JP2002339283A - 障害物質含有の紙繊維懸濁液から障害物質を取り除く圧力ソータおよびその使用法 - Google Patents

障害物質含有の紙繊維懸濁液から障害物質を取り除く圧力ソータおよびその使用法

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JP2002339283A
JP2002339283A JP2002092616A JP2002092616A JP2002339283A JP 2002339283 A JP2002339283 A JP 2002339283A JP 2002092616 A JP2002092616 A JP 2002092616A JP 2002092616 A JP2002092616 A JP 2002092616A JP 2002339283 A JP2002339283 A JP 2002339283A
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pressure
sieves
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JP2002092616A
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Michael Danger
ダンガー ミヒャエル
Reimund Rienecker
リーネッカー ライムント
Samuel Schabel
シャーベル ザムエル
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Voith Paper Patent GmbH
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D5/00Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
    • D21D5/02Straining or screening the pulp
    • D21D5/023Stationary screen-drums
    • D21D5/026Stationary screen-drums with rotating cleaning foils

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力ソータを、それがコンパクトであり、障
害物質が細かい場合でも、良好な分離作用を有し、この
場合比較的に高い流量を可能にするように、構成する。 【解決手段】 供給される紙繊維懸濁液Sがケーシング
6内で2つのふるい1,2を通って半径方向で内方から
外方に導かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念による圧力ソータに関する。
【0002】
【従来の技術】圧力ソータは紙繊維懸濁液の準備に使用
され、それも繊維物質懸濁液を湿式ふるいがけで加工す
るのに使用される。このためにこのような圧力ソータは
少なくとも1つのふるいを有しており、これは多数の開
口を備えている。懸濁液内に含まれている繊維は開口を
通って通過させられ、これに対し、不所望の固形成分は
棄却され、ソータから再び導出される。圧力ソータは繊
維分留にも使用され、オーバーフローで長繊維が、貫流
で短繊維が蓄積される。ソータ開口として一般に丸い穴
あるいはスリットが使用される。大抵の場合にここで観
察される形式の圧力ソータは除去器を備えており、これ
らの除去器は密にふるいに接して、動かされる。これに
よって自体公知の形式で、ふるい開口の詰まりが阻止さ
れる。
【0003】圧力ソータが基本的に、比較的に粗い、並
びに極めて細かい障害物質のソーティングに使用するこ
とができることは周知である。その都度これに関する使
用目的で、このような圧力ソータは単にふるい自体の選
択、特にそのソータ開口に調和せしめられるだけでなし
に、機械の構造的な構成および運転温度の選択によって
も、調和せしめられる。その間に、妥当な費用で、極め
て細かい開口、例えば10分の1mmの範囲のスリットを
有しているふるいを製作することに成功している。これ
によって、極めて小さな汚れを繊維から分離することも
成功している。このこと自体は、ポジティブな発展はも
ちろん、ふるいおよび/またはソータ装置が大型になる
ことをもたらした。段数、換言すれば、紙繊維懸濁液に
より順次に通過せしめられる圧力ソータの数も大きくな
った。
【0004】DE 197 02 044 C1からただ1つの機械内に
2つのふるいエレメントを有している、繊維物質懸濁液
のための鉛直セパレータが公知である。このセパレータ
においては、ソーティングすべき物質流はまず平らな前
ふるいの範囲内に達し、この前ふるいは供給側で除去器
により自由にされる。この平らな前ふるいの貫流は次い
で回転対称的なふるいケージの内部内に導かれ、これに
より懸濁された紙繊維はこのふるいケージを貫通して物
質出口内に達することができる。このようなソータは、
特に、供給される繊維物質懸濁液が多量の粗い汚物を混
合されている場合に、使用される。このことは周知のよ
うに、古紙準備の際に、物質が直接に物質溶剤から、あ
るいは単に極めて粗い汚物を除去する浄化装置を通過し
た後に生ずる場合に、生ずる。この公知のソータは粗い
汚物を分離するために最適化されている。自由なふるい
面は比較的に小さい。
【0005】WO 00/58549 A1は鉛直なケーシングを備え
たソータを示し、このケーシング内には、2つの、順次
に浄化すべき紙繊維懸濁液により流過されるふるいエレ
メントがある。この場合、両方のふるいエレメントは少
なくとも部分的に軸方向で互いに差しはめられており、
このことはコンパクトな構造形式を可能にする。このソ
ータも粗いソーティングのために考えられている。回転
可能に駆動されるふるいケージによって、磨滅が減少せ
しめられ、このことはしかし機械を複雑にかつ高価にす
る。
【0006】別の圧力ソータにおいては、EP 0 955 406
A2によれば、2つの円筒状のふるいケージが互いに上
下に配置されている。ソーティングすべき懸濁液はケー
シング内部を次のように、すなわちまず回転する粗ふる
い(ノッタ)が外方から内方に、かつ次いで不動の一次
ふるいが内方から外方に貫流されるように、案内され
る。一次ふるいの貫流は明らかにこのソータの物質とし
て見なされるのに対し、一次ふるいのオーバフローはい
わゆる二次ふるいに供給される。大きな流量で高い純度
を達成するためには、この圧力ソータは不利である。
【0007】US 5,622,267からやはり2つもしくは3つ
のふるいケージを備えた圧力ソータが公知である。上流
側のふるいの貫流が下流側のふるいの供給側に導かれる
ように、ふるいケージが接続されている場合には、上流
側のふるい内の流動は半径方向で外方から内方に向かっ
て(求心的に)案内される。この場合比較的に高い構造
経費が必要であり、これは、機械が高い粗物質割合を備
えた繊維物質懸濁液のために使用される場合に、正当化
される。
【0008】EP 0 795 641 A1に示されている機械にお
いても、繊維懸濁液はまず求心的に貫流されるふるい内
に導かれ、このふるいには次いで別の求心的なふるいが
接続している。この機械も粗物質ソーティングのために
考えられている。この機械は高価で、かつ明らかに中間
希薄化をもってのみ、満足に運転される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、圧力ソータを、それがコンパクトであり、障害物
質が細かい場合でも、良好な分離作用を有し、この場合
比較的に高い流量を可能にするように、構成することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1の
特徴構成要件によって解決される。
【0011】このように構成された圧力ソータは、共通
のケーシング内で、少なくとも2つの複数のソーティン
グ過程を順次に行うことができるという、利点を有して
いる。この場合、最適なソーティング品質が大きな流量
で達成される。それは、ふるいケージが遠心的に、つま
り半径方向で内方から外方に向かって貫流されるよう
に、ソータ内の流動案内が選択されるからである。高作
用のソータの直列接続は、そうでないと、単に著しい機
械的なかつ制御技術的な費用によってのみ、可能であ
る。本発明によれば、これに対し、圧力ソータの数は高
い品質要求の場合でも決定的に減少させることができ
る。特別な利点によれば、本発明による圧力ソータは細
かいソーティングにおいて提供される。まさに、特に細
かい汚物の除去が行われる(普通はその場合スリットソ
ーティングが行われる)繊維物質準備の場合に、そのた
めに利用される圧力ソータを比較的に大きくしなければ
ならない。このようにすることによってのみ、細かいソ
ーティング開口の場合に充分な流量を確実に送ることが
できる。
【0012】本発明は特に、互いに前後に接続されたふ
るいが細かいふるいであり、かつほぼ同じふるい特性を
有している場合、要するに同じ大きさ範囲でソーティン
グする場合に、その利点を有している。このことは、特
に、ふるいが類似したあるいは同じスリットを備えてい
る場合、それも最高で0.8mm、殊に0.3mmより
も小さいスリット幅を備えている場合である。すなわ
ち、技術的な用途の場合、ただ1つの段のソーティング
は要求される品質のためにしばしば充分でなく、それも
特に、障害物質が繊維と同じ大きさであって、したがっ
てふるいを通過する確率がかなり大きい場合に、充分で
ない。このことは、自体高効率のスリットふるいケージ
を備えた圧力ソータの場合にも当てはまる。問題の障害
物質はとりわけ接着剤粒子である。したがって、既に浄
化された物質を備えた別の同じ作用のソーティングステ
ップを行って、これによってソーティングし難い物質の
分離の確率を高めなければならない。
【0013】このような圧力ソータを構成するプロセス
技術的な観点の他に、しかし、例えばこのような機械の
容易な開放および良好なふるいの到達可能性のような別
の要求もある。このことが重要であるのは、ふるいが時
折分解または浄化しなければならないからである。ふる
いの配置および自由保持並びに物質流の案内に具体的に
関する構造的な解決策は、以下において詳述する。
【0014】本発明による圧力ソータを使用する場合
に、棄却物が上流側のふるいにおいて、下流側のふるい
よりも、著しく高く調整されるのが特に有利である。棄
却物はこの場合、相応するふるいへの供給に関するオー
バーフローの容量分析的な量比である。上流側のふるい
への供給部において障害物質含有量が高いので、そこで
は、下流側のふるいよりも約2倍の棄却物に調整するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の有利な実施の形態は従属
請求項に記載したとおりである。
【0016】
【実施例】本発明およびその利点は図面によって説明す
る。
【0017】図1に概略的に示した本発明による圧力ソ
ータはケーシング6を有しており、その中に2つのふる
い、それも第1の−上流側の−ふるい1および第2の−
下流側の−ふるい2がある。圧力ソータは次のように構
成されている。すなわち、上方に位置する入口短管3を
通って流入する紙繊維懸濁液Sがまず第1のふるい1の
供給側に案内される。この供給側には除去エレメント7
および8があって、これらの除去エレメントはふるい除
去器5に所属している。自体公知の形式で、除去エレメ
ント7および8の運動によって、ふるい1は詰まりから
防止される。紙繊維懸濁液Sが第1のふるい1を通過し
た後に(物質A1)、紙繊維懸濁液はまず第1の物質室
13内に達し、次いで第2のふるい2の供給室に達す
る。このふるいにより改めてソーティングが行われ、こ
れにより第2のふるい2を通過した紙繊維懸濁液の一部
は、物質出口短管を通ってケーシング6から物質A2と
して再び導出される。両方のふるいは半径方向で内方か
ら外方に向かって貫流される。ふるいを通過し得なかっ
た障害物は第1のふるい1において残滓を形成し、これ
は第1の棄却物出口9を通って、第1の棄却物R1とし
て導出される。類似したことは、第2のふるい2におい
ても行われ、その残滓は第2の棄却物R2として棄却物
出口10を通ってケーシング6から出る。空気あるいは
軽量物質の除去も望まれる場合には、中央の軽量物質接
続部19が存在していることができる。
【0018】このような圧力ソータは大抵は鉛直ソータ
として構成され、かつ下方に位置するロータ5の駆動部
を備えており、ロータはふるい除去に役立つ。この場合
ケーシング分割部20は、圧力ソータの上方部分を取り
外すことを可能にする。このことは、保守作業を内部に
おいて行うために、時折必要である。重要なことは、こ
の場合ロータ5およびふるい1および2が軸方向の引き
離しを阻止しないことである。この理由から、上方に位
置するふるい1の内径をその下方に位置するふるい2よ
りも小さくするのが有利である。ここに示した配置の別
の利点はとりわけ、両方のふるい1および2の除去エレ
メント7および8が同一のロータ5に所属し得ることで
ある。
【0019】両方のふるいの供給室はプレート18によ
って互いに隔てられており、プレートはロータ5に対し
てリングギャップ29によって無接触でシールされてい
る。リングギャップには単に比較的にわずかな円周速度
が生じるに過ぎず、圧力はふるいの内面におけるよりも
わずかである。プレート18はより容易な解体のために
分割しておくことができ、これにより、下方のふるいを
取り外す場合に、ロータをそのままにしておくことがで
きる。
【0020】図2に示した圧力ソータも2つのふるい1
および2を有しており、これらのふるいは軸方向で互い
にずらされていて、互いに異なった室内にある。図1に
示したソータと異なって、ここでは繊維物質懸濁液Sは
下方に位置する入口短管3を通ってケーシング6′内に
導入される。したがってまず流過されるふるい1は下方
に位置し、第2のふるい2は上方に位置する。物質A
1、要するに第1のふるい1の貫流物は第1の物質室1
3から外部の−ここではポンプなしの−管導管17を介
して、圧力ソータに戻され、ケーシング6′の上方部分
にある中間入口16に達する。中央にある中間入口16
における吸い込み作用は懸濁液の搬送を補助する。それ
でなくても、圧力ソータの運転の際に、入口短管3と物
質出口短管4との間には、外方から与えられた圧力落差
がある。この正圧が両方のふるいの圧力損失を補償する
ようにする場合には、このことは、特別な場合に、第1
のふるいの供給室内の圧力を極めて高めることがある。
この圧力をわずかにとどめるために、その場合、圧力増
大ポンプを管導管17内に設けることが考えられる。あ
るいはふるい除去ロータがその上方の端面にポンプ羽根
23(破線で示す)を有しており、これが圧力増大を生
ぜしめる。
【0021】物質A1は中間入口16から第2のふるい
2の供給室内に達する。物質A1が第2のふるいを通過
し、第2の物質室14内に達すると、物質A2として、
物質出口短管4を通ってケーシングから導出することが
できる。図面を簡単にするために、物質出口短管4はケ
ーシング6′の上方部分内に、要するにケーシング分割
部20の上方に示されている。利点(ケーシングの容易
な開放)を有して、物質出口短管は下方部分内に位置し
ている。この場合、図3に示すように、物質集合室28
が設けられる。この圧力ソータの特別な構成は、−所望
ならば−両方の棄却物R1およびR2を共通の棄却物出
口11によりケーシングから導出することを可能にす
る。棄却物の物質との不所望の混合は、この場合、この
構造形式によって回避される。棄却物流を制御するため
に、例えばふるい除去器5の一部として、要するに一緒
に回転するように、絞りが設けられている。有利には、
絞り12は調節可能であることができる。ふるい除去器
5はここではドラム形に構成されていて、除去エレメン
トを載着されており、これらの除去エレメントは図1に
示した場合と類似していることができる。種々の除去エ
レメントの変化形はしかしいつでも可能であり、所与の
条件および課せられた要求に応じて採用される。
【0022】棄却物を別個に導出する場合には、図3に
示されているように、ケーシング内に固定された分離デ
ィスク26が利用される。分離ディスクは、−ここでは
断面して示されていない−ロータ上で一緒に回転するリ
ング12′とともに、例えば約1〜3mm幅のシールギャ
ップ27を形成する。これによって生ずる極めてわずか
な、両方の棄却物R1およびR2の混合は甘受すること
ができる。図3は、既に説明した変化形も示す。物質出
口短管4はケーシング分割部20の下方に位置してお
り、このことはケーシングの開放を容易にする。第2の
物質A2はこのために第2の物質室14から物質集合室
28内に導出され、物質集合室はケーシング円周の小さ
な部分にわたってだけ延びている。この物質集合室に物
質出口短管4が接続されている。
【0023】特にコンパクトなかつスペースを節減する
本発明による圧力ソータの実施形は、両方のふるいが軸
方向で互いに差しはめられていると、要するに別個の室
内にない場合に、生ずる。このことは、低いケーシング
6′′を生ぜしめる。このような構成は図4に示されて
いる。この圧力ソータにおいては、導入される繊維物質
懸濁液Sは上方から導入され、かつ半径方向で内方から
外方に向かって順次に両方のふるい1および2を貫流す
る。この場合、棄却物R1およびR2は圧力ソータの下
方部分内に達し、互いに別個に導出される。ここに示し
た実施形は特別な点として、第1のふるい1として役立
つ回転可能な内側のふるいケージを有している。この回
転可能なふるいケージに所属する除去エレメント7が不
動であることによって、ふるいから障害物が除去され
る。第2のふるい2に作用する除去エレメント8は、回
転するふるいケージと同じ円周速度で回転する。第1の
ふるい1と、第2のふるい2に所属する除去エレメント
8とは、ディスク形のプレート24に固定されている。
このプレートはふるい除去器5の上方部分を形成し、こ
のふるい除去器からプレートは、ケーシング6′′を開
放した後に上方に向かって取り外すことができる。プレ
ート24は供給される紙繊維懸濁液Sのための開口25
を有している。第2のふるい2はケーシング内に固定さ
れている。
【0024】媒体を案内する除去器を互いに相対的に運
動可能な仕切り壁によりシールしておく箇所において、
一般にギャップ22が設けられていると充分である。特
別な場合には、接触するシールが設けられる。物質と棄
却物との間の短絡流を阻止するために、絞りリング21
が存在しており、これはその機能に関してだけ示されて
いる。
【0025】図4に示した構成と類似して、図5の構成
も、2つの軸方向で互いに差しはめられたふるい1およ
び2を有しており、これらのふるいは内方から外方に向
かって流過される。しかし両方のふるいは不動であり、
これに対し除去エレメント7もしくは8は共通の回転可
能なふるい除去器5上に固定されている。この場合にお
いても、やはり両方の棄却物R1およびR2は別個に導
出され、このことは、互いに異なって当てつけられる絞
りによって、棄却物流が容易に制御し得るという利点を
有している。必要でない場合には、両方の棄却物流は共
通の棄却物短管によって導出することができる。
【0026】流動技術的に特に有利なのは、図6による
圧力ソータである。この場合、ケーシング6′′′の中
心線30はロータ5の中心線31と合致しておらず、そ
の際このずれは、ロータの、両方の棄却物出口短管4も
しくは15からの間隔を増大している。このことは、簡
単な手段により、大きな物質体積流の範囲におけるより
大きな流動横断面を生ぜしめる。この偏心度32は、ケ
ーシングの大きさに応じて、ほぼ40〜200mmの値で
あり、有利には、物質流の流動速度がどこでも不利な値
をとらないように、定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸方向にずらされたふるいケージおよび2つの
棄却物出口を備えた本発明による圧力ソータの例を示
す。
【図2】類似の、しかし外部の物質導管および1つの共
通の棄却物出口を備えている例を示す。
【図3】図2に示したものと類似した圧力ソータにおけ
る別個の棄却物導出の可能性を示す。
【図4】回転するふるいケージを備えた本発明による圧
力ソータを示す。
【図5】2つの、固定の、軸方向で互いに差し込まれた
ふるいケージを備えた圧力ソータを示す。
【図6】偏心的にケーシング内に配置されたふるいケー
ジを備えた例を示す。
【符号の説明】
1 ふるい、 2 ふるい、 3 入口短管、 4 物
質出口短管、 5 ふるい除去器、 6 ケーシング、
6′ ケーシング、 6′′ ケーシング、6′′′
ケーシング、 7 除去エレメント、 8 除去エレ
メント、 9棄却物出口、 10 棄却物出口、 11
棄却物出口、 12 絞り、 12′ リング、 1
3 第1の物質室、 14 第2の物質室、 15 第
2の物質室、 16 中間入口、 17 管導管、 1
8 プレート、 19 軽量物質接続部、 20 ケー
シング分割部、 21 絞りリング、 22 ギャッ
プ、 23 ポンプ羽根、 24 プレート、 25
開口、 26 分離ディスク、 27 シールギャッ
プ、 28 物質集合室、 29 リングギャップ、
30 中心線、 31 中心線、 32 偏心度、 A
1 物質、 A2 物質、 R1 第1の棄却物、
R2 第2の棄却物、 S 紙繊維懸濁液
フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル ダンガー ドイツ連邦共和国 ザレム クルト−ハー ン−シュトラーセ 1アー (72)発明者 ライムント リーネッカー ドイツ連邦共和国 ハイデンハイム クラ イストシュトラーセ 9 (72)発明者 ザムエル シャーベル ドイツ連邦共和国 ラーフェンスブルク ヘーガウシュトラーセ 35 Fターム(参考) 4D071 AA03 AB04 AB25 AB35 BB01 BB12 DA20 4L055 CB26 CB32 CB34 EA15 FA22 FA30

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害物質含有の紙繊維懸濁液(S)から
    障害物を取り除く圧力ソータであって、少なくとも2つ
    の円筒状のふるい(1,2)を有するケーシング(6,
    6′,6′′)を備えており、 該ケーシングが少なくとも1つの入口短管(3)と少な
    くとも1つの物質出口短管(4)と少なくとも1つの棄
    却物出口(9,10)とを有しており、 入口短管(3)を通ってケーシング内に導入される紙繊
    維懸濁液(S)が順次ふるい(1,2)を流過可能であ
    るように、前記ふるい(1,2)が配置されており、第
    1の物質(A1)として第1のふるい(1)を通過した
    紙繊維懸濁液(S)の一部分が第2のふるい(2)に供
    給され得るようになっていて、第2のふるい(2)も通
    過した紙繊維懸濁液(S)の一部分が第2の物質(A
    2)として物質出口短管(4)を通ってケーシングから
    導出されるようになっている形式のものにおいて、 供給される紙繊維懸濁液(S)がケーシング(6,
    6′,6′′)内で2つのふるい(1,2)を通って半
    径方向で内方から外方に導かれるようになっていること
    を特徴とする、障害物質含有の紙繊維懸濁液から障害物
    を取り除く圧力ソータ。
  2. 【請求項2】 2つの円筒状のふるいケージが設けられ
    ていることを特徴とする、請求項1記載の圧力ソータ。
  3. 【請求項3】 両方のふるい(1,2)がスリット形の
    ソータ開口を有していることを特徴とする、請求項1ま
    たは2記載の圧力ソータ。
  4. 【請求項4】 スリット幅が最高で0.8mmであること
    を特徴とする、請求項3記載の圧力ソータ。
  5. 【請求項5】 スリット幅が最高で0.3mmであること
    を特徴とする、請求項4記載の圧力ソータ。
  6. 【請求項6】 ソータ作用が両方のふるい(1,2)に
    おいてほぼ同じであることを特徴とする、請求項1から
    5までのいずれか1項に記載の圧力ソータ。
  7. 【請求項7】 少なくとも2つのふるい(1,2)が同
    軸的に配置されていることを特徴とする、請求項1から
    6までのいずれか1項に記載の圧力ソータ。
  8. 【請求項8】 少なくとも2つのふるい(1,2)が、
    ただ1つの回転するふるい除去器(5)により詰まりか
    ら自由に保持されており、その際ふるい除去器の除去エ
    レメント(7,8)がふるい(1,2)の面に沿ってわ
    ずかな間隔をおいて案内されることを特徴とする、請求
    項7記載の圧力ソータ。
  9. 【請求項9】 ふるい除去器(5)の駆動部により近く
    位置するふるい(2)が別に位置するふるい(1)より
    も大きな直径を有していることを特徴とする、請求項8
    記載の圧力ソータ。
  10. 【請求項10】 少なくとも2つの棄却物出口(9,1
    0)が設けられており、各棄却物出口(9,10)がそ
    れぞれ1つのふるい(1,2)の残滓を導出することを
    特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項に記載
    の圧力ソータ。
  11. 【請求項11】 1つの共通の棄却物出口(11)が設
    けられており、この棄却物出口が少なくとも2つのふる
    い(1,2)の残滓を導出することを特徴とする、請求
    項1から9までのいずれか1項に記載の圧力ソータ。
  12. 【請求項12】 両方のふるい(1,2)の棄却物室の
    間に絞りエレメント(12)が設けられていることを特
    徴とする、請求項11記載の圧力ソータ。
  13. 【請求項13】 絞りエレメント(12)が調整可能で
    あることを特徴とする、請求項12記載の圧力ソータ。
  14. 【請求項14】 第1のふるい(1)が、第2のふるい
    (2)のある室の軸方向で外方に配置されていることを
    特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項に記
    載の圧力ソータ。
  15. 【請求項15】 上流側のふるい(1)の物質出口短管
    (15)が外部で、ケーシング(6′)の、下流側のふ
    るい(2)の供給側に通じている中間入口(16)と接
    続されていることを特徴とする、請求項14記載の圧力
    ソータ。
  16. 【請求項16】 ケーシング(6′)が内部に、上流側
    のふるい(1)の物質室(13)と下流側のふるい
    (2)の供給室との間の接続を有していないことを特徴
    とする、請求項15記載の圧力ソータ。
  17. 【請求項17】 上流側のふるい(1)の物質出口(1
    5)が半径方向で外方に配置されていて、かつ中間入口
    (16)が中央に配置されていることを特徴とする、請
    求項16記載の圧力ソータ。
  18. 【請求項18】 外部の接続がポンプのない管導管(1
    7)を介して行われることを特徴とする、請求項16ま
    たは17記載の圧力ソータ。
  19. 【請求項19】 ふるい除去器(5)として役立つロー
    タがその上方の端面にポンプ羽根(23)を有している
    ことを特徴とする、請求項16から18までのいずれか
    1項に記載の圧力ソータ。
  20. 【請求項20】 少なくとも2つのふるい(1,2)が
    回転可能でないことを特徴とする、請求項1から19ま
    でのいずれか1項に記載の圧力ソータ。
  21. 【請求項21】 第1のふるい(1)が、第2のふるい
    (2)がある室の軸方向で内方に配置されていることを
    特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項に記
    載の圧力ソータ。
  22. 【請求項22】 ふるい(1,2)の一方が回転可能で
    あることを特徴とする、請求項21記載の圧力ソータ。
  23. 【請求項23】 供給される紙繊維懸濁液(S)のコン
    システンシーが1〜3%であり、紙繊維懸濁液(S)が
    3mmを超える硬質障害物質を有していない、請求項1か
    ら22までのいずれか1項に記載の圧力ソータの使用
    法。
  24. 【請求項24】 第1のふるい(1)の棄却率が、第2
    のふるい(2)の棄却率の少なくとも1.5倍、有利に
    は2倍に調整されることを特徴とする、請求項23記載
    の使用法。
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