JP2002345512A - 雌雄形係止具 - Google Patents

雌雄形係止具

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JP2002345512A
JP2002345512A JP2001156531A JP2001156531A JP2002345512A JP 2002345512 A JP2002345512 A JP 2002345512A JP 2001156531 A JP2001156531 A JP 2001156531A JP 2001156531 A JP2001156531 A JP 2001156531A JP 2002345512 A JP2002345512 A JP 2002345512A
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Japan
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male
locking device
female locking
engagement
adherend
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JP2001156531A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ida
一夫 井田
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単に行え、雌雄形係止具の一方が被
着体の縁部から内側に取り付け、内部を隠蔽できる差込
みタイプの雌雄形係止具を提供する。 【解決手段】 一対の被着体4の対向する個所に長手方
向に間隔をおいて雄形係止具1と雌形係止具2を一体成
形で取り付け、雄形係止具1は基部7を被着体4の縁部
5に固定し、先端に膨出する係合突部9を備えた係合片
8を基部7の前面に設け、雌形係止具2は縁部5から内
側へ入った個所に方形台の方形本体10を一体成形で固
定し、方形本体10の前面に差込口11を設け、差込口
11から内方へ係合片8を収容できる収容空間部12を
連設し、収容空間部12の奥側に係合突部9が嵌入係止
できる係合孔14を上下に貫設し、方形本体10は下壁
17の外壁面15に被着体4を挟持できる支持部20を
一体に成形して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブラジャー、ボ
ディスーツなどのファウンデーション・ガーメント、イ
ンナーウェアまたはスポーツウェアなどのアウティング
・ウェアさらにベビーウェア、インファント・ウェアの
オーバーオールの衣料に用い、内部が露見しないテープ
などの被着体に取り付ける雌雄形係止具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のファウンデーション・ガ
ーメントなどの衣料に用いるテープなどの被着体に取り
付ける雌雄形係止具は、図32に示すように、一対のテ
ープにおける一方のテープの縁部に側方へ突出する首部
を設け、この首部と直交する膨出頭部を有する雄着脱具
と、他方のテープの縁部に首部が嵌る嵌合溝を設けた雌
着脱具をそれぞれ合成樹脂を用いて一体成形し、かつ雄
着脱具と雌着脱具の嵌合部と、テープへの取付とを同一
高さに形成したテープ付着脱具が特許第2525301
号公報に開示されている。
【0003】また、図33に示すように、合成樹脂製の
スナップファスナーの雄部材は、本体部と本体部の一部
周辺に連結した付属部によって、一方のテープの縁部に
所定間隔で射出成形により取り付け、また雌部材は中央
に係合用のくぼみを設け、他方のテープの縁部から内側
に入った個所に所定間隔で射出成形により取り付けたス
ナップファスナーが特開2001−61515号公報に
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図32に示すテープ付
着脱具は、雄着脱具と雌着脱具はともにテープ縁部に取
り付けられているため、テープ縁部間が離間し内側が露
見するので、隠蔽を必要とする物品には不向きである。
また雌着脱具と雄着脱具とを引っ掛けて接合するには、
テープを互いに引き寄せて雄着脱具の膨出頭部と首とを
雌着脱具の嵌合溝と切欠溝に対し、上方から挿入し押圧
して引っ掛けなければならないので、掛止めは二方向の
操作によるのできわめて面倒であり、また雄着脱具と雌
着脱具とに引張力が強力に働くと、雌着脱具の嵌合溝の
上面が開口しているので、変形し易く膨出頭部が嵌合溝
から抜脱するおそれがあるなど問題点がある。
【0005】また、図33に示すスナップファスナー
は、テープ縁部が重なり合って内側を隠蔽することはよ
いが、雌部材と雄部材とを係合させるには、テープを互
いに引き寄せて雄部材を雌部材に対し上方から係合させ
ねばならないから、二方向の操作によるので面倒であ
る。さらに雄部材が本体部の一部周辺に付属部を連結し
射出成形した状態であるから、雌雄部材に強い引張力が
働くと雄部材が連結部分で破損するおそれがあるなど問
題点がある。
【0006】この発明は、上述の問題点を考慮して雌雄
形係止具に改良を加えたものであり、請求項1記載の発
明は、発明が対象とする雌雄形係止具は、差込みタイプ
の雌雄形係止具であり、係合操作が簡単に行え、しかも
雌雄形係止具の一方がテープなどの被着体の縁部から内
側に入った位置に取り付けられ、被着体の縁部が重なり
合い内部の隠蔽を図った差込みタイプの雌雄形係止具を
提供することが主たる目的である。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、雌雄形係止具における雌形係止具も雄
形係止具も共にテープなどの被着体の縁部から内側に入
った位置に取り付け、被着体の縁部が確実に重なり合い
内部の隠蔽が図れる差込みタイプの雌雄形係止具を提供
することが目的である。
【0008】請求項3乃至7記載の発明は、それぞれ請
求項1記載の発明の目的に加え、雌雄形係止具における
雄形係止具の雌形係止具に対する差込部材の形態を特定
し、それぞれの差込形態によって優れた係合機能が発揮
できる雄形係止具を提供することが目的である。
【0009】請求項8記載の発明は、請求項3乃至7記
載の発明の目的に加え、雌雄形係止具における雄形係止
具を被着体に取り付けるのに、有効な取付部材を一体に
備えた雄形係止具を提供することが目的である。
【0010】請求項9乃至12記載の発明は、それぞれ
請求項1記載の発明の目的に加え、雌雄形係止具におけ
る雌形係止具の各種雄形係止具に対する係止および嵌合
機構を特定し、それぞれの形態によって優れた係合機能
が発揮できる雌形係止具を提供することが目的である。
【0011】請求項13記載の発明は、請求項9または
10記載の発明の目的に加え、雌雄形係止具における雌
形係止具を被着体に取り付けるのに、有効な取付部材を
一体に備えた雌形係止具を提供することが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、一対のテー
プなどの被着体4の対向する個所にそれぞれ長手方向に
間隔をおいて雄形係止具1と雌形係止具2を取り付け、
雄形係止具1は基部7の前面に雌形係止具2の差込口1
1へ差し込みできる係合片8を突設し、雌形係止具2は
前面に雄形係止具1の係合片8を差し込むための差込口
11と、差込口11に連通し係合片8を収容できる収容
空間部12を設け、雄形係止具1と雌形係止具2の少な
くともどちらか一方を被着体4の縁部5より内側に入っ
た位置に取り付け、縁部5を重ね合わせることができる
ように形成した雌雄形係止具を主な構成とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、雌雄形係止具における雄形係止具1と
雌形係止具2を被着体4の対向する縁部5から、それぞ
れ内側へ入った位置に取り付け、被着体4の縁部5が重
ね合わせることができるように形成した雌雄形係止具で
ある。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、雌雄形係止具における雄形係止具1
は、基部7から平板状の係合片8を突設し、この係合片
8の両側に外方へ向けて突出する係合突部9を設けると
ともに、係合片8の中央部分に透孔25を設け、両側に
設けた係合突部9が弾性変形ができるように形成し、か
つ基部7を被着体4に取り付けた雌雄形係止具である。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、雌雄形係止具における雄形係止具1
は、基部7から平板状の係合片8を突設し、この係合片
8は付根部分が太くT字形を呈する幹部28を設け、こ
の幹部28の先端両側に矢尻状の係合突部9を外方へ向
けて突出するように設け、両側に設けた係合突部9が弾
性変形ができるように形成し、かつ基部7を被着体4に
取り付けた雌雄形係止具である。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、雌雄形係止具における雄形係止具1
は、基部7から平板状の係合片8を突設し、この係合片
8の両側に外方へ向けて突出する突起状の係合突部9を
設けるとともに、係合片8の中央部分に先端から基部7
に向けて切り込んで切欠溝27を設け、両側に設けた係
合突部9が弾性変形ができるように形成し、かつ基部7
を被着体4に取り付けた雌雄形係止具である。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、雌雄形係止具における雄形係止具1
は、基部7から平板状で方形の係合片8を突設し、この
係合片8の先端に上下方向へ向けて膨出する係合突部9
を設け、係合突部9が雌形係止具2の係合孔14に嵌脱
できるように形成し、かつ基部7を被着体4に取り付け
た雌雄形係止具である。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、雌雄形係止具における雄形係止具1
は、基部7から平板状で台形の係合片8を突設し、この
係合片8の先端に上下方向へ向けて膨出する係合突部9
を設け、係合突部9が雌形係止具2の係合孔14に嵌脱
できるように形成し、かつ基部7を被着体4に取り付け
た雌雄形係止具である。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項3乃至7記
載の発明の構成に加え、雌雄形係止具における雄形係止
具1は、被着体4に対して取り付けるための取付片23
を係合片8とは反対側に突出する形で基部7に設けた雌
雄形係止具である。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、雌雄形係止具における雌形係止具1
は、前面に設けた差込口11から連なる方形状の空間部
分を設けて係合片8を収容できる収容空間部12を形成
し、この収容空間部12の両側に位置する個所に凹欠状
の係合突部9が嵌入できる係合凹部26を設けて係合突
部9を係止できるように形成し、収容空間部12の上壁
16または下壁17あるいは外側壁18などの外壁面1
5を被着体4に取り付けた雌雄形係止具である。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発明の構成に加え、雌雄形係止具における雌形係止具1
は、前面に設けた差込口11から連なる方形状の空間部
分を設けて係合片8を収容できる収容空間部12を形成
し、この収容空間部12の奥側に位置する個所に係合突
部9が嵌入できる係合孔14を上下方向へ向けて設け、
収容空間部12の上壁16または下壁17あるいは外側
壁18などの外壁面15を被着体4に取り付けた雌雄形
係止具である。
【0022】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明の構成に加え、雌形係止具2における収容空間部
12に形成する係合突部9のための係合孔14は、横方
向に延び差込口11から係合孔14に至る上下間の口径
を漸次縮小する形に形成し、係合孔14における差込口
11側の口縁上下に、係合孔14の内方へ向けて突出す
る薄片状の舌片19を設けた雌雄形係止具である。
【0023】請求項12記載の発明は、請求項9または
10記載の発明の構成に加え、雌形係止具2における収
容空間部12の上壁16または下壁17あるいは外側壁
18などの外壁面15を被着体4に取り付けるには、被
着体4を挟持できる支持部20を外壁面15に一体に設
けて取り付けた雌雄形係止具である。
【0024】請求項13記載の発明は、請求項9または
10記載の発明の構成に加え、雌形係止具2における収
容空間部12の上壁16または下壁17あるいは外側壁
18などの外壁面15を被着体4に対して取り付けるた
めの取付片23を外壁面15に突設した雌雄形係止具で
ある。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の雌雄形係止具の
実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明
する。
【0026】この発明の雌雄形係止具は、図1に示すよ
うに、一対のテープなどの被着体4の対向する個所に、
それぞれ長手方向に所定間隔をおいて雄形係止具1と雌
形係止具2を取り付け、たとえば一方の被着体4の縁部
5に雄形係止具1を取り付け、他方の被着体4の縁部5
から内側にずれた位置に雌形係止具2を取り付けること
によって、被着体4の縁部5を重ね合わせることがで
き、内部を隠蔽することができる。
【0027】雄形係止具1および雌形係止具2は、とも
にポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリ
プチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂を用いて、
射出成形加工手段によって、一対のテープなどの被着体
4の縁部5と、対向する縁部5から内側へずれた個所、
または一対の被着体4のそれぞれ対向する縁部5から内
側へずれた個所に雄形係止具1および雌形係止具2を取
り付ける雌雄形係止具である。
【0028】図1〜9に示す第1実施例の雌雄形係止具
は、雄形係止具1は図2〜4に示すように一対の被着体
4の膨大状の縁部5に一体成形で取り付ける。雄形係止
具1は縁部5に沿って基部7を取り付け、この基部7の
中央部分に平板状で方形の係合片8を突出状に設け、こ
の係合片8の先端に、図2、3に示すように係合片8の
略幅一杯に上下方向へ膨出する断面略ラグビーボール状
の係合突部9を突設し、またこの係合突部9は図4に示
すように横断面形状が蛇頭形を呈する形に形成する。
【0029】雌形係止具2は、図5、6に示すように被
着体4の縁部5から内側へ入った内面部6に図5に示す
ように被着体4の長手方向に長い方形本体10の雌形係
止具2を一体成形で取り付ける。方形本体10の前面に
雄形係止具1の係合片8を差し込むことができる差込口
11を設け、この差込口11に連なって図6に示すよう
に方形状の空間部分を設け、この空間部分は係合片8を
差し込んだとき収容できる収容空間部12として形成
し、この収容空間部12の奥側に雄形係止具1の係合突
部9が嵌入することができる長方形で収容空間部12よ
りも広い係合孔14を上下方向に設ける。
【0030】また方形本体10の収容空間部12は差込
口11から係合孔14に至る上下間の口径が図3に示す
ように漸次縮小する形に形成し、係合片8を安定した状
態で保持する。雌形係止具2は被着体4に射出成形手段
で取り付ける際、方形本体10の下壁17における外壁
面15に被着体4を挟持できる支持部20を一体に成形
して固定する。
【0031】被着体4に取り付けられた雄形係止具1と
雌形係止具2とを差し込み係合させると、図7〜9に示
すように、雄形係止具1の係合片8の係合突部9は雌形
係止具2に形成した係合孔14に嵌入して抜脱すること
ができない。抜脱させるときは基部7を摘んで引っ張る
と抜脱させることができる。なお、雄形係止具1と雌形
係止具2はその厚み方向において、係止片8の中心線か
ら基部7の裏面までの間の距離dと、被着体5の表面か
ら差込口11の中心線までの間の高さhは、略同一寸法
であることが好ましい。これにより、雄形係止具1の係
止片8を差し込むとき、縁部5に固定した基部7の裏面
が雌形係止具2を固定した被着体4の表面を滑動し、係
止片8を差込口11へ向けて円滑にガイドすることがで
きる。
【0032】雌形係止具2を被着体4の内面部6に成形
するとき、直接衣料の生地に射出成形して雌形係止具2
を固定することもできる。また生地が経編地のように目
の粗い被着体4のときは、樹脂材料が浸透し易く強固に
方形本体10の下壁17の外壁面15に支持部20を成
形し強固に固定できる。さらに目の細い生地などの被着
体4の場合は、図10、11に示すように被着体4に穴
21を開け、雌形係止具2の方形本体10における下壁
17の外壁面15に形成する支持部20を穴21を通じ
て連結部22を形成することによって一体成形し、雌形
係止具2を強固に固定することができる。
【0033】次に雄形係止具1を被着体4の縁部5から
内側へ入った内面部6に取り付ける場合の雄形係止具1
の変形例を図12、13に示すと、雄形係止具1の基部
7の一端に係合片8を突設し、基部7における係合片8
とは反対側に基部7と同じ長さで基部7の一面と同一面
である取付片23を突設して被着体4に密接できるよう
に形成し、この取付片23の外側縁は隆起してその間に
溝部24が形成されている。この溝部24に縫着用の取
付孔25が設けられ、縫糸によって被着体4の内面部6
に雄形係止具1を取り付ける。なお縫着以外の鋲着手段
であってもよい。
【0034】被着体4の内面部6に取り付けた雄形係止
具1を、図2、3に示す被着体4の内面部6に取り付け
た雌形係止具2とを対応させて用いると、被着体4の縁
部5が確実に重なり合って内部を完全に隠蔽させること
ができる。
【0035】図14に示す雌形係止具2の変形例は、前
記図12に示した雄形係止具1と同様、雌形係止具12
における方形本体10の外側壁18に取付片23を延設
し、取付片23の外側縁は隆起してその間に溝部24を
設け、この溝部24に被着体4へ取り付けるための取付
孔25を設けて、縫着手段または鋲着手段などによって
雌形係止具2を被着体4の内面部6に取り付ける。
【0036】図15に示す雌形係止具2の変形例は、雌
形係止具2の方形本体10の外側壁18を被着体4の縁
部5に固定するが、その際、方形本体10の外側壁18
の外壁面15に縁部5を挟持できる湾曲状の支持部20
を一体に成形して取り付け、図12、13に示したタイ
プの雄形係止具1と対応させて用いる。なおこの雌形係
止具2は方形本体10に設けた差込口11から連設した
収容空間部12において、差込口11から係合孔14に
至る上下間の口径を漸次縮小し、係合孔14に面したす
なわち差込口11側の口縁上下に係合孔14内へ突出す
る薄片状の舌片19を突設する。この舌片19は係合片
8を差し込み抜き取るとき上壁16、下壁17の角が直
接係合突部9と衝接するのを防ぎ、上壁16、下壁17
を保護するとともに、係合強度が維持できる利点があ
る。
【0037】図16〜22に示す第2実施例の雌雄形係
止具は、図16、17に示すように雄形係止具1は、被
着体4の縁部5に基部7を取り付け、基部7の中央部分
から平板状で方形の係合片8を突設し、この係合片8の
先端寄りの両側に外方へ向けて突出する係合突部9を設
けるとともに、係合片8の中央部分に透孔25を並列状
に設ける。この透孔25を設けることによって両側へ突
出する係合突部9に弾発性を与え弾性変形ができる形態
を形成する。
【0038】図18〜20に示すように、雌形係止具2
は、被着体4の縁部5から内側に入った内面部6に直方
体状の方形本体10を射出成形で固定し、方形本体10
の前面に雄形係止具1の係合片8が差し込むことができ
る差込口11を形成し、この差込口11から連なって内
方へ方形状の空間部分を設け、この空間部分は係合片8
を収容できる収容空間部12として形成し、収容空間部
12の両側に係合片8の係合突部9が嵌入できる凹欠状
の係合凹部26を設けて係合突部9を係止する。
【0039】方形本体10は下壁17の外壁面15に被
着体4を挟持できる支持部20を一体に設ける。支持部
20は被着体4の生地の織目を通じて樹脂材料が浸透し
一体成形ができ方形本体10の外壁面15を被着体4に
固定する。固定を確実にするため被着体4に穴21を設
けて方形本体10の外壁面15と支持部20とを連結部
22によって連結して固定することもできる。さらに方
形本体10の外側壁18の外壁面15に湾曲状の支持部
20を設けて被着体4の縁部5に固定してもよい。
【0040】被着体4に取り付けた雄形係止具1と雌形
係止具2とを差し込み係合させると、図21、22に示
すように、雄形係止具1の係合片8の係合突部9が雌形
係止具2の係合凹部26に嵌入して抜脱することができ
ない。抜脱させるときは基部7を摘んで引っ張ると係合
突部9が弾性変形して係合凹部26から脱出し係合片8
を収容空間部12から抜き取ることができる。
【0041】図23に示す雄形係止具1の変形例は、被
着体4の縁部5に固定した基部7の中央部分から平板状
の係合片8を突設し、この係合片8は付根部分が太くT
字形を呈する幹部28を設け、この幹部28の先端両側
に矢尻状の係合突部9を外方へ向けて突出する形で連設
し、両側へ突出する係合突部9が弾性変形ができるよう
に形成した雄形係止具1である。
【0042】図24に示す雄形係止具1の変形例は、被
着体4の縁部5に固定した基部7の中央部分から平板状
の係合片8を突設し、この係合片8の両側に外方へ向け
て突出する突起状の係合突部9を設け、さらに係合片8
の中央部分に先端から基部7に向けて切り込んで切欠溝
27を設け、この切欠溝27を設けることによって両側
に突設した係合突部9が容易に弾性変形ができるように
形成した雄形係止具1である。
【0043】最後に図25〜29に示す第3実施例の雌
雄形係止具は、図25〜27に示すように雄形係止具1
は、被着体4の縁部5に基部7を取り付け、基部7から
平板状で台形の係合片8を突設し、この台形の係合片8
の先端に上下方向へ向けて膨出する係合突部9を設け、
この係合突部9は雌形係止具2に形成した上下に開口す
る係合孔14に嵌入し係止する。
【0044】図28、29に示すように雌形係止具2
は、被着体4の縁部5から内側に入った内面部6に直方
体状の方形本体10を射出成形で固定し、方形本体10
の前面には雄形係止具1の係合片8を差し込むことがで
きる差込口11を設け、この差込口11に連なって内方
へ方形状の空間部分を設け、この空間部分は係合片8を
収容できる収容空間部12として形成し、この収容空間
部12の奥側に雄形係止具1の係合突部9が嵌入するこ
とができる収容空間部12よりも小さい長台形の係合孔
14を上下方向へ向けて設ける。
【0045】さらに収容空間部12は、差込口11から
係合孔14に至る上下間の口径が漸次縮小する形に形成
するとともに、係合孔14に面した口縁上下に係合孔1
4内へ突出する薄片状の舌片19を突設する。この舌片
19は係合片8を差し込み抜き取るとき上壁16および
下壁17の角が直接係合突部9と衝接しないように形成
し、上壁16と下壁17を保護し、かつ係合強度を維持
する。
【0046】雌形係止具2の方形本体10を被着体4に
射出成形手段で取り付ける際、方形本体10の下壁17
における外壁面15に被着体4を挟持できる支持部20
を一体に成形して固定し、強固に固定するためには被着
体4に穴21を設けて方形本体10の外壁面15と支持
部20とを連結部22によって連結して固定してもよ
い。
【0047】被着体4に取り付けた雄形係止具1と雌形
係止具2とを差し込み係合させると、図30、31に示
すように雄形係止具1の係合片8の係合突部9が雌形係
止具2の係合孔14に嵌入するとともに、係合孔14の
口縁上下に設けた舌片19が、係合片8の係合突部9の
基部を押圧し強固な係合状態が保持される。雌形係止具
2から雄形係止具1の係合片8を抜脱させるときは、基
部7を摘んで引っ張ると同時に多少捻ることによって、
台形状の係合片8の先端部分で収容空間部12の差込口
11近傍の上壁16と下壁17との間隔を押し拡げるの
で容易に係合片8を抜き取ることができる。
【0048】
【発明の効果】この発明の雌雄形係止具は、以上説明し
たとおりの構成であり、この構成によって下記の効果を
奏する。
【0049】この発明のうち請求項1記載の発明は、一
対の被着体の対向する個所にそれぞれ長手方向に間隔を
おいて雄形係止具と雌形係止具を取り付け、雄形係止具
は基部の前面に差込口へ差込可能な係合片を突設し、雌
形係止具は前面に開口する差込口と、差込口に連通する
収容空間部とを設け、雄形係止具と雌形係止具の少なく
とも一方を被着体の縁部より内側に取り付けたことによ
って、雄形係止具と雌形係止具とが差込係合したとき
に、被着体の縁部が重なり合って内部を隠蔽できるか
ら、安全で体裁のより雌雄形係止具に仕上げられる効果
がある。
【0050】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、雄形係止具と雌形係止具を被着体の対
向する縁部から内側に入った個所に取り付けたことによ
って、被着体の縁部をより確実に重ね合わせることがで
き、内部を完全に隠蔽でき、しかも被着体の表面に雌雄
形係止具が突出し露呈しないからきわめて体裁がよい効
果がある。
【0051】請求項3乃至5記載の発明は、それぞれ請
求項1記載の発明の効果に加え、雄形係止具における係
合片の形態、たとえば両側に係合突部を設け、中央に透
孔を設けるか、または係合片をT字形の幹部に形成し、
その先端に矢尻状の係合突部を連設するか、あるいは両
側に係合突部を設け、中央に切欠溝を設けることによっ
て、それぞれの係合片が横方向に容易に弾性変形がで
き、差し込み係合操作がきわめて簡易に行うことができ
る効果がある。
【0052】請求項6および7記載の発明は、それぞれ
請求項1記載の発明の効果に加え、雄形係止具における
係合片を方形または台形に形成し、係合突部を上下に膨
出させたことによって、雌雄係止具との係合を上下方向
で行い、係合突部は弾性変形しないので、突出量を少な
くてすみ、しかも台形の場合は、係合片をわずかの捻り
操作によって簡単に抜き取ることができる効果がある。
【0053】請求項8記載の発明は、請求項3乃至7記
載の発明の効果に加え、雄形係止具に被着体へ取り付け
るための取付片を設けたことによって、雄形係止具を被
着体の内側に入った個所に雄形係止具を縫着手段あるい
は鋲着手段により簡易に取り付けることができる効果が
ある。
【0054】請求項9および10記載の発明は、それぞ
れ請求項1記載の発明の効果に加え、雌形係止具は、差
込口から収容空間部を連設し、収容空間部の両側に係合
凹部設けるか、収容空間部に上下方向の係合孔を設けた
ことによって、各種タイプの雄形係止具の係合片を的確
に係合させることができる効果がある。
【0055】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明の効果に加え、収容空間部における差込口から係
合孔に至る上下間の口径を漸次縮小し、係合孔の差込口
縁の上下に舌片を突設したことによって、係合片の先端
上下に膨出する係合突部を円滑に誘導して係合孔に嵌入
し、舌片は収容空間部の上壁と下壁を係合突部の衝接か
ら保護し、係合強度の向上が図れる効果がある。
【0056】請求項12および13記載の発明は、それ
ぞれ請求項9または10記載の発明の効果に加え、収容
空間部の外壁面の取り付けは、被着体を挟持できる支持
部によるか、または外壁面に設けた取付片によることに
よって、雌形係止具の被着体への取り付けがきわめて簡
単に、ケースによっては縫着手段あるいは鋲着手段によ
って簡易に行える効果があるなど、この発明が奏する効
果はきわめて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の雌雄形係止具の開離状態を示す正
面図である。
【図2】同上雄形係止具の正面図である。
【図3】同上雄形係止具の側面図である。
【図4】同上雄形係止具の図2におけるA−A断面図で
ある。
【図5】同上雌形係止具の正面図である。
【図6】同上雌形係止具の図5におけるB−B断面図で
ある。
【図7】同上雌雄形係止具の係合状態を示す部分断面図
である。
【図8】同上雌雄形係止具の図7におけるC−C断面図
である。
【図9】同上雌雄形係止具の図7におけるD−D断面図
である。
【図10】雌形係止具の変形例を示す正面図である。
【図11】同上雌形係止具の図10におけるE−E断面
図である。
【図12】雄形係止具の変形例を示す正面図である。
【図13】同上雄形係止具の図12におけるF−F断面
図である。
【図14】雌形係止具の他の変形例を示す正面図であ
る。
【図15】雌形係止具のさらに他の変形例を示す断面図
である。
【図16】第2実施例の雌雄形係止具における雄形係止
具の正面図である。
【図17】同上雄形係止具の図16におけるG−G断面
図である。
【図18】同上雌形係止具の正面図である。
【図19】同上雌形係止具の図18におけるH−H断面
図である。
【図20】同上雌形係止具の図18におけるI−I断面
図である。
【図21】同上雌雄形係止具の係合状態を示す部分断面
図である。
【図22】同上雌雄形係止具の図21におけるJ−J断
面図である。
【図23】雄形係止具の変形例を示す正面図である。
【図24】雄形係止具の他の変形例を示す正面図であ
る。
【図25】第3実施例の雌雄形係止具における雄形係止
具の正面図である。
【図26】同上雄形係止具の側面図である。
【図27】同上雄形係止具の図25におけるK−K断面
図である。
【図28】同上雌形係止具の正面図である。
【図29】同上雌形係止具の図28におけるL−L断面
図である。
【図30】同上雌雄形係止具の係合状態を示す正面図で
ある。
【図31】同上雌雄形係止具の図30におけるM−M断
面図である。
【図32】公知の雌雄形係止具の斜視図である。
【図33】他の公知の雌雄形係止具の断面図である。
【符号の説明】
1 雄形係止具 2 雌形係止具 4 被着体 5 縁部 6 内面部 7 基部 8 係合片 9 係合突部 11 差込口 12 収容空間部 14 係合孔 15 外壁面 19 舌片 20 支持部 23 取付片 25 透孔 26 係合凹部 27 切欠溝 28 幹部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の被着体4の対向する個所にそれぞ
    れ長手方向に間隔をおいて雄形係止具1と雌形係止具2
    を取り付け、雄形係止具1は基部7の前面に差込口11
    へ差込可能な係合片8を突設し、雌形係止具2は前面に
    開口する差込口11と、差込口11に連通する収容空間
    部12とを設け、雄形係止具1と雌形係止具2の少なく
    とも一方を被着体4の縁部5より内側に取り付けてなる
    ことを特徴とする雌雄形係止具。
  2. 【請求項2】 雄形係止具1と雌形係止具2を被着体4
    の対向する縁部5から内側に入った個所にそれぞれ取り
    付けてなる請求項1記載の雌雄形係止具。
  3. 【請求項3】 雄形係止具1は、基部7から平板状の係
    合片8を突設し、係合片8の両側に突出する係合突部9
    を設けるとともに、係合片8の中央部分に透孔25を設
    けて係合突部9が弾性変形可能に形成し、基部7を被着
    体4に取り付けてなる請求項1記載の雌雄形係止具。
  4. 【請求項4】 雄形係止具1は、基部7から平板状の係
    合片8を突設し、係合片8は付根部分が太くT字形の幹
    部28を設け、幹部28の先端両側に矢尻状の係合突部
    9を連設して係合突部9が弾性変形可能に形成し、基部
    7を被着体4に取り付けてなる請求項1記載の雌雄形係
    止具。
  5. 【請求項5】 雄形係止具1は、基部7から平板状の係
    合片8を突設し、係合片8の両側に突起状の係合突部9
    を設けるとともに、係合片8の中央部分に先端から切り
    込んで切欠溝27を設けて係合突部9が弾性変形可能に
    形成し、基部7を被着体4に取り付けてなる請求項1記
    載の雌雄形係止具。
  6. 【請求項6】 雄形係止具1は、基部7から平板状で方
    形の係合片8を突設し、係合片8の先端上下に膨出する
    係合突部9を設けて係合孔14に嵌脱可能に形成し、基
    部7を被着体4に取り付けてなる請求項1記載の雌雄形
    係止具。
  7. 【請求項7】 雄形係止具1は、基部7から平板状で台
    形の係合片8を突設し、係合片8の先端に上下に膨出す
    る係合突部9を設けて係合孔14を嵌脱可能に形成し、
    基部7を被着体4に取り付けてなる請求項1記載の雌雄
    形係止具。
  8. 【請求項8】 雄形係止具1は、基部7に被着体取付用
    の取付片23を係合片8と反対側に突設してなる請求項
    3乃至7記載の雌雄形係止具。
  9. 【請求項9】 雌形係止具2は、前面の差込口11から
    方形状の空間部分を設けて収容空間部12を形成し、収
    容空間部12の両側に凹欠状の係合凹部26を凹設して
    係合突部9を係止可能に形成し、収容空間部12の外壁
    面15を被着体4に取り付けてなる請求項1記載の雌雄
    形係止具。
  10. 【請求項10】 雌形係止具2は、前面の差込口11か
    ら方形状の空間部分を設けて収容空間部12を形成し、
    収容空間部12に係合突部9が嵌入する係合孔14を上
    下に設け、収容空間部12の外壁面15を被着体4に取
    り付けてなる請求項1記載の雌雄形係止具。
  11. 【請求項11】 収容空間部12に形成する係合孔14
    は、横方向に延び差込口11から係合孔14に至る上下
    間の口径を漸次縮小し、係合孔14の差込口11側の口
    縁上下に内方へ突出する薄片状の舌片19を突設してな
    る請求項10記載の雌雄形係止具。
  12. 【請求項12】 収容空間部12の外壁面15の取り付
    けは、被着体4を挟持可能な支持部20によって取り付
    けてなる請求項9または10記載の雌雄形係止具。
  13. 【請求項13】 収容空間部12の外壁面15に被着体
    4取付用の取付片23を突設してなる請求項9または1
    0記載の雌雄形係止具。
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