JP3727549B2 - X線写真撮影台用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたx線写真撮影台装置 - Google Patents

X線写真撮影台用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたx線写真撮影台装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、寝たきり患者、手術後の体力消耗患者等の被験者のX線写真撮影に好適なX線写真撮影用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたX線写真撮影台装置に関する。特に透明パッド上の被験者に、移動の負担を強いることなく体を動かさずに寝かせたまま、かつ、撮影時に苦痛を与えないでX線写真撮影を視認状態で容易に正確な位置にフイルムをセットできるX線写真撮影用フィルムカセットトレイに特徴を持たせたX線写真撮影用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたX線写真撮影台装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、入院患者、手術後患者、救急患者等の被験者のポータブルX線撮影は、撮影をする患者の頭部、胸部、腹部、腰部等の部位を持ち上げ、背中に内蔵カセットを差し込みX線写真撮影を行っており、被験者の苦痛に対しほとんど配慮されていなかった。
X線を用いることにより、身体を透過した映像として内部を観察することができることが知られている。この原理は被写体の厚さや各部の比重の差によってX線の吸収の度合がちがうため、撮影されたX線写真には被写体の内部構造に応じて濃淡の差として観察できるものである。具体的には、X線写真を影画として観察し、骨、空気等は周囲の筋肉と区別した像を写真上に表現することによる。
【0003】
また、間接撮影は、被写体を通過したX線を蛍光板に受けることにより像を蛍光板上で見ることができ、この像をカメラで撮影するものである。直接撮影はこれに対し被写体を通過したX線を直接、被写体と同程度のサイズのフィルム上に撮影する方法である。
【0004】
このほか、X線を連続的に放射して撮影するX線動画ないし映画撮影法では、心臓・冠状動脈などの動きの速い被検体の動態を記録するもので、明るい蛍光可視像を映写機(60〜90フレーム/s程度)でシネフィルムに撮影する方法もある。シネパルス方式では、10ms以内の極短時間のパルス状X線曝射によって、循環器系検査を行う行うものである。空洞の位置、形を検査し手術方針の決定のためには断層撮影が使用され、直接撮影などに比べ、X線フィルムを被写体に接して被写体の影をフィルム上に受けるので、写真の影の大きさは被写体とほぼ同じ大きさである。
【0005】
拡大撮影は撮影時フィルムを被写体から5〜10cm程度離した撮影で、離間距離に応じて被写体が拡大されてフィルムに撮影される。像は拡大される結果、像の輪郭は間隔の距離に応じたぼけが発生する欠点がある。この像の輪郭のぼけは、X線源が大きさに比例し、大きいほど大きくなるため、X線源すなわちX線管焦点の特に小さいX線管を用いることが必要である。
【0006】
X線写真撮影に使用されるX線透視撮影台はX線診断のために、人体の位置づけができ、医用X線映像装置を装備または装着して、X線透視およびX線撮影を行う。ブッキー撮影台は受像部にブッキー装置を用いるX線撮影台で、水平式・傾斜式・起倒式・立位式があり、さらに天板の移動式と固定式、昇降可能式などが検査目的に応じて製作されている。天板はX線吸収が少なく均一な材質のものを使用する。
【0007】
これに使用されるブッキーブレンデはBuckyによって考案されたX線撮影時の散乱線除去装置である。グリッド(グリッド比は一定)を等速移動させ散乱線を除去し、格子縞を画像から消すもので、平面、凹面、回転、らせんなどの形がある。オイルダンパーを利用する片道等速移動、バネやモータによる往復移動(レシプロ)に分けられる。
【0008】
ここで、グリッドについて説明する。ブッキー格子、ブッキー・ポッターグリッドはX線フィルムに達する二次性放射線ないし散乱X線除去用格子、隔膜である。X線受像面に入射する散乱X線量を減少させることにより、X線像のコントラストを改善する目的で使用される。X線吸収率の大きい鉛箔等の金属箔とX線吸収率の小さい中間物質、例えば、アルミニウムとを交互に並べた構造で、これに、スペーサーとしてアルミニウム、合成樹脂、木、紙などを使用している。性能はグリッド密度、グリッド比、集束距離、距離限界、選択度、コントラスト改善度、露出倍数などで表される。
【0009】
このなかでグリッド比は散乱X線除去用グリッドの鉛箔の厚さd、前記中間物質の厚さD、高さhとしたときグリッド比はr=h/Dで表され、グリッド性能を示すもので、通常は4〜14の範囲のものが使用されている。また、クロスグリッドは散乱線除去効率を高めるため2枚直線グリッドを箔の方向がある角度をなすように一体に形成されたものである。箔の方向が互いに90度の角度をなす直交グリッドと、90度以外の角度をなす斜交グリッドが使用されている。
【0010】
このような、ブッキー撮影台は、水平式にあっては、寝たきり患者、手術後の患者等の被験者の病状、経過を検査するのに好適であり、被験者をベッド上に載せたままでX線写真撮影をX線源を天板にして移動式又は固定式、昇降可能式等にして、X線フィルムを入れたフィルムカセットをベッドの下に置くことで実施できる。検査目的に応じて構成、形態を変更して用いられてきた。ここで使用されるカセットは一般にカセッテ(カセットの文言で統一して使用する)とも呼ばれ、前後に増感紙を入れその間にX線フィルムを挟んだ形態で使用される、いわゆる遮光箱である。
【0011】
用途としては、上記の他、乳幼児の先天性股関節脱臼の整復の肢位.この状態で大腿骨頭と寛骨臼の位置関係をみて整復の状態を観察するような股関節撮影、腰椎椎間板撮影等に使用されてきた。
他に、フットボールサインの症状に見られる、可急性腹症検査の腹部単純X線写真で、仰臥位の場合に腹部中央にフットボールの形をした像が描出されるような、穿孔による遊離腹膜ガスの存在とみられる用途にも使用されている。
【0012】
しかしながら、これまでのブッキー撮影台では、診療放射線技師により患者の背中側等患部にフィルム内蔵カセットを差し入れ撮影していた。このため患者を持ち上げる作業をしつつ何点かの撮影箇所につきX線撮影をしていた。患者の体重次第では看護婦の応援を求め撮影を実施している状況であった。これは撮影台の構造自体に起因した課題である。このため撮影時の診療放射線技師等は相当の負担を強いられていた。又、患者側から観察するとX線撮影時に身体を左右に回転されたり、或いは手術部分の撮影に都合の良いような体位を要求されていた。
【0013】
より具体的には手術後患者はX線撮影のため撮影台に移される。手術の結果確認のため、患者への手術部分にはこの撮影台上でX線撮影が行われる。術後まだ充分体力の回復がしていないとか、また、手術部分の切開、縫合の苦痛等が癒えていない段階でのX線撮影となっていた。このため、患者の苦痛の増加や、場合によっては、術後の病変、患部、術部の悪化といった重大な事故が完全に回避しえないといった課題があった。
【0014】
このように、患者本位ではない構造のブッキー撮影台であるため、構造に起因したX線写真撮影の実施により患者への極めて負担の高い結果とともに、ひいては診療放射線技師等への撮影負担も高いといった課題があり、X線写真撮影自体の写真の出来具合や精度面等でも必ずしも完全な結果を得られていないといった課題もあった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題を解決し、これまでのブッキー撮影台の改良と撮影手段の改善により、患者本位のX線撮影が可能となった。撮影上の都合からの開放は診療放射線技師の負担の軽減となり、診療放射線技師等による撮影時に患者への過度の負担を解消できるとの課題解決を目的としている。
【0016】
手術後の被験者はX線撮影のため視認可能な半透明マットに載ったまま本発明のX線写真撮影台のブッキーテーブルの透明アクリル台上に移されることとなるため、従来の患者ベッドからブッキー撮影台への移動、撮影後患者ベッドへの復帰移動といった再三の移動が不必要となった。この結果、本発明の撮影台上でX線撮影が行われることになった。この結果、患者の安静のまま撮影すべき部位とフィルムの位置を決めてX線撮影が可能となることから、術後まだ充分体力の回復が少なくとも、また、手術部分の切開、縫合の苦痛等が癒えていない段階でもX線撮影による従来生じていた患者の苦痛、術後の病変、術部の悪化といった重大な事故から完全に回避できることが可能となったX線写真撮影用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたX線写真撮影台装置に関する。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は被験者をパッド上面に寝かせてその上面よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影台装置に使用されるX線写真撮影台用フィルムカセットトレイであって、該トレイ上に配置可能なX線写真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくとも一部周面に付加されたアームとからなり、X線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセットの写真撮影面を前記アームにより位置調整可能としたX線写真撮影台用フィルムカセットトレイにより提供される。
【0018】
また、前記アームが前記トレイの対向する両サイドに付加された前記記載のX線写真撮影台用フィルムカセットトレイにより効果的に提供される。
【0019】
さらに、被験者をパッド上面に寝かせてその上面よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影台装置に使用されるX線写真撮影台用フィルムカセットトレイであって、該トレイ上に配置可能なX線写真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくとも一部周面に引っかける位置調整可能とした移動用アームと、該移動用アームによりX線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセットの写真撮影面を位置調整可能とさせたX線写真撮影台用フィルムカセットトレイにより提供される。
【0020】
これらとは別に、被験者をパッド上面に寝かせてその上面よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影を行う装置であって、少なくとも被験者体重でほぼ水平度を維持できる実質的に透明である透明板素材と、該透明板素材に対して離間させた板素材からなる台座と、前記透明板素材と前記台座の周辺部分にスペーサを介して離間空間を持たせたX線写真撮影台と、該X線写真撮影台の前記台座上を移動可能なX線写真撮影台用フィルムカセットトレイとからなり、該トレイはカセットトレイ上に配置可能なX線写真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくとも一部周面に付加されたアームとからなり、X線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセットの写真撮影面を前記アームにより位置調整可能としたX線写真撮影台用フィルムカセットトレイを配置させ、前記パッド上面よりX線照射によりX線写真撮影を行うX線写真撮影台装置により提供される。
【0021】
また、前記透明板素材が透明アクリル樹脂又は透明カーボンであるX線写真撮影台を備えた前記記載のX線写真撮影台装置により提供される。
さらに、前記X線写真撮影台の離間空間の距離が50〜100mmの範囲であるX線写真撮影台を備えた前記記載のX線写真撮影台装置により提供される。
【0022】
さらにまた、被験者をパッド上面に寝かせてその上面よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影を行う装置であって、少なくとも被験者体重でほぼ水平度を維持できる実質的に透明である透明板素材と、該透明板素材に対して離間させた板素材からなる台座と、前記透明板素材と前記台座の周辺部分にスペーサを介して前記両板素材間に離間空間を持たせたX線写真撮影台と、該X線写真撮影台の台座上を移動可能なX線写真撮影台用フィルムカセットトレイと、該トレイ上に配置可能なX線写真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくとも一部周面に付加されたアームとからなり、X線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセットの写真撮影面を前記アームにより位置調整可能としたX線写真撮影台用フィルムカセットトレイを備えた前記パッド上面よりX線照射によりX線写真撮影を行うX線写真撮影台装置により提供される。
また、前記アームが前記トレイの対向する両サイドに付加された前記記載のX線写真撮影台装置により効果的に提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、具体的に本発明の実施の一形態について説明する。図面を参照して説明すると、図1はX線写真撮影用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたX線写真撮影台装置である。なお、図の左右の長さは図面作成の都合から縮小して示してある。図2はX線写真撮影台の一部切欠した断面を示した側面図である。図3は図2の別の実施例の側面図である。図4はX線写真撮影台の台座部分の上板の斜視図、図5は台座の内アルミアングル及び台座下板を組み合わせた状態を示した一部切欠の斜視図である。
【0024】
図6はX線写真撮影用フィルムカセットトレイの斜視図、図7は図6の右側面から見た正面図である。図8はX線写真撮影用フィルムカセットトレイをX線写真撮影台上を移動可能な状態の説明用斜視図、図9は図8の他の変形例による移動可能な状態の説明用斜視図である。
【0025】
図1はX線写真の撮影の様子を示したもので、図中で左右長さは説明のためやや縮小して示してある。病院で使用されている固定ベッド5は図の左右全長で約195ないし205cmが一般に使用されているが、これより大きなサイズも適宜使用可能である。幅は90cmが一般に使用されている。従来これに被験者を固定マット6上に寝かせX線写真撮影を行っていた。本発明ではこの上にX線写真撮影台11を載せ、さらに患者等の被験者4を透明パッド7に寝かせた状態で運び込みX線写真撮影台11の上にセットする。
【0026】
移動可能なX線発生装置2はX線制御装置として、X線を制御するために必要な補助的機能を統合する電気関係部分を備えたものが使用される。X線機械装置、X線映像装置を含み、X線透視用に使用可能な、最大管電流値、最高管電圧値等を用途により適宜選択して使用される。撮影のみの場合、撮影及び透視用による場合により同様に適当なX線発生装置等を選択すべきである。
【0027】
また、X線撮影台はX線診断のために各種の形態のものが使用がされている。人体の位置づけができるX線写真撮影を行う装置として使用され、検査目的に応じて立位式ではリーダー撮影台、高圧リーダー、水平式ではブッキー撮影台が一般的である。装置分類では直接・間接・断層・特殊撮影台等に分けられる。
【0028】
X線施設には一般にX線防護用鉛ガラスが使用されている。放射線施設における直接内部状況の観察を可能にするもので直接透視用、観察窓用に区分される。最小鉛当量は1.10〜2.75mmPbの範囲で5種類が使用されている。また、X線撮影にあたってはX線防護用の前掛等が使用されるが、これは放射線障害の防止のために用いられる。
【0029】
X線撮影や透視検査用で、X線防護能力は鉛当量で示され、0.25、0.35、0.50mmPb等の含鉛ゴム・含鉛塩化ビニール製が使用されている。同様に、X線防護つい立も使用される。X線診察室における二次X線を遮蔽し放射線障害の防止目的で使用される。放射線防護能力は鉛当量で示され、0・35mmPb以上とされ、ゴム製、ビニール製、含鉛メタクリル樹脂製等が利用されている。
【0030】
移動可能なX線発生装置2はX線用高電圧ケーブル28によりX線管3に接続される。高電圧発生装置からX線管に高電圧を導くためのものである。ケーブルは診断用で3本または4本の線心のものが使用される。絶縁体層の外側は金属編組で覆い、かつ、これを接地して防電撃とする。外部被覆には、より糸で編組を施したものと、クロロプレンまたはビニルで被覆したシースケーブル等が使用されている。耐電圧、曲げ試験で規定し性能を確保される。種類はクロロプレンやビニル製では耐電圧は50〜150kV用でいくつかに区分されている。
【0031】
X線管はガラス管内を減圧した熱陰極真空管で、陰極に設けられたフィラメントを加熱し、発生した熱電子を高電圧で加速して陽極のターゲットに衝撃させ、X線を発生させる電子管である。
X線管装置入力はX線負荷前、負荷中、負荷後によりX線管装置に印加される平均の電力から求められ、陽極のスタータ、フィラメント、X線装置に含まれるすべての装置に印加される電力から供給電源を確保すべきである。
【0032】
X線管は種類によって定められ定格のものから選択され、X線管定格としては実効焦点の呼び寸法、最高使用管電圧、長時間最大入力、短時間最大入力といった短時間定格、長時間定格等から目的により適宜選択すべきである。
また、X線管電圧はX線照射中にX線管の両極に加えられている電圧で管電圧は波高値で示される。コンデンサ式X線高電圧装置の場合は、撮影用コンデンサの充電電圧から放電抵抗による電圧降下を差し引いた電圧として求められ、電圧波形は、高電圧変圧器2次側の整流回路により単相半波、全波、三相全波、定電圧型等等がある。
X線管電流はX線照射中にX線管を流れる陽極電流で、管電流は平均値で示される。ただし、コンデンサ式X線高電圧装置で撮影の場合には、波高値で示すこととされている。管電流の調整は、スタビライザを経て加熱変圧器への電流制御により調節する。また、管電圧、管電流特性を関連させた方法が採られる。
【0033】
この結果、X線管への入力P=u×I×fで与えられる。ここで、Pは電力W、uは管電圧KVで波高値、Iは管電流mA、平均値である。fは管電圧波形や管電流によって異なる定数である。リプル百分率が10%以下で1.0、10〜25%では0.95、25%以上の場合は0.75とされている。.最大値は焦点、kV、管電圧波形、陽極回転数などに影響しヒートユニットで表示される。
【0034】
透明パッド7はX線写真撮影台11上にセットされる。X線写真撮影台11は図2、その変形例が図3にそれぞれ例示されている。図2のX線写真撮影台11は全体の厚さで約120mm、長さ約1900mm、幅約900mmとした。透明パッド7は素材としてはポリウレタンを使用した。被験者のX線写真撮影時の位置確認から半透明のポリウレタン、その他透明ゴム素材が使用可能であり、弾力性があり被験者への配慮からクッション性のある素材が望ましい。
【0035】
X線写真撮影台用台座10はX線写真撮影台11の台座として使用される。図4は台座上板12であり、アルミニウム板を使用した。図5で示した台座10は板材または塩ビその他のプラスチック材を台座下板13として台座10の下に配置した。その中間は試作では角材形態とした木製枠14として形成させた。角材は20mmないし30mm角で、台座全体の周辺部及び幅方向に3本程度補強用に配置した。これらをネジ止めし、その上下に台座上板12及び台座下板13はそれぞれネジ止めにより取り付けた。厚さは全体として約32mmとした。
【0036】
台座10はさらにX線写真撮影台11に固定される。X線写真撮影台11は台座10の台座上板12上に撮影台スペーサ9及び撮影台上蓋8を載せ全体的に台座10とX線写真撮影台11を一体とした。図2ではX線写真撮影台11の上に被験者を寝かせる透明パッド7をセッとした状態で示したものである。ここで撮影台上蓋8は実質的に透明ないし半透明のアクリル樹脂、透明カーボン等が用いられ、被験者のX線写真の透視用には視認のため透明素材が望ましい。ここでは少なくとも被験者体重で実質的に水平度を維持できる透明板素材の使用が望ましい。この場合アクリル樹脂で10ないし20mm厚さ程度、望ましくは12mmで板素材の水平度の要求を満たすことができた。また、これに加えて板の水平度を維持するための板の周辺部、周辺付近に鋼材、アルミ枠材による補強用枠材を追加使用することを否定するものではない。
【0037】
また、X線写真撮影に対するX線照射時の特性上X線吸収が少ない、透視性能、軽量等の理由から前記素材を選定した。透明板素材に対して離間させた板素材からなる台座と、透明板素材と台座の周辺部分にはスペーサを介して離間空間を持たせた。このスペーサ9の全体の高さは70mm、幅200mm、奥行き100mmの角材を台座上板12上に4本垂直に設置した。スペーサ9の上には撮影台上蓋8を取り付けた。台座10及びX線写真撮影台11全体は試作としては個別に作成されたが、量産時には一体としてやや厚さを薄くさせ製造可能である。この場合には木製枠14の材質をアルミアングルとした補強部分及び台座下板13を省略した状態で強度面の確保が可能となる。
【0038】
また、スペーサ9は台座10との間でX線写真撮影用トレイを台座上板12上を移動させるに必要な間隔を保持し、かつ、被験者体重を支えるための素材の選定、寸法の決定をした。素材としては各板材や断面□型、コの字型、L字型のアルミニウムからなるアルミアングルも使用可能である。
【0039】
図3はスペーサ9をX線写真撮影台の強度補強の観点から図の中間位置に設置可能な配置とした。ここでは移動可能なスペーサ9は図の左右位置を移動可能なもの、容易に取り付け取り外し可能なもの等としてスペーサ9を付加したものである。この設置の必要性はX線写真撮影用フィルムカセット1を載置したX線写真撮影用トレイ15を被験者の撮影位置により容易に移動可能とするためのものである。トレイ15は台座上板12を移動させるには、図8で後述するX線写真撮影時に撮影部位にフィルムカセット1の写真撮影面を移動用アームにより位置調整可能としたものでトレイ移動用取っ手19を台座上板12内で自由に操作する必要からである。
【0040】
移動可能手段の一例としてはスペーサ9を掴み図の左右に移動させる手段が好適である。付加機構25、26に台座12を上下に挟んだ移動用ローラー23、24をスペーサ9を掴み矢印で示した左移動方向21又は右移動方向22に移動させるとこれが回転し移動させるようにしたものである。このほか図示しない、付加機構25、26に左右移動用鋼線を張りこれに移動用手段、例えば回転用ハンドルで移動させる方法も可能である。
【0041】
また、移動自体より取り付け取り外し手段の容易なスペーサ9として撮影用トレイ15を被験者の撮影位置により邪魔にならない位置に装着させ実施することも可能で、この取り付け取り外し手段手段が構造が簡単であるためコスト面のメリットが予想される。
【0042】
X線写真撮影用フィルムカセット1を載置させ台座上板12を容易に移動させるためにはX線写真撮影用トレイ15に取っ手を装着することが必要である。図6はその一例で約500mmの正方形のX線写真撮影用トレイ15にX線写真撮影用フィルムカセット1を載置する。トレイ15上での滑り防止としてスポンジ16を接着して配置した例である。スポンジは素材としてポリウレタン製、ゴム素材で、厚さ約10mmのものをトレイ15よりやや小さめのものを使用した。この上にフィルムカセット1を載せX線写真撮影を実施した。
【0043】
図7はトレイ15の両サイドに取っ手19を取り付けた状態を示したもので、トレイ本体17の下面に装着した移動用アームの端部にあたる。同様にトレイ本体17の下面にはトレイ下面の滑りを良くさせるために摩擦抵抗の小さなスベール(商品名)のような低摩擦部部材18の装着が望ましい。この例としては40mmサイズで厚さ0.5mmのテフロン(登録商標)等のフッ素樹脂の片面にポリウレタンスポンジを付加した低摩擦部材18を両面接着剤でトレイ本体17の下面に貼着させた。
【0044】
なお、トレイ本体17自体の下面を低摩擦処理させることも可能であり量産時の一実施例としては望ましい方法といえよう。なお、X線写真撮影時の撮影ブレが生ずることがあるが被験者の静止ともに、トレイ15の静止も必要となることがあり、図示しない静止時のトレイ滑り止めストッパーを使用することが望ましい。
【0045】
移動用アームの端部では取っ手19を丁番機能20とすることでアーム面と平行又は垂直にセット可能とした。アーム面の長さは台座上面12まの幅に依存し、X線写真撮影用トレイ15とアームの長さとの間で、例えば図8のようにややこれら双方の長さ合計が台座の幅より大きめとした。これによりX線写真撮影用フィルムカセット1の位置を容易に視認することとトレイ15を前後左右に簡易移動させることが可能となる。
【0046】
図9はX線写真撮影用トレイ15移動用アーム27で、その一例を示したものである。全体としては約800mm程度、先端T字部分の長さは約200mm、太さ15mmの木製角材、プラスチック製が使用可能である。T字部分は引っかけ用突起としての機能を有しているもので、トレイ15の凹みに引っかけ容易に移動させられる。このようにトレイ15と一体とせずに他の移動手段が要点となる。例えば、トレイに付加した突起、軸、嵌合部等とが移動手段と係合されこれにより移動可能な方式を排除する趣旨ではない。また、図9の移動用アーム27の形態に限定されるものではないことを理解されるべきである。これらによりトレイ15の少なくとも一部周面に引っかける位置調整可能とした移動用アーム27によりX線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセット1の写真撮影面を位置調整可能とさせた点がポイントとなる。
【0047】
ここで使用されるX線写真撮影用フィルムはX線撮影用に設計されたフィルムで、レギュラーと呼ばれる直接撮影用とオルソと呼ばれる間接撮影用フィルムが使用される。直接撮影用では医療用の増感紙と組み合わせるスクリーンタイプと、工業用のノンスクリーンタイプ等が知られている。感度、コントラストを上げるためには、いずれも両面写真乳剤方法が採用されている。
【0048】
間接撮影用には蛍光像を撮影するので片面乳剤方法がとられ、感色性はそれぞれの発光スペクトルに対応させ提供されている。また、X線フィルムの寸法も被験者の患部の大きさにより選択できるよう多数のサイズが提供されている。例えば、JISで規定された医用X線写真フィルムの公称寸法は13×18cm品、15×30cm品、18×24cm品、24×24cm品、24×30cm品、30×40cm品、35×35cm品、35×43cm品が規定されている。なお、当分の間は従来のインチ表示によるキャビネ、八ツ切、六ツ切、四ツ切、大四ツ切サイズのフィルムも販売されている。このようにシートフィルムとしてシート状の1枚撮りのフィルムで提供され直接撮影用X線フィルム等で用いられている。
【0049】
次に、本発明のX線写真撮影台を使用したX線写真の撮影方法について述べると、手術後の患者等の被験者を透明パッド7に寝かせたままX線写真撮影室に導かれる。ついで、被験者を寝かせた透明パッド7はX線写真撮影台11上の四方の角を合わせて載置される。被験者のX線写真撮影部位とフィルムカセットトレイ15上のX線写真撮影用フィルム内蔵カセット1との鉛直線上の位置合わせは視認しながら実施する。この位置合わせは図8の移動用アーム29で、又は、図9の移動用アーム27で実施する。これらは患部位置変更の都度実施する。
この準備後、X線発生装置の電源を投入しX線管から被験者へ所定X線を照射しX線写真撮影を実施した。
【0050】
診療放射線技師免許を有する本発明者は以下実際のX線写真撮影を実施した。例えば、右手指骨のX線撮影では、X線照射量は0.008mSv(ミリシーベルト)で照射時間0.12秒で行った。得られたX線写真フィルムの撮影像は極めて鮮明で写真撮影時のピンボケの発生が認められなかった。特に、この撮影は本発明者自身によるX線撮影であったが作業負担は少なく、X線フィルムカセットの設置位置の移動がし易く実施できた。この操作は被験者自身で行い被験者自体の患部撮影での効果である。実際は通常被験者は診療放射線技師ではないため準備面、操作の習熟度、作業面でよりその効果が大きく発揮されることはいうまでもない。
【0051】
表1は本発明方法と従来法との間で被験者及び診療放射線技師等双方の負担、撮影に要する時間、撮影精度等の結果等を比較したものである。
【0052】
【表1】
Figure 0003727549
【0053】
【発明の効果】
表1に示したように、本発明によれば従来技術に比較した格別の効果が見いだされることが確認された。以下に分説する。
(1)被験者 レントゲン検査にあたっての苦痛等の精神的不安及び検査時の苦痛等の負担の少なさ、撮影時に床ずれ等が生ずることがないといった効果が認められる。
(2)診療、診療放射線技師、補助者等の作業負担 これらの者の作業では、X線フィルムカセットの設置位置の移動し易さ、過大過重量の被験者に対しX線フィルムカセットの設置手順の簡単さが効果として認められる。
(3)性能、用途の拡大 写真撮影時のピンボケの発生が少ないことや外科用のX線テレビジョン画像表示に見られる画像の位置を変化させるようなポータブルX線撮影に適していることが認められる。
【0054】
さらに、本発明のX線写真撮影用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたX線写真撮影台装置は、特に被験者にとりX線撮影のため視認可能な半透明マットに載ったままブッキーテーブルの透明アクリル台上に移されることとなった。これは、従来の患者ベッドからブッキー撮影台への移動、撮影後患者ベッドへの復帰移動といった再三の移動が不必要となり、本発明の撮影台上でX線撮影が行われる結果、患者の安静のまま撮影すべき部位とフィルムの位置を決めてX線撮影が可能となった。
【0055】
術後まだ充分体力の回復が少ない、手術部分の切開、縫合の苦痛等が癒えていない段階でもX線撮影による従来生じていた患者の苦痛、術後の病変、術部の悪化といった重大な事故から回避できることが可能となった。
敷布団に近い半透明マット上でX線写真撮影にあっては、X線写真撮影前の患部位置の視認及びフィルムカセット位置のこれへの正確な配置を可能とした。
【0056】
アーム付きカセットトレイの使用は前記位置の配置を移動容易に実施できる。透明アクリル板上に視認可能透明パッドないし半透明ウレタンマットを使用したときには患者を安静のままのX線写真撮影位置がより容易に視認できX線写真撮影用カセットトレイとの位置合わせが可能となった。
手術後の患者や過大過重量の患者のX線写真撮影時には、被験者を持ち上げ背中にカセットトレイを差し入れる必要がなくなり、安静状態のままで、短時間で位置決めX線写真撮影ができ、患者負担も激減させることができた。
【0057】
アーム付きでないカセットトレイにあってもX線写真撮影位置の移動が容易に実施できる。
手術後の患者や過大過重量の患者のX線写真撮影時にも被験者を持ち上げることなく、患者の撮影すべき部位とフィルムの位置を決めて、患者を安静のままでX線撮影が可能となるといった効果が期待される。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線写真撮影用フィルムカセットトレイ及びそれを備えたX線写真撮影台装置図。
【図2】X線写真撮影台の一部切欠した断面を示した側面図。
【図3】図2の別の実施例の側面図。
【図4】X線写真撮影台の台座部分の上板の斜視図。
【図5】台座の内アルミアングル及び台座下板を組み合わせた状態を示した一部切欠の斜視図。
【図6】X線写真撮影用フィルムカセットトレイの斜視図。
【図7】図6の右側面から見た正面図。
【図8】X線写真撮影用フィルムカセットトレイをX線写真撮影台上を移動可能な状態の説明用斜視図。
【図9】図8のX線写真撮影用フィルムカセットトレイの移動用アームの他の変形例についての説明用斜視図。
【符号の説明】
1 X線写真撮影用フィルムカセット
2 X線発生装置
3 X線管
4 被験者
5 固定ベッド
6 固定マット
7 透明パッド
8 撮影台上蓋
9 撮影台スペーサ
10 X線写真撮影台用台座
11 X線写真撮影台
12 台座上板
13 台座下板
14 木製枠
15 X線写真撮影用トレイ
16 スポンジ
17 トレイ本体
18 低摩擦部部材
19 トレイ移動用取っ手
20 丁番機能
23 移動用ローラー
24 移動用ローラー
25 付加機構
26 付加機構
27 移動用アーム
28 X線用高電圧ケーブル
29 移動用アーム

Claims (8)

  1. 被験者をパッド上面に寝かせてその上面よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影台装置に使用されるX線写真撮影台用フィルムカセットトレイであって、該トレイ上に配置可能なX線写真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくとも一部周面に付加されたアームとからなり、X線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセットの写真撮影面を前記アームにより位置調整可能としたX線写真撮影台用フィルムカセットトレイ。
  2. 前記アームが前記トレイの対向する両サイドに付加された請求項1記載のX線写真撮影台用フィルムカセットトレイ。
  3. 被験者をパッド上面に寝かせてその上面よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影台装置に使用されるX線写真撮影台用フィルムカセットトレイであって、該トレイ上に配置可能なX線写真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくとも一部周面に引っかける位置調整可能とした移動用アームと、該移動用アームによりX線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセットの写真撮影面を位置調整可能とさせたX線写真撮影台用フィルムカセットトレイ。
  4. 被験者をパッド上面に寝かせてその上面よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影を行う装置であって、少なくとも被験者体重でほぼ水平度を維持できる実質的に透明である透明板素材と、該透明板素材に対して離間させた板素材からなる台座と、前記透明板素材と前記台座の周辺部分にスペーサを介して離間空間を持たせたX線写真撮影台と、該X線写真撮影台の前記台座上を移動可能なX線写真撮影台用フィルムカセットトレイとからなり、該トレイはカセットトレイ上に配置可能なX線写真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくとも一部周面に付加されたアームとからなり、X線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセットの写真撮影面を前記アームにより位置調整可能としたX線写真撮影台用フィルムカセットトレイを配置させ、前記パッド上面よりX線照射によりX線写真撮影を行うX線写真撮影台装置。
  5. 前記透明板素材が透明アクリル樹脂又は透明カーボンであるX線写真撮影台を備えた請求項4記載のX線写真撮影台装置。
  6. 前記X線写真撮影台の離間空間の距離が50〜100mmの範囲であるX線写真撮影台を備えた請求項4又は5記載のX線写真撮影台装置。
  7. 被験者をパッド上面に寝かせてその上面よりX線源からのX線照射によりX線写真撮影を行う装置であって、少なくとも被験者体重でほぼ水平度を維持できる実質的に透明である透明板素材と、該透明板素材に対して離間させた板素材からなる台座と、前記透明板素材と前記台座の周辺部分にスペーサを介して前記両板素材間に離間空間を持たせたX線写真撮影台と、該X線写真撮影台の台座上を移動可能なX線写真撮影台用フィルムカセットトレイと、該トレイ上に配置可能なX線写真撮影用フィルムカセットの位置ずれ防止部材と、前記トレイ下面に装着された移動用滑り部材と、前記トレイの少なくとも一部周面に付加されたアームとからなり、X線写真撮影時に撮影部位に前記フィルムカセットの写真撮影面を前記アームにより位置調整可能としたX線写真撮影台用フィルムカセットトレイを備えた前記パッド上面よりX線照射によりX線写真撮影を行うX線写真撮影台装置。
  8. 前記アームが前記トレイの対向する両サイドに付加された請求項7記載のX線写真撮影台装置。
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