JP2002340331A - 焼成炉 - Google Patents

焼成炉

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JP2002340331A
JP2002340331A JP2001144375A JP2001144375A JP2002340331A JP 2002340331 A JP2002340331 A JP 2002340331A JP 2001144375 A JP2001144375 A JP 2001144375A JP 2001144375 A JP2001144375 A JP 2001144375A JP 2002340331 A JP2002340331 A JP 2002340331A
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burner
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Norio Yotsuya
規夫 肆矢
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼成炉の立ち上げ時の昇温速度を遅くするた
めにバーナの操作を容易にして使い勝手を良くする。 【解決手段】 陶磁器を焼成する窯36と、この窯36
を加熱するバーナ11と、このバーナ11の燃焼ガスを
希釈する空気を供給する供給部23と、この供給部23
をコントロールする制御部35とを備え、制御部35が
供給部を作動することにより、新たな空気を供給して燃
焼ガスを希釈し、冷却して燃焼ガスの温度を低下さ、窯
36の昇温速度を遅くすることにより、バーナ11の温
度コントロールを容易にし、使い勝手を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野分野】本発明は、家庭で陶磁器
の焼成を行う時に、窯内温度を所定の温度にコントロー
ルする手段を有する焼成炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の焼成炉としては、例え
ば、特開平10−253054号公報に記載されている
ようなものがあった。図5は前記公報に記載された従来
の焼成炉を示すものである。
【0003】図5において、1は陶芸作品を焼成する窯
本体、2は燃焼ガスを窯の外部に排出する排気筒、3は
窯本体1に複数個挿入され、窯を加熱するバーナ、4は
バーナに空気を供給するブロワ、5は複数個のバーナ3
を切り替えて作動させる手動弁、6はバーナ3に燃料を
供給する制御弁、7は窯内温度を検知する熱電対、8は
熱電対7の出力が入力され、ブロワ4や制御弁6に信号
を送るコントローラ、9は陶芸作品である。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記従来の構成では、焼成の立ち上げ時に陶芸作品の急激
な温度上昇による破損を防止しようとすると、焼成開始
からの窯の昇温速度を遅らせるために、バーナ3の燃焼
量を小さく絞る必要があり、複数個設けたバーナ3の1
個だけを使用することになる。この時、微妙な温度コン
トロールを行うためには、バーナ3の燃焼量を絞るだけ
でなく、オン、オフを繰り返すことになり、そのコント
ロールは複雑になり、使い勝手も悪いという課題を有し
ていた。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、バーナから噴出する燃焼ガスを新たな空気で希釈
し、燃焼ガスの温度を低下させて、焼成の立ち上げ時の
昇温速度を遅らせ、陶芸作品の破損を防止するとともに
コントロールを簡単にし、使い勝手を向上した焼成炉を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の陶芸窯は、窯を加熱するバーナの燃
焼ガスを希釈して燃焼ガス温度を低下させるために、希
釈空気を供給する供給部を設け、この供給部をコントロ
ールする制御部を備えたものである。
【0007】これによって、焼成の立ち上げ時には、バ
ーナの燃焼量を小さく絞り、制御部により供給部を作動
し、新たな空気を供給して燃焼ガスを希釈し冷却して燃
焼ガスの温度を低下させ、窯の昇温速度を遅くすること
により、温度調節のための複雑なバーナの操作を簡単に
し、使い勝手を向上できる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、窯を加
熱するバーナの燃焼ガスを希釈して、燃焼ガスの温度を
低下させるための希釈する空気を供給する供給部を設
け、この供給部をコントロールする制御部を備えること
により、焼成の立ち上げ時には、バーナの燃焼量を小さ
く絞り、制御部により供給部を作動し、新たな空気を導
入して燃焼ガスを希釈し、燃焼ガスの温度を適当な温度
に低下させて、窯の昇温速度を遅くし、温度調節のため
の複雑なバーナの操作を簡単にし、使い勝手を向上でき
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の制御部が、バーナによる焼成の停止後に供給部
を作動させ、窯内に希釈するために使用していた空気を
流入するように指示することにより、陶芸作品の冷却の
温度と時間を調節して、陶芸作品の釉薬の形成に変化を
起こすことができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、制御部が、焼成
中に供給部により所定量の空気量を常時導入するように
指示を行うことにより、供給部に高温の燃焼ガスが逆流
しないようにして、供給部の破損の防止や高温の燃焼ガ
スに対する安全性を確保することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、供給部が、希釈
する空気の一部を排気煙突に供給することにより、外部
に排出する燃焼ガスを空気で冷却することになり、排気
煙突の排気出口での燃焼ガス温度を低下させて、高温の
燃焼ガスに対する安全性を確保できる。
【0012】請求項5に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の供給部が、バーナ先端のコーンの周囲に複数個
の供給孔を構成することにより、バーナからの燃焼ガス
を複数個の空気流で分散しながら希釈し、燃焼ガスを均
一な温度に低下させることができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、特に、供給部
は、バーナ用送風部と独立した希釈空気供給用送風部を
設けることにより、バーナの燃焼を維持するための空気
量のコントロールとは異なり、独立した形で希釈空気供
給用送風部より自在の空気量を希釈する空気として供給
するので、燃焼ガスを適当な微妙な温度に容易に設定で
きる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例についてを図面を参照
しながら説明する。
【0015】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける焼成炉の断面図を示すものである。図1において、
10は液体燃料である灯油を燃料タンク(図示せず)か
らバーナ11に汲み上げるパルスポンプ、シリンダーポ
ンプ、電磁ポンプ等から構成する燃料ポンプである。
【0016】13は燃料ポンプ10から送油管12を介
して液体燃料がその表面に供給されるテーパ状の回転霧
化部である。この回転霧化部13には、燃料を振り切る
円盤や燃料の気化ガスと空気を混合するための翼を設け
ている。
【0017】14は回転霧化部13の周囲に設けられた
気化器で、アルミ、ジュラルミン等のアルミ合金、黄
銅、銅、鋼、鋳鉄等の熱伝導の良い、耐熱材料で造られ
た筒状に形成されている。気化器14の底部には、送油
管12と回転霧化部13の軸15が挿入されるように、
一部を開口された気化用空気口16が設けられている。
【0018】この気化用空気口16の上流側には、空気
室17と送風室18、給気室19が連接して設けられて
いる。また空気室17と送風室18と給気室19は、そ
れぞれ仕切られた空間を構成しているが、軸15が貫通
する開口を介して連通している。給気室19の一部に、
空気取り入れ口20が設けられている。給気室19の底
部に設けられたモータ21が軸15に連結し、空気室1
7、送風室18、給気室19を貫通する形で構成してい
る。送風室18には、羽根車22が、設けられている。
羽根車22には高圧を出せるターボファンやラジアルフ
ァン等を用い、それをモータ21で軸15を回転させる
ように構成されている。
【0019】23は供給部で空気室17からの連通管2
4と空気可変装置25と筒状の空気供給筒26とで構成
している。空気可変装置25は、ダンパやカムをステッ
ピングモーターやソレノイドバルブで可変するように設
け、ダンパ等による通路の開口具合で空気量の調節を行
ったり、開閉動作により供給の有無を行う。空気供給筒
26は、気化器14の先端に設けた炎口27とその周囲
に設けた筒状の燃焼筒28の周囲を囲むように構成さ
れ、希釈空気通路29を構成する。空気供給筒26は、
先端に設ける開口部30を燃焼筒28の先端に設けるコ
ーン31に沿うように先絞りの形状に設けられている。
【0020】27は気化器14の下流側の先端に設けた
炎口で、鋼、鉄、チタン、ジュラルミン、セラミック等
の耐熱材料で造られ、多孔状に形成されている。32は
2次空気口で気化器14の底部の周囲に空気室17と連
通するように複数個設けられている。33は電熱式のヒ
ータで、気化器14に鋳込まれたニクロム線、カンタル
線等の発熱体で構成される。34は気化器14の温度を
検知するための気化器温度検知部で、サーミスタ、熱電
対等で構成される。
【0021】35は制御部で、気化器温度検知部34の
信号から電熱式のヒータ33をオン、オフさせて、気化
器14を所定の温度に維持する。制御部35は、運転ス
イッチの指示や負荷の大きさにより燃料ポンプ10と羽
根車22を適正な状態にコントロールして、燃料と空気
を調節するように設けられている。また制御部35は、
焼成の立ち上げ時に時間経過と焼成温度の作業上の指示
を受けて、供給部23に指示を行い、希釈する空気の量
の調節や供給の有無をコントロールする。
【0022】36は底部にバーナ11の先端を挿入した
桶状の窯である。窯36は側壁37を耐熱性のアルミナ
やシリカのセラミックあるいは煉瓦で構成している。側
壁37の外側は、耐熱性の鋼、鋳鉄等で構成する保護壁
38により覆われている。窯36の上部は、陶芸作品3
9の搬入、搬出を行うための蓋40が設けられている。
蓋40は、耐熱性のアルミナやシリカのセラミックある
いは煉瓦で内張りをされ、保護カバー41で全体を組み
立てている。蓋40の一部に燃焼ガスを排出する排気煙
突42を設けている。
【0023】43は窯36の側壁37に設置された窯3
6内温度を測定する温度検知部である。温度検知部43
はサーミスタ、熱電対等で構成されている。この温度検
知部43の値を受けて、制御部35が燃料ポンプ10と
羽根車22を適正な状態にコントロールして、燃料と空
気を調節し、窯36内の温度を所定の値に設定する。ま
た焼成の立ち上げ時には、温度検知部43の値をモニタ
ーしながら希釈する空気の量の調節を行ったり、開閉動
作により供給の有無を行い、窯36内の温度を所定の値
に設定する。44は炎口27上に形成される火炎であ
る。45は陶芸作品39を載せる棚板、46は棚板45
を支える支柱、47は希釈空気流であり48は燃焼ガス
流である。
【0024】以上のように構成された焼成炉について、
以下その動作、作用を説明する。まず、電源(図示せ
ず)を投入するとヒータ33に通電され、気化器14が
加熱される。気化器14が所定の温度に達すると気化器
温度検知部34により検知を行い、制御部35の指示に
よりモータ21が作動し、送風室18の羽根車22を回
転させて燃焼用空気が供給される。これと同時に燃料ポ
ンプ10が作動し、燃料が燃料供給管12から回転霧化
部13に供給される。燃料は回転霧化部13から高温の
気化器14の壁面に噴霧され、その壁面で気化される。
また燃焼用空気は、気化用空気口16を介して気化器1
4内に供給され、気化された燃料と混合されながら、均
一な可燃の混合気となって炎口27に送られる。また燃
焼用空気の一部は、2次空気口32を介して燃焼筒28
内の火炎44に沿って供給され、燃焼を促進させる。
【0025】この時、あらかじめ火花放電を行っていた
点火電極(図示なし)により炎口27から噴出する可燃
の混合気に着火し、火炎44が形成され燃焼を開始す
る。
【0026】以後、火炎44の熱を窯36に送り込み、
温度検知部43で窯36内の温度を測定しながら、陶芸
作品の焼成を行うための所定時間と所定の窯36内温度
に調整するために、制御部35により気化器14に供給
する燃料の量と燃焼用空気量をコントロールして、焼成
を持続させる。窯36内の焼成最高温度は、陶磁器の本
焼きで約1250〜1300℃、素焼きで約750〜8
00℃である。
【0027】ここで、陶芸作品を焼成するときは、焼成
開始時に陶芸作品の急激な温度上昇による破損を防止す
るために、常温から窯36内の温度を300〜400℃
に上昇するまで、3〜5時間かけて徐々に上昇させる必
要がある。そのため、制御部35がバーナ11の燃焼量
を最小に設定し、供給部23の空気可変装置25を作動
し、空気室17から連通管24を介して、空気供給筒2
6に燃焼用空気の一部を希釈空気として供給し、燃焼筒
28の先端のコーン31の周囲に希釈空気流47として
噴出する。この希釈空気流47が火炎27から排出され
る燃焼ガスを希釈して、冷却し、窯36内の温度を燃焼
ガスから直接得られる温度よりも低い温度に設定するこ
とができる。
【0028】また制御部35は、供給部23で希釈する
空気を制御しながら羽根車22の回転数を可変し、気化
器14に供給される燃料を安定燃焼させるために必要な
燃焼空気量を調節し、供給することができる。
【0029】以上のように、本実施例においては、窯3
6を加熱するバーナ11の燃焼ガスを希釈し、冷却し
て、燃焼ガス温度を低下させるための希釈空気を供給す
る供給部23を設け、焼成の立ち上げ時に新たな空気を
供給して燃焼ガスを冷却して、窯36の昇温速度を遅く
するように微妙な温度コントロールを行うので、バーナ
11単体においても焼成の立ち上げ時の低温の加熱が可
能となり、窯36内の温度コントロールを簡単にし、使
い勝手を向上した焼成炉を提供できる。
【0030】また、本実施例では焼成の立ち上げ時に低
温の加熱を行うことにより、焼成時に陶芸作品39の急
激な温度上昇による破損を防止することができる。
【0031】また、本実施例では制御部35が供給部2
3で希釈空気を制御しながら羽根車22の回転数を調節
し、気化器14に供給される燃料を安定燃焼させるため
に適当な量の燃焼用空気を供給することにより、微妙な
温度コントロールを得ることができ、いろいろな陶芸作
品39の粘土や釉薬の特性を引き出すことができる。
【0032】(実施例2)図1において、11はバー
ナ、22は羽根車、23は供給部、27は炎口、35は
制御部、36は窯、39は陶芸作品、44は火炎で、実
施例1と異なるところは、制御部35が、バーナ11の
停止時に供給部23を作動させ、窯36内に希釈する空
気を流入するように指示するように設けた点である。
【0033】以上のように構成された焼成炉について、
以下その動作、作用について説明する。陶芸作品39の
焼成が終了した後に制御部35の指示により、供給部2
3から窯36内に希釈空気が供給され、陶芸作品39を
冷却する。
【0034】またバーナ11は、炎口27に火炎44
は、形成されていないので、羽根車22の回転により炎
口27を介して燃焼用に使用した空気も合わせて陶芸作
品39の冷却に使用される。
【0035】また制御部35の指示により羽根車22の
回転数を可変して、冷却速度を変えることにより陶芸作
品39の釉薬の結晶構造の形成に変化を付ける。
【0036】以上のように、本実施例においては、陶芸
作品39の冷却の温度と時間を調節して、陶芸作品39
の釉薬の結晶構造形成に変化を起こすことができ、陶芸
作品39に複雑で趣のある景色を容易に実現できる。
【0037】(実施例3)図1において、11はバー
ナ、23は27は、炎口供給部、35は制御部、36は
窯、44は火炎、48は燃焼ガスで、実施例1と異なる
ところは、制御部35が、焼成中にも供給部23により
所定量の空気を常時導入するように指示を行うことによ
り、希釈する空気を供給する供給部23に高温の燃焼ガ
ス48を逆流しないようにする点である。
【0038】以上のように構成された焼成炉について、
以下その動作、作用について説明する。制御部35が、
窯36の立ち上げ時だけでなく、バーナ11が運転さ
れ、炎口27に火炎44が形成され、また焼成停止後の
まだ窯36内が高温である時の希釈する空気の必要のな
い場合でも供給部23を作動し、所定量の空気を常時導
入するように指示を行い、供給部23に窯36内の高温
の燃焼ガス48が逆流しないようにする。
【0039】以上のように、本実施例においては、供給
部23の高温の燃焼ガス48による破損の防止や各部の
急激な温度上昇を防止して安全性を確保することができ
る。 (実施例4)図2は本発明の実施例4の燃焼装置を示す
断面図である。図2において、11はバーナ、23は供
給部、24は連通管、25は空気可変装置、29は希釈
空気通路、35は制御部、36は窯、42は排気煙突、
44は火炎、48は燃焼ガス、49は送風管、50は排
気出口、51は希釈空気流で、実施例1と異なるところ
は、供給部23が、希釈する空気の一部を送風管49を
介して排気煙突42に供給することにより、外部に排出
する燃焼ガス48を空気で冷却することになり、排気煙
突42の排気出口50での燃焼ガス温度を低下させてる
点である。
【0040】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。窯36の立
ち上げの後に窯36の温度が上昇すると、制御部35が
供給部23を作動し、空気可変装置25のダンパあるい
はカム等を可変して連通管24から希釈空気通路29に
流入していた希釈する空気の一部を送風管49を介して
排気煙突42に供給することにより、外部に排出する燃
焼ガス48を希釈空気流51で希釈し、冷却することに
なり、排気煙突42の排出出口50での燃焼ガス48温
度を既存の暖房機や給湯機の排気温度並に低下させる。
【0041】以上のように、本実施例においては、焼成
時に窯36から排出される高温の燃焼ガス48を既存の
暖房機や給湯機の排気温度並に低下させるので、家屋等
の火災や作業中の火傷を防止して安全を確保できる。
【0042】(実施例5)図3は本発明の実施例5の焼
成炉を示す断面図である。図3において、11はバー
ナ、17は空気室、23は供給部、24は連通管、25
は空気可変装置、26は空気供給筒、28は燃焼筒、2
9は希釈空気通路、30は開口、31はコーン、35は
制御部、48は燃焼ガス、52は遮蔽部、53は供給
孔、54は希釈空気流で、実施例1と異なるところは、
供給部23の下流側の希釈空気通路29の先端の部分の
開口30とコーン31にわたる遮蔽部52を設け、その
遮蔽部52に複数個の供給孔53を設けた点である。
【0043】以上のように構成された焼成炉について、
以下その動作、作用について説明する。
【0044】制御部35が供給部23の空気可変装置2
5を作動し、空気室17から連通管24を介して、空気
供給筒26に燃焼用空気の一部を希釈する空気として供
給し、燃焼筒28の先端のコーン31の周囲の複数個の
供給孔53から複数本の希釈空気流54として噴出す
る。
【0045】以上のように、本実施例においては、バー
ナ11からの燃焼ガス48を複数個の希釈空気流54で
分散しながら希釈し、冷却された燃焼ガス48を均一な
温度分布に形成することができる。
【0046】(実施例6)図4は本発明の実施例6の燃
焼装置を示す断面図である。図4において、11はバー
ナ、23は供給部、26は空気供給筒、27は炎口、2
8は燃焼筒、29は希釈空気通路、35は制御部、36
は窯、37は側壁、43は温度検知部、55はバーナ用
送風部、56は希釈空気供給用送風部、57は送風管
で、実施例1と異なるところは、供給部23はバーナ用
送風部55と独立した形で希釈空気供給用送風部56を
設ける点である。
【0047】またバーナ用送風部55は、送風室18に
設けられた羽根車22をモータ21で回転させるように
構成されている。希釈空気供給用送風部56は、専用の
送風機を送風管57に連通させ、制御部35によりその
コントロールを行う。
【0048】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0049】制御部35が、窯36の立ち上げ時に希釈
空気供給用送風部56を作動し、送風管57を介して、
空気供給筒26に希釈する空気を供給する。
【0050】また制御部35は、窯36の側壁37に設
けた温度検知部43の値をモニターしながら、バーナ用
送風部55と希釈空気供給用送風部56の空気量を調節
して窯36内を適正な温度に設定する。
【0051】以上のように、本実施例においては、バー
ナの燃焼を維持するための空気量のコントロールとは異
なり、独立した送風機により自在の空気量を希釈する空
気として供給するので、燃焼ガスを適当な温度に容易に
設定できる。またバーナ用送風部55をバーナ11の燃
焼状態を保つためだけに使用するので、安定した燃焼状
態を維持することが容易にできる。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1〜6に記載の発明
によれば、焼成炉の焼成の立ち上げ時に、燃焼ガスを新
たな空気の供給により希釈し、冷却して、燃焼ガスの温
度を低下させ、窯の昇温速度を遅くすることにより、温
度調節のための複雑なバーナのコントロールを簡単に
し、使い勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜3における燃焼装置の断面
【図2】本発明の実施例4における燃焼装置の断面図
【図3】本発明の実施例5における燃焼装置の断面図
【図4】本発明の実施例6における燃焼装置の断面図
【図5】従来の燃焼装置の断面図
【符号の説明】
11 バーナ 23 供給部 35 制御部 36 窯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23N 3/02 F23N 3/02 F27B 17/00 F27B 17/00 C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陶磁器を焼成する窯と、前記窯を加熱す
    るバーナと、前記バーナの燃焼ガスを希釈する空気を供
    給する供給部と、前記供給部をコントロールする制御部
    を備えてなる焼成炉。
  2. 【請求項2】 制御部は、焼成停止後に供給部を作動さ
    せる請求項1に記載の焼成炉。
  3. 【請求項3】 制御部は、焼成中に供給部を常時作動さ
    せる請求項1または2に記載の焼成炉。
  4. 【請求項4】 供給部は、希釈する空気の一部を排気煙
    突に導入してなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    焼成炉。
  5. 【請求項5】 供給部は、バーナ先端の周囲に複数個の
    供給孔を構成してなる請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の焼成炉。
  6. 【請求項6】 供給部は、バーナ用送風部と独立した希
    釈空気供給用送風部を設けてなる請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の焼成炉。
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