JP2002336771A - 塗装パネルの製造方法 - Google Patents

塗装パネルの製造方法

Info

Publication number
JP2002336771A
JP2002336771A JP2001142671A JP2001142671A JP2002336771A JP 2002336771 A JP2002336771 A JP 2002336771A JP 2001142671 A JP2001142671 A JP 2001142671A JP 2001142671 A JP2001142671 A JP 2001142671A JP 2002336771 A JP2002336771 A JP 2002336771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
panel
paint
surfactant
based paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001142671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002336771A5 (ja
Inventor
Kenji Kamihatsu
憲治 神初
Keishin Kato
敬信 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Clion Co Ltd
Kenzai Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Clion Co Ltd
Kenzai Gijutsu Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clion Co Ltd, Kenzai Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Clion Co Ltd
Priority to JP2001142671A priority Critical patent/JP2002336771A/ja
Publication of JP2002336771A publication Critical patent/JP2002336771A/ja
Publication of JP2002336771A5 publication Critical patent/JP2002336771A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】撥水性を有する窯業系建築用パネルにおいて、
水性塗料による塗膜を良好に形成する塗装パネルの製造
方法を提供する。 【解決手段】撥水性を有する窯業系建築用パネルの塗装
に際して、パネルの外表面に、アニオン系、非イオン系
およびカチオン系のうちの少なくとも一つ以上の界面活
性剤を配合した水性塗料を、水性塗料の固形分に対して
界面活性剤をその有効成分換算で0.05重量%〜5.
0重量%配合し、ハケまたはスプレーまたはローラーで
塗着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撥水性を有する窯
業系建築用パネルに水性塗料による塗膜を良好に形成す
る塗装パネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軽量気泡コンクリート、ケイ酸カルシウ
ム成形板、木毛セメント板、パルプセメント板、石綿セ
メントパーライト板、石綿セメントサイディング板など
の窯業系建築用パネルは、その軽量性、耐火性、断熱
性、施工性等の利点によりこれまで建築材料として外
壁、間仕切り、床、屋根などに幅広く用いられている。
【0003】また、前記建築材料の中で外気に晒される
外壁や屋根などの部位については、工場での塗装ライン
や建て込みが終了した時点で各種の塗装を施すのが通常
である。そして前記塗装においては、作業性や乾燥性な
どの利点のため、従来から揮発性有機溶剤を混合したタ
イプの塗料が現在でも広く用いられている。しかしなが
ら、最近の環境負荷低減の動静のなか、環境対策ととも
に安全性確保のため無溶剤タイプ、つまり水性タイプの
ものが見直され、次第に普及・使用されてきている。
【0004】一方、前記窯業系建築用パネルはある程度
の水分を保持しているものの、降雨時に大量の水を吸水
し、その長さや幅において伸びを生じたり、また断熱性
の低下や強度の低下をもたらしたりするという不具合が
生じる。更にはその後において乾燥状態が長期にわたる
と、前記パネル内の水分の蒸発とともに収縮や変形を生
じるという不具合も生じる。従って、前記パネルの吸水
防止を図ることにより上述した不具合を解消するため以
下のような方法が採用されている。
【0005】すなわち特開昭55−42272号公報、
特公昭58−49507号公報、特開昭58−5535
9号公報、特公平1−58148号公報、特開昭59−
92962号公報、特開平2−160651号公報に開
示されているように、耐熱性があり、変色がなく、また
撥水性が良好なジメチルシロキサンや変成シロキサンな
どのシリコーンオイルまたはパラフィン系のものを原料
混合時に内部添加使用する方策が採られている。
【0006】また、上記方法のほか特開2000−72
567号公報に開示されているように、スレートやコン
クリートパネルなどにおいて上記のように材料中に混合
するのではなく、製品として完成した後でシラン系、シ
リコネート系、シリコーンオイル系、パラフィン系など
の浸透型撥水剤を外表面より含浸させ防水性を付与した
方策なども採られている。
【0007】しかるに撥水性を付与された該パネルにお
いて、外表面に水性塗料を塗着する場合、パネルの撥水
性能のためにその外表面で水性塗料が弾かれて塗着力が
低下する。従って、前記パネルの撥水性能を極力低下せ
しめるか若しくは塗着力をより向上させるため溶剤系塗
料を使用しなければならなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法において
製造された撥水性を有する窯業系建築用パネルは、当然
撥水性能があるため防水効果が期待され使用されるもの
である。しかしながら、建築物への塗装工程において外
表面へ水性塗料を塗着する場合は、該塗料が水を媒体と
して混合されているために、該表面に塗装した直後該塗
料は水滴となって弾かれ塗着が出来ないという問題点が
あった。
【0009】更に、上述したような問題点を解消すべく
水性塗料の代わりにトルエン、キシレン、シンナーなど
の揮発性の有機溶剤を含む油性塗料を用いる場合は、揮
発性で有るが故に引火・爆発性のある危険物であり、そ
の取扱いに十分配慮しなければならない。また揮発性有
機溶剤を含有するため長期吸引すると人体に悪影響を及
ぼすことが懸念され、その他シックハウス症候群などの
健康障害を誘引する可能性も想定され、安全衛生上極め
て重要な問題を解決する必要が迫られている。
【0010】そこで、本発明の目的は撥水性を有する窯
業系建築用パネルの塗装に際して、界面活性剤を配合し
た水性塗料を用いることにより、外表面に良好に塗膜を
形成せしめたパネルの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは試験・研究を重ねて来た結果、以下の
ことを見いだした。つまり撥水性を有する窯業系建築用
パネルに塗装する場合において、アニオン系、非イオン
系およびカチオン系のうちの少なくとも一つ以上の界面
活性剤を配合した水性塗料を塗着せしめることにより、
塗着性が向上することを見出し本発明に至った。その際
に前記水性塗料の固形分に対して前記界面活性剤をその
有効成分換算で0.05重量%〜5.0重量%配合した
ものを塗着すると、塗着が効果的に行われる。更に塗着
に際しては、ハケまたはスプレーまたはローラーを用い
て塗着を行う。
【0012】前記窯業系建築用パネルに撥水性を付与す
る方法においては、ジメチルシロキサンや変成シロキサ
ンなどのシリコーンオイル系またはパラフィン系の撥水
剤を材料混合時に添加する方法や前記パネルの製造後に
おいて浸透性のあるシラン系、シリコネート系、シリコ
ーンオイル系、パラフィン系などの撥水剤を外表面より
浸透させ撥水性を付与し製造する方法が採られる。そし
て水性塗料を前記パネル外表面に塗着させる際に、スル
ホン酸塩やエステル塩などのアニオン系界面活性剤、お
よび/またはアルキルエーテルやアルカノールアミドな
どの非イオン系界面活性剤、および/またはベンジルア
ンモニウム塩やメチルアンモニウム塩などのカチオン系
界面活性剤を予め配合した水性塗料を用いる。この方法
により該パネルへの水性塗料の塗着性が向上し、良好な
塗膜ができる。
【0013】上記界面活性剤の水性塗料への配合におい
て、アニオン系ではアルキルベンゼンスルホン酸塩やア
ルキル硫酸エステル塩、非イオン系ではポリオキシエチ
レンアルキルエーテルや脂肪族アルカノールアミド、カ
チオン系ではアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩
やアルキルトリメチルアンモニウム塩のものが経済的お
よび塗着性向上の点でより好ましい。
【0014】更に前記方法において水性塗料の塗着性能
を向上するための界面活性剤の添加量は、その有効成分
換算で水性塗料の固形分に対して0.05重量%〜5.
0重量%を添加すればよい。この場合0.05重量%未
満であれば該表面において撥水性能が残り、あまり効果
が期待できない。また、5.0重量%を越えて添加して
もその効果は変わらず経済的に無駄である。従って好ま
しくは0.1重量%〜2.0重量%の範囲がより効果的
である。
【0015】また、上述した本発明に配合されるアニオ
ン系、非イオン系およびカチオン系のうちの少なくとも
一つ以上の界面活性剤が配合された水性塗料は、軽量気
泡コンクリート(ALC)、軽量コンクリート、珪酸カ
ルシウム成形板、木毛セメント板、パルプセメント板、
石綿セメントパーライト板、石綿セメントサイディン
グ、コンクリートブロックやコンクリートパネルなどで
撥水性を付与された無機質系パネルへの塗着に非常に有
効である。
【0016】
【発明の実施の形態】建築材料として用いられている外
壁は、施工後外周囲に該材料の保護及び防水のため各種
の塗料を塗装するのが一般的である。そしてその塗装の
際に用いられるの塗料は、一般的に樹脂や顔料などの塗
膜を形成している成分と有機溶剤や水などの揮発性成分
とからなり、溶剤系または無溶剤系の塗料として概略大
別される。ここで塗料の固形分とは、前記樹脂や顔料な
どの塗膜を形成している成分をいう。
【0017】溶剤系塗料は、その成分中の樹脂や顔料を
溶解・希釈したり、分散するためにキシレン、シンナー
などの有機溶剤が使用されている。また、無溶剤系の塗
料は、水溶性の樹脂やエマルション形に分散するために
溶媒として水を配合して形成されている。本発明で用い
る水性塗料とは、水を分散媒として用いている無溶剤系
の塗料であり、人体に有害な有機溶剤は配合されていな
い。水性塗料としては、ウレタン、酢酸ビニル、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、アクリル、アクリル酸エステ
ル、スチレン・アクリル共重合体などの各エマルション
の水性塗料が一般的に使用されている。
【0018】本発明では、軽量気泡コンクリート、ケイ
酸カルシウム成形板、木毛セメント板、パルプセメント
板、石綿セメントパーライト板、石綿セメントサイディ
ング板などで撥水性を付与された窯業系建築用パネル外
表面へ前記水性塗料を塗着させる。
【0019】前記撥水性を付与するに当たっては、該パ
ネルの製造時にジメチルシロキサンや変成シロキンなど
のシリコーンオイル系またはパラフィン系の撥水剤を材
料混合時に添加する方法や前記パネルの製造後において
浸透性のあるシラン系、シリコネート系、シリコーンオ
イル系、パラフィン系などの撥水剤を外表面より浸透さ
せ撥水性を付与し製造を行う。
【0020】前記撥水性を付与されたパネルの外表面に
水性塗料を塗布した場合、該水性塗料は、水を溶媒とし
ているため、外表面にて弾かれてしまい、塗着が極めて
困難である。このため、水性塗料を前記外表面に容易に
かつ均一に塗着するために、塗着前に該水性塗料にアニ
オン系、非イオン系およびカチオン系のうちの少なくと
も一つ以上の界面活性剤を配合した塗料を用いること
で、前記外表面への該塗料の塗着性が向上しかつ容易に
塗着が可能となる。以下、本発明の具体的実施の形態に
ついて実施例で説明する。
【0021】
【実施例】表1に示すように実施には、試験用パネルと
して以下の如く撥水性を付与した軽量気泡コンクリート
パネル(以下、ALCという)とコンクリート板とスレ
ートを用いた。撥水性の付与に際しては、試験用パネル
製造の際の原料混合時に原料固形分に対して0.3重量
%の撥水剤を添加する内部添加式と、製造後にハケやス
プレーなどで撥水剤をその有効成分換算で3g/m2
試験用パネル表面から含浸させる外部付与式の2種類の
方法を採用した。次いで予め界面活性剤をその有効成分
換算で水性塗料の固形分に対して0.05重量%〜5.
0重量%を配合した水性塗料を準備し、前記試験用パネ
ル外表面にハケで塗着し、試験用パネル外表面上におけ
る濡れ状況を観察した。
【0022】上記実施例に用いた撥水剤及び界面活性剤
並びに水性塗料は、以下のものを用いた。 1.撥水剤:内部添加式ジメチルシロキサンオイル 変性シロキサンオイル パラフィン系 外部付与式アルキルアルコキシシラン+変性シロキサンオイル アルキルアルコキシシラン 変性シロキサンオイル ナトリウムシリコネート パラフィン系 2.界面活性剤 アニオン系:アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
(商品名:パントリー;ティーポール社製) 非イオン系:ポリオキシエチレンアルキルエーテル
(商品名:サンノニックFD−80+ナロアクティーN
−95;三洋化成社製) カチオン系:第4級アンモニウム塩(商品名:カチオ
ンG50及びレボンTM16;三洋化成社製) 両性系 :カルボキシペタイン型(商品名:レボン
2000;三洋化成社製) アニオン・非イオン系:アルキルベンゼンスルホン酸
ナトリウム(50%)+ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル(50%) カチオン・非イオン系:第4級アンモニウム塩(50
%)+ポリオキシエチレンアルキルエーテル(50%) 3.水性塗料:アクリル酸エステルエマルション(商品
名:AD59;日本NSC(株))
【0023】上記方法によるパネル表面における水性塗
料塗着後の濡れ状態により、該表面への水性塗料の塗着
性を評価することが出来る。
【0024】つまり、濡れ状態が良い場合は、水性塗料
と前記パネル表面とは塗着性も良く、該塗料の乾燥・硬
化後においてもその表面から剥がれやひび割れなどの不
具合が発生することがない。(濡れ状態が良い場合と
は、前記パネル表面において、水性塗料が外表面上で弾
かれる状態すなわち球の状態にならず、外表面に完全に
塗着した状態をいう。)
【0025】前記水性塗料の濡れによる性能評価は、目
視にて行い、パネル表面へ水性塗料を塗布したとき、均
一に厚く濡れた状態を呈した場合は◎、塗布面積の半分
程度まで濡れた状態を呈する場合は、一部にのみ濡れた
状態を呈する場合は△、塗布直後から塗料が弾き濡れ状
態を呈さない場合は×と評価した。評価結果を表1に併
記する。
【0026】更に、塗着性評価の他の指標として水性塗
料塗布後、塗着面の表面引張り強度を確認することで性
能評価を行った。尚、試験に使用した塗料は、JIS
A6909(建築用仕上塗材)に規定してある外装薄塗
材の付着強さ:5.1kgf/cm2となるように調整
したものを使用した。
【0027】前記した試験方法と同様、試験パネルとし
て撥水性を付与したALCとコンクリート板とスレート
(寸法:a×b×c=300×300×35mm)を用
い、配合した界面活性剤の種類と含有量を種々変えた水
性塗料を刷毛で塗布し、7日間室内に静置し、養生・乾
燥させた。その後表面引張り強度試験を行った。尚、表
面引張り強度試験は、建研式接着力試験機を用い測定し
た。
【0028】また、上記表面引張り強度試験を行うに際
して、7日間養生後4×4cmの鉄製ピースを該パネル
表面にエポキシ樹脂で接着し、24時間室内に静置した
のちに表面引張り強度試験を行った。
【0029】上記試験による塗着性能評価は、その剥離
した部位により判定した。つまり、表面引張り試験によ
り剥離した破断部位は、試験体自体の引張り強度や使用
する塗料との塗着強度によりそれぞれ剥離部位が異な
る。つまり、ALCのようにそれ自体の引張り強度が弱
いと、ALCと塗料の塗着性が強い場合は、試験体であ
るALCから剥離し、ALCと塗料の塗着性が弱い場合
は、ALCと塗料の界面より剥離する。
【0030】また、ALCより引張り強度が強いコンク
リート板やスレートなどは、塗料との塗着性が強い場合
も弱い場合も試験体との界面からの剥離が想定される
が、その場合上記したようにその引張り強度で判定す
る。すなわち、その強度が5.1kgf/cm2以上で
あれば塗着性は良好と判定できる。つまり、窯業系建築
用パネルの引張り強度を予め測定しておれば、該水性塗
料塗布後の引張り試験において、剥離部の観察並びに引
張り強度結果で塗着性の評価ができる。
【0031】以上、上述したように本実施例による引張
り試験による塗着性能評価は、水性塗料の濡れ状態の評
価のときと同様目視にて行った。すなわち、剥離部が試
験体から剥離した場合○、剥離が塗料との界面であった
場合において試験体の引張り強度が5.1kgf/cm
2以上のときには○、剥離面が部分的に界面で有るとき
は△、5.1kgf/cm2未満の場合は×と評価し
た。評価結果を表1に併記する。尚、比較例として、界
面活性剤無配合及び配合量を減じた水性塗料をALCに
用いた場合、並びに両性系の界面活性剤を配合した水性
塗料をALCに用いた場合について、上記同様その濡れ
状態並びに引張り試験による破断部位などの観察を行い
評価した。
【0032】
【表1】
【0033】上記実施例から、界面活性剤としてアニオ
ン系のもの、または非イオン系のもの、またはカチオン
系のもの、またはアニオン系と非イオン系を混合したも
の、またはカチオン系と非イオン系を配合した水性塗料
を、その有効成分換算で0.05重量%〜5.0重量%
含有した水性塗料を撥水性を付与された窯業系建築用パ
ネルに塗布することで、水性塗料との塗着性が格段に向
上することが分かった。
【0034】以上の結果から、撥水性を有する軽量気泡
コンクリート、軽量コンクリート、コンクリート板、ス
レートなどの窯業系建築用パネルの外表面に、アニオン
系界面活性剤、非イオン系界面活性剤およびカチオン系
界面活性剤のうち少なくとも一つ以上からなる界面活性
剤を含有する水性塗料において、該界面活性剤をその有
効成分換算で水性塗料の固形分に対し0.05重量%〜
5.0重量%含有した水性塗料を塗布することにより前
記外表面への濡れ性が改善され、且つ水性塗料の塗着性
が向上することがわかる。
【0035】上述した界面活性剤の配合及び使用条件に
おいて、経済的およびより効果的条件としては、界面活
性剤の有効成分換算で0.1重量%〜2.0重量%を水
性塗料に配合し、前記パネルに塗布することがより好ま
しい。また、本実施例において界面活性剤の配合時期は
予め水性塗料に配合したが、また該水性塗料を水で希釈
する時に該界面活性剤を配合してもよい。
【0036】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、撥水性
を有する窯業系建築用パネル表面にアニオン系、非イオ
ン系およびカチオン系のうちの少なくとも一つ以上の界
面活性剤を配合した水性塗料をハケまたはローラーで塗
布することにより、外表面との水性塗料の塗着性を向上
した窯業系建築用パネルを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 13/08 E04F 13/08 E Fターム(参考) 2E110 AA14 AB04 AB22 BA02 BA12 BB04 GA24W GA33W GB23W 4D075 AA01 AC21 AC47 CA13 CA35 CA36 CA38 DA06 DB12 DC02 EA06 EA13 EB13 EB14 EB19 EB20 EB22 EB38 EB43 EC35 EC54 4J038 DF012 JB01 JB12 JC09 JC13 KA09 MA08 MA10 NA07 PB05 PC04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撥水性を有する窯業系建築用パネルに塗装
    する場合において、アニオン系、非イオン系およびカチ
    オン系のうちの少なくとも一つ以上の界面活性剤を配合
    した水性塗料を塗着することを特徴とする塗装パネルの
    製造方法。
  2. 【請求項2】前記水性塗料は、固形分を含有し、この固
    形分に対して前記界面活性剤をその有効成分換算で0.
    05重量%〜5.0重量%配合したものであることを特
    徴とする請求項1記載の塗装パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】前記水性塗料を、前記窯業系建築用パネル
    に、ハケまたはスプレーまたはローラーを用いて塗着す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の塗装パネル
    の製造方法。
JP2001142671A 2001-05-14 2001-05-14 塗装パネルの製造方法 Pending JP2002336771A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001142671A JP2002336771A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 塗装パネルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001142671A JP2002336771A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 塗装パネルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002336771A true JP2002336771A (ja) 2002-11-26
JP2002336771A5 JP2002336771A5 (ja) 2008-05-08

Family

ID=18988935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001142671A Pending JP2002336771A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 塗装パネルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002336771A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017223106A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 小野田ケミコ株式会社 壁面の汚れ防止方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06507189A (ja) * 1991-01-16 1994-08-11 マーブルライフ、インコーポレイテッド 表面塗料及びその塗布方法
JPH0812922A (ja) * 1993-07-14 1996-01-16 Asahi Glass Co Ltd 屋外物品表面を処理する方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06507189A (ja) * 1991-01-16 1994-08-11 マーブルライフ、インコーポレイテッド 表面塗料及びその塗布方法
JPH0812922A (ja) * 1993-07-14 1996-01-16 Asahi Glass Co Ltd 屋外物品表面を処理する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017223106A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 小野田ケミコ株式会社 壁面の汚れ防止方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5301178B2 (ja) 撥水性軽量気泡コンクリートパネル、短期保管用撥水性軽量気泡コンクリートパネル、それらの製造法および撥水処理用オルガノポリシロキサン水性エマルション
WO2007077879A1 (ja) コーティング剤
US4267089A (en) Adherent, flame-resistant acrylic decorative coating composition for wall board and the like
KR101797971B1 (ko) 망상구조 아크릴 수지와 세라믹 방수재를 이용한 방수방식용 1액형 수성 도료 조성물 및 이를 이용한 시공방법
JPS6147178B2 (ja)
JP2007247279A (ja) 既存外装タイル壁面の補修方法
AU2015247667B2 (en) Water-based epoxy formulations for applied fireproofing
JP2004091728A (ja) アスファルト系防水用組成物及びアスファルト防水工法
JP2002336771A (ja) 塗装パネルの製造方法
JP7261536B2 (ja) 塗料組成物とこれを用いたコンクリート構造物の表面保護方法
JP5090703B2 (ja) 水性塗材
JPH07102241A (ja) 無機質系多孔質基材用シーラー
JP3875676B2 (ja) 防汚処理方法
JPH0641381A (ja) 樹脂組成物
JP4071756B2 (ja) 防汚処理剤および建築板
KR101559373B1 (ko) 라텍스를 이용한 건축물 외장 마감용 수성 도료 조성물 및 이를 이용한 시공방법
JP2013043799A (ja) 軽量気泡コンクリート
JP2002317524A (ja) 窯業系建築用パネルおよびその処理方法
SK5976Y1 (sk) Fireproof paint coat matter
JPH02208370A (ja) 撥水性塗料
JP2007162351A (ja) 仕上げ方法
JPH0139982B2 (ja)
JP6535263B2 (ja) 内装用漆黒水系塗材組成物
JPS614771A (ja) 防水塗膜用プライマー組成物
RU2422264C1 (ru) Силиконовая пропитка на водной основе для дерева

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080227

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080227

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110208