JP2002344344A - 移動体tv用信号受信装置 - Google Patents

移動体tv用信号受信装置

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JP2002344344A
JP2002344344A JP2001144391A JP2001144391A JP2002344344A JP 2002344344 A JP2002344344 A JP 2002344344A JP 2001144391 A JP2001144391 A JP 2001144391A JP 2001144391 A JP2001144391 A JP 2001144391A JP 2002344344 A JP2002344344 A JP 2002344344A
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signal
circuit
receiver
antenna
coupling
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Takeshi Fujii
健史 藤井
Hiroaki Ozeki
浩明 尾関
Kiminobu Furukawa
仁信 古川
Masakatsu Yasuda
雅克 安田
Akira Fujishima
明 藤島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強電界な環境であっても、映像や音声の悪化
の原因になる信号歪みを抑え、良好な受信状態を確保す
ることができる優れた移動体TV用信号受信装置及び移
動体通信用信号受信装置を提供する。 【解決手段】 アンテナ10から受信する信号から映像
・音声信号を端子90に出力する移動体TV用信号受信
装置において、現在受信している信号状態から強電界環
境であると判断した場合は、制御回路70によって、ア
ンテナ10と、高周波チューナ回路を含む受信機50を
接続する結合回路30をオフすることで、アンテナと受
信機の間の伝送路40自体が筐体やICカバー等の要因
で電力レベルの下がったTV放送信号を直接得るように
構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、ノート
PC、PDAなどに搭載される単一アンテナで構成する
移動体TV放送信号受信装置で、特に低電圧3V以下で
動作する移動体TV用信号受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の移動体TV用受信装置
の構成例を示している。図12において、10,11,
12,13は特に自動車などの車両に設置された複数の
アンテナである。33はアンテナ10〜13で受信され
た信号の1つを選択するアンテナ選択回路である。50
はアンテナ切替え回路20で選択された信号を受信する
高周波チューナを含む受信機である。90は受信機50
で周波数変換、増幅、検波された映像・音声出力端子で
ある。71は受信機から得るAGC電圧等からアンテナ
選択回路33にアンテナ切替え信号を出力するアンテナ
選択制御回路である。
【0003】次に、上記従来例の動作について説明す
る。移動体TVでは、現在選択しているアンテナ10〜
13からの信号が、受信機50で高周波チューナにより
中間周波数に変換された後、検波されて映像・音声検波
出力90が出力される。その映像音声信号レベルの善し
悪しは受信信号振幅レベルより垂直帰線期間中に映像信
号比較回路が検出し、アンテナ選択回路33にAGC制
御用電圧等を送ることで、他のアンテナに切り替えてT
V放送の電界強度に適した受信状態を保つことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車などの車両は、
その筐体が大きいために複数のアンテナを設置すること
ができるが、携帯電話、ノートPC、PDA、携帯TV
等持ち運びに便利なモバイル用小型機器に移動体TV放
送受信装置を搭載する場合は、機器の小型化を実現する
ため、単一のアンテナのみで受信装置を構成する必要が
あり、且つ移動体受信の課題である、強電界な環境であ
っても映像・音声の悪化や歪みを抑えて、良好な受信状
態を確保する必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の移動体TV用信号受信装置はアンテナ、高
周波チューナを含む受信機、アンテナと受信機を接続す
る結合回路及び結合制御用回路を備える。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、TV放送受信用のアンテナと、前記アンテナで受信
された信号を受信する高周波チューナ回路を含む受信機
と、前記アンテナと前記受信機を接続するための結合回
路とからなる移動体TV用信号受信装置であって、受信
状態が強電界状態である場合に前記結合回路の接続をオ
フにすることで、強電界の環境ではアンテナを通さない
で前記結合回路と前記受信機の間の伝送路でTV放送信
号を直接受信するものであり、強電界な環境でも映像・
音声の悪化や受信機内の高周波歪みを抑えることがで
き、良好な受信状態を確保することができるという作用
を有する。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、アンテ
ナから受信する信号と、前記アンテナを通さないで直接
受信する信号のアイソレーションを大きくすることで、
結合回路と受信機の間の伝送路から直接受信されるTV
放送信号の純度をより良好にするので、強電界な環境で
も映像・音声の悪化や受信機内の高周波歪みを抑えるこ
とができ、良好な受信状態を確保することができるとい
う作用を有する。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、結合回
路をオフにする際に、アンテナから得た受信信号を受信
帯域幅で換算した熱雑音レベルまで劣化させることで結
合回路と受信機の間の伝送路から直接受信されるTV放
送信号の純度をより良好にし、強電界な環境でも映像・
音声の悪化や受信機内の高周波歪みを抑えることがで
き、良好な受信状態を確保することができるという作用
を有する。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、受信状
態が弱電界状態で結合回路にオンにして使用する場合
に、結合回路と受信機の間の伝送路をTV放送の電界か
ら保護するためのシールドケースを用いることで、前記
アンテナから受信したTV放送信号を前記伝送路で劣化
させないので、弱電界な環境でも良好な受信状態を確保
することができるという作用を有する。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、結合回
路で選択された受信信号のレベルを高周波チューナに供
給されるAGC電圧から検出して前記電圧レベルに応じ
て受信電界状況を判断し、受信状態が強電界状態である
場合は前記結合回路をオフにする結合制御回炉を有する
ものであり、強電界な環境ではアンテナを通さず、前記
結合回路と前記受信機の間の伝送路でTV放送信号を直
接受信するので、映像・音声の悪化や受信機内の高周波
歪みを抑えることができ、常に良好な受信状態を確保す
ることができるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、TV放
送受信用のアンテナと、前記アンテナで受信された信号
を増幅させる高周波増幅回路と、前記高周波増幅回路で
増幅した信号を受信する高周波チューナ回路を含む受信
機と、前記高周波増幅回路と前記受信機を接続する結合
回路と、前記高周波チューナに供給されるAGC電圧か
ら受信電界状況を判断し、受信状況が強電界状態である
場合は前記結合回路をオフにする結合制御回路を有する
ものであり、強電界な環境ではアンテナを通さず、前記
結合回路と前記受信機の間の伝送路でTV放送信号を直
接受信するので、映像・音声の悪化や受信機内の高周波
歪みを抑えることができ、常に良好な受信状態を確保す
ることができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、TV放
送受信用のアンテナと、前記アンテナで受信された信号
を増幅させる高周波増幅回路と、前記高周波増幅回路で
増幅した信号を受信する高周波チューナ回路を含む受信
機と、前記アンテナと前記高周波増幅回路を接続する第
1の結合回路と、前記高周波増幅回路と前記受信機を接
続する第2の結合回路と、前記高周波チューナに供給さ
れるAGC電圧から受信電界状況を判断し、受信状態が
強電界状態である場合は第1の結合回路だけをオフにし
て、アンテナを通さないで第1の結合回路と高周波増幅
回路の間の伝送路でTV放送信号を直接受信し、また、
受信状態が最強電界状態である場合は第2の第2の結合
回路をオフにして、アンテナと高周波増幅回路を通さな
いで第2の結合回路と受信機の間の伝送路でTV放送信
号を直接受信する適応型結合制御回路を有するものであ
り、電界状態に柔軟に対応することで映像・音声の悪化
や受信機内の高周波歪みを抑えることができ、常に良好
な受信状態を確保することができるという作用を有す
る。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、結合回
路で選択された受信信号のレベルを受信機復調結果のビ
ット誤り率から検出し、検出したビット誤り率と映像・
音声再生処理部の映像・音声再生可能なビット誤り率と
を比較することで受信状態を判断し、受信状態が悪い場
合は結合回路をオフにする結合制御回路を有するもので
あり、強電界状態と想定される場合はアンテナを通さ
ず、結合回路と受信機の間の伝送路でTV放送信号を直
接受信するので、映像・音声の悪化や受信機内の高周波
歪みを抑えることができ、常に良好な受信状態を確保す
ることができるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項9に記載の発明は、TV放
送受信用のアンテナと、前記アンテナで受信された信号
を増幅させる高周波増幅回路と、前記高周波増幅回路で
増幅した信号を受信する高周波チューナ回路とディジタ
ル信号復調回路を含む受信機と、前記高周波増幅回路と
前記受信機を接続する結合回路と、結合回路で選択され
た受信信号のレベルを受信機復号結果のビット誤り率か
ら検出し、検出したビット誤り率と映像・音声再生処理
部の映像・音声再生可能なビット誤り率とを比較するこ
とで受信状態を判断し、受信状態が悪い場合は結合回路
をオフにする結合制御回路を有するものであり、強電界
状態と想定される場合はアンテナを通さず、前記結合回
路と前記受信機の間の伝送路でTV放送信号を直接受信
するので、映像・音声の悪化や受信機内の高周波歪みを
抑えることができ、常に良好な受信状態を確保すること
ができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項10に記載の発明は、TV
放送受信用のアンテナと、前記アンテナで受信された信
号を増幅させる高周波増幅回路と、前記高周波増幅回路
で増幅した信号を受信する高周波チューナ回路とディジ
タル信号復調回路を含む受信機と、前記アンテナと前記
高周波回路を接続する第1の結合回路と、前記高周波増
幅回路と前記受信機を接続する第2の結合回路と、結合
回路で選択された受信信号のレベルを受信機復号結果の
ビット誤り率から検出し、検出したビット誤り率と映像
・音声再生処理部の映像・音声再生可能なビット誤り率
とを比較することで受信状態を判断し、受信状態が悪い
場合は第1の結合回路だけをオフにして、アンテナを通
さないで第1の結合回路と増幅回路の間の伝送路でTV
放送信号を直接受信し、また、受信状態が最強電界状態
である場合は第2の結合回路をオフにして、アンテナと
高周波増幅回路を通さないで第2の結合回路と受信機の
間の伝送路でTV放送信号を直接受信する適応型結合制
御回路を有するものであり、受信状態に柔軟に対応する
ことで映像・音声の悪化や受信機内の高周波歪みを抑え
ることができ、常に良好な受信状態を確保することがで
きるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項11に記載の発明は、受信
状態が強電界状態の場合は結合回路に供給する電源をオ
フにすることで、アンテナを通さないで結合回路と受信
機の間に伝送路でTV放送信号を直接受信することを特
徴とするものであり、強電界な環境でも映像・音声の悪
化や受信機内の高周波歪みを抑えることができ、常に良
好な受信状態を確保することができるという作用を有す
る。
【0017】図1において、10はアンテナである。3
0はアンテナで受信された信号の伝送路の接続状態を切
り替える結合回路である。50は結合回路で選択された
信号を受信する高周波チューナを含んだ受信機である。
90は受信機で検波された映像・音声信号の出力端子で
ある。70は結合回路30に接続のオン/オフ信号を出
力する結合制御回路である。
【0018】図1は本発明の一実施の形態の簡略図であ
る。図12の回路にある複数のアンテナ10〜13を単
一のアンテナ10だけとし、複数アンテナ選択回路31
を結合回路30とし、アンテナ選択制御回路71を結合
制御回路70とした回路構成に変更している。本実施の
形態の構成において、現在アンテナ10から受信してい
るTV放送信号が、受信機50で周波数変換及び検波さ
れる。受信機50は、その受信信号レベルに応じて高周
波チューナのゲインを制御するAGC電圧を発生させ、
結合制御回路70は、そのAGC電圧から受信電界状態
を判断する。
【0019】強電界状態でない場合には、結合制御回路
70は、結合回路30の接続をオン状態として、受信機
50はアンテナ10からの信号出力を得る。これに対し
て、強電界状態の場合は結合回路30の接続をオフし、
受信機50は結合回路30と受信機50の間の伝送路4
0自体で直接受信したTV放送信号を得る。
【0020】図2はTV放送が強電界状態での結合回路
30と受信機50が得る入力信号レベルを表しており、
アンテナ10より受信した信号レベルは結合回路30の
アイソレーション(ここでは−100dBを例としてい
る)によって十分小さなレベルに減衰させ、結合回路3
0と受信機50の間の伝送路40には搭載される機器の
筐体やカバーから受けるロスを含む准強電界信号を得る
ものである。
【0021】また、電界状態が強電界から弱電界に変わ
った場合には、AGC電圧から受信電界状態を判断し、
結合制御回路70は、結合回路30の接続をオン状態と
して、受信機50はアンテナ10より受信した信号を入
力信号として得る。以上より、強電界状態の場合は、ア
ンテナ10が受信するTV信号よりもゲインの小さい信
号を受信機50が得るため、強電界な環境であっても映
像・音声の悪化や歪みを抑えることができることにな
る。
【0022】図3,図4は結合回路の制御とアイソレー
ション量に関する図である。図3の例では、受信放送信
号の電界強度が−20dBmから0dBmの場合、結合
回路をオフにして結合回路と受信機の間の伝送路から直
接得る信号レベルは受信機全体の筐体やシールドカバー
等による減衰量(ここでは−30dBを例としている)
で−50dBmから−30dBmを受信機が得るのに対
して、アンテナより得られる信号レベルは結合回路のア
イソレーション量を例えば−100dBとして、−12
0dBm〜−100dBmの電力レベルに劣化させ、受
信機の入力信号レベル差を70dBと大きくすること
で、互いの信号間の影響を防ぐものである。
【0023】図4の例では、受信放送信号の電界強度が
−20dBmから0dBmの場合、結合回路をオフにし
て結合回路と受信機の間の伝送路から直接得る信号レベ
ルは受信機全体の筐体やシールドカバーによる減衰量
(−30dB)で−50dBmから−30dBmを受信
機が得るのに対して、アンテナより得られる信号レベル
は結合回路アイソレーション量(−110dB)とする
ことにより、受信帯域幅B=6MHz、常温T=290
K、ボルツマン定数k=1.38E−23(J/K)と
したときの熱雑音レベル−106dBm以下に劣化させ
ることで受信機の入力信号レベルに互いに信号を影響さ
せないものである。
【0024】図5はTV放送信号が強電界状態、弱電界
状態での信号受信に関する図である。受信機50が強電
界と判断した場合、図5(a)に表す受信機50の入力
端子に接続する伝送路40は筐体やICカバー等等で減
衰したTV放送信号を直接得ることが可能であるが、受
信機50が弱電界と判断した場合は、アンテナ10から
結合回路30を通して得るTV放送受信信号を伝送路4
0の影響無く得るため、弱電界状態の場合には、図5
(b)に表す伝送路40は筐体やICカバーなどアンテ
ナ10以外より進入する信号からシールドすることで弱
電界な環境でも受信状態を良好にする事を可能にする。
【0025】図6,図7は本発明の一実施の形態の図1
から受信機構成を変形したものであり、図1の回路装置
に高周波増幅回路20が追加されている。図6では、現
在アンテナ10から受信しているTV放送信号波、高周
波増幅回路20でゲインを大きくされて、受信機50で
周波数変換及び検波される。その受信信号レベルに応じ
て高周波チューナのゲインを制御するAGC電圧を発生
させ、結合制御回路70は、そのAGC電圧から受信電
界状態を判断する。
【0026】強電界状態でない場合には、結合制御回路
70は、結合回路30の接続をオン状態として、受信機
50はアンテナ10から受信した信号を得る。これに対
して、強電界状態の場合は結合回路30の接続をオフ
し、受信機50は結合回路30と受信機50の間の伝送
路40自体で受信した信号を得る。
【0027】また、図7では、図6の回路装置に第1の
結合回路31が追加されており、上記同様AGC電圧か
ら3つの受信電界状態を判断する。強電界状態でないと
判断した場合には、結合制御回路70は、第2の結合回
路32と第1の結合回路31の接続をオン状態として、
アンテナ10から受信した信号が受信機50に入力され
る。これに対して、強電界状態の場合は、第1の結合回
路31のみ接続をオフし、第1の結合回路31と受信機
50の間の伝送路41自体で受信した信号を高周波増幅
回路20を通して受信機50に入力し、さらに電界強度
が強い最強電界状態の場合には、第2の結合回路32の
接続をオフし、第2の結合回路32と受信機50の間の
伝送路40自体で受信した信号を受信機50に入力され
る。
【0028】すなわち、強電界状態の場合は、アンテナ
10から受信された信号に比べ、ゲインの小さい信号を
受信機50に入力させることができるため、強電界な環
境であっても映像・音声の悪化や歪みを抑えることがで
きることになる。
【0029】図8,図9,図10は本発明の一実施の形
態の図1から結合回路の制御方法を変更したものであ
り、ビット誤り率検出回路60、映像・音声再生処理部
80、映像・音声再生可能ビット誤り率記憶装置101
が追加されている。
【0030】図8では、現在アンテナ10から受信して
いるTV放送信号が、受信機50で周波数変換及びディ
ジタル復号された後、映像・音声再生処理部で検波さ
れ、映像・音声出力90が得られる。一方、受信機50
のディジタル複号部では複号結果のビット誤り数を出力
し、ビット誤り率検出回路60は受信時間あたりのビッ
ト誤り数から求めた受信ビット誤り率65を出力する。
【0031】また、記憶装置101には、映像・音声再
生処理部80が映像と音声を再生するために最低限必要
となる再生指標ビット誤り率105を格納し、結合制御
回路70は受信ビット誤り率65が再生指標ビット誤り
率105より低くて、受信状態の良い場合は、強電界状
態でないと判断する。
【0032】すなわち、弱電界と判断した場合は、結合
制御回路70は、結合回路30の接続をオン状態とし
て、受信器50はアンテナ10から受信した信号を得
る。これに対して、受信ビット誤り率65が再生指標ビ
ット誤り率105より高い場合は強電界状態と判断し、
結合回路30の接続をオフし、受信機50は結合回路3
0と受信機50の間の伝送路40自体で受信した信号を
得る。
【0033】図9は、図8の回路装置に高周波増幅回路
20が追加された回路構成であり、現在アンテナ10か
ら受信しているTV放送信号が、高周波増幅回路20で
ゲインを大きくされ、受信機50で周波数変換及びディ
ジタル復号される。結合制御回路70が受信ビット誤り
率65と再生指標ビット誤り率105から強電界状態で
ないと判断した場合、結合制御回路70は、結合回路3
0の接続をオン状態として、受信器50はアンテナ10
から受信した信号を得る。これに対して、強電界状態と
判断した場合は結合回路30の接続をオフし、受信機5
0は結合回路30と受信機50の間の伝送路40自体で
受信した信号を得る。
【0034】また、図10は、図9の回路装置に第1の
結合回路31が追加されており、結合回路制御70は受
信ビット誤り率65と再生指標ビット誤り率105を比
較して3つの受信電界状態を判断する。強電界状態でな
いと判断した場合には、結合制御回路70は、第2の結
合回路32と第1の結合回路31の接続をオン状態とし
て、アンテナ10から受信した信号が受信機50に入力
される。これに対して、強電界状態の場合は、第1の結
合回路31のみ接続をオフし、第1の結合回路31と受
信機50の間の伝送路41自体で受信した信号を高周波
増幅回路20を通して受信機50に入力し、さらに電界
強度が強い最強電界状態の場合には、第2の結合回路3
2の接続をオフし、第2の結合回路32と受信機50の
間の伝送路40自体で受信した信号が受信機50に入力
される。
【0035】すなわち、強電界状態の場合は、アンテナ
10から受信された信号に比べ、ゲインの小さい信号を
受信機50に入力させることができるため、強電界な環
境であっても映像・音声の悪化や歪みを抑えることがで
きることになる。
【0036】図11は本発明の一実施の形態の図1から
受信機構成を変形したものであり、図1の回路装置に電
源供給回路100が追加されている。強電界状態の場合
は結合回路30に供給する電源をオフし、受信機50は
結合回路30と受信機50の間の伝送路40自体で受信
した信号を得る。すなわち、強電界状態の場合は、結合
回路30の消費電力を削減するとともに、アンテナ10
が受信するTV信号よりもゲインの小さい信号を受信機
50が得るため、強電界な環境であっても映像・音声の
悪化や歪みを抑えることができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、強
電界状態の場合はアンテナと受信機の間の伝送路からT
V信号を得るため、ゲインが落ちるので、強電界な環境
であっても映像・音声の悪化や歪みを抑えることができ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における移動体TV用受
信装置の概略構成を示すブロック図
【図2】TV放送の電界強度と受信機に入力する信号レ
ベルを模式的に示した概念図
【図3】結合回路の制御とアイソレーション設定の関係
を示す模式図
【図4】結合回路の制御とアイソレーション設定の関係
を示す模式図
【図5】(a)TV放送の強電界時における伝送路保護
を模式的に示した概念図(b)TV放送の弱電界時にお
ける伝送路保護を模式的に示した概念図
【図6】本発明の他の実施の形態における移動体TV用
受信装置の概略構成を示すブロック図
【図7】本発明の他の実施の形態における移動体TV用
受信装置の概略構成を示すブロック図
【図8】本発明の他の実施の形態におけるBER率に従
う結合制御を用いた移動体TV用受信装置の概略構成を
示すブロック図
【図9】本発明の他の実施の形態におけるBER率に従
う結合制御を用いた移動体TV用受信装置の概略構成を
示すブロック図
【図10】本発明の他の実施の形態におけるBER率に
従う結合制御を用いた移動体TV用受信装置の概略構成
を示すブロック図
【図11】本発明の他の実施の形態における電源供給回
路を用いた移動体TV用受信装置の概略構成を示すブロ
ック図
【図12】従来における移動体TV用受信装置の概略構
成を示すブロック図
【符号の説明】
10 アンテナ 20 高周波増幅回路 30 結合回路 40 伝送路 50 受信機 60 ビット誤り率検出回路 70 結合制御回路 80 映像・音声再生処理部 90 映像・音声出力端子 100 電源供給回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 仁信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安田 雅克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤島 明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA22 BA30 DA10 5C026 BA12 5K061 AA11 BB07 CC06 CC45 CC47 CD04 5K062 AA05 AB03 AD09 AE06 AG01 BA01 BA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TV放送受信用のアンテナと、前記アン
    テナで受信された信号を受信する高周波チューナ回路を
    含む受信機と、前記アンテナと前記受信機を接続するた
    めの結合回路とからなり、受信状態が強電界な環境であ
    る場合に前記結合回路の接続をオフにするとともに、ア
    ンテナを通さないで前記結合回路と前記受信機の間の伝
    送路でTV放送を直接受信する事を特徴とする移動体T
    V用信号受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動体TV用信号受信
    装置において、アンテナから受信する信号と、前記アン
    テナを通さないで直接受信する信号のアイソレーション
    を大きくすることを特徴とする移動体TV用信号受信装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の移動体TV用信号受信
    装置において、結合回路をオフにする際に、アンテナか
    ら受信する信号を受信帯域幅で換算した熱雑音レベルま
    で劣化させることを特徴とする移動体TV用信号受信装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の移動体TV用信号受信
    装置において、弱電界な環境で結合回路をオンにした場
    合に、結合回路と受信機の間の伝送路TV放送の電界か
    ら保護するシールドケースを用いることを特徴とする移
    動体TV用信号受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の移動体TV用信号受信
    装置において、高周波チューナに供給されるAGC電圧
    から受信電界状況を判断して受信状態が強電界な環境で
    ある場合は結合回路をオフにするとともに、前記結合回
    路と前記受信機の間の伝送路で直接受信したTV用信号
    をアンテナを通さないで受信機に入力させる結合制御回
    路を具備することを特徴とする移動体TV用信号受信装
    置。
  6. 【請求項6】 TV放送受信用のアンテナと、前記アン
    テナで受信された信号を増幅させる高周波増幅回路と、
    前記高周波増幅回路で増幅した信号を受信する高周波チ
    ューナ回路を含む受信機と、前記高周波増幅回路と前記
    受信機を接続する結合回路と、前記高周波チューナに供
    給されるAGC電圧から受信電界状況を判断し、受信状
    況が強電界な環境である場合は前記結合回路をオフにし
    て、TV用信号をアンテナと高周波増幅回路を通さない
    で受信機に入力させる結合制御回路と、を具備する移動
    体TV用信号受信装置。
  7. 【請求項7】 TV放送受信用のアンテナと、前記アン
    テナで受信された信号を増幅させる高周波増幅回路と、
    前記高周波増幅回路で増幅した信号を受信する高周波チ
    ューナ回路を含む受信機と、前記アンテナと前記高周波
    増幅回路を接続する第1の結合回路と、前記高周波増幅
    回路と前記受信機を接続する第2の結合回路と、前記高
    周波チューナに供給されるAGC電圧から受信電界状況
    を判断し、受信状況が強電界な環境である場合は第1の
    結合回路をオフにして、TV用信号をアンテナを通さな
    いで高周波増幅器から入力させ、また、受信状態がより
    強電界な環境である場合は第2の結合回路をオフにし
    て、TV用信号をアンテナと高周波増幅回路を通さない
    で受信機に入力させる適応型結合制御回路と、を具備す
    る移動体TV用信号受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の移動体TV用信号受信
    装置において、受信機の復調結果から受信信号のビット
    誤り率を検出するビット誤り率検出回路と、前記ビット
    誤り率検出回路で生成された信号のビット誤り率と映像
    ・音声再生処理部で復号可能なビット誤り率から受信状
    態を判断し、受信状態が強電界な環境である場合は結合
    回路をオフにするとともに、前記結合回路と前記受信機
    の間の伝送路で直接受信したTV用信号をアンテナを通
    さないで受信機に入力させる結合制御回路と、を具備す
    ることを特徴とする移動体TV用信号受信装置。
  9. 【請求項9】 TV放送受信用のアンテナと、前記アン
    テナで受信された信号を増幅させる高周波増幅回路と、
    前記高周波増幅回路で増幅した信号を受信する高周波チ
    ューナ回路とディジタル信号復調回路を含む受信機と、
    前記高周波増幅回路と前記受信機を接続する結合回路
    と、前記受信機の復調結果から受信信号のビット誤り率
    を検出するビット誤り率検出回路と、前記ビット誤り率
    検出回路で生成された信号のビット誤り率と映像・音声
    再生処理部で復号可能なビット誤り率から受信状態を判
    断し、受信状態が強電界な環境である場合は前記高周波
    増幅回路結合回路をオフにして、TV用信号をアンテナ
    と高周波増幅回路を通さないで受信機に入力させる結合
    制御回路と、を具備することを特徴とする移動体TV用
    信号受信装置。
  10. 【請求項10】 TV放送受信用のアンテナと、前記ア
    ンテナで受信された信号を増幅させる高周波増幅回路
    と、前記高周波増幅回路で増幅した信号を受信する高周
    波チューナ回路とディジタル信号復調回路を含む受信機
    と、前記アンテナと前記高周波回路を接続する第1の結
    合回路と、前記高周波増幅回路と前記受信機を接続する
    第2の結合回路と、前記受信機の復調結果から受信信号
    のビット誤り率を検出するビット誤り率検出回路と、前
    記ビット誤り率検出回路で生成された信号のビット誤り
    率と映像・音声再生処理部で復号可能なビット誤り率か
    ら受信状態を判断し、受信状態が強電界な環境である場
    合は第1の結合回路をオフにしてTV用信号をアンテナ
    を通さないで高周波増幅器から入力させ、また、受信状
    態がより強電界な環境である場合は第2の結合回路をオ
    フにしてTV用信号をアンテナと高周波増幅回路を通さ
    ないで受信機に入力させる適応型結合制御回路と、を具
    備することで受信機内の高周波歪みを改善させることを
    特徴とする移動体TV用信号受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の移動体TV用信号受
    信装置において、受信状態が強電界装置の場合は結合回
    路に供給する電源をオフにして、前記結合回路と前記受
    信機の間の伝送路で直接受信したTV用信号をアンテナ
    を通さないで受信機に入力させることを特徴とする移動
    体TV用信号受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0730453A (ja) * 1993-07-12 1995-01-31 Nippondenso Co Ltd 受信機の飽和防止装置
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JPH1131986A (ja) * 1997-07-08 1999-02-02 Oki Electric Ind Co Ltd 受信信号のレベル制御方法

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