JP2002336396A - 遠隔歩行指導システム - Google Patents

遠隔歩行指導システム

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JP2002336396A
JP2002336396A JP2001146058A JP2001146058A JP2002336396A JP 2002336396 A JP2002336396 A JP 2002336396A JP 2001146058 A JP2001146058 A JP 2001146058A JP 2001146058 A JP2001146058 A JP 2001146058A JP 2002336396 A JP2002336396 A JP 2002336396A
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JP2001146058A
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Kyoko Sudo
恭子 数藤
Yukiyasu Iida
行恭 飯田
Kentaro Shimizu
健太郎 清水
Sakuichi Otsuka
作一 大塚
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 在宅中でも手軽に歩行の指導が受けられ、か
つ複数の生徒の過去のデータや指導結果の履歴を管理可
能にする。 【解決手段】 生徒の歩行を測定する端末装置11と測
定された歩行データに指導を加える指導者の端末装置1
3とをネットワーク10を介し、データベース113を
有する中央処理装置12に接続する。中央処理装置12
は端末装置13に対し、生徒の歩行データを指導者に理
解しやすい表示形式に変換して送信し表示部132に表
示させる一方、端末装置11に対しては指導者の指導デ
ータを生徒に理解しやすい表示形式に変換して送信し表
示部112に表示させる。これにより、生徒は在宅中で
あっても遠隔地の指導者から手軽に歩行の指導が受けら
れ、かつ複数の生徒のデータや指導結果の履歴がデータ
ベースに保存されることにより集中管理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生徒の歩行を測定
する生徒端末装置と、測定された生徒の歩行データを処
理する中央処理装置と、生徒の歩行データに対して指導
を加える指導者が用いる指導者端末装置とをネットワー
クで接続することにより、生徒の歩行に対する指導を遠
隔地点で可能にする遠隔歩行指導システムに関する。
【0002】
【従来の技術】健康や美容の面から「ウォーキング」と
して、歩くことが注目されている。正しい歩行と健康と
の密接な関係が指摘され、正しい歩行を学びたいと希望
する人は多い。歩行はすべての年齢層の人が体力の有る
無しに関わらず取り組むことができる運動であり、誰も
が手軽に正しい歩行を学べる環境を提供することは、国
民の健康増進にもつながると考えられる。
【0003】歩行の学習の特性は、ひと口に正しい歩行
といっても、骨格や健康状態・年齢などにより目標とす
るところが個人個人で異なることや、長年の習性からつ
いた癖を矯正するには半年から1年という長い期間が必
要となる。こうしたことを考慮すると、歩行の学習には
以下の2点が望まれる。第1の点は、専門家に歩行の状
態を詳しく見て観察してもらい、指導を受けることであ
る。そのために最適な形態はウォーキング指導の教室の
利用であろう。第2の点は、個人に合わせた目標を設定
し、指導の段階に応じてそれを更新することと、それに
よって継続意識を培うことである。そのためには、個人
データ履歴の作成が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
を実現するには以下のような困難が伴う。まず、前述の
第1の点である指導形態について述べると、近年はウォ
ーキング指導教室の数も増えてきているが、生徒側にと
ってはこうしたウォーキング指導教室の利用は困難であ
る。即ち、ウォーキングに関心が高い中高年や主婦など
は生徒としてウォーキング指導教室に通うという物理的
な拘束を受けることが難しい場合が多い。このため、こ
うしたウォーキング教室に通えない中高年や主婦など
は、近年出回ってきた正しい歩行方法を解説した本や、
インターネットのホームページ等で紹介されている正し
い歩行方法を参考にしてウォーキングの実践を行ってい
るが、指導の通りにできているかどうかについては鏡で
確かめる程度しか確認する手段がなく、有効とはいえな
い。また、指導者の側について言えば、歩行のエキスパ
ートの数は限られているため、こうした指導者は例えば
複数の遠隔地点にあるウォーキング指導教室を飛び回っ
ているような多忙な状況にあり、したがって生徒一人一
人へのきめ細かい指導が難しい状況にある。
【0005】次に前述の第2の点である個人データ履歴
の作成については、ウォーキングに関心が高い生徒は、
前述したようにウォーキング指導教室に継続的に通うこ
とすら困難な状況であり、したがって定期的に何らかの
方法で歩行計測を行いデータを蓄積するということは難
しい。
【0006】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、在宅中で
も手軽に歩行の指導が受けられることを可能にするとと
もに、複数の生徒の過去のデータや指導結果の履歴を管
理可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、第1の表示部と、生徒の歩行に基づ
く歩行データを計測する歩行計測部と、歩行データの送
信を含むデータ通信が可能な第1の通信部とを有する生
徒端末装置と、第1の通信部とネットワークを介して接
続され第1の通信部とデータ通信を行う第2の通信部
と、データベースと、生徒端末装置からの歩行データが
第2の通信部により受信されると、この受信歩行データ
を解析して処理する解析部とを有する中央処理装置と、
解析部により処理されたデータの表示が可能な第2の表
示部と、第2の通信部とネットワークを介して接続され
第2の通信部とデータ通信が可能であるとともに、解析
部により処理されたデータを受信すると第2の表示部に
表示し、かつこの表示に対して指導者により指導が加え
られた指導データを中央処理装置に送信して前記歩行デ
ータとともにデータベース保存させる一方、中央処理装
置から生徒端末装置へ送信させて第1の表示部に表示さ
せる第3の通信部とを有する指導者端末装置とを備えた
ものである。
【0008】この場合、解析部は、生徒端末装置から送
信された歩行データを解析して定量化された歩行特徴で
ある評価パラメータを抽出するパラメータ抽出部と、パ
ラメータ抽出部により抽出された評価パラメータを入力
すると、この評価パラメータを第1の表示形式に変換し
て指導者端末装置に送信し第2の表示部に表示させると
ともに、第2の表示部の表示に対して指導者により指導
が加えられた指導データを入力すると第2の表示形式に
変換して生徒端末装置に送信し第1の表示部に表示させ
るパラメータ可視化部とを有するものである。また、デ
ータベースには、歩行データ、評価パラメータ及び指導
データを1組とする生徒の個人履歴データが、生徒のI
Dと生徒の歩行日時を含む試行番号とを1組とするラベ
ルに対応づけられて保存されるとともに、ラベルと歩行
特徴カテゴリとがマトリクス状に関連づけられたテーブ
ルが保存され、かつ解析部は、ラベル及び歩行特徴カテ
ゴリの少なくとも一方をキーとしてデータベースの個人
履歴データの検索を行うデータ管理・検索部を有するも
のである。
【0009】また、歩行計測部により生徒の新規歩行デ
ータが計測されると、第1の通信部は計測された新規歩
行データを生徒のIDとともに中央処理装置へ送信し、
解析部はこの生徒のIDを受信するとこのIDに対応す
る履歴データをデータベースから検索して、検索した履
歴データと、新規歩行データとを解析するとともにこの
解析結果に基づき新規評価パラメータの抽出を行い、か
つ抽出した新規評価パラメータと新規歩行データとを検
索した履歴データに加えて履歴データの更新を行い、更
新された履歴データを第2の通信部により生徒のIDと
ともに指導者端末装置へ送信させて第2の表示部に表示
させる一方、第3の通信部はこの第2の表示部の表示に
対して指導者が新規指導を行った結果の新規指導データ
を生徒のIDとともに中央処理装置へ送信し、解析部は
新規指導データを受信すると前記更新された履歴データ
にこの新規指導データを加えて再度更新し、この再度更
新された履歴データを第2の通信部により生徒端末装置
へ送信させて第1の表示部に表示させるとともに、デー
タベースに保存するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る遠隔歩行指導シス
テムの構成を示すブロック図である。本システムは図1
に示すように、複数の生徒によりそれぞれ用いられ各生
徒の歩行を計測して出力する複数の生徒端末装置11A
〜11Cと、各生徒端末装置11A〜11Cにより計測
された生徒の歩行データの管理が可能な中央処理装置1
2と、各生徒端末装置11A〜11Cにより計測された
生徒の歩行データに対して指導を与える複数の指導者が
それぞれ用いる複数の指導者端末装置13A,13Bと
からなる。なお、生徒端末装置11及び指導者端末装置
13はそれぞれ1つであっても良い。
【0011】生徒端末装置11は、通信部111と、表
示部112と、歩行計測部113とからなる。中央処理
装置12は、通信部121と、解析部122と、データ
ベース123とからなる。指導者端末装置12は、通信
部131と、表示部132と、歩行計測部133とから
構成されるが、歩行計測部133は必須ではない。各生
徒端末装置11A〜11Cの通信部111と中央処理装
置12の通信部121間はネットワーク10を介して接
続されているとともに、各指導者端末装置13A,13
Bの通信部131と中央処理装置12の通信部121間
も同様にネットワーク10を介して接続されている。
【0012】生徒端末装置11の歩行計測部113及び
指導者端末装置13の歩行計測部133は、図2(a)
に示すように足圧を計測するための圧力センサ1と、こ
の圧力センサ1で検出された足圧を画像処理する画像処
理部2とから構成されている。
【0013】圧力センサ1は、連続した数歩の足圧を計
測することができる。被験者である生徒は、この圧力セ
ンサ1上を自然な歩行で3歩から5歩程度で通り抜け
る。圧力センサ1によって検出された足圧は、画像処理
部2に取り込まれ、各計測タイミングにおける圧力の強
さを階調値とする時系列足圧画像列(x1,x2,…,x
T)、例えば毎秒30枚の足圧画像フレーム(以下、フ
レームという)として、通信部111または通信部13
1に出力する。
【0014】また、中央処理装置12の解析部122
は、図2(b)に示すように、パラメータ抽出部122
1と、パラメータ可視化部1222と、データ管理・検
索部1223とからなる。
【0015】パラメータ抽出部1221では、生徒端末
装置11から送信された時系列足圧画像に基づき被験者
の歩幅、歩隔、遊脚時間などの基本的な歩行パラメータ
や、足圧中心軌跡、足底部位別荷重の時間変化などのパ
ラメータを抽出するとともに、生徒端末装置11に接続
された図示しないカメラにより撮影され前記生徒端末装
置11から送信された時系列カメラ画像に基づき被験者
の頭・肩・腰・膝などの位置変化の軌跡や関節角度など
のパラメータの抽出処理を行う。
【0016】パラメータ可視化部1222では、指導者
端末装置13へ生徒側のデータを送信する場合は、この
生徒側のデータを指導者が理解しやすいような表示形式
に変換する。この表示形式は図3(a)に示すような表
示形式であり、生徒の前回と今回の歩行データからそれ
ぞれ得られた歩幅や歩角及び足圧中心軌跡等のパラメー
タに基づく表示が可能であるとともに、生徒の足圧軌跡
と理想の足圧軌跡がそれぞれ拡大表示可能であり、かつ
生徒の足圧中心軌跡と理想の足圧中心軌跡の比較が表示
可能な形式である。また、パラメータ可視化部1222
では、生徒端末装置11へデータを送信する場合は、こ
のデータについて生徒側が指導者の指導結果を理解しや
すいような表示形式に変換する。この表示形式は、図3
(b)に示すような表示形式であり、生徒の足圧中心軌
跡と目標足圧中心軌跡との比較が表示可能であり、さら
に目標値との比較に基づき指導者から与えられるコメン
トが表示可能な形式である。
【0017】データ管理・検索部1223では、生徒端
末装置11や指導者端末装置13から中央管理装置12
へデータが送信されると、データベース123内のデー
タのうちこの送信データに含まれるIDに対応するデー
タの履歴を検索し、これに送信されてきた新たなデータ
を加えて更新し、更新結果をデータベース123に保存
する。
【0018】次に、解析部122を構成する前記データ
管理・検索部1223の動作の概要を図4を用いて説明
する。ここで、図4においては、次のように各データ項
目を表記する。まず、IDは生徒を特定するIDを表
し、nは試行を特定する番号(試行番号)を表す。ま
た、Fn は、試行nまでの全歩行データであり、 Fn =( f1 ,f2 ,・・・,fn ) として表す。ただし、fn は試行nにおける歩行データ
である。
【0019】また、Pn は、試行nまでの全歩行データ
に対応する全評価パラメータであり、Pn =( p1
2 ,・・・,pn )として表す。ただし、pn は試行
nにおける評価パラメータである。Tn:試行nまでの
全歩行データに対応する全指導データであり、Tn
( t1 ,t2 ,・・・,tn )として表す。ただし、
n は試行nにおける指導データである。
【0020】中央処理装置12に設けられたデータベー
ス123には、各生徒の個人履歴データが保存される。
生徒個人履歴データは、図4に示すような生徒IDと利
用日時など試行を特定する番号(試行番号)とからなる
ラベルで管理され、歩行データの全履歴Fn と、評価パ
ラメータの全履歴Pn と、指導者からの指導データの全
履歴Tn がデータベース123に保存される。即ち、デ
ータベース123には、歩行データ、評価パラメータ及
び指導データを1組とする生徒の個人履歴データが生徒
のIDと、生徒の歩行日時を含む試行番号とを1組とす
るラベルに対応づけられて保存される。データベース1
23内の生徒個人履歴データは基本的には生徒IDと試
行番号nから検索される。ここで、データ管理・検索部
1223により、例えば図4に示すように生徒ID及び
試行番号としてそれぞれ「2」を有するラベルが選択さ
れると、生徒IDが「2」、かつ試行番号が「2」に相
当するデータベース123内の歩行データf2、評価パ
ラメータp2及び指導データt2を検索することができ
る。
【0021】また、データベース123内には、図4に
示すように、IDと試行番号nからなるラベルと複数の
歩行特徴カテゴリとがマトリクス状に関連づけられたテ
ーブル1231が保存され、個々の歩行データについ
て、テーブル1231の歩行特徴カテゴリ上の該当する
セルにフラグがたっている。このため、テーブル123
1中の或る歩行特徴を指定することで、それに該当する
歩行データを検索することが可能である。
【0022】歩行特徴は、例えば歩行パラメータPや指
導データtそのものでもよいし、それらから学習などに
より求められた特定のカテゴリでもよい。このテーブル
1231は、データベース123が更新されていくに従
い、適宜更新される。図4では、指導データtをもとに
して作成された生徒の歩行特徴の評価が、「良い」、
「普通」、「悪い」の3つのカテゴリを例に示した。例
えば、歩行が「良い」と判定された結果のデータを検索
する場合、データ管理・検索部1223は、マトリクス
上の「良い」の列にフラグがたっているデータを引き出
すようにする。即ち、図4のテーブル1231中、「良
い」の列に値「1」が設定されているフラグに対応した
データベース123内のデータ(歩行データf2、評価
パラメータp2及び指導データt2)を引き出すようにす
る。
【0023】図5は本システムの動作を示すシーケンス
図である。図5では、縦の下向き方向を時間軸と考え、
生徒が用いる生徒端末装置11と、中央処理装置12
と、指導者が用いる指導者端末装置13との間のデータ
のやりとりのタイミングと、この間で送受されるデータ
の形式とを示したものである。各装置の各通信部間での
データ送信には専用のプロトコル、または既存のプロト
コル、例えばFtP、smtP、httPなどを用い、
送信されたデータは受け側の通信部で展開される。図5
のシーケンス図、及び図3(a)、図3(b)のデータ
形式の説明図を用いて本システムの要部動作を説明す
る。
【0024】はじめに生徒端末装置11において生徒の
歩行計測処理が行われる(ステップS1)。具体的に
は、生徒端末装置11の通信部111に接続された歩行
計測部113により、前述したような歩行データfn
計測が行われる。歩行データは、歩行計測部113が圧
力センサ1のみからなる場合も、カメラを含む場合も、
時系列の多次元データ(即ち、前記の時系列足圧画像列
データ)として出力される。ここで、歩行データfn
は、n回目の測定日に得られた歩行データである。歩行
計測部113により計測された歩行データfn は生徒端
末装置11の通信部11から、ネットワーク10を介し
て生徒IDとともに中央処理装置12の通信部121に
送信される(ステップS2)。中央処理装置12の通信
部121は、生徒ID及び歩行データfn を受信する
と、これらを解析部122のデータ管理・検索部122
3に出力する。データ管理・検索部1223では、この
生徒ID及び歩行データfn をもとにデータベース12
3のデータを検索するデータ検索処理を行う(ステップ
S3)。
【0025】即ち、データ管理・検索部1223は、デ
ータベース123内から同一IDの生徒の前回までの歩
行データ、評価パラメータ及び指導データの履歴の組
(Fn- 1 ,Pn-1 ,Tn-1 )を検索する。ここで、評価
パラメータ履歴Pn-1 は、n−1回目までの測定日に得
られた歩行データの履歴Fn-1 に関して求められるm種
類の評価パラメータである。具体的には、各測定回の歩
幅や歩角、足圧中心軌跡など、及びそれらのデータの平
均値などがある。また、指導データ履歴Tn-1 は、n−
1回目までの歩行データについて指導者が加えた指導デ
ータの履歴であり、具体的にはテキストデータである。
このデータ管理・検索部1223による検索結果のデー
タはパラメータ抽出部1221に出力され、パラメータ
抽出部1221によるパラメータ抽出処理が行われる
(ステップS5)。
【0026】このパラメータ抽出部1221によるパラ
メータ抽出処理により、前回までの歩行データの履歴F
n-1 に今回のデータfn を加えてデータ履歴Fn として
更新する(ステップS4)とともに、今回の歩行データ
n を加えた新たなデータ履歴Fn に関して評価パラメ
ータpn を求め、この評価パラメータpn を前回までの
評価パラメータの履歴Pn-1 に加えて評価パラメータ履
歴Pn として更新する(ステップS6)。
【0027】これらの評価パラメータはパラメータ可視
化部1222に送られ、パラメータ可視化部1222の
パラメータ可視化処理によって、指導者が指導を加える
のに都合のよい表示形式Vi に変換される(ステップS
7)。そして、この表示データを生徒IDとともに中央
処理装置12の通信部121からネットワーク10を介
して指導者端末装置13の通信部131へ送信する(ス
テップS8)。表示形式Vi は前述の図3(a)に示す
ような形式であり、生徒の前回と今回の歩行データから
それぞれ得られた歩幅や歩角及び足圧中心軌跡等のパラ
メータに基づく表示が可能であるとともに、生徒の足圧
軌跡と理想の足圧軌跡がそれぞれ拡大表示可能であり、
かつ生徒の足圧中心軌跡と理想の足圧中心軌跡の比較が
表示可能な形式である。
【0028】指導者端末装置13の通信部131でこれ
らの表示データが受信されると、指導者端末装置13で
は指導者の所定の操作によりこの受信表示データを表示
部132に表示する表示処理を行う(ステップS9)。
この結果、指導者端末装置13の表示部132には図3
(a)のような表示が行われる。ここで、指導者は表示
部132に表示された、例えば今回の生徒の歩行データ
から得られた足圧中心軌跡と理想の足圧中心軌跡との比
較結果に基づき生徒に対して正しい指導を与える。指導
者端末装置13では指導者が生徒に与える指導コメント
等の新たな指導データtn を生徒IDとともに通信部1
31からネットワーク10を介して中央処理装置12の
通信部121へ送信する(ステップS10)。
【0029】ここで、中央処理装置12は指導者端末装
置13から新たな指導データtn が送られてくると、デ
ータ管理・検索部1223により再びデータ検索処理を
行い(ステップS11)、IDに対応する歩行データ、
評価パラメータ及び指導データの履歴の組(Fn,Pn
n-1)を検索する(ステップS11)。そして、指導
データの履歴Tn-1に新たな指導tnを加えて指導データ
の履歴Tnとして更新する(ステップS12)。こうし
て更新された生徒ID,歩行データ、評価パラメータ及
び指導データの履歴(Fn ,Pn ,Tn )の組は、デー
タ管理・検索部1223によるデータ保存処理によって
データベース123に保存される(ステップS13)。
【0030】データ管理・検索部1223からのデータ
は、パラメータ可視化部1222に送られ、パラメータ
可視化部1222によりパラメータ可視化処理が行われ
る(ステップS14)。このパラメータ可視化処理では
生徒が指導を理解しやすいような表示形式VS に変換さ
れ、今回の指導結果の表示データとして通信部121か
ら生徒IDとともにネットワーク10を介し生徒端末装
置11の通信部111に送信される(ステップS1
5)。
【0031】ここで、表示形式VS は、前述の図3
(b)に示すような形式であり、生徒の今回の歩行デー
タから得られた歩幅や歩角及び足圧中心軌跡のパラメー
タに基づく重心移動表示が可能であり、かつ生徒の今回
の走行データに基づく足圧軌跡と目標足圧軌跡が拡大表
示可能であるとともに、足圧中心軌跡と目標足圧中心軌
跡との比較が表示可能であり、さらに目標値との比較に
基づき指導者から与えられる例えば、「重心が内側に入
りやすいので気をつけましょう」などのコメント(テキ
ストデータ)が表示可能な形式である。こうした表示デ
ータを受信した生徒端末装置11は、この表示データを
表示部112に表示する表示処理を行う(ステップS1
6)。この結果、生徒端末装置11の表示部112には
図3(b)のような表示が行われる。これにより、生徒
は表示部112に表示されたコメントに基づき歩行の矯
正を行う。
【0032】このように、本システムは、生徒の端末装
置11と指導者の端末装置13とをネットワーク10を
介し、データベース113を有する中央処理装置12に
接続するとともに、中央処理装置12は端末装置11及
び13に対し、それぞれ生徒と指導者のそれぞれに理解
しやすい表示形式に変換してデータを送信するようにし
たので、生徒は在宅中であっても遠隔地の指導者から手
軽に歩行の指導が受けられるとともに、複数の生徒のデ
ータや指導結果の履歴を中央処理装置12のデータベー
ス123に蓄積することにより集中管理できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の表示部と、生徒の歩行に基づく歩行データを計測す
る歩行計測部と、歩行データの送信を含むデータ通信が
可能な第1の通信部とを有する生徒端末装置と、第1の
通信部とネットワークを介して接続され第1の通信部と
データ通信を行う第2の通信部と、データベースと、生
徒端末装置からの歩行データが第2の通信部により受信
されると、この受信歩行データを解析して処理する解析
部とを有する中央処理装置と、解析部により処理された
データの表示が可能な第2の表示部と、第2の通信部と
ネットワークを介して接続され第2の通信部とデータ通
信が可能であるとともに、解析部により処理されたデー
タを受信すると第2の表示部に表示し、かつこの表示に
対して指導者により指導が加えられた指導データを中央
処理装置に送信して前記歩行データとともにデータベー
ス保存させる一方、中央処理装置から生徒端末装置へ送
信させて第1の表示部に表示させる第3の通信部とを有
する指導者端末装置とによりシステムを構成したので、
生徒は在宅中であっても遠隔地の指導者から手軽に歩行
の指導が受けられるとともに、複数の生徒の歩行データ
や指導結果の履歴が中央処理装置のデータベースに保存
されることから、生徒の歩行データや指導結果の履歴を
集中管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遠隔歩行指導システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】 前記システムを構成する生徒端末装置内の歩
行計測部のブロック図(図2(a))及び前記システム
を構成する中央処理装置の解析部のブロック図(図2
(b))である。
【図3】 前記中央処理装置の解析部内のパラメータ可
視化部より変換される表示形式を説明する図である。
【図4】 前記中央処理装置の解析部内のデータ管理・
検索部によるデータの検索動作を示す図である。
【図5】 前記システムの要部動作を示すシーケンス図
である。
【符号の説明】
1…圧力センサ、2…画像処理部、10…ネットワー
ク、11A〜11C…生徒端末装置、12…中央処理装
置、13A,13B…指導者端末装置、111,12
1,131…通信部、112,132…表示部、11
3,133…歩行計測部、122…解析部、123…デ
ータベース、1221…パラメータ抽出部、1222…
パラメータ可視化部、1223…データ管理・検索部、
1231…テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 健太郎 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 大塚 作一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND04 PR03 UU08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表示部と、生徒の歩行に基づく歩
    行データを計測する歩行計測部と、前記歩行データの送
    信を含むデータ通信が可能な第1の通信部とを有する生
    徒端末装置と、 前記第1の通信部とネットワークを介して接続され第1
    の通信部とデータ通信を行う第2の通信部と、データベ
    ースと、前記生徒端末装置からの歩行データが前記第2
    の通信部により受信されると、この受信歩行データを解
    析して処理する解析部とを有する中央処理装置と、 前記解析部により処理されたデータの表示が可能な第2
    の表示部と、前記第2の通信部とネットワークを介して
    接続され第2の通信部とデータ通信が可能であるととも
    に、前記解析部により処理されたデータを受信すると第
    2の表示部に表示し、かつこの表示に対して前記生徒の
    歩行を指導する指導者により指導が加えられた指導デー
    タを中央処理装置に送信して前記歩行データとともに前
    記データベース保存させる一方、中央処理装置から生徒
    端末装置へ送信させて第1の表示部に表示させる第3の
    通信部とを有する指導者端末装置とを備えたことを特徴
    とする遠隔歩行指導システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記解析部は、 前記生徒端末装置から送信された歩行データを解析して
    定量化された歩行特徴である評価パラメータを抽出する
    パラメータ抽出部と、 前記パラメータ抽出部により抽出された評価パラメータ
    を入力すると、この評価パラメータを前記指導者向けの
    表示データを示す第1の表示形式に変換して指導者端末
    装置に送信し第2の表示部に表示させるとともに、第2
    の表示部の表示に対して前記指導者により指導が加えら
    れた指導データを入力すると前記生徒向けの表示データ
    を示す第2の表示形式に変換して生徒端末装置に送信し
    第1の表示部に表示させるパラメータ可視化部とを有す
    ることを特徴とする遠隔歩行指導システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記データベースには、前記歩行データ、評価パラメー
    タ及び指導データを1組とする生徒の個人履歴データが
    生徒のIDと、生徒の歩行日時を含む試行番号とを1組
    とするラベルに対応づけられて保存されるとともに、前
    記ラベルと、前記歩行特徴のカテゴリを示す歩行特徴カ
    テゴリとがマトリクス状に関連づけられたテーブルが保
    存され、 前記解析部は、前記ラベル及び歩行特徴カテゴリの少な
    くとも一方をキーとして前記データベースの個人履歴デ
    ータの検索を行うデータ管理・検索部を有することをこ
    とを特徴とする遠隔歩行指導システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記歩行計測部により生徒の新規歩行データが計測され
    ると、前記第1の通信部は計測された新規歩行データを
    前記生徒のIDとともに中央処理装置へ送信し、前記解
    析部はこの生徒のIDを受信するとこのIDに対応する
    履歴データを前記データベースから検索して、検索した
    履歴データと、新規歩行データとを解析するとともにこ
    の解析結果に基づき新規評価パラメータの抽出を行い、
    かつ抽出した新規評価パラメータと前記新規歩行データ
    とを検索した履歴データに加えて履歴データの更新を行
    い、更新された履歴データを前記第2の通信部により前
    記生徒のIDとともに指導者端末装置へ送信させて第2
    の表示部に表示させる一方、前記第3の通信部はこの第
    2の表示部の表示に対して指導者が新規指導を行った結
    果の新規指導データを前記生徒のIDとともに中央処理
    装置へ送信し、前記解析部は前記新規指導データを受信
    すると前記更新された履歴データにこの新規指導データ
    を加えて再度更新し、この再度更新された履歴データを
    前記第2の通信部により生徒端末装置へ送信させて第1
    の表示部に表示させるとともに、前記データベースに保
    存することを特徴とする遠隔歩行指導システム。
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