JP2002340607A - 位置案内情報提供システム - Google Patents

位置案内情報提供システム

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JP2002340607A
JP2002340607A JP2001149908A JP2001149908A JP2002340607A JP 2002340607 A JP2002340607 A JP 2002340607A JP 2001149908 A JP2001149908 A JP 2001149908A JP 2001149908 A JP2001149908 A JP 2001149908A JP 2002340607 A JP2002340607 A JP 2002340607A
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JP2001149908A
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Hirofumi Kimura
廣文 木村
Koji Kubota
浩司 久保田
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NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者にとって現実に近い景観からなる位置
案内が得られ、目標物の探索が容易となる位置案内情報
提供システムを提供する。 【解決手段】 ネットワーク100を介して接続された
携帯端末70、72に位置案内情報を提供するシステム
であって、地図情報を格納する地図情報データベース4
と、携帯端末の位置情報を取得する位置情報取得手段
(制御部)2と、携帯端末が位置案内を依頼した目標物
20の情報を取得する目標物情報取得手段(制御部)2
と、目標物の情報に基づいて、地図情報データベースか
ら所定の地図情報を取得する地図情報取得手段(制御
部)2と、取得した地図情報に基づいて、携帯端末の位
置から目標物を見た時の空間的景観図を算出する景観算
出手段(制御部)2と、算出された空間的景観図を前記
携帯端末に送信する送信手段(制御部2、入出力制御部
6)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話或いはP
HS(登録商標:Personal Handyphone System)等の携
帯端末から指定された目標物の位置を地図上に表示させ
た案内情報を、携帯端末に提供するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】PHS(登録商標:Personal Handyphon
e System)を利用した位置案内情報サービスが知られて
いる。このサービスは、当該PHSの信号を捕らえた地
上局アンテナの位置を中心にして、当該アンテナのカバ
ーエリアである半径約100mの円内を範囲とする地図
が、FAX通信にて契約した固定電話で入手できる仕組
みになっている。
【0003】また、インターネットに接続されたパーソ
ナルコンピュータ(パソコン)とPHSを利用した位置
案内情報サービスも提供されている。このサービスは、
上記したPHSを利用したサービスでFAX通信を用い
たのに代え、インターネットに接続されたパソコンで地
図情報を閲覧するものである。そして、利用者は、パソ
コンを介してインターネット上の所定のホームページに
アクセスし、対象のPHSが契約エリア内のどこにいる
かを地図上で閲覧する。
【0004】また、近年では、携帯電話等からインター
ネットに接続して位置案内サービスを受けることができ
るようになっており、例えば駅から目標のお店までの簡
略化した案内図が携帯電話にダウンロードされるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位置案内情報サービスには以下に記す問題があった。ま
ず、PHSを用いたサービスでは、分解能10本/mm
程度の白黒FAX画像に基地局位置を中心とした半径数
10mの円内を範囲とする地図が出力されるだけであ
り、位置案内として不充分である。そして、サービスを
受けるまでの応答時間として、数分の時間を要してい
る。
【0006】また、パソコンとPHSを用いたサービス
では、カラーの地図が得られるが、平面の地図におおよ
その位置が示されるだけで、知りたい場所の位置関係が
理解し難く、近隣の情景を知らない人にとっでは分り難
い情報である。さらに、携帯電話にダウンロードされる
案内地図は、駅から情報提供者までの簡略見取り図が描
かれているに過ぎず、土地感の無い人には理解しにく
い。
【0007】また、上記したいずれのサービスも、PH
Sや携帯電話を所持している人の位置に関する情報を提
供するにとどまり、現在位置とは異なる別の目的物に関
する情報を提供するサービスではない。
【0008】さらに、最近では、指定された位置近隣の
写真画像を直接提供する試みも行われている。しかし、
写真では周囲の景観の一端が見えるだけで、各利用者の
現在位置から見た目標物の景観に対応することはできな
い。このため、利用者にとって利便性のある位置案内情
報を提供することにはならない。
【0009】つまり、上記位置案内情報に基づいて、繁
華街、商店街、ビル街等を歩いて目標物を探す場合、町
並みの建物に取り付けられた看板等、目標物を示す目印
を探しながら目標物の場所(目的地)に到達するのであ
るが、、多くの場合、目印の手前に有る看板やネオンサ
イン等が障害となるので目印を見つけ難いことが多く、
単なる位置情報では利用者にとって利用しずらい。
【0010】なお、上記した問題は、携帯電話やPHS
に限らず、いわゆるPDA(Personal Digital Assista
nts:個人用情報機器)と称される情報端末機器におい
ても同様に生じる。
【0011】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たもので、利用者にとって現実に近い景観からなる位置
案内が得られ、目標物の探索が容易となる位置案内情報
提供システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の位置案内情報提供システムは、
ネットワークを介して接続された携帯端末に位置案内情
報を提供し、地図情報を格納する地図情報データベース
と、前記携帯端末の位置情報を取得する位置情報取得手
段と、前記携帯端末が位置案内を依頼した目標物の情報
を取得する目標物情報取得手段と、前記目標物の情報に
基づいて、前記地図情報データベースから所定の地図情
報を取得する地図情報取得手段と、前記取得した地図情
報に基づいて、前記携帯端末の位置から前記目標物を見
た時の空間的景観図を算出する景観算出手段と、前記算
出された空間的景観図を前記携帯端末に送信する送信手
段とを有することを特徴とする。このようにすると、携
帯電話或いはPHS等の携帯端末と目標物との相対位置
に基づいて、利用者の視点からみた目標物近傍の空間的
景観図を携帯端末に提供できるので、利用者は現実に近
い景観からなる位置案内が得られ、目標物の探索が容易
となる。
【0013】請求項2記載の位置案内情報提供システム
においては、前記空間的景観図において、前記携帯端末
の位置から見て前記目標物の一部が他の構造物によって
隠蔽されている場合に、前記景観算出手段は、前記目標
物を強調表示する旨の情報、又は前記目標物を前記他の
構造物より手前に表示する旨の情報を前記空間的景観図
に関連付けることを特徴とする。このようにすると、目
標物の前後の視野に他の構造物が重なって、目標物が隠
れていても、携帯端末上には目標物が利用者に注意を喚
起するような態様で表示されるので、利用者の画面閲覧
が容易となる。例えば、不案内な場所で雑踏の中で交通
に注意しながら歩いている場合に、より効果的な表示方
法となる。
【0014】請求項3記載の位置案内情報提供システム
においては、前記景観算出手段は、前記取得した地図情
報に基づいて、前記携帯端末の位置から所定距離だけ離
れた面に前記目標物を投影してなる空間的景観図を算出
することを特徴とする。このようにすると、利用者の視
点から携帯端末の表示部の位置までと仮定した距離ヘの
投影図を空間的景観図とするので、利用者はより現実に
近い景観図を閲覧できる。
【0015】請求項4記載の位置案内情報提供システム
においては、前記位置情報取得手段は、前記携帯端末と
送受信している基地局の位置情報に基づいて、又は前記
携帯端末が測位衛星から直接取得した自己位置情報に基
づいて、前記携帯端末の位置情報を取得することを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について各図を参照
して説明する。図1に本発明にかかる位置案内情報提供
システム(以下、適宜「本システム」という)10を含
むシステム全体の構成ブロックの概要を示す。
【0017】この図において、本システム10は、詳し
くは後述する地図情報データベース(以下、適宜「D
B」という)4、システム全体を制御する制御部(位置
情報取得手段、目標物情報取得手段、地図情報取得手
段、景観算出手段、送信手段)2、ネットワーク100
との情報の送受信を行う入出力制御部6(送信手段)、
構造物情報データベース8を備えている。制御部2は所
定の中央演算処理装置(CPU)等からなり、又、本シ
ステムはWWWサーバとして構成されている。
【0018】本システム10はネットワーク100に接
続され、当該ネットワーク100を介して携帯端末7
0、72からのアクセスを受け入れる。携帯端末70、
72としては、携帯電話機やPHS(登録商標:Person
al Handyphone System)、PDA(Personal Digital A
ssistants:個人用情報機器)等のネットワーク100
に接続可能な端末を用いることができる。なお、各端末
には液晶表示装置等の所定の表示部と、Webページを
閲覧可能なブラウザとが搭載される。又、ネットワーク
100は、インターネット網、専用回線、LAN(Loca
l Area Network)、WAN(Wide Area Network)、移
動体通信網等から適宜構成される。
【0019】又、携帯端末70、72は基地局94、9
6と無線通信を行い、基地局94、96はこれらを管理
する制御局92に接続されている。そして、制御局92
はネットワーク100に接続され、携帯端末70、72
と本システム10との情報の送受信を制御している。な
お、制御局92及び基地局94、96を合わせて移動通
信体システム90が構成されている。
【0020】地図情報データベース4は、所定の地図情
報を格納する。この地図情報は、地理を示す座標情報か
らなる。
【0021】構造物情報データベース8は、構造物(ビ
ル、店舗、看板、立ち木等)の座標情報及び空間情報
(大きさ)からなる構造物情報を格納する。この構造物
は、本システムに対して携帯端末のユーザが位置案内を
依頼する目標物となるものである。また、構造物の形状
や色等の情報も適宜格納され、これらの構造物情報は、
構造物の所有者が適宜本システムに登録しておくように
なっている。
【0022】さらに、構造物の所有者の連絡先(電話番
号)、名称、住所、業種等の情報を登録してもよく、か
かる連絡先等から構造物を検索可能になっている。さら
に、構造物が面している通りの名称と方角の情報を登録
しておくと、構造物が配置されている方向や、地図上で
の構造物の詳細な位置をより正確に特定できる。なお、
通り名称のない道路の場合、地図のベクトル化処理時に
構造物の住所と方角とを関連させておく。
【0023】ここで、各携帯端末の位置情報の取得方法
について簡単に説明する。現在、PHSの位置を即時に
知る方法としては、PHSの電波を受信した基地局アン
テナの位置と受信強度等から推測する方法(以下PHS
方法と呼ぶ)と、地球測位衛星からの電波到来方向から
位置を推測する方法(以下GPS(Global Positioning
System:全地球測位システム)方法と呼ぶ)がある。
PHS方法は近年、基地局アンテナの増加と電波計測シ
ステム技術が向上し、数mレベルの位置情報取得も可能
になっている。一方、GPS方法は近年衛星からの電波
が安定し、受信回路も高密度化してきたことから、受信
システムの小型化が進んでおり、GPS受信システムは
携帯端末に搭載されつつある。したがって、本発明にお
いては、上記した既存の各位置測定技術を用いて、携帯
端末の位置情報を取得するものとする。
【0024】次に、本システム10と携帯端末との間で
行われる処理フローを、図2を参照して説明する。な
お、この実施形態では、携帯端末にPHSを用い、その
位置情報を上記PHS方式で取得するものとする。
【0025】この図において、PHS72の利用者は、
PHSから特定の電話番号をRINGして位置情報案内
サービスを要求する(ステップS200)。その要求呼
を受信した制御局92は、ネットワーク100を介して
本システム10にConnect要求し(ステップS30
0)、本システム10(の制御部2)は適宜要求を受け
入れるAccept実行をする(ステップS400)。これに
より、PHS72と本システム10が接続状態となる。
【0026】次に、PHS72が捕捉した複数の基地局
94、96…の電界強度情報は、当該基地局を介して制
御局92へ送信される(ステップS210)。制御局9
2ではその情報に基づいてPHS72の位置を計算し、
計算結果(端末位置情報)をネットワーク100を介し
て本システム10へ送信する(ステップS310)。
【0027】端末位置情報を受信した制御部2は、PH
S72に対して、位置案内の対象となる目標物を特定す
る情報の入力要求メッセージ(入力画面)を、制御局9
2を介して送信する(ステップS410)。これに対
し、利用者はPHS72から目標の情報(目標の電話番
号、名称、住所等)を入力して本システム10に送信す
る(ステップS220)。
【0028】制御部2は、ステップS220で受信した
情報に基づき、目標物の座標を構造物情報DB8から検
索し、検索した目標物の座標、及びステップS310で
受信した端末の位置(座標)を含む領域の地図情報を地
図情報DB4から切り出す。そして、切り出した地図情
報に端末位置と目標位置を示す目印とを記録し、この2
次元平面の地図データを適宜圧縮し、制御局92を介し
てPHS72に送信する(ステップS420)。
【0029】図3は、ステップS420で受信した地図
データをPHS72の表示部に表示させた画面構成例を
示す。この図において、利用者がPHS72から最初に
電話をかけた場所を○印30で示し、移動後に2度目の
電話をかけた位置を○印32で示す。又、利用者が位置
案内を依頼した目標物の場所を□印20で表す。利用者
は、この画面を閲覧することにより、自己位置と目標物
との相対的な位置関係を知り、目標物の探索が容易とな
る。
【0030】次に、制御部2は、ステップS420で送
信した地図データに基づいて、以下に述べる方法で空間
的景観図を算出し、制御局92を介してPHS72に送
信する(ステップS430)。空間的景観図を受信した
PHS72は、本システム10に受信確認メッセージを
送信し(ステップS230)、又、利用者は適宜PHS
72の表示部上で空間的景観図を閲覧し、サービスを終
了させると判断した場合は、PHS72からサービス終
了メッセージを本システム10に送信する(ステップS
240)。
【0031】本システム10の制御部2は、サービス終
了メッセージに応じて、所定の回線切断要求を制御局9
2に送信し、制御局92は回線を切断する(ステップS
320)。
【0032】次に、図4を用いて空間的景観図の算出方
法の原理を述べる。この図において3次元座標系(X−
Y−Z空間)を用いる。V点は端末位置であり、この点
を利用者の目の位置とみなす。目標物20を立方体で近
似し、その各頂点をa〜hで表す。V点から25cm離
間したX-Y平面を携帯端末の表示部位置とみなし、目
標物20のX-Y平面ヘの投影図を空間的景観図とし、
当該端末の表示画面に表示するようになっている。投影
された空間的景観図を図の太字で示し、その各頂点を
a'''〜h'''で表す。
【0033】ここで、a(X1,Y1,Z1)とし、以下同様に
して、h(X8,Y8,Z8)とする。なお、V点とX-Y平面
との距離を25cmとするのは、標準的な利用者は携帯
端末の表示部を目から25cm程度離して画面を閲覧す
ると仮定したことによる。従って、必要に応じてV点と
X-Y平面との距離設定を変更してもよい。このよう
に、目標物20のX-Y平面(端末の表示部に相当)ヘ
の投影図を空間的景観図とすることで、利用者に対して
現実に近い景観図を提供できる。
【0034】次に、上記頂点a'''〜h'''の座標を求め
る方法について、図6を参照して説明する。図6は、目
標物20をX―Z平面に投影した状態を示している。こ
の図において、目標物20の投影図形20'の各頂点座
標をa'〜h'で表す。ここで、a'(X1',Y1',Z1')と
し、以下同様にして、h'(X8',Y8',Z8')とすると、 X1'=X1,Y1'=0,Z1'=Z1 X2'=X2,Y2'=0,Z2'=Z1 X3'=X2,Y3'=0,Z3'=Z1 X4'=X1,Y4'=0,Z4'=Z1 X5'=X1,Y5'=0,Z5'=Z5 X6'=X2,Y6'=0,Z6'=Z5 X7'=X2,Y7'=0,Z7'=Z5 X8'=X2,Y8'=0,Z8'=Z5 となる。
【0035】従って、底辺側の頂点a'、b'、e'、f'
をX軸へ投影した点の座標をa''、b''、e''、f''で
表す。ここで、a''(X1'',Y1'',Z1'')とし、以下同様
にして、f''(X6'',Y6'',Z6'')とし、V(Xe,Ye,Ze)
とすると、 X1''=X1×Ze÷(Ze+Z1)、Y1''=0、Z1''=0 X2''=X2×Ze÷(Ze+Z1)、Y2''=0、Z2''=0 X5''=X1×Ze÷(Ze+Z5)、Y5''=0、Z5''=0 X6''=X2×Ze÷(Ze+Z5)、Y6''=0、Z6''=0 となる。
【0036】したがって、X−Y平面に投影された上記
頂点a'''、b'''、e'''、f'''の座標を、a'''(X
1''',Y1''',Z1''')とし、以下同様にf'''(X6''',Y
6''',Z6''')とすると、 X1'''=X1''',Y1'''=Y1×√((X1'') 2+Ze2)÷√(X12+(Z
e+Z1) 2) X2'''=X2''',Y2'''=Y1×√((X2'') 2+Ze2)÷√(X22+(Z
e+Z1) 2) X5'''=X1''',Y5'''=Y1×√((X1'') 2+Ze2)÷√(X12+(Z
e+Z5) 2) X6'''=X2''',Y6'''=Y1×√((X2'') 2+Ze2)÷√(X12+(Z
e+Z5) 2) と求まる。
【0037】また、上面側の座標c'''、d'''、
g'''、h'''は、Y座標の高さをY5として同様の方法で
求まる。そして、このようにして求めた目標物のX−Y
平面への投影図が空間的景観図として携帯端末の表示部
に表示される。
【0038】図6は、PHS72の表示部72aに表示
された空間的景観図を示す。この図において、目標物2
0のほかに、その近傍の他の構造物22〜26の景観も
合わせて表示されている。各構造物22〜26の景観を
構成する座標を求める方法は、上記と同様であり、制御
部2は、目標物を含む各構造物の重なり状態を再現した
空間的景観図を算出する。ここで、X-Y平面に投影さ
れた構造物は必ず閉空間として表現できるため、目標物
を含む各構造物が相互に重なり合うかどうかの判定をす
ることができ、重なりの状況も分るようになっている。
【0039】なお、この例では、目標物20及び他の構
造物22、24はいずれも店舗の看板であり、又、構造
物26は各店舗が入居しているビルである。そして、構
造物情報DB8には、目標物として所定の店舗を指定す
ると、当該店舗が入居するビル26の空間的情報と、当
該店舗の看板20の空間的情報がともに関連付けられて
検索されるようになっている。
【0040】また、図7は、図6の空間的景観図を実際
に上からみたときの、各構造物の配置状態を示す。利用
者は、PHS72の表示部72aに表示された空間景観
図と、実際の風景とを比較し、目標物を探しながら歩い
ていく。ここで、目標物20のみを表示させた場合、他
の構造物22、24により目標物20がなかなか見つけ
難いが、上記したように他の構造物の景観と合わせて目
標物が景観表示されることで、他の構造物から目標物を
速やかに探すことができる。
【0041】ところで、図6の場合のように、目標物2
0の前後の視野に構造物22、24が重なって存在する
場合、目標物20が隠れてしまって利用者が閲覧でき
ず、利用者が目標物の存在を気付かないことがある。そ
こで、かかる場合、制御部2は、目標物20を強調表示
する旨の情報や、目標物20を他の構造物22より手前
に表示する旨の情報を空間的景観図に関連付けてPHS
72に送信してもよい。
【0042】図8は、上記した情報が関連付けられた空
間的景観図を受信したPHS72の表示部72aに表示
される空間的景観図の画面構成を示す図である。なお、
PHS72には、上記情報に基づいて所定の処理を行う
プログラムが適宜搭載されている。
【0043】この図において、目標物20と他の構造物
22とは、交互に手前側に表示される。これにより、利
用者に目標物20への注意を喚起することができ、例え
ば、不案内な場所で雑踏の中で交通に注意しながら歩い
ている場合に、より効果的な表示方法となる。なお、目
標物20の表示方法は、利用者に注意を喚起するもので
あればよく、例えば目標物20を他の構造物と異なる色
で表示したり点滅表示してもよく(強調表示)、又、上
記したように目標物20を他の構造物より手前側に表示
させてもよい。又、強調表示と手前側表示とを同時に行
ってもよい。
【0044】以上述べたことは、GPS方式を用いて端
末位置情報を取得する場合も同様である。図9は、GP
S方式を用いたときの処理フローの1例を示す。この例
では、携帯端末として図1のPHS70を用い、このP
HS70は測位衛星150から適宜自己位置情報を受信
するようになっている。そして、図9のフローが図2の
PHS方式のフローと異なる部分は、ステップS’31
0だけである。このステップS’310では、PHS7
0は、測位衛星から受信した自己の位置情報を、制御局
92を介して本システム10へ送信するようになってい
る。
【0045】本発明は、上記した実施形態に限られな
い。例えば、上記した説明では、目標物や他の構造物を
立方体とみなしたが、実際の形状を再現した詳細な形状
としてもよく、又、目標物の外観に写真を用いてもよ
い。又、画像処理の際にアフィン変換等の公知の処理を
用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯電話或いはPHS等の携帯端末と目標物との相対位
置に基づいて、利用者の視点からみた目標物近傍の空間
的景観図を携帯端末に提供できるので、利用者は現実に
近い景観からなる位置案内が得られ、目標物の探索が容
易となる。
【0047】又、請求項2記載の本発明によれば、目標
物の前後の視野に他の構造物が重なって、目標物が隠れ
ていても、携帯端末上には目標物が利用者に注意を喚起
するような態様で表示されるので、利用者の画面閲覧が
容易となる。例えば、不案内な場所で雑踏の中で交通に
注意しながら歩いている場合に、より効果的な表示方法
となる。
【0048】請求項3記載の本発明によれば、利用者の
視点から携帯端末の表示部の位置までと仮定した距離ヘ
の投影図を空間的景観図とするので、利用者はより現実
に近い景観図を閲覧できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の位置案内情報提供システムの一例を
示す構成図である。
【図2】 本システムと携帯端末との間で行われる処理
フローを示す図である。
【図3】 目標物と端末位置が記録された地図データの
携帯端末上での表示例を示す図である。
【図4】 目標物から空間的景観図を算出する原理を示
す模式図である。
【図5】 図4に続く図である。
【図6】 空間的景観図の携帯端末上での表示例を示す
図である。
【図7】 目標物と他の構造物との実際の位置関係を示
す図である。
【図8】 空間的景観図において目標物を他の構造物の
手前に表示させる態様を示す図である。
【図9】 本システムと携帯端末との間で行われる処理
フローを示す別の図である。
【符号の説明】
2 制御部(位置情報取得手段、目標物情
報取得手段、地図情報取得手段、景観算出手段、送信手
段) 4 地図情報データベース 6 入出力制御部(送信手段) 10 位置案内情報提供システム 20 目標物 70、72 携帯端末 100 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/005 G08G 1/005 5K067 G09B 29/00 G09B 29/00 A 29/10 29/10 A H04Q 7/34 H04B 7/26 106A 106B (72)発明者 久保田 浩司 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB08 HB22 HB25 HC11 HC22 HC23 HD03 HD13 2F029 AA07 AB05 AB13 AC02 AC09 AC14 AC16 5B050 AA08 BA07 BA11 BA17 CA07 CA08 EA29 FA02 FA08 FA17 5B075 KK07 ND08 NK02 PQ02 PQ22 UU14 5H180 AA21 BB05 FF05 FF13 FF22 FF39 5K067 AA21 AA34 DD52 EE02 EE10 FF03 FF23 GG01 HH22 HH23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された携帯端
    末に位置案内情報を提供するシステムであって、 地図情報を格納する地図情報データベースと、 前記携帯端末の位置情報を取得する位置情報取得手段
    と、 前記携帯端末が位置案内を依頼した目標物の情報を取得
    する目標物情報取得手段と、 前記目標物の情報に基づいて、前記地図情報データベー
    スから所定の地図情報を取得する地図情報取得手段と、 前記取得した地図情報に基づいて、前記携帯端末の位置
    から前記目標物を見た時の空間的景観図を算出する景観
    算出手段と、 前記算出された空間的景観図を前記携帯端末に送信する
    送信手段とを有することを特徴とする位置案内情報提供
    システム。
  2. 【請求項2】 前記空間的景観図において、前記携帯端
    末の位置から見て前記目標物の一部が他の構造物によっ
    て隠蔽されている場合に、 前記景観算出手段は、前記目標物を強調表示する旨の情
    報、又は前記目標物を前記他の構造物より手前に表示す
    る旨の情報を前記空間的景観図に関連付けることを特徴
    とする請求項1記載の位置案内情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記景観算出手段は、前記取得した地図
    情報に基づいて、前記携帯端末の位置から所定距離だけ
    離れた面に前記目標物を投影してなる空間的景観図を算
    出することを特徴とする請求項1又は2記載の位置案内
    情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記位置情報取得手段は、前記携帯端末
    と送受信している基地局の位置情報に基づいて、又は前
    記携帯端末が測位衛星から直接取得した自己位置情報に
    基づいて、前記携帯端末の位置情報を取得することを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の位置案内
    情報提供システム。
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