JP2002335266A - 通信端末収容装置 - Google Patents

通信端末収容装置

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JP2002335266A JP2001101830A JP2001101830A JP2002335266A JP 2002335266 A JP2002335266 A JP 2002335266A JP 2001101830 A JP2001101830 A JP 2001101830A JP 2001101830 A JP2001101830 A JP 2001101830A JP 2002335266 A JP2002335266 A JP 2002335266A
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    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/02Inter-networking arrangements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに干渉することなく、無線LANに
おける異なるシステム配下の通信端末同士で通信を行わ
せること。 【解決手段】 第1システムにおいては、RCH、BC
H、FCH、ACHの制御チャネルでの送受信期間の後
に、下り回線信号、ダイレクトリンク信号、上り回線信
号の送受信期間が設定されている。第2システムにおい
ては、ビーコンの直後からPCFモードでの送受信期間
が設定され、その後DCFモードでの送受信期間が設定
されている。なお、第1システムにおいて、第2システ
ムのPCFモード後の期間は未使用期間に設定されてお
り、第2システムのPCFモード開始時からRCH受信
期間が開始されるように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有線通信システム
や移動体通信システムにおける通信端末収容装置に関
し、特に異なるシステム間の通信端末同士の通信を可能
とする通信端末収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、公衆、オフィス、ホームなどの様
々なユーザ環境において、高速、大容量のデータ伝送が
望まれており、このデータ伝送技術として無線LAN
(LocalArea Network)技術が注目されている。この無
線LANとしては、高性能無線LAN(HIgh PERforman
ce Local Area Network)やIEEE802.11など
で標準化活動が進められているシステムがある。
【0003】高性能無線LANは、1つの通信端末収容
装置による集中制御を行うことにより、複数の通信端末
が通信端末収容装置と通信を行う形式のマスタ・スレー
ブ型ネットワークである。具体的には、図19に示すよ
うに、通信端末収容装置であるアクセスポイント(Acce
ss Point:AP)1901がモバイルターミナル(Mobi
le Terminal:MT)1902,1903に対して通信
に関する制御を集中して行っている。したがって、MT
1902,1903が通信を行う場合には、必ずAP1
901を介して通信を行うように構成されている。
【0004】IEEE802.11のシステムは、ダイ
レクト接続型ネットワークである、集中制御型(Point
Coordination Function:PCF)と分散制御型(Distr
ibuted Coordination Function:DCF)が規定されて
いる。集中制御型は、図20(a)に示すように、制御
機能を備えたポイントコーディネータ(Point Coordina
tor:PC)2001がステーション(STA)200
2,2003に対して通信に関する制御を集中して行っ
ている。したがって、STA2002,2003が通信
を行う場合には、必ずPC2001を介して通信を行う
ように構成されている。
【0005】一方、分散制御型は、図20(b)に示す
ように、STA2004〜2006のそれぞれが、デー
タを送信する前に一定時間キャリアセンスを行い、伝送
媒体の空きを確認した後に、通信を行うように構成され
ている。
【0006】このように、高性能無線LANやIEEE
802.11では、個々の無線LANのシステムとして
規格化されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状の
状態では、無線LANであっても、異なるシステムの通
信端末同士は通信することができない。すなわち、AP
で制御されているMTとPCで制御されているSTAが
通信を行うことができない。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、互いに干渉することなく、無線LANにおける異
なるシステム配下の通信端末同士で通信を行わせること
ができる通信端末収容装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の通信端末収容装
置は、マスタ・スレーブ型ネットワークにおける通信を
行う第1通信制御手段と、ダイレクト接続型ネットワー
クにおける通信を行う第2通信制御手段と、前記ダイレ
クト接続型ネットワークにおける集中制御モード期間を
保護する識別信号を送信信号に挿入する識別信号挿入手
段と、を具備する構成を採る。
【0010】この構成によれば、各々の制御モード期間
を制御することにより、マスタ・スレーブ型ネットワー
クとダイレクト接続型ネットワークのシステムを融合し
て、両システム配下の通信端末同士で通信を可能にでき
る。
【0011】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、識別信号挿入手段が、マスタ・スレーブ型ネッ
トワークにおける報知チャネルの送信直後のタイミング
で識別信号を挿入する構成を採る。
【0012】この構成によれば、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークにおける通信端末は、周期が既知である報知
チャネルの送信直後という固定のタイミングで識別信号
情報を受信することが可能となるので、報知チャネル以
降のタイミングが可変となるチャネルの後に識別信号が
送信されるのに比べて端末の装置の複雑さが簡素化でき
る。
【0013】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、識別信号挿入手段が、マスタ・スレーブ型ネッ
トワークにおける報知チャネルを含むブロードキャスト
フェーズの直後のタイミングで識別信号を挿入する構成
を採る。
【0014】この構成によれば、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークにおける通信端末は、周期が既知である報知
チャネルおよびここで期間が指定されるブロードキャス
トフェーズの直後のタイミングで識別信号情報を受信す
ることができ、また、従来から使用されている通信端末
は、ブロードキャストフェーズの直後のデータを受信し
てしまうことはないので、従来から使用されている通信
端末と、本発明に係わる通信端末とを混在して利用でき
る。
【0015】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、マスタ・スレーブ型ネットワークとダイレクト
接続型ネットワークとの識別信号が、ダイレクト接続型
ネットワークにおける集中制御モードと分散制御モード
を識別する識別信号を兼ねる構成を採る。
【0016】この構成によれば、識別信号の送信期間を
短くすることができ、伝送効率を向上させることが可能
となる。
【0017】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、識別信号挿入手段が、識別信号で管理するそれ
ぞれの期間の長さを可変にする構成を採る。
【0018】この構成によれば、保護したい期間を適宜
変更して設定することが可能である。
【0019】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、ダイレクト接続型ネットワークの通信における
伝送単位の長さに上限を設ける構成を採る。
【0020】この構成によれば、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークのフレーム期間の範囲内で各制御モード期間
のデータを取り扱い、本無線LANシステムを利用する
ことができ、本無線LANシステムを効率良く利用する
ことが可能となる。
【0021】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、識別信号挿入手段が、識別信号中にマスタ・ス
レーブ型ネットワークにおけるフレームの有無もしくは
その期間を示す情報を含めた識別信号を挿入する構成を
採る。
【0022】この構成によれば、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークにおけるフレームの継続期間や休止期間を端
末に対して通知することができる。
【0023】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、識別信号挿入手段が、分散制御モード期間の終
了を管理し、直後に識別信号を挿入する構成を採る。
【0024】この構成によれば、識別信号を確認できる
機能を備えたマスタ・スレーブ型ネットワークの通信端
末が効率よく接続要求期間を確保することが可能とな
る。
【0025】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、分散制御モード期間終了直後の識別信号直後に
集中制御モードでの通信を開始し、マスタ・スレーブ型
ネットワークにおけるフレームタイミングで、マスタ・
スレーブ型ネットワークのフレーム送信を開始する構成
を採る。
【0026】この構成によれば、保護された期間でマス
タ・スレーブ型ネットワークの通信を行うことができる
上に、該当する期間内で、マスタ・スレーブ型ネットワ
ークにおけるフレームタイミングが訪れる度にフレーム
送信を開始することで複数回フレーム送信を行うことが
できる。
【0027】また、マスタ・スレーブ型ネットワークの
フレーム間に集中制御モードでの通信が割り当てられた
場合でも、次のフレームタイミングが訪れると再度マス
タ・スレーブ型ネットワークのフレーム送信を行うこと
ができる。
【0028】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、分散制御モード期間終了直後の識別信号後にマ
スタ・スレーブ型ネットワークにおける可変長のパケッ
トの通信期間を設け、マスタ・スレーブ型ネットワーク
におけるフレームタイミングで、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークのフレーム送信を開始する構成を採る。
【0029】この構成によれば、保護された期間でマス
タ・スレーブ型ネットワークの通信を行うことができる
上に、マスタ・スレーブ型ネットワークのフレーム送信
を開始つまり、報知チャネルのデータ送信を周期的に確
保することができる。特に分散制御モード期間に上限を
設けた場合には、この周期性を確実なものにできる。
【0030】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、分散制御モード期間終了直後の識別信号直後の
接続要求期間での接続要求に優先度を与える構成を採
る。
【0031】この構成によれば、識別信号後の付加的な
接続要求期間での通信資源要求を優先度をつけて取り扱
うことができる。これにより、通常の通信端末に比べ、
さらに有利に通信資源を与えることができる。
【0032】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、トラヒック状況を監視する監視手段と、トラヒ
ック状況に基づいてマスタ・スレーブ型ネットワークに
おける通信及びダイレクト接続型ネットワークにおける
通信の通信期間を算出する通信期間算出手段と、を具備
する構成を採る。
【0033】この構成によれば、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークにおける通信及びダイレクト接続型ネットワ
ークにおける通信の通信期間をトラヒック状況に応じて
ダイナミックに変更することが可能となる。
【0034】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、通信期間算出手段が、監視手段からの、マスタ
・スレーブ型ネットワークにおける通信要求から算出さ
れる必要帯域と、ダイレクト接続型ネットワークの集中
制御モードにおける通信要求から算出される必要帯域
と、ダイレクト接続型ネットワークの分散制御モードに
おける使用率や衝突率から算出される必要帯域と、に基
づいて、マスタ・スレーブ型ネットワークにおける通信
及びダイレクト接続型ネットワークにおける通信が公平
に配分されるように通信期間を算出する構成を採る。
【0035】この構成によれば、いずれかのシステムで
の通信が逼迫した場合でも、全システムにおいて公平に
通信リソースの分配が行われるので、総じて安定的なシ
ステム運用が可能となる。
【0036】本発明の通信端末収容装置は、上記構成に
おいて、分散制御モード期間終了直後の識別信号後にマ
スタ・スレーブ型ネットワークにおける可変長のパケッ
トの通信期間を設け、マスタ・スレーブ型ネットワーク
におけるフレームタイミングで、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークのフレーム送信を開始し、通信期間算出手段
の算出する通信期間以降は、分散制御モードと混在した
通信状態で通信を行う構成を採る。
【0037】この構成によれば、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークとダイレクト接続型ネットワークの分散制御
モードとが一部混在した形態で運用され、通信の衝突
率、成功率は確率的な公平性をもって動作させることが
できる。したがって、通信期間算出手段の演算量を低減
し、装置規模を小さく、処理速度を速くすることができ
る。
【0038】本発明の通信端末装置は、ダイレクト接続
型ネットワークにおける集中制御モード期間を保護する
識別信号を確認する識別信号確認手段と、前記識別信号
を確認した後にダイレクト接続型ネットワークにおける
集中制御モードでの通信を開始する通信制御手段と、を
具備する構成を採る。
【0039】この構成によれば、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークの通信期間と適合した集中制御モード期間を
保護する識別信号を確認することができるので、どの期
間でどのモードの通信を行えば良いかを認識することが
できる。
【0040】本発明の通信端末装置は、マスタ・スレー
ブ型ネットワークにおける報知チャネルの送信直後のタ
イミングで挿入された識別信号もしくは、マスタ・スレ
ーブ型ネットワークにおける報知チャネルを含むブロー
ドキャストフェーズの直後のタイミングで挿入された識
別信号を確認する構成を採る。
【0041】この構成によれば、報知チャネルの送信直
後の固定のタイミングもしくはここで期間が指定される
ブロードキャストフェーズの直後のタイミングで識別信
号を確認できる。つまり、通信端末装置は、フレームタ
イミングに従って識別信号を受信すれば良く、全フレー
ム期間にわたって識別信号を検索する必要性がなくなる
ため、通信端末装置を簡素に構成できる。
【0042】本発明の通信端末装置は、ダイレクト接続
型ネットワークにおける集中制御モード期間を保護する
識別信号を確認する識別信号確認手段と、前記識別信号
を確認した後に設けられた接続要求期間で接続要求を行
う接続要求手段と、を具備する構成を採る。
【0043】この構成によれば、識別信号を確認するこ
とができるので、優先的な接続要求期間で接続要求を行
うことができ、通常の通信端末よりも有利に通信端末収
容装置に対して接続要求を行うことができる。
【0044】本発明の通信端末装置は、上記構成におい
て、識別信号直後の接続要求期間において優先度の高い
接続要求を行う構成を採る。
【0045】この構成によれば、優先して通信資源を要
求したい場合に識別信号後の付加的な接続要求期間で接
続要求を行うことができる。これにより、通常の通信端
末に比べ、さらに有利に接続要求を行うことができる。
【0046】本発明の通信端末装置は、上記構成におい
て、識別信号中のマスタ・スレーブ型ネットワークにお
けるフレームの有無もしくはその期間を示す情報を得
て、自端末装置の所属するシステム以外の期間は待機状
態となる構成を採る。
【0047】この構成によれば、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークにおけるフレームの継続期間や休止期間、ま
た、ダイレクト接続型ネットワークにおけるフレームの
継続期間や休止期間、を各々の端末で知ることができ
る。従って、該当するシステム以外の期間では通信を行
わないことが明白となっているので、通信端末は送受信
機能を停止させ、主として低消費電力化を実現すること
ができる。
【0048】本発明の通信端末装置は、上記構成におい
て、識別信号中のマスタ・スレーブ型ネットワークにお
けるフレームの有無もしくはその期間を示す情報を得
て、各システムに適合した通信を切り替えて使用する構
成を採る。
【0049】この構成によれば、マスタ・スレーブ型ネ
ットワークにおけるフレームの継続期間や休止期間、ま
た、ダイレクト接続型ネットワークにおけるフレームの
継続期間や休止期間、を各々の端末で知ることができ、
さらには、各々のシステムが運用されている期間に合わ
せて、自端末をマスタ・スレーブ型とダイレクト接続型
とを切り替えて通信を行うことができる。従って、本通
信端末は自動的に通信端末収容装置のシステムの切り替
えに応じて複数のシステムの期間を利用して通信を行
い、通信容量を多く確保することができる。
【0050】本発明の無線通信システムは、上記の通信
端末収容装置と、上記の通信端末装置と、を含む構成を
採る。
【0051】この構成によれば、マスタ・スレーブ型ネ
ットワーク、ダイレクト接続型ネットワークの分散制御
モード、集中制御モードの各々の通信を同一空間、同一
周波数でも実現でき、この中で、従来の通信端末を使用
することや、異なるシステム間の通信も行うことができ
る。
【0052】本発明の無線通信システムは、ダイレクト
接続型ネットワークにおける通信端末が通信に参加して
いない場合は、従来のマスタ・スレーブ型ネットワーク
としてシステムを運用し、ダイレクト接続型ネットワー
クにおける通信端末が通信を開始した時点で、識別信号
を用いた複数の通信システムの管理を開始する構成を採
る。
【0053】この構成によれば、ダイレクト接続型ネッ
トワークにおける通信端末が関与しない期間は、ダイレ
クト接続型ネットワークのための通信資源を割くことが
なくなるので、通信資源の有効利用が可能となる。
【0054】本発明の無線通信システムは、識別信号を
用いた複数の通信システムの管理を行っている時に、ダ
イレクト接続型ネットワークにおける通信端末が通信に
参加しなくなった場合は、従来のマスタ・スレーブ型ネ
ットワークとしてシステムを運用する構成を採る。
【0055】この構成によれば、ダイレクト接続型ネッ
トワークにおける通信端末が関与しない期間は、ダイレ
クト接続型ネットワークのための通信資源を割くことが
なくなるので、通信資源の有効利用が可能となる。
【0056】
【発明の実施の形態】マスタ・スレーブ型ネットワーク
である高性能無線LANシステムにおいては、固定長パ
ケットを使用しており、周期的フレームという概念があ
り、ダイレクト接続型ネットワークであるIEEE80
2.11のシステムにおいては、可変長パケットを使用
しており、フレームという概念がない。しかしながら、
IEEE802.11のシステムでは集中制御モードと
分散制御モードがあり、集中制御モード期間は固定であ
る。
【0057】本発明者らは、高性能無線LANの固定長
部分とIEEE802.11の集中制御モードの固定部
分に着目し、この集中制御モード期間と高性能無線LA
Nの固定長部分を適合させ、集中制御モード期間を管理
することにより、高性能無線LANシステムの固定長パ
ケットの概念を残しながら可変長パケットを使用するI
EEE802.11のシステムを融合して、両システム
配下の通信端末同士で通信できることを見出し本発明を
するに至った。
【0058】すなわち、本発明の骨子は、少なくともI
EEE802.11のシステム配下の通信端末が識別可
能である識別信号を送信信号に挿入して、高性能無線L
ANシステムとIEEE802.11のシステムの通信
端末同士で通信を可能にすることである。
【0059】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
通信端末収容装置を備えた無線LANシステムの構成を
示す図である。図1に示す無線LANシステムでは、高
性能無線LAN(マスタ・スレーブ型ネットワーク)の
APの機能とIEEE802.11のシステム(ダイレ
クト接続型ネットワーク)のPCの機能を備えた本発明
の通信端末収容装置であるAP/PC101に対して、
通常の高性能無線LANのMT102、本発明に係る無
線LANシステム対応の機能を備えたn−MT103、
本発明に係る無線LANシステム対応の機能を備えたn
−STA104、通常のIEEE802.11のシステ
ムのSTA105が通信を行うように構成されており、
MT(n-MT)同士、STA(n−STA)同士に加
えて、MT(n-MT)とSTA(n−STA)の間の
通信も可能となる。
【0060】図2は、本発明の実施の形態1に係る通信
端末収容装置の構成を示すブロック図である。ここで
は、高性能無線LANシステムを第1システムとし、I
EEE802.11のシステムを第2システムとしてい
る。
【0061】ここで、第1システムにおいては、送信デ
ータはパケットに入れられ、そのパケットで周期的なフ
レームが構成される。また、第2システムにおいては、
それぞれの端末からの送信データは可変長のフレームと
して構成される。従って、第1システムについては、A
P/PC側の送信データは周期的なフレームと共に、フ
レーム内にパケットとして配置され、MT側の送信デー
タはパケットとして、AP/PCの構成する周期的フレ
ームに従って送信される。また、第2システムについて
は、AP/PC側及びSTA側いずれも可変長フレーム
とする。
【0062】MT(n-MT)又はSTA(n−ST
A)から送信された上り回線信号は、アンテナ201を
介して無線受信部202で受信される。無線受信部20
2では、上り回線信号に対して所定の無線受信処理(ダ
ウンコンバートやA/D変換など)が行われ、無線受信
処理後の信号が復調部203に出力される。
【0063】復調部203では、無線受信処理後の信号
に対して復調処理が行われて受信データが出力される。
すなわち、MT(n-MT)からの上り回線信号は、第
1システム用受信データとして出力され、STA(n−
STA)からの上り回線信号は、第2システム用受信デ
ータとして出力される。
【0064】また、復調部203からの第1システム用
受信データは、接続制御部204に出力されると共に、
トラヒック監視部213及びデータ形式変換部211に
出力される。復調部203からの第2システム用受信デ
ータは、データ形式変換部211に出力されると共に、
トラヒック監視部213に出力される。また、復調部2
03からの第2システム用受信データは、モード決定部
212に出力される。
【0065】接続制御部204では、第1システム用受
信データであるRCH期間(Randomaccess CHannel)の
信号に基づいて呼接続を制御する。また、トラヒック監
視部213では、トラヒックを監視してトラヒック情報
を通信期間算出部214に出力する。通信期間算出部2
14では、トラヒック情報に基づいて、第1システムの
通信期間、第2システムのPCFモード期間、及び第2
システムのDCFモード期間を算出する。この第1シス
テムの通信期間は第1スケジューリング部205に出力
され、第2システムのPCFモード期間及び第2システ
ムのDCFモード期間は、第2スケジューリング部21
5に出力される。
【0066】第1スケジューリング部205では、第1
システムの通信期間の情報に基づいて第1システム用送
信データの送信のスケジューリングを行う。スケジュー
リングの結果は、第1システム用フレーム生成部206
に出力される。
【0067】また、第2スケジューリング部215で
は、第2システムのPCFモード期間及び第2システム
のDCFモード期間の情報に基づいて第2システム用送
信データの送信のスケジューリングを行う。スケジュー
リングの結果は、第2システム用フレーム生成部207
に出力される。
【0068】また、データ形式変換部211では、MT
(n-MT)からの上り回線信号をSTA(n−ST
A)に下り回線信号として送信する場合やSTA(n−
STA)からの上り回線信号をMT(n-MT)に下り
回線信号として送信する場合に、第1システム用受信デ
ータと第2システム用受信データとの間で適切なデータ
形式に変換する。
【0069】モード決定部212では、第2システム用
受信データに応じてPCFモードで送信するかDCFモ
ードで送信するかのモード決定を行う。このモード決定
により得られたモード情報は、第2システム用フレーム
生成部207に出力される。
【0070】接続制御部204からの出力及び第1スケ
ジューリング部205の出力は第1システム用フレーム
生成部206に出力される。データ形式変換部211か
らの出力は、第1システム用フレーム生成部206又は
第2システム用フレーム生成部207に出力される。
【0071】第1システム用フレーム生成部206で
は、スケジューリングされた第1システム用送信データ
又はデータ形式が変換された第1システム用送信データ
を用いてフレームを生成し、その送信フレームを変調部
209に出力する。
【0072】通信期間算出部214で算出された第2シ
ステムのPCFモード期間及びDCFモード期間は、ビ
ーコン挿入制御部208に出力される。ビーコン挿入制
御部208では、第2システムのPCFモード期間及び
DCFモード期間を考慮してビーコンを挿入する位置を
決定し、その位置情報を第2システム用フレーム生成部
207に出力する。
【0073】第2システム用フレーム生成部207で
は、モード決定部212から出力されたモード情報及び
第2スケジューリング部215からのスケジューリング
結果に応じて、第2システム用送信データ又はデータ形
式が変換された第2システム用送信データを用いてフレ
ームを生成し、また、ビーコンも挿入する。そして、そ
の送信フレーム及びビーコンを変調部209に出力す
る。
【0074】変調部209では、送信フレーム及び送信
パケットに対して変調処理を施して、変調信号を無線送
信部210に出力する。無線送信部210では、変調信
号に対して所定の無線送信処理(D/A変換やアップコ
ンバートなど)を行い、無線送信処理後の信号をアンテ
ナ201を介してMT(n−MT)又はSTA(n−S
TA)に下り回線信号として送信する。
【0075】なお、上述したデータの流れは、通信端末
から上り回線で受信したデータを下り回線で送信する場
合についてのものであるが、AP/PCに対してネット
ワーク側から送信されたデータを通信端末に下り回線で
送信する場合や、通信端末から上り回線で送信されたデ
ータをネットワーク側に送信する場合のデータの流れは
通常と同様である。
【0076】図3は、本発明の実施の形態1に係る通信
端末収容装置におけるレイヤ構造を示す図である。本発
明に係る無線LANシステムにおいては、高性能無線L
ANシステムである第1システムの物理層301上に第
1システムDLC(Data Link Control)層302があ
り、IEEE802。11のシステムである第2システ
ムの物理層303上に第2システムMAC(Medium Acc
ess Control)層304がある。そして、第1システム
DLC層302及び第2システムMAC層304上に、
両システムの間のブリッジ機能を有するMACブリッジ
層305がある。なお、レイヤ構造については、図3に
限定されず、両システムの上位レイヤとしてMACブリ
ッジ層があれば、物理層や第1システムのDLC及び第
2システムのMAC層の構成については種々変更して実
施することが可能である。
【0077】図4は、図1に示す無線LANシステムで
使用される第1システムにおける通信端末MTの構成を
示す図である。
【0078】AP/PC101から送信された下り回線
信号は、アンテナ401を介して無線受信部402で受
信される。無線受信部402では、下り回線信号に対し
て所定の無線受信処理(ダウンコンバートやA/D変換
など)が行われ、無線受信処理後の信号が復調部403
に出力される。
【0079】復調部403では、無線受信処理後の信号
に対して復調処理が行われて受信データが出力される。
また、復調部403からの受信データは、要求確認部4
04に出力される。
【0080】要求確認部404では、ACH(Acquisit
ion indication CHannel)で送信された呼接続要求に対
する結果の情報に基づいてAP/PCに対して送信要求
を送る旨の指示信号をパケット生成部405に出力する
と共に、FCH(Forward access CHannel)で送信され
たスケジュール情報をフレーム生成部405に出力す
る。
【0081】パケット生成部405では、呼接続要求に
対する結果に基づいて送信要求を挿入して送信パケット
を生成すると共に、スケジュール情報にしたがって送信
データを用いて送信パケットを生成する。また、パケッ
ト生成部405は、送信パケットを変調部406に出力
する。
【0082】変調部406では、送信パケットに対して
変調処理を施して、変調信号を無線送信部407に出力
する。無線送信部407では、変調信号に対して所定の
無線送信処理(D/A変換やアップコンバートなど)を
行い、無線送信処理後の信号をアンテナ401を介して
AP/PCに上り回線信号として送信する。
【0083】図5は、図1に示す無線LANシステムで
使用される第2システムにおける通信端末n−STAの
構成を示す図である。
【0084】AP/PC101から送信された下り回線
信号は、アンテナ501を介して無線受信部502で受
信される。無線受信部502では、下り回線信号に対し
て所定の無線受信処理(ダウンコンバートやA/D変換
など)が行われ、無線受信処理後の信号が復調部503
に出力される。
【0085】復調部503では、無線受信処理後の信号
に対して復調処理が行われて受信データが出力される。
また、復調部503からの受信データは、ビーコン確認
部504に出力される。
【0086】ビーコン確認部504では、AP/PCが
送信した信号に含まれるビーコンを確認する。これによ
り、ビーコンの後からPCFモードが開始することを認
識することができる。ビーコン確認部504は、ビーコ
ンを確認した後に、その確認信号をフレーム生成部50
5に出力する。
【0087】フレーム生成部505では、確認信号に応
じてPCFモード及びDCFモードに基づいて、送信デ
ータを用いて送信フレームを生成する。また、フレーム
生成部505は、送信フレームを変調部506に出力す
る。変調部506では、送信フレームに対して変調処理
を施して、変調信号を無線送信部507に出力する。無
線送信部507では、変調信号に対して所定の無線送信
処理(D/A変換やアップコンバートなど)を行い、無
線送信処理後の信号をアンテナ501を介してAP/P
Cに上り回線信号として送信する。
【0088】ここで、ビーコンなどの識別信号について
説明する。第2システムにおいては、従来よりPCFモ
ードとDCFモードを識別するために識別信号を送信信
号に挿入する機能が定義されている。一方、本発明に係
る無線LANシステムでは、第1システムと第2システ
ム間でそれぞれが時間的に住み分けを行い、さらには、
相互に通信を可能にするためのビーコンなどの識別信号
を使用する。したがって、本発明に係る無線LANシス
テムでは、ビーコンなどの識別信号を2種類使用するこ
とになる。
【0089】そこで、第1システムと第2システム間で
通信を可能にするためのビーコンなどの識別信号を、P
CFモードとDCFモードを識別するためにビーコンな
どの識別信号と兼用することにより、識別信号の送信期
間を短くすることができ、伝送効率を向上させることが
可能となる。
【0090】このビーコンなどの識別信号は、IEEE
802.11のシステムのPCFモード期間を設定する
ため、すなわちPCFモード期間の開始及びPCFモー
ド期間の長さを知らせるためのものであり、この保護の
期間(長さ)については、種々変更することが可能であ
る。
【0091】また、PCFモードにおいて保護したい期
間を変更する場合に、ダイナミックに変更するようにし
ても良い。例えば、第1システムと第2システムで通信
期間が公平になるように適宜変更する。
【0092】この場合、第1システムと第2システムの
PCFモードは期間が固定であるので、DCFモードに
おけるトラヒック状況を監視して、第1システムと第2
システムのPCFモードは期間とトラヒック状況の監視
結果に基づいてPCFモードで通信を行う望ましい期間
を算出する。なお、ここで、PCFモードという場合
は、これ自体に衝突の抑制、保護の機能が含まれる意味
があるものとする。
【0093】具体的には、図2におけるトラヒック監視
部213でトラヒック状況を監視し、その監視結果(ト
ラヒック状況)に応じて第1システムの通信期間、第2
システムのPCFモード期間、及び第2システムのDC
Fモード期間を求め、この通信期間にしたがって両シス
テムの通信を行う。これにより、第1システムにおける
通信及び第2システムにおける通信の通信期間をトラヒ
ック状況に応じてダイナミックに変更することが可能と
なる。
【0094】例えば、通信期間算出部214を図6に示
すように構成する。通信期間算出部214は、トラヒッ
ク監視部213からの情報に基づいて、第1システム必
要帯域を算出する第1システム必要帯域算出部2141
と、第2システムのPCFモード必要帯域を算出するP
CFモード必要帯域算出部2142と、第2システムの
DCFモード利用率を算出するDCFモード利用率算出
部2143と、これらの算出部2141〜2143から
の算出結果に基づいて通信資源を分配する通信資源分配
算出部2144とを有する。
【0095】例えば、第1システム必要帯域、PCFモ
ード必要帯域、DCFモード必要帯域(利用率)の算出
結果から、全体の帯域の分配を決める。例えば、各々の
分配比が9:3:7となる。分配比を決める場合、通信
資源が公平に分配されるように固定の値を定めてもよ
く、利用の形態に応じて可変としても良い。また、通信
端末からの要求に応じて時々刻々と分配率を変化させて
も良い。
【0096】これによれば、いずれかのシステムでの通
信が逼迫した場合でも、全システムにおいて公平に通信
リソースの分配が行われるので、総じて安定的なシステ
ム運用が可能となる。
【0097】また、図7に示すように、PCFモードに
より保護される期間を通信期間算出部214で算出し、
以降の第1システムにおけるフレームと、第2システム
のDCFモードとが混在して存在する形態を取るように
しても良い。
【0098】この時、通信期間算出部214では、第1
システムで利用する通信資源と、第2システムのDCF
モードで利用する通信資源と、の公平性を保つために厳
密に期間の算出を行わず、例えば、フレーム周期の10
%単位の概算のみを行い、±10%を混在期間とする。
これにより、混在期間では確率的にパケットの衝突が起
こり、各々大まかな公平性が保たれる。したがって、通
信期間算出に係わる演算時間の短縮、演算装置の簡略化
を図ることが可能となる。
【0099】これによれば、第1システムと第2システ
ムのDCFモードとが一部混在した形態で運用され、通
信の衝突率や成功率は確率的な公平性をもって動作する
ことになる。したがって、通信期間算出部214の演算
量を低減することができ、装置規模を小さくでき、処理
速度を速くすることができる。
【0100】また、AP/PC側で適当に両システムの
通信期間の割合を設定し、いずれかのシステム側から通
信期間の割合について修正が要求されたときに、PCF
モードを保護する望ましい期間を算出するようにしても
良い。
【0101】また、DCFモードにおいては、DCFモ
ード期間を超えるデータ長を有するデータが送信される
場合がある。このような場合では、本無線LANシステ
ムでは処理できないので、本無線LANシステムにおけ
る伝送単位(ここでは2ms)の長さを超えない範囲
で、予めDCFモード期間で取り扱うデータ長に上限を
設けておき、DCFモード期間で取り扱えるデータのみ
で通信を行うようにしても良い。この上限は、第2シス
テムMAC層で設定することができる。
【0102】これにより、DCFモード期間で取り扱え
るデータで本無線LANシステムを利用することがで
き、本無線LANシステムを効率良く利用することが可
能となる。なお、この場合、DCFモード期間で取り扱
うデータ長に上限を設けるモードと上限を設けないモー
ドでモード切り替えを行うように設定しても良い。
【0103】ここで、図8に示すように、例えば、3つ
の第1システムにおけるフレームが連続し、次にPCF
モード、そしてDCFモードと続く場合について考え
る。この時、AP/PCは、あらかじめ第1システムに
おけるフレームの連続数3や、次回の第1システムにお
けるフレームが開始される時期(フレーム換算した期
間)をビーコン内の情報として通知する。この情報によ
り、通信端末n−MTは、3フレーム分の通信を行った
後は、自システムのフレームが開始されることがないの
で、次のフレームが開始されるまでの間待機状態に切り
替えることができる。なお、通知する情報としては相補
的な関係にある第1システムにおける連続期間の方を通
知することも考えられる。
【0104】これによれば、第1システムにおけるフレ
ームの継続期間や休止期間を通信端末MTに対して通知
することができる。具体的には、第1システムにおける
フレームの連続するフレーム数の情報、その継続期間の
情報、他のシステムで利用されるために休止している期
間の情報などを通知して実現する。
【0105】また、図9に示すように、DCFモードが
終了し、ビーコンの送信を行った後所定の周期(例え
ば、2ms周期)が訪れた時点で第1システムのフレー
ムを開始し、以後、フレーム周期に合わせてフレーム送
信を行うようにしても良い。この時、PCFモードでの
通信の必要性があれば、PCFモードの通信を行い、再
度第1システムのフレームを開始することも可能であ
る。
【0106】これにより、保護された期間で第1システ
ムの通信を行うことができる上に、該当する期間内で、
第1システムにおけるフレームタイミングが訪れる度に
フレーム送信を開始することで複数回フレーム送信を行
うことができる。
【0107】さらに、第1システムのフレーム間にPC
Fモードでの通信が割り当てられた場合でも、次のフレ
ームタイミングが訪れると再度第1システムのフレーム
送信を行うことができる。
【0108】また、図10に示すように、DCFモード
が終了し、ビーコンの送信を行った後、第1システムの
フレーム周期までの間、可変長のパケットの通信を行
い、フレーム周期が訪れると第1システムのフレーム送
信を開始する。なお、可変長のパケットは、フレーム周
期が訪れるまでの間が有効に利用されればよく、その必
要性がなければ、仮にダミーのデータ(図10の交差斜
線部)を送信しておいてもよい。
【0109】これにより、保護された期間で第1システ
ムの通信を行うことができる上に、第1システムのフレ
ーム送信を開始、すなわち、BCHのデータ送信を周期
的に確保することができる。特に、DCFモード期間に
上限を設けた場合には、この周期性を確実なものにでき
る。
【0110】ここで、上記のように動作するn−MTの
構成について説明する。図11は、図1に示す無線LA
Nシステムで使用される通信端末の構成を示す図であ
る。図11において、図5と同じ部分は図5と同じ符号
を付してその詳細な説明は省略する。
【0111】この通信端末n−MTは、ビーコン確認部
504からの出力(確認情報)に基づいて稼動している
システムを判定する稼動システム判定部508と、稼動
システム判定部508の判定結果に基づいて受信信号を
選択する受信信号選択部509と、稼動システム判定部
508の判定結果に基づいて送信信号を選択する送信信
号選択部510とを備えている。また、2つのシステム
の信号を送受信するので、フレーム生成部506は、パ
ケット/フレーム生成部511となる。
【0112】図11に示す通信端末n−MTにおいて、
ビーコン確認部504でビーコンを確認する。ビーコン
が確認された場合、その確認情報が稼動システム判定部
508に出力される。稼動システム判定部508では、
確認情報から第1システムにおけるフレームの有無もし
くはその期間を示す情報を得る。これにより、第1シス
テムにおける通信端末として動作する期間と、第2シス
テムにおける通信端末として動作する期間とを判別する
ことができる。
【0113】このように、動作期間を判別することによ
り、稼動システムを判定すると、その判定結果(動作又
は非動作システム情報)を受信信号選択部509及び送
信信号選択部510に出力する。
【0114】受信信号選択部509では、稼動システム
判定部508の判定結果に基づいて動作しているシステ
ムの受信信号を選択して出力する。すなわち、第1シス
テムが動作しているときには、第1システム用受信信号
を出力し、第2システムが動作しているときには、第2
システム用受信信号を出力する。
【0115】また、送信信号選択部510では、稼動シ
ステム判定部508の判定結果に基づいて動作している
システムの送信信号を選択してパケット/フレーム生成
部511に出力する。すなわち、第1システムが動作し
ているときには、第1システム用送信信号をパケット/
フレーム生成部511に出力し、第2システムが動作し
ているときには、第2システム用受信信号をパケット/
フレーム生成部511に出力する。パケット/フレーム
生成部511では、第1システム用送信信号が出力され
た場合には、フレームを生成し、第2システム用送信信
号が出力された場合には、パケットを生成する。
【0116】このように、送信信号及び受信信号、並び
に送信パケット/フレームの生成を切り替えることによ
り、両方のシステムの通信資源を用いて安定した通信を
行うことが可能となる。なお、上記説明では、第1シス
テムの情報を含むビーコンで動作システムを判別する場
合について説明しているが、本発明では、相補的な関係
にある第2システムにおける連続期間の情報を含むビー
コンを用いて動作システムを判別するようにしても良
い。
【0117】これにより、第1システムにおけるフレー
ムの継続期間や休止期間、また、第2システムにおける
フレームの継続期間や休止期間、を各々の通信端末で知
ることができる。さらには、各々のシステムが運用され
ている期間に合わせて、自通信端末を第1システムと第
2システムとで切り替えて通信することができる。した
がって、本通信端末は自動的に通信端末収容装置のシス
テムの切り替えに応じて複数のシステムの期間を利用し
て通信を行い、通信容量を多く確保することができる。
また、該当するシステム以外の期間では通信を行わない
ことが明白となっているので、通信端末は送受信機能を
停止させて、主として低消費電力化を実現することがで
きる。
【0118】上述したように両システムに対応できる場
合において、例えば図12に示すように、第2システム
における通信端末がSTAが通信に参加していない場合
を考える。この場合、PCFモードで動作する通信端末
は存在しないため、第1システムのフレームの後のPC
Fモード期間での通信がなくなる。
【0119】しかしながら、アクセス手法の元来の特性
により、DCFモード期間での通信がないという状態を
システムが知ることはできないため、DCFモードアク
セスを開始するための期間と、DCFモードのフレーム
の最大規定時間(DCFmax)分の期間を常に確保し
ておかなければならない。
【0120】そこで、第2システムにおける通信端末S
TAが通信を開始するまでは、通常の第1システムの方
式で通信を行い、第2システムにおける通信端末STA
が通信を開始するのを検出した後に、本発明の無線通信
システムの形態に切り替える。これにより、使用されな
いDCFモード期間を省くことができ、通信資源の有効
利用が可能となる。
【0121】これにより、第2システムにおける通信端
末STAが関与しない期間は、第2システムのための通
信資源を割くことがなくなるので、通信資源の有効利用
が可能となる。
【0122】また、図13に示すように、第2システム
における通信端末STAが通信に参加しなくなった場合
を考える場合、PCFモード期間での通信は送信要求が
なくなるため、通信が行われないことを知ることができ
るが、DCFモードについては必ずしも通信端末が存在
しなくなったとは知ることができない。
【0123】したがって、第2システムにおける通信端
末STAが全てネットワークから離脱したことを知る
か、もしくは、一定期間DCFモード期間での通信が行
われなくなった場合は、本発明の無線通信システムの形
態から通常の第1システムの方式に切り替える。これに
より、使用されないDCFモード期間を省くことがで
き、通信資源の有効利用が可能となる。
【0124】その結果、第2システムにおける通信端末
STAが関与しない期間は、第2システムのための通信
資源を割くことがなくなるので、通信資源の有効利用が
可能となる。
【0125】以下、上記構成を有する無線LANシステ
ムにおける通信動作について説明する。図14は、図1
に示す無線LANシステムで使用されるフォーマットを
示す図である。図14に示すフォーマットは、単位時間
あたりの長さで示しており、例えば2msである。ま
た、このフォーマットの上段はIEEE802.11の
システムである第2システムを示し、下段は高性能無線
LANシステムである第1システムを示す。
【0126】第1システムにおいては、RCH期間、B
CH(Broadcast CHannel)、FCH、ACHの制御チ
ャネルでの送受信期間の後に、下り回線信号(Downlin
k:DL)、ダイレクトリンク信号(Directlink:Di
L)、上り回線信号(Uplink:UL)の送受信期間が設
定されている。第2システムにおいては、ビーコンの直
後からPCFモードでの送受信期間が設定され、その後
DCFモードでの送受信期間が設定されている。なお、
第1システムにおいて、第2システムのPCFモード後
の期間は未使用期間に設定されており、第2システムの
PCFモード開始時からRCH期間受信期間が開始され
るように設定されている。
【0127】ここで、図14において、第1システムの
通信期間(RCHからULまで)に対応する期間を第2
システムにおいてPCFモードとしている。これによ
り、第1システムの通信を衝突を回避しながら行うこと
が可能となる。また、本来の第2システムのPCFモー
ド期間は、第1システムにおける未使用期間におけるP
CFモード期間である。これにより、第2システムにお
いて、衝突を起こさないように第2システムのフレーム
を保護して通信を行うことができる。
【0128】また、図15に示すように、BCHの後に
第1システムのビーコンを送信するようにしても良い。
この場合、第1システムのビーコンとは兼用しない。こ
こで、BCHは固定周期(例えば、2ms周期)で周期
的に送信される。また、BCHは固定データ長なので、
ビーコンの位置もBCHの固定周期(例えば、2ms周
期)になる。
【0129】このビーコンにより、第2システムのビー
コンの現れる(もしくは現れると推定される)期間を指
示する。これにより、通信端末n−MTは、第2システ
ムのビーコンを効率的に捕捉することができ、後述する
RCH’+RCHの開始時期を知ることができる。
【0130】このビーコンがない場合には、DCFモー
ドが可変長フレームを収容するので、終了位置が不定と
なり、通信端末n−MTが常に第2システムのビーコン
を探していないといけない。これに対して、BCH後に
ビーコンを挿入することにより、固定の位置に送信され
る情報(ビーコン)で最低限探すべき期間を示されるの
で、これに係わる装置規模、消費電力を抑えることがで
きる。具体的には、信号の同期補足回路を最低限の期間
で動作させるだけで良くなる。
【0131】これによれば、第2システムにおける通信
端末STAは、周期が既知であるBCHの送信直後とい
う固定のタイミングで識別信号情報を受信することが可
能となるので、BCH以降のタイミングが可変となるチ
ャネルの後に識別信号が送信されるのに比べて通信端末
の装置構成を簡素化することができる。
【0132】また、BCH,FCH,ACHは一連の制
御情報を送信するチャネルであり、従来の通信端末MT
はこれらの情報を一連のものとして受信している場合も
考えられるので、図16に示すように、BCH,FC
H,ACHの終了後に第1システムのビーコンを送信す
るようにしても良い。
【0133】そこで、制御チャネルが終了して後、ユー
ザデータが送信される領域で第1システムのビーコンを
送信する。こうすることで、ユーザデータ期間は自端末
宛てのデータ以外は受信しても破棄されるので、従来の
通信端末MTが制御チャネルと混同して誤動作すること
を防ぐことができる。
【0134】ここで、FCH,ACHは可変長のデータ
であるが、BCH,FCHに記された各々の情報から、
ビーコンの位置が自明となる。このBCH,FCHに記
された各々の情報を得る機能自体は、従来の第1システ
ムにおいて提供されているものであり、新規の装置の追
加や従来の通信端末MTを誤動作させる恐れはない。
【0135】これによれば、第1システムにおける通信
端末MTは、周期が既知であるBCH及びここで期間が
指定されるブロードキャストフェーズの直後のタイミン
グで識別信号情報を受信することができる。また、従来
から使用されている通信端末MTは、自端末宛て以外の
ユーザデータを受信してしまうことはないので、従来か
ら使用されている通信端末MTと、本発明に係わる通信
端末n−MTを混在して利用することができる。
【0136】この場合、通信端末n−MTでは、第1シ
ステムにおけるBCHの送信直後のタイミングで挿入さ
れたビーコン、もしくは第1システムにおけるBCHを
含むブロードキャストフェーズの直後のタイミングで挿
入されたビーコンを確認する。
【0137】これにより、BCHの送信直後の固定のタ
イミング、もしくは期間が指定されるブロードキャスト
フェーズの直後のタイミングでビーコンを確認できる。
すなわち、通信端末n−MTは、フレームタイミングに
従ってビーコンを受信すれば良く、全フレーム期間にわ
たってビーコンを検索する必要性がなくなるため、通信
端末n−MTを簡素に構成することができる。
【0138】まず、本発明の通信端末収容装置であるA
P/PCと通常のMTとの間で通信を行う場合について
説明する。
【0139】MTはAP/PCが報知するBCHの信号
を受信することにより、FCH、ACH、RCH期間の
開始位置を確認する。また、この場合、AP/PCはビ
ーコンを送信しているが、MTがビーコン確認部を備え
ていないので、MTはビーコンを認識できない。しかし
ながら、従来のMTにとっては従来の報知情報で正常な
動作が可能であり、ここで指定された送受信のデータ以
外には依存しない仕様であるため、ビーコンがMTに影
響することはない。
【0140】MTは呼接続のためにRCH期間で接続要
求を行う。AP/PCは、RCH期間で接続要求を受信
すると、接続制御部204で呼接続を制御する。そし
て、AP/PCは、ACHで接続要求に対する結果をM
Tに送信する。
【0141】MTは、ACHで送信された接続要求に対
する結果に基づいて以降、通常の通信動作を行う。具体
的に、接続要求が認められた場合には、AP/PCとの
送受信を行い、接続要求が認められなかった場合には、
AP/PCにRCH期間で接続要求を繰り返す。
【0142】AP/PCは、送信要求を受信すると、ス
ケジューリング部205でスケジューリングを行い、そ
のスケジューリングの情報をFCHでMTに送信する。
MTは、FCHで送信されたスケジューリング情報にし
たがって図14におけるUL期間で上り回線信号を送信
する。また、MTは、FCHで送信されたスケジューリ
ング情報にしたがって図14におけるDL期間でAP/
PCからの下り回線信号を受信する。
【0143】このように、通常のMTの動作により、高
性能無線LANにおける通常の通信を行うことが可能で
ある。
【0144】次に、本発明の通信端末収容装置であるA
P/PCを介して通常のMTとn−STAとの間で通信
を行う場合について説明する。
【0145】MTが上り回線信号としてAP/PCにデ
ータを送信すると、AP/PCはデータ形式変換部21
1において第2システム(IEEE802.11システ
ム)用のデータ形式に変換する。そして、変換したデー
タをPC側の機能にブリッジする。
【0146】また、AP/PCでは、モード決定部21
2においてPCFモードかDCFモードかを決定し、決
定したモードで対象となるSTAに下り回線信号として
データを送信する。
【0147】反対に、STAは、AP/PCから送信さ
れたビーコンをビーコン確認部504で確認する。これ
により、どの期間でどのモードの通信を行えば良いかを
認識することができる。また、AP/PCは、PC機能
を備えているので、PCFモードとDCFモードを制御
することは可能である。
【0148】STAが送信できる期間(PCF期間又は
DCF期間)に上り回線信号としてAP/PCにデータ
を送信すると、AP/PCはデータ形式変換部211に
おいて第1システム(高性能無線LANシステム)用の
データ形式に変換する。そして、変換したデータをAP
側の機能にブリッジする。そして、上述したように、B
CH、FCHなどの制御チャネルを用いた制御信号の送
受信を経て、対象となるMTに下り回線信号としてデー
タを送信する。
【0149】このように、2つのシステム(高性能無線
LANシステムとIEEE802.11のシステム)間
で通信を可能にするための識別用ビーコンを用いること
により、高性能無線LANシステム配下のMTとIEE
E802.11のシステム配下のSTAとの間で通信を
行うことが可能となる。
【0150】なお、第2システムにおいては、DCFモ
ード期間を超えるフレームが送られてもPCFモード期
間に影響を与えないようにするために、識別信号として
ビーコンをPCFモード期間の前に挿入する。これを上
述した2つのシステム間のビーコンと兼用することによ
り、第2システムのDCFモード期間においてDCFで
のフレームが延長してしまうことを防止できる。
【0151】このようなPCF開始のビーコンを挿入し
て、DCFモードでのフレーム延長を防止することによ
り、後述する実施の形態2においてもRCH’期間を確
保することができる。
【0152】(実施の形態2)本実施の形態では、MT
にもビーコンを識別できる機能を持たせて、IEEE8
02.11側のDCFモードの伝送期間が短い場合に、
そのあまりの期間を有効利用する場合について説明す
る。
【0153】図17は、本発明の実施の形態2に係る無
線LANシステムで使用される第1システムにおける通
信端末の構成を示す図である。図17において、図4と
同じ部分については図4と同じ符号を付してその詳細な
説明は省略する。
【0154】図17に示す通信端末では、AP/PCが
送信した信号に含まれるビーコンを確認するビーコン確
認部701を備えている。これにより、DCFモード期
間が短く、あまり期間が発生したときに、その期間を追
加のRCH期間(RCH’期間)として有効利用するこ
とが可能となり、その期間において接続要求を行うこと
ができ、より接続要求の機会を増やすことが可能とな
る。さらに、この期間を使って接続要求された場合に優
先度を設けることによって、特定の通信端末に対して優
先的に通信を設定することも可能となる。
【0155】以下、上記構成を有する無線LANシステ
ムにおける通信動作について説明する。図18は、本実
施の形態に係る無線LANシステムで使用されるフォー
マットを示す図である。図18は、図14に示すフォー
マットのビーコン近傍を拡大した図であり、このフォー
マットでは、ビーコンの直後にビーコン確認部を備えた
n−MTのみが使えるRCH’期間が設定されている。
【0156】このRCH期間は、DCFモード期間が短
かった場合に、DCFモード期間終了直後に挿入したビ
ーコン後であって、第2システム用最長パケット長まで
で設定されている。
【0157】したがって、ビーコン確認部を備えた本実
施の形態に係るn−MTは、ビーコンを確認できるの
で、このRCH’期間を認識することができるが、通常
のMTはビーコンを確認できないので、RCH’期間を
認識することができない。このため、n−MTは、RC
H期間に加えてRCH’期間で接続要求を行うことがで
きるが、通常のMTは、RCH期間のみで接続要求を行
うことになる。その結果、n−MTは、通常のMTより
も有利にAP/PCに対して接続要求を行うことができ
る。
【0158】まず、本発明の通信端末収容装置であるA
P/PCとn−MTとの間で通信を行う場合について説
明する。
【0159】n−MTはAP/PCが報知するBCHの
信号を受信することにより、FCH、ACH、RCH期
間の開始位置を確認する。この場合、n−MTはビーコ
ン確認部504を備えているので、n−MTはビーコン
を認識できる。このため、n−MTは、RCH’期間の
開始位置を認識することができる。
【0160】n−MTは呼接続のためにRCH期間及び
RCH’期間で接続要求を行う。AP/PCは、RCH
期間又はRCH’期間で接続要求を受信すると、接続制
御部204で呼接続を制御する。そして、AP/PC
は、ACHで接続要求に対する結果をMTに送信する。
【0161】n−MTは、ACHで送信された接続要求
に対する結果に基づいて以降、通常の通信動作を行う。
具体的に、接続要求が認められた場合には、AP/PC
との送受信を行い、接続要求が認められなかった場合に
は、AP/PCにRCH’期間及びRCH期間で接続要
求を繰り返す。
【0162】AP/PCは、送信要求を受信すると、ス
ケジューリング部205でスケジューリングを行い、そ
のスケジューリングの情報をFCHでn−MTに送信す
る。MTは、FCHで送信されたスケジューリング情報
にしたがって図14におけるUL期間で上り回線信号を
送信する。また、n−MTは、FCHで送信されたスケ
ジューリング情報にしたがって図14におけるDL期間
でAP/PCからの下り回線信号を受信する。
【0163】このように、n−MTの動作により、高性
能無線LANにおける通信を行うことが可能である。ま
た、RCH’期間で接続要求を行うことができるので、
n−MTは、有利に呼接続を行うことが可能となる。
【0164】次に、通常のAPとn−MTとの間で通信
を行う場合について説明する。n−MTはAP/PCが
報知するBCHの信号を受信することにより、FCH、
ACH、RCH期間の開始位置を確認する。この場合、
APはビーコンを送信しないため、n−MTはRCH期
間のみで接続要求を行う。
【0165】AP/PCは、RCH期間で接続要求を受
信すると、接続制御部204で呼接続を制御する。そし
て、AP/PCは、ACHで接続要求に対する結果をM
Tに送信する。
【0166】n−MTは、ACHで送信された接続要求
に対する結果に基づいて以降、通常の通信動作を行う。
具体的に、接続要求が認められた場合には、AP/PC
との送受信を行い、接続要求が認められなかった場合に
は、AP/PCにRCH期間で接続要求を繰り返す。
【0167】AP/PCは、送信要求を受信すると、ス
ケジューリング部205でスケジューリングを行い、そ
のスケジューリングの情報をFCHでn−MTに送信す
る。MTは、FCHで送信されたスケジューリング情報
にしたがって図14におけるUL期間で上り回線信号を
送信する。また、n−MTは、FCHで送信されたスケ
ジューリング情報にしたがって図14におけるDL期間
でAP/PCからの下り回線信号を受信する。
【0168】このように、通常のAPに対しても高性能
無線LANにおける通信を行うことが可能である。
【0169】次に、本発明の通信端末収容装置であるA
P/PCを介してn−MTと通常のSTAとの間で通信
を行う場合について説明する。
【0170】n−MTが上り回線信号としてAP/PC
にデータを送信すると、AP/PCはデータ形式変換部
211において第2システム(IEEE802.11シ
ステム)用のデータ形式に変換する。そして、変換した
データをPC側の機能にブリッジする。
【0171】また、AP/PCでは、モード決定部21
2においてPCFモードかDCFモードかを決定し、決
定したモードで対象となるSTAに下り回線信号として
データを送信する。
【0172】反対に、STAは、AP/PCから送信さ
れたビーコンをビーコン確認部504で確認する。これ
により、どの期間で通信を行えば良いかを認識すること
ができる。また、AP/PCは、PC機能を備えている
ので、PCFモードとDCFモードを制御することは可
能である。
【0173】STAが送信できる期間(PCF期間又は
DCF期間)に上り回線信号としてAP/PCにデータ
を送信すると、AP/PCはデータ形式変換部211に
おいて第1システム(高性能無線LANシステム)用の
データ形式に変換する。そして、変換したデータをAP
側の機能にブリッジする。そして、上述したように、対
象となるn−MTに下り回線信号としてデータを送信す
る。
【0174】このように、2つのシステム(高性能無線
LANシステムとIEEE802.11のシステム)間
で通信を可能にするための識別用ビーコンを用いること
により、高性能無線LANシステム配下のn−MTとI
EEE802.11のシステム配下のSTAとの間で通
信を行うことが可能となる。
【0175】なお、上記実施の形態1,2において、P
CとSTAの間の通信、STA同士の通信、MT同士の
通信、MTとn−MTの間の通信、n−MT同士の通
信、APとMTの間の通信は仕様どおりであるので説明
を省略する。
【0176】本発明は上記実施の形態1,2に限定され
ず、種々変更して実施することが可能である。例えば、
実施の形態1,2では、ビーコンの挿入位置が第1シス
テムのRCH期間の前である場合について説明している
が、本発明は、ビーコンが高性能無線LANシステムと
IEEE802.11のシステムを融合した場合の識別
信号として機能するのであれば、ビーコンの挿入位置が
第1システムにおけるACHとDLの間の位置、DLと
DiLの間の位置、DiLとULの間の位置、ULとR
CH期間の間の位置、RCH期間とBCHの間の位置で
あっても良い。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように本発明の通信端末収
容装置によれば、少なくともIEEE802.11のシ
ステム配下の通信端末が識別可能である識別信号を送信
信号に挿入するので、互いに干渉することなく、高性能
無線LANシステムとIEEE802.11のシステム
のような異なるシステム配下の通信端末同士で通信を可
能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信端末収容装置
を備えた無線LANシステムの構成を示す図
【図2】本発明の実施の形態1に係る通信端末収容装置
の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る通信端末収容装置
におけるレイヤ構造を示す図
【図4】図1に示す無線LANシステムで使用される通
信端末の構成を示す図
【図5】図1に示す無線LANシステムで使用される通
信端末の一例の構成を示す図
【図6】図2に示す通信端末収容装置の通信期間算出部
の構成を示すブロック図
【図7】図1に示す無線LANシステムで使用されるフ
ォーマットの一例を示す図
【図8】図1に示す無線LANシステムで使用されるフ
ォーマットの他の例を示す図
【図9】図1に示す無線LANシステムで使用されるフ
ォーマットの他の例を示す図
【図10】図1に示す無線LANシステムで使用される
フォーマットの他の例を示す図
【図11】図1に示す無線LANシステムで使用される
通信端末の他の例の構成を示す図
【図12】図1に示す無線LANシステムで使用される
フォーマットの他の例を示す図
【図13】図1に示す無線LANシステムで使用される
フォーマットの他の例を示す図
【図14】図1に示す無線LANシステムで使用される
フォーマットを示す図
【図15】図1に示す無線LANシステムで使用される
フォーマットの他の例を示す図
【図16】図1に示す無線LANシステムで使用される
フォーマットの他の例を示す図
【図17】本発明の実施の形態2に係る通信端末収容装
置を備えた無線LANシステムで使用される通信端末装
置の構成を示す図
【図18】本発明の実施の形態2に係る無線LANシス
テムで使用されるフォーマットを示す図
【図19】従来の無線LANシステムの構成の一例を示
す図
【図20】従来の無線LANシステムの構成の他の例を
示す図
【符号の説明】
101 AP/PC 102 MT 103 n−MT 104 STA 105 n−STA 201,401,501 アンテナ 202,402,502 無線受信部 203,403,503 復調部 204 接続制御部 205 第1スケジューリング部 206 第1システム用フレーム生成部 207 第2システム用フレーム生成部 208 ビーコン挿入制御部 209,406,506 変調部 210,407,507 無線送信部 211 データ形式変換部 212 モード決定部 213 トラヒック監視部 214 通信期間算出部 215 第2スケジューリング部 301 第1システム物理層 302 第1システムDLC層 303 第2システム物理層 304 第2システムMAC層 305 MACブリッジ層 404 要求確認部 405 パケット生成部 504,701 ビーコン確認部 505 フレーム生成部 508 稼動システム判定部 509 受信信号選択部 510 送信信号選択部 511 パケット/フレーム生成部 2141 第1システム必要帯域算出部 2142 PCFモード必要帯域算出部 2143 DCFモード利用率算出部 2144 通信資源分配算出部

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ・スレーブ型ネットワークにおけ
    る通信を行う第1通信制御手段と、ダイレクト接続型ネ
    ットワークにおける通信を行う第2通信制御手段と、各
    々の制御モード期間を管理する識別信号を送信信号に挿
    入する識別信号挿入手段と、を具備することを特徴とす
    る通信端末収容装置。
  2. 【請求項2】 識別信号挿入手段は、マスタ・スレーブ
    型ネットワークにおける報知チャネルの送信直後のタイ
    ミングで識別信号を挿入することを特徴とする請求項1
    記載の通信端末収容装置。
  3. 【請求項3】 識別信号挿入手段は、マスタ・スレーブ
    型ネットワークにおける報知チャネルを含むブロードキ
    ャストフェーズの直後のタイミングで識別信号を挿入す
    ることを特徴とする請求項1記載の通信端末収容装置。
  4. 【請求項4】 識別信号は、ダイレクト接続型ネットワ
    ークにおける集中制御モードと分散制御モードを識別す
    る識別信号を兼ねることを特徴とする請求項1記載の通
    信端末収容装置。
  5. 【請求項5】 識別信号挿入手段は、識別信号が保護す
    る集中制御モード期間の長さを可変にすることを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信端末
    収容装置。
  6. 【請求項6】 ダイレクト接続型ネットワークの通信に
    おける伝送単位の長さを超えない範囲で、分散制御モー
    ド期間に上限を設けることを特徴とする請求項1から請
    求項5のいずれかに記載の通信端末収容装置。
  7. 【請求項7】 識別信号挿入手段は、識別信号中にマス
    タ・スレーブ型ネットワークにおけるフレームの有無も
    しくはその期間を示す情報を含めた識別信号を挿入する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記
    載の通信端末収容装置。
  8. 【請求項8】 識別信号挿入手段は、分散制御モード期
    間終了直後に識別信号を挿入することを特徴とする請求
    項1から請求項6のいずれかに記載の通信端末収容装
    置。
  9. 【請求項9】 分散制御モード期間終了直後の識別信号
    直後に集中制御モードでの通信を開始し、マスタ・スレ
    ーブ型ネットワークにおけるフレームタイミングで、マ
    スタ・スレーブ型ネットワークのフレーム送信を開始す
    ることを特徴とする請求項8記載の通信端末収容装置。
  10. 【請求項10】 分散制御モード期間終了直後の識別信
    号後にマスタ・スレーブ型ネットワークにおける可変長
    のパケットの通信期間を設け、マスタ・スレーブ型ネッ
    トワークにおけるフレームタイミングで、マスタ・スレ
    ーブ型ネットワークのフレーム送信を開始することを特
    徴とする請求項8記載の通信端末収容装置。
  11. 【請求項11】 分散制御モード期間終了直後の識別信
    号直後の接続要求期間での接続要求に優先度を与えるこ
    とを特徴とする請求項10記載の通信端末収容装置。
  12. 【請求項12】 トラヒック状況を監視する監視手段
    と、トラヒック状況に基づいてマスタ・スレーブ型ネッ
    トワークにおける通信及びダイレクト接続型ネットワー
    クにおける通信の通信期間を算出する通信期間算出手段
    と、を具備することを特徴とする請求項1から請求項1
    1のいずれかに記載の通信端末収容装置。
  13. 【請求項13】 通信期間算出手段は、監視手段から
    の、マスタ・スレーブ型ネットワークにおける通信要求
    から算出される必要帯域と、ダイレクト接続型ネットワ
    ークの集中制御モードにおける通信要求から算出される
    必要帯域と、ダイレクト接続型ネットワークの分散制御
    モードにおける使用率や衝突率から算出される必要帯域
    と、に基づいて、マスタ・スレーブ型ネットワークにお
    ける通信及びダイレクト接続型ネットワークにおける通
    信が公平に配分されるように通信期間を算出することを
    特徴とする請求項12記載の通信端末収容装置。
  14. 【請求項14】 分散制御モード期間終了直後の識別信
    号後にマスタ・スレーブ型ネットワークにおける可変長
    のパケットの通信期間を設け、マスタ・スレーブ型ネッ
    トワークにおけるフレームタイミングで、マスタ・スレ
    ーブ型ネットワークのフレーム送信を開始し、通信期間
    算出手段の算出する通信期間以降は、分散制御モードと
    混在した通信状態で通信を行うことを特徴とする請求項
    12又は請求項13記載の通信端末収容装置。
  15. 【請求項15】 ダイレクト接続型ネットワークにおけ
    る集中制御モード期間を保護する識別信号を確認する識
    別信号確認手段と、前記識別信号を確認した後にダイレ
    クト接続型ネットワークにおける集中制御モードでの通
    信を開始する通信制御手段と、を具備することを特徴と
    するダイレクト接続型ネットワーク用通信端末装置。
  16. 【請求項16】 マスタ・スレーブ型ネットワークにお
    ける報知チャネルの送信直後のタイミングで挿入された
    識別信号、もしくはマスタ・スレーブ型ネットワークに
    おける報知チャネルを含むブロードキャストフェーズの
    直後のタイミングで挿入された識別信号を確認すること
    を特徴とするマスタ・スレーブ型ネットワーク用通信端
    末装置。
  17. 【請求項17】 ダイレクト接続型ネットワークにおけ
    る集中制御モード期間を保護する識別信号を確認する識
    別信号確認手段と、前記識別信号を確認した後に設けら
    れた接続要求期間で接続要求を行う接続要求手段と、を
    具備することを特徴とするマスタ・スレーブ型ネットワ
    ーク用通信端末装置。
  18. 【請求項18】 識別信号直後の接続要求期間において
    優先度の高い接続要求を行うことを特徴とする請求項1
    7記載のマスタ・スレーブ型ネットワーク用通信端末装
    置。
  19. 【請求項19】 識別信号中のマスタ・スレーブ型ネッ
    トワークにおけるフレームの有無もしくはその期間を示
    す情報を得る手段で、自端末装置の所属するシステム以
    外の期間を待機状態とすることを特徴とする請求項15
    から請求項18のいずれかに記載の通信端末装置。
  20. 【請求項20】 識別信号中のマスタ・スレーブ型ネッ
    トワークにおけるフレームの有無もしくはその期間を示
    す情報を得て、各システムに適合した通信を切り替えて
    使用することを特徴とする請求項15から請求項18の
    いずれかに記載の通信端末装置。
  21. 【請求項21】 請求項1から請求項14のいずれかに
    記載の通信端末収容装置と、請求項15から請求項20
    のいずれかに記載の通信端末装置と、を含むことを特徴
    とする無線通信システム。
  22. 【請求項22】 ダイレクト接続型ネットワークにおけ
    る通信端末が通信に参加していない場合は、従来のマス
    タ・スレーブ型ネットワークとしてシステムを運用し、
    ダイレクト接続型ネットワークにおける通信端末が通信
    を開始した時点で、識別信号を用いた複数の通信システ
    ムの管理を開始することを特徴とする請求項21記載の
    無線通信システム。
  23. 【請求項23】 識別信号を用いた複数の通信システム
    の管理を行っている時に、ダイレクト接続型ネットワー
    クにおける通信端末が通信に参加しなくなった場合は、
    従来のマスタ・スレーブ型ネットワークとしてシステム
    を運用することを特徴とする請求項21記載の無線通信
    システム。
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