JP2002341512A - マスクパターン検証装置およびその方法 - Google Patents

マスクパターン検証装置およびその方法

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JP2002341512A
JP2002341512A JP2001142050A JP2001142050A JP2002341512A JP 2002341512 A JP2002341512 A JP 2002341512A JP 2001142050 A JP2001142050 A JP 2001142050A JP 2001142050 A JP2001142050 A JP 2001142050A JP 2002341512 A JP2002341512 A JP 2002341512A
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JP2001142050A
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English (en)
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Kazuhisa Ogawa
和久 小川
Isao Ashida
勲 芦田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定の補正値が規定された補正テーブルに従っ
て、フォトマスクのパターンに対して適切な補正処理が
なされているか否かの検証を効率的にもれがなく行うこ
とができるマスクパターン検証装置およびその方法を提
供する。 【解決手段】補正テーブルTにおける補正値の切り替わ
る条件の境界値に着目し、テストパターン生成部10に
より当該条件の境界値およびその前後における複数のパ
ターンの組み合わせをテストパターンとして生成し、検
証用パターン生成部11により当該条件の境界値および
その前後における補正値が加味されたパターンを検証用
パターンとして生成し、パターン補正装置30によりテ
ストパターンに補正処理がなされた補正パターンと検証
用パターンとがパターン判定部12により比較され、補
正パターンが適切か否かの判定が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトマスクのパ
ターンに対して、露光の際の光近接効果に対処して所望
のパターンを形成するための補正を行う補正処理が補正
テーブルに基づいて適切に行われているか否かを検証す
るマスクパターン検証装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
フォトマスクのパターンをウェーハ上に投影露光するフ
ォトリソグラフィ工程を複数回経ている。その工程で用
いられるフォトマスクは、ガラス基板上に遮光膜が形成
された構造をなしており、設計されたCADデータを描
画装置用のデータに変換し、これを忠実にパターニング
することにより作製される。
【0003】ところで、近年、半導体集積回路の高集積
化にともない露光するパターンがより微細になってきて
おり、フォトリソグラフィ工程では、露光波長近傍のパ
ターンを形成するようになっている。その結果、光の干
渉効果が顕著となり、設計パターンと転写レジストパタ
ーンとの間に差異が生ずる光近接効果が発生する。光近
接効果は、具体的には、例えば、密に近接して配置され
ているパターンと、孤立して配置されているパターンと
で線幅に差が生じるような現象として現れる。その他に
も、パターンの端部で必要以上にパターンが丸まってし
まい、結果としてパターンの長さが短くなるような現象
としても現れる。
【0004】このような孤立パターンと繰り返しパター
ンの線幅差やパターン端縮みなどの現象が現れると、ゲ
ート電極の線幅の制御性劣化や合わせマージンの減少を
引き起し、トランジスタ特性のバラツキが増大し、最終
的にはチップの歩留りが低下し、生産効率に対して著し
い影響を与える。
【0005】上記の問題は、高集積性が要求される繰り
返しメモリセルにおいて特に致命的になる。そのため、
0.35μm世代以降のメモリの開発においては、光強
度シュミレーションをベースとした高精度な自動光近接
効果補正(OPC:OpticalProximity effect Correcti
on)システムが開発され用いられている。
【0006】ところで、このような光近接効果は、メモ
リ周辺回路やASIC(Application Specific Integra
ted Circuit)系デバイスの1チップランダム回路領域に
おいても同様の現象を生じさせ、トランジスタ特性への
悪影響や合わせマージン減少による歩留り低下を引き起
こしている。
【0007】しかしながら、このチップ規模のランダム
パターンの光近接効果を補正するために、光強度シュミ
レーションをベースとした自動OPCを適用すると、膨
大な計算時間を要し、チップ設計から製造までのTAT
(Turn Around Time) に影響を及ぼすという問題が生じ
る。
【0008】このような問題に対処するため、1チップ
レベルの補正を行う手法としては、ある程度限られた図
形形状のみを予め設定した補正ルールに基づいて高速に
補正する方法が用いられている。
【0009】上記の予め設定した補正ルールに基づいて
パターンの補正処理を行う例について説明する。図10
(a)にフォトマスクのパターンデータの一例を示し、
図11にフォトマスクのパターンデータを補正するパタ
ーン補正装置の概略構成図を示す。図11に示すパター
ン補正装置30では、図10(a)に示すようなフォト
マスクのパターンに所定の補正処理を行って、フォトマ
スクの補正パターンを作成する。すなわち、図10
(a)に示すパターンにおいて、パターンの線幅W、隣
接パターンとの間隔Sに応じて、図中斜線部のパターン
の線幅Wを補正して、図10(b)に示すように、パタ
ーンの線幅Wを補正値Vだけ増加させて、補正パターン
として出力する。
【0010】この光近接効果に基づく補正値Vは、パタ
ーンの線幅Wや隣接パターンとの間隔S等に依存するた
め、それらをマトリックス状に配置し、各線幅Wと間隔
S毎に補正値Vを規定した補正テーブルTが仕様として
用いられる。
【0011】図12に補正テーブルTの一例を示す。図
12に示す補正テーブルTでは、パターン線幅Wが所定
の範囲毎、およびパターン間隔Sが所定の範囲毎にそれ
ぞれ補正値Vが規定されている。すなわち、例えば、パ
ターンの間隔SがSj<S≦Sj+1である場合に、パ
ターンの線幅Wがそれぞれ、線幅W1,W2,・・・,
Wi,Wi+1,・・・,Wn−1,Wnで規定される
各条件値のどの範囲内にあるかにより、補正値VがV
(0,j),V(1,j),・・・,V(i,j),・
・・,V(n−1,j),V(n,j)と規定されてい
る。また、パターンの線幅WがWi<W≦Wi+1であ
る場合に、パターンの間隔線幅Sがそれぞれ、線幅S
1,S2,・・・,Sj,Sj+1,・・・,Sm−
1,Smで規定される各条件値のどの範囲内にあるかに
より、補正値VがV(i,0),V(i,1),・・
・,V(i,j),・・・,V(i,m−1),V
(i,m)と規定されている。
【0012】パターン補正装置30は、図10(a)に
示すフォトマスクのパターンが入力されると、パターン
の線幅Wおよび隣接するパターンとの間隔Sが補正テー
ブルにおけるどの条件の範囲内にあるかの比較を行い、
所定の補正値を決定して、当該補正値分だけシフトした
パターンを作成する。上記の補正テーブルTを用いたパ
ターン補正装置30のパターン補正処理の一例につい
て、図13および図14に示す処理フローを用いて説明
する。まず、パターンの線幅Wが補正テーブルにおける
どの条件の範囲内にあるかが検索される。すなわち、ス
テップST21において、i=0とする初期値の設定が
行われる。次に、ステップST22において、i=i+
1の演算が行われ、これによりi=1となる。次に、ス
テップST23において、i≦nかどうかの比較が行わ
れ、i=1であるので、ステップST24に進むことに
なる。
【0013】次に、ステップST24において、W>W
iか否かの判定が行われ、具体的にはi=1であること
からW>W1であるか否かの判定が行われる。ステップ
ST24において、W>W1でない場合には、ステップ
ST25において、i=i−1、すなわち、i=1−1
=0として、補正値V(i,j)のiが0であると決定
される(図12参照)。ステップST24において、W
>W1である場合には、ステップST22に戻りiに1
が加算されて、同様にステップST23〜24の処理を
行い、W>Wiか否かの判定が行われていき、W>Wi
でなくなった時点で、i=i−1の値が補正値V(i,
j)のiとして決定される。また、図12に示すよう
に、Wiは、W1〜Wnまでであるから、ステップST
23において、i≦nでなくなった時点、すなわち、i
がn+1のときに、ステップST25へ進み、iはnと
決定される。以上のようにして、補正値V(i,j)の
iが決定される。
【0014】次に、同様にして、隣接するパターンとの
間隔Sが補正テーブルTにおけるどの条件の範囲内にあ
るかが検索される。すなわち、ステップST26におい
て、j=0とする初期値の設定が行われる。次に、ステ
ップST27において、j=j+1の演算が行われ、こ
れによりj=1となる。次に、ステップST28におい
て、j≦mかどうかの比較が行われ、j=1であるの
で、ステップST29に進むことになる。
【0015】次に、ステップST29において、S>S
jか否かの判定が行われ、具体的にはj=1であること
からS>S1であるか否かの判定が行われる。ステップ
ST29において、S>S1でない場合には、ステップ
ST30において、j=j−1、すなわち、j=1−1
=0として、補正値V(i,j)のjが0であると決定
される(図12参照)。ステップST29において、S
>S1である場合には、ステップST27に戻りjに1
が加算されて、同様にステップST28〜29の処理を
行い、S>Sjか否かの判定が行われていき、S>Sj
でなくなった時点で、j=j−1の値が補正値V(i,
j)のjとして決定される。また、図12に示すよう
に、Sjは、S1〜Smまでであるから、ステップST
28において、j≦mでなくなった時点、すなわち、j
がm+1のときに、ステップST30へ進み、jはmと
決定される。以上のようにして、補正値V(i,j)の
jが決定される。
【0016】このようにして、補正値V(i,j)のi
とjが決定されると、補正値V(i,j)が決定され
て、入力されたフォトマスクパターンのエッジを補正値
V(i,j)だけシフトすることにより、図10(b)
に示す補正パターンが生成される。
【0017】上記のようなOPCデータ処理プログラム
を有するパターン補正装置30が、補正テーブルに従っ
て動作していることの試験が大変重要となる。
【0018】従来は、パターン補正装置30のこのよう
な試験においては、パターンの線幅Wおよび隣接するパ
ターンとの間隔Sをそれぞれ少しづつずらし、補正テー
ブルとは無関係に、各種の線幅Wおよび間隔Sの組み合
わせからなるテストパターンを作成し、このテストパタ
ーンを入力としてパターン補正装置30を動作させ、そ
の結果が正しいかどうかを確認していた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法では、その作成した各種の線幅Wおよび間隔
Sの組み合わせからなるテストパターンの補正処理後の
正解値となる補正パターンを算出することは、パターン
補正装置30におけるOPCデータ処理そのものである
ため、その結果を確認することは難しい。例えば、入力
したテストパターンの線幅Wおよび間隔SをCADツー
ル上にて測定し、測定した線幅Wおよび間隔Sをもとに
補正テーブルTから補正値Vを算出し、そこから算出さ
れる補正後の線幅を計算し、そのとおりに処理結果がな
っていることを確認することも可能であるが、非効率的
であり、確認もれの可能性もある。
【0020】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、所定の補正値が規定された補正テ
ーブルに従って、フォトマスクのパターンに対して適切
な補正処理がなされているか否かの検証を効率的にもれ
がなく行うことができるマスクパターン検証装置および
その方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のマスクパターン検証装置は、所定の条件値
毎に補正値が規定された補正テーブルに従って、フォト
マスクのパターンに対して適切な補正処理がなされてい
るか否かの検証を行うマスクパターン検証装置であっ
て、前記補正テーブルの特定の条件値に相当するテスト
パターンを生成するテストパターン生成部と、前記特定
の条件値における前記補正値をもって前記テストパター
ンを補正した検証用パターンを生成する検証用パターン
生成部と、前記テストパターンに前記補正処理がなされ
た補正パターンと、前記検証用パターンとを比較して、
前記補正パターンが適切か否かの判定を行うパターン判
定部とを有する。
【0022】好適には、前記テストパターン生成部は、
前記補正テーブルにおける前記補正値が切り替わる境界
の条件値に相当するテストパターンを生成する。また、
前記テストパターン生成部は、前記補正テーブルにおけ
る前記補正値が切り替わる境界の前後の条件値に相当す
るテストパターンを生成する。
【0023】例えば、前記補正テーブルは、前記パター
ンの所定の範囲の幅および所定の範囲の間隔毎に前記補
正値が規定されている。
【0024】例えば、前記パターン判定部は、前記補正
パターンと前記検証用パターンとの排他的論理和を演算
し、前記補正パターンと前記検証用パターンとが一致す
る場合のみ前記補正パターンが適切であると判定する。
【0025】前記補正処理は、光近接効果補正処理であ
る。
【0026】上記の本発明のマスクパターン検証装置に
よれば、テストパターン生成部により補正テーブルの特
定の条件値に相当するテストパターンが生成され、検証
用パターン生成部により特定の条件値における補正値を
もってテストパターンを補正した検証用パターンが生成
され、パターン判定部によりテストパターンに補正処理
がなされた補正パターンと検証用パターンとが比較され
て補正パターンが適切か否かの判定が行われることによ
り、効率的に補正処理の検証が行われる。また、テスト
パターン生成部により、補正テーブルにおける補正値が
切り替わる境界、および境界の前後の条件値に相当する
テストパターンが生成されることにより、条件分岐境界
の入力組み合わせが網羅され、補正処理の欠陥の検出率
の高いテストが行われる。さらに、パターン判定部によ
り補正パターンと検証用パターンとの排他的論理和が演
算されることで、補正パターンと検証用パターンとが一
致する場合のみ補正パターンが適切であると容易に判定
される。
【0027】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明のマスクパターン検証方法は、所定の条件値毎に補正
値が規定された補正テーブルに従って、フォトマスクの
パターンに対して適切な補正処理がなされているか否か
の検証を行うマスクパターン検証方法であって、前記補
正テーブルの特定の条件値に相当するテストパターンを
生成するステップと、前記特定の条件値における前記補
正値をもって前記テストパターンを補正した検証用パタ
ーンを生成するステップと、前記テストパターンに前記
補正処理がなされた補正パターンと、前記検証用パター
ンとを比較して、前記補正パターンが適切か否かの判定
を行うステップとを有する。
【0028】好適には、前記テストパターンを生成する
ステップにおいて、前記補正テーブルにおける前記補正
値が切り替わる境界の条件値に相当するテストパターン
を生成する。また、前記テストパターンを生成するステ
ップにおいて、前記補正テーブルにおける前記補正値が
切り替わる境界の前後の条件値に相当するテストパター
ンを生成する。
【0029】例えば、前記補正テーブルは、前記パター
ンの所定の範囲の幅および所定の範囲の間隔毎に前記補
正値が規定されている。
【0030】例えば、前記補正パターンが適切か否かの
判定を行うステップにおいて、前記補正パターンと前記
検証用パターンとの排他的論理和を演算し、前記補正パ
ターンと前記検証用パターンとが一致する場合のみ前記
補正パターンが適切であると判定する。
【0031】前記補正処理は、光近接効果補正処理であ
る。
【0032】上記の本発明のマスクパターン検証方法に
よれば、補正テーブルの特定の条件値に相当するテスト
パターンを生成し、特定の条件値における補正値をもっ
てテストパターンを補正した検証用パターンを生成し、
テストパターンに補正処理がなされた補正パターンと検
証用パターンとを比較して補正パターンが適切か否かの
判定を行うことにより、効率的に補正処理の検証が行わ
れる。また、補正テーブルにおける補正値が切り替わる
境界、および境界の前後の条件値に相当するテストパタ
ーンを生成することにより、条件分岐境界の入力組み合
わせが網羅され、補正処理の欠陥の検出率の高いテスト
が行われる。さらに、補正パターンと検証用パターンと
の排他的論理和を演算することで、補正パターンと検証
用パターンとが一致する場合のみ補正パターンが適切で
あると容易に判定することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のマスクパターン
検証装置およびその方法の実施の形態について、図面を
参照して説明する。
【0034】図1は本実施形態に係るマスクパターン検
証装置の概略構成図である。マスクパターン検証装置1
は、テストパターン生成部10と、検証用パターン生成
部11と、パターン判定部12とを有する。
【0035】テストパターン生成部10は、補正テーブ
ルTに基づいて後述するテストパターンを生成し、パタ
ーン補正装置30に出力する。
【0036】検証用パターン生成部11は、補正テーブ
ルに基づいて後述するように検証用パターンを生成し、
パターン判定部12に出力する。
【0037】パターン判定部12は、パターン補正装置
30から出力される補正後のフォトマスクのパターンを
入力するとともに、検証用パターン生成部11から出力
される検証用パターンを入力して、両者のパターンを比
較して一致する場合には、パターン補正装置30から得
られる補正後のフォトマスクのパターンが、補正テーブ
ルに従って適切に補正処理がなされていると判定する。
【0038】パターン補正装置30は、CAD等により
設計された回路データがレイアウトされた結果であるフ
ォトマスクのパターンデータを入力し、この入力された
フォトマスクのパターンに対して、予め光近接効果を考
慮した補正テーブルに基づいて補正処理を行い、補正後
のパターンデータを出力するものである。本実施形態に
係るマスクパターン検証装置1では、パターン補正装置
30の補正処理が補正テーブルTに基づいて適切になさ
れているか否かの検証がなされる。
【0039】パターン補正装置30は、例えば、図10
(a)に示すパターンにおいて、パターンの線幅W、隣
接パターンとの間隔Sに応じて、図中斜線部のパターン
の線幅Wを補正して、図10(b)に示すように、パタ
ーンの線幅Wを補正値Vだけ増加させて、補正パターン
として出力する。
【0040】上述したように、この光近接効果に基づく
補正値Vは、パターンの線幅Wや隣接パターンとの間隔
S等に依存するため、それらをマトリックス状に配置
し、図12に示すような各線幅Wと間隔S毎に補正値V
を規定した補正テーブルTが仕様として用いられてい
る。
【0041】次に、本実施形態に係るマスクパターン検
証装置1の具体的な処理動作について説明する。本実施
形態では、一例として、パターン補正装置30が図12
に示すような補正テーブルに基づいて補正処理を行う場
合について説明する。
【0042】まず、テストパターン生成部10の動作に
ついて説明する。テストパターン生成部10は、例え
ば、補正テーブルTが図12に示すようなものである場
合に、補正値Vが切り替わるパターンの線幅W、パター
ンの間隔Sの条件の境界値、および境界値の前後値から
なるテストパターンを作成する。すなわち、図12に示
す補正テーブルTでは、パターンの線幅Wの条件の境界
値は、W1,W2,・・・,Wi,Wi+1,・・・,
Wn−1,Wnであり、パターンの間隔Sの条件の境界
値は、S1,S2,・・・,Sj,Sj+1,・・・,
Sm−1,Smであるから、これらの各境界値およびそ
の前後値のパターンを組み合わせたテストパターンを作
成する。
【0043】パターンの線幅および間隔の境界値(W
i,Sj)の全ての組み合わせのテストパターンを生成
する処理について図2に示す処理フローを用いて説明す
る。まず、ステップST1において、j=0とする初期
値の設定を行う。次に、ステップST2において、j=
j+1の演算を行い、これによりj=1となる。次に、
ステップST3において、i=0とする初期値の設定を
行う。次に、ステップST4において、i=i+1の演
算を行い、これによりi=1となる。次に、ステップS
T5において、境界値(W1,S1)のテストパターン
を作成する。
【0044】図3に、境界値(W1,S1)のテストパ
ターンを作成する際の境界値および境界値の前後値から
なるテストパターンの組み合わせを表す。図3に示すよ
うに、境界値(W1,S1)のテストパターンとして、
線幅がW1−dで間隔がS1−dのパターン、線幅がW
1−dで間隔がS1のパターン、線幅がW1−dで間隔
がS1+dのパターン、線幅がW1で間隔がS1−dの
パターン、線幅がW1で間隔がS1のパターン、線幅が
W1で間隔がS1+dのパターン、線幅がW1+dで間
隔がS1−dのパターン、線幅がW1+dで間隔がS1
のパターン、線幅がW1+dで間隔がS1+dのパター
ンを生成する。ここで、dは最小のデータ単位である。
なお、図3には、図12に示す補正テーブルに従って、
各テストパターンの組み合わせにおける補正値Vを示し
てある。
【0045】このような組み合わせからなる境界値(W
1,S1)のテストパターンとして、図4に示すテスト
パターンが生成される。
【0046】ステップST5において、図4に示すよう
な境界値(W1,S1)のテストパターンを生成した
後、ステップST6において、i≦nかどうかの判定が
行われ、i=1であるので、ステップST4に戻ること
になる。次に、ステップST4に戻りiに1が加算され
て、i=2となり同様にステップST4〜6の処理を繰
り返すことで、境界値(W2,S1)のテストパター
ン、境界値(W3,S1)のテストパターン、・・・、
境界値(Wi,S1)のテストパターン、・・・、境界
値(Wn,S1)のテストパターンが生成されていく。
【0047】iがnを越えると(ステップST6)、ス
テップST7へ進み、ステップST7において、j≦m
かどうかの判定が行われ、j=1であるので、ステップ
ST2に戻ることになる。次に、ステップST2に戻り
jに1が加算されてj=2となり、iは初期化されてi
=1となり(ステップST3およびST4)、同様にス
テップST4〜6の処理を繰り返すことで、境界値(W
1,S2)〜(Wn,S2)のテストパターンが生成さ
れていく。同様にして、iがnを越えると(ステップS
T6)、ステップST7へ進み、ステップST7におい
て、j≦mかどうかの判定が行われ、ステップST2に
戻り、jの値が加算され、iの値が初期化されてテスト
パターンが生成されていく。
【0048】図5に、境界値(Wi,Sj)のテストパ
ターンを作成する際の境界値および境界値の前後値から
なるテストパターンの組み合わせを表す。図5に示すよ
うに、境界値(Wi,Sj)のテストパターンとして、
線幅がWi−dで間隔がSj−dのパターン、線幅がW
i−dで間隔がSjのパターン、線幅がWi−dで間隔
がSj+dのパターン、線幅がWiで間隔がSj−dの
パターン、線幅がWiで間隔がSjのパターン、線幅が
Wiで間隔がSj+dのパターン、線幅がWi+dで間
隔がSj−dのパターン、線幅がWi+dで間隔がSj
のパターン、線幅がWi+dで間隔がSj+dのパター
ンが生成される。なお、図5には、図12に示す補正テ
ーブルに従って、各テストパターンの組み合わせにおけ
る補正値Vを示してある。
【0049】このような組み合わせからなる境界値(W
i,Sj)のテストパターンとして、図6に示すテスト
パターンが生成されていく。
【0050】ステップST2〜ステップST7の処理を
繰り返すことで、境界値(Wi,Sj)のテストパター
ンを次々と生成していき、境界値(Wn,Sm)のテス
トパターンを生成した後、j=m+1となった時点でテ
ストパターンの生成が終了する(ステップST7)。以
上のようにして、生成されたテストパターンがパターン
補正装置30に出力され、パターン補正装置30によ
り、補正テーブルTに基づいて補正処理がなされ、補正
パターンが生成されることになる。
【0051】次に、検証用パターン生成部11の動作に
ついて説明する。検証用パターン生成部11は、境界値
(Wi,Sj)のパターンに図12に示す補正テーブル
に規定された補正値Vを考慮したパターンを検証用パタ
ーンとして生成する。すなわち、この検証用パターン
は、パターン補正装置30により補正テーブルTに基づ
いてテストパターンに補正処理がなされた補正パターン
が、補正テーブルに基づいて適切に行われたか否かの指
標となる。
【0052】テストパターン生成部10において説明し
たのと同様に、パターンの線幅および間隔の境界値(W
i,Sj)の全ての組み合わせにおいて、補正テーブル
に基づく補正値V(i,j)の分だけパターンのエッジ
をシフトした検証用パターンを生成する。この境界値
(Wi,Sj)の全ての組み合わせの検証用パターンを
生成する処理について図7に示す処理フローを用いて説
明する。まず、ステップST11において、j=0とす
る初期値の設定を行う。次に、ステップST12におい
て、j=j+1の演算を行い、これによりj=1とな
る。次に、ステップST13において、i=0とする初
期値の設定を行う。次に、ステップST14において、
i=i+1の演算を行い、これによりi=1となる。次
に、ステップST15において、境界値(W1,S1)
の検証用パターンを作成する。
【0053】上述したように、境界値(W1,S1)の
検証用パターンを作成する際の境界値および境界値の前
後値からなる検証用パターンの組み合わせは、図3に示
す通りである。ここで、検証用パターン生成部11にお
いては、各境界値(W1,S1)のパターンに図3に示
す補正値Vの分だけシフトしたパターンを、検証用パタ
ーンとして作成する。具体的には、線幅がW1−dで間
隔がS1−dのパターンに対しては、エッジをV(0,
0)だけシフトしたパターンを作成する。線幅がW1−
dで間隔がS1のパターンに対しては、エッジをV
(0,0)だけシフトしたパターンを作成する。線幅が
W1−dで間隔がS1+dのパターンに対しては、エッ
ジをV(0,1)だけシフトしたパターンを作成する。
線幅がW1で間隔がS1−dのパターンに対しては、エ
ッジをV(0,0)だけシフトしたパターンを作成す
る。線幅がW1で間隔がS1のパターンに対しては、エ
ッジをV(0,0)だけシフトしたパターンを作成す
る。線幅がW1で間隔がS1+dのパターンに対して
は、エッジをV(0,1)だけシフトしたパターンを作
成する。線幅がW1+dで間隔がS1−dのパターンに
対しては、エッジをV(1,0)だけシフトしたパター
ンを作成する。線幅がW1+dで間隔がS1のパターン
に対しては、エッジをV(1,0)だけシフトしたパタ
ーンを作成する。線幅がW1+dで間隔がS1+dのパ
ターンに対しては、エッジをV(1,1)だけシフトし
たパターンを作成する。上記の組み合わせからなる境界
値(W1,S1)の検証用パターンとして、図8に示す
検証用パターンが生成される。
【0054】ステップST15において、図8に示すよ
うな境界値(W1,S1)の検証用パターンを生成した
後、ステップST16において、i≦nかどうかの判定
が行われ、i=1であるので、ステップST14に戻る
ことになる。次に、ステップST14に戻りiに1が加
算されて、i=2となり同様にステップST14〜16
の処理を繰り返すことで、境界値(W2,S1)の検証
用パターン、境界値(W3,S1)の検証用パターン、
・・・、境界値(Wi,S1)の検証用パターン、・・
・、境界値(Wn,S1)の検証用パターンが生成され
ていく。
【0055】iがnを越えると(ステップST16)、
ステップST17へ進み、ステップST17において、
j≦mかどうかの判定が行われ、j=1であるので、ス
テップST12に戻ることになる。次に、ステップST
12に戻りjに1が加算されてj=2となり、iは初期
化されi=1となり(ステップST13およびST1
4)、同様にステップST14〜16の処理を繰り返す
ことで、境界値(W1,S2)〜(Wn,S2)の検証
用パターンが生成されていく。同様にして、iがnを越
えると(ステップST16)、ステップST17へ進
み、ステップST17において、j≦mかどうかの判定
が行われ、ステップST12に戻り、jの値が加算さ
れ、iの値が初期化されて検証用パターンが生成されて
いく。
【0056】境界値(Wi,Sj)の検証用パターンを
作成する際の境界値および境界値の前後値からなる検証
用パターンの組み合わせは、図5に示す通りである。上
述したように、検証用パターン生成部11においては、
各境界値(Wi,Sj)のパターンに図5に示す補正値
Vの分だけシフトしたパターンを、検証用パターンとし
て作成する。具体的には、線幅がWi−dで間隔がSj
−dのパターンに対しては、エッジをV(i−1,j−
1)だけシフトしたパターンを作成する。線幅がWi−
dで間隔がSjのパターンに対しては、エッジをV(i
−1,j−1)だけシフトしたパターンを作成する。線
幅がWi−dで間隔がSj+dのパターンに対しては、
エッジをV(i−1,j)だけシフトしたパターンを作
成する。線幅がWiで間隔がSj−dのパターンに対し
ては、エッジをV(i−1,j−1)だけシフトしたパ
ターンを作成する。線幅がWiで間隔がSjのパターン
に対しては、エッジをV(i−1,j−1)だけシフト
したパターンを作成する。線幅がWiで間隔がSj+d
のパターンに対しては、エッジをV(i−1,j)だけ
シフトしたパターンを作成する。線幅がWi+dで間隔
がSj−dのパターンに対しては、エッジをV(i,j
−1)だけシフトしたパターンを作成する。線幅がWi
+dで間隔がSjのパターンに対しては、エッジをV
(i,j−1)だけシフトしたパターンを作成する。線
幅がWi+dで間隔がSj+dのパターンに対しては、
エッジをV(i,j)だけシフトしたパターンを作成す
る。
【0057】このような組み合わせからなる境界値(W
i,Sj)の検証用パターンとして、図9に示す検証用
パターンが生成されていく。
【0058】ステップST12〜ステップST17の処
理を繰り返すことで、境界値(Wi,Sj)の検証用パ
ターンを次々と生成していき、境界値(Wn,Sm)の
検証用パターンが生成された後、j=m+1となった時
点で検証用パターンの生成が終了する(ステップST1
7)。以上のようにして、生成された検証用パターンが
パターン判定部12に出力される。
【0059】パターン判定部12においては、検証用パ
ターン生成部11により生成された検証用パターンと、
パターン補正装置30によりテストパターンの補正処理
がなされた補正パターンとの比較が行われる。すなわ
ち、パターン補正装置30により入力されたテストパタ
ーンに対し、補正テーブルに従って適切な補正処理がな
されたか否かの判定方法として、パターン補正装置30
から入力された補正パターンと、検証用パターン生成部
11から入力された検証用パターンとの排他的論理和が
演算される。
【0060】補正パターンと検証用パターンとの排他的
論理和を演算した結果、補正パターンと検証用パターン
とが完全に一致する場合にはパターン補正装置30は、
補正テーブルTに従って適切な光近接効果補正処理を行
っていると判定される。補正パターンと検証用パターン
との排他的論理和を演算した結果、補正パターンと検証
用パターンとが完全には一致しない場合、すなわち、補
正パターンには存在して検証用パターンには存在しない
パターン部分がある場合、あるいはその逆のパターン部
分がある場合には、その一致しない部分の境界値(W
i,Sj)におけるパターンに対しては、パターン補正
装置30の処理動作に欠陥があるとして、パターン補正
装置30に組み込まれたOPC処理プログラムの修正を
行う必要がある。
【0061】本実施形態に係るマスクパターン検証装置
およびその方法では、補正テーブルTにおける補正値の
切り替わる条件の境界値(Wi,Sj)に着目し、テス
トパターン生成部10により当該条件の境界値およびそ
の前後における複数のパターンの組み合わせをテストパ
ターンとして生成し、検証用パターン生成部11により
当該条件の境界値およびその前後における補正値が加味
されたパターンを検証用パターンとして生成し、パター
ン補正装置30によりテストパターンに補正処理がなさ
れた補正パターンと検証用パターンとがパターン判定部
12により比較され、補正パターンが適切か否かの判定
が行われることにより、条件分岐境界の入力パターンの
組み合わせが網羅され、補正処理の欠陥の検出率の高い
テストを効率的に行うことができる。また、パターン補
正装置30により入力されたテストパターンに対し、補
正テーブルに従って適切な補正処理がなされたか否かの
判定は、パターン補正装置30から入力された補正パタ
ーンと、検証用パターン生成部11から入力された検証
用パターンとの排他的論理和を演算することにより容易
に行うことができることから、検証に要する時間を短縮
することができる。
【0062】本発明のマスクパターン検証装置およびそ
の方法は、上記の実施形態の説明に限定されない。例え
ば、本実施形態では、図面の左右方向における各パター
ンの線幅Wおよび間隔Sを考慮した光近接効果補正を例
に上げて説明したが、これに限られるものでなく、図面
の上下方向における各パターンの線幅および間隔をさら
に考慮した光近接効果補正についても同様に適用するこ
とができる。この場合には、図面左右方向についての処
理後に、図面上下方向における処理を別途設ければよ
い。また、本実施形態では、各パターンの例示として一
方向に延びる長方形状のパターンを例に説明したが、正
方形、円形、その他、各パターンの幅、隣接するパター
ンとの間隔等により定義される補正テーブルに基づいて
光近接効果補正が可能なパターン補正装置の検証を行う
ことが可能である。また、本発明は、マスクパターン検
証装置1のような単体の装置としてのみ実現されるもの
でなく、汎用の計算機装置等により構成することもでき
る。また、本発明のマスクパターン検証装置とパターン
補正装置の機能とを組み合わせた一つの装置を構成する
こともできる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々の変更が可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、所定の補正値が規定さ
れた補正テーブルに従って、フォトマスクのパターンに
対して適切な補正処理がなされているか否かの検証を効
率的にもれがなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るマスクパターン検証装置の概
略構成図である。
【図2】テストパターン生成部において、境界値(W
i,Sj)の全ての組み合わせのテストパターンを生成
する処理を示すフローチャートである。
【図3】境界値(W1,S1)のテストパターンを作成
する際の境界値および境界値の前後値からなるテストパ
ターンの組み合わせを表す図である。
【図4】境界値(W1,S1)のテストパターンを示す
図である。
【図5】境界値(Wi,Sj)のテストパターンを作成
する際の境界値および境界値の前後値からなるテストパ
ターンの組み合わせを表す図である。
【図6】境界値(Wi,Sj)のテストパターンを示す
図である。
【図7】検証用パターン生成部において、境界値(W
i,Sj)の全ての組み合わせの検証用パターンを生成
する処理を示すフローチャートである。
【図8】境界値(W1,S1)の検証用パターンを示す
図である。
【図9】境界値(Wi,Sj)の検証用パターンを示す
図である。
【図10】フォトマスクのパターンデータの一例を示す
図であり、(a)は光近接効果補正前のフォトマスクパ
ターンの図、(b)は光近接効果補正後のフォトマスク
パターンの図である。
【図11】フォトマスクのパターンデータを補正するパ
ターン補正装置の概略構成図である。
【図12】光近接効果補正処理に使用する補正テーブル
の一例を示す図である。
【図13】補正テーブルを用いたパターン補正装置によ
るパターン補正処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図14】図13に示すフローチャートの続きの処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…マスクパターン検証装置、10…テストパターン生
成部、11…検証用パターン生成部、12…パターン判
定部、30…パターン補正装置、T…補正テーブル、W
…パターンの線幅、S…パターンの間隔、V…補正値。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の条件値毎に補正値が規定された補正
    テーブルに従って、フォトマスクのパターンに対して適
    切な補正処理がなされているか否かの検証を行うマスク
    パターン検証装置であって、 前記補正テーブルの特定の条件値に相当するテストパタ
    ーンを生成するテストパターン生成部と、 前記特定の条件値における前記補正値をもって前記テス
    トパターンを補正した検証用パターンを生成する検証用
    パターン生成部と、 前記テストパターンに前記補正処理がなされた補正パタ
    ーンと、前記検証用パターンとを比較して、前記補正パ
    ターンが適切か否かの判定を行うパターン判定部とを有
    するマスクパターン検証装置。
  2. 【請求項2】前記テストパターン生成部は、前記補正テ
    ーブルにおける前記補正値が切り替わる境界の条件値に
    相当するテストパターンを生成する請求項1記載のマス
    クパターン検証装置。
  3. 【請求項3】前記テストパターン生成部は、前記補正テ
    ーブルにおける前記補正値が切り替わる境界の前後の条
    件値に相当するテストパターンを生成する請求項1記載
    のマスクパターン検証装置。
  4. 【請求項4】前記補正テーブルは、前記パターンの所定
    の範囲の幅および所定の範囲の間隔毎に前記補正値が規
    定されている請求項1記載のマスクパターン検証装置。
  5. 【請求項5】前記パターン判定部は、前記補正パターン
    と前記検証用パターンとの排他的論理和を演算し、前記
    補正パターンと前記検証用パターンとが一致する場合の
    み前記補正パターンが適切であると判定する請求項1記
    載のマスクパターン検証装置。
  6. 【請求項6】前記補正処理は、光近接効果補正処理であ
    る請求項1記載のマスクパターン検証装置。
  7. 【請求項7】所定の条件値毎に補正値が規定された補正
    テーブルに従って、フォトマスクのパターンに対して適
    切な補正処理がなされているか否かの検証を行うマスク
    パターン検証方法であって、 前記補正テーブルの特定の条件値に相当するテストパタ
    ーンを生成するステップと、 前記特定の条件値における前記補正値をもって前記テス
    トパターンを補正した検証用パターンを生成するステッ
    プと、 前記テストパターンに前記補正処理がなされた補正パタ
    ーンと、前記検証用パターンとを比較して、前記補正パ
    ターンが適切か否かの判定を行うステップとを有するマ
    スクパターン検証方法。
  8. 【請求項8】前記テストパターンを生成するステップに
    おいて、前記補正テーブルにおける前記補正値が切り替
    わる境界の条件値に相当するテストパターンを生成する
    請求項7記載のマスクパターン検証方法。
  9. 【請求項9】前記テストパターンを生成するステップに
    おいて、前記補正テーブルにおける前記補正値が切り替
    わる境界の前後の条件値に相当するテストパターンを生
    成する請求項7記載のマスクパターン検証方法。
  10. 【請求項10】前記補正テーブルは、前記パターンの所
    定の範囲の幅および所定の範囲の間隔毎に前記補正値が
    規定されている請求項7記載のマスクパターン検証方
    法。
  11. 【請求項11】前記補正パターンが適切か否かの判定を
    行うステップにおいて、前記補正パターンと前記検証用
    パターンとの排他的論理和を演算し、前記補正パターン
    と前記検証用パターンとが一致する場合のみ前記補正パ
    ターンが適切であると判定する請求項7記載のマスクパ
    ターン検証方法。
  12. 【請求項12】前記補正処理は、光近接効果補正処理で
    ある請求項7記載のマスクパターン検証方法。
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