JP2002336267A - レーザ光照射装置 - Google Patents
レーザ光照射装置Info
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Abstract
る。 【解決手段】 レーザプローブ50は、導光部材60が
挿通される中空穴を有する管状の第1部材58を備え
る。第1部材58のレーザ光入射側の外面は、レーザプ
ローブ本体52に全周に渡って気密に固定される。導光
部材60から出射されたレーザ光の周囲に噴射される流
体が通る流路50a,50bのすべてが、第1部材58
の外側に形成される。
Description
に関し、特に医療用として好適なレーザ光照射装置に関
する。
者が把持するハンドピースに設けられたレーザプローブ
から、患部等の所望位置にレーザ光が照射されるように
なっている。
5は、光ファイバ2が固定されたプローブホルダ6を、
ハンドピース本体(図示せず)に取り付けるようになっ
ている。光ファイバ2は、レーザ光を導光するコア部3
と、その外側に配置された反射層のクラッド部1と、更
にその外側に配置された強度を保つための外被のジャケ
ット部4とを備え、コア部3の一方の端面3aにはハン
ドピース本体側からレーザ光が入射され、他方の端面3
bからレーザ光が出射するようになっている。光ファイ
バ2は、プローブホルダ6の孔6cから接着剤が注入さ
れて、ジャケット4の入射側端部4aがプローブホルダ
6に固定される。また、入射側端部4aに設けられた螺
合部によりプローブホルダ6に固定される。
側に、内パイプ8と外パイプ7とが同心状に固定され、
光ファイバ2と内パイプ8との間に内流路5bが、内パ
イプ8と外パイプ7との間に外流路5aが、それぞれ形
成される。外流路5aと内流路5bとには、それぞれ、
ハンドピース本体側から、プローブホルダ6の孔6a,
6bを介して、空気と水が供給され、レーザ光出射側で
水と空気が混合して噴霧状になって噴射されるようにな
っている。
2のジャケット部4の入射側端部4aとプローブホルダ
6との間は、内流路5bの気密を保つために、全周を完
全に接着等の方法により完全にシールすることが必要で
ある。しかし、全周を完全にシールすることは容易では
ない。また、図1(b)に示したように、光ファイバ2
のレーザ光入射側2aにはみ出した接着剤5cにレーザ
光9bが照射されると、接着剤5cが燃焼・炭化するこ
ともある。この時の発熱によって、コア部3が損傷、折
損することもある。
クラッド部1は石英等で形成されており、硬く、ジャケ
ット部4は比較的柔らかい樹脂や金属で形成されてい
る。そのため、例えば図2に示したように、プローブ先
端が湾曲している場合には、光ファイバ2のジャケット
部4の出射側端部4bが内パイプ8の内面に圧接して変
形する。このとき、図3に示したように、内パイプ8に
対して光ファイバ2の位置が偏り、ジャケット部4の一
部4c(図において上側)が内パイプ8の内面に周方向
に連続して圧接し、光ファイバ2の周囲の一部分(図に
おいて下側)にのみ内流路5bが形成される。その結
果、空気と水の噴射状態が光ファイバの円周方向に対し
て不連続になり、どの方向に対しても均一な冷却や蒸散
の効果が期待できなくなる。更に強い圧接では、この部
分でコア部3が破折することもある。
4に示したように、断面が矩形の内パイプ8xを用い、
ジャケット部4ができるだけ内パイプ8xの内面に圧接
しないようにして、光ファイバの上下に内流路5x,5
yを形成することが提案されている。しかし、少なくな
ったとはいえ、ジャケット部4の一部4xは内パイプ8
xの内面に周方向に連続して圧接するため、改善効果は
十分ではない。
9aで示した方向に引っ張っても、プローブホルダ6か
ら抜け出ないように固定することが望ましい。しかし、
接着面積が小さいため、十分な強度で固定することは困
難である。
1の技術的課題は、流路のシール性を完全にすることが
容易なレーザプローブを提供することである。
題は、流路の形成が容易なレーザプローブを提供するこ
とである。
術的課題は、全周に渡って流路を形成することが可能な
レーザプローブを提供することである。
術的課題は、レーザ光を導光する導光部材を簡単に、か
つ強固に固定することができるレーザプローブを提供す
ることである。
は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のレ
ーザプローブを提供する。
ンドピース本体に装着され、該ハンドピース本体側から
その一端に入射されたレーザ光を導光してその他端から
出射する導光部材を有し、該導光部材から(例えば患部
に向けて)出射されたレーザ光の周囲(好ましくは近
傍)に噴射される(例えば患部の冷却や蒸散能力の向上
を行うための)流体が通る1以上の流路が形成されたタ
イプのものである。レーザプローブは、上記導光部材が
挿通される中空穴を有する管状の第1部材を備える。該
第1部材のレーザ光入射側の外面がレーザプローブ本体
に全周に渡って気密に固定される。すべての上記流路が
上記第1部材の外側に形成される。
材の外側に形成されるので、導光部材とレーザプローブ
本体とを気密に固定する必要がない。導光部材とレーザ
プローブ本体とを全周に渡って気密に固定することに比
べると、第1部材とレーザプローブ本体とを全周に渡っ
て気密に固定し、第1部材の外側にすべての流路を形成
することは、容易である。
空穴を有する少なくとも一つの管状の第2部材を備え
る。上記第1部材と上記第2部材との間に、第1の上記
流路が形成される。
してレーザプローブ本体に固定されても、レーザプロー
ブ本体の一部としてレーザプローブ本体と一体的に形成
されてもよい。
を同心に配置すれば、径方向の幅が均一な筒状の流路を
形成し、出射されたレーザ光に沿って全周に渡って流体
が均一に噴射されるようにすることができる。第1部材
と第2部材とを同心に配置しない場合でも、第1部材と
第2部材との間に、径方向の幅の広狭があったとして
も、全周に渡って流路が形成されるようにすることがで
きる。
る中空穴を有する管状の第3部材を備える。上記第2部
材と上記第3部材との間に、第2の上記流路が形成され
る。
を同心に配置して筒状の流路を形成し、出射されたレー
ザ光に沿って全周に渡って流体が均一に噴射されるよう
にすることができる。
の間に第1の流路を形成し、第2部材と第3部材との間
に第2の流路を形成し、それぞれの流路に、例えば空気
と水を流し、出射されたレーザ光に沿って、空気と水を
霧状に混合して噴射することができる。
材よりも柔らかい材料により形成される。
部材の中空穴に第1部材を挿通すると、第1部材の方が
変形し、第1部材は第2部材の内面に圧接する。このと
き、適宜に柔らかい材料を選択して第1部材を形成すれ
ば、第1部材は、点状、又は軸方向に線状に第2部材の
内面に圧接し、第1部材と第2部材との間に、径方向の
幅の狭広があったとしても、第1部材の全周に渡って流
路が形成されるようにすることができる。これにより、
出射されるレーザ光に沿って全周に渡って流体が噴射さ
れるようにすることができる。
部を変形して上記導光部材に圧着させることにより、上
記導光部材が固定される。
めることにより、導光部材を簡単に、かつ強固に固定す
ることができる。
ーブを備えたハンドピースを提供する。
ーブをハンドピースに備えたレーザ光照射装置を提供す
る。
て、レーザプローブ、レーザプローブを備えたハンドピ
ース、およびレーザプローブをハンドピースに備えたレ
ーザ光照射装置の実施例について、図5〜図12に基づ
いて説明する。
照射装置10は、大略、本体20とハンドピース40と
が、接続ケーブル30により接続されている。
を供給するための気体供給源22と、レーザ光、例えば
Er;YAGレーザ光を発生するためのレーザ光発生源
24と、水(特に好適には滅菌精製水)や生理食塩水等
の液体を供給するための液体供給源26とが、収納され
ている。
2、レーザ光発生源24、液体供給源26からハンドピ
ース40に、それぞれ、気体、レーザ光、液体を供給す
るための供給ケーブル23,25,27が配置されてい
る。
ドピース本体41に、レーザ光を照射するレーザプロー
ブ50が装着されるようになっている。
後端(図において左側)に、供給ケーブル23,25,
27の端部23a,25a,27aがそれぞれ接続さ
れ、ハウジング42で覆われるようになっている。ま
た、レーザ光を導光する供給ケーブル25の端部25a
に対向して、集光レンズ49が配置されている。
に、プローブホルダ52に、内側から順に、光ファイバ
ー60、内パイプ58、中パイプ56、および外パイプ
54が同心状に配置される。各パイプ54,56,58
の後端側(図において左側)は、全周に渡って気密にプ
ローブホルダ52に固着され、外パイプ54と中パイプ
56の間に外流路50aが形成され、中パイプ56と内
パイプ58の間に内流路50bが形成されるようになっ
ている。外流路50aは、気体を供給する供給パイプ2
3と連通し、内流路50bは液体を供給する供給パイプ
27と連通するようになっている。
ラッド部63とジャケット部64が設けられている。コ
ア部62の後端側62aには、集光レンズ49を介して
レーザ光が入射される。コア部62の先端側62bは、
入射されたレーザ光を所望の態様で照射するように、適
宜形状に形成される。
いて、図7の構成図を参照しながら説明する。
状に形成した外パイプ54および中パイプ56を、例え
ば圧入あるいは接着により、固定する。図7では外パイ
プ54および中パイプ56は真っ直ぐであるが、湾曲し
た形状でより一般的である。
2の後端側(図において左側)から挿入する。このと
き、例えば、内パイプ58の後端部(図において左側の
端部)の全周に予め接着剤58aを塗布した状態で、プ
ローブホルダ52に挿入する。これにより、プローブホ
ルダ52の後端部に内パイプ58を接着剤58aで気密
に固定することができる。あるいは、プローブホルダ5
2に内パイプ58を挿入した後に、プローブホルダ52
と内パイプ58の間に接着剤58aを充填してもよい。
あるいは、内パイプ58の後端を径方向に少し広げてお
き、内パイプ58をプローブホルダ52に圧入して圧着
してもよい。
挿入した後、接着剤58bを充填する。あるいは、内パ
イプ58をプローブホルダ52に挿入する時、事前に内
パイプ58内に光ファイバ60を挿入しておいてもよ
い。
代わりに、例えば図11に示したように、内パイプ58
の先端部58cを例えば断面が楕円あるいは円形になる
ようにかしめ、内パイプ58の内面の一部が円形断面の
光ファイバ60のジャケット部64に圧接する(又は、
食い込む)ようにすれば、光ファイバ60を簡単に、か
つ強固に固定することができる。
い材料を用いれば、中パイプ56に挿入したときに中パ
イプ56の内面に当たっても中パイプ56に沿って変形
するので、中パイプ56に容易に挿入することができ
る。この場合、中パイプ56は、変形しても、内パイプ
58の内面と点接触あるいは、軸方向に線状に接触する
程度の硬さの材料を選択する。例えば、外パイプ54、
中パイプ56にはステンレス鋼を用い、内パイプ58に
は焼鈍したステンレス鋼を用いる。
プ58の先端側が中パイプ56に対して偏り、中パイプ
56に接する場合でも、図9に示したように、中パイプ
56と内パイプ58との間に形成される内流路50b
は、径方向(軸直角方向)の幅に広狭があっても、周方
向には殆ど全周に形成される。
りに、図10に示した矩形断面の中パイプ56xを用い
てもよい。この場合、中パイプ56xと内パイプ58と
の間に形成される内流路50x,50yは、面積の大
小、径方向の幅の大小があっても、周方向には全周に形
成される。なお、矩形断面の中パイプ56xを用いれ
ば、外パイプ54に中パイプ56xを挿入した状態で同
時に湾曲加工しても、外パイプ54と中パイプ56xと
の間の外流路50sを全周に渡って略均一に形成するこ
とが可能である。
イプ58の後端部58aがプローブホルダ52から突出
するようにすれば、後端部58aを径方向(軸直角方
向)に適宜に変形することにより、光ファイバ60の後
端側62aの位置を調整し、レーザ光が効率的に入射さ
れるようにすることが可能である。
の流路50a,50bは、光ファイバ60の周りに全周
に渡って容易に形成することができる。
のではなく、その他種々の態様で実施可能である。
ある。
ある。
ある。
構成図である。
る。
る。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 レーザ光照射装置のハンドピース本体に
装着され、該ハンドピース本体側からその一端に入射さ
れたレーザ光を導光してその他端から出射する導光部材
を有し、該導光部材から出射されたレーザ光の周囲に噴
射される流体が通る1以上の流路が形成された、レーザ
プローブにおいて、 上記導光部材が挿通される中空穴を有する管状の第1部
材を備え、該第1部材のレーザ光入射側の外面がレーザ
プローブ本体に全周に渡って気密に固定され、すべての
上記流路が上記第1部材の外側に形成されたことを特徴
とする、レーザプローブ。 - 【請求項2】 上記第1部材が挿通される中空穴を有す
る少なくとも一つの管状の第2部材を備え、 上記第1部材と上記第2部材との間に、第1の上記流路
が形成されることを特徴とする、請求項1記載のレーザ
プローブ。 - 【請求項3】 上記第2部材が挿通される中空穴を有す
る管状の第3部材を備え、 上記第2部材と上記第3部材との間に、第2の上記流路
が形成されることを特徴とする、請求項2記載のレーザ
プローブ。 - 【請求項4】 上記第1部材の少なくとも一部を変形し
て上記導光部材に圧着又は接着することにより、上記導
光部材が固定されたことを特徴とする、請求項1、2又
は3記載のレーザプローブ。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一つに記載のレー
ザプローブを備えたハンドピース。 - 【請求項6】 請求項1〜4の何れか一つに記載のレー
ザプローブをハンドピースに備えた、レーザ光照射装
置。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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2001
- 2001-05-18 JP JP2001149519A patent/JP3967561B2/ja not_active Expired - Fee Related
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