JP2002344552A - プリアンブル長推定回路、復調装置、および通信システム - Google Patents
プリアンブル長推定回路、復調装置、および通信システムInfo
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Abstract
号の信号長を推定可能なプリアンブル長推定回路を得る
こと。 【解決手段】 本発明のプリアンブル長推定回路は、プ
リアンブルとしてCR信号が挿入された信号を受信し、
当該受信信号とその受信信号をNシンボルだけ遅延させ
た信号との差分処理を行うNシンボル差分算出部11
と、前記差分処理結果に対して移動平均処理を行う移動
平均フィルタ部12と、前記移動平均処理結果を用いて
信号電力を算出する電力算出部13と、前記信号電力を
用いてCR信号の信号長を推定するCR長測定部14
と、を備えることを特徴とする。
Description
通信等、プリアンブルが付加されたバースト信号を送受
信する無線通信に適用可能なプリアンブル長推定回路、
復調装置、および通信システムに関するものであり、特
に、可変のプリアンブル長に対応可能なプリアンブル長
推定回路、復調装置、および通信システムに関するもの
である。
ムについて説明する。近年、移動体通信や衛星通信シス
テム等では、ディジタル変復調の研究開発が活発に行わ
れている。特に、携帯電話等の加入者は急速に増加して
おり、無線通信の重要性がますます増加している。この
ような無線通信システムでは、たとえば、各局が送信す
べき信号の周波数帯域に同一周波数帯を用い、各局が時
間軸上で送信すべき時間を分割して使用する時分割多元
接続方式(TDMA:Time Division Multiple Acces
s)がよく用いられる。
ることから、採用される変復調装置は、バーストモード
で動作することが必要になる。このようなバースト状に
受信される信号を復調するためには、たとえば、「TD
MA通信」(山本、加藤、電子情報通信学会、198
9)等に示されているように、各バーストの先頭位置に
設けられた搬送波再生信号(CR:Carrier Recovery)
およびクロック再生信号(BTR:Bit Timing Recover
y)などのプリアンブルを用いて、搬送波およびクロッ
クを再生する機能が必要となる。
スト信号のフォーマットの一例を示す図である。図18
に示すように、各バーストの先頭には、あらかじめ定め
られた固定長のCR信号およびBTR信号が挿入されて
いる。これらのプリアンブルは、たとえば、2相位相変
調(BPSK:Binary Phase Shift Keying)の場合、
CR信号が、無変調信号であるすべて0の系列(00…
0)となり、BTR信号が、01の系列(0101…0
1)となる。復調装置では、搬送波再生(CR)部が既
知の固定長であるCR信号を用いて搬送波位相を再生し
検波を行い、タイミング再生(BTR)部がBTR信号
を用いてクロック周波数の再生を行い、これらの結果を
用いてデータを復調する。
ストの先頭に挿入されているCR信号長が既知の固定長
となっているため、搬送波再生部における復調処理で
は、固定長のCR信号に対して最適となるパラメータを
あらかじめ設定しておき、動作を行っている。
従来の通信システムでは、各バーストの先頭に挿入され
たCR信号長が既知の固定長であることを前提としてい
るため、伝送路の状態に合わせてCR信号長を可変とす
ることができず、情報信号の伝送効率を高めることがで
きない、という問題があった。
知であるような電波監視などを目的とした通信システム
では、そのCR信号を有効に利用することができないた
め、受信信号を正確に復調することができない、という
問題があった。
って、バースト信号に挿入されている未知のCR信号の
信号長を推定可能なプリアンブル長推定回路を得ること
を目的とする。また、上記プリアンブル長推定回路を採
用することで、CR信号長に合わせた最適な復調処理を
実現する復調装置を得ることを目的とする。また、上記
復調装置を用いて、伝送路の状態に合わせてCR信号長
を変更することにより、伝送効率の向上を実現する通信
システムを得ることを目的とする。
目的を達成するために、本発明にかかるプリアンブル長
推定回路にあっては、プリアンブルとして無変調信号が
挿入された信号を受信し、当該受信信号とその受信信号
をNシンボルだけ遅延させた信号との差分処理を行うN
シンボル差分算出手段と、前記差分処理結果に対して移
動平均処理を行う移動平均フィルタ手段と、前記移動平
均処理結果を用いて信号電力を算出する電力算出手段
と、前記信号電力を用いて無変調信号の信号長を推定す
る無変調信号長推定手段と、を備えることを特徴とす
る。
路にあっては、さらに、前記電力算出手段出力の信号電
力を平滑化する平滑化手段を備え、前記無変調信号長推
定手段は、前記平滑化後の信号電力を用いて無変調信号
の信号長を推定することを特徴とする。
路にあっては、さらに、前記受信信号のサンプリング速
度を変換する速度変換部を備え、前記Nシンボル差分算
出手段は、変換後のサンプリング速度で受信した受信信
号とその受信信号をNシンボルだけ遅延させた信号との
差分処理を行うことを特徴とする。
路にあっては、さらに、前記受信信号の信号レベルを制
御するレベル制御手段を備え、前記Nシンボル差分算出
手段は、レベル制御後の受信信号とその受信信号をNシ
ンボルだけ遅延させた信号との差分処理を行うことを特
徴とする。
路にあっては、さらに、前記受信信号のリミッタ処理を
行うリミッタ手段を備え、前記Nシンボル差分算出手段
は、リミッタにより一定振幅に制御された受信信号とそ
の受信信号をNシンボルだけ遅延させた信号との差分処
理を行うことを特徴とする。
路にあっては、プリアンブルとして無変調信号が挿入さ
れた信号を受信し、当該受信信号とその受信信号を(2
N−1)シンボルだけ遅延させた信号との差分処理を行
う(2N−1)シンボル差分算出手段と、前記(2N−
1)シンボル差分算出手段による差分処理結果に対して
移動平均処理を行う第1の移動平均フィルタ手段と、前
記受信信号とその受信信号を2Nシンボルだけ遅延させ
た信号との差分処理を行う2Nシンボル差分算出手段
と、前記2Nシンボル差分算出手段による差分処理結果
に対して移動平均処理を行う第2の移動平均フィルタ手
段と、前記2つの移動平均処理結果を加算する加算手段
と、前記加算結果を用いて信号電力を算出する電力算出
手段と、前記信号電力を用いて無変調信号の信号長を推
定する無変調信号長推定手段と、を備えることを特徴と
する。
路にあっては、さらに、前記第2の移動平均フィルタ手
段による処理結果から極座標に対応した位相量を算出す
る位相量算出手段と、前記位相量を前記2Nシンボル差
分算出手段の遅延量2Nで割り算して、1シンボル間の
位相回転量を算出する位相回転量算出手段と、前記位相
回転量を直交座標に変換する直交変換手段と、前記直交
信号の複素共役信号と前記第2の移動平均フィルタ手段
による処理結果とを複素乗算する複素乗算手段と、を備
え、前記加算手段は、前記第1の移動平均フィルタ手段
による処理結果と前記複素乗算結果とを加算することを
特徴とする。
路において、前記無変調信号長推定手段は、前記信号電
力と予め規定された第1のしきい値との比較を行い、当
該信号電力が第1のしきい値以上となった時点を、無変
調信号の信号長の測定開始地点とし、その後、前記信号
電力と予め設定された第2のしきい値(第1のしきい値
≧第2のしきい値)との比較を行い、当該信号電力が第
2のしきい値未満となった時点を、無変調信号の信号長
の測定終了地点とし、前記測定開始地点から前記測定終
了地点までにかかる時間を測定し、その測定結果に基づ
いて無変調信号の信号長を推定することを特徴とする。
路において、前記無変調信号長推定手段は、前記信号電
力と予め規定された第1のしきい値との比較を行い、当
該信号電力が第1のしきい値以上となった時点を測定開
始地点とし、当該信号電力が所定比較回数にわたって連
続して第1のしきい値以上となった場合に、測定中の信
号を無変調信号と判断し、その後、前記信号電力と予め
設定された第2のしきい値(第1のしきい値≧第2のし
きい値)との比較を行い、当該信号電力が所定比較回数
にわたって連続して第2のしきい値未満となった時点
を、無変調信号の信号長の測定終了地点とし、前記測定
開始地点から前記測定終了地点までにかかる時間を測定
し、その測定結果に基づいて無変調信号の信号長を推定
することを特徴とする。
プリアンブルとして無変調信号が挿入された信号を受信
し、この受信信号に基づいて無変調信号の信号長を推定
するプリアンブル長推定回路と、前記無変調信号に基づ
いて搬送波周波数オフセットを推定する初期自動周波数
制御回路と、前記無変調信号に基づいて搬送波位相を推
定する初期搬送波再生回路と、前記推定搬送波周波数オ
フセットを用いて搬送波周波数オフセットの検出および
補償を行う自動周波数制御回路と、前記推定搬送波位相
を用いて搬送波位相の検出および補償を行う搬送波再生
回路と、前記搬送波周波数オフセットおよび搬送波位相
補償後の信号を用いてタイミング再生処理を行い、復調
データを出力する復調回路と、を備え、さらに、前記プ
リアンブル長推定回路は、前記受信信号とその受信信号
をNシンボルだけ遅延させた信号との差分処理を行うN
シンボル差分算出手段と、前記差分処理結果に対して移
動平均処理を行う移動平均フィルタ手段と、前記移動平
均処理結果を用いて信号電力を算出する電力算出手段
と、前記信号電力を用いて無変調信号の信号長を推定す
る無変調信号長推定手段と、を備えることを特徴とす
る。
記無変調信号長推定手段は、前記信号電力と予め規定さ
れた第1のしきい値との比較を行い、当該信号電力が第
1のしきい値以上となった時点を、無変調信号の信号長
の測定開始地点とし、その後、前記信号電力と予め設定
された第2のしきい値(第1のしきい値≧第2のしきい
値)との比較を行い、当該信号電力が第2のしきい値未
満となった時点を、無変調信号の信号長の測定終了地点
とし、前記測定開始地点から前記測定終了地点までにか
かる時間を測定し、その測定結果に基づいて無変調信号
の信号長を推定することを特徴とする。
記無変調信号長推定手段は、前記信号電力と予め規定さ
れた第1のしきい値との比較を行い、当該信号電力が第
1のしきい値以上となった時点を測定開始地点とし、当
該信号電力が所定比較回数にわたって連続して第1のし
きい値以上となった場合に、測定中の信号を無変調信号
と判断し、その後、前記信号電力と予め設定された第2
のしきい値(第1のしきい値≧第2のしきい値)との比
較を行い、当該信号電力が所定比較回数にわたって連続
して第2のしきい値未満となった時点を、無変調信号の
信号長の測定終了地点とし、前記測定開始地点から前記
測定終了地点までにかかる時間を測定し、その測定結果
に基づいて無変調信号の信号長を推定することを特徴と
する。
は、送信側の通信装置が、送信データに無変調信号を含
むプリアンブルを挿入するプリアンブル挿入装置と、前
記プリアンブル挿入後の信号を変調する変調装置と、前
記変調信号に対して所定の送信処理を行い、その処理結
果を送信信号として出力する送信装置と、を備え、受信
側の通信装置が、受信信号に対して所定の受信処理を行
う受信装置と、前記受信信号を復調する復調装置と、前
記復調信号からプリアンブルを除去するプリアンブル除
去装置と、を備え、さらに、前記復調装置が、前記受信
信号に基づいて無変調信号の信号長を推定するプリアン
ブル長推定回路と、前記無変調信号に基づいて搬送波周
波数オフセットを推定する初期自動周波数制御回路と、
前記無変調信号に基づいて搬送波位相を推定する初期搬
送波再生回路と、前記推定搬送波周波数オフセットを用
いて搬送波周波数オフセットの検出および補償を行う自
動周波数制御回路と、前記推定搬送波位相を用いて搬送
波位相の検出および補償を行う搬送波再生回路と、前記
搬送波周波数オフセットおよび搬送波位相補償後の信号
を用いてタイミング再生処理を行い、復調データを出力
する復調回路と、を備え、さらに、前記プリアンブル長
推定回路が、前記受信信号とその受信信号をNシンボル
だけ遅延させた信号との差分処理を行うNシンボル差分
算出手段と、前記差分処理結果に対して移動平均処理を
行う移動平均フィルタ手段と、前記移動平均処理結果を
用いて信号電力を算出する電力算出手段と、前記信号電
力を用いて無変調信号の信号長を推定する無変調信号長
推定手段と、を備えることを特徴とする。
て、前記通信装置は、前記送信側および受信側の両方の
構成と、さらに、前記復調装置により得られた復調情報
を用いて伝送路の状況を推定する伝送路推定装置と、を
備え、前記プリアンブル挿入装置は、前記伝送路推定結
果を用いて挿入するプリアンブルの信号長を決定するこ
とを特徴とする。
て、前記無変調信号長推定手段は、前記信号電力と予め
規定された第1のしきい値との比較を行い、当該信号電
力が第1のしきい値以上となった時点を、無変調信号の
信号長の測定開始地点とし、その後、前記信号電力と予
め設定された第2のしきい値(第1のしきい値≧第2の
しきい値)との比較を行い、当該信号電力が第2のしき
い値未満となった時点を、無変調信号の信号長の測定終
了地点とし、前記測定開始地点から前記測定終了地点ま
でにかかる時間を測定し、その測定結果に基づいて無変
調信号の信号長を推定することを特徴とする。
は、前記無変調信号長推定手段は、前記信号電力と予め
規定された第1のしきい値との比較を行い、当該信号電
力が第1のしきい値以上となった時点を測定開始地点と
し、当該信号電力が所定比較回数にわたって連続して第
1のしきい値以上となった場合に、測定中の信号を無変
調信号と判断し、その後、前記信号電力と予め設定され
た第2のしきい値(第1のしきい値≧第2のしきい値)
との比較を行い、当該信号電力が所定比較回数にわたっ
て連続して第2のしきい値未満となった時点を、無変調
信号の信号長の測定終了地点とし、前記測定開始地点か
ら前記測定終了地点までにかかる時間を測定し、その測
定結果に基づいて無変調信号の信号長を推定することを
特徴とする。
ブル長推定回路、復調装置、および通信システムの実施
の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実
施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
リアンブル長推定回路の実施の形態1の構成を示す図で
ある。図1において、1aはプリアンブル長推定回路で
あり、11はNシンボル差分算出部であり、12は移動
平均フィルタ部であり、13は電力算出部であり、14
はCR長測定部である。本実施の形態のプリアンブル長
推定回路では、受信信号に挿入されたCR信号の信号長
を推定する。
長推定回路1aの動作を説明する。図2は、プリアンブ
ル長推定回路1aに入力されるバースト信号のフォーマ
ットの一例を示す図である。まず、プリアンブル長推定
回路1aでは、時刻nTs(Ts:シンボル周期)の受
信信号SR(n)(=SRI(n)+jSRQ(n))とし
て、たとえば、プリアンブルであるCR信号長が未知の
バースト信号を受信する。
フセットの影響を除去するために、(1)式に示すよう
に、上記受信信号SR(n)と、その信号をNシンボル
だけ遅延させた信号であるSR(n−N)の複素共役信
号と、を複素乗算し、Nシンボル分の差分信号S
D(n)(=SDI(n)+jSDQ(n))を算出する。 SD(n)=SR(n)×SR *(n−N) …(1)
すように、Nシンボル差分算出部11から出力された差
分信号SD(n)に対して、Lタップの移動平均フィル
タによる移動平均処理を行い、移動平均処理後の信号S
F(n)(=SFI(n)+jSFQ(n))を出力する。
ベクトル合成の一例を示す図である。図3に示すよう
に、CR信号を受信している場合は、ベクトル方向がほ
ぼ一方向に向いた状態で加算されることになるため、移
動平均フィルタ部12から出力される信号は、大きな振
幅値を持つ信号となる。一方、ランダムなデータを受信
している場合は、ベクトル方向があらゆる方向を向いた
状態で加算されることになるため、移動平均フィルタ部
12から出力される信号は、小さな振幅値を持つ信号と
なる。
に、移動平均フィルタ部12から出力された信号S
F(n)を用いて信号電力P(n)を算出する。 P(n)=SFI 2(n)+SFQ 2(n) …(3)
ら出力された信号電力P(n)を用いて、CR信号の検
出およびCR信号長の推定を行う。図4は、CR長測定
部14の状態遷移の一例を示す図である。
(101)のときに、電力算出部13からの信号電力P
(n)とあらかじめ設定されたしきい値TH[1]との
比較を行う。たとえば、P(n)<TH[1](11
1)の場合、CR長測定部14では、CR未検出状態
(101)のまま状態を遷移せずにCR信号の検出を継
続する。すなわち、カウンタによるCR信号長の測定動
作を行わない。一方、P(n)≧TH[1](112)
の場合は、CR未検出状態(101)からCR検出状態
(102)へと状態を遷移し、カウンタによるCR信号
長の測定動作を開始する。
態(102)のときに、電力算出部13からの信号電力
P(n)とあらかじめ設定されたしきい値TH[2]と
の比較を行う。たとえば、P(n)≧TH[2](11
3)の場合、CR長測定部14では、CR検出状態(1
02)のまま状態を遷移せずにCR信号長の測定動作を
継続する。すなわち、カウンタの動作を継続する。一
方、P(n)<TH[2](114)の場合は、CR検
出状態(102)からCR未検出状態(101)へと状
態を遷移し、CR信号長の測定、すなわち、カウンタの
動作、を停止する。
ンタの計数値Aに基づいてCR信号長を(ATs+α)
と推定する。なお、αはしきい値TH[1],TH
[2]やフィルタのタップ数Lなどの影響を調整するた
めの補正項である。
信号長測定の一例を示す図である。図5に示すように、
電力算出部13からの信号電力P(n)は、CR信号の
受信を開始するとともに増加していく。そして、CR長
測定部14では、信号電力P(n)があらかじめ設定さ
れたしきい値TH[1]以上となった時に、CR信号長
の測定を開始する。一方、電力算出部13からの信号電
力P(n)は、CR信号の受信を終了するとともに減少
していく。そして、CR長測定部14では、信号電力P
(n)があらかじめ設定されたしきい値TH[2]未満
となった時に、CR信号長の測定を終了する。最後に、
CR長測定部14では、測定された時間からCR信号長
の推定を行い、その結果を出力する。
シンボル差分処理により周波数オフセットの影響を除去
した信号を算出した後、その信号を移動平均フィルタに
よりベクトル合成する。そして、その合成結果から得ら
れる信号電力の規則性を用いて、CR信号の継続時間を
測定することとした。すなわち、CR信号の立ち上がり
点を検出するしきい値[1]と立ち下がり点を検出する
しきい値[2]を用いて、信号電力がしきい値[1]以
上となった時点からしきい値[2]未満となった時点ま
でカウンタを動作させることとした。これにより、バー
スト信号に挿入された未知のCR信号長を正確に推定す
ることができる。
の状態遷移の一例を示す図である。実施の形態2では、
前述の実施の形態1と異なる方法で、受信信号に挿入さ
れたCR信号の信号長を推定する。なお、実施の形態2
におけるプリアンブル長推定回路の構成については、前
述した実施の形態1と同様であるため、同一の符号を付
してその説明を省略する。
定回路の動作を説明する。なお、本実施の形態では、前
述の実施の形態1と異なる動作についてのみ説明する。
CR長測定部14では、電力算出部13から出力された
信号電力P(n)を用いて、CR信号の検出およびCR
信号長の推定を行う。
(201)のときに、電力算出部13からの信号電力P
(n)とあらかじめ設定されたしきい値TH[1]との
比較を行う。たとえば、P(n)<TH[1](21
1)の場合、CR長測定部14では、CR未検出状態
(201)のまま状態を遷移せずにCR信号の検出を継
続する。すなわち、カウンタによるCR信号長の測定動
作は行わない。一方、P(n)≧TH[1](212)
の場合は、CR未検出状態(201)から後方保護状態
(202)へと状態を遷移し、カウンタによるCR信号
長の測定を開始する。
態(202)のときに、P(n)≧TH[1]が予め規
定された所定回数にわたって連続して成立した場合(2
13)、後方保護状態(202)からCR検出状態(2
03)へと状態を遷移し、カウンタによるCR信号長の
測定動作を継続する。一方、P(n)<TH[1](2
14)の場合は、後方保護状態(202)からCR未検
出状態(201)へと状態を遷移し、CR信号長の測定
を終了する。すなわち、カウンタの動作を停止する。
態(203)のときに、電力算出部13からの信号電力
P(n)とあらかじめ設定されたしきい値TH[2]と
の比較を行う。たとえば、P(n)≧TH[2](21
5)の場合、CR長測定部14では、CR検出状態(2
03)のまま状態を遷移せずにCR信号長の測定動作を
継続する。すなわち、カウンタの動作を継続する。一
方、P(n)<TH[2](216)の場合は、CR検
出状態(203)から前方保護状態(204)へと状態
を遷移し、CR信号長の測定を継続する。すなわち、カ
ウンタの動作を継続する。
態(204)のときに、P(n)≧TH[2](21
7)の場合、前方保護状態(204)からCR検出状態
(203)へと状態を遷移し、CR信号長の測定を継続
する。すなわち、カウンタの動作を継続する。一方、P
(n)<TH[2]が予め規定された所定回数にわたっ
て連続して成立した場合(218)は、前方保護状態
(204)からCR未検出状態(201)へと状態を遷
移し、CR信号長の測定を終了する。すなわち、カウン
タの動作を停止する。
R未検出状態とCR検出状態の間に、後方保護状態およ
び前方保護状態を設けたため、CR信号の誤検出確率や
不検出確率を低減することが可能となる。また、バース
ト信号に挿入されている未知のCR信号長をより正確に
推定することができる。
リアンブル長推定回路の実施の形態3の構成を示す図で
ある。図7において、1bはプリアンブル長推定回路で
あり、15は平滑化フィルタ部である。なお、前述の実
施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して
その説明を省略する。
長推定回路の動作を説明する。なお、本実施の形態で
は、前述の実施の形態1または2と異なる動作について
のみ説明する。本実施の形態では、電力算出部13の後
段に、電力算出部13から出力される信号電力P(n)
を平滑化する平滑化フィルタ部15を備え、信号電力P
(n)を平滑化フィルタ部15により平滑化した後、そ
の平滑化された信号電力<P(n)>をCR長測定部1
4に入力する。すなわち、平滑化フィルタ部15の処理
は、平滑化に用いるサンプル数をMとすると、(4)式
のように表すことができる。
力算出部の後段に平滑化フィルタ部を備え、電力算出部
からの信号電力を平滑化フィルタにより平滑化し、平滑
化後の信号をCR長測定部の入力信号としたため、雑音
の影響によるCR長推定誤差を低減することができる。
リアンブル長推定回路の実施の形態4の構成を示す図で
ある。図8において、1cはプリアンブル長推定回路で
あり、16は速度変換部である。なお、先に説明した実
施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して
その説明を省略する。
長推定回路の動作を説明する。なお、本実施の形態で
は、前述の実施の形態1または2と異なる動作について
のみ説明する。本実施の形態では、Nシンボル差分算出
部11の前段に速度変換部16を備え、速度変換部16
では、たとえば、N倍オーバサンプリングされたIc
h,Qchデータを1倍オーバサンプリングデータに変
換して、すなわち、シンボル速度のIch,Qchデー
タに変換して出力する。
シンボル差分算出部の前段に速度変換部を備え、N倍オ
ーバサンプリングされたIch,Qchデータをシンボ
ル速度のIch,Qchデータに変換することとした。
これにより、プリアンブル長推定回路の動作速度を低減
することが可能となるため、H/W規模の縮小やS/W演
算量の低減を実現することができる。
リアンブル長推定回路の実施の形態5の構成を示す図で
ある。図9において、1dはプリアンブル長推定回路で
あり、17はレベル制御部である。なお、先に説明した
実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付し
てその説明を省略する。
長推定回路の動作を説明する。なお、本実施の形態で
は、前述の実施の形態1または2と異なる動作について
のみ説明する。本実施の形態では、Nシンボル差分算出
部11の前段にレベル制御部17を備え、レベル制御部
17では、受け取ったIch,Qchデータの信号レベ
ルを算出し、その算出結果を用いてIch,Qchデー
タの信号レベルのレベル変換を行うことで、Nシンボル
差分算出部11の入力で信号レベルが一定となるように
している。
シンボル差分算出部の前段にレベル制御部を備え、レベ
ル制御部に入力されたIch,Qchデータの信号レベ
ルをNシンボル差分算出部の入力で一定となるように制
御している。これにより、CR長測定部におけるしきい
値の設定を受信信号レベルによらず一定値とすることが
できるため、しきい値設定の簡略化を実現することがで
きる。
プリアンブル長推定回路の実施の形態6の構成を示す図
である。図10において、1eはプリアンブル長推定回
路であり、18はリミッタ部である。なお、先に説明し
た実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付
してその説明を省略する。
長推定回路の動作を説明する。なお、本実施の形態で
は、前述の実施の形態1または2と異なる動作について
のみ説明する。本実施の形態では、Nシンボル差分算出
部11の前段にリミッタ部18を備え、リミッタ部18
では、リミッタを用いて、Nシンボル差分算出部11に
対して出力するIch,Qchデータの信号レベルが一
定となるように制御している。
シンボル差分算出部の前段にリミッタ部を備え、リミッ
タを用いて、Nシンボル差分算出部に対して出力するI
ch,Qchデータの信号レベルが一定となるように制
御しているため、前述の実施の形態5にて示したレベル
制御による構成よりもさらに簡単な構成でしきい値を設
定できる。
プリアンブル長推定回路の実施の形態7の構成を示す図
である。図11において、1fはプリアンブル長推定回
路であり、19は(2N−1)シンボル差分算出部であ
り、20,22は移動平均フィルタ部であり、21は2
Nシンボル差分算出部であり、23は加算部である。な
お、先に説明した実施の形態1と同様の構成については
同一の符号を付してその説明を省略する。
長推定回路の動作を説明する。なお、本実施の形態で
は、前述の実施の形態1または2と異なる動作について
のみ説明する。
入力されるバースト信号のフォーマットの一例を示す図
である。まず、プリアンブル長推定回路1fでは、時刻
nTs(Ts:シンボル周期)の受信信号SR(n)(=
SRI(n)+jSRQ(n))として、たとえば、プリア
ンブルであるCR信号長が未知の信号、およびBTR信
号を受信する。
は、周波数オフセットの影響を除去するために、(5)
式に示すように、上記受信信号SR(n)と、その信号
を(2N−1)シンボルだけ遅延させた信号であるSR
(n−2N+1)の複素共役信号と、を複素乗算し、
(2N−1)シンボル分の差分信号SD1(n)(=S
D1I(n)+jSD1Q(n))を算出する。 SD1(n)=SR(n)×SR *(n−2N+1) …(5)
示すように、(2N−1)シンボル差分算出部19から
出力された差分信号SD1(n)に対して、L[1]タッ
プの移動平均フィルタによる移動平均処理を行い、移動
平均処理後の信号SF1(n)(=SF1I(n)+jSF1Q
(n))を出力する。
周波数オフセットの影響を除去するために、(7)式に
示すように、受信信号SR(n)(=SRI(n)+jS
RQ(n))と、その信号を2Nシンボルだけ遅延させた
信号であるSR(n−2N)の複素共役信号と、を複素
乗算し、2Nシンボル分の差分信号SD2(n)(=SD2
I(n)+jSD2Q(n))を算出する。 SD2(n)=SR(n)×SR *(n−2N) …(7)
示すように、2Nシンボル差分算出部21から出力され
た差分信号SD2(n)に対して、L[2]タップの移動
平均フィルタによる移動平均処理を行い、移動平均処理
後の信号SF2(n)(=SF2 I(n)+jSF2Q(n))
を出力する。
におけるベクトル合成出力の一例を示す図である。図1
3に示すように、CR信号を受信している場合は、ベク
トル方向がほぼ一方向に向いた状態で加算されることに
なるため、移動平均フィルタ部20,22から出力され
る信号を加算した加算部23の出力は、大きな振幅値を
持つ信号となる。一方、BTR信号を受信している場合
は、ベクトル方向がほぼ逆方向を向いた状態で加算され
ることになるため、移動平均フィルタ部20,22から
出力される信号を加算した加算部23の出力は、小さな
振幅値を持つ信号となる。
(2N−1)シンボル分の差分信号を移動平均フィルタ
によりベクトル合成した信号と、2Nシンボル分の差分
信号を移動平均フィルタによりベクトル合成した信号
と、を加算するようにした。これにより、プリアンブル
として、CR信号に引き続きBTR信号が付加されてい
る場合においても、CR信号の電力を大きくし、BTR
信号の電力を小さくすることができるため、バースト信
号に挿入されている未知のCR信号長を正確に推定する
ことができる。
プリアンブル長推定回路の実施の形態8の構成を示す図
である。図14において、1gはプリアンブル長推定回
路であり、24は位相変換部であり、25は割算部であ
り、26は直交変換部であり、27は複素乗算部であ
る。なお、先に説明した実施の形態1または7と同様の
構成については同一の符号を付してその説明を省略す
る。
長推定回路の動作を説明する。なお、本実施の形態で
は、前述の実施の形態1、2または7と異なる動作につ
いてのみ説明する。
に、移動平均フィルタ部22出力の移動平均処理後信号
SF2(n)(=SF2I(n)+jSF2Q(n))から極座標
に対応した位相量θを算出する。 θ=tan-1(SF2Q(n)/SF2I(n)) …(9) ただし、−180°≦θ<180°である。
に、位相変換部24出力の位相量θを2Nシンボル差分
算出部21における遅延量2Nで割り算して、1シンボ
ル間の位相回転量を算出する。 Δθ=θ/(2N) …(10)
された1シンボル間の位相回転量Δθを直交座標に変換
する。複素乗算部27では、(11)式に示すように、
移動平均フィルタ部22出力の移動平均処理後信号SF2
(n)と、直交変換部26出力の信号SA(n)(=S
AI(n)+jSAQ(n))の複素共役信号と、の複素乗
算を行い、1シンボル間の位相回転量Δθを補償した信
号SF2A(n)を算出する。 SF2A(n)=SF2(n)×SA *(n) (SA(n)=cos(Δθ)+j×sin(Δθ)) …(11)
された移動平均処理後信号SF2(n)を1シンボル間の
位相回転量Δθだけ補償するようにしたため、CR信号
を受信している場合は、ベクトル方向が一方向に向いた
状態で加算されることになり、加算部23の出力は、大
きな振幅値を持つ信号となる。一方、BTR信号を受信
している場合は、ベクトル方向が逆方向を向いた状態で
加算されることになり、加算部23の出力は、小さな振
幅値を持つ信号となる。
Nシンボル分の差分信号を移動平均フィルタによりベク
トル合成し、そのベクトル合成信号を1シンボル間の位
相回転量だけ補償する。そして、位相補償後のベクトル
合成信号を(2N−1)シンボル差分のベクトル合成信
号と加算することとした。これにより、プリアンブルと
して、CR信号に引き続きBTR信号が付加されてお
り、さらに、そのプリアンブルに含まれる周波数オフセ
ット量が大きい場合においても、CR信号の電力を大き
くし、BTR信号の電力を小さくすることができるた
め、バースト信号に挿入されている未知のCR信号長を
正確に推定することができる。
復調装置の構成を示す図である。図15において、50
は復調装置であり、1a〜1gは先に説明した実施の形
態1から8のプリアンブル長推定回路であり、51は自
動利得制御(AGC)部であり、52は波形整形フィル
タ部であり、53はレベル検出部であり、54は初期自
動周波数制御(AFC)/搬送波再生(CR)部であ
り、55は自動周波数制御(AFC)/搬送波再生(C
R)部であり、56はビットタイミング再生(BTR)
部である。
なお、本実施の形態では、説明の便宜上、プリアンブル
長推定回路1aを用いて復調装置の動作を説明する。A
GC部51では、後述するレベル検出部53から出力さ
れる信号レベルの情報を用いて、出力信号の振幅レベル
が一定になるように制御する。波形整形フィルタ部52
は、AGC部51から出力された信号をルートナイキス
トフィルタなどの波形整形フィルタによりフィルタリン
グ処理を行い、フィルタリング処理後の信号を出力す
る。
号に挿入されているCR信号の信号長を先に説明したよ
うに推定し、その推定結果を出力する。初期AFC/C
R部54では、プリアンブル長推定回路1aで推定され
たCR信号長に基づいて、搬送波周波数オフセットおよ
び搬送波位相を推定する。AFC/CR部55では、初
期AFC/CR部54で推定された搬送波周波数オフセ
ットおよび搬送波位相を初期値として、AFCによる搬
送波周波数オフセットの検出と補償、およびCR信号に
よる搬送波位相の検出と補償、を行う。
ら出力された搬送波周波数オフセットおよび搬送波位相
が補償された信号を用いてタイミング再生処理を行い、
復調データを出力する。
装置内に先に説明した実施の形態1〜8のいずれか1つ
のプリアンブル長推定回路を備え、受信信号に挿入され
ているCR信号長を推定し、その推定結果を用いて復調
処理を行うこととした。これにより、受信側でCR信号
長が未知であってもCR信号長に応じた最適な復調処理
を行うことができる。
る実施の形態10の通信システムの構成を示す図であ
る。図16において、101はプリアンブル挿入装置で
あり、102は変調装置であり、103は送信装置であ
り、104は受信装置であり、50は前述した実施の形
態9の復調装置であり、105はプリアンブル除去装置
である。この通信システムでは、送信側でプリアンブル
を挿入し、受信側で受信信号に挿入されているCR信号
長を推定し、復調処理を行う。
ムの動作を説明する。プリアンブル挿入装置101で
は、送信データに対して、受信側にてその信号長が未知
のCR信号を含むプリアンブルを挿入する。変調装置1
02では、プリアンブル挿入装置101から出力された
信号に対して、BPSKなどの変調処理を行い、変調信
号を出力する。送信装置103では、変調装置102か
ら出力された変調信号に対して、周波数変換などの送信
処理を行い、送信信号として出力する。
周波数変換などの受信処理を行う。復調装置50では、
前述した実施の形態9のとおり、受信信号に挿入されて
いるCR信号の信号長を推定し、その後、復調処理を行
い、復調データを出力する。プリアンブル除去装置10
5では、復調装置50出力の復調データからプリアンブ
ルを除去し、受信データを出力する。
号長が未知のCR信号を含むプリアンブルが挿入されて
いる場合であっても、受信側の復調装置が、受信信号に
挿入されているCR信号の信号長を推定し、その推定結
果を用いて復調処理を行うこととした。これにより、受
信側でCR信号長が不明であっても、CR信号長に応じ
た最適な復調処理を行うことができる。
る実施の形態11の通信システムの構成を示す図であ
る。図17において、106は伝送路推定装置である。
なお、先に説明した実施の形態10と同様の構成につい
ては同一の符号を付してその説明を省略する。
ムの動作を説明する。なお、本実施の形態では、前述の
実施の形態10と異なる動作についてのみ説明する。伝
送路推定装置106では、復調装置50により得られた
復調情報を用いて、伝送路等の情報、たとえば、信号電
力対雑音電力(SN)比,搬送波周波数オフセット量な
どを推定し、その推定結果を用いて送信データに挿入す
るCR信号の信号長を決定する。たとえば、無線局Aの
伝送路推定装置106が、受信信号のSN比が低く伝送
路の状況が悪いと判断した場合には、無線局Bにおける
伝送路状況も同様に悪いことが想定されるため、プリア
ンブルにおけるCR信号長を長くする。一方、受信信号
のSN比が高く伝送路の状況が良いと判断した場合に
は、無線局Bにおける伝送路状況も同様に良いことが想
定されるため、プリアンブルにおけるCR信号長を短く
する。なお、無線局Bの伝送路推定装置106において
も上記と同様の処理を行う。
送路の状況に応じてプリアンブルにおけるCR信号の信
号長を変更しているため、効率的な情報伝送を行うこと
ができる。
ば、Nシンボル差分処理により周波数オフセットの影響
を除去した信号を算出した後、その信号を移動平均フィ
ルタによりベクトル合成する。そして、その合成結果か
ら得られる信号電力の規則性を用いて、無変調信号の継
続時間を測定することとした。これにより、バースト信
号に挿入された未知の無変調信号長を正確に推定するこ
とができる、という効果を奏する。
信号電力を平滑化フィルタにより平滑化し、平滑化後の
信号を無変調信号長推定手段の入力信号としたため、雑
音の影響による無変調信号長推定誤差を低減することが
できる、という効果を奏する。
ングされたIch,Qchデータをシンボル速度のIc
h,Qchデータに変換することとした。これにより、
プリアンブル長推定回路の動作速度を低減することが可
能となるため、H/W規模の縮小やS/W演算量の低減を
実現することができる、という効果を奏する。
力されたIch,Qchデータの信号レベルをNシンボ
ル差分算出手段の入力で一定となるように制御してい
る。これにより、無変調信号長推定手段におけるしきい
値の設定を受信信号レベルによらず一定値とすることが
できるため、しきい値設定の簡略化を実現することがで
きる、という効果を奏する。
Nシンボル差分算出手段に対して出力するIch,Qc
hデータの信号レベルが一定となるように制御している
ため、さらに簡単な構成でしきい値を設定できる、とい
う効果を奏する。
ル分の差分信号を移動平均フィルタによりベクトル合成
した信号と、2Nシンボル分の差分信号を移動平均フィ
ルタによりベクトル合成した信号と、を加算するように
した。これにより、プリアンブルとして、CR信号に引
き続きBTR信号が付加されている場合においても、C
R信号の電力を大きくし、BTR信号の電力を小さくす
ることができるため、バースト信号に挿入されている未
知のCR信号長を正確に推定することができる、という
効果を奏する。
分信号を移動平均フィルタによりベクトル合成し、その
ベクトル合成信号を1シンボル間の位相回転量だけ補償
する。そして、位相補償後のベクトル合成信号を(2N
−1)シンボル差分のベクトル合成信号と加算すること
とした。これにより、プリアンブルとして、CR信号に
引き続きBTR信号が付加されており、さらに、そのプ
リアンブルに含まれる周波数オフセット量が大きい場合
においても、CR信号の電力を大きくし、BTR信号の
電力を小さくすることができるため、バースト信号に挿
入されている未知のCR信号長を正確に推定することが
できる、という効果を奏する。
により周波数オフセットの影響を除去した信号を算出し
た後、その信号を移動平均フィルタによりベクトル合成
する。そして、その合成結果から得られる信号電力の規
則性を用いて、無変調信号の継続時間を測定することと
した。すなわち、無変調信号の立ち上がり点を検出する
しきい値[1]と立ち下がり点を検出するしきい値
[2]を用いて、信号電力がしきい値[1]以上となっ
た時点からしきい値[2]未満となった時点までカウン
タを動作させることとした。これにより、バースト信号
に挿入された未知の無変調信号長を正確に推定すること
ができる、という効果を奏する。
号未検出状態と無変調信号検出状態の間に、後方保護状
態および前方保護状態を設けたため、無変調信号の誤検
出確率や不検出確率を低減できる、という効果を奏す
る。また、バースト信号に挿入されている未知の無変調
信号長をより正確に推定することができる、という効果
を奏する。
ンブル長推定回路を備え、受信信号に挿入されている無
変調信号長を推定し、その推定結果を用いて復調処理を
行うこととした。これにより、受信側で無変調信号長が
未知であっても無変調信号長に応じた最適な復調処理を
行うことができる、という効果を奏する。
により周波数オフセットの影響を除去した信号を算出し
た後、その信号を移動平均フィルタによりベクトル合成
する。そして、その合成結果から得られる信号電力の規
則性を用いて、無変調信号の継続時間を測定することと
した。すなわち、無変調信号の立ち上がり点を検出する
しきい値[1]と立ち下がり点を検出するしきい値
[2]を用いて、信号電力がしきい値[1]以上となっ
た時点からしきい値[2]未満となった時点までカウン
タを動作させることとした。これにより、バースト信号
に挿入された未知の無変調信号長を正確に推定すること
ができる、という効果を奏する。
号未検出状態と無変調信号検出状態の間に、後方保護状
態および前方保護状態を設けたため、無変調信号の誤検
出確率や不検出確率を低減できる、という効果を奏す
る。また、バースト信号に挿入されている未知の無変調
信号長をより正確に推定することができる、という効果
を奏する。
調信号を含むプリアンブルが挿入されている場合であっ
ても、受信側の復調装置が、受信信号に挿入されている
無変調信号の信号長を推定し、その推定結果を用いて復
調処理を行うこととした。これにより、受信側で無変調
信号長が不明であっても、無変調信号長に応じた最適な
復調処理を行うことができる、という効果を奏する。
てプリアンブルにおける無変調信号の信号長を変更して
いるため、効率的な情報伝送を行うことができる、とい
う効果を奏する。
により周波数オフセットの影響を除去した信号を算出し
た後、その信号を移動平均フィルタによりベクトル合成
する。そして、その合成結果から得られる信号電力の規
則性を用いて、無変調信号の継続時間を測定することと
した。すなわち、無変調信号の立ち上がり点を検出する
しきい値[1]と立ち下がり点を検出するしきい値
[2]を用いて、信号電力がしきい値[1]以上となっ
た時点からしきい値[2]未満となった時点までカウン
タを動作させることとした。これにより、バースト信号
に挿入された未知の無変調信号長を正確に推定すること
ができる、という効果を奏する。
号未検出状態と無変調信号検出状態の間に、後方保護状
態および前方保護状態を設けたため、無変調信号の誤検
出確率や不検出確率を低減できる、という効果を奏す
る。また、バースト信号に挿入されている未知の無変調
信号長をより正確に推定することができる、という効果
を奏する。
施の形態1および2の構成を示す図である。
ト信号のフォーマットの一例を示す図である。
成の一例を示す図である。
である。
例を示す図である。
である。
施の形態3の構成を示す図である。
施の形態4の構成を示す図である。
施の形態5の構成を示す図である。
実施の形態6の構成を示す図である。
実施の形態7の構成を示す図である。
スト信号のフォーマットの一例を示す図である。
出力の一例を示す図である。
実施の形態8の構成を示す図である。
ある。
テムの構成を示す図である。
テムの構成を示す図である。
フォーマットの一例を示す図である。
ブル長推定回路、11Nシンボル差分算出部、12 移
動平均フィルタ部、13 電力算出部、14CR長測定
部、15 平滑化フィルタ部、16 速度変換部、17
レベル制御部、18 リミッタ部、19 (2N−
1)シンボル差分算出部、20,22移動平均フィルタ
部、21 2Nシンボル差分算出部、23 加算部、2
4位相変換部、25 割算部、26 直交変換部、27
複素乗算部、50 復調装置、51 自動利得制御
(AGC)部、52 波形整形フィルタ部、53 レベ
ル検出部、54 初期自動周波数制御(AFC)/搬送
波再生(CR)部、55 自動周波数制御(AFC)/
搬送波再生(CR)部、56 ビットタイミング再生
(BTR)部、101 プリアンブル挿入装置、102
変調装置、103 送信装置、104 受信装置、1
05 プリアンブル除去装置、106 伝送路推定装
置。
Claims (16)
- 【請求項1】 プリアンブルとして無変調信号が挿入さ
れた信号を受信し、当該受信信号とその受信信号をNシ
ンボルだけ遅延させた信号との差分処理を行うNシンボ
ル差分算出手段と、 前記差分処理結果に対して移動平均処理を行う移動平均
フィルタ手段と、 前記移動平均処理結果を用いて信号電力を算出する電力
算出手段と、 前記信号電力を用いて無変調信号の信号長を推定する無
変調信号長推定手段と、 を備えることを特徴とするプリアンブル長推定回路。 - 【請求項2】 さらに、前記電力算出手段出力の信号電
力を平滑化する平滑化手段を備え、 前記無変調信号長推定手段は、前記平滑化後の信号電力
を用いて無変調信号の信号長を推定することを特徴とす
る請求項1に記載のプリアンブル長推定回路。 - 【請求項3】 さらに、前記受信信号のサンプリング速
度を変換する速度変換部を備え、 前記Nシンボル差分算出手段は、変換後のサンプリング
速度で受信した受信信号とその受信信号をNシンボルだ
け遅延させた信号との差分処理を行うことを特徴とする
請求項1に記載のプリアンブル長推定回路。 - 【請求項4】 さらに、前記受信信号の信号レベルを制
御するレベル制御手段を備え、 前記Nシンボル差分算出手段は、レベル制御後の受信信
号とその受信信号をNシンボルだけ遅延させた信号との
差分処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のプリ
アンブル長推定回路。 - 【請求項5】 さらに、前記受信信号のリミッタ処理を
行うリミッタ手段を備え、 前記Nシンボル差分算出手段は、リミッタにより一定振
幅に制御された受信信号とその受信信号をNシンボルだ
け遅延させた信号との差分処理を行うことを特徴とする
請求項1に記載のプリアンブル長推定回路。 - 【請求項6】 プリアンブルとして無変調信号が挿入さ
れた信号を受信し、当該受信信号とその受信信号を(2
N−1)シンボルだけ遅延させた信号との差分処理を行
う(2N−1)シンボル差分算出手段と、 前記(2N−1)シンボル差分算出手段による差分処理
結果に対して移動平均処理を行う第1の移動平均フィル
タ手段と、 前記受信信号とその受信信号を2Nシンボルだけ遅延さ
せた信号との差分処理を行う2Nシンボル差分算出手段
と、 前記2Nシンボル差分算出手段による差分処理結果に対
して移動平均処理を行う第2の移動平均フィルタ手段
と、 前記2つの移動平均処理結果を加算する加算手段と、 前記加算結果を用いて信号電力を算出する電力算出手段
と、 前記信号電力を用いて無変調信号の信号長を推定する無
変調信号長推定手段と、 を備えることを特徴とするプリアンブル長推定回路。 - 【請求項7】 さらに、前記第2の移動平均フィルタ手
段による処理結果から極座標に対応した位相量を算出す
る位相量算出手段と、 前記位相量を前記2Nシンボル差分算出手段の遅延量2
Nで割り算して、1シンボル間の位相回転量を算出する
位相回転量算出手段と、 前記位相回転量を直交座標に変換する直交変換手段と、 前記直交信号の複素共役信号と前記第2の移動平均フィ
ルタ手段による処理結果とを複素乗算する複素乗算手段
と、 を備え、 前記加算手段は、前記第1の移動平均フィルタ手段によ
る処理結果と前記複素乗算結果とを加算することを特徴
とする請求項6に記載のプリアンブル長推定回路。 - 【請求項8】 前記無変調信号長推定手段は、 前記信号電力と予め規定された第1のしきい値との比較
を行い、当該信号電力が第1のしきい値以上となった時
点を、無変調信号の信号長の測定開始地点とし、 その後、前記信号電力と予め設定された第2のしきい値
(第1のしきい値≧第2のしきい値)との比較を行い、
当該信号電力が第2のしきい値未満となった時点を、無
変調信号の信号長の測定終了地点とし、 前記測定開始地点から前記測定終了地点までにかかる時
間を測定し、その測定結果に基づいて無変調信号の信号
長を推定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか
一つに記載のプリアンブル長推定回路。 - 【請求項9】 前記無変調信号長推定手段は、 前記信号電力と予め規定された第1のしきい値との比較
を行い、当該信号電力が第1のしきい値以上となった時
点を測定開始地点とし、 当該信号電力が所定比較回数にわたって連続して第1の
しきい値以上となった場合に、測定中の信号を無変調信
号と判断し、 その後、前記信号電力と予め設定された第2のしきい値
(第1のしきい値≧第2のしきい値)との比較を行い、
当該信号電力が所定比較回数にわたって連続して第2の
しきい値未満となった時点を、無変調信号の信号長の測
定終了地点とし、 前記測定開始地点から前記測定終了地点までにかかる時
間を測定し、その測定結果に基づいて無変調信号の信号
長を推定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか
一つに記載のプリアンブル長推定回路。 - 【請求項10】 プリアンブルとして無変調信号が挿入
された信号を受信し、この受信信号に基づいて無変調信
号の信号長を推定するプリアンブル長推定回路と、 前記無変調信号に基づいて搬送波周波数オフセットを推
定する初期自動周波数制御回路と、 前記無変調信号に基づいて搬送波位相を推定する初期搬
送波再生回路と、 前記推定搬送波周波数オフセットを用いて搬送波周波数
オフセットの検出および補償を行う自動周波数制御回路
と、 前記推定搬送波位相を用いて搬送波位相の検出および補
償を行う搬送波再生回路と、 前記搬送波周波数オフセットおよび搬送波位相補償後の
信号を用いてタイミング再生処理を行い、復調データを
出力する復調回路と、 を備え、 さらに、前記プリアンブル長推定回路は、 前記受信信号とその受信信号をNシンボルだけ遅延させ
た信号との差分処理を行うNシンボル差分算出手段と、 前記差分処理結果に対して移動平均処理を行う移動平均
フィルタ手段と、 前記移動平均処理結果を用いて信号電力を算出する電力
算出手段と、 前記信号電力を用いて無変調信号の信号長を推定する無
変調信号長推定手段と、 を備えることを特徴とする復調装置。 - 【請求項11】 前記無変調信号長推定手段は、 前記信号電力と予め規定された第1のしきい値との比較
を行い、当該信号電力が第1のしきい値以上となった時
点を、無変調信号の信号長の測定開始地点とし、 その後、前記信号電力と予め設定された第2のしきい値
(第1のしきい値≧第2のしきい値)との比較を行い、
当該信号電力が第2のしきい値未満となった時点を、無
変調信号の信号長の測定終了地点とし、 前記測定開始地点から前記測定終了地点までにかかる時
間を測定し、その測定結果に基づいて無変調信号の信号
長を推定することを特徴とする請求項10に記載の復調
装置。 - 【請求項12】 前記無変調信号長推定手段は、 前記信号電力と予め規定された第1のしきい値との比較
を行い、当該信号電力が第1のしきい値以上となった時
点を測定開始地点とし、 当該信号電力が所定比較回数にわたって連続して第1の
しきい値以上となった場合に、測定中の信号を無変調信
号と判断し、 その後、前記信号電力と予め設定された第2のしきい値
(第1のしきい値≧第2のしきい値)との比較を行い、
当該信号電力が所定比較回数にわたって連続して第2の
しきい値未満となった時点を、無変調信号の信号長の測
定終了地点とし、 前記測定開始地点から前記測定終了地点までにかかる時
間を測定し、その測定結果に基づいて無変調信号の信号
長を推定することを特徴とする請求項10に記載の復調
装置。 - 【請求項13】 送信側の通信装置が、 送信データに無変調信号を含むプリアンブルを挿入する
プリアンブル挿入装置と、 前記プリアンブル挿入後の信号を変調する変調装置と、 前記変調信号に対して所定の送信処理を行い、その処理
結果を送信信号として出力する送信装置と、 を備え、 受信側の通信装置が、 受信信号に対して所定の受信処理を行う受信装置と、 前記受信信号を復調する復調装置と、 前記復調信号からプリアンブルを除去するプリアンブル
除去装置と、 を備え、 さらに、前記復調装置が、 前記受信信号に基づいて無変調信号の信号長を推定する
プリアンブル長推定回路と、 前記無変調信号に基づいて搬送波周波数オフセットを推
定する初期自動周波数制御回路と、 前記無変調信号に基づいて搬送波位相を推定する初期搬
送波再生回路と、 前記推定搬送波周波数オフセットを用いて搬送波周波数
オフセットの検出および補償を行う自動周波数制御回路
と、 前記推定搬送波位相を用いて搬送波位相の検出および補
償を行う搬送波再生回路と、 前記搬送波周波数オフセットおよび搬送波位相補償後の
信号を用いてタイミング再生処理を行い、復調データを
出力する復調回路と、 を備え、 さらに、前記プリアンブル長推定回路が、 前記受信信号とその受信信号をNシンボルだけ遅延させ
た信号との差分処理を行うNシンボル差分算出手段と、 前記差分処理結果に対して移動平均処理を行う移動平均
フィルタ手段と、 前記移動平均処理結果を用いて信号電力を算出する電力
算出手段と、 前記信号電力を用いて無変調信号の信号長を推定する無
変調信号長推定手段と、 を備えることを特徴とする通信システム。 - 【請求項14】 前記通信装置は、 前記送信側および受信側の両方の構成と、 さらに、前記復調装置により得られた復調情報を用いて
伝送路の状況を推定する伝送路推定装置と、 を備え、 前記プリアンブル挿入装置は、前記伝送路推定結果を用
いて挿入するプリアンブルの信号長を決定することを特
徴とする請求項13に記載の通信システム。 - 【請求項15】 前記無変調信号長推定手段は、 前記信号電力と予め規定された第1のしきい値との比較
を行い、当該信号電力が第1のしきい値以上となった時
点を、無変調信号の信号長の測定開始地点とし、 その後、前記信号電力と予め設定された第2のしきい値
(第1のしきい値≧第2のしきい値)との比較を行い、
当該信号電力が第2のしきい値未満となった時点を、無
変調信号の信号長の測定終了地点とし、 前記測定開始地点から前記測定終了地点までにかかる時
間を測定し、その測定結果に基づいて無変調信号の信号
長を推定することを特徴とする請求項13または14に
記載の通信システム。 - 【請求項16】 前記無変調信号長推定手段は、 前記信号電力と予め規定された第1のしきい値との比較
を行い、当該信号電力が第1のしきい値以上となった時
点を測定開始地点とし、 当該信号電力が所定比較回数にわたって連続して第1の
しきい値以上となった場合に、測定中の信号を無変調信
号と判断し、 その後、前記信号電力と予め設定された第2のしきい値
(第1のしきい値≧第2のしきい値)との比較を行い、
当該信号電力が所定比較回数にわたって連続して第2の
しきい値未満となった時点を、無変調信号の信号長の測
定終了地点とし、 前記測定開始地点から前記測定終了地点までにかかる時
間を測定し、その測定結果に基づいて無変調信号の信号
長を推定することを特徴とする請求項13または14に
記載の通信システム。
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---|---|---|---|
JP2001145017A JP3920043B2 (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | プリアンブル長推定回路、復調装置、および通信システム |
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JP2001145017A JP3920043B2 (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | プリアンブル長推定回路、復調装置、および通信システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002344552A true JP2002344552A (ja) | 2002-11-29 |
JP3920043B2 JP3920043B2 (ja) | 2007-05-30 |
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JP (1) | JP3920043B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005020578A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Japan Radio Co Ltd | 無線通信装置 |
JP2009279603A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Teac Corp | プレス工程の荷重変曲点検出方法及び装置 |
-
2001
- 2001-05-15 JP JP2001145017A patent/JP3920043B2/ja not_active Expired - Fee Related
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