JP2002345799A - X線写真撮影台用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたx線写真撮影台装置 - Google Patents

X線写真撮影台用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたx線写真撮影台装置

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JP2002345799A
JP2002345799A JP2001153256A JP2001153256A JP2002345799A JP 2002345799 A JP2002345799 A JP 2002345799A JP 2001153256 A JP2001153256 A JP 2001153256A JP 2001153256 A JP2001153256 A JP 2001153256A JP 2002345799 A JP2002345799 A JP 2002345799A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、被験者のX線写真撮影に好適な
撮影用フィルムカセットトレイ及びそれを備えた撮影台
装置に関する。特に透明パッド上の被験者に、移動の負
担を強いることなく体を動かさずに寝かせたまま、か
つ、撮影時に苦痛を与えないでX線写真撮影を視認状態
で容易に正確な位置にフイルムをセットできるX線写真
撮影用フィルムカセットトレイに特徴を持たせたX線写
真撮影用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたX線
写真撮影台装置に関する。 【解決手段】 トレイ上に配置可能なX線写真撮影用フ
ィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面
に装着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくと
も一部周面に付加されたアームとからなり、X線写真撮
影時に撮影部位に前記フィルムカセットの写真撮影面を
前記アームにより位置調整可能としたX線写真撮影台用
フィルムカセットトレイ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝たきり患者、手
術後の体力消耗患者等の被験者のX線写真撮影に好適な
X線写真撮影用フィルムカセットトレイ及びそれを備え
たX線写真撮影台装置に関する。特に透明パッド上の被
験者に、移動の負担を強いることなく体を動かさずに寝
かせたまま、かつ、撮影時に苦痛を与えないでX線写真
撮影を視認状態で容易に正確な位置にフイルムをセット
できるX線写真撮影用フィルムカセットトレイに特徴を
持たせたX線写真撮影用フィルムカセットトレイ及びそ
れを備えたX線写真撮影台装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入院患者、手術後患者、救急患者
等の被験者のポータブルX線撮影は、撮影をする患者の
頭部、胸部、腹部、腰部等の部位を持ち上げ、背中に内
蔵カセットを差し込みX線写真撮影を行っており、被験
者の苦痛に対しほとんど配慮されていなかった。X線を
用いることにより、身体を透過した映像として内部を観
察することができることが知られている。この原理は被
写体の厚さや各部の比重の差によってX線の吸収の度合
がちがうため、撮影されたX線写真には被写体の内部構
造に応じて濃淡の差として観察できるものである。具体
的には、X線写真を影画として観察し、骨、空気等は周
囲の筋肉と区別した像を写真上に表現することによる。
【0003】また、間接撮影は、被写体を通過したX線
を蛍光板に受けることにより像を蛍光板上で見ることが
でき、この像をカメラで撮影するものである。直接撮影
はこれに対し被写体を通過したX線を直接、被写体と同
程度のサイズのフィルム上に撮影する方法である。
【0004】このほか、X線を連続的に放射して撮影す
るX線動画ないし映画撮影法では、心臓・冠状動脈など
の動きの速い被検体の動態を記録するもので、明るい蛍
光可視像を映写機(60〜90フレーム/s程度)でシ
ネフィルムに撮影する方法もある。シネパルス方式で
は、10ms以内の極短時間のパルス状X線曝射によっ
て、循環器系検査を行う行うものである。空洞の位置、
形を検査し手術方針の決定のためには断層撮影が使用さ
れ、直接撮影などに比べ、X線フィルムを被写体に接し
て被写体の影をフィルム上に受けるので、写真の影の大
きさは被写体とほぼ同じ大きさである。
【0005】拡大撮影は撮影時フィルムを被写体から5
〜10cm程度離した撮影で、離間距離に応じて被写体
が拡大されてフィルムに撮影される。像は拡大される結
果、像の輪郭は間隔の距離に応じたぼけが発生する欠点
がある。この像の輪郭のぼけは、X線源が大きさに比例
し、大きいほど大きくなるため、X線源すなわちX線管
焦点の特に小さいX線管を用いることが必要である。
【0006】X線写真撮影に使用されるX線透視撮影台
はX線診断のために、人体の位置づけができ、医用X線
映像装置を装備または装着して、X線透視およびX線撮
影を行う。ブッキー撮影台は受像部にブッキー装置を用
いるX線撮影台で、水平式・傾斜式・起倒式・立位式が
あり、さらに天板の移動式と固定式、昇降可能式などが
検査目的に応じて製作されている。天板はX線吸収が少
なく均一な材質のものを使用する。
【0007】これに使用されるブッキーブレンデはBu
ckyによって考案されたX線撮影時の散乱線除去装置
である。グリッド(グリッド比は一定)を等速移動させ
散乱線を除去し、格子縞を画像から消すもので、平面、
凹面、回転、らせんなどの形がある。オイルダンパーを
利用する片道等速移動、バネやモータによる往復移動
(レシプロ)に分けられる。
【0008】ここで、グリッドについて説明する。ブッ
キー格子、ブッキー・ポッターグリッドはX線フィルム
に達する二次性放射線ないし散乱X線除去用格子、隔膜
である。X線受像面に入射する散乱X線量を減少させる
ことにより、X線像のコントラストを改善する目的で使
用される。X線吸収率の大きい鉛箔等の金属箔とX線吸
収率の小さい中間物質、例えば、アルミニウムとを交互
に並べた構造で、これに、スペーサーとしてアルミニウ
ム、合成樹脂、木、紙などを使用している。性能はグリ
ッド密度、グリッド比、集束距離、距離限界、選択度、
コントラスト改善度、露出倍数などで表される。
【0009】このなかでグリッド比は散乱X線除去用グ
リッドの鉛箔の厚さd、前記中間物質の厚さD、高さh
としたときグリッド比はr=h/Dで表され、グリッド
性能を示すもので、通常は4〜14の範囲のものが使用
されている。また、クロスグリッドは散乱線除去効率を
高めるため2枚直線グリッドを箔の方向がある角度をな
すように一体に形成されたものである。箔の方向が互い
に90度の角度をなす直交グリッドと、90度以外の角
度をなす斜交グリッドが使用されている。
【0010】このような、ブッキー撮影台は、水平式に
あっては、寝たきり患者、手術後の患者等の被験者の病
状、経過を検査するのに好適であり、被験者をベッド上
に載せたままでX線写真撮影をX線源を天板にして移動
式又は固定式、昇降可能式等にして、X線フィルムを入
れたフィルムカセットをベッドの下に置くことで実施で
きる。検査目的に応じて構成、形態を変更して用いられ
てきた。ここで使用されるカセットは一般にカセッテ
(カセットの文言で統一して使用する)とも呼ばれ、前
後に増感紙を入れその間にX線フィルムを挟んだ形態で
使用される、いわゆる遮光箱である。
【0011】用途としては、上記の他、乳幼児の先天性
股関節脱臼の整復の肢位.この状態で大腿骨頭と寛骨臼
の位置関係をみて整復の状態を観察するような股関節撮
影、腰椎椎間板撮影等に使用されてきた。他に、フット
ボールサインの症状に見られる、可急性腹症検査の腹部
単純X線写真で、仰臥位の場合に腹部中央にフットボー
ルの形をした像が描出されるような、穿孔による遊離腹
膜ガスの存在とみられる用途にも使用されている。
【0012】しかしながら、これまでのブッキー撮影台
では、診療放射線技師により患者の背中側等患部にフィ
ルム内蔵カセットを差し入れ撮影していた。このため患
者を持ち上げる作業をしつつ何点かの撮影箇所につきX
線撮影をしていた。患者の体重次第では看護婦の応援を
求め撮影を実施している状況であった。これは撮影台の
構造自体に起因した課題である。このため撮影時の診療
放射線技師等は相当の負担を強いられていた。又、患者
側から観察するとX線撮影時に身体を左右に回転された
り、或いは手術部分の撮影に都合の良いような体位を要
求されていた。
【0013】より具体的には手術後患者はX線撮影のた
め撮影台に移される。手術の結果確認のため、患者への
手術部分にはこの撮影台上でX線撮影が行われる。術後
まだ充分体力の回復がしていないとか、また、手術部分
の切開、縫合の苦痛等が癒えていない段階でのX線撮影
となっていた。このため、患者の苦痛の増加や、場合に
よっては、術後の病変、患部、術部の悪化といった重大
な事故が完全に回避しえないといった課題があった。
【0014】このように、患者本位ではない構造のブッ
キー撮影台であるため、構造に起因したX線写真撮影の
実施により患者への極めて負担の高い結果とともに、ひ
いては診療放射線技師等への撮影負担も高いといった課
題があり、X線写真撮影自体の写真の出来具合や精度面
等でも必ずしも完全な結果を得られていないといった課
題もあった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決し、これまでのブッキー撮影台の改良と撮影手段の
改善により、患者本位のX線撮影が可能となった。撮影
上の都合からの開放は診療放射線技師の負担の軽減とな
り、診療放射線技師等による撮影時に患者への過度の負
担を解消できるとの課題解決を目的としている。
【0016】手術後の被験者はX線撮影のため視認可能
な半透明マットに載ったまま本発明のX線写真撮影台の
ブッキーテーブルの透明アクリル台上に移されることと
なるため、従来の患者ベッドからブッキー撮影台への移
動、撮影後患者ベッドへの復帰移動といった再三の移動
が不必要となった。この結果、本発明の撮影台上でX線
撮影が行われることになった。この結果、患者の安静の
まま撮影すべき部位とフィルムの位置を決めてX線撮影
が可能となることから、術後まだ充分体力の回復が少な
くとも、また、手術部分の切開、縫合の苦痛等が癒えて
いない段階でもX線撮影による従来生じていた患者の苦
痛、術後の病変、術部の悪化といった重大な事故から完
全に回避できることが可能となったX線写真撮影用フィ
ルムカセットトレイ及びそれを備えたX線写真撮影台装
置に関する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は被験者をパッド
上面に寝かせてその上面よりX線源からのX線照射によ
りX線写真撮影台装置に使用されるX線写真撮影台用フ
ィルムカセットトレイであって、該トレイ上に配置可能
なX線写真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部材
と、前記トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、前
記トレイの少なくとも一部周面に付加されたアームとか
らなり、X線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセ
ットの写真撮影面を前記アームにより位置調整可能とし
たX線写真撮影台用フィルムカセットトレイにより提供
される。
【0018】また、前記アームが前記トレイの対向する
両サイドに付加された前記記載のX線写真撮影台用フィ
ルムカセットトレイにより効果的に提供される。
【0019】さらに、被験者をパッド上面に寝かせてそ
の上面よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影台
装置に使用されるX線写真撮影台用フィルムカセットト
レイであって、該トレイ上に配置可能なX線写真撮影用
フィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下
面に装着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なく
とも一部周面に引っかける位置調整可能とした移動用ア
ームと、該移動用アームによりX線写真撮影時に撮影部
位に前記フィルムカセットの写真撮影面を位置調整可能
とさせたX線写真撮影台用フィルムカセットトレイによ
り提供される。
【0020】これらとは別に、被験者をパッド上面に寝
かせてその上面よりX線源からのX線照射によりX線写
真撮影を行う装置であって、少なくとも被験者体重でほ
ぼ水平度を維持できる実質的に透明である透明板素材
と、該透明板素材に対して離間させた板素材からなる台
座と、前記透明板素材と前記台座の周辺部分にスペーサ
を介して離間空間を持たせたX線写真撮影台と、該X線
写真撮影台の前記台座上を移動可能なX線写真撮影台用
フィルムカセットトレイと、該トレイ上に配置されたX
線写真撮影用フィルムカセットとを配置させ、前記パッ
ド上面よりX線照射によりX線写真撮影を行うX線写真
撮影台装置により提供される。
【0021】また、前記透明板素材が透明アクリル樹脂
又は透明カーボンであるX線写真撮影台を備えた前記記
載のX線写真撮影台装置により提供される。さらに、前
記X線写真撮影台の離間空間の距離が50〜100mm
の範囲であるX線写真撮影台を備えた前記記載のX線写
真撮影台装置により提供される。
【0022】さらにまた、被験者をパッド上面に寝かせ
てその上面よりX線源からのX線照射によりX線写真撮
影を行う装置であって、少なくとも被験者体重でほぼ水
平度を維持できる実質的に透明である透明板素材と、該
透明板素材に対して離間させた板素材からなる台座と、
前記透明板素材と前記台座の周辺部分にスペーサを介し
て前記両板素材間に離間空間を持たせたX線写真撮影台
と、該X線写真撮影台の台座上を移動可能なX線写真撮
影台用フィルムカセットトレイと、該トレイ上に配置可
能なX線写真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部
材と、前記トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、
前記トレイの少なくとも一部周面に付加されたアームと
からなり、X線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカ
セットの写真撮影面を前記アームにより位置調整可能と
したX線写真撮影台用フィルムカセットトレイを備えた
前記パッド上面よりX線照射によりX線写真撮影を行う
X線写真撮影台装置により提供される。また、前記アー
ムが前記トレイの対向する両サイドに付加された前記記
載のX線写真撮影台装置により効果的に提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、具体的に本発明の実施の一
形態について説明する。図面を参照して説明すると、図
1はX線写真撮影用フィルムカセットトレイ及びそれを
備えたX線写真撮影台装置である。なお、図の左右の長
さは図面作成の都合から縮小して示してある。図2はX
線写真撮影台の一部切欠した断面を示した側面図であ
る。図3は図2の別の実施例の側面図である。図4はX
線写真撮影台の台座部分の上板の斜視図、図5は台座の
内アルミアングル及び台座下板を組み合わせた状態を示
した一部切欠の斜視図である。
【0024】図6はX線写真撮影用フィルムカセットト
レイの斜視図、図7は図6の右側面から見た正面図であ
る。図8はX線写真撮影用フィルムカセットトレイをX
線写真撮影台上を移動可能な状態の説明用斜視図、図9
は図8の他の変形例による移動可能な状態の説明用斜視
図である。
【0025】図1はX線写真の撮影の様子を示したもの
で、図中で左右長さは説明のためやや縮小して示してあ
る。病院で使用されている固定ベッド5は図の左右全長
で約195ないし205cmが一般に使用されている
が、これより大きなサイズも適宜使用可能である。幅は
90cmが一般に使用されている。従来これに被験者を
固定マット6上に寝かせX線写真撮影を行っていた。本
発明ではこの上にX線写真撮影台11を載せ、さらに患
者等の被験者4を透明パッド7に寝かせた状態で運び込
みX線写真撮影台11の上にセットする。
【0026】移動可能なX線発生装置2はX線制御装置
として、X線を制御するために必要な補助的機能を統合
する電気関係部分を備えたものが使用される。X線機械
装置、X線映像装置を含み、X線透視用に使用可能な、
最大管電流値、最高管電圧値等を用途により適宜選択し
て使用される。撮影のみの場合、撮影及び透視用による
場合により同様に適当なX線発生装置等を選択すべきで
ある。
【0027】また、X線撮影台はX線診断のために各種
の形態のものが使用がされている。人体の位置づけがで
きるX線写真撮影を行う装置として使用され、検査目的
に応じて立位式ではリーダー撮影台、高圧リーダー、水
平式ではブッキー撮影台が一般的である。装置分類では
直接・間接・断層・特殊撮影台等に分けられる。
【0028】X線施設には一般にX線防護用鉛ガラスが
使用されている。放射線施設における直接内部状況の観
察を可能にするもので直接透視用、観察窓用に区分され
る。最小鉛当量は1.10〜2.75mmPbの範囲で
5種類が使用されている。また、X線撮影にあたっては
X線防護用の前掛等が使用されるが、これは放射線障害
の防止のために用いられる。
【0029】X線撮影や透視検査用で、X線防護能力は
鉛当量で示され、0.25、0.35、0.50mmP
b等の含鉛ゴム・含鉛塩化ビニール製が使用されてい
る。同様に、X線防護つい立も使用される。X線診察室
における二次X線を遮蔽し放射線障害の防止目的で使用
される。放射線防護能力は鉛当量で示され、0・35m
mPb以上とされ、ゴム製、ビニール製、含鉛メタクリ
ル樹脂製等が利用されている。
【0030】移動可能なX線発生装置2はX線用高電圧
ケーブル28によりX線管3に接続される。高電圧発生
装置からX線管に高電圧を導くためのものである。ケー
ブルは診断用で3本または4本の線心のものが使用され
る。絶縁体層の外側は金属編組で覆い、かつ、これを接
地して防電撃とする。外部被覆には、より糸で編組を施
したものと、クロロプレンまたはビニルで被覆したシー
スケーブル等が使用されている。耐電圧、曲げ試験で規
定し性能を確保される。種類はクロロプレンやビニル製
では耐電圧は50〜150kV用でいくつかに区分され
ている。
【0031】X線管はガラス管内を減圧した熱陰極真空
管で、陰極に設けられたフィラメントを加熱し、発生し
た熱電子を高電圧で加速して陽極のターゲットに衝撃さ
せ、X線を発生させる電子管である。X線管装置入力は
X線負荷前、負荷中、負荷後によりX線管装置に印加さ
れる平均の電力から求められ、陽極のスタータ、フィラ
メント、X線装置に含まれるすべての装置に印加される
電力から供給電源を確保すべきである。
【0032】X線管は種類によって定められ定格のもの
から選択され、X線管定格としては実効焦点の呼び寸
法、最高使用管電圧、長時間最大入力、短時間最大入力
といった短時間定格、長時間定格等から目的により適宜
選択すべきである。また、X線管電圧はX線照射中にX
線管の両極に加えられている電圧で管電圧は波高値で示
される。コンデンサ式X線高電圧装置の場合は、撮影用
コンデンサの充電電圧から放電抵抗による電圧降下を差
し引いた電圧として求められ、電圧波形は、高電圧変圧
器2次側の整流回路により単相半波、全波、三相全波、
定電圧型等等がある。X線管電流はX線照射中にX線管
を流れる陽極電流で、管電流は平均値で示される。ただ
し、コンデンサ式X線高電圧装置で撮影の場合には、波
高値で示すこととされている。管電流の調整は、スタビ
ライザを経て加熱変圧器への電流制御により調節する。
また、管電圧、管電流特性を関連させた方法が採られ
る。
【0033】この結果、X線管への入力P=u×I×f
で与えられる。ここで、Pは電力W、uは管電圧KVで
波高値、Iは管電流mA、平均値である。fは管電圧波
形や管電流によって異なる定数である。リプル百分率が
10%以下で1.0、10〜25%では0.95、25
%以上の場合は0.75とされている。.最大値は焦
点、kV、管電圧波形、陽極回転数などに影響しヒート
ユニットで表示される。
【0034】透明パッド7はX線写真撮影台11上にセ
ットされる。X線写真撮影台11は図2、その変形例が
図3にそれぞれ例示されている。図2のX線写真撮影台
11は全体の厚さで約120mm、長さ約1900m
m、幅約900mmとした。透明パッド7は素材として
はポリウレタンを使用した。被験者のX線写真撮影時の
位置確認から半透明のポリウレタン、その他透明ゴム素
材が使用可能であり、弾力性があり被験者への配慮から
クッション性のある素材が望ましい。
【0035】X線写真撮影台用台座10はX線写真撮影
台11の台座として使用される。図4は台座上板12で
あり、アルミニウム板を使用した。図5で示した台座1
0は板材または塩ビその他のプラスチック材を台座下板
13として台座10の下に配置した。その中間は試作で
は角材形態とした木製枠14として形成させた。角材は
20mmないし30mm角で、台座全体の周辺部及び幅
方向に3本程度補強用に配置した。これらをネジ止め
し、その上下に台座上板12及び台座下板13はそれぞ
れネジ止めにより取り付けた。厚さは全体として約32
mmとした。
【0036】台座10はさらにX線写真撮影台11に固
定される。X線写真撮影台11は台座10の台座上板1
2上に撮影台スペーサ9及び撮影台上蓋8を載せ全体的
に台座10とX線写真撮影台11を一体とした。図2で
はX線写真撮影台11の上に被験者を寝かせる透明パッ
ド7をセッとした状態で示したものである。ここで撮影
台上蓋8は実質的に透明ないし半透明のアクリル樹脂、
透明カーボン等が用いられ、被験者のX線写真の透視用
には視認のため透明素材が望ましい。ここでは少なくと
も被験者体重で実質的に水平度を維持できる透明板素材
の使用が望ましい。この場合アクリル樹脂で10ないし
20mm厚さ程度、望ましくは12mmで板素材の水平
度の要求を満たすことができた。また、これに加えて板
の水平度を維持するための板の周辺部、周辺付近に鋼
材、アルミ枠材による補強用枠材を追加使用することを
否定するものではない。
【0037】また、X線写真撮影に対するX線照射時の
特性上X線吸収が少ない、透視性能、軽量等の理由から
前記素材を選定した。透明板素材に対して離間させた板
素材からなる台座と、透明板素材と台座の周辺部分には
スペーサを介して離間空間を持たせた。このスペーサ9
の全体の高さは70mm、幅200mm、奥行き100
mmの角材を台座上板12上に4本垂直に設置した。ス
ペーサ9の上には撮影台上蓋8を取り付けた。台座10
及びX線写真撮影台11全体は試作としては個別に作成
されたが、量産時には一体としてやや厚さを薄くさせ製
造可能である。この場合には木製枠14の材質をアルミ
アングルとした補強部分及び台座下板13を省略した状
態で強度面の確保が可能となる。
【0038】また、スペーサ9は台座10との間でX線
写真撮影用トレイを台座上板12上を移動させるに必要
な間隔を保持し、かつ、被験者体重を支えるための素材
の選定、寸法の決定をした。素材としては各板材や断面
□型、コの字型、L字型のアルミニウムからなるアルミ
アングルも使用可能である。
【0039】図3はスペーサ9をX線写真撮影台の強度
補強の観点から図の中間位置に設置可能な配置とした。
ここでは移動可能なスペーサ9は図の左右位置を移動可
能なもの、容易に取り付け取り外し可能なもの等として
スペーサ9を付加したものである。この設置の必要性は
X線写真撮影用フィルムカセット1を載置したX線写真
撮影用トレイ15を被験者の撮影位置により容易に移動
可能とするためのものである。トレイ15は台座上板1
2を移動させるには、図8で後述するX線写真撮影時に
撮影部位にフィルムカセット1の写真撮影面を移動用ア
ームにより位置調整可能としたものでトレイ移動用取っ
手19を台座上板12内で自由に操作する必要からであ
る。
【0040】移動可能手段の一例としてはスペーサ9を
掴み図の左右に移動させる手段が好適である。付加機構
25、26に台座12を上下に挟んだ移動用ローラー2
3、24をスペーサ9を掴み矢印で示した左移動方向2
1又は右移動方向22に移動させるとこれが回転し移動
させるようにしたものである。このほか図示しない、付
加機構25、26に左右移動用鋼線を張りこれに移動用
手段、例えば回転用ハンドルで移動させる方法も可能で
ある。
【0041】また、移動自体より取り付け取り外し手段
の容易なスペーサ9として撮影用トレイ15を被験者の
撮影位置により邪魔にならない位置に装着させ実施する
ことも可能で、この取り付け取り外し手段手段が構造が
簡単であるためコスト面のメリットが予想される。
【0042】X線写真撮影用フィルムカセット1を載置
させ台座上板12を容易に移動させるためにはX線写真
撮影用トレイ15に取っ手を装着することが必要であ
る。図6はその一例で約500mmの正方形のX線写真
撮影用トレイ15にX線写真撮影用フィルムカセット1
を載置する。トレイ15上での滑り防止としてスポンジ
16を接着して配置した例である。スポンジは素材とし
てポリウレタン製、ゴム素材で、厚さ約10mmのもの
をトレイ15よりやや小さめのものを使用した。この上
にフィルムカセット1を載せX線写真撮影を実施した。
【0043】図7はトレイ15の両サイドに取っ手19
を取り付けた状態を示したもので、トレイ本体17の下
面に装着した移動用アームの端部にあたる。同様にトレ
イ本体17の下面にはトレイ下面の滑りを良くさせるた
めに摩擦抵抗の小さなスベール(商品名)のような低摩
擦部部材18の装着が望ましい。この例としては40m
mサイズで厚さ0.5mmのテフロン(登録商標)等の
フッ素樹脂の片面にポリウレタンスポンジを付加した低
摩擦部材18を両面接着剤でトレイ本体17の下面に貼
着させた。
【0044】なお、トレイ本体17自体の下面を低摩擦
処理させることも可能であり量産時の一実施例としては
望ましい方法といえよう。なお、X線写真撮影時の撮影
ブレが生ずることがあるが被験者の静止ともに、トレイ
15の静止も必要となることがあり、図示しない静止時
のトレイ滑り止めストッパーを使用することが望まし
い。
【0045】移動用アームの端部では取っ手19を丁番
機能20とすることでアーム面と平行又は垂直にセット
可能とした。アーム面の長さは台座上面12まの幅に依
存し、X線写真撮影用トレイ15とアームの長さとの間
で、例えば図8のようにややこれら双方の長さ合計が台
座の幅より大きめとした。これによりX線写真撮影用フ
ィルムカセット1の位置を容易に視認することとトレイ
15を前後左右に簡易移動させることが可能となる。
【0046】図9はX線写真撮影用トレイ15移動用ア
ーム27で、その一例を示したものである。全体として
は約800mm程度、先端T字部分の長さは約200m
m、太さ15mmの木製角材、プラスチック製が使用可
能である。T字部分は引っかけ用突起としての機能を有
しているもので、トレイ15の凹みに引っかけ容易に移
動させられる。このようにトレイ15と一体とせずに他
の移動手段が要点となる。例えば、トレイに付加した突
起、軸、嵌合部等とが移動手段と係合されこれにより移
動可能な方式を排除する趣旨ではない。また、図9の移
動用アーム27の形態に限定されるものではないことを
理解されるべきである。これらによりトレイ15の少な
くとも一部周面に引っかける位置調整可能とした移動用
アーム27によりX線写真撮影時に撮影部位に前記フィ
ルムカセット1の写真撮影面を位置調整可能とさせた点
がポイントとなる。
【0047】ここで使用されるX線写真撮影用フィルム
はX線撮影用に設計されたフィルムで、レギュラーと呼
ばれる直接撮影用とオルソと呼ばれる間接撮影用フィル
ムが使用される。直接撮影用では医療用の増感紙と組み
合わせるスクリーンタイプと、工業用のノンスクリーン
タイプ等が知られている。感度、コントラストを上げる
ためには、いずれも両面写真乳剤方法が採用されてい
る。
【0048】間接撮影用には蛍光像を撮影するので片面
乳剤方法がとられ、感色性はそれぞれの発光スペクトル
に対応させ提供されている。また、X線フィルムの寸法
も被験者の患部の大きさにより選択できるよう多数のサ
イズが提供されている。例えば、JISで規定された医
用X線写真フィルムの公称寸法は13×18cm品、1
5×30cm品、18×24cm品、24×24cm
品、24×30cm品、30×40cm品、35×35
cm品、35×43cm品が規定されている。なお、当
分の間は従来のインチ表示によるキャビネ、八ツ切、六
ツ切、四ツ切、大四ツ切サイズのフィルムも販売されて
いる。このようにシートフィルムとしてシート状の1枚
撮りのフィルムで提供され直接撮影用X線フィルム等で
用いられている。
【0049】次に、本発明のX線写真撮影台を使用した
X線写真の撮影方法について述べると、手術後の患者等
の被験者を透明パッド7に寝かせたままX線写真撮影室
に導かれる。ついで、被験者を寝かせた透明パッド7は
X線写真撮影台11上の四方の角を合わせて載置され
る。被験者のX線写真撮影部位とフィルムカセットトレ
イ15上のX線写真撮影用フィルム内蔵カセット1との
鉛直線上の位置合わせは視認しながら実施する。この位
置合わせは図8の移動用アーム29で、又は、図9の移
動用アーム27で実施する。これらは患部位置変更の都
度実施する。この準備後、X線発生装置の電源を投入し
X線管から被験者へ所定X線を照射しX線写真撮影を実
施した。
【0050】診療放射線技師免許を有する本発明者は以
下実際のX線写真撮影を実施した。例えば、右手指骨の
X線撮影では、X線照射量は0.008mSv(ミリシ
ーベルト)で照射時間0.12秒で行った。得られたX
線写真フィルムの撮影像は極めて鮮明で写真撮影時のピ
ンボケの発生が認められなかった。特に、この撮影は本
発明者自身によるX線撮影であったが作業負担は少な
く、X線フィルムカセットの設置位置の移動がし易く実
施できた。この操作は被験者自身で行い被験者自体の患
部撮影での効果である。実際は通常被験者は診療放射線
技師ではないため準備面、操作の習熟度、作業面でより
その効果が大きく発揮されることはいうまでもない。
【0051】表1は本発明方法と従来法との間で被験者
及び診療放射線技師等双方の負担、撮影に要する時間、
撮影精度等の結果等を比較したものである。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】表1に示したように、本発明によれば従
来技術に比較した格別の効果が見いだされることが確認
された。以下に分説する。 (1)被験者 レントゲン検査にあたっての苦痛等の精
神的不安及び検査時の苦痛等の負担の少なさ、撮影時に
床ずれ等が生ずることがないといった効果が認められ
る。 (2)診療、診療放射線技師、補助者等の作業負担 こ
れらの者の作業では、X線フィルムカセットの設置位置
の移動し易さ、過大過重量の被験者に対しX線フィルム
カセットの設置手順の簡単さが効果として認められる。 (3)性能、用途の拡大 写真撮影時のピンボケの発生
が少ないことや外科用のX線テレビジョン画像表示に見
られる画像の位置を変化させるようなポータブルX線撮
影に適していることが認められる。
【0054】さらに、本発明のX線写真撮影用フィルム
カセットトレイ及びそれを備えたX線写真撮影台装置
は、特に被験者にとりX線撮影のため視認可能な半透明
マットに載ったままブッキーテーブルの透明アクリル台
上に移されることとなった。これは、従来の患者ベッド
からブッキー撮影台への移動、撮影後患者ベッドへの復
帰移動といった再三の移動が不必要となり、本発明の撮
影台上でX線撮影が行われる結果、患者の安静のまま撮
影すべき部位とフィルムの位置を決めてX線撮影が可能
となった。
【0055】術後まだ充分体力の回復が少ない、手術部
分の切開、縫合の苦痛等が癒えていない段階でもX線撮
影による従来生じていた患者の苦痛、術後の病変、術部
の悪化といった重大な事故から回避できることが可能と
なった。敷布団に近い半透明マット上でX線写真撮影に
あっては、X線写真撮影前の患部位置の視認及びフィル
ムカセット位置のこれへの正確な配置を可能とした。
【0056】アーム付きカセットトレイの使用は前記位
置の配置を移動容易に実施できる。透明アクリル板上に
視認可能透明パッドないし半透明ウレタンマットを使用
したときには患者を安静のままのX線写真撮影位置がよ
り容易に視認できX線写真撮影用カセットトレイとの位
置合わせが可能となった。手術後の患者や過大過重量の
患者のX線写真撮影時には、被験者を持ち上げ背中にカ
セットトレイを差し入れる必要がなくなり、安静状態の
ままで、短時間で位置決めX線写真撮影ができ、患者負
担も激減させることができた。
【0057】アーム付きでないカセットトレイにあって
もX線写真撮影位置の移動が容易に実施できる。手術後
の患者や過大過重量の患者のX線写真撮影時にも被験者
を持ち上げることなく、患者の撮影すべき部位とフィル
ムの位置を決めて、患者を安静のままでX線撮影が可能
となるといった効果が期待される。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線写真撮影用フィルムカセットトレ
イ及びそれを備えたX線写真撮影台装置図。
【図2】X線写真撮影台の一部切欠した断面を示した側
面図。
【図3】図2の別の実施例の側面図。
【図4】X線写真撮影台の台座部分の上板の斜視図。
【図5】台座の内アルミアングル及び台座下板を組み合
わせた状態を示した一部切欠の斜視図。
【図6】X線写真撮影用フィルムカセットトレイの斜視
図。
【図7】図6の右側面から見た正面図。
【図8】X線写真撮影用フィルムカセットトレイをX線
写真撮影台上を移動可能な状態の説明用斜視図。
【図9】図8のX線写真撮影用フィルムカセットトレイ
の移動用アームの他の変形例についての説明用斜視図。
【符号の説明】
1 X線写真撮影用フィルムカセット 2 X線発生装置 3 X線管 4 被験者 5 固定ベッド 6 固定マット 7 透明パッド 8 撮影台上蓋 9 撮影台スペーサ 10 X線写真撮影台用台座 11 X線写真撮影台 12 台座上板 13 台座下板 14 木製枠 15 X線写真撮影用トレイ 16 スポンジ 17 トレイ本体 18 低摩擦部部材 19 トレイ移動用取っ手 20 丁番機能 23 移動用ローラー 24 移動用ローラー 25 付加機構 26 付加機構 27 移動用アーム 28 X線用高電圧ケーブル 29 移動用アーム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者をパッド上面に寝かせてその上面
    よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影台装置に
    使用されるX線写真撮影台用フィルムカセットトレイで
    あって、該トレイ上に配置可能なX線写真撮影用フィル
    ムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面に装
    着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくとも一
    部周面に付加されたアームとからなり、X線写真撮影時
    に撮影部位に前記フィルムカセットの写真撮影面を前記
    アームにより位置調整可能としたX線写真撮影台用フィ
    ルムカセットトレイ。
  2. 【請求項2】 前記アームが前記トレイの対向する両サ
    イドに付加された請求項1記載のX線写真撮影台用フィ
    ルムカセットトレイ。
  3. 【請求項3】 被験者をパッド上面に寝かせてその上面
    よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影台装置に
    使用されるX線写真撮影台用フィルムカセットトレイで
    あって、該トレイ上に配置可能なX線写真撮影用フィル
    ムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面に装
    着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくとも一
    部周面に引っかける位置調整可能とした移動用アーム
    と、該移動用アームによりX線写真撮影時に撮影部位に
    前記フィルムカセットの写真撮影面を位置調整可能とさ
    せたX線写真撮影台用フィルムカセットトレイ。
  4. 【請求項4】 被験者をパッド上面に寝かせてその上面
    よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影を行う装
    置であって、少なくとも被験者体重でほぼ水平度を維持
    できる実質的に透明である透明板素材と、該透明板素材
    に対して離間させた板素材からなる台座と、前記透明板
    素材と前記台座の周辺部分にスペーサを介して離間空間
    を持たせたX線写真撮影台と、該X線写真撮影台の前記
    台座上を移動可能なX線写真撮影台用フィルムカセット
    トレイと、該トレイ上に配置されたX線写真撮影用フィ
    ルムカセットとを配置させ、前記パッド上面よりX線照
    射によりX線写真撮影を行うX線写真撮影台装置。
  5. 【請求項5】 前記透明板素材が透明アクリル樹脂又は
    透明カーボンであるX線写真撮影台を備えた請求項4記
    載のX線写真撮影台装置。
  6. 【請求項6】 前記X線写真撮影台の離間空間の距離が
    50〜100mmの範囲であるX線写真撮影台を備えた
    請求項4又は5記載のX線写真撮影台装置。
  7. 【請求項7】 被験者をパッド上面に寝かせてその上面
    よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影を行う装
    置であって、少なくとも被験者体重でほぼ水平度を維持
    できる実質的に透明である透明板素材と、該透明板素材
    に対して離間させた板素材からなる台座と、前記透明板
    素材と前記台座の周辺部分にスペーサを介して前記両板
    素材間に離間空間を持たせたX線写真撮影台と、該X線
    写真撮影台の台座上を移動可能なX線写真撮影台用フィ
    ルムカセットトレイと、該トレイ上に配置可能なX線写
    真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記
    トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、前記トレイ
    の少なくとも一部周面に付加されたアームとからなり、
    X線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセットの写
    真撮影面を前記アームにより位置調整可能としたX線写
    真撮影台用フィルムカセットトレイを備えた前記パッド
    上面よりX線照射によりX線写真撮影を行うX線写真撮
    影台装置。
  8. 【請求項8】 前記アームが前記トレイの対向する両サ
    イドに付加された請求項7記載のX線写真撮影台装置。
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