JP2002339060A - 光学薄膜用のスパッター装置及び光学薄膜 - Google Patents

光学薄膜用のスパッター装置及び光学薄膜

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JP2002339060A
JP2002339060A JP2001144997A JP2001144997A JP2002339060A JP 2002339060 A JP2002339060 A JP 2002339060A JP 2001144997 A JP2001144997 A JP 2001144997A JP 2001144997 A JP2001144997 A JP 2001144997A JP 2002339060 A JP2002339060 A JP 2002339060A
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Osamu Kamiya
攻 神谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイクロイックミラーや、反射防止膜のため
の、低コスト、高品質の光学薄膜用のスパッター成膜装
置。 【解決手段】 カルーセル型基板ホルダーをもち、上下
に軸に平行磁場を有し、上下のターゲットを同時に磁場
を反転する事により、2種類の薄膜交互層を効率よく成
膜できるスパッター装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】半導体集積回路に於いて、特
にキャパシター、層間絶縁膜などの誘電体膜、及び液晶
基板等のディスプレー用基板上の透明電極や、絶縁膜、
更に光学機器のレンズ、プリズムの表面に成膜する反射
防止膜や色分解フィルターなどの誘電体膜を形成するス
パッター装置に関する。
【0002】特に、金属酸化物、窒化物膜などの光学用
多層膜を反応性のスパッターで形成する場合のスパッタ
ー装置構造に関するものである。
【0003】
【従来の技術】通常、半導体、液晶基板等の素子の表面
に成膜する為には、スパッター装置が多用されている。
【0004】一方、レンズ、やプリズムなどの反射防止
膜や、色分解フィルターとしての、所謂、光学薄膜の成
膜に対しては、チタン、シリコン、アルミなどの有効な
光学薄膜材料の酸化物膜、あるいは、窒化膜などの化合
物膜を安定に、かつ高精度、高品質な膜が得られるにも
かかわらず、スパッター技術の展開が、一部の高精度レ
ンズや、光通信フィルターなどの研究など、まだ限られ
た分野のみである。その理由として [1] 前記、半導体や、液晶などの素子は同一種類の
膜を大量に生産する場合が多いのに対して、光学薄膜
は、レンズなどのガラス材料などの基板の種類、性質に
対して個別の膜構成を要求される。
【0005】すなわち、小型で小回りの効くフレキシブ
ルな装置が必要である。
【0006】[2] 半導体や、液晶などの素子は比較
的高価格であり、高価なスパッター設備を使用で出来る
が、めがねなどのレンズや、カメラなどのレンズ、プリ
ズムは、半導体や、液晶などの素子に比べると安価であ
る。
【0007】すなわち、成膜コストの安価な効率的な生
産装置である必要がある。その為に、光学薄膜の生産設
備は、従来の蒸着装置による蒸着手法が広く活用されて
いる。
【0008】しかしながら、蒸着手法により成膜された
膜は、通常膜の密度が低い。基板温度、成膜真空圧力、
成膜材料の種類、膜厚などの成膜条件や、膜の構造に依
存するが、通常膜密度は、0.8〜0.95程度であ
る。
【0009】そのため、通常蒸着後の膜は、大気中の湿
気を吸着して光学特性が変化するなどの特性不安定性を
呈する。 (Proc.6thInternl.vacuum Congr.1974 p689
参照)スパッター装置としても、円筒型基板冶具を有
する装置も工夫されているが、通常、これらの装置は、
図6のa、にあるような、円筒の外側にマグネトロンタ
ーゲットを設置するものか、bのように円筒内部に同軸
マグネトロンターゲットを設置するもので、この種の装
置では、基板の軸方向の膜厚均一性を得るのは難しい。
また例えば均一性を得るために基板の長さの3倍程度の
ターゲットを採用したとしてもスパッター成膜の効率
は、はなはだしく悪くまた、装置全体のサイズも大きく
なり、高価な装置となる為、光学薄膜の成膜用としては
適さない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、スパッター方
式による、高品質の膜形成が、安価でかつフレキシビリ
ティーに優れた光学薄膜専用スパッター装置の実現を目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の趣旨は、先に述
べた光学薄膜を、高品質にかつ、安価に提供できる最適
なスパッター装置に関するものである。
【0012】本発明のスパッター装置の特徴として 1、成膜する膜の密度は、ほとんど1であり、環境の影
響により光学特性が変化する事がない。 2、装置の成膜面積が大きく、大量の基板を同時に成膜
処理できる。 3、同一処理される基板間の膜厚分布誤差が小さく、高
精度の加工が可能である。 4、使用ターゲット材料の有効成膜率が高く原材料費を
安価出来る。 5、金属ターゲットを使用してその酸化物薄膜を得る場
合、ターゲット表面の酸化速度と、生成酸化物のスパッ
ター速度のバランスが良い為に高速な成膜が可能であ
る。
【0013】以上の特徴を順に、装置の構造面から説明
する。本発明の装置は、カルーセル型基板冶具とその両
開口部に置いた2つの反転可能な対向ターゲットを有す
る構造をなす。これにより高速かつ品質の優れた化合物
薄膜を得る事が出来る。
【0014】更に2つのターゲットを同時反転交換する
事による多層膜の成膜切り替えを行う単純な構造を採用
している為、従来のスパッター装置では実現困難な安価
な価格でかつ、蒸着法では実現できない高品質な成膜を
可能にした。実際、図に従い本発明のスパッター装置の
構造を説明する。
【0015】図1に於いて、カルーセル10に取り付け
られた、基板ホルダー6にスパッター成膜すべき基板を
セットする。真空チャンバー14を真空ポンプ13によ
り真空にしたあと、真空計15により圧力を調整しなが
ら、スパッターガス導入装置16によりスパッターガス
を導入する。
【0016】スパッターガスは、ターゲット材料として
酸化物を使用する場合、通常アルゴンと酸素の混合ガス
を使用する。
【0017】通常、光学薄膜を形成する場合、通常高屈
折率の材料と、低屈折率の材料の交互層で構成できる。
【0018】高屈折率の材料として、チタン、ジルコ
ン、タンタル、セリウム、イットリウム、ハフニユウー
ムなどの金属材料や、その酸化物をターゲットとして使
用する。
【0019】低屈折率材料としては、シリコン、アルミ
ナなどや、その酸化物をターゲットとして使用する。
【0020】本装置の場合、ターゲット材料は、チャン
バーの内側に向かい、同じ種類の材料を使用する。材料
の種類を変える場合は、ターゲットの回転装置すなわ
ち、回転軸2と回転駆動装置3により、上下2基のター
ゲットを同時に反転させる。
【0021】上下の各ターゲットには、電源ユニット1
7より、高周波、又は直流または、それらの複合電力が
供給されターゲット間にプラズマを生起させる。
【0022】ターゲット1、ターゲット5の間には、磁
石4があり、同様な構成と成っている下側のターゲット
ユニットとあわせて、対向磁場12を形成する。
【0023】この磁場により、プラズマを閉じ込め、高
密度のプラズマにより、高速なスパッターが可能にな
る。
【0024】カルーセルは、中心軸に対して軸対称であ
るため、カルーセル側面上の基板上の同一円周上の膜厚
は均一である。
【0025】さらに、膜厚を基板の上下方向に均一にす
る手段として、上下のターゲット位置の間隔、ターゲッ
トの直径、およびカルーセルの直径、およびカルーセル
の長さを最適な値にする事により均一に出来る。
【0026】例として、図5に、ターゲットの直径4
吋、ターゲット間の距離60cm、カルーセルの長さ4
0cmの場合の、カルーセルの半径を変えた場合の軸方
向での膜厚分布を計算したものを示す。図より明らかな
様に、半径25cmでほぼ均一な条件が得られる。
【0027】更に、材料やスパッターガスの圧力による
膜厚の微妙な調整は、膜厚調整マスク11により実現さ
れる。マスクは、その位置で回転または上下に移動でき
る構造を有し、各スパッター条件に対応できる。
【0028】その場合、カルーセルは回転駆動装置すな
わち回転ギヤー7、回転駆動軸8、回転モーター9によ
り回転し均一化を達成する。
【0029】以上の操作を繰り返すことにより、光学多
層膜を、カルーセル上の基板に成膜するものである。
【0030】本装置の第1の効果として光学薄膜を蒸着
などの通常の手法で成膜すると、成膜条件にもよるが、
その膜密度は、0.8〜0.95程度になる。そのた
め、通常蒸着後の膜は、大気中の湿気を吸着して光学特
性が変化するなどの特性不安定性を呈する。一方、一般
にスパッター方式で成膜すると、その高エネルギー粒子
の効果により膜の密度はほとんど1となり環境の影響に
より光学特性が変化する事がない。
【0031】第2の効果として、通常、蒸着装置は、そ
の原理的制限から、下方に蒸発源、上方に成膜用の基板
冶具を置く方式である。
【0032】しかし、本発明の装置は、スパッター方式
を採用している為、成膜ターゲットの配置は自由であ
る。本発明の装置としては、その成膜コストを安価に抑
えるため、1つのチャンバー内の基板冶具面積を最大に
する必要がある。
【0033】図1に示すように、基板冶具をチャンバー
の側壁側に配置することにより、例えば図1の様な立方
体サイズのチャンバー内に円筒状(カルーセル)基板ホ
ルダーを考えた時、カルーセル上面の面積(πR2)に
対して、側面積は(2πR2)となる為、約2倍の面積
を同時に成膜加工可能となる。また、本構造を採用する
ことにより通常の蒸着源では、成膜に寄与する蒸発流に
於いて有効な部分は、1/3以下であり、ほとんどの蒸
発粒子は、無駄になるだけでなく、壁に付着した膜は、
厚くなるとはがれてくるため、基板に付着してゴミ欠陥
を生じ、歩留まりの低下をきたす。
【0034】一方、本発明の装置においては、図1に示
したごとく、円筒型基板冶具(以下カルーセル)の両側
にターゲットを配置している関係で、原理的にターゲッ
トからたたき出される粒子のほとんどが、基板に付着す
るため、成膜材料の有効利用をもたらし安価に成膜する
事が可能である。
【0035】更に、本装置で安価に光学膜を形成するた
め、対向ターゲット方式を採用しているが、図2に示す
様に、一般的なスパッター源であるプレーナーマグネト
ロン法では、ターゲットの表面をスパッターする速度が
均一ではない為に、スパッター速度とターゲット表面の
反応速度のバランスがくずれ、膜質の低下をもたらして
いた。
【0036】そこで、本発明では、ターゲット表面を出
来るだけ均一にスパッターされ得るスパッター源を構成
する事により、高品質の膜を高速で成膜する手段を提供
するものである。
【0037】被成膜基板上に金属ターゲット材料を使用
した酸化物薄膜形成する際、スパッターガスとして通常
Ar等の不活性ガスに酸素などのガスを混合する事によ
り、金属ターゲット材料の酸化物薄膜を形成するいわゆ
る反応性スパッタリングが広く利用されているが、その
際金属ターゲット材料の酸化過程は、ターゲット表面で
酸素イオン等の活性な酸素により、金属ターゲットが酸
化され、その酸化層がスパッター成膜される事が、基板
上で完全な酸化物を得る為に重要な要件と言われてい
る。ターゲット基坂上での単位面積当たりの酸化速度
を、So、そのスパッター速度をSsとすれば、完全な
酸化物薄膜を得るためには、 Ss<So でなければならない。
【0038】ターゲット表面の酸化速度は、酸素活性種
が十分存在している、すなわち、スパッターガス中の酸
素濃度が十分であれば、ターゲット全表面に渡ってほぼ
均一と考える事が出来る。
【0039】一方、基板上への酸化物膜の成膜速度は、
ターゲットのスパッター速度×面積となるから、成膜速
度を最大にする為には、ターゲット全面に渡って均一
に、Ss≒Soである必要がある。
【0040】それゆえ、反応性スパッターに於いて、高
速に酸化物薄膜を得るためには、スパッターターゲット
上全面において均一にスパッターされるターゲット構成
をもつスパッター置が必要となる。
【0041】この観点から、図3に示す様にターゲット
上のスパッター領域、すなわちエロージョン領域が、輪
帯状、又は、楕円形状をなし、プラズマが局在する、す
なわちスパッター速度がエロージョン領域で均一になら
ないブレーナーマグネトロンスパッター装置では、スパ
ッターの速度分布は、図2の様に不均一になり効率良く
成膜出来ない。
【0042】対向ターゲット装置は、プレーナーマグネ
トロンターゲットに比較して、図4に示す様にプラズマ
をより均一に設定出来るためブレーナーマグネトロンタ
ーゲットに比較して高速で酸化物薄膜を形成できる。第
3の効果として、装置のスパッターターゲット間の距
離、ターゲットの大きさ、円筒型の基板ホルダーの直
径、円筒長さを最適化することにより、膜厚の分布を均
一にすることが出来る。
【0043】
【発明の実施の形態】(実施例1)SiO2膜とTiO2
膜の交互7層膜により、多層反射防止膜を作成する。タ
ーゲット材料としては、石英、およびチタン金属の10
0mmφ、厚さ3mmの物を使用してアルゴンガスに5
0容量%の酸素を混合し、スパッター真空圧を2×10
3mTorrの圧力に保ち、それぞれのターゲットに1
Kwの直流電力を加えた。その時の対向ターゲットの磁
界は、600ガウスである。
【0044】膜厚均一化のマスクは、使用せず、カルー
セルは固定でスパッターした。その時のカルーセルの直
径は、400φであり、長さは300mm、2個のター
ゲット間の距離は、400mmとした。その時、石英の
成膜速度は、10A(オングストローム)/Secであ
った。
【0045】(実施例2)SiO2膜とTiO2膜の交互
7層膜により、多層反射防止膜を作成する。ターゲット
材料としては、石英、およびチタン金属の100mm
φ、厚さ3mmの物を使用して、アルゴンガスに50容
量%の酸素を混合し、スパッター真空圧を2×103
Torrの圧力に保ち、それぞれのターゲットに1.5
Kwの13.56MHzの高周波電力を加えた。その時
の対向ターゲットの磁界は、600ガウスである。
【0046】膜厚均一化のマスクは、使用せず、カルー
セルは固定でスパッターした。その時のカルーセルの直
径は、400φであり、長さは300mm、2個のター
ゲット間の距離は、400mmとした。
【0047】その時の成膜速度は、8A/Secであっ
た。さらにDC電力を500W加えたところ、石英の成
膜速度は12A/Secが得られた。
【0048】(実施例3)SiO2膜と五酸化タンタル膜
の交互21層膜により、多層ダイクロイックミラーを作
成する。ターゲット材料としては、石英、およびタンタ
ル金属の100mmφ、厚さ3mmの物を使用して、ア
ルゴンガスに50容量%の酸素を混合し、スパッター真
空圧を2×103mTorrの圧力に保ち、それぞれの
ターゲットに1Kwの直流電力を加えた。その時の対向
ターゲットの磁界は、600ガウスである。
【0049】膜厚均一化のマスクを使用して、カルーセ
ルは毎分30回転の速度で回転させた。
【0050】その時のカルーセルの直径は、400φで
あり、長さは300mm、2個のターゲット間の距離
は、400mmとした。
【0051】その時の石英の成膜速度は、10A/Se
cであった。膜厚の均一性は40mm×30mmの平面
基板が250枚成膜できその時の膜厚のばらつき範囲は
±0.5%以内であった。
【0052】(実施例4)SiO2膜とTiO2膜の交互7
層膜により、多層反射防止膜を作成する。ターゲット材
料としては、石英、およびチタン金属の200mmφ、
厚さ5mmの物を使用して、アルゴンガスに50容量%
の酸素を混合し、スパッター真空圧を2×103mTo
rrの圧力に保ち、それぞれのターゲットに3Kwの直
流電力を加えた。その時の対向ターゲットの磁界は、6
00ガウスである。
【0053】膜厚均一化のマスクは、使用せず、カルー
セルは固定でスパッターした。
【0054】その時のカルーセルの直径は、500φで
あり、長さは400mm、2個のターゲット間の距離
は、500mmとした。
【0055】その時の石英の成膜速度は、13A/Se
cであった。
【0056】(実施例5)SiO2裏と酸化チタン膜の交
互31層膜により、多層フィルターを作成する。ターゲ
ット材料としては、石英、およびチタン金属の100m
mφ、厚さ3mmの物を使用して、アルゴンガスに50
容量%の酸素を混合し、石英のスパッター真空圧を1×
103mTorrの圧力に保ち、チタンのスパッター真
空圧を2×103mTorrの圧力に保ち、それぞれの
ターゲットに1Kwの直流電力を加えた。その時の対向
ターゲットの磁界は、600ガウスである。
【0057】膜厚均一化のマスクは石英のときだけ使用
して、カルーセルは毎分30回転の速度で回転させた。
【0058】その時のカルーセルの直径は、400φで
あり、長さは300mm、2個のターゲット間の距離
は、400mmとした。
【0059】その時の石英の成膜速度は、10A/Se
cであった。膜厚の均一性は40mm×30mmの平面
基板が250枚成膜できその時の膜厚のばらつき範囲は
±0.1%以内であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スパッター装置の概略図
【図2】 ターゲット表面のマグネトロンスパッターの
場合と対向スパッターの場合のスパッター速度と酸化速
度の比較
【図3】 マグネトロンスパッターのターゲット構造
【図4】 対向スパッターのターゲット構造
【図5】 本発明装置の基板上膜厚分布例
【図6】 通常のカルーセル型スパッター装置
【符号の説明】
1 ターゲットA 2 ターゲット回転軸 3 ターゲット回転モーター 4 磁石 5 ターゲットB 6 基板ホルダー 7 カルーセル回転ギヤー 8 カルーセル回転軸 9 カルーセル回転モーター 10 カルーセル 11 膜厚調整マスク 12 対向ターゲット磁場 13 真空チャンバー 14 真空ポンプ 15 真空計 16 ガス圧コントローラー 17 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 DA02 DA08 DC02 2H048 GA04 GA13 GA33 GA60 GA62 2K009 AA09 CC03 DD04 4K029 AA09 BA43 BA46 BA48 BB02 BC07 BD09 CA06 DC03 DC05 DC40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の基板の取り付け冶具を有し、円
    筒の両端に、それぞれ対向する磁石を内蔵した、2個以
    上のターゲットを交換出来る構造を有し、対向ターゲッ
    トスパッターをなすスパッター装置。
  2. 【請求項2】 円筒状の基板の取り付け冶具を有し、円
    筒の両端に、それぞれ対向する磁石を内蔵した、2個以
    上のターゲットを交換出来る構造を有し、両端の磁場の
    方向がそろう様にそれぞれの場所で回転する対向ターゲ
    ットスパッターをなすスパッター装置。
  3. 【請求項3】 円筒状の基板の取り付け冶具を有し、円
    筒の両端に、それぞれ対向する磁石を内蔵した、2個以
    上のターゲットを交換出来る構造を有し、対向ターゲッ
    トスパッターをなすスパッター装置に於いて、円筒状の
    基板ホルダーは、円筒の軸に対して回転できる構造をな
    すことを特徴とする請求項1に記載のスパッター装置。
  4. 【請求項4】 円筒状の基板の取り付け冶具を有し、円
    筒の両端に、それぞれ対向する磁石を内蔵した、2個以
    上のターゲットを交換出来る構造を有し、対向ターゲッ
    トスパッターをなすスパッター装置に於いて、円筒状の
    基板ホルダーは、円筒の軸に対して回転できる構造をな
    し、円筒内面に回転、または移動、または固定された1
    つ以上のマスク機構を有する事を特徴とする請求項1に
    記載のスパッター装置。
  5. 【請求項5】 円筒状の基板の取り付け冶具を有し、円
    筒の両端に、それぞれ対向する磁石を内蔵した、2個以
    上のターゲットを交換出来る構造を有し、対向ターゲッ
    トスパッターをなすスパッター装置に於いて、ターゲッ
    トに供給する電力は、直流、交流、高周波、またはそれ
    らの複合をなす事を特徴とする請求項1に記載のスパッ
    ター装置。
  6. 【請求項6】 円筒状の基板の取り付け冶具を有し、円
    筒の両端に、それぞれ対向する磁石を内蔵した、2個以
    上のターゲットを交換出来る構造を有し、対向ターゲッ
    トスパッターをなすスパッター装置に於いて、ターゲッ
    トとして、シリコン、チタン、ジルコンタンタル、イッ
    トリア、ハフニューム、アルミ、セリウム及びそれらの
    酸化物の内いずれかである事を特徴とする請求項1に記
    載のスパッター装置。
  7. 【請求項7】 円筒状の基板の取り付け冶具を有し、円
    筒の両端に、それぞれ対向する磁石を内蔵した、2個以
    上のターゲットを交換出来る構造を有し、対向ターゲッ
    トスパッターをなすスパッター装置に於いて2個のター
    ゲット間の距離を調整できる機構を有するスパッター装
    置。
  8. 【請求項8】 円筒状の基板の取り付け冶具を有し、円
    筒の両端に、それぞれ対向する磁石を内蔵した、2個以
    上のターゲットを交換出来る構造を有し、対向ターゲッ
    トスパッターをなすスパッター装置に於いて作製され
    た、反射防止膜、ダイクロイックミラー、狭帯域フィル
    ター、半透明ミラー、高反射ミラーなどの光学薄膜。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108203808A (zh) * 2017-10-25 2018-06-26 同济大学 提高x射线反射镜薄膜均匀性和生产效率的方法及装置

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CN108203808A (zh) * 2017-10-25 2018-06-26 同济大学 提高x射线反射镜薄膜均匀性和生产效率的方法及装置

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