JP2002345299A - 永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装置 - Google Patents

永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装置

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JP2002345299A JP2001142630A JP2001142630A JP2002345299A JP 2002345299 A JP2002345299 A JP 2002345299A JP 2001142630 A JP2001142630 A JP 2001142630A JP 2001142630 A JP2001142630 A JP 2001142630A JP 2002345299 A JP2002345299 A JP 2002345299A
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換
装置は,ロータの回転に応じて磁束制御をする円筒部材
とスイッチング機構によって複数種の一定電圧を発電す
る。 【解決手段】 コントローラ10は,1つのステータに
巻き上げられた高電圧巻線54,低電圧巻線55及び可
変電圧巻線56の接続を切り換えるスイッチング機構の
切り換え制御と,アクチュエータ9によってロータの回
転数に応答して円筒部材のステータに対する位置制御と
を行ない,例えば,主電源用の100Vの高電圧,車両
用の27Vの低電圧及びアクチュエータ9の制御用の一
方向の可変電圧を発電させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,ハウジングに回
転可能に支持された回転軸に取り付けられた永久磁石板
材から成るロータと該ロータの外周に配置されたステー
タとから成る永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,永久磁石の性能が向上するに従っ
て永久磁石を発電・電動機の回転子即ちロータとして使
用される機会が増加してきた。また,永久磁石をロータ
とした発電・電動機は,高い発電効率又は電動効率が得
られることと,簡単な構造で構成できるということか
ら,最近,工業用機器に多く使用されるようになった。
そこで,発電・電動機についてコンパクト化したり,高
性能化,高出力化する技術の開発が盛んになり,それに
伴って構成部品の多様化が必要となっている。
【0003】従来,高出力交流発電・電動機として,特
開平7−236260号公報に開示された発電・電動機
は,回転速度に応じて磁束密度を制御して発電量を適正
に制御するものであり,ロータとステータとの間に制御
リングを相対回転可能に配置し,制御リングに接離可能
な透磁性体を設けたものである。
【0004】また,特開2000−261988号公報
に開示された電動・発電機は,ステータコアの内周面に
透磁部と非透磁部とが順次隣接する構造を持つ制御円筒
部材を配置し,運転時と停止させる時とで制御円筒部材
のステータコアに対する相対位置を変更し,運転時には
制御円筒部材の透磁部とステータコアの櫛部とを整合さ
せるのに対し,回転子を停止させる時には制御円筒部材
をその透磁部とステータコアの櫛部とで全周に磁路が存
在する位置に移動させて磁束が全周で均一に分散して流
れるようにして回転子の回転をスムースにしたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで,一般に,永
久磁石を用いた発電・電動機の出力は,永久磁石の磁力
の大きさ,ステータの巻数と回転速度によって決まるこ
とが知られている。永久磁石を用いた発電・電動機は,
構造が簡単であり,高出力を出すことができるが,高速
回転時に磁束の強さを制御できないので,発電電力が増
加し,その制御が困難となる。一般的には,発電電力を
パワートランジスタ等でスイッチングし,切り刻む方法
がとられるが,リプルが大きく制御が極めて難しい。上
記の電動・発電機は,ロータの外側にステータの歯と同
じピッチで透磁材を置き,ステータのスロット部に樹脂
等を配置したリング状部材を設置し,該リング状部材を
回転させ,低速時はステータの歯と一致させ,高速時は
ステータの歯と透磁材の部位とをずらして磁束の通過面
積を小さくするものであるが,リング状部材が断続的に
接合されているため,回転運動時に,樹脂部が摩耗する
現象が起り,また,リング状部材には復元力が作用する
ので,磁路を小さくした場合に,磁性を大きくするよう
な大きな力が作用し,リング状部材が変形し,破損する
等の不具合が発生する。
【0006】しかしながら,永久磁石式発電機では,永
久磁石の持つ大きな磁力を最大限に利用すると同時に回
転が高速度になるに従いその磁力を小さくする工夫が必
要である。そのために,永久磁石式発電機について,発
電機のステータコア内に位相を合致させて回転の増大と
共に電圧が上昇する電線を巻き込み,その電線の中に発
生した電流により,磁石制御装置を制御する方法を採用
すれば,容易に所定の電圧を得ることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の問題を解決するため,高電圧巻線,低電圧巻線及び可
変電圧巻線の接続をスイッチング機構で切り換えて所望
の電圧を発電し,また,ステータとロータとの間に配置
された円筒部材を揺動制御してロータの回転数の変動時
でも常に一定で所定の発電電圧を確保し,高速回転時に
なる程,順次磁束の強さを低減する制御を実施し,反力
の発生を抑制し,低速回転時の磁束の強さは永久磁石本
来の磁力を得るような制御を行なう永久磁石式発電・電
動機の磁束密度変換装置を提供することである。
【0008】この発明は,ハウジングに周方向に隔置状
態で回転可能に配置された永久磁石部材を備えたロー
タ,該ロータの外周側で前記ハウジングに固定された櫛
部間のスロット部に巻線が巻き上げられたステータ,該
ステータに内周側に隣接して周方向に隔置状態で回転可
能に配置された透磁部材と該透磁部材間の非透磁部材と
が交互に積層された円筒部材,及び該円筒部材に設けた
腕部を介して前記円筒部材を周方向に揺動可能に作動す
るアクチュエータを有し,前記ステータに巻き上げられ
た前記巻線は複数の巻線群から成る電源用高電圧巻線と
低電圧巻線,少なくとも1つの巻線群から成る電圧制御
用可変電圧巻線から構成され,コントローラは前記高電
圧巻線及び前記低電圧巻線の巻線数を変換するため前記
巻線群の接続を切り換えるスイッチング機構の切り換え
制御と前記アクチュエータによって前記ロータの回転数
に応答して前記円筒部材の前記ステータに対する位置制
御とを行なうことから成る永久磁石式発電・電動機の磁
束密度変換装置に関する。
【0009】前記コントローラは,前記ロータの回転数
に応じて前記スイッチング機構によって前記高電圧巻線
の前記巻線群を直列,並列及び/又は単一の結線に切り
換えて前記高電圧巻線による予め決められた所定の一定
電圧を得る制御をする。
【0010】また,前記コントローラは,前記アクチュ
エータによる前記円筒部材を揺動させ,前記円筒部材の
前記透磁部材と前記ステータの前記櫛部との間のクリア
ランスが小さくなる前記円筒部材の移動位置では磁束が
抑制が小さく,また,前記クリアランスが大きくなる前
記円筒部材の移動位置では前記磁束が抑制されて出力電
圧が低下する制御を行なう。
【0011】また,前記コントローラは,前記ロータの
低速時には前記高電圧巻線の前記巻線群を前記スイッチ
ング機構によって前記巻線が大きくなるように直列に結
線制御し,前記ロータの高速時には前記高電圧巻線の前
記巻線群を前記スイッチング機構によって単一に結線制
御し,前記ロータの更なる高速時には前記アクチュエー
タを作動して前記円筒部材を周方向に移動制御し,前記
高電圧巻線による予め決められた所定の一定電圧を得る
制御をする。
【0012】前記コントローラは,前記ロータの低速時
には前記低電圧巻線の前記巻線群を前記スイッチング機
構によって直列に結線制御し,前記ロータの高速時には
前記低電圧巻線の前記巻線群を前記スイッチング機構に
よって前記巻線が少なくなるように結線制御し,前記ロ
ータの更なる高速時には前記スイッチング機構によって
並列又は単一に結線制御すると共に前記アクチュエータ
を作動して前記円筒部材を周方向に移動制御し,前記低
電圧巻線による予め決められた所定の一定直流電圧を得
る制御をする。
【0013】前記コントローラは,前記低電圧巻線の前
記巻線群の結線制御を,前記高電圧巻線の前記巻線群の
結線制御の信号と対応させて行なう。
【0014】前記可変電圧巻線によって発電された電圧
は,整流によって直流可変電圧になる。
【0015】前記円筒部材は,前記透磁部材が前記ステ
ータの前記櫛部間の前記スロットの幅より小さい幅を有
し,前記透磁部材間に配置された前記非透磁部材とが交
互に積層されて全体として円筒状に形成されている。
【0016】前記透磁部材間に位置した前記非透磁部材
は,空隙又はアルミニウム,樹脂等の非磁性材から成る
強度材を埋設形成されている。
【0017】前記円筒部材は,前記透磁部材と前記非磁
性部材とが積層されたリング部材を長手方向に複数個積
層して形成されている。
【0018】前記コントローラは,予め決められた所定
の電圧に出力された電流を整流し,所定の一定電圧の交
流電圧を出力するインバータ機能を有する。
【0019】この磁束密度変換装置は,上記のように構
成したので,アクチュエータで円筒部材を揺動制御する
ことによって,円筒部材とステータの櫛部との間に最適
の磁路空隙を形成でき,電圧制御が適正にでき,予め決
められた一定の電圧を発電させることができる。また,
この磁束密度変換装置は,高電圧巻線,低電圧巻線及び
可変電圧巻線の接続をスイッチング機構の切り換え制御
によって,所望の電圧を発電させることができる。ま
た,この磁束密度変換装置は,ソレノイド等のアクチュ
エータによって円筒部材を移動制御するものであり,従
来のような電気的な制御方法を用いていないので,出力
損失,発熱現象,及び高調波高電圧による電波障害が発
生せず,磁束制御を効率的に行なうことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装置の一
実施例を説明する。この発明による磁束密度変換装置を
備えた永久磁石式発電・電動機は,例えば,回転軸2を
コージェネレーションシステムのエンジンに適用して発
電させたり,発電された電力を車両に搭載した車両に冷
蔵や冷凍庫を駆動したり,ディーゼルパティキュレート
フィルタ装置のヒータを駆動する電源として利用した
り,発電・電動機とエンジンを併設したハイブリット自
動車のエンジンに回転軸2を連結することによってエン
ジンの回転力で電動又は発電したり,又は,工作機械等
の機械装置にコントローラの指令で作動させる小型の電
動機として適用できる。
【0021】この発電・電動機は,図3〜図5に示すよ
うに,回転子のロータ3と固定子のステータ4とを収容
すると共に磁力通路を構成するハウジング1,ハウジン
グ1に一対の軸受13を介して回転可能にそれぞれ支持
されている回転軸2,回転軸2に固定されている永久磁
石部材5から成るロータ3,ロータ3の外周から隔置し
てハウジング1に固定されているステータ4,ステータ
4の内周側にステータ4に対して相対回転可能にハウジ
ング1に軸受19を介して回転可能に取り付けられた円
筒部材7,及び円筒部材7をロータ3の駆動状態に応じ
てステータ4に対して相対移動させるアクチュエータ9
から構成されている。ハウジング1は,図3では,一対
の本体部1Aと両側の本体部1A間を連結するボルト等
の中間部1Bとから構成されている。
【0022】ステータ4は,積層された薄板のステータ
コア15のスロット22に巻線14が巻き付けられてい
る。ステータ4は,内周部に櫛歯状に周方向に隔置状態
で位置する櫛部20,櫛部20間の切欠き部であるスロ
ット22が形成され且つハウジング1に固定されたステ
ータコア15,及びステータコア15のスロット22を
通って櫛部20に巻き上げられた巻線14から構成され
ている。ステータコア15におけるスロット22と櫛部
20との内周側には,円筒部材7が接触状態に且つステ
ータ4に対して相対揺動可能に配置されている。円筒部
材7は,例えば,軸受19を介してハウジング1に回転
自在に取り付けられているが,場合によっては,軸受1
9を使用することなく,ステータ4のステータコア15
に回転自在に接触状態に嵌合させることによってステー
タコア15に相対回転可能に構成できる。
【0023】ロータ3は,回転軸2の外周に配置された
磁路部材6,磁路部材6の外周面に配置された透磁部材
8,透磁部材8の外周面に配置された永久磁石部材5と
永久磁石部材5間の非磁性部材21,及び永久磁石部材
5の外周面に固定された非磁性の補強部材16を備えて
いる。永久磁石部材5は,周方向に隔置状態に配置され
且つ軸方向に延びる永久磁石片35と,隣接する永久磁
石部材5の永久磁石片35間に介在された非磁性部材2
1とから構成されている。また,磁路部材6は,透磁材
と非磁性材が周方向に交互に配置されて円筒状に形成さ
れている。ロータ3の一端には,回転軸2に設けられた
雄ねじ36に押さえ板37を介して固定ナット38が螺
入され,他端にはスペーサ39が介在され,固定ナット
38を締め付けることによってロータ3が回転軸2の所
定位置に固定されている。また,回転軸2には,図示し
ていないが,回転軸2の端部に入力となるベルトプーリ
が固定され,ベルトプーリにエンジンの出力軸に取り付
けたベルトが掛けられている。円筒部材7とロータ3と
の間には,クリアランス23が形成されている。
【0024】この磁束密度変換装置は,図4〜図6に示
すように,ステータ4に内周側に隣接して周方向に隔置
状態で回転可能に配置された透磁部材17と,透磁部材
17間の非透磁部材18とが交互に積層された円筒部材
7,及び円筒部材7に設けたロッド31を介して円筒部
材7を周方向に揺動可能に作動するアクチュエータ9を
有する。円筒部材7とステータ15との関係は,図6の
(I)と(II)に示すように,円筒部材7の透磁部材
17の幅はステータ15の櫛部20の幅よりも僅かに小
さく形成されている。コントローラ10は,円筒部材7
を回動制御し,透磁部材17の櫛部20に対する対向領
域が変更され,磁束の絞り程度を制御する。
【0025】円筒部材7は,図6の(I)及び(II)
に示すように,透磁部材17がステータ4の櫛部20間
の前記スロットの幅又は櫛部20の幅より小さい幅を有
し,透磁部材17間には非透磁部材18が交互に積層さ
れて全体として円筒状に形成されている。非透磁部材1
8は,図示していないが,空隙又はアルミニウム,樹脂
等の非磁性材から成る強度材を埋設形成されている。円
筒部材7は,図示していないが,透磁部材17と非磁性
部材18とが積層されたリング部材を長手方向に複数個
積層して形成されている。非透磁部材18は,空隙,或
いはアルミニウム,樹脂等の非磁性材から成る強度材で
形成されている。また,透磁部材17は,ステータ4の
櫛部20より短い長さで対応して同数に設定されてい
る。また,円筒部材7の透磁部材17は,積層された珪
素鋼板とリング部材とを固着して長手方向に積層して形
成されている。
【0026】図1に示すように,ステータ4に巻き上げ
られた巻線14は,複数(図1では2つ)の巻線群1U
−1V−1W,2U−2V−2Wから成る高電圧を持つ
電源用高電圧巻線54,低電圧を持つ三相の巻線群4
8,49から成る低電圧巻線55,及び少なくとも1つ
の巻線群50から成る電圧制御用可変電圧巻線56から
構成されている。コントローラ10は,これらの巻線1
4の接続を切り換えるスイッチング機構の切り換え制御
とアクチュエータ9によってロータ3の回転数に応答し
て円筒部材7のステータ4に対する位置制御とを行な
う。即ち,この磁束密度変換装置を備えた発電・電動機
は,例えば,主電源用の高電圧巻線54,車両用の低電
圧巻線55,及び電圧制御用の可変電圧巻線56の三種
類がステータ4に巻き込まれている。この発電・電動機
では,例えば,高電圧巻線54は,100V(実効値)
の三相交流の発電を行う。また,低電圧巻線55は,2
7V(実効値)の三相交流(場合によっては,単相交
流)の発電を行い。更に,アクチュエータ9を作動する
電圧制御用の巻線は,可変電圧の単相交流の発電を行
う。これらの三相交流は,例えば,使用時に単相の直流
100Vに変換され,また,車両用の低電圧は,使用時
に直流27Vに変換され,更に,制御用電圧は,アクチ
ュエータ9を作動する時に,整流によって直流可変電圧
になる。
【0027】コントローラ10は,アクチュエータ9に
よる円筒部材7を揺動させ,円筒部材7の透磁部材17
とステータ4の櫛部20との間のクリアランスが小さく
なる円筒部材7の移動位置では磁束の抑制が小さく,ま
た,クリアランスが大きくなる円筒部材7の移動位置で
は磁束が抑制されて出力電圧が低下する制御を行なうこ
とができる。また,コントローラ10は,スイッチング
機構によって高電圧巻線54の巻線群1U−1V−1W
と2U−2V−2Wとを直列,並列及び/又は単一の結
線に切り換えて高電圧巻線54による予め決められた所
定の一定直流電圧を得る制御をすることができる。高電
圧巻線54は,実施例に示すように主巻線14を二分割
し,低速では全巻線14から発電される出力を高圧側の
電源25の負荷側へ送り,円筒部材7をアクチュエータ
9で揺動制御して予め決められた一定直流電圧(例え
ば,100V)を得るようにする。発電機即ちロータ3
の回転数が増大し,円筒部材7の揺動制御でも磁束制御
ができなくなる場合には,スイッチング機構を作動して
主巻線の巻線数を減少させる制御し,予め決められた一
定直流電圧(例えば,100V)を得るようにする。
【0028】コントローラ10は,ロータ3の低速時に
は高電圧巻線54の巻線群1U−1V−1Wと巻線群2
U−2V−2Wとをスイッチング機構(34A〜34
F)によって直列に結線制御し,ロータ3の高速時には
高電圧巻線54の巻線群1U−1V−1Wと巻線群2U
−2V−2Wとをスイッチング機構によって並列又は単
一に結線制御し,また,ロータ3の更なる高速時には巻
線群1U−1V−1Wと巻線群2U−2V−2Wとをス
イッチング機構によって並列又は単一に結線制御すると
共に,アクチュエータ9を作動して円筒部材7を周方向
に移動制御し,高電圧巻線54による予め決められた所
定の一定直流電圧を得る制御をする。
【0029】車両用の低電圧巻線55は,実施例では,
図1に示すように,ステータ4に巻き込まれた巻線を二
分割して単線48,49とし,両者を結線部33で結成
し,ロータ3の低速時から中速時までは,高電圧巻線5
4の磁束制御と同様に電圧制御をする。また,ロータ3
の回転数が上昇し,円筒部材7によって電圧制御ができ
なくなると,スイッチング機構(52,53)を制御し
て巻き数を減少させて円筒部材7によって電圧制御をす
る制御を行なう。この時の信号は,高電圧巻線54での
制御時の信号に対応させればよい。コントローラ10
は,ロータ3の低速時には低電圧巻線55の巻線群48
と巻線群49をスイッチング機構(52,53)によっ
て直列に結線制御し,ロータ3の高速時には低電圧巻線
55の巻線群48,49をスイッチング機構によって並
列又は単一に結線制御し,ロータ3の更なる高速時には
スイッチング機構によって並列又は単一に結線制御する
と共にアクチュエータ9を作動して円筒部材7を周方向
に移動制御し,低電圧巻線55による予め決められた所
定の一定直流電圧を得る制御をする。
【0030】コントローラ10は,低電圧巻線55の巻
線群48,49の結線制御を,高電圧巻線54の巻線群
1U−1V−1Wと2U−2V−2Wの結線制御の信号
と対応させて行なう。また,可変電圧巻線56によって
発電された電圧は,整流によって直流可変電圧になる。
また,コントローラ10は,予め決められた所定の電圧
に出力された電流を整流し,所定の一定直流電圧を出力
するインバータ機能を有する。
【0031】アクチュエータ9は,例えば,円筒部材7
の端部に固定されたロッド31を備えたソレノイド式の
電磁弁から構成され,コントローラ10はポジションセ
ンサによって円筒部材7の複数位置を選定し,電磁弁の
ロッド31を移動させて円筒部材7を僅かな回転移動さ
せる制御をすることから構成されている。アクチュエー
タ9は,円筒部材7に一端を固定したロッド31は,他
端が電磁弁に挿通されているので,電磁弁のコイルへの
電流を制御することによってロッド31が出入し,円筒
部材7が僅かな正転又は逆転をし,透磁部材17と非透
磁部材18との位置がステータ4の櫛部20に対して揺
動移動する。アクチュエータ9は,例えば,ポジション
センサによってロッド31の位置を確かめ,電磁弁に負
荷する電圧を変化させる。例えば,電磁弁に大きな電圧
を加えると,移動が進み駆動力が増加するので,電圧を
小さくするというような電圧制御を行なうことによっ
て,円筒部材7を所望の位置に停止させることができ
る。また,円筒部材7には,例えば,戻りスプリングが
設けられているので,円筒部材7の位置が常に定まる状
態になる。また,円筒部材7は,両端に端部から磁力が
外部へ漏洩するのを防止するため,磁力漏洩防止外筒を
配置することもできる。
【0032】ステータ4のスロット22に巻き上げられ
た巻線14は,上記の実施例の他に,ステータ4のステ
ータコア15の櫛部20に同位相で発電できるように
し,同一及び/又は異なった巻数で巻き上げられて直列
に接続できるように,複数個の巻線群は,例えば,3群
の巻線群に分けられており,2つの巻線群が結線され,
他の巻線群は別の出力として利用される。場合によって
は,3群の巻線群に分けることもできる。
【0033】コントローラ10は,所定の電圧に出力さ
れた電力をダイオードやコンデンサ47を持つ整流器4
2で整流し,直流とし,予め決められた所定の電圧,例
えば,100Vの電圧の交流,例えば,50〜60Hz
の交流を出力するインバータを有している。三相交流を
発生させる巻線14は,例えば,巻線1Uと巻線2U,
巻線1Vと巻線2V,及び巻線1Wと巻線2Wが結線部
33においてそれぞれ直列に結線され,結線部33には
ライン28を通じてスイッチ34(34A,34B,3
4C,34D,34E,34F)が設けられている。コ
ントローラ10は,ロータ3の回転数(rpm)に応答
して円筒部材7のステータ4に対する位置制御と巻線群
の直列及び/又は並列の結線を,スイッチ34のスイッ
チング機構の制御を行なうことによって予め決められた
所定の一定直流電圧を高圧側電源25として得ることが
できる。
【0034】コントローラ10は,主電源用高電圧巻線
54を制御する場合には,スイッチ34B,スイッチ3
4C及びスイッチ34EをONし,他のスイッチをOF
Fにする制御を行なうと,単1結線になってそれに対応
した出力電圧を得ることができる。また,スイッチ34
A,スイッチ34D及びスイッチ34FをONし,他の
スイッチをOFFにする制御を行なうと,2巻直列結線
になって出力電圧を得ることができる。コントローラ1
0は,2つの巻線群1U−1V−1Wと2U−2V−2
Wを直列に結線した場合には,巻線14の巻き数が大き
くなるので,ロータ3の回転数が所定の回転数(R1
になれば,予め決められた一定電圧(例えば,100
V)を発電できる。また,ロータ3の回転数が所定の回
転数(R2)より増加すれば,ロータ3の回転数に伴っ
て円筒部材7の制御によって一定電圧(100V)への
制御が不可能になるので,その時には2つの巻線群1U
−1V−1Wと2U−2V−2Wを並列又は単一結線に
切り換え,巻線14の巻き数を小さくし,ロータ3の回
転数に伴って円筒部材7の制御によって一定直流電圧
(100V)へ制御する。従って,コントローラ10
は,ロータ3の回転数に応じてスイッチ34のスイッチ
ング機構を制御することによって,図2に示すように,
出力電圧(V)として一定直流電圧を得ることができ
る。また,ステータ4の巻線14は,ロータ3の永久磁
石の極数に合わせて同位相に構成し,巻線群1U−1V
−1W及び2U−2V−2Wを並列に結線することによ
って低電圧で大電流型の発電機に構成することができ
る。
【0035】コントローラ10は,車両用の三相低電圧
巻線55を制御する場合に,スイッチ52をONし,ス
イッチ53をOFFにする制御を行なうと,巻線群4
8,49が結線部33Aによって直列に結線され,ま
た,スイッチ52をOFFし,スイッチ53をONにす
る制御を行なうと,巻線群48は無効になり,巻線群4
9のみの三相結線になる。車両用低電圧巻線55で発電
された電力は,整流器42及びコイル46を経てバッテ
リ等の低圧側電源51として得られ,バッテリに蓄電さ
れるか,又は車両の駆動に消費される。コントローラ1
0は,2つの巻線群48,49を直列に結線した場合に
は,巻線14の巻き数が大きくなるので,ロータ3の回
転数が所定の回転数(R1 )になれば,予め決められた
所定の一定直流電圧(例えば,27V)を発電できる。
ロータ3の回転数が所定の回転数(R 2 )より増加すれ
ば,ロータ3の回転数に伴って円筒部材7の制御によっ
て一定直流電圧(27V)への制御が不可能になるの
で,その時には2つの巻線群48,49を並列又は単一
結線に切り換え,巻線14の巻き数を小さくし,ロータ
3の回転数に伴って円筒部材7の制御によって一定電圧
(27V)への制御する。従って,コントローラ10
は,ロータ3の回転数に応じてスイッチ52,53のス
イッチング機構(52,53)を制御することによっ
て,図2に示すように,出力電圧(V)として一定直流
電圧を得ることができる。
【0036】更に,可変電圧巻線56は,図2の点線で
示すように,巻線群50によってロータ3の回転に伴っ
て常に発電され,整流器42及びコイル46を経てアク
チュエータ9の作動に消費される。可変電圧巻線56
は,スイッチング機構は設けられていないので,ロータ
3の回転数に伴って円筒部材7の制御による可変の電圧
が発電されることになる。
【0037】この磁束密度変換装置は,コントローラ1
0の指令でアクチュエータ9で円筒部材7が回転される
ことによって,図4及び図6の(I)に示すように,円
筒部材7の透磁部材17をステータコア15のスロット
22の中央に位置させたり,又は,図5及び図6の(I
I)に示すように,円筒部材7の透磁部材17をステー
タコア15の櫛部20の中央に位置させることができ
る。円筒部材7は,図5及び図6の(II)に示すよう
に,円筒部材7の透磁部材17がステータコア15の櫛
部20の中心に位置し,円筒部材7の非透磁部材18は
ステータコア15のスロット22を中心に位置する時
に,磁力が永久磁石部材5から円筒部材7の透磁部材1
7を通ってステータコア15の櫛部20を通って流れ,
ロータ3が回転運動する。円筒部材7は,図4及び図6
の(I)に示すように,円筒部材7の透磁部材17がス
テータコア15の隣接した櫛部20間,即ち,ステータ
コア15の間隙を中心にブリッジ状態に位置する時に,
磁束を絞る状態になる。
【0038】例えば,永久磁石部材5から円筒部材7の
非透磁部材18を通ってステータコア15の櫛部20へ
抜ける磁束と,永久磁石部材5の透磁部材17を通って
ステータコア15の櫛部20へ抜ける磁束とがほぼ同一
の磁束密度になるように,円筒部材7の透磁部材17と
非透磁部材18とのサイズは,ステータコア15の間隙
に対して設定することができる。従って,アクチュエー
タ9によって円筒部材7の透磁部材17がステータコア
15の櫛部20と整合状態になる位置まで相対回転させ
ることによって,永久磁石部材5から円筒部材7の透磁
部材17を通って櫛部20へ抜ける磁力線が周方向に均
一に移動することができる。また,ロータ3が回転して
運転されている時に,図5及び図6の(II)に示すよ
うに,円筒部材7の透磁部材17がステータコア15の
櫛部20に対応する位置に位置決めされRU。また,ロ
ータ3が停止する時に,図4及び図6の(I)に示すよ
うに,円筒部材7の透磁部材17はステータコア15の
隣接する櫛部20間のクリアランスが形成される位置
(スロット22)に位置決めされ,永久磁石部材5から
ステータコア15の櫛部20への磁束が絞られて円筒部
材7の周方向に均一に分散して流れる。
【0039】また,永久磁石部材5は,複数の永久磁石
片35がほぼ筒形状に配置され,永久磁石片35と永久
磁石片35と間の境界領域に非磁性部材21を構成する
ガラス材を充填し,永久磁石片35とガラス材とから成
る全体の外形形状を,ほぼ円筒状の永久磁石部材5を構
成する。永久磁石片35は,内周側に一方の磁極(N極
又はS極)が位置し,外周側に他方の磁極(S極又はN
極)が位置するように配置され,周方向において隣接す
る永久磁石片35の磁極(N極とS極)は互いに相違す
るように配置されている。また,補強部材16は,例え
ば,磁性を持たないカーボン繊維やセラミック繊維を樹
脂材で固めて作製したり,ガラス材で被覆されたセラミ
ックス及び/又は合金等の金属から成る補強線或いはア
モルファス合金の補強筒状体から成り,補強線を永久磁
石部材5の外周面に加熱状態で巻き上げることによって
補強線がガラス材で互いに固着されている。
【0040】
【発明の効果】この永久磁石式発電・電動機の磁束密度
変換装置は,上記のように,アクチュエータによる円筒
部材の揺動制御とスイッチング機構による高電圧巻線又
は低電圧巻線の切り換え制御によって発電電圧を制御す
ることができるので,従来のようなサイリスタやトラン
ジスタを用いることなく,適正な電圧制御が確実に簡単
に達成でき,例えば,ロータの回転数に影響されること
なく,例えば,100Vや27V等の所望の予め決めら
れた一定電圧を発電させることができる。この発電・電
動機は,透磁部材間に樹脂,アルミニウム又はアルミニ
ウム合金から成る非透磁部材を鋳込み等によって充填し
ているから,磁束をロータの回転状態に応じて効率的に
制御する円筒部材の剛性をアップすると共に,反力に抗
することができ,耐久性をアップすることができる。従
って,この発電・電動機の磁束密度変換装置は,例え
ば,回転エネルギを電気エネルギに変換する高速発電機
や高速モータに適用できると共に,車両に搭載した冷蔵
冷凍庫の駆動用電源,ディーゼルパティキュレートフィ
ルタ装置のヒータの加熱用の電源として効率的に適用で
き,また,コジェネレーションシステムにおける発電機
として適用でき,ハイブリット自動車用エンジン等に容
易に適用でき,更に,工作機械等で使用される高速回転
のモータに適用することができる。この発電・電動機
は,例えば,60000rpmという高速回転にも耐え
ると共に,製造コストを低減でき,しかもコンパクトに
構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による永久磁石式発電・電動機の磁束
密度変換装置の巻線結線回路の一実施例を示す説明図で
ある。
【図2】図1の永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換
装置によって発電された出力電圧と回転数即ち回転速度
の関係を示すグラフである。
【図3】この永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装
置の一実施例を示す断面図である。
【図4】図3の永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換
装置におけるA−A断面における断面を示し,磁束を絞
る位置に円筒部材が移動した場合を示す断面図である。
【図5】図3の永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換
装置におけるA−A断面における断面を示し,磁束を絞
らない位置に円筒部材が移動した場合を示す断面図であ
る。
【図6】(I)は図4における円筒部材とステータとの
関係を,また(II)は図5における円筒部材とステー
タとの関係を一部を拡大して説明した断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1A 本体部 1B 中間部(ボルト) 2 回転軸 3 ロータ 4 ステータ 5 永久磁石部材 6 磁路部材 7 円筒部材 8,17 透磁部材 9 アクチュエータ 10 コントローラ 13,19 軸受 14 巻線 15 ステータコア 16 補強部材 18,21 非透磁部材 20 櫛部 22 スロット 23 クリアランス 25 高圧側電源 28 ライン 33,33A 結線部 34,34A〜34F スイッチ 35 永久磁石片 36 雄ねじ 37 押え板 38 ナット 39 スペーサ 42 整流器 46,48,49,50 コイル 47 コンデンサ 51 低圧側電源 52,53 低電圧電源スイッチ 54 高電圧巻線 55 低電圧巻線 56 可変電圧巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 21/48 ZHV H02K 21/48 ZHV // H02K 3/28 3/28 J Fターム(参考) 5H002 AA05 AB04 AE06 AE07 5H590 AA02 AA15 AB01 BB15 CA07 CA23 CA26 CC02 CC18 CC23 CC30 CC32 CC36 CD01 CE05 EB02 FA05 FB01 FC05 FC26 GA02 HA27 5H603 AA01 BB02 BB09 BB12 CA01 CA05 CB12 CC03 CC17 CD21 EE23 5H621 AA03 BB08 BB10 GA01 GA04 GA07 GB14 HH01 JK13 PP02 PP10 5H622 AA03 CA02 CA07 CB06 PP03 PP07 PP09 PP20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに周方向に隔置状態で回転可
    能に配置された永久磁石部材を備えたロータ,該ロータ
    の外周側で前記ハウジングに固定された櫛部間のスロッ
    ト部に巻線が巻き上げられたステータ,該ステータに内
    周側に隣接して周方向に隔置状態で回転可能に配置され
    た透磁部材と該透磁部材間の非透磁部材とが交互に積層
    された円筒部材,及び該円筒部材に設けた腕部を介して
    前記円筒部材を周方向に揺動可能に作動するアクチュエ
    ータを有し,前記ステータに巻き上げられた前記巻線は
    複数の巻線群から成る電源用高電圧巻線と低電圧巻線,
    少なくとも1つの巻線群から成る電圧制御用可変電圧巻
    線から構成され,コントローラは前記高電圧巻線及び前
    記低電圧巻線の巻線数を変換するため前記巻線群の接続
    を切り換えるスイッチング機構の切り換え制御と前記ア
    クチュエータによって前記ロータの回転数に応答して前
    記円筒部材の前記ステータに対する位置制御とを行なう
    ことから成る永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記コントローラは,前記ロータの回転
    数に応じて前記スイッチング機構によって前記高電圧巻
    線の前記巻線群を直列,並列及び/又は単一の結線に切
    り換えて前記高電圧巻線による予め決められた所定の一
    定電圧を得る制御をすることから成る請求項1に記載の
    永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装置。
  3. 【請求項3】 前記コントローラは,前記アクチュエー
    タによる前記円筒部材を揺動させ,前記円筒部材の前記
    透磁部材と前記ステータの前記櫛部との間のクリアラン
    スが小さくなる前記円筒部材の移動位置では磁束が抑制
    が小さく,また,前記クリアランスが大きくなる前記円
    筒部材の移動位置では前記磁束が抑制されて出力電圧が
    低下する制御を行なうことから成る請求項1に記載の永
    久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは,前記ロータの低速
    時には前記高電圧巻線の前記巻線群を前記スイッチング
    機構によって前記巻線が大きくなるように直列に結線制
    御し,前記ロータの高速時には前記高電圧巻線の前記巻
    線群を前記スイッチング機構によって単一に結線制御
    し,前記ロータの更なる高速時には前記アクチュエータ
    を作動して前記円筒部材を周方向に移動制御し,前記高
    電圧巻線による予め決められた所定の一定電圧を得る制
    御をすることから成る請求項1に記載の永久磁石式発電
    ・電動機の磁束密度変換装置。
  5. 【請求項5】 前記コントローラは,前記ロータの低速
    時には前記低電圧巻線の前記巻線群を前記スイッチング
    機構によって直列に結線制御し,前記ロータの高速時に
    は前記低電圧巻線の前記巻線群を前記スイッチング機構
    によって前記巻線が少なくなるように結線制御し,前記
    ロータの更なる高速時には前記スイッチング機構によっ
    て並列又は単一に結線制御すると共に前記アクチュエー
    タを作動して前記円筒部材を周方向に移動制御し,前記
    低電圧巻線による予め決められた所定の一定直流電圧を
    得る制御をすることから成る請求項1に記載の永久磁石
    式発電・電動機の磁束密度変換装置。
  6. 【請求項6】 前記コントローラは,前記低電圧巻線の
    前記巻線群の結線制御を,前記高電圧巻線の前記巻線群
    の結線制御の信号と対応させて行なうことから成る請求
    項1に記載の永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装
    置。
  7. 【請求項7】 前記可変電圧巻線によって発電された電
    圧は,整流によって直流可変電圧になることから成る請
    求項1に記載の永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換
    装置。
  8. 【請求項8】 前記円筒部材は,前記透磁部材が前記ス
    テータの前記櫛部間の前記スロットの幅より小さい幅を
    有し,前記透磁部材間に配置された前記非透磁部材とが
    交互に積層されて全体として円筒状に形成されているこ
    とから成る請求項1に記載の永久磁石式発電・電動機の
    磁束密度変換装置。
  9. 【請求項9】 前記透磁部材間に位置した前記非透磁部
    材は,空隙又はアルミニウム,樹脂等の非磁性材から成
    る強度材を埋設形成されていることから成る請求項1に
    記載の永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装置。
  10. 【請求項10】 前記円筒部材は,前記透磁部材と前記
    非磁性部材とが積層されたリング部材を長手方向に複数
    個積層して形成されていることから成る請求項1に記載
    の永久磁石式発電・電動機の磁束密度変換装置。
  11. 【請求項11】 前記コントローラは,予め決められた
    所定の電圧に出力された電流を整流し,所定の一定電圧
    の交流電圧を出力するインバータ機能を有することから
    成る請求項1に記載の永久磁石式発電・電動機の磁束密
    度変換装置。
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