は、穿刺針1の先端部分を他の部分よりも拡大して示し
ている。
【0003】図15は、上記従来の穿刺針の製造手順を
示す。図15(a)(b)は穿刺針1の素材である横断
面形状円形のパイプであって、(a)は側面を、(b)
は正面を示す。上記パイプは、図15(c)(d)に示
すように、一端部が斜めに切断されることによって刃面
2が形成される。また、刃面2の先端部両側に切除部3
が形成され、刃面2がより鋭利な形に形成される。上記
刃面2の形成端部を穿刺針1の先端とすると、穿刺針1
の基端部には、図15(e)に示すように針基4が圧入
その他適宜の結合手段で結合される。図15(e)にお
いて「l」は穿刺針1と針基4との結合深さを示してい
る。このようにして穿刺針が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】穿刺針1を人体などに
突き刺すときは、刃面2の鋭利な先端部から目標に向か
って突き刺す。いま、図13に示すように、穿刺針1の
中心軸線をO−O、この中心軸線に対する刃面2の傾斜
角をθとすると、人体などに突き刺された穿刺針1は、
傾斜した刃面2に加わる抵抗によって中心軸線O−O方
向に進行することはできず、上記傾斜角θよりも小さな
角度であるθ2の角度をなす線P−P方向に進行しよう
とする。穿刺針1の剛性が充分に大きく、線P−P方向
に進行しようとする力に耐えることができれば、穿刺針
1はまっすぐ進行することができるが、穿刺針1は径が
小さく、しかも横断面形状が円形であるため剛性が低
く、上記のように線P−P方向に進行しようとする。
【0005】そのため、図14に示すように、例えば人
体などの皮膚5の表面から目標6に向かって穿刺針1を
まっすぐ突き刺したとすると、穿刺針1の先端部は、上
記のように線P−P方向に進行しようとして、穿刺針1
は図14に線14Aで示すように弧を描いて曲り、先端
部が目標6から外れてしまう。そこで、予め穿刺針1の
曲がり程度を推測して先端部が目標6に到達するように
しているが、的確に目標に到達させるには熟練を要す
る。
【0006】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、断面積がきわめて限定
される穿刺針において、剛性が高まるような工夫をする
ことにより、対象に差し込んだときの曲がりを少なくす
ることができる穿刺針およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
先端が斜めに切断されることによって刃面が形成されて
いる穿刺針であって、横断面形状が楕円形または長円形
で、この楕円形または長円形の長軸方向に傾斜して上記
刃面が形成されていることを特徴とする。穿刺針の先端
を対象に差し込んだとき斜面をなす刃面に抵抗がかか
り、先端の進行方向を曲げようとするが、進行方向を曲
げようとする力の方向は、穿刺針の楕円形または長円形
状横断面の長軸方向で剛性が高められた方向であるた
め、穿刺針の曲がりは少ない。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、刃面形成部の横断面は円形であることを特
徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明
において、基端部の断面は円形で、この基端部に針基が
結合されていることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、穿刺針の製造方法
であって、パイプ状素材の一端部を斜めに切断して刃面
を形成し、次にパイプ状素材の孔に芯金を通し、この状
態で上記刃面の傾斜方向に対し直交する方向からパイプ
状素材を押しつぶして横断面形状を楕円形または長円形
とし、そのあと上記芯金を除去することを特徴とする。
この製造方法によって、請求項1に記載されているよう
な穿刺針を得ることができる。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、刃面形成部を残してパイプ状素材を押しつ
ぶすことにより刃面形成部の横断面形状は円形とするこ
とを特徴とする。請求項6記載の発明は、請求項4記載
の発明において、パイプ状素材の他端部を残してパイプ
状素材を押しつぶすことによりパイプ状素材の他端部の
横断面形状は円形とし、このパイプ状素材の他端部に針
基を結合することを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、穿刺針の製造方法
であって、パイプ状素材の孔に芯金を通し、この状態で
上記パイプ状素材を押しつぶして横断面形状を楕円形ま
たは長円形とし、そのあと上記芯金を除去し、次にパイ
プ状素材の一端部を上記楕円形または長円形の長軸方向
に斜めに切断して刃面を形成することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる穿刺針およびその製造方法の実施形態について
説明する。図1、図2において、パイプ状素材からなる
穿刺針11は、その先端に、これを斜めに切断すること
によって形成した刃面12を有するとともに基端部に針
基14が結合されてなるものである。針基14は穿刺針
11を注射器本体の先端に装着するときの口金の役目を
する。上記刃面12は針先を人体などに突き刺すために
形成されるものであって、針先をより鋭利にしてより容
易に突き刺すことができるように、穿刺針11の端面側
から見て刃面12の先端部両側に切除部13が形成され
ている。なお、図1では、穿刺針11の先端部分を他の
部分よりも拡大して示している。
【0013】この実施形態にかかる穿刺針11が従来の
穿刺針と異なる点は、穿刺針11の長さ方向の多くが横
断面形状楕円形または長円形になっていることである。
より具体的には、刃面12を含む穿刺針11の先端部1
5(符号Qで示す範囲)の横断面形状が図2(a)に示
すように円形になっており、また、針基14との結合部
分も横断面形状円形になっており、それ以外の、穿刺針
11の長さ方向の大部分(符号Pで示す範囲)が図2
(b)に示すように横断面形状楕円形または長円形にな
っている。また、この横断面形状楕円形または長円形の
長軸方向は、刃面12の傾斜方向と一致している。換言
すれば、上記楕円形または長円形の長軸方向に傾斜して
上記刃面12が形成されている。
【0014】上記のように構成されている穿刺針によれ
ば、楕円形または長円形状横断面の長軸方向の剛性が高
くなる。したがって、穿刺針11の先端部15を対象に
差し込んだとき、斜面をなす刃面12に抵抗力がかか
り、この抵抗力が先端の進行方向を曲げようとする力に
なるが、進行方向を曲げようとする力の方向は、上記の
ように穿刺針の楕円形または長円形状横断面の長軸方向
で剛性が高められた方向であるため、穿刺針の曲がりは
少なくなる。図3はこの様子を模式的に示しており、例
えば人体などの皮膚5の表面から目標6に向かって穿刺
針11をまっすぐ突き刺したとすると、穿刺針11は符
号11Aで示すように弧を描いて曲がる。しかし、この
曲がりの程度は少なく、目標6に到達させるのは比較的
容易であり、それほど熟練は要しない。
【0015】次に、上記穿刺針11の製造方法の実施形
態について図4を参照しながら説明する。図4(a)は
穿刺針11の素材である横断面形状円形のパイプを示
す。このパイプは、図4(b)に示すように、一端部が
斜めに切断されることによって刃面12が形成される。
また、刃面12の先端部両側に切除部13が形成され、
刃面12がより鋭利な形に形成される。ここまでの工程
は図15に示す従来例の(c)(d)までの工程と同じ
である。
【0016】次に、図4(c)に示すように、穿刺針1
1内に穿刺針11の長さよりも長い芯金18を通し、芯
金18の両端部が穿刺針11の両端から突き出た状態に
する。芯金18の直径は穿刺針11の孔径よりも小さ
く、芯金18と穿刺針11の内壁面との間に隙間が生じ
るようにしておく。この状態において、刃面12を含み
かつ符号Qで示す穿刺針11の先端部と、符号Rで示す
穿刺針11の基端部とを除いた、穿刺針11の長さ方向
の大部分Pをプレスによって押しつぶす。こうして、長
さ方向の大部分Pの横断面形状は、図2(b)に示すよ
うに楕円形または長円形となる。この楕円形または長円
形の長軸方向は刃面12の傾斜方向と一致するように、
すなわち、刃面12の傾斜方向に対し直交する方向から
パイプ素材を押しつぶすように上記プレスの方向を設定
する。
【0017】上記刃面12の形成端部を穿刺針11の先
端とすると、符号Rで示される横断面円形の穿刺針11
の端部は基端部となり、この基端部には、図1に示すよ
うに針基14が圧入その他適宜の結合手段で結合され
る。このようにして穿刺針が完成する。
【0018】なお、図5に示すように、刃面12を含み
かつ符号Qで示す穿刺針11の先端部以外の、穿刺針1
1の長さ方向ほぼ全体の範囲P、したがって、針基を結
合する穿刺針11の他端部も含めた範囲をプレスし、こ
の範囲Pを横断面形状楕円形または長円形としてもよ
い。この場合も、楕円形または長円形の長軸方向は刃面
12の傾斜方向と一致させる。この製造方法によれば、
針基の結合部の横断面形状も楕円形または長円形になる
から、針基の受け孔の横断面形状も楕円形または長円形
にする。あるいは、針基の受け孔の横断面形状は円形と
し、円形の受け孔と穿刺針の外周との間に生じる空間は
これを充填剤などで埋めるようにしてもよい。
【0019】穿刺針11の製造方法において、刃面の形
成と横断面形状楕円形または長円形とする工程とを前後
に入れ替えることも可能である。すなわち、パイプ状素
材の孔に芯金を通し、この状態で上記パイプ状素材を押
しつぶして横断面形状を楕円形または長円形とし、その
あと上記芯金を除去し、次にパイプ状素材の一端部を上
記楕円形または長円形の長軸方向に斜めに切断して刃面
を形成することによって穿刺針を製造することもでき
る。
【0020】本発明にかかる穿刺針の作用効果を確認す
るために、従来の穿刺針と比較しながら試験した。以
下、その結果について図6ないし図11を参照しながら
説明する。まず、図6に示すように、穿刺針11をある
点で片持ち的に固定してこれを支点とし、この支点より
25mmの距離を作用点としてここに荷重Tをかけ、上
記支点より55mmの距離において5mm変位したとき
の上記荷重Tを測定するようにした。本発明にかかる穿
刺針11については、図6(b)に示すように横断面形
状楕円形または長円形の長軸方向に上記荷重Tをかけ
た。
【0021】図7は、上記の試験方法に供した穿刺針の
例を示すもので、いずれも横断面形状が異なっている。
数値の単位はいずれもmmである。Aは従来の横断面形
状円形の穿刺針の例で、外径が0.68、内径が0.4
8である。B〜Fは本発明にかかる穿刺針の例で、従来
例との条件をできるだけ近づけるために、Aに示す厚さ
0.1mmのパイプ状素材を押しつぶし、かつ、押しつ
ぶし量を変えることによって、B〜Fに示すように長軸
と短軸の比率を変えている。B〜Fにはいずれも長軸と
短軸の外径が表示されていて、Bは長軸が0.73、短
軸が0.63、Cは長軸が0.81、短軸が0.53、
Dは長軸が0.85、短軸が0.47、Eは長軸が0.
86、短軸が0.46、Fは長軸が0.89、短軸が
0.42である。
【0022】図8は、上記A〜Fにかかる被検体につい
て図6に示す試験方法で試験した結果を示すもので、縦
軸に、図6に示す試験方法において支点から55mmの
距離で5mm変位するに要する、支点から25mmの距
離での荷重Tをとってある。荷重Tの単位はグラムであ
る。図8からわかるように、一定距離変位させるのに要
する荷重Tは従来の穿刺針のように横断面形状円形のも
のが最も小さく、本発明にかかる穿刺針のように横断面
形状が楕円形または長円形のものは上記荷重Tが従来の
ものより大きく、また、長軸方向の寸法と短軸方向の寸
法との比率が大きくなるほど上記荷重Tが大きくなって
いることがわかる。
【0023】図9〜図11は試験方法を変えてデータを
取ったものである。この試験方法では、図9(a)に示
すように、穿刺針11をある点で片持ち的に固定してこ
れを支点とし、この支点より100mmの距離を作用点
としてここに荷重Tをかけ、上記支点より110mmの
距離において5mm変位したときの上記荷重Tを測定す
るようにした。本発明にかかる穿刺針11については、
図9(b)に示すように横断面形状楕円形または長円形
の長軸方向に上記荷重Tをかけた。
【0024】図10は、上記の試験方法に供した穿刺針
の例を示すもので、いずれも横断面形状が異なってい
る。数値の単位はいずれもmmである。Aは従来の横断
面形状円形の穿刺針の例で、外径が2.07、内径が
1.87である。B、Cは本発明にかかる穿刺針の例
で、パイプ状素材を押しつぶし、かつ、押しつぶし量を
変えることによって長軸と短軸の比率を変えている。
B、Cにはいずれも長軸と短軸の外径が表示されてい
て、Bは長軸が2.43、短軸が1.62、Cは長軸が
2.65、短軸が1.35である。
【0025】図11は、上記A〜Cにかかる被検体につ
いて図9に示す試験方法で試験した結果を示すもので、
縦軸に、図9に示す試験方法において支点から110m
mの距離で5mm変位するに要する、支点から100m
mの距離での荷重Tをとってある。荷重Tの単位はグラ
ムである。図11からもわかるように、一定距離変位さ
せるのに要する荷重Tは従来の穿刺針のように横断面形
状円形のものが最も小さく、本発明にかかる穿刺針のよ
うに横断面形状が楕円形または長円形のものは上記荷重
Tが従来のものより大きく、また、長軸方向の寸法と短
軸方向の寸法との比率が大きくなるほど上記荷重Tが大
きくなっていることがわかる。
【0026】
【発明の効果】本発明かかる穿刺針、および本発明にか
かる方法によって製造される穿刺針は、横断面形状が楕
円形または長円形で、この楕円形または長円形の長軸方
向に傾斜して上記刃面が形成されている。上記刃面から
対象に突き刺すとき刃面に穿刺針を曲げようとする力が
加わるが、この力の方向は上記横断面形状楕円形または
長円形の長軸方向であって、剛性が強化された方向であ
るため、穿刺針の曲がりが少なく、針先を目標に容易に
到達させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる穿刺針の実施の形態を示す一部
拡大側面図である。
【図2】(a)は図1中の線A−Aに沿う断面図、
(b)は図1中の線B−Bに沿う断面図である。
【図3】本発明にかかる穿刺針を使用した場合の作用効
果を断面で示す模式図である。
【図4】本発明にかかる穿刺針の製造方法の実施形態を
工程順に示す側面図である。
【図5】本発明にかかる穿刺針の製造方法の変形例を示
す側面図である。
【図6】本発明にかかる穿刺針の作用効果確認するため
の試験方法の例を示す側面図である。
【図7】上記作用効果確認試験に供した穿刺針の各種断
面形状を示す断面図である。
【図8】上記作用効果確認試験結果を示すグラフであ
る。
【図9】本発明にかかる穿刺針の作用効果確認するため
の試験方法の別の例を示す側面図である。
【図10】上記作用効果確認試験に供した穿刺針の各種
断面形状を示す断面図である。
【図11】上記作用効果確認試験結果を示すグラフであ
る。
【図12】従来の穿刺針の例を示す(a)は一部拡大側
面図、(b)は横断面図である。
【図13】従来の穿刺針を使用するときに刃面にかかる
力を説明するための先端部の拡大側面図である。
【図14】従来の穿刺針を使用した場合の作用を断面で
示す模式図である。
【図15】従来の穿刺針の製造方法の例を工程順に示す
側面図である。
【符号の説明】
11 穿刺針 12 刃面 14 針基 15 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C066 AA09 BB01 KK04 PP01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が斜めに切断されることによって刃
    面が形成されている穿刺針であって、横断面形状が楕円
    形または長円形で、この楕円形または長円形の長軸方向
    に傾斜して上記刃面が形成されていることを特徴とする
    穿刺針。
  2. 【請求項2】 刃面形成部の横断面は円形である請求項
    1記載の穿刺針。
  3. 【請求項3】 基端部の断面は円形で、この基端部に針
    基が結合されている請求項1記載の穿刺針。
  4. 【請求項4】 パイプ状素材の一端部を斜めに切断して
    刃面を形成し、次にパイプ状素材の孔に芯金を通し、こ
    の状態で上記刃面の傾斜方向に対し直交する方向からパ
    イプ状素材を押しつぶして横断面形状を楕円形または長
    円形とし、そのあと上記芯金を除去することを特徴とす
    る穿刺針の製造方法。
  5. 【請求項5】 刃面形成部を残してパイプ状素材を押し
    つぶすことにより刃面形成部の横断面形状は円形とする
    請求項4記載の穿刺針の製造方法。
  6. 【請求項6】 パイプ状素材の他端部を残してパイプ状
    素材を押しつぶすことによりパイプ状素材の他端部の横
    断面形状は円形とし、このパイプ状素材の他端部に針基
    を結合する請求項4記載の穿刺針の製造方法。
  7. 【請求項7】 パイプ状素材の孔に芯金を通し、この状
    態で上記パイプ状素材を押しつぶして横断面形状を楕円
    形または長円形とし、そのあと上記芯金を除去し、次に
    パイプ状素材の一端部を上記楕円形または長円形の長軸
    方向に斜めに切断して刃面を形成することを特徴とする
    穿刺針の製造方法。
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