JP2002341881A - データ配信方法およびシステム - Google Patents

データ配信方法およびシステム

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JP2002341881A
JP2002341881A JP2001151005A JP2001151005A JP2002341881A JP 2002341881 A JP2002341881 A JP 2002341881A JP 2001151005 A JP2001151005 A JP 2001151005A JP 2001151005 A JP2001151005 A JP 2001151005A JP 2002341881 A JP2002341881 A JP 2002341881A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データを配信するシステムにおいて、配信さ
れたデータの著作権の保護を十分に配慮しつつ、ユーザ
端末間の2次配信を可能とする。 【解決手段】 ホストサーバ50は、ユーザサーバ61
に配信する音楽データd1に、この音楽データd1が、
ユーザサーバ61によってホストサーバ50から直接ダ
ウンロード(1次ダウンロード)されたものである旨を
示す配信情報A1を添付する。ユーザサーバ61は、ユ
ーザサーバ62に配信する音楽データd1に、この音楽
データd1が、ユーザサーバ62によってユーザサーバ
61から2次ダウンロードされたものである旨を示す配
信情報A2を添付する。ホストサーバ50は、ユーザサ
ーバ61から返送される添付情報A1、ユーザサーバ6
2から返送される添付情報A2に基づいて音楽データd
1の2次配信経路を管理し、2次配信元のユーザサーバ
にはペイバックを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
等のネットワークを介してユーザに音楽データ、画像デ
ータ等のデジタルデータを配信するデータ配信方法およ
びデータ配信システムに関し、特に、データの著作権を
侵すことなくユーザ端末間の2次配信を可能とするデー
タ配信方法およびデータ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル信号処理技術およびコン
ピュータ技術の進展に伴って、音楽データ、画像データ
等の種々のデータが低コストで簡単にデジタル化され、
広く利用されるようになった。
【0003】また、インターネットが一般に普及してき
たことを受け、これらデジタル化されたデータをインタ
ーネットを介して広く一般ユーザに配信することも可能
となった。
【0004】最近では、動画データ等のより大きなデー
タがインターネット上で扱われるようになってきたが、
これら大きなデータの配信は、サービスプロバイダのサ
ーバの容量を圧迫するのみならず、トラフィックの増加
にもつながり、特に即時性を要する通信サービスにおい
ては、これを妨げる危惧も生まれた。
【0005】このため、サービスプロバイダは、サーバ
をミラー化したり、キャッシュサーバを用意して対応を
図っていたが、設備投資負担からコスト問題を生じてい
た。
【0006】また、一般ユーザのインターネットへの常
時接続化が進めば、ホストプロバイダやバックボーンへ
の負担が大きくなるので、データ配信を可能な範囲で局
部的に済ませることが望ましい。
【0007】これを実現するためのネットワークシステ
ムのモデルとして、ピア・トゥ・ピア(Peer to Peer:
PtoP)モデルが登場した。
【0008】このPtoPモデルは、従来のインターネ
ットを介したデータ配信がサーバという中継点を経由し
て行われていたのに対して、インターネットにアクセス
するあらゆる個人のコンピュータから直接情報の提供を
受け、検索はもちろんダウンロードもできるサービスで
ある。
【0009】即ち、PtoPモデルは、従来のインター
ネットを介したデータ配信ではウェブサイトに限定され
ていた情報抽出のパスを、個人が所有するハードディス
ク等の各種のデータベースにまで拡大したものである。
【0010】具体的な例としては、会員自身がそれぞれ
に所有しているデジタル音楽データの検索およびダウン
ロードを可能とし、他の会員と音楽データを共有する、
というサービスがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Pto
Pモデルによるデータ配信において、ユーザが勝手にデ
ータのコピーを取得したり配布したりするなど、著作権
を無視した配信が生まれるにつれ、経済面ならず文化的
にもその悪影響が生じるに至っている。
【0012】この発明は、このような背景に基づいたも
のであり、PtoP機能を有し、インターネットに常時
接続されたユーザ端末を、配信データの2次配信元とし
て利用することによって、データのダウンロードを可能
な範囲で局所的に済ませ、サーバ容量の増加およびトラ
フィック増加の抑制に貢献できるデータ配信方法および
データ配信システムを提供することを目的とする。
【0013】また、この発明は、合法的な著作権管理の
推進による健全なデータ配信方法およびデータ配信シス
テムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、通信ネットワークを介し
てデジタルデータを配信するデータ配信方法において、
ホストサーバ装置は、前記デジタルデータに当該デジタ
ルデータの配信履歴に関する配信履歴情報を付加して前
記通信ネットワークに接続する配信要求元の端末装置に
送信し、前記配信履歴情報は、前記通信ネットワークに
接続する端末装置間で前記デジタルデータが複製されて
配信される毎に、少なくとも配信先の端末装置の識別情
報を追記することにより更新され、かつ該更新毎に前記
ホストサーバ装置に通知され、前記ホストサーバ装置
は、通知された前記更新された配信履歴情報に基づき、
前記デジタルデータの配信経路を管理するとともに、前
記配信先の端末装置へのサービス代金の課金処理、およ
び配信元の端末装置へのペイバック処理を行うことを特
徴とする。
【0015】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記配信先の端末装置および前記配
信元の端末装置は、前記ホストサーバ装置に予めユーザ
登録された端末装置であり、前記デジタルデータの複製
および配信を行い、かつ該デジタルデータの複製および
配信に際して前記配信履歴情報の更新を行うことを特徴
とする。
【0016】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記配信要求元の端末装置は、前記
端末装置間での前記デジタルデータの複製および配信を
行うか否かを選択し、前記ホストサーバ装置は、前記デ
ジタルデータの複製および配信を行うことを選択した端
末装置と、前記デジタルデータの複製および配信を行わ
ないことを選択した端末装置とで、課金するサービス代
金に差をもたせることを特徴とする。
【0017】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記ホストサーバ装置は、前記デジ
タルデータ毎に、該デジタルデータを保有し前記端末装
置間での該デジタルデータの複製および配信を行うこと
を選択した前記端末装置の識別情報を対応付けて記憶
し、該記憶した識別情報を前記配信要求元の端末装置に
公開し、前記配信要求元の端末装置は、所望のデジタル
データを保有する端末装置として前記ホストサーバ装置
から公開された端末装置の中から、所望の端末装置を選
択して接続し、前記デジタルデータのダウンロードを行
うことを特徴とする。
【0018】また、請求項5記載の発明は、通信ネット
ワークを介してデジタルデータを配信するデータ配信シ
ステムにおいて、ホストサーバ装置は、複数のデジタル
データを保有、管理するデジタルデータ保有管理手段
と、前記デジタルデータの配信要求を受け取り、当該デ
ジタルデータの配信履歴に関する配信履歴情報を付加し
て前記デジタルデータを前記通信ネットワークに接続す
る配信要求元の端末装置に送信するデジタルデータ送信
手段と、前記配信履歴情報に基づいて前記デジタルデー
タの配信経路を管理する配信経路管理手段と前記配信履
歴情報に基づいて前記端末装置への課金処理およびペイ
バック処理を行う課金処理手段とを有し、前記端末装置
は、前記デジタルデータの配信要求を送信する配信要求
送信手段と、前記通信ネットワークに接続する端末装置
間で前記デジタルデータの複製、配信が行われる毎に、
少なくとも配信先の端末装置の識別情報を追記すること
により前記配信履歴情報を更新し、かつ該更新した配信
履歴情報を前記ホストサーバ装置に通知する配信履歴情
報更新手段とを有することを特徴とする。
【0019】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の発明において、前記ホストサーバ装置は、前記デジ
タルデータ毎に、該デジタルデータを保有し前記端末装
置間での該デジタルデータの複製および配信を行うこと
を選択した前記端末装置の識別情報を対応付けて記憶
し、該記憶した識別情報を前記配信要求元の端末装置に
公開するユーザサーバ公開手段を有し、前記配信要求元
の端末装置は、所望のデジタルデータを保有する端末装
置として前記ホストサーバ装置から公開された端末装置
の中から、所望の端末装置を選択して接続し、前記デジ
タルデータのダウンロードを行うダウンロード手段を有
することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるデータ配
信方法およびデータ配信システムの実施の形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0021】なお、以下、音楽データの配信を例に、こ
の発明に係わるデータ配信方法およびデータ配信システ
ムについて説明する。
【0022】図1は、この発明の音楽データ配信サービ
スのシステム構成の一例を示す図である。
【0023】サービスプロバイダ10は、インターネッ
ト40上のWebサーバとして構築される。
【0024】このサービスプロバイダ10には、種々の
音楽データを格納する音楽データベース(音楽DB)1
1、利用者の個別情報を記憶管理するユーザデータベー
ス(ユーザDB)12、上記配信情報に基づいて音楽デ
ータの配信状況を記憶管理する配信履歴DB13が設け
られている。
【0025】ユーザ端末21(ユーザX所有)は、一般
のパーソナルコンピュータ(PC)で構成され、主な記
憶媒体としてハードディスクドライブ(HDD)を利用
している。また、ユーザ端末21は、アクセスプロバイ
ダ31を介して、インターネット40に接続する。
【0026】同様に、ユーザ端末22(ユーザY所
有)、およびユーザ端末23(ユーザZ所有)は、一般
のパーソナルコンピュータ(PC)で構成され、主な記
憶媒体としてハードディスク(HDD)を利用してい
る。また、ユーザ端末22、およびユーザ端末23は、
両者とも、アクセスプロバイダを介し、インターネット
40に接続する。
【0027】ユーザX、Y、Zはそれぞれ、インターネ
ット経由もしくは別途郵送等の手段により、サービスプ
ロバイダ10に対して音楽データ配信サービス(MDL
S)への会員登録手続きを行う。
【0028】この会員登録では、 (1)住所、氏名等の個人情報の登録 (2)会員IDおよびパスワードの設定 (3)サービス代金支払方法の指定 (4)ダウンロードした音楽データを2次配信するか否
かの設定 (5)2次配信を承諾した際のペイバック方法の指定 (6)クレジットカード番号の登録 等を行う。
【0029】サービス代金支払方法としては、周知のク
レジットカードを利用する方式や、予め所定の料金をサ
ービスプロバイダに払い込んでおくプリペイド方式など
がある。
【0030】2次配信を承諾した際のペイバック方法と
しては、周知のクレジットカードを利用する方式や、M
DLSにおいて割り引き等の特典として利用できるポイ
ントを発行するポイント方式などがある。
【0031】また、サービス代金支払方法およびペイバ
ック方法として、クレジット方式以外の方式を指定した
場合、クレジットカード番号の登録を行う必要はない。
【0032】なお、サービス代金支払方法、2次配信を
するか否かの指定は、音楽データのダウンロード時に音
楽データ毎に行えるようにしても良い。サービス代金支
払方法の指定をダウンロード時に行う場合、会員登録時
におけるクレジットカード番号の登録は必須となる。
【0033】図2は、図1に示した音楽データ配信シス
テム上での音楽データの流れの一例を概略的に説明した
図である。
【0034】図2において、ホストサーバ50は、サー
ビスプロバイダ10が管理するサーバであり、上記の音
楽DB11、ユーザDB12、配信履歴DB13等を有
して構成され、さらに、音楽データの2次配信を管理す
るための配信管理プログラムを実装している。
【0035】ユーザサーバ6(ユーザサーバ61乃至6
3)は、それぞれ、ユーザ端末21、22、23に対応
し、それぞれユーザ登録時にホストサーバ10から取得
したクライアントプログラム(CP)を実装している。
【0036】以下、ユーザサーバ61および62は、自
身のHDDに保存している音楽データの2次配信を承諾
し(つまり、音楽データが保存されている所定の領域に
限って他のユーザがアクセスすることを許可した)、ユ
ーザサーバ63は、自身のHDDに保存している音楽デ
ータの2次配信を拒否したものとする。
【0037】ここで、配信管理プログラム、およびクラ
イアントプログラムには、 (1)音楽データの暗復号化プログラム (2)配信情報作成管理プログラム 等が含まれる。
【0038】音楽データの暗復号化プログラムは、音楽
データの暗号化および復号化を行うプログラムである。
この暗号化および復号化の方式としては、例えば、公開
鍵方式を用いることができる。これは、周知のように、
データを暗号化するための公開鍵と、暗号化されたデー
タを復号化するための秘密鍵との、2つの鍵を用いる方
式であり、この公開鍵、秘密鍵の両方ともが、暗号化デ
ータを送られる側で作成される。公開鍵は、データの暗
号化を行う側に送られ、秘密鍵は暗号化データを送られ
る側で保存され、公開鍵で作成された暗号は、対応する
秘密鍵でしか解読できない。
【0039】配信情報作成管理プログラムは、音楽デー
タの配信ルートを管理するための配信情報の作成、管理
を行う。この配信情報については後に詳述する。
【0040】さて、図2において、ホストサーバ50
は、音楽データd1をユーザサーバ61に配信するにあ
たって、配信情報A1を作成し、この配信情報A1を音
楽データd1に添付して暗号化した暗号化データをユー
ザサーバ61に送信する。このとき、作成した配信情報
A1のコピーを保存しておく。
【0041】なお、詳細は後述するが、配信情報A1に
は、この音楽データd1が、ユーザサーバ61によって
ホストサーバ50から直接ダウンロード(1次ダウンロ
ード)されたものである旨を示す情報が記録されてい
る。
【0042】ユーザサーバ61は、ホストサーバ50か
らダウンロードした暗号化データを復号化し、音楽デー
タd1と配信情報A1とを得、音楽データd1をHDD
の所定の領域に保存する。また、配信情報A1を、音楽
データd1と対応付けてHDDの所定の領域に保存す
る。さらに、配信情報A1のコピーを、ホストサーバ5
0に返送する。
【0043】ホストサーバ50は、ユーザサーバ61か
ら返送された配信情報が、保存しておいた配信情報A1
とを一致すれば、配信情報A1の内容に基づき、ユーザ
サーバ61に対する課金処理を行う。
【0044】また、ホストサーバ50は、音楽データd
1の2次配信を承諾したユーザサーバとして、ユーザサ
ーバ61のアドレス情報を記憶、管理する。
【0045】次に、ユーザサーバ61からユーザサーバ
62に、音楽データd1が2次配信される場合のデータ
の流れを説明する。
【0046】ユーザサーバ61は、音楽データd1と対
応付けられて記憶されている配信情報A1に基づいて配
信情報A2を作成し、この配信情報A2を音楽データd
1に添付して暗号化した暗号化データを、ユーザサーバ
62に送信する。このとき、作成した配信情報A2のコ
ピーをホストサーバ50に送信する。
【0047】なお、詳細は後述するが、配信情報A2に
は、ユーザサーバ61からユーザサーバ62に音楽デー
タd1が2次配信された旨を示す情報、この音楽データ
d1の1次ダウンロード者がユーザサーバ61である旨
を示す情報等が記録されている。
【0048】ユーザサーバ62は、ユーザサーバ61か
らダウンロードした暗号化データを復号化し、音楽デー
タd1と配信情報A2とを得、音楽データd1をHDD
の所定の領域に保存する。また、配信情報A2を、音楽
データd2と対応付けてHDDの所定の領域に保存す
る。さらに、配信情報A2のコピーを、ホストサーバ5
0に返送する。
【0049】ホストサーバ50は、ユーザ端末61、お
よびユーザ端末62の両方から配信情報A2のコピーが
送信されると、2つの配信情報のコピーが一致するか否
か判定し、一致すれば、その内容に基づいてユーザサー
バ62に対する課金処理、およびユーザサーバ61に対
するペイバック処理を行う。
【0050】また、ホストサーバ50は、音楽データd
1の2次配信を承諾したユーザサーバとして、ユーザサ
ーバ62のアドレス情報を記憶、管理する。
【0051】次に、ユーザサーバ62からユーザサーバ
63に、音楽データd1が2次配信される場合のデータ
の流れを説明する。
【0052】ユーザサーバ62は、音楽データd1と対
応付けられて記憶されている配信情報A2に基づいて配
信情報A3を作成し、この配信情報A3を音楽データd
1に添付して暗号化した暗号化データを、ユーザサーバ
63に送信する。このとき、作成した配信情報A3のコ
ピーをホストサーバ50に送信する。
【0053】なお、詳細は後述するが、配信情報A3に
は、ユーザサーバ62からユーザサーバ63に音楽デー
タd1が2次配信された旨を示す情報、この音楽データ
d1の1次ダウンロード者がユーザサーバ61である旨
を示す情報等が記録されている。
【0054】ユーザサーバ63は、ユーザサーバ62か
らダウンロードした暗号化データを復号化し、音楽デー
タd1と配信情報A3とを得、音楽データd1をHDD
の所定の領域に保存する。また、配信情報A3を、音楽
データd2と対応付けてHDDの所定の領域に保存す
る。さらに、配信情報A3のコピーを、ホストサーバ5
0に返送する。
【0055】ホストサーバ50は、ユーザ端末62、お
よびユーザ端末63の両方から配信情報A3のコピーが
送信されると、両者から送信された配信情報のコピーが
一致するか否か判定し、一致すれば、その内容に基づい
てユーザサーバ63に対する課金処理、およびユーザサ
ーバ62に対するペイバック処理を行う。
【0056】なお、各ユーザサーバに対する課金処理に
おいて、2次配信を承諾したか否かでサービス代金に差
をもたせるようにすると良い。つまり、例えば、ペイバ
ックが期待できる分、2次配信を承諾した場合は2次配
信を承諾しない場合よりも高いサービス代金を請求する
などすると良い。
【0057】このように、音楽データの2次配信を許可
し、2次配信元にペイバックを行うことにより、収入の
期待からユーザに遵法の動機付けができるので、Pto
Pを利用したデータ配信においても、合法的な著作権管
理の推進による健全なデータ配信が期待できる。
【0058】さて、ここで、音楽データに添付される配
信情報の詳細について説明する。
【0059】図3(a)〜(c)は、音楽データに添付
される配信情報の詳細を示した図で、それぞれ、上記の
配信情報A1〜A3に対応するものである。
【0060】図3(a)〜(c)において、それぞれの
配信情報には、 (1)データ識別番号 (2)音楽データの曲名および演奏者名 (3)符号化方式情報 (4)ダウンロード者の2次配信可否情報 (5)ダウンロード者識別情報 (6)配信履歴情報 (7)サービス代金の支払方法 (8)ペイバック方法 (9)セキュリティ情報(電子透かし、暗号キー) の情報が記録されている。
【0061】データ識別番号は、ホストサーバ50の音
楽DB上において音楽データの管理、識別に用いる番号
で、各音楽データにユニークに割り振られている。
【0062】符号化方式情報は、音楽データの圧縮符号
化方式に関する情報であり、ATRAC(Adaptive Tran
sform Acoustic Coding:商標) 、MPEG(Moving Pic
tureExperts Group)オーディオ、MP3(MPEG-1 Audio
Layer-3)等がある。圧縮符号化方式は、各ユーザによ
り、ユーザ登録時、もしくは音楽データのダウンロード
時に指定される。
【0063】2次配信可否情報は、この配信情報が添付
される音楽データのダウンロード先のユーザが、ダウン
ロードした音楽データの他のユーザへの2次配信を承諾
しているか否かを示す情報であり、各ユーザ端末のユー
ザによって、ユーザ登録時、もしくは音楽データのダウ
ンロード時に指定される。
【0064】ダウンロード者識別情報は、この配信情報
が添付される音楽データの配信先のユーザについての情
報であり、ユーザ登録時に各ユーザにユニークに発行さ
れる会員IDや、ユーザ端末に固有のアドレス情報等が
用いられる。
【0065】配信履歴情報には、さらに、 (1)1次ダウンロード者識別情報 (2)ダウンロード元情報 (3)ダウンロード日時履歴 等の情報が記録されている。
【0066】1次ダウンロード者識別情報は、この配信
情報が添付される音楽データをサービスプロバイダから
直接ダウンロードしたユーザについての情報であり、ユ
ーザ登録時に各ユーザにユニークに発行される会員ID
や、ユーザ端末に固有のアドレス情報等が用いられる。
【0067】ダウンロード元情報は、この配信情報が添
付される音楽データの保持者、つまり、当該配信情報を
作成したユーザ端末についての情報である。
【0068】即ち、この配信履歴情報により、サービス
プロバイダから直接この音楽データをダウンロードした
のが誰(1次ダウンロード者)で、今現在、誰(ダウン
ロード元)から誰(ダウンロード者)に2次配信された
のかを把握することができる。
【0069】サービス代金支払方法は、ユーザ登録時、
もしくは音楽データのダウンロード時に、各ユーザによ
って指定された支払方法である。
【0070】ペイバック方法は、ユーザ登録時に各ユー
ザによって指定された2次配信時のペイバックの方法で
ある。
【0071】セキュリティ情報は、電子透かし、暗号キ
ー等の情報である。
【0072】さて、図3(a)は、ホストサーバ50か
らユーザサーバ61に配信される音楽データd1に付加
される配信情報A1を示す図である。
【0073】配信情報A1には、データ識別番号および
曲名/演奏者名が音楽データd1に基づいて記録され、
符号化方式、2次配信可否、サービス代金支払方法が、
ユーザサーバ61の指定に基づいて記録される。
【0074】ダウンロード者識別情報としてユーザサー
バ61の識別情報が記録され、配信履歴情報には、ユー
ザサーバ61自身の識別情報が1次ダウンロード者とし
て記録され、ダウンロード元としてホストサーバ50の
識別情報が記録される。
【0075】なお、配信情報A1が添付される音楽デー
タd1は、ホストサーバ5から直接ダウンロードされる
ものであるので、ペイバック方法については特に記録さ
れない。
【0076】図3(b)は、ユーザサーバ61からユー
ザサーバ62に2次配信される音楽データd1に付加さ
れる配信情報A2を示す図である。
【0077】配信情報A2には、データ識別番号、曲名
/演奏者名、符号化方式が配信情報A1に基づいて記録
され、2次配信可否、サービス代金支払方法がユーザサ
ーバ62の指定に基づいて記録され、ペイバック方法が
ユーザサーバ61の指定に基づいて記録される。
【0078】また、ダウンロード者識別情報としてユー
ザサーバ62の識別情報が記録され、配信履歴情報に
は、ユーザサーバ61の識別情報が1次ダウンロード者
として記録され、ダウンロード元としてユーザサーバ6
1の識別情報が記録される。
【0079】ダウンロード日時は、配信情報A1に記録
された日時の後に、この2次配信の日時が付け加えられ
て履歴として記録される。
【0080】即ち、配信情報A2は、配信情報A1の、
データ識別番号、曲名/演奏者名、符号化方式、および
1次ダウンロード者識別情報以外の情報を更新すること
によって作成される。
【0081】図3(c)は、ユーザサーバ62からユー
ザサーバ63に2次配信される音楽データd1に付加さ
れる配信情報A3を示す図である。
【0082】配信情報A3には、データ識別番号、曲名
/演奏者名、符号化方式が配信情報A2に基づいて記録
され、2次配信可否、サービス代金支払方法がユーザサ
ーバ63の指定に基づいて記録され、ペイバック方法が
ユーザサーバ62の指定に基づいて記録される。
【0083】また、ダウンロード者識別情報としてユー
ザサーバ63の識別情報が記録され、配信履歴情報に
は、ユーザサーバ61の識別情報が1次ダウンロード者
として記録され、ダウンロード元としてユーザサーバ6
2の識別情報が記録される。
【0084】ダウンロード日時は、配信情報A2に記録
された日時の後に、この2次配信の日時が付け加えられ
て履歴として記録される。
【0085】即ち、配信情報A3は、配信情報A2の、
データ識別番号、曲名/演奏者名、符号化方式、および
1次ダウンロード者識別情報以外の情報を更新すること
によって作成される。
【0086】次に、音楽データのダウンロードが行われ
る際のサービスプロバイダ10、および各ユーザ端末2
の処理を具体例を挙げて説明する。
【0087】図4は、1次ダウンロードの際のサービス
プロバイダおよびユーザ端末の処理を概略的に説明する
フローチャートである。
【0088】なお、図4では、サービスプロバイダとユ
ーザ端末のそれぞれの処理が互いに関連づけられて示さ
れている。
【0089】サービスプロバイダ10は、インターネッ
ト40を介してアクセスされたユーザ端末(ここではユ
ーザ端末21とする)に対して、例えば図6のような、
MDLSへのログイン画面を配信し、ログインを待つ
(ステップ101)。
【0090】ユーザXは、まず、サービスプロバイダか
ら配信されたログイン画面上で、会員IDとパスワード
を入力し、MDLSへのログインを要求する(ステップ
201)。
【0091】サービスプロバイダ10は、ユーザ端末2
1からログイン要求を受信すると、ログイン要求ととも
に送信された会員IDおよびパスワードに基づいて会員
認証を行い(ステップ102)、会員と判定された場合
(ステップ103でYes)、例えば図7に示すよう
な、音楽データ選択画面を配信して、ダウンロードする
音楽データの指定、およびダウンロード(DL)方法の
選択を要求する(ステップ104)。このダウンロード
方法には、指定した音楽データをホストサーバから直接
ダウンロードする(1次ダウンロード)、指定した音楽
データを保持する他のユーザ端末からダウンロードする
(2次ダウンロード)、の2種類の方法がある。
【0092】なお、会員認証の結果、非会員と判定され
た場合は(ステップ103でNo)、その旨をユーザ端
末に通知して処理を終了する。なお、非会員と判定され
た場合、新たにユーザ登録を受け付けて、その後ステッ
プ104以降の処理を実行するようにしてもよい。
【0093】さて、会員認証の結果、会員であると判定
されMDLSへのログインを許可されたユーザXは、ユ
ーザ端末21上に表示された音楽データ選択画面上で、
所望の音楽データ、およびダウンロード方法として1次
ダウンロードを指定する(ステップ203)。
【0094】サービスプロバイダ10は、ユーザ端末2
1から音楽データ、ダウンロード方法として1次ダウン
ロードが指定されると(ステップ105でYes)、例
えば図10に示すような、サービスレベル/サービス代
金支払い方法設定画面を配信して、サービスレベルとサ
ービス代金支払方法の選択を要求する(ステップ10
6)。
【0095】なお、サービスレベルとは、データの圧縮
符号化方式と2次配信の可否とを合わせた情報である
が、もちろん、この圧縮符号化方式と2次配信の可否に
ついては、別個に指定できるようにしても良い。
【0096】また、サービス代金支払方法としてクレジ
ット方式を選択した場合に必要となるクレジットカード
番号は、ユーザ登録時に予め登録されている。
【0097】さて、ユーザXは、ユーザ端末21上に表
示された、サービスレベル/サービス代金支払い方法設
定画面上で、所望のサービスレベルおよびサービス代金
支払方法を選択し、ダウンロード要求を送信する(ステ
ップ204)。
【0098】サービスプロバイダ10は、ユーザ端末2
1からサービスレベル、サービス代金支払方法が選択さ
れてダウンロード要求が送信されると(ステップ107
でYes)、指定された音楽データを音楽DB11から
検索して、指定された方法で圧縮符号化する。
【0099】そして、圧縮符号化した音楽データに配信
情報を付加して暗号化し(ステップ108)、この暗号
化データをユーザ端末21に送信する。
【0100】ユーザ端末21では、所望の音楽データ
(暗号化されている)がダウンロードされると(ステッ
プ205でYes)、ダウンロードした暗号化データを
復号化して音楽データおよび配信情報を得、音楽データ
を自身のHDDに保存し、配信情報をこの音楽データと
対応付けて記憶する(ステップ206)。
【0101】また、ユーザ端末21は、復号化して得た
配信情報のコピーをサービスプロバイダ10に返送する
(ステップ207)。
【0102】サービスプロバイダ10は、ユーザ端末2
1から配信情報が返送されるのを待ち(ステップ11
0)、配信情報が返送されると(ステップ110でYe
s)、ユーザ端末21がダウンロードした音楽データの
2次配信を承諾しているか否かを確認し(ステップ11
1)、承諾していれば(ステップ111でYes)、当
該音楽データを保持するユーザサーバリストにユーザ端
末21の識別情報を追加して(ステップ112)、ユー
ザ端末21に対する課金処理を行う(ステップ113)
図5は、2次ダウンロードの際のサービスプロバイダお
よびユーザ端末の処理を概略的に説明するフローチャー
トである。
【0103】なお、図5では、サービスプロバイダと各
ユーザ端末のそれぞれの処理が互いに関連づけられて示
されている。
【0104】ここで、サービスプロバイダ10と、ダウ
ンロードを要求するユーザ端末(ここでは、ユーザ端末
22とする)は、まず、図4のステップ101〜105
(サービスプロバイダ)、ステップ201〜202(ユ
ーザ端末22)までの処理と同一の処理を行う。
【0105】さて、ユーザ端末22は、サービスプロバ
イダ10から配信された、例えば図7のような音楽デー
タ選択画面上で、所望の音楽データ、およびダウンロー
ド方法として2次ダウンロードを指定する(ステップ5
03)。
【0106】サービスプロバイダ10は、ユーザ端末2
2から音楽データ、ダウンロード方法として2次ダウン
ロードが指定されると(ステップ105でYes)、各
音楽データに対応して複数用意されているユーザサーバ
リストから、指定された音楽データに対応するユーザサ
ーバリストを検索して、ユーザ端末Aに送信する(ステ
ップ301)。
【0107】なお、ユーザサーバリストには、各ユーザ
サーバの概略所在地や(東京、大阪、NY等)、加入プ
ロバイダ等の情報を付加しておくと良い。このような方
法によれば、例えば図1において、ユーザ端末22の所
望の音楽データを、ユーザ端末21とユーザ端末23の
両方が保持する場合、同じアクセスプロバイダ32に加
入しているユーザ端末23からの方がスムーズにダウン
ロードできると予想でき、より適切なユーザサーバの選
択を行うことができる。
【0108】さて、ユーザYは、サービスプロバイダ1
0からユーザ端末22に、例えば図8に示すようなユー
ザサーバリストが送信されると(ステップ502でYe
s)、当該リストから2次ダウンロード元のユーザ端末
として所望のユーザ端末を選択し、選択したユーザ端末
に直接接続する(ステップ503)。ここでは、ユーザ
端末21を選択/接続したものとする。
【0109】ユーザ端末21は、ユーザ端末22から接
続要求を受信すると、例えば図9に示すような、自身の
HDDに保持している2次配信可能な音楽データのリス
トをユーザ端末22に送信する(ステップ401)。
【0110】ユーザYは、ユーザ端末21から送信され
ユーザ端末22上に表示された音楽データリストから、
所望の音楽データを選択する。
【0111】ユーザ端末21は、ユーザ端末22から音
楽データを指定されると(ステップ402でYes)、
例えば図10に示すような、サービスレベル/サービス
代金支払い方法設定画面を配信して、サービスレベルと
サービス代金支払方法の選択を要求する(ステップ40
3)。
【0112】なお、サービスレベルとは、データの圧縮
符号化方式と2次配信の可否とを合わせた情報である
が、もちろん、この圧縮符号化方式と2次配信の可否に
ついては、別個に指定できるようにしても良い。
【0113】また、サービス代金支払方法としてクレジ
ット方式を選択した場合に必要となるクレジットカード
番号は、ユーザ登録時に予め登録されている。
【0114】さて、ユーザ端末21からサービスレベル
とサービス代金支払方法の指定を要求されると(ステッ
プ506でYes)、ユーザYは、ユーザ端末22上に
表示されたサービスレベル/サービス代金支払い方法設
定画面上で、所望のサービスレベルおよびサービス代金
支払方法を選択し、ユーザ端末21に音楽データのダウ
ンロード要求を送信する(ステップ507)。
【0115】ユーザ端末21は、ユーザ端末22からサ
ービスレベル、サービス代金支払方法が選択されてダウ
ンロード要求が送信されると(ステップ404でYe
s)、指定された音楽データをHDDから検索して、指
定された方法で圧縮符号化する。
【0116】そして、圧縮符号化した音楽データに配信
情報を付加して暗号化し(ステップ405)、この暗号
化データをユーザ端末21に送信するとともに(ステッ
プ406)、この配信情報のコピーをサービスプロバイ
ダ10に送信する(ステップ407)。
【0117】ユーザ端末22では、所望の音楽データ
(暗号化されている)がダウンロードされると(ステッ
プ508でYes)、ダウンロードした暗号化データを
復号化して音楽データおよび配信情報を得、音楽データ
を自身のHDDに保存し、配信情報をこの音楽データと
対応付けて記憶する(ステップ509)。
【0118】また、ユーザ端末22は、復号化して得た
配信情報のコピーを、ユーザ端末21およびサービスプ
ロバイダ10の両方に返送する(ステップ510)。
【0119】サービスプロバイダ10は、ユーザ端末2
1およびユーザ端末22から配信情報のコピーが返送さ
れるのを待ち(ステップ302)、配信情報が返送され
ると(ステップ302でYes)、ユーザ端末21への
ペイバック処理を行い、ユーザ端末22に対して、図4
のステップ111〜113と同一の処理を行う。
【0120】以上、音楽データの配信を例に説明した
が、もちろん他のデジタルデータの配信にもこの発明が
適用できる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ユーザに音楽データの2次配信を許可し、2次配信
元にペイバックを行うことで、収入が期待できることか
ら、ユーザに遵法の動機付けができ、合法的な著作権管
理の推進による健全なネット配信が期待でき、かつ、コ
ンテンツを気軽にダウンロードすることが見込め、サー
ビス事業が活性化できるという効果を奏する。
【0122】また、PtoPによりネットワークへの負
担が軽減されるとともに、ミラーサーバやキャッシュサ
ーバの設置数を軽減でき、サービスプロバイダの費用負
担を削減できるいう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した音楽データ配信サービスの
システム構成の一例を示す図である。
【図2】この発明を適用した音楽データ配信システム上
での音楽データの流れの一例を概略的に説明した図であ
る。
【図3】音楽データに添付される配信情報の詳細を示し
た図である。
【図4】1次ダウンロードの際のサービスプロバイダお
よびユーザ端末の処理について説明するフローチャート
である。
【図5】2次ダウンロードの際のサービスプロバイダお
よびユーザ端末の処理について説明するフローチャート
である。
【図6】この発明を適用した音楽データ配信システムの
Web画面の一例を示す図である。
【図7】この発明を適用した音楽データ配信システムの
Web画面の一例を示す図である。
【図8】この発明を適用した音楽データ配信システムの
Web画面の一例を示す図である。
【図9】この発明を適用した音楽データ配信システムの
Web画面の一例を示す図である。
【図10】この発明を適用した音楽データ配信システム
のWeb画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 サービスプロバイダ 11 音楽データベース 12 ユーザデータベース 13 配信履歴データベース 21、22、23 ユーザ端末 31、32 アクセスプロバイダ 40 インターネット 50 ホストサーバ 61、62、63 ユーザサーバ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介してデジタルデー
    タを配信するデータ配信方法において、 ホストサーバ装置は、前記デジタルデータに当該デジタ
    ルデータの配信履歴に関する配信履歴情報を付加して前
    記通信ネットワークに接続する配信要求元の端末装置に
    送信し、 前記配信履歴情報は、前記通信ネットワークに接続する
    端末装置間で前記デジタルデータが複製されて配信され
    る毎に、少なくとも配信先の端末装置の識別情報を追記
    することにより更新され、かつ該更新毎に前記ホストサ
    ーバ装置に通知され、 前記ホストサーバ装置は、通知された前記更新された配
    信履歴情報に基づき、前記デジタルデータの配信経路を
    管理するとともに、前記配信先の端末装置へのサービス
    代金の課金処理、および配信元の端末装置へのペイバッ
    ク処理を行うことを特徴とするデータ配信方法。
  2. 【請求項2】 前記配信先の端末装置および前記配信元
    の端末装置は、前記ホストサーバ装置に予めユーザ登録
    された端末装置であり、 前記デジタルデータの複製および配信を行い、かつ該デ
    ジタルデータの複製および配信に際して前記配信履歴情
    報の更新を行うことを有することを特徴とする請求項1
    記載のデータ配信方法。
  3. 【請求項3】 前記配信要求元の端末装置は、 前記端末装置間での前記デジタルデータの複製および配
    信を行うか否かを選択し、 前記ホストサーバ装置は、 前記デジタルデータの複製および配信を行うことを選択
    した端末装置と、前記デジタルデータの複製および配信
    を行わないことを選択した端末装置とで、課金するサー
    ビス代金に差をもたせることを特徴とする請求項1記載
    のデータ配信方法。
  4. 【請求項4】 前記ホストサーバ装置は、 前記デジタルデータ毎に、該デジタルデータを保有し前
    記端末装置間での該デジタルデータの複製および配信を
    行うことを選択した前記端末装置の識別情報を対応付け
    て記憶し、該記憶した識別情報を前記配信要求元の端末
    装置に公開し、 前記配信要求元の端末装置は、 所望のデジタルデータを保有する端末装置として前記ホ
    ストサーバ装置から公開された端末装置の中から、所望
    の端末装置を選択して接続し、前記デジタルデータのダ
    ウンロードを行うことを特徴とする請求項3記載のデー
    タ配信方法。
  5. 【請求項5】 通信ネットワークを介してデジタルデー
    タを配信するデータ配信システムにおいて、 ホストサーバ装置は、 複数のデジタルデータを保有、管理するデジタルデータ
    保有管理手段と、 前記デジタルデータの配信要求を受け取り、当該デジタ
    ルデータの配信履歴に関する配信履歴情報を付加して前
    記デジタルデータを前記通信ネットワークに接続する配
    信要求元の端末装置に送信するデジタルデータ送信手段
    と、 前記配信履歴情報に基づいて前記デジタルデータの配信
    経路を管理する配信経路管理手段と前記配信履歴情報に
    基づいて前記端末装置への課金処理およびペイバック処
    理を行う課金処理手段とを有し、 前記端末装置は、 前記デジタルデータの配信要求を送信する配信要求送信
    手段と、 前記通信ネットワークに接続する端末装置間で前記デジ
    タルデータの複製、配信が行われる毎に、少なくとも配
    信先の端末装置の識別情報を追記することにより前記配
    信履歴情報を更新し、かつ該更新した配信履歴情報を前
    記ホストサーバ装置に通知する配信履歴情報更新手段と
    を有することを特徴とするデジタルデータ配信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記ホストサーバ装置は、 前記デジタルデータ毎に、該デジタルデータを保有し前
    記端末装置間での該デジタルデータの複製および配信を
    行うことを選択した前記端末装置の識別情報を対応付け
    て記憶し、該記憶した識別情報を前記配信要求元の端末
    装置に公開するユーザサーバ公開手段を有し、 前記配信要求元の端末装置は、 所望のデジタルデータを保有する端末装置として前記ホ
    ストサーバ装置から公開された端末装置の中から、所望
    の端末装置を選択して接続し、前記デジタルデータのダ
    ウンロードを行うダウンロード手段を有することを特徴
    とする請求項5記載のデータ配信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008026410A1 (fr) * 2006-08-28 2008-03-06 Pioneer Corporation Procédé de chargement, programme de chargement, support d'enregistrement et serveur de communication
JP2008071344A (ja) * 2006-09-11 2008-03-27 Fujitsu Ltd 支払いを受けるアップローダを有するピア・ツー・ピアネットワーク
JP2008176547A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Nec Corp 課金システム、課金方法および課金用プログラム

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JP2008071344A (ja) * 2006-09-11 2008-03-27 Fujitsu Ltd 支払いを受けるアップローダを有するピア・ツー・ピアネットワーク
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