JP2002341191A - 光素子モジュール - Google Patents

光素子モジュール

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JP2002341191A JP2001142746A JP2001142746A JP2002341191A JP 2002341191 A JP2002341191 A JP 2002341191A JP 2001142746 A JP2001142746 A JP 2001142746A JP 2001142746 A JP2001142746 A JP 2001142746A JP 2002341191 A JP2002341191 A JP 2002341191A
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Tomotada Tamura
智只 田村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光軸調整などの手間を低減した光素子モジュ
ールを提供する。 【解決手段】 光素子モジュールは、半導体レーザ素子
1と、この半導体レーザ素子1から出射した光を受け入
れるように配置された1枚のアスペクト比補正レンズと
してのシリンドリカルGRINロッドレンズ11と、こ
のGRINロッドレンズ11から出射した光を受け入れ
るように配置された光ファイバ2とを備える。アスペク
ト比補正レンズとは、半導体レーザ素子1から出射した
ビームのアスペクト比を約1に補正して光ファイバ2に
入射させることができるように鉛直方向と水平方向とで
それぞれ異なる倍率を有するレンズである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システムに
用いられる光素子モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信システムに用いられる光素子モジ
ュールとは、半導体レーザ素子から出射された光を光フ
ァイバに取り込んで送り出す役割を担うものである。そ
のために、半導体レーザ素子から拡散して出射されるレ
ーザ光を効率良く光ファイバに取り込むことが望まれ
る。しかし、半導体レーザ素子の中には、光軸方向に垂
直な面における鉛直方向と水平方向とで互いに異なるビ
ーム広がり角を有する構造(以下、「非対称構造」とい
う。)のものもある。これに対して、光ファイバは、光
軸方向に垂直な面において点対称な構造(以下、「対称
構造」という。)であるので、非対称構造の半導体レー
ザ素子から対称構造の光ファイバへと光学的結合を行な
う際には、アスペクト比の差に起因して光学的結合損失
が生じる。なお、本明細書において、「アスペクト比」
とは、ビームの光軸方向に垂直な面で切ったビーム断面
形状を見たときに、水平方向のビーム径を鉛直方向のビ
ーム径で割った値をいうものとする。
【0003】そこで、その解決方法として、図10、図
11に示すような光学系を有する光素子モジュールが提
案されている。図10と図11は、同一の光学系をそれ
ぞれ互いに垂直な異なる向きから見た図である。アスペ
クト比が1でないレーザ光を出射する半導体レーザ素子
1から出射したレーザ光は、コリメートレンズ6を経
て、コリメート光となる。このコリメート光は、この時
点では、アスペクト比は1ではない。次に、鉛直方向シ
リンドリカルレンズ8によって鉛直方向のビーム径が変
換され、引き続き、水平方向シリンドリカルレンズ9に
よって水平方向のビーム径が変換される。鉛直方向シリ
ンドリカルレンズ8および水平方向シリンドリカルレン
ズ9の曲率半径は、変換後のビーム径が光ファイバ2の
モードフィールド径に合うように設定する。こうして、
半導体レーザ素子1のレーザ光のアスペクト比を1にな
るように補正することができる。以下、アスペクト比を
1に補正することは、約1に補正することを含むものと
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の光学系を用いる
場合、コリメートレンズ6、鉛直方向シリンドリカルレ
ンズ8および水平方向シリンドリカルレンズ9の3枚の
レンズが独立しているため、これらを配置するには、相
互の光軸調整に多大な時間を要する。また、部材固定時
に軸ずれを生じることもあり、歩留りが低かった。
【0005】そこで、本発明では、光軸調整などの手間
を低減した光素子モジュールを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に基づく光素子モジュールの一つの局面で
は、光軸方向に垂直な面における鉛直方向と水平方向と
で互いに異なる横モードを有する半導体レーザ素子と、
上記半導体レーザ素子から出射した光を受け入れるよう
に配置された1枚のアスペクト比補正レンズと、上記ア
スペクト比補正レンズから出射した光を受け入れるよう
に配置された光ファイバとを備え、上記アスペクト比補
正レンズは、上記半導体レーザ素子から出射したビーム
のアスペクト比を約1に補正して上記光ファイバに入射
させることができるように、上記鉛直方向と上記水平方
向とでそれぞれ異なる所定の倍率を有する。この構成を
採用することにより、1枚のレンズでアスペクト比の補
正を行なえるため、光軸調整が容易であり、部材固定時
の軸ずれも生じにくい。また、部品点数を削減すること
もできる。
【0007】上記発明において好ましくは、上記アスペ
クト比補正レンズは、軸上屈折率をn1、断面形状の中
心線からrの距離の位置における屈折率をn(r)とし
たときに、収束パラメータAを使って、n2(r)=n1
2(1−Ar2)と表せるような屈折率分布を有し、入射
側の面はシリンドリカル面となっているシリンドリカル
GRINロッドレンズである。この構成を採用すること
により、入射側のシリンドリカル面による集光作用と、
GRINロッドレンズであることによる内部の屈折率分
布による集光作用とが重なり合って及ぼされるので、1
枚のレンズで所望のアスペクト比を補正することができ
る。
【0008】上記発明において好ましくは、上記アスペ
クト比補正レンズは、光軸方向に垂直な面における鉛直
方向と水平方向とで互いに異なる屈折率構造を有する非
対称GRINロッドレンズである。この構成を採用する
ことにより、鉛直方向と水平方向とで、それぞれの屈折
率構造によって別々に集光作用が働くので、1枚のレン
ズで所望のアスペクト比の補正が行なえる。
【0009】また、上記目的を達成するため、本発明に
基づく光素子モジュールの他の局面では、上記アスペク
ト比補正レンズは、入射側面と出射側面とが互いに垂直
な方向にシリンドリカル面となっている両端シリンドリ
カルロッドレンズである。この構成を採用することによ
り、入射側のシリンドリカル面と出射側のシリンドリカ
ル面とがそれぞれ別個に集光作用を及ぼすので、1枚の
レンズで所望のアスペクト比の補正が行なえる。
【0010】上記発明において好ましくは、上記半導体
レーザ素子から出射した光を、上記アスペクト比補正レ
ンズに入射する前にコリメート光に変換するためのコリ
メートレンズをさらに備える。この構成を採用すること
により、コリメート光に変換されてからアスペクト比補
正レンズに入射されるので、いわゆるけられ損失をなく
すことができ、また、同時にアスペクト比補正レンズに
よってアスペクト比の補正を行なうことができるため、
高い結合効率を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) (構成)図1、図2を参照して、本発明に基づく実施の
形態1における光素子モジュールの構成を説明する。図
1と図2は、同一の光学系をそれぞれ互いに垂直な異な
る向きから見た図である。この光素子モジュールは、光
軸方向に垂直な面における鉛直方向と水平方向とで互い
に異なる横モードを有する半導体レーザ素子1と、アス
ペクト比補正レンズとしてのシリンドリカルGRIN
(Graded Index)ロッドレンズ11と、シリンドリカル
GRINロッドレンズ11から出射された光を受け入れ
る光ファイバ2とを備える。シリンドリカルGRINロ
ッドレンズ11は、入射側の面はシリンドリカル面とな
っており、屈折率分布が2乗変化するGRINロッドレ
ンズである。なお、「GRINレンズ」とは、媒質内で
空間座標の関数として屈折率が連続的に変化していくレ
ンズをいい、一般には、勾配屈折率レンズともいう。
「GRINロッドレンズ」とは、光軸方向に中心軸を有
する円柱形のGRINレンズをいう。
【0012】「シリンドリカル面」とは、図1、図2に
示すように、光軸方向と垂直なある一定方向で見たとき
にのみ曲率を有し、これと垂直な方向から見たときには
直線状の母線を有する形状である。すなわち、円柱の外
周面の一部分を取出したような形状の面である。屈折率
分布が「2乗変化する」とは、軸上屈折率をn1、断面
形状の中心線からrの距離の位置における屈折率をn
(r)としたときに、収束パラメータAを使って、n2
(r)=n1 2(1−Ar2)と表せるような屈折率分布
を有することである。
【0013】(原理)光を光ファイバ2に効率良く導く
には、予めアスペクト比をなるべく1に近くするように
補正する必要がある。そこで、本実施の形態におけるア
スペクト比補正の原理について説明する。
【0014】図3に、焦点距離と倍率との関係を説明す
るための1枚レンズ光学系を示す。レンズの焦点距離を
f、入射側の物点−レンズ間距離をd1、出射側のレン
ズ−像点間距離をd2とする。変換前ビーム4の径を
ω1、変換後ビーム5の径をω2とする。レンズ公式とし
ては、(式1)が既知である。像倍率をM=ω2/ω1
すると、(式2)が得られる。
【0015】
【数1】
【0016】(式2)から、1枚のレンズであっても、
水平方向と鉛直方向とにそれぞれ異なる焦点距離を有し
ていれば、距離d1自体は同一であるので、水平方向と
鉛直方向とでそれぞれ異なる像倍率を有することにな
る。アスペクト比がNであるビームをアスペクト比が1
になるように補正するには、水平方向の焦点距離fh
鉛直方向の焦点距離fvとの間に(式3)のような関係
が成り立てばよい。
【0017】
【数2】
【0018】N=3.5、d1=1.8mmとしたとき
の(式3)によるfhとfvとの関係を、図4に示す。こ
のグラフを参照すれば、アスペクト比3.5で入射側の
物点−レンズ間距離d1が1.8mmであるときに、ア
スペクト比を1に補正するには、たとえば、fh=1.
5mm、fv=1.7mmとすればよいことがわかる。
【0019】ここで、鉛直方向に曲率Rでシリンドリカ
ル面を有するシリンドリカルGRINロッドレンズにつ
いて考える。そもそもシリンドリカル面を除いた単なる
GRINロッドレンズとして考えても、内部の屈折率が
2乗変化しているため、集光作用がある。シリンドリカ
ルGRINロッドレンズの場合、さらにシリンドリカル
面を有するため、シリンドリカル面の曲率の方向では、
GRINロッドレンズが本来有する集光作用に、シリン
ドリカル面による集光作用がさらに重ねて作用する。
【0020】屈折率n0の媒質内にある軸上屈折率n1
長さdを有するシリンドリカルGRINロッドレンズに
おいて、水平方向の焦点距離fh、鉛直方向の焦点距離
vは、それぞれ(式4)、(式5)で表される。ここ
で、式中のAは、GRINロッドレンズ中の屈折率分布
n(r)を(式6)の関係で表す際の収束パラメータで
ある。
【0021】
【数3】
【0022】(作用・効果)(式4)、(式5)からわ
かるように、収束パラメータA、長さd、曲率半径Rを
適切に選ぶことにより、水平方向,鉛直方向にそれぞれ
異なった焦点距離を設定することができる。半導体レー
ザ素子1から出射するビームのアスペクト比がNである
場合、上記(式3)を満たすように、fh,fvを設定す
れば、アスペクト比を1にすることができる。
【0023】上述のように、本実施の形態における光素
子モジュールは、1枚のレンズでアスペクト比の補正を
行なうため、光軸調整が容易であり、部材固定時の軸ず
れも生じにくい。また、部品点数を削減することもでき
る。
【0024】(実施の形態2) (構成)図5、図6を参照して、本発明に基づく実施の
形態2における光素子モジュールの構成を説明する。図
5と図6は、同一の光学系をそれぞれ互いに垂直な異な
る向きから見た図である。この光素子モジュールは、ア
スペクト比補正レンズとして、実施の形態1のシリンド
リカルGRINロッドレンズ11に代えて、非対称GR
INロッドレンズ12を備えている。他の構成は、実施
の形態1におけるものと同じである。ここでいう「非対
称GRINロッドレンズ」とは、光軸方向に垂直な面に
おける鉛直方向と水平方向とで互いに異なる屈折率構造
を有するGRINロッドレンズである。
【0025】(作用・効果)本実施の形態におけるアス
ペクト比補正の原理について説明する。
【0026】非対称GRINロッドレンズ12として、
たとえば、光軸方向に垂直な面における水平方向の収束
パラメータがAh、鉛直方向の収束パラメータをAvであ
るGRINロッドレンズを考える。ただし、Ah≠Av
する。
【0027】屈折率n0の媒質内にある軸上屈折率n1
長さdを有する非対称GRINロッドレンズにおいて、
水平方向の焦点距離fh、鉛直方向の焦点距離fvは、そ
れぞれ(式7)、(式8)で表される。ここで、式中の
h,Avは、GRINロッドレンズ中の屈折率分布を水
平方向、鉛直方向にそれぞれ(式6)と同様の関係式で
表した際の収束パラメータである。
【0028】
【数4】
【0029】(式7)、(式8)からわかるように、水
平方向の収束パラメータAh、鉛直方向の収束パラメー
タAvをそれぞれ適切に選ぶことにより、水平方向、鉛
直方向にそれぞれ異なった焦点距離fh,fvを設定する
ことができる。半導体レーザ素子1から出射されるビー
ムのアスペクト比がNであるときには、(式3)を満た
すように焦点距離fh,fvを設定すれば、アスペクト比
が1になるように補正することができる。
【0030】上述のように、本実施の形態における光素
子モジュールにおいても、1枚のレンズでアスペクト比
の補正を行なうため、光軸調整が容易であり、部材固定
時の軸ずれも生じにくい。また、部品点数を削減するこ
ともできる。
【0031】(実施の形態3) (構成)図7、図8を参照して、本発明に基づく実施の
形態3における光素子モジュールの構成を説明する。図
7と図8は、同一の光学系をそれぞれ互いに垂直な異な
る向きから見た図である。この光素子モジュールは、ア
スペクト比補正レンズとして、実施の形態1のシリンド
リカルGRINロッドレンズ11に代えて、両端シリン
ドリカルロッドレンズ13を備えている。他の構成は、
実施の形態1におけるものと同じである。ここでいう
「両端シリンドリカルロッドレンズ」とは、入射面側と
出射面側で互いに垂直な方向に曲率を有するようにそれ
ぞれシリンドリカル面となっているロッドレンズをい
う。
【0032】(作用・効果)本実施の形態におけるアス
ペクト比補正の原理について説明する。
【0033】両端シリンドリカルロッドレンズ13とし
て、たとえば、入射面側が鉛直方向に曲率Rvのシリン
ドリカル面となっており、出射面側が水平方向に曲率R
hのシリンドリカル面となっている両端シリンドリカル
ロッドレンズを考える。
【0034】屈折率n0の媒質内にある屈折率n1の両端
シリンドリカルロッドレンズにおいて、水平方向の焦点
距離fh、鉛直方向の焦点距離fvは、それぞれ(式
9)、(式10)で表される。
【0035】
【数5】
【0036】(式9)(式10) (式9)、(式10)からわかるように、水平方向の曲
率Rh、鉛直方向の曲率Rvをそれぞれ適切に選ぶことに
より、水平方向、鉛直方向にそれぞれ異なった焦点距離
h,fvを設定することができる。半導体レーザ素子1
から出射されるビームのアスペクト比がNであるときに
は、(式3)を満たすように焦点距離fh,fvを設定す
れば、アスペクト比が1になるように補正することがで
きる。
【0037】上述のように、本実施の形態における光素
子モジュールにおいても、1枚のレンズでアスペクト比
の補正を行なうため、光軸調整が容易であり、部材固定
時の軸ずれも生じにくい。また、部品点数を削減するこ
ともできる。
【0038】なお、半導体レーザ素子のビーム径および
光ファイバのビーム径は、ミクロンオーダであるため、
微小光学系が要求される。複雑な加工を必要とするレン
ズは微小光学系に向かないが、本実施の形態における両
端シリンドリカルロッドレンズは、光学ガラスからなる
ロッドの両端にシリンドリカル加工を施すだけでよいた
め、比較的単純な工程で製作することができる。
【0039】(実施の形態4) (構成)図9を参照して、本発明に基づく実施の形態4
における光素子モジュールの構成を説明する。この光素
子モジュールは、アスペクト比補正レンズ20として、
実施の形態1〜3で説明したアスペクト比補正レンズの
いずれかを備える。また、コリメートレンズ6を備え
る。この光素子モジュールでは、半導体レーザ素子1か
ら出射した光は、コリメートレンズ6を透過することに
よってコリメート光に変換されてからアスペクト比補正
レンズ20に入射する。
【0040】(作用・効果)半導体レーザ素子1は、一
般にビーム広がり角が大きいため、半導体レーザ素子1
とレンズとの間が離れているとレンズ開口部の大きさが
限られていることによってビームの一部がレンズに入射
できずに失われる、いわゆる「けられ損失」が発生す
る。これに対して、本実施の形態では、半導体レーザ素
子1から出射したビームをコリメートレンズ6でコリメ
ート光に変換してからアスペクト比補正レンズ20に入
射させているので、けられ損失をなくすことができる。
【0041】なお、ここでは、コリメートレンズ6と、
アスペクト比補正レンズ20との2枚のレンズを用いた
光学系となるが、2枚のレンズを用いることは、光素子
モジュールに一般的に行なわれていることであり、組立
てに支障はきたさない。
【0042】上述のように、本実施の形態における光素
子モジュールは、けられ損失をなくすことができ、ま
た、同時にアスペクト比補正レンズによってアスペクト
比の補正を行なうことができるため、高い結合効率を得
ることができる。
【0043】なお、今回開示した上記実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の
範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更を含むものである。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、互いに垂直な2つの向
きに集光作用を有する1枚のレンズでアスペクト比の補
正を行なうことができるため、光軸調整が容易であり、
部材固定時の軸ずれも生じにくい。また、部品点数を削
減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく実施の形態1における光素子
モジュールのY方向から見た構成図である。
【図2】 本発明に基づく実施の形態1における光素子
モジュールのX方向から見た構成図である。
【図3】 実施の形態1において焦点距離と倍率との関
係を説明するための説明図である。
【図4】 実施の形態1において(式3)による水平方
向の焦点距離fhと鉛直方向の焦点距離fvとの関係を示
したグラフである。
【図5】 本発明に基づく実施の形態2における光素子
モジュールのY方向から見た構成図である。
【図6】 本発明に基づく実施の形態2における光素子
モジュールのX方向から見た構成図である。
【図7】 本発明に基づく実施の形態3における光素子
モジュールのY方向から見た構成図である。
【図8】 本発明に基づく実施の形態3における光素子
モジュールのX方向から見た構成図である。
【図9】 本発明に基づく実施の形態4における光素子
モジュールの構成図である。
【図10】 従来技術に基づく光素子モジュールのY方
向から見た構成図である。
【図11】 従来技術に基づく光素子モジュールのX方
向から見た構成図である。
【符号の説明】 1 半導体レーザ素子、2 光ファイバ、3 レンズ、
4 変換前ビーム、5変換後ビーム、6 コリメートレ
ンズ、8 鉛直方向シリンドリカルレンズ、9 水平方
向シリンドリカルレンズ、11 シリンドリカルGRI
Nロッドレンズ、12 非対称GRINロッドレンズ、
13 両面シリンドリカルロッドレンズ、20 アスペ
クト比補正レンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01S 5/022 H01S 5/022

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸方向に垂直な面における鉛直方向と
    水平方向とで互いに異なる横モードを有する半導体レー
    ザ素子と、 前記半導体レーザ素子から出射した光を受け入れるよう
    に配置された1枚のアスペクト比補正レンズと、 前記アスペクト比補正レンズから出射した光を受け入れ
    るように配置された光ファイバとを備え、 前記アスペクト比補正レンズは、前記半導体レーザ素子
    から出射したビームのアスペクト比を約1に補正して前
    記光ファイバに入射させることができるように、前記鉛
    直方向と前記水平方向とでそれぞれ異なる所定の倍率を
    有する、光素子モジュール。
  2. 【請求項2】 前記アスペクト比補正レンズは、軸上屈
    折率をn1、断面形状の中心線からrの距離の位置にお
    ける屈折率をn(r)としたときに、収束パラメータA
    を使って、n2(r)=n1 2(1−Ar2)と表せるよう
    な屈折率分布を有し、入射側の面はシリンドリカル面と
    なっているシリンドリカルGRINロッドレンズであ
    る、請求項1に記載の光素子モジュール。
  3. 【請求項3】 前記アスペクト比補正レンズは、光軸方
    向に垂直な面における鉛直方向と水平方向とで互いに異
    なる屈折率構造を有する非対称GRINロッドレンズで
    ある、請求項1に記載の光素子モジュール。
  4. 【請求項4】 前記アスペクト比補正レンズは、入射側
    面と出射側面とが互いに垂直な方向にシリンドリカル面
    となっている両端シリンドリカルロッドレンズである、
    光素子モジュール。
  5. 【請求項5】 前記半導体レーザ素子から出射した光
    を、前記アスペクト比補正レンズに入射する前にコリメ
    ート光に変換するためのコリメートレンズをさらに備え
    る、請求項1から4のいずれかに記載の光素子モジュー
    ル。
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