JP2002342228A - ホームページを媒介にした情報共有方法及びコミュニケーション管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ（特にインターネット初心者、初級
者）になじみ難いＵＲＬアドレスを意識させずに、ホー
ムページによって複数の利用者が容易に情報交換がで
き、且つ管理の容易な方法及びシステムを提供するこ
と。 【解決手段】 ホームページから電話番号、名前、住
所、駅名等によりホームページのＵＲＬアドレスにアク
セスさせたり、電話経由で電話番号を指定することでホ
ームページにアクセスさせる構成とする。案内されたホ
ームページでは、情報を残す機能と伝える機能があり、
電話、ＰＨＳ、携帯電話、ＦＡＸ等とインターネット接
続端末の双方で情報を共有することができる。また、情
報は予め定めたアクセス条件や時刻若しくは登録された
時刻からの時間等により自動的に消去することにより管
理を容易にする

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット上
のホームページを利用する情報共有システムに関する。
更に詳細には、電話、ＰＨＳ、携帯電話、ＦＡＸ等によ
る広く普及している通信システム技術を活用してインタ
ーネット上のホームページを利用する情報共有システム
に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネットの発達、普及がめ
ざましい。その中で、ホームページを用いた情報共有サ
ービスがある。例えば、特定のコンピュータ上若しくは
予め知り得たホームページ上に情報を登録して該情報を
掲示板のように利用する技術が知られている。

【０００３】インターネットとは別の分野においては、
電話（通話）を用いた情報提供サービスがある。例え
ば、所定の電話番号に電話をかけ、音声情報を登録し、
その情報を複数の利用者が共有するサービス（技術）が
ある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インタ
ーネットのホームページを利用した情報共有システムで
は、ユーザになじみの無いＵＲＬアドレスを入力する必
要があり、誰でも簡単に利用できるとは言い難かった。
また、ホームページ上の掲示板には、他人を中傷するメ
ッセージが存在したり、古くなって既に必要のない情報
が存在するため、その管理を行うのが煩雑であった。

【０００５】また、電話を用いた伝言サービスでは、サ
ービス内容に限界があった。すなわち、共有情報は音声
による情報（メッセージ）に限定されてしまう。

【０００６】本発明は上記のような状況に鑑みてなされ
たものであり、ユーザ（特にインターネット初心者、初
級者）になじみ難いＵＲＬアドレスを意識させずに、ホ
ームページによって複数の利用者が容易に情報交換がで
き、且つ管理の容易な方法及びシステムを提供すること
を目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、ホームページから電話番号、名
前、住所、駅名等によりホームページのＵＲＬアドレス
にアクセスさせたり、電話経由で電話番号を指定するこ
とでホームページにアクセスさせる構成とする。案内さ
れたホームページでは、情報を残す機能と伝える機能が
あり、電話、ＰＨＳ、携帯電話、ＦＡＸ等とインターネ
ット接続端末の双方で情報を共有することができる。ま
た、情報は予め定めたアクセス条件や時刻若しくは登録
された時刻からの時間等により自動的に消去することに
より管理を容易にすることができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施例に係るシ
ステムの全体構成を示す。このシステムは、コミュニケ
ーション管理システム１０と；インターネット１６によ
ってコミュニケーション管理システム１０に接続される
利用者ブラウザ１２と；利用ブラウザ１２と同様にイン
ターネット１６によってコミュニケーション管理システ
ム１０に接続される管理者ブラウザ１４とを含んでい
る。電話利用者１８は、電話網２０を介してコミュニケ
ーション管理システム１０にアクセスできるようになっ
ている。

【０００９】コミュニケーション管理システム１０は、
ホームページ情報管理システム２２と；共有情報管理シ
ステム２４と；音声応答管理システム２６とを備えてい
る。ホームページ情報管理システム２２は、ホームペー
ジに関する情報２８を管理する。共有情報管理システム
２４は、ホームページ上の共有情報（伝言データ等）３
０を管理する。ホームページ情報管理システム２２、共
有情報管理システム２４及び音声応答管理システム２６
は、システム管理ブラウザ３２からアクセス可能となっ
ている。

【００１０】上述したような本実施例のシステムにおい
て、システム管理者は、システム管理ブラウザ３２から
システム別の各種条件情報の設定（初期情報の設定）を
行う。情報共有のホームページを所有する管理者は、管
理者ブラウザ１４により自身のホームページの情報をホ
ームページ情報管理システム２２を利用して登録し、自
身のホームぺージの共有情報３０の条件の設定を行い、
公開する情報の登録を行う。利用者は、ホームページ情
報管理システム２２を利用して所望のホームページの情
報を入手し、該情報から該ホームページの共有情報管理
システム２４にアクセスして共有情報の登録・修正・削
除・閲覧や情報の条件設定を行う。電話利用者１８は、
音声応答管理システム２６を利用して、ホームページ情
報管理システム２２から所望のホームページ情報に従っ
て該ホームページの共有情報管理システム２４にアクセ
スして共有情報の登録・修正・削除・閲覧や情報の条件
設定を行う。

【００１１】例えば、鉄道会社の駅毎の情報共有を考え
ると、従来、駅側が提供しているサービスは伝言板であ
る。これは、その駅に行かなくては利用できない。しか
し、本発明の技術を利用すると、駅毎の情報共有の為の
ホームページが存在し、駅にホームページを操作できる
端末を設置することにより、その駅のホームページを伝
言板とし、駅に訪れた利用者が利用できるだけでなく、
インターネットに接続できる利用者や電話を使用できる
利用者が文字、音声、絵等を用いて情報共有することが
できる。また、その駅のホームページ管理者からの事故
などの情報も併せて共有することができる。更に、本発
明の技術を利用したサービス提供者は、鉄道会社から駅
毎のホームページの管理料を得ることも可能であるし、
或いは、利用者から電話の通信量に応じた課金をするこ
とも可能になる。

【００１２】本発明の技術を利用した情報共有サービス
を実施している場所では、待ち合わせをする場合もその
場所に行くことなく、場所名だけの知識でその場所の情
報共有のホームページを探し当てて、待ち合わせ相手と
の情報共有を容易に実施することができる。逆に、場所
名で該技術を利用したサービスを利用できる待ち合わせ
場所を捜すことができる。

【００１３】本願において開示される発明のうち、代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以
下の通りである。 １）利用者は、情報共有するホームページの存在場所
（ＵＲＬ）を正確に知ること無く、名前、電話番号、住
所、駅名等で該場所を特定することができる。 ２）利用者は、インターネットを利用する知識並びにコ
ンピュータ等を持たなくとも、電話、ＰＨＳ、携帯電
話、ＦＡＸ等を用いて情報を登録し、聞いたり、見たり
して情報を共有することができる。 ３）情報を共有する特定のホームページでは、利用者が
認識している特定の利用者とのみ情報交換するだけでな
く、利用者が未知の利用者との情報交換や該ホームペー
ジの管理者との情報交換もすることができる。 ４）交換する情報の管理、例えば該情報へのアクセス権
限や該情報の有効期間等は、ホームページ毎の利用者や
該ホームページの管理者が制御できるが、予め制御範囲
を定めることにより情報の管理作業を軽減することがで
きる。 ５）本技術によって提供されるサービスでは、ホームペ
ージ毎に該ホームページの管理者から課金することも容
易であるが、電話会社の料金回収代行サービスを利用す
ることにより、電話等を利用する利用者に課金すること
も容易になる。 ６）本技術によって提供されるサービスに登録されたホ
ームページの管理者は、本来知り得ない利用者から地名
（住所）や駅名等から検索され、情報共有の仕組みを利
用されるだけでなく該ホームページの管理者が行うサー
ビス等の利用を促進する効果も期待できる。

【００１４】次に、上記実施例とは異なり、機能（サブ
機能）に重点をおいて本発明について説明する。なお、
以下に示すサブ機能は、単独でも動作できるが、他の機
能と一緒に動作可能なものである。また、上記実施例と
重複する部分もある。

【００１５】１．電話番号とホームページの自動管理サ
ブシステム １）概要 インターネットのホームページ上で電話番号とホームペ
ージアドレス並びにホームページ所有者の種別と説明文
を登録し、インターネットのホームページ上から電話番
号からホームページを紹介または種別から電話番号とホ
ームページを紹介することができる。このサブシステム
の特徴は、電話番号とホームページの関係を管理者の責
任で管理することもできるが、自由に登録させることも
できる点にある。

【００１６】２）機能 （Ａ）情報管理の条件設定機能 登録者ID、登録パスワード、所有者の種別（飲食店、個
人等）、説明文字数、掲載数、修正・削除パスワードの
リトライ回数を指定する機能 （Ｂ）登録機能 登録者ID・パスワードがあれば入力し、電話番号、ホー
ムページアドレス、所有者の種別を選択、説明文を登録
し、必要に応じて修正・削除のパスワードを設定する機
能。 （Ｃ）修正・削除機能 登録された全情報から電話番号の一部または全部若しく
は種別・説明文のキーワードから条件に合う全情報を検
索して表示させ、その中の一つを選択して、修正・削除
パスワードを指定することにより内容を修正若しくは削
除する機能（パスワードは、事前に設定されたリトライ
回数を超えて間違えた場合に削除できないが、成功する
とリトライ回数は０に戻る）。 （Ｄ）検索機能 登録された全情報から電話番号の一部または全部若しく
は種別・説明文のキーワードから条件に合う全情報を検
索して表示する機能

【００１７】２．ホームページによる情報掲示の自動管
理サブシステム １）概要 インターネットのホームページで管理者が情報管理の条
件範囲を事前に設定しておくことにより、当該ホームペ
ージにアクセスした誰でもが当該条件範囲内で自由に情
報を登録（掲示）することができ閲覧条件を設定でき
る。また、当該ホームページにアクセスした誰でもが当
該ホームページに掲示された情報を登録者の指定した条
件で閲覧することができる。このサブシステムの特徴
は、情報をホームページに誰もが自由に掲示できるが、
その掲示情報を管理する必要が無いということである。

【００１８】２）機能 （Ａ）情報管理の条件設定機能 情報量、登録・閲覧パスワード、削除時刻（ex.毎日24:
00）、削除時間、掲載件数を指定すると共に、掲示する
形式を指定する機能 （Ｂ）登録機能 登録パスワードがあれば入力し、登録者名と件名を指定
した後、情報を登録時刻と共に登録し、必要に応じて閲
覧・修正パスワード、削除時刻・時間を指定する機能 （Ｃ）閲覧・修正機能 登録された全情報を必要に応じて並び替えし、登録者
名、件名、登録時刻、情報種別から選択し、閲覧パスワ
ードがあれば入力し情報を閲覧し、修正パスワードがあ
れば入力し、件名、情報、削除時刻・時間を修正する機
能 （Ｄ）削除機能 当該掲示版が実行される時に最初に1度実行され、全て
の登録情報を情報管理の条件並びに登録時の条件に従い
削除する機能

【００１９】３．電話回線からの情報をホームページに
掲載するサブシステム １）概要 電話回線から情報を掲示するホームページの電話番号
（若しくはホームページを指定する番号）を指定させ、
指定された電話番号のホームページに情報が掲示できる
場合、音声若しくはFAX情報を受け取り、当該情報を指
定のホームページに掲載することができる。このサブシ
ステムの特徴は、ホームページによる情報掲示機能を持
つホームページに電話若しくはFAXから自由に情報を掲
示することができ、且つ、掲示するホームページを選択
できるところにある。

【００２０】２）機能 （Ａ）情報管理の条件設定機能 音声応答の手順とその応答内容を指定し、登録できる音
声時間とFAX量の初期値を指定する機能 （Ｂ）電話番号（若しくはホームページを指定する番
号）登録機能 電話番号毎の登録先ホームページを指定する機能 （Ｃ）電話番号検索・修正・削除機能 登録された電話番号とホームページ情報を検索し表示す
ると共に修正若しくは削除する機能 （Ｄ）音声応答機能 発信者の電話番号（非通知の場合は、確認する）を得
て、掲示するホームページの電話番号を指定させ、登録
する情報が音声かFAXかを確認し、必要に応じて閲覧パ
スワードと削除パスワードを確認し、登録可否確認が可
能であれば登録すべき情報を受け取る機能 （Ｅ）登録可否確認機能 音声応答により指定された電話番号が登録されており、
そこに指定されたホームページが情報を掲示可能状態で
あるかを確認する機能 （Ｆ）登録機能 受け取った情報を指定されたホームページに掲示すると
共に、必要に応じて閲覧パスワードと削除パスワードを
設定する機能

【００２１】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇にお
いて変更可能なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の実施例に係るシステムの全体
構成を示す説明図である。

【図２】図２は、実施例に係るシステムにおいて、ホー
ムページ管理者によるインターネット経由でのホームペ
ージ情報の登録画面を示す模式図である。

【図３】図３は、実施例に係るシステムにおいて、利用
者によるインターネット経由でのホームページ情報の検
索画面を示す模式図である。

【図４】図４は、実施例に係るシステムにおいて、イン
ターネット経由でのホームページ情報の共有手順を示す
フローチャートである。

【図５】図５は、実施例に係るシステムにおいて、イン
ターネット経由でのホームページの共有情報の条件設定
画面を示す模式図である。

【図６】図６は、実施例に係るシステムにおいて、イン
ターネット経由でのホームページの情報共有画面を示す
模式図である。

【図７】図７は、実施例に係るシステムにおいて、イン
ターネット経由での音声応答管理手順を示すフローチャ
ートである。

【符号の説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電話網を利用して電話番号を指定すること
   でホームページにアクセスし、アクセスしたホームペー
   ジ上で、個人の情報をアップロードする構成とし、 音声通話用端末とインターネット接続端末の双方で情報
   を共有することを可能とし、 前記ホームページ上の情報は、予め定めたアクセス条件
   や時刻若しくは登録された時刻からの時間等により自動
   的に消去することにより管理することを特徴とするコミ
   ュニケーション管理方法。