JP2002345175A - 送電線路の監視制御方法及び監視制御システム - Google Patents

送電線路の監視制御方法及び監視制御システム

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JP2002345175A
JP2002345175A JP2001142845A JP2001142845A JP2002345175A JP 2002345175 A JP2002345175 A JP 2002345175A JP 2001142845 A JP2001142845 A JP 2001142845A JP 2001142845 A JP2001142845 A JP 2001142845A JP 2002345175 A JP2002345175 A JP 2002345175A
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signal
optical
transmission line
terminal device
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Tadashi Fukuoka
正 福岡
Nobuo Imamura
信夫 今村
Fumitaka Uchino
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Toko Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路構成等の簡略化で設備費用の低減を図り
つつ監視制御距離を拡張でき、しかも、消費電力を軽減
化して小容量の電池電源を使用しながら所定の監視制御
機能を長期間に亘って安定よく確保できるようにする。 【解決手段】 センタに設置したセンタ装置1Aと送電
線路の途中等に設置された端末装置6Cとの間に亘る監
視情報及び設備機器制御信号の伝送を変電所等に設置し
た中継装置4Bを経由し光ファイバ線路S1、S2を使
用して行なうように構成してあり、常時はセンタ装置1
A、端末装置6C、中継装置4Bの光信号送出及び信号
処理を行なうコンピュータ機能の一部を停止しておき、
監視情報または制御信号の伝送の必要があるときのみ光
信号の送出及びコンピュータ機能を回復させて監視情報
または制御信号伝送用通信路を確立できるように構成し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送電線路の監視制御
方法及び監視制御システムに関する。詳しくは、送電線
路及びそれに付属の設備機器を適正に保守、運用するた
めに、送電線の事故情報や付属設備機器の状態情報ある
いは送電機能に影響を及ぼす雨や風等に関する気象情報
等の監視情報及び付属設備機器に対する制御信号を通信
用光信号に変換し、その光信号を光ファイバ線路を通じ
て送電線及び付属設備機器の保守、運用を司るセンタに
設置されたセンタ装置と、送電線路の途中等の一箇所以
上の設定場所に設置された端末装置との間に亘って伝送
することにより送電線路の監視と設備機器の制御を行な
う送電線路の監視制御方法及びそのシステムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】送電線路の監視制御に適用される一般的
なシステムは、送電線路及び付属設備機器の保守、運用
を行なうセンタに設置された単一のセンタ装置と送電線
路の鉄塔またはその敷地内等の送電線路に沿って複数箇
所に分布し設置された複数の端末装置との相互間で情報
伝送を行なう1:Nシステムであり、センタから変電所
までの信号伝送路には地中電線路に設置または配電線に
添架の光ファイバケーブルを使用し、変電所から端末装
置までの伝送路には送電線用架空地線複合の光ファイバ
ケーブルを使用したマルチドロップ方式の送電線路の監
視制御システムが採用される。
【0003】このマルチドロップ方式の送電線路の監視
制御システムには、送電線路の途中に設置される端末装
置における光信号の分岐または多重化には光カプラを利
用して光信号のままで分岐または多重化を行なうパッシ
ブ方式のものと、光信号を電気信号に変換した後、その
電気信号を分岐または多重化するアクティブ方式とがあ
り、また、パッシブ方式に使用する多重化方式にはデジ
タル信号を端末装置毎に時間分割して多重化する時分割
方式や周波数を変えて多重化するサブキャリヤ方式があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の光カプラを使用
するパッシブ方式の監視制御システムにおいては、送電
線路に沿って複数の端末装置を分布して設置する場合、
各端末装置に備えた光カプラによる総合光損失が非常に
大きくなるために、信号の伝送距離、つまりは監視制御
距離及び監視制御対象の送電線路に設置可能な端末装置
数に制約が生じ、監視制御距離及び端末装置の設置数を
増大するためには、送電線路の途中に光増幅装置や中継
装置が必要不可欠になり、システム全体としての設備費
用が非常に高くなる。また、パッシブ方式及びアクティ
ブ方式のいずれの監視制御システムでも、信号の分岐、
多重化が必要であるため、センタ装置、端末装置共に回
路構成等が複雑となり、その面で設備費用が一段と上昇
することに加えて消費電力も大きくなるという問題があ
る。
【0005】特に、送電線路の監視制御にあたっては、
送電線路の配設立地条件の特異性からみて端末装置が山
間部や僻地等のように、商用電源の確保が困難あるいは
不可能な場所に設置されるケースが多く、そのような場
所では一般的に端末装置用電源として太陽電池等の電池
電源が使用される。このような電池電源が用いられる端
末装置での消費電力が大きいとなると、その消費電力に
見合った大きな容量の電池の使用が必要となり、設備費
用の更なる上昇を招いたり、小さな容量の電池を使用し
た場合は短期間のうちに端末装置が電力不足に陥って所
定の監視制御機能を確保できなくなったりする問題があ
り、この面からも送電線路の監視制御システムにおいて
は、消費電力の低減化が強く要望される。
【0006】本発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、回路構成等を簡略化して設備費用の低減を図りつつ
監視制御距離を拡張することができ、しかも、消費電力
を軽減化して容量の小さい電池電源を使用しながら所定
の監視制御機能を長期間に亘って安定よく確保すること
ができる送電線路の監視制御方法及び監視制御システム
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る送電線路の監視制御方法
は、光通信部及び監視制御部を備え送電線路及び付属設
備機器の保守、運用を行なうセンタに設置されたセンタ
装置と、光通信部、信号中継部及び送電線の事故情報、
設備機器の状態情報、気象観測情報のうちの少なくとも
一つの監視情報及び設備機器制御信号の信号伝送処理を
行なう信号処理部を備え送電線路の一箇所以上の設定場
所に設置された端末装置との間に亘る上記監視情報また
は設備機器制御信号の伝送を、送電線路に併設された光
ファイバ線路を使用して行なう送電線路の監視制御方法
であって、上記端末装置の光信号送出と信号処理を行う
コンピュータ機能の一部及びセンタ装置の光信号送出は
常時停止しておき、監視情報または設備機器制御信号の
伝送を必要とするときのみ端末装置またはセンタ装置か
ら光信号を送出し、この送出された光信号を受信したと
き、停止中のセンタ装置の光信号送出または端末装置の
光信号送出とコンピュータ機能の回復を行なって監視情
報伝送用通信路または設備機器制御信号伝送用通信路を
確立した後、監視情報または設備機器制御信号の伝送を
行ない、かつ、光信号の受信が停止したとき、端末装置
は光信号送出とコンピュータ機能の一部を停止して元の
状態に戻すことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項4に係る送電線路の
監視制御システムは、光通信部及び監視制御部を備え送
電線路及び付属設備機器の保守、運用を行なうセンタに
設置されたセンタ装置と、光通信部、信号中継部及び送
電線の事故情報、設備機器の状態情報、気象観測情報の
うちの少なくとも一つの監視情報及び設備機器制御信号
の信号伝送処理を行なう信号処理部を備え送電線路の一
箇所以上の設定場所に設置された端末装置と、この端末
装置と上記センタ装置との間に亘って上記監視情報また
は設備機器制御信号を伝送するように送電線路に併設さ
れた光ファイバ線路とから構成される送電線路の監視制
御システムであって、上記端末装置の光信号送出と信号
処理を行なうコンピュータ機能の一部及びセンタ装置の
光信号送出は常時停止しておき、監視情報または設備機
器制御信号の伝送を必要とするときのみ端末装置または
センタ装置から光信号を送出する機能と、その送出され
た光信号を受信したとき停止中のセンタ装置の光信号送
出または端末装置の光信号送出とコンピュータ機能の回
復を行なって監視情報伝送用通信路または設備機器制御
信号伝送用通信路を確立して監視情報または設備機器制
御信号の伝送を可能とする機能と、光信号の受信が停止
したとき上記センタ装置の光信号送出または端末装置の
光信号送出及びコンピュータ機能を停止して監視情報伝
送用通信路または設備機器制御信号伝送用通信路を解放
して常態に戻す機能を備えていることを特徴とするもの
である。
【0009】上記のような特徴を有する請求項1及び請
求項4に記載の本発明によれば、端末装置自体が光信号
の中継部と情報及び設備機器制御信号の信号伝送処理を
行なう信号処理部とを各別に備えているために、送電線
路の途中に光増幅装置や中継装置を設置することが必要
不可欠でないとともに、端末装置の回路構成を簡略化し
やすくて設備費用の軽減を図りつつ、監視制御対象とな
る送電線路の途中に設置する端末装置の数及び信号の伝
送距離の制約が少なくて長距離伝送が可能となり、監視
制御距離の拡張を図ることが可能である。
【0010】加えて、監視情報または設備制御信号の伝
送に使用する光信号の送出と受信のうち消費電力の大き
い光信号送出及び端末装置で信号処理を行なうためのコ
ンピュータ機能の一部は常時停止するスリーピングモー
ドとし、伝送が必要なときのみ停止中のセンタ装置また
は端末装置からの光信号の送出するとともに、その送出
された光信号を利用して停止中の端末装置のコンピュー
タ機能の回復を行なうことによって、端末装置での消費
電力を軽減することが可能となり、これによって、送電
線路の配設立地条件の特異性から山間部や僻地等のよう
に、商用電源の確保が困難あるいは不可能な場所に設置
される端末装置用電源として太陽電池等の電池電源を使
用する場合、その電池容量を小さくし設備費用の更なる
低減を図りながらも、所定の監視制御機能を長期間に亘
って安定よく確保することが可能である。
【0011】上記請求項1及び請求項4に記載の本発明
において、センタ装置と端末装置との間に、両装置間に
亘る監視情報または設備機器制御信号の伝送を中継する
中継装置を設置することにより、端末装置の設置数を送
電線路の配設パターンに応じて任意かつ適正に設定しな
がら、長距離伝送、つまり、監視制御距離の一層の拡張
を図ることが可能である。この中継装置を用いる場合に
おいても、中継装置の光信号送出は常時停止しておき、
端末装置またはセンタ装置から送出される光信号を受信
したときのみ光信号送出を行なわせて通信路を確立させ
ることによって、中継装置自体の消費電力も最大限に節
減し、システム全体の消費電力の軽減効果を助長するこ
とができる。
【0012】また、中継装置を設置するシステムの場
合、センタ装置と中継装置との間の信号伝送路として
は、配電線に添架または地中線路に敷設した既存の光フ
ァイバ線路を利用し、中継装置と端末装置との間の信号
伝送路としては、送電線路の鉄塔に併架された光ファイ
バ複合架空地線(以下、OPGWと称する)を使用する
ことによって、各装置間に亘る伝送用光ファイバ線路の
施工に要する費用を最小限に止めてシステム全体の設備
費の低減を図ることができる。
【0013】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る送電線路の監視
制御システムの全体概要構成を示すブロック図であり、
同図においては送電線路の途中の1箇所に設置された端
末装置のみを説明しているが、実際には送電線路の途中
の複数箇所及び送電線路の終端にそれぞれ端末装置が設
置されているのが一般的である。
【0014】送電線路の監視制御システムは、送電線路
及びそれに付属する設備機器の保守運用を行なうセンタ
に設置されたセンタ装置1Aと、変電所等に設置された
中継装置4Bと、送電線路の途中等の設定場所に設置さ
れた複数の端末装置6Cと、センタ装置1Aと中継装置
4B間、中継装置4Bと端末装置6C間、隣接する端末
装置6C間に亘って送電線の事故情報、設備機器の状態
情報及び気象観測情報等の監視情報並びに設備機器に対
する制御信号を光信号として伝送する光ファイバ線路S
1、S2から構成されている。
【0015】センタ装置1Aは、端末装置6Cから光フ
ァイバ線路S2、中継装置4B、光ファイバ線路S1を
経由して送信されてくる送電線の事故情報、設備機器の
状態情報及び気象観測情報等の監視情報を画面表示して
監視したり、光ファイバ線路S1、中継装置4B、光フ
ァイバ線路S2、端末装置6Cを経由して送電線路の付
属設備機器に対する制御を行なうための操作に使用する
監視制御部3Aと監視情報及び設備機器制御信号を光信
号として通信(送信、受信)する光通信部2Aと電源部
8Aとを備えており、監視制御部3Aはパソコンから構
成されている。
【0016】変電所等に設置されてセンタ装置1Aと端
末装置6C間の通信の中継を行なう中継装置4Bは、二
つの光通信部2B,2Bとセンタ装置1Aと端末装置4
Cの光信号を中継する信号中継部5Bと電源部8Bとを
備えており、信号中継部5Bはコンピュータから構成さ
れている。
【0017】送電線路の途中等の設定場所に設置される
端末装置6Cは、二つの光通信部2C,2Cと信号中継
部5Cと送電線の事故情報、付属設備機器の状態情報、
気象観測情報等の監視情報及び設備機器制御信号の信号
伝送処理を行なう信号処理部7Cと太陽電池等のデータ
伝送用電池電源部8Cとを備えており、信号中継部5C
及び信号処理部7Cはコンピュータから構成されてい
る。この端末装置6Cは、センタ装置1Aから送出され
中継装置4Bを経由して送信されてくる設備機器制御信
号を光通信部2Cで受信したとき、その光信号を信号中
継部5Cで図示省略した他の端末装置への中継と信号処
理部7Cとに分岐するとともに、信号処理部7Cでは当
該端末装置(自端末)6Cへ送信されてきた制御信号で
あるか否かを制御信号の内容によって判断し、自端末へ
の制御信号であると判断した場合、センタ装置1Aと自
端末装置6Cとの間で制御信号の送受信を行ない、ま
た、端末装置6Cからセンタ装置1Aに送電線の事故情
報等の監視情報を送信する場合は、信号処理部7Cより
信号中継部5Cを制御して信号伝送を中継から自端末装
置6Cからセンタ装置1Aへの送信に自動的に切替える
ように構成されている。
【0018】上記のような送電線路の監視制御システム
において、センタ装置1Aと中継装置4Bとの間の信号
伝送路に使用する光ファイバ線路S1は、配電線に添架
または地中線路に敷設した既存の光ファイバ線路から構
成され、かつ、中継装置4Bと端末装置6Cとの間の信
号伝送路に使用する光ファイバ線路S2は、送電線路用
の鉄塔(図示省略する)送電線と併架したOPGWから
構成されている。
【0019】次に、上記のように構成された送電線路の
監視制御システムの動作例を図2に示す情報伝送手順の
説明図に基づいて説明する。センタ装置1A、中継装置
4B及び端末装置6Cの光信号送出並びに端末装置6C
の信号処理部7Cでの信号伝送処理を行なうコンピュー
タ機能の一部は常時停止されており、送電線の事故情報
等の監視情報及び設備機器に対する制御信号の伝送を必
要とするときのみ監視情報伝送用通信路または制御信号
伝送用通信路を確立するリンク確立動作を行ない、監視
情報または制御信号の伝送後は上記通信路を解放するリ
ンク解放動作を行なうのであり、以下、各動作の詳細に
ついて説明する。
【0020】(1)センタ装置1A側で送電線路及び付
属設備機器の監視情報を収集する場合{図2の(A)参
照}: センタ装置1Aの監視制御部3Aから光通信部2Aに
制御信号を送って光信号を送出する。この光信号を受信
した中継装置4Bはその信号中継部5Bを構成するコン
ピュータが起動し光通信部2Bから光信号を中継して送
出する。この中継装置4Bから送出される光信号を受信
した端末装置6Cはその信号中継部5C及び信号処理部
7Cを構成する停止中のコンピュータ機能が回復(起
動)されて光通信部2Cから光信号を送出し監視情報伝
送用通信路のリンクを確立する。
【0021】リンク確立後、センタ装置1Aから光フ
ァイバ線路S1,中継装置5B,光ファイバ線路S2を
経由して端末装置6Cに監視情報送信要求の光信号を送
信し、その送信要求光信号を受信した端末装置6Cは信
号処理部7Cで信号伝送処理された監視情報を光ファイ
バ線路S2,中継装置5B,光ファイバ線路S1を経由
してセンタ装置1Aへ向けて送信する。
【0022】センタ装置1Aで監視情報の受信が完了
した後、該センタ装置1Aはその光通信部2Aからの光
信号送出を停止し、この光信号の送出停止に伴い中継装
置4B及び端末装置6Cは順次光信号の送出及びコンピ
ュータ機能の一部が停止されて監視情報伝送用通信路の
リンクを解放して元の状態、つまり、常態に戻る。
【0023】(2)端末装置6C側からセンタ装置1A
に向けて監視情報を伝送する必要が生じた場合{図2
(B)参照}: 停止状態にある端末装置6Cのコンピュータを起動し
てその信号処理部7Cから光通信部2Cに制御信号を送
って光信号を送出する。この光信号を受信した中継装置
4Bはその信号中継部5Bを構成するコンピュータが起
動し光通信部2Bから光信号を中継して送出する。この
中継装置4Bから送出される光信号を受信したセンタ装
置1Aはその光通信部2Aから光信号を送出し監視情報
伝送用通信路のリンクを確立する。
【0024】リンク確立後、端末装置6Cの信号処理
部7Cで信号伝送処理された監視情報を光ファイバ線路
S2,中継装置5B,光ファイバ線路S1を経由してセ
ンタ装置1Aへ向けて送信し、この監視情報を受信した
センタ装置1Aでは監視情報を画面表示して監視する。
【0025】端末装置6Cからの監視情報の送信が終
了した後、該端末装置6Cはその光通信部2Cからの光
信号送出を停止するとともに、コンピュータ機能の一部
が停止し、この光信号の送出停止に伴い中継装置4Bも
光信号の送出及びコンピュータ機能の一部が停止され、
さらに、センタ装置1Aの光通信部2Aの受信及び光信
号送出も停止されて監視情報伝送用通信路のリンクを解
放して元の状態、つまり、常態に戻る。
【0026】(3)センタ装置1A側から端末装置6C
に向けて設備機器の制御信号を伝送する必要が生じた場
合: この場合は、上記(1)ので述べたと同様に、セン
タ装置1Aの監視制御部3Aから光通信部2Aに制御信
号を送って光信号を送出し、この光信号を受信した中継
装置4Bのコンピュータを起動させて光通信部2Bから
端末装置6Cに向けて光信号を中継送出し、この光信号
を受信した端末装置6Cにおける停止中のコンピュータ
機能を回復(起動)させて制御信号伝送用通信路のリン
クを確立する。
【0027】しかる後、センタ装置1Aの監視制御部
3Aで設定操作された送電線路の付属設備機器に対する
制御信号を光信号としてファイバ線路S1,中継装置5
B,光ファイバ線路S2を経由して端末装置6Cへ向け
て送信する。この制御信号を受信した端末装置6Cで
は、その光信号を信号中継部5Cで他の端末装置への中
継と信号処理部7Cとに分岐するとともに、信号処理部
7Cで当該端末装置(自端末)6Cへ送信されてきた制
御信号であるか否かを判断し、自端末への制御信号であ
ると判断した場合、センタ装置1Aからの制御信号を自
端末装置6Cで続けて受信し、かつ、信号処理部7Cで
処理した制御信号を用いて設備機器の運転を所望どおり
に制御する。 センタ装置1Aからの制御信号の送信が終了した後、
該センタ装置1Aはその光通信部2Aからの光信号送出
を停止し、この光信号の送出停止に伴い中継装置4B及
び端末装置6Cの光信号送出及びコンピュータ機能の一
部が順次停止されて制御信号伝送用通信路のリンクを解
放して元の状態、つまり、常態に戻る。
【0028】なお、上記実施の形態では、端末装置6C
が1台だけ設置されている場合のシステム動作例につい
て説明したが、送電線路に沿って2台以上の端末装置が
設置されたシステムの場合でも、リンク確立及びリンク
解放動作は上記と同様に順次光信号により行なわれるこ
とになる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
電線路の途中に光増幅装置や中継装置を設置することが
必ずしも必要でないとともに、信号中継と信号処理機能
とを分離することにより端末装置の回路構成を簡略化し
やすくてシステム全体の設備費用を軽減できるものであ
りながら、監視制御対象となる送電線路の途中に設置す
る端末装置の数及び信号の伝送距離の制約が少なくて長
距離伝送を簡易に実現することができる。
【0030】しかも、監視情報または設備制御信号の伝
送に使用する光信号の送出と受信のうち消費電力の大き
い光信号送出及び端末装置で信号処理を行なうためのコ
ンピュータ機能の一部を常時停止するスリーピングモー
ドとし、伝送が必要なときのみ停止中のセンタ装置また
は端末装置からの光信号送出に伴い、その光信号を利用
して停止中の端末装置のコンピュータ機能の回復を行な
えるので、端末装置での消費電力を軽減することができ
る。これによって、送電線路の配設立地条件の特異性か
ら山間部や僻地等のように、商用電源の確保が困難ある
いは不可能な場所に設置される端末装置用電源として太
陽電池等の電池電源を使用する場合でも、その電池容量
を小さくして設備費用の更なる低減を図りながらも、電
源切れや電力不足等による機能の喪失や低下がなく、長
期間に亘って所定の監視制御機能を安定よく確保するこ
とができるという効果を奏する。
【0031】また、請求項2及び5に記載のように、セ
ンタ装置と端末装置との間に両装置間に亘る監視情報ま
たは設備機器制御信号の伝送を中継する中継装置を設置
し、この中継装置の光信号送出も常時停止しておき、端
末装置またはセンタ装置から送出される光信号を受信し
たときのみ光信号送出を行なわせて通信路を確立させる
構成を採用することにより、端末装置の設置数を送電線
路の配設パターンに応じて任意かつ適正に設定しなが
ら、長距離伝送、つまり、監視制御距離の一層の拡張を
図ることができるとともに、中継装置自体の消費電力も
最大限に節減し、システム全体の消費電力の軽減効果を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る送電線路の監視制御システムの全
体概要構成を示すブロック図である。
【図2】(A),(B)共に送電線路の監視制御システ
ムの動作例を示す情報伝送手順の説明図である。
【符号の説明】
1A センタ装置 2A、2B、2C 光通信部 3A 監視制御部 4B 中継装置 5B、5C 信号中継部 6C 端末装置 7C 信号処理部 8A,8B,8C 電源部 S1,S2 光ファイバ線路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内野 史隆 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東光 精機株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 BB08 BB15 BB74 DD02 DD08 DD33 DD49 EE10 FF01 FF02 FF04 FF13 FF19 FF20 GG66 GG71 5G064 AA05 AB01 AC05 AC08 CB02 CB10 CB16 DA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光通信部及び監視制御部を備え送電線路
    及び付属設備機器の保守、運用を行なうセンタに設置さ
    れたセンタ装置と、光通信部、信号中継部及び送電線の
    事故情報、設備機器の状態情報、気象観測情報のうちの
    少なくとも一つの監視情報及び設備機器制御信号の信号
    伝送処理を行なう信号処理部を備え送電線路の一箇所以
    上の設定場所に設置された端末装置との間に亘る監視情
    報または設備機器制御信号の伝送を、送電線路に併設さ
    れた光ファイバ線路を使用して行なう送電線路の監視制
    御方法であって、 上記端末装置の光信号送出と信号処理を行うコンピュー
    タ機能の一部及びセンタ装置の光信号送出は常時停止し
    ておき、監視情報または設備機器制御信号の伝送を必要
    とするときのみ端末装置またはセンタ装置から光信号を
    送出し、この送出された光信号を受信したとき、停止中
    のセンタ装置の光信号送出または端末装置の光信号送出
    とコンピュータ機能の回復を行なって監視情報伝送用通
    信路または設備機器制御信号伝送用通信路を確立した
    後、監視情報伝送または設備機器制御信号の伝送を行な
    い、かつ、光信号の受信が停止したとき、端末装置は光
    信号送出とコンピュータ機能の一部を停止して元の状態
    に戻すことを特徴とする送電線路の監視制御方法。
  2. 【請求項2】 上記センタ装置と端末装置との間の監視
    情報または設備機器制御信号の伝送は、光通信部及び信
    号中継部を備えた中継装置を経由して行ない、この中継
    装置の光信号送出も常時は停止されており、端末装置ま
    たはセンタ装置から送出された光信号を受信したとき停
    止中の中継装置の光信号送出を行なって監視情報伝送用
    通信路または設備機器制御信号伝送用通信路を確立する
    機能を有している請求項1に記載の送電線路の監視制御
    方法。
  3. 【請求項3】 上記センタ装置は、送電線路に設置され
    た端末装置から伝送される情報を監視し、かつ、端末装
    置へ制御信号を伝送して送電線路に付属して設置された
    設備機器を遠隔制御する手段を有している請求項1また
    は2に記載の送電線路の監視制御方法。
  4. 【請求項4】 光通信部及び監視制御部を備え送電線路
    及び付属設備機器の保守、運用を行なうセンタに設置さ
    れたセンタ装置と、光通信部、信号中継部及び送電線の
    事故情報、設備機器の状態情報、気象観測情報のうちの
    少なくとも一つの監視情報及び設備機器制御信号の信号
    伝送処理を行なう信号処理部を備え送電線路の一箇所以
    上の設定場所に設置された端末装置と、この端末装置と
    上記センタ装置との間に亘って上記監視情報または設備
    機器制御信号を伝送するように送電線路に併設された光
    ファイバ線路とから構成される送電線路の監視制御シス
    テムであって、 上記端末装置の光信号送出と信号処理を行なうコンピュ
    ータ機能の一部及びセンタ装置の光信号送出は常時停止
    しておき、監視情報または設備機器制御信号の伝送を必
    要とするときのみ端末装置またはセンタ装置から光信号
    を送出する機能と、その送出された光信号を受信したと
    き停止中のセンタ装置の光信号送出または端末装置の光
    信号送出とコンピュータ機能の回復を行なって監視情報
    伝送用通信路または設備機器制御信号伝送用通信路を確
    立して監視情報または設備機器制御信号の伝送を可能と
    する機能と、光信号の受信が停止したとき上記センタ装
    置の光信号送出または端末装置の光信号送出及びコンピ
    ュータ機能を停止して監視情報伝送用通信路または設備
    機器制御信号伝送用通信路を解放して常態に戻す機能を
    備えていることを特徴とする送電線路の監視制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記センタ装置と端末装置との間には、
    光通信部及び信号中継部を備えた中継装置が配置されて
    おり、この中継装置は光信号送出が常時停止されてお
    り、端末装置またはセンタ装置から送出された光信号を
    受信したとき光信号送出を行なって監視情報伝送用通信
    路または設備機器制御信号伝送用通信路を確立する機能
    を有している請求項4に記載の送電線路の監視制御シス
    テム。
  6. 【請求項6】 上記センタ装置と中継装置との間の信号
    伝送路は、配電線に添架または地中線路に敷設した光フ
    ァイバ線路から構成され、かつ、中継装置と端末装置と
    の間の信号伝送路は、送電線路の鉄塔に併架された光フ
    ァイバ複合架空地線から構成されている請求項5に記載
    の送電線路の監視制御システム。
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