JP2002336704A - メタンの芳香族化反応触媒およびその調製方法 - Google Patents

メタンの芳香族化反応触媒およびその調製方法

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Masaru Ichikawa
勝 市川
Ryuichiro Onishi
隆一郎 大西
Malinowski Artur
マリノフスキー アールトール
Keiichi Ikeda
恵一 池田
Kenji Yagi
健司 八木
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Japan Steel Works Ltd
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Hokkaido Soda Co Ltd
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタンの芳香族化反応触媒の触媒性能を向
上させる。 【解決手段】 モリブデン、レニウム、タングステン
等の金属元素の酸化物、塩類、有機金属化合物などを蒸
発あるいは昇華させガス化して多孔質メタロシリケート
に沈着させた後、該メタロシリケートを加熱する。 【効果】 金属元素化合物がメタロシリケートのの微
細な隙間や微小孔内部にまで均一に分散し、触媒反応
で、反応の活性点が増大し、より反応を活発に行わせる
ことができる。また、従来法と同じ程度の活性を得るた
めに必要な金属量が少量で済むという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然ガスやバイオ
ガスなどのメタンを含有するガスからプロセスCO
排出すること無しに、化学工業、薬品工業などで原料と
して使用されるベンゼン及びナフタレン類を主成分とす
る芳香族化化合物と、燃料電池用の燃料、あるいは半導
体工業で使用される水素とを効率的に製造するための触
媒、およびその触媒の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、メタンの直接の芳香族化は困難で
あり、特開平01−226833号公報にあるように炭
素数が2〜6の脂肪族または炭素数3〜5の脂環式炭化
水素を用いて芳香炭化水素を得る方法や、特開平05−
155785号公報にあるように、メタンリッチの天然
ガスを原料とする場合でも酸化カップリング触媒と芳香
族化触媒とを順次使用する二段階処理により達成されて
いた。一方、発明者らは特開平10−272366号公
報、特開平11−47606号公報、特開平11−60
514号公報に示されるように、多孔質メタロシリケー
トの孔径と担持する金属種の最適化により、メタンを直
接芳香族化して水素を並産する技術を開発してきた。こ
れらのメタン芳香族化触媒は、従来はMo、Reや他の
金属元素を含有したハロゲン化物、硝酸塩、硫酸塩、リ
ン酸塩、炭酸塩、酢酸塩、蓚酸塩などの塩類や金属カル
ボニル錯体を前駆体として、これらを溶解させた溶液を
メタロシリケートに含浸担持させた後、乾燥、加熱処理
を行っていた。
【0003】芳香族は、最低でもベンゼンのように6ヶ
の炭素原子を含んでおり、メタンのような炭素が1ヶし
かない軽量の炭化水素を原料として用いるのは困難であ
った。そのため、特開平01−226833号公報にあ
るように炭素数が2〜6の芳香族化の起きやすい脂肪族
を用いる方法や、特開平05−155785号公報にあ
るような二段階処理により達成されていた。二段階処理
の一段目の反応は、酸化カップリング処理により、酸素
数が2ヶのアルカンリッチガスを得て、この芳香族化し
やすいガスに対して芳香族化触媒を用いる方法であっ
た。また、特開平10−272366号公報、特開平1
1−47606号公報、特開平11−60514号公報
に示される金属元素の担持方法は、イオン交換によりメ
タロシリケート中のシリコン、アルミニウムといった金
属と置換させて触媒作用のある金属を保持させたり、溶
媒に溶解した状態でメタロシリケート上に保持された液
体を乾燥させることで目的金属をメタロシリケートに均
一に分散させ、その後に酸素を含有したガスを用いて加
熱、燃焼することにより、目的とする金属を分散担持さ
せる方法であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術は目
的とする金属を含有する物質を溶媒に溶解させてメタロ
シリケートと接触させる方法を用いていたが、多孔質メ
タロシリケートの好適な孔径が4.5〜6.5Åと非常
に小さいため、液体をミクロ孔内に侵入させることが困
難であり、メタロシリケートの表層部にのみ金属が分散
した状態であった。また、流動層反応塔を用いて反応さ
せる場合、その粒径の調節のために微細結晶のメタロシ
リケートにバインダーを加えて造粒する方法が取られる
が、造粒粒子のメタロシリケートどうしの隙間がバイン
ダーで埋められており、液体が粒子の内部まで侵入しづ
らいため、金属の分散担持が充分に行われないという問
題があった。
【0005】本発明は、上記のような従来方法による担
持金属の分散の不均一性を解決するためになされたもの
で、液体を使用することなく目的金属を微細な孔内部に
浸透させることで、メタンから芳香族と水素とを製造す
る能力を一段と効率良く行える触媒の製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明においては、金属源として各種の酸化物、塩類な
どの前駆体を用いることは従来技術と同一であるが、こ
れを溶液とせずに、ガス状態でメタロシリケートと接触
させることにより微細な隙間や孔内部に目的とする金属
を含有している物質を浸透させ、その場に沈着させるこ
とにより、メタロシリケートやその造粒体の表面のみな
らず、内部まで均一に金属元素を分散させることを可能
にしたものである。
【0007】すなわち、本発明のメタンの芳香族化反応
触媒の調製方法のうち請求項1記載の発明は、金属元素
を含む化合物を蒸発あるいは昇華させてガス化し、多孔
質メタロシリケートに沈着させた後、該メタロシリケー
トを加熱することを特徴とする。
【0008】請求項2記載のメタンの芳香族化反応触媒
の調製方法の発明は、請求項1記載の発明において、金
属元素を含む化合物が酸化物、塩類、有機金属化合物の
いずれかであることを特徴とする。
【0009】請求項3記載のメタンの芳香族化反応触媒
の調製方法の発明は、請求項1または2に記載の発明に
おいて、金属元素が、モリブデン、レニウム、タングス
テン、亜鉛、ガリウム、鉄、銅およびコバルトからなる
群から選択される少なくとも一種からなることを特徴と
する。
【0010】請求項4記載のメタンの芳香族化反応触媒
の調製方法の発明は、請求項1または2に記載の発明に
おいて、金属元素が、モリブデン、レニウム、タングス
テン、亜鉛、ガリウム、鉄、銅およびコバルトからなる
群から選択される少なくとも二種以上を含むことを特徴
とする。
【0011】請求項5記載のメタンの芳香族化反応触媒
の調製方法の発明は、請求項1または2に記載の発明に
おいて、金属元素が、モリブデン、レニウム、タングス
テン、亜鉛、ガリウム、鉄、銅およびコバルトからなる
群から選択される一種以上と、ランタン、セリウム、ネ
オジウム、サマリウム、ユーロピウム、イッテルビウ
ム、イットリウムからなる群から選択される一種以上と
を含むことを特徴とする。
【0012】請求項6記載のメタンの芳香族化反応触媒
の調製方法の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の
発明において、前記多孔質メタロシリケートは、その細
孔径が実質的に4.5〜6.5オングストロームである
であることを特徴とする。
【0013】請求項7記載のメタンの芳香族化反応触媒
の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の調製方法に
より調製されたものであることを特徴とする。
【0014】ある種の金属含有化合物は数百℃という比
較的低温での加熱により、ある程度の蒸気圧を持つよう
になり、ガス化する。このガスを多孔質メタロシリケー
トあるいはバインダーが混合された造粒メタロシリケー
トに接触させ、その表面および微細な隙間の内部、メタ
ロシリケート固有の微小孔内に沈着させる。この沈着
は、物理的に生じるものでも良く、またメタロシリケー
トの骨格と反応して生じる化学結合によるものでも良
い。ガスとメタロシリケートを接触させるために、金属
含有化合物とメタロシリケートの混合物を直接加熱する
方法が簡単であるが、金属化合物の種類によっては、蒸
発、昇華等によるガス発生部とメタロシリケートを分離
して配置し、ガスのみをメタロシリケートと接触させる
方法もとられる。また、この加熱の雰囲気としては、大
気中に解放された状態でも、金属化合物とメタロシリケ
ートが大気と遮断された密閉容器中に存在する状態のど
ちらでもよい。密閉容器中で反応を行わせる場合には、
真空減圧下あるいは不活性ガス雰囲気中でガスの発生、
沈着が行えるため、多種の金属含有化合物を処理するこ
とができる。
【0015】金属元素としては、モリブデン、レニウ
ム、タングステン、亜鉛、ガリウム、鉄、銅およびコバ
ルトからなる群の少なくとも一種からなるもの、または
少なくとも1種を含むものが示される。また、これら金
属の混合、あるいはこれら金属にさらにランタン、セリ
ウム、ネオジウム、サマリウム、ユーロピウム、イッテ
ルビウム、イットリウムからなる金属の一種以上が含ま
れるものが示される。上記金属含有化合物の形態として
は、酸化物、各種塩類、各種有機金属化合物が用いられ
るが、これらの化合物に限定するものではない。メタロ
シリケートとしては、細孔径が4.5〜6.5オングス
トロームのものが好適であり、これは金属元素による活
性に加えて芳香族化に必要となる最適孔径を有するため
である。
【0016】これらの金属含有化合物をメタロシリケー
トに沈着させた後、金属以外の有機物、塩を構成する元
素を除去し、金属をメタロシリケート上に固定化するた
めに、例えば空気中で加熱を行う。これにより、有機物
や塩を構成する炭酸、アンモニア、ハロゲンガスなどが
メタロシリケート上から除去され、金属酸化物として固
定化される。実際のメタン芳香族化反応では、触媒の賦
活化として酸化物を金属状態あるいは炭化物の状態にま
で還元する必要があるが、可能であれば固定化の段階で
賦活化をあわせて行うことも考えられる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を比較例と対比しつつ
説明する。触媒の調製は以下の3つの方法で行った。
【0018】(調製法1)シリカ/アルミナ比が約40
の多孔質のアンモニア型ZSM−5(以下、NH4−Z
SM−5と略す)を、500℃で5時間空気中で加熱し
て細孔径が5.4×5.6Åのプロトン型ZSM−5
(以下、HZSM−5と略す)を調製する。このHZS
M−5の細孔を大凡充たす水の量を計測する。計測した
水を80℃に加熱し、金属元素を含む化合物としてMo
触媒の場合は、モリブデン酸アンモニウム(以下、MA
と略す)を、Re触媒の場合は、アンモニウムパーレネ
イト(以下、APRと略す)を溶かし込む。これら水溶
液全量をHZSM−5に滴下する。次いで、オーブンで
脱水した後、500℃で5時間空気中で加熱してMo触
媒及びRe触媒を調製する。かような調製法を以下湿式
法と呼ぶ。
【0019】(調製法2)調製法1と同様に調製したH
ZSM−5と、金属元素を含む化合物としてMo触媒で
はMoO粉末を、Re触媒ではRe粉末を乳鉢
で15分混合する。混合粉末を、500℃で5時間空気
中で加熱してMo触媒及びRe触媒を調製する。かよう
な調製法を以下乾式法と呼ぶ。この調製法では、混合粉
末の加熱に際し、MoOまたはReが蒸発し
て、HZSM−5の細孔に沈着した。
【0020】(調製法3)調製法2で調製した混合粉末
を硝子管に入れた。この硝子管を、真空系につなぎ排気
したのち封管とした。封管を500℃で加熱処理してM
o触媒及びRe触媒を調製する。かような調製法を以下
CVDと呼ぶ。この調製法では、上記加熱処理によりM
oOまたはReが蒸発して、HZSM−5の細
孔に沈着した。
【0021】これら3つの調製法により、以下の比較
例、実施例の触媒を調製した。まず、金属としてMoを
選択した場合を示す。
【0022】(比較例1)調製法1に従い、MAをMo
金属の担持量が質量%(以下同様)で担体HZSM−5
の10%になるように担持した触媒(以下、10%Mo
/HZSM−5(乾式法)と略す)を調製した。
【0023】(実施例1〜3)調製法2に従い、MoO
をMo金属の担持量が担体HZSM−5の10%、5
%、4%になるように担持した触媒を調製した。
【0024】(実施例4)調製法3に従い、MoO
Mo金属の担持量が担体HZSM−5の3%になるよう
に担持した触媒を調製した。
【0025】これらの触媒を用い、内部標準に約10%
のアルゴンガスを含むメタンガスに2%の二酸化炭素ガ
スを添加した混合ガスを、上記比較例1および実施例1
〜4のMo/HZSM−5触媒を充填している反応管に
供給し、g単位触媒当たりのメタン空間速度を2500
ml毎時で触媒と接触させた。反応管は外部から電気炉
により加熱し、触媒を725℃の反応温度に保つように
した。反応管は、外径6mmの石英製で、触媒層を反応
管中央部に有している。触媒層を通過したガスは、反応
生成物の凝縮を防ぐため200℃以上で保温したステン
レススチール製のパイプを通してTCDガスクロマトグ
ラフ及びFIDガスクロマトグラフに供給し、分析定量
した。反応結果を示す各指標は、以下に示す式から求め
た。
【0026】メタン反応率=(反応管入口のメタン流速
−反応管出口のメタン流速)/(反応管入口のメタン流
速) ベンゼン生成速度=(反応管出口の全流速)×(炭素分
子数に換算した反応管出口でのベンゼンモル分率) ベンゼン生成選択率=(ベンゼン生成速度)/(反応管
入口のメタン流速−反応管出口のメタン流速) ナフタレンなどその他の反応生成物の生成速度及び選択
率は、ベンゼンの場合と同様の式から求めた。
【0027】反応試験の結果を表1に示すが、実施例1
〜4のすべてにおいて比較例1と同等あるいはそれ以上
の反応性(メタン反応率、ベンゼン生成選択率、ベンゼ
ン生成速度)を示した。特に同じMo量の場合には比較
例1と比べてやや反応特性が劣るが、実施例2〜4のよ
うに触媒調製時のMo量を少なくすることで反応特性が
比較例1よりも向上しており、本発明による触媒調製法
が反応の促進、担持金属の節約に効果的であることが判
明した。
【0028】
【表1】
【0029】次に金属としてReを選択した場合を示
す。 (比較例2)調製法1に従い、APRをRe金属の担持
量が担体HZSM−5の10%になるように担持した触
媒を調製した。
【0030】(実施例5)調製法2に従い、Re
をRe金属の担持量が担体HZSM−5の10%になる
ように担持した触媒を調製した。
【0031】これら比較例2と実施例5について上記と
同様の反応試験を行い、その結果を表2に示す。反応特
性は比較例の場合とほぼ同じであるが、ベンゼン、ナフ
タレンの生成速度は比較例2よりも高くなっており、芳
香族化反応が活性になっていることが判明した。
【0032】
【表2】
【0033】次に2種類以上の金属を使用した場合の効
果について記す。 (実施例6)調製法2に従い、MoOとLa
Mo金属の担持量が担体HZSM−5の10%に、La
金属の担持量が担体HZSM−5の1%になるように担
持した触媒を調製した。
【0034】(実施例7)LaのかわりにCo
を使う以外は実施例6に従った。
【0035】(実施例8)LaのかわりにGa
を使う以外は実施例6に従った。
【0036】これら実施例について、前記と同様の反応
試験を行い、その結果を表3に示す。Moのみを湿式法
で担持した比較例1およびMoのみを乾式法で担持した
実施例1と比較して、実施例6〜8はすべて、ベンゼン
生成選択率、ベンゼン生成速度が向上しており、第二金
属添加の効果が判明した。
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
このようなガスを媒体として目的とする金属元素を含む
化合物をメタロシリケートに沈着させるため、造粒体の
微細な隙間やメタロシリケート固有の微小孔内部にも均
一に分散させることができる。このため、メタンから芳
香族と水素を作るようなすべての反応物、生成物が気相
で行われる触媒反応では、反応の活性点が増大し、より
反応を活発に行わせることができる。また、メタロシリ
ケート上に金属元素が均一に分散していることにより、
従来法と同じ程度の活性を得るために必要な金属量が少
量で済むという効果がある。さらに、この方法は溶媒を
用いる従来の方法に比べて操作自体が簡単で短時間に触
媒を合成できるという効果もある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 市川 勝 北海道札幌市西区八軒3条西4丁目4−22 −22 (72)発明者 大西 隆一郎 北海道札幌市白石区北郷2条7丁目3−13 (72)発明者 アールトール マリノフスキー 北海道札幌市北区北24条西12丁目1番3号 (72)発明者 池田 恵一 北海道苫小牧市沼の端134番地122 北海道 曹達株式会社内 (72)発明者 八木 健司 北海道苫小牧市沼の端134番地122 北海道 曹達株式会社内 Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 BA07A BA07B BB02A BB02B BB04A BB04B BC17A BC31A BC35A BC40A BC42A BC43A BC44A BC59A BC59B BC60A BC64A BC66A BC67A CB46 CB66 EC11X EC11Y EC12X FA02 FB03 FB07 FB11 ZA11A ZA11B ZA37A ZC07 ZD06 ZE09 ZF05A ZF05B ZF08 4H006 AA02 AC28 BA05 BA07 BA08 BA09 BA14 BA16 BA19 BA20 BA55 BA81 BA82 DA12 DA46 4H039 CA41 CH10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属元素を含む化合物を蒸発あるいは昇
    華させてガス化し、多孔質メタロシリケートに沈着させ
    た後、該メタロシリケートを加熱することを特徴とする
    メタンの芳香族化反応触媒の調製方法
  2. 【請求項2】 金属元素を含む化合物が酸化物、塩類、
    有機金属化合物のいずれかであることを特徴とする請求
    項1記載のメタンの芳香族化反応触媒の調製方法
  3. 【請求項3】 金属元素が、モリブデン、レニウム、タ
    ングステン、亜鉛、ガリウム、鉄、銅およびコバルトか
    らなる群から選択される少なくとも一種からなることを
    特徴とする請求項1または2に記載のメタンの芳香族化
    反応触媒の調製方法
  4. 【請求項4】 金属元素が、モリブデン、レニウム、タ
    ングステン、亜鉛、ガリウム、鉄、銅およびコバルトか
    らなる群から選択される少なくとも二種以上を含むこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のメタンの芳香族
    化反応触媒の調製方法
  5. 【請求項5】 金属元素が、モリブデン、レニウム、タ
    ングステン、亜鉛、ガリウム、鉄、銅およびコバルトか
    らなる群から選択される一種以上と、ランタン、セリウ
    ム、ネオジウム、サマリウム、ユーロピウム、イッテル
    ビウム、イットリウムからなる群から選択される一種以
    上とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の
    メタンの芳香族化反応触媒の調製方法
  6. 【請求項6】 前記多孔質メタロシリケートは、その細
    孔径が実質的に4.5〜6.5オングストロームである
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    のメタンの芳香族化反応触媒の調製方法
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の調製方
    法により調製されたものであることを特徴とするメタン
    の芳香族化反応触媒
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