JP2002335112A - 無線装置のアンテナ着雪防止構造 - Google Patents

無線装置のアンテナ着雪防止構造

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JP2002335112A
JP2002335112A JP2001138873A JP2001138873A JP2002335112A JP 2002335112 A JP2002335112 A JP 2002335112A JP 2001138873 A JP2001138873 A JP 2001138873A JP 2001138873 A JP2001138873 A JP 2001138873A JP 2002335112 A JP2002335112 A JP 2002335112A
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antenna
radome
snow
seat
wireless device
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JP2001138873A
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Shigeaki Ashikawa
栄晃 芦川
Hiromasa Ono
宏征 大野
Yoshihisa Nozawa
良寿 野澤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ設備の大型化、高価格化を来すこと
なく、かつメンテナンス作業の容易性も保ちながらアン
テナへの着雪を確実に防止可能にする。 【解決手段】 アンテナ230の反射鏡230の開口部
前面にはレドーム231が取り付けられる。レドーム2
31は、アンテナ230の反射鏡230の開口部周縁か
ら外方向に延びる筒体から成り、斜め下方に向く開口面
231aを形成する断面構造を有する。そして、該レド
ーム231の開口面231aは電波に対して透明性を有
する開口面カバー232で覆われている。レドーム23
1の斜め下方に向いた開口面231aを覆う開口面カバ
ー232に対しては、重力による落下作用を利用して着
雪を防止でき、アンテナ性能を良好に維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外に設置するア
ンテナを有する無線装置に係わり、詳しくは、上記アン
テナへの着雪を防止するアンテナ着雪防止構造の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、通信事業者の通信網に対して加
入者端末からアクセスして通信サービスを利用する場合
のシステム形態として、通信事業者の交換局等と接続さ
れた基地局に対して複数の加入者無線局を対向配置して
該基地局と各加入者無線局間で1対多つまりポイント・
ツウ・マルチポイント(P−MP)通信を行う無線区間
を設け、加入者無線局に接続された加入者端末から通信
事業者の通信網へ無線によりアクセス可能にした無線通
信システムが知られている。
【0003】この種のシステムに用いる加入者無線局
は、通常、建物の屋内に設置される屋内装置と、建物の
屋外に設置される屋外装置とから成り、屋外装置に付随
して屋外に設置されるアンテナを介して基地局との間で
直接波による通信を行っている。
【0004】この直接波による通信を実現するために、
マイクロ波や準ミリ波の周波数帯が選ばれ、アンテナと
しては、例えば、パラボラアンテナやカセグレンアンテ
ナなどの開口面アンテナが用いられる。
【0005】上述した加入者無線局のように、屋外に設
置されるアンテナを有する無線装置においては、冬季に
アンテナ面への厚い雪や氷の付着を生じる。
【0006】アンテナ面に雪や氷の付着を生じると、通
信用電波の低下を招き、該電波が規定レベル以下に低下
すると、雑音混入等の回線品質劣化、更には回線断とい
った障害を引き起こすため、冬季においても良好な通信
を維持するためには着雪(着氷を含む)防止対策が非常
に重要となる。
【0007】アンテナへの着雪防止対策の代表的な方法
として、従来は、 (1)アンテナへの着雪は許容し、着雪した雪を溶かす
方法。
【0008】(2)アンテナへの着雪をし難くする方
法。
【0009】があった。
【0010】図12は上記(1)方法に基づく従来のア
ンテナ着雪防止構造を示す概念図であり、図13は上記
(2)の方法に基づく従来のアンテナ着雪防止構造を示
す概念図である。
【0011】図12に示す構造は、アンテナ230の反
射鏡230aの裏面に複数のヒータ50を設け、温度セ
ンサ51で検出された温度が設定温度以下になった場合
にヒータ駆動部52からヒータ50を発熱駆動して反射
鏡230aに着雪した雪を溶かすものである。
【0012】この構造によれば、雪や氷が付着してもこ
れらを確実に融解させることができるが、融雪装置(こ
の例ではヒータ50)を設けるため、消費電力の増大、
アンテナ設備の大型化並びに高価格化が避けられなかっ
た。
【0013】これに対し、図13に示す構造では、融雪
装置は用いず、単に、アンテナ230の反射鏡230a
の前面に、円錐系のレドーム60を取り付け、反射鏡2
30aへの雪の付着が起こらないようにしたものであ
る。
【0014】この構造によれば、融雪装置を用いていな
いため、アンテナ設備の大型化、高価格化は回避でき
る。
【0015】しかしながら、この構造によれば、レドー
ム60が円錐形状を成しているために、例えば図13に
示す如くの位置に着雪を生じる可能性があり、該着雪に
よりアンテナ性能を劣化させる危険性があった。
【0016】これを防止すべく、レドーム60の表面に
水を弾く性質(塗れ性の悪い性質)を持ついわゆる撥水
性塗料を塗布する方法もあった。
【0017】しかしながら、レドーム60自体が着雪が
起こり得る形状(図13参照)を有している以上、該レ
ドーム60にたとえ撥水性塗料を塗布したところで、着
雪を完全に防止できる保証はなかった。
【0018】しかも、撥水性塗料は経年変化するため、
定期的に再塗装が必要になる。その際、図13における
構造では、ユーザがアンテナ230の反射鏡230aの
前に立って塗布作業を行うか、レドーム60を取り外し
たうえで塗布作業を行うことになるが、いずれの場合も
ユーザが反射鏡230aの前に立たざるを得ないため、
メンテナンスの作業性が悪く、しかも通信が中断してし
まう危険性も高かった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のア
ンテナ着雪防止構造の代表的な例として、融雪装置を設
けて付着した雪を溶かすものがあったが、この構造で
は、アンテナ設備が大がかりになり、消費電力の増大、
アンテナ設備の大型化並びに高価格化を招来するという
問題点があった。
【0020】また、従来のアンテナ着雪防止構造の他の
例としては、アンテナの反射鏡前面に円錐系のレドーム
を取り付け、反射鏡への着雪を防止するものがあった。
【0021】しかしながら、この構造では、レドーム自
体に着雪が生じてアンテナ性能を低下させる可能性があ
った。また、これを防止すべくレドームの表面に撥水性
塗料を塗布する方法もあったが、撥水性塗料の経年変化
対策として定期的に撥水性塗料の塗布を行う場合のメン
テナンスの作業性が悪く、通信を中断させる危険性も高
いという問題点があった。
【0022】本発明は上記問題点を除去し、アンテナ設
備の大型化並びに高価格化を来すことなく、しかもメン
テナンス作業の容易性も保ちながらアンテナへの着雪を
確実に防止できる無線装置のアンテナ着雪防止構造を提
供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、屋外に設置するアンテナを
有する無線装置のアンテナ着雪防止構造において、前記
アンテナの反射鏡の開口部周縁から外方向に延びる筒体
から成り、斜め下方に向く開口面を形成する断面構造を
有するレドームを設け、前記レドームの開口面を電波に
対して透明性を有するカバーで覆ったことを特徴とす
る。
【0024】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、前記カバーは、前記開口面全面に張設
されるシート材から構成されることを特徴とする。
【0025】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、前記カバーに撥水性塗料を塗
布したことを特徴とする。
【0026】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、前記レドームの開口面上部に庇を設け
たことを特徴とする。
【0027】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の発明において、前記庇は先端部に向けて上方へと反り
上がった反り上がり部を形成されて成ることを特徴とす
る。
【0028】請求項6記載の発明は、上記請求項4また
は5記載の発明において、前記庇は、前記レドームを外
側正面から見た時の水平方向の中心線より上部に設けら
れていることを特徴とする。
【0029】請求項7記載の発明は、屋外に設置するア
ンテナを有する無線装置のアンテナ着雪防止構造におい
て、前記アンテナの反射鏡の開口部をシート材で覆うシ
ートレドームを設け、前記シートレドームを前記開口部
に対して着脱可能に構成したことを特徴とする。
【0030】請求項8記載の発明は、上記請求項7記載
の発明において、前記シートレドームは、フッ素樹脂製
のシート材から成ることを特徴とする。
【0031】請求項9記載の発明は、上記請求項7また
は8記載の発明において、前記シートレドームは、前記
反射鏡の開口部周縁に配設される取付ボタンに対応する
ボタン穴を有し、前記取付ボタンに前記ボタン穴を掛け
止めすることにより取り付けることを特徴とする。
【0032】請求項10記載の発明は、上記請求項7記
載の発明において、前記シートレドームは、バイブレー
タが配設されて成ることを特徴とする。
【0033】請求項11記載の発明は、上記請求項10
記載の発明において、前記バイブレータは複数配設さ
れ、各バイブレータの振動波長の位相はそれぞれ異なる
ことを特徴とする。
【0034】請求項12記載の発明は、上記請求項10
または11記載の発明において、前記シートレドームは
方形の形状を有し、前記バイブレータは前記シートレド
ームの四隅に配設され、各バイブレータの振動波長の位
相はそれぞれ1/4πだけ異なることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。
【0036】図1は、本発明に係わる無線通信システム
の全体構成を示す図である。
【0037】この無線通信システムは、通信ネットワー
ク400に接続される基地局100、パソコン等の加入
者端末300を収容し、該加入者端末300が通信ネッ
トワーク400と通信を行う際の基地局100との間の
無線通信を担う加入者無線局200から構成される。
【0038】ここで、基地局100は、屋内装置(ID
U:INDOOR UNIT)110と屋外装置(ODU:OUTDOOR
UNIT)120とから構成される。
【0039】また、加入者無線局200は、それぞれ、
基地局100のODU120と対向して無線通信を行う
屋外装置(ODU)210と、該ODU210と加入者
宅内に設置される加入者端末300間のインターフェー
ス機能を持つ屋内装置(IDU)250とから構成され
る。
【0040】加入者端末300としては、10Base-T端
末(10Base-Tの接続方式で実現されるパソコン等の端
末)やISDN端末等の各種通信端末が用いられる。
【0041】基地局100のODU120と加入者無線
局200のODU210間の無線区間は、例えば、26
GHz帯のTDMA(時分割多重接続)−FDD(周波
数分割運用)方式により運用される。
【0042】また、通信ネットワーク400内には、通
信事業者の交換局(図示せず)が配置され、該交換局は
当該通信事業者が提供する各種サービスに対応するデー
タを管理するシステム(以下、サービスシステムとい
う)に接続されている。
【0043】通信事業者が運営する通信サービスへの加
入者は、加入者端末300から加入者無線局200を介
して該通信事業者の上記サービスシステムにアクセスす
ることにより当該通信サービスを利用することができ
る。
【0044】加入者端末300と通信事業者のサービス
システム間の通信時、サービスシステムからのデータ
は、通信ネットワーク400、基地局100のIDU1
10、ODU120、アンテナ130を介して無線区間
に伝送され、対向する加入者無線局200でアンテナ2
30により受信された後、ODU210、IDU250
を介して加入者端末300に伝送される。
【0045】また、加入者端末300から送出されたデ
ータは、上記とは逆に、対応する加入者無線局200の
IDU250、ODU210、アンテナ230を介して
無線区間に送出され、対向する基地局100でアンテナ
130により受信された後、ODU120、IDU11
0、通信ネットワーク400を介して上記サービスシス
テムへと伝送される。
【0046】加入者端末300と通信事業者のサービス
システムとの上記通信に際し、該加入者端末300が接
続される加入者無線局200では、他の各加入者無線局
200と共有する1つの基地局100との間で1対多の
通信(P−MP通信)を行うことが基本となっている。
【0047】このP−MP通信は、上述した如く、例え
ば26GHz帯(準ミリ波)の周波数を用いた直接波に
よる通信となっている。
【0048】この通信にあたって、加入者無線局200
のODU210を建物(加入者宅)の屋外に設置する場
合、そのアンテナ230は基地局100のODU120
のアンテナ130方向に向けて設置される。
【0049】本発明において、加入者無線局200のア
ンテナ230には着雪防止構造が備わり、該着雪防止構
造は後述する種々の形態により実現される。
【0050】図2は第1の実施形態に係わるアンテナ設
置形態を示す概念図である。
【0051】第1の実施形態において、加入者無線局2
00のODU210及びアンテナ230は例えば建物の
屋外にODU210を支柱70により支持する形で設置
され、屋内に設置されるIDU250(図示せず)と同
軸ケーブル220により接続されている。
【0052】アンテナ230としては、例えば、パラボ
ラアンテナやカセグレンアンテナ等の開口面アンテナが
用いられ、周波数帯域としては例えばマイクロ波や準ミ
リ波を用いる仕様となっている。
【0053】図2において、アンテナ230は、着雪防
止構造の主要部を成す外部覆い〔以下、レドーム(rado
me)という〕231により覆われている。
【0054】このレドーム231は、部材としては、例
えば、アンテナ230の反射鏡230aとほぼ同等の径
を持つ筒体の一端を2次元平面により斜めに切り落とし
た形状を有するものである。
【0055】上記形状の部材から成るレドーム231
は、図2において、斜めに切り落とした側がアンテナ2
30の外方に位置しかつ斜めに切り落とした面が下方を
向くように姿勢保持されたうえで、その他端側がアンテ
ナ230の反射鏡230aの開口部周縁に固定されてい
る。
【0056】これにより、本実施形態に係わるレドーム
231は、アンテナ230の反射鏡230aの開口部周
縁から外方向に延びる筒体から成り、斜め下方に向く開
口面231aを形成する断面構造を有するものとなる。
【0057】ここで、レドーム231は、例えば、基地
局100と加入者無線局200間の通信に用いる電波
(無線周波数電磁波放射)に対して透明性を有する誘電
体(プラスチック等)を用いて形成されるものである。
【0058】この他、レドーム231の内部壁面側に電
波吸収体等を張り付ける等の対策を施すならば、導電性
の材質(金属等)を用いても良い。これにより、例え
ば、アルミニュームを用いてレドーム231を形成し、
その内部壁面側に上記対策を施した構造とすることもで
き、この場合にはプラスチック等を用いて構成する場合
に比べ軽量化の面で有利である。
【0059】更に、本実施形態の特徴的な構造として、
上記レドーム231の斜め下方に向いた開口面231a
にはシート状の開口カバー232が取り付けられる。こ
の開口カバー232も電波に対して透明性を有する材質
から成るものである。
【0060】図3は、図2におけるアンテナ230及び
レドーム231の構成を示す斜視図である。
【0061】図3からも分かるように、開口カバー23
2はレドーム231の斜め下方向きの開口面231aに
対して太鼓の皮のように張られたものである。このた
め、開口カバー232の厚さと張力を調整することによ
り、該開口カバー232を風により振動可能なものにで
き、これにより開口カバー232の表面に付着した雪等
を風による振動を利用して振り落とす機能を実現でき
る。
【0062】このように、本実施形態では、アンテナ2
30の反射鏡230aの開口部周縁から外方向に延びる
筒体から成り、斜め下方に向く開口面231aを形成す
る断面構造を有するレドーム231を設け、該レドーム
231の開口面231aを電波に対して透明性を有する
開口カバー232で覆う着雪防止構造を実現している。
【0063】上記構造によれば、レドーム231の斜め
下方に向いた開口面231aを覆う開口カバー232の
表面に対しては、重力による落下作用を利用して着雪を
防止できる。
【0064】併せて、開口カバー232は上記開口面2
31a全面に張設されるシート材で実現され、その厚さ
及び張力の調整によって風により振動し得る構造となっ
ているため、当該開口カバー232を風により振動させ
ることでその表面への着雪をより生じ難くすることがで
き、上述した重力による落下作用と相俟って高い着雪防
止効果が期待できる。
【0065】上記開口カバー232は、例えば、フッ素
樹脂〔テフロン(R)等〕製のシート材で構成すること
ができる。この場合、シート材〔テフロン(R)系樹
脂〕が持つ撥水性により、開口カバー232への着雪そ
のものを起こり難くすることができ、上述した重力を利
用した着雪防止効果並びに風による振動を利用した着雪
防止効果との相乗作用により着雪防止効果を更に向上さ
せることができる。
【0066】また、開口カバー232の表面に撥水性塗
料を塗布しても良く、この場合も、テフロン(R)系樹
脂製シートカバーを用いた場合と同様の着雪防止効果が
期待できる。
【0067】次に、第2の実施形態について述べる。
【0068】図4は第2の実施形態に係わるアンテナ設
置形態を示す概念図であり、図5は図4における矢印A
方向から見たアンテナ設備主要部の構成を示す図であ
る。
【0069】図4及び図5において、第1の実施形態に
係わるアンテナ設備各部と同一の機能を果たす部分には
同一の符号を付している。
【0070】図4及び図5からも分かるように、第2の
実施形態では、レドーム231の斜め下方向きの開口面
231aの先端上部に庇233を設けた点が第1の実施
形態と構造上異なっている。
【0071】ここで、庇233はレドーム231の開口
面231aの先端上部から更にその外方に突き出た部材
から成るものであり、その先端部に向けて斜めに反り上
がる形状を成す反り上がり部233aが形成されてい
る。
【0072】第2の実施形態において、庇233はつら
ら状の雪の垂れ下がり(以下、単につららという)を抑
えるものであり、特に、反り上がり部233aはレドー
ム231の斜め下方向きの開口面231aの鉛直方向中
心線上に垂れ下がるようなつららの発生を抑える働きを
成す。
【0073】このように、本実施形態では、庇233に
よってレドーム231の開口面231a前面へのつらら
の垂れ下がりを防止でき、中でも反り上がり部233a
によりレドーム231の開口面231a前面の鉛直方向
中心線上のつららの垂れ下がりを抑えることで、アンテ
ナ性能を良好に保つことができる。
【0074】この種のアンテナ設備では、レドーム23
1の開口面231a前面の鉛直方向中心線上のつららの
垂れ下がりを抑えることが特に重要であるが、言い換え
れば、当該個所でのつららさえ無くすことができれば、
庇233の形状を必要以上に大きくする必要はない。
【0075】このような観点から、本実施形態では、例
えば、図6において、レドーム231の水平方向中心線
P1より上部に当たる位置に庇233を設けることが望
ましい。なお、図6は図4における矢印B方向から見た
(レドーム231を外側表面から見た時の)アンテナ設
備の構成を示す図である。
【0076】図6に示す位置条件を満たすならば、庇2
33は、レドーム231と別部材として形成し、該レド
ーム231の先端上部に固定するものであっても良い
し、また、レドーム231と一体に形成されるものであ
っても良い。
【0077】また、庇233の形状も図4〜図6に示す
ようなものに限らず、様々な形状を選択することができ
る。
【0078】このように、第2の実施形態では、第1の
実施形態のものにおいて、レドーム231の先端上部に
庇233を設けたため、第1の実施形態のものにおける
着雪防止効果に加えて、レドーム231の先端上部から
のつららの垂れ下がりも防止でき、該つららによるアン
テナ性能の劣化を回避できる。
【0079】次に、第3の実施形態について説明する。
【0080】図7は、第3の実施形態に係わるアンテナ
設置形態を示す概念図である。
【0081】第3の実施形態において、ODU210は
第1及び第2の実施形態のものと同様のものであり、ア
ンテナ230は後述する取付ボタン235を有する以外
は第1及び第2の実施形態のものと同様のものである。
【0082】第3の実施形態では、アンテナ230の反
射鏡230aの開口部全面がシート状のレドーム(以
下、シートレドームという)236により覆われてい
る。このシートレドーム236は、例えば、テフロン
(R)系樹脂製のシート材から成るものである。
【0083】このシートレドーム236は、アンテナ2
30の反射鏡230aの開口部周縁に例えば取付ボタン
235を用いて取り付けられる。
【0084】図8は、図7におけるアンテナ230及び
シートレドーム236の分解斜視図を示すものである。
【0085】図8からも分かるように、本実施形態に係
わるアンテナ230の反射鏡230aの開口部周縁には
複数の取付ボタン235が形成されている。他方、シー
トレドーム236には、反射鏡230a上の取付ボタン
235にそれぞれ対応する複数のボタン穴237が設け
られている。
【0086】これにより、シートレドーム236は、ボ
タン穴217を反射鏡230aの対応する取付ボタン2
35に対してボタン掛けの要領で止めることにより、ア
ンテナ230に取り付けることができ、また、逆の操作
により、アンテナ230から簡単に取り外すことができ
る。
【0087】ここで、シートレドーム236は、例え
ば、風で振動できる程度の、アンテナ径に見合った適宜
な張力でアンテナ230の反射鏡230aの開口部周縁
に取り付けられることが望ましい。
【0088】この張力の調整は、例えば、シートレドー
ム236に形成するボタン穴237の配設径を反射鏡2
30a上の取付ボタン235の配設径よりも大きくした
り小さくしたりすることにより実現できる。この場合、
シートレドーム236の厚さも考慮に入れて張力を調整
する必要がある。
【0089】このように、第3の実施形態では、アンテ
ナ230の反射鏡230aの開口部全面をシートレドー
ム236で覆い、かつ当該シートレドーム236をアン
テナ230に対して着脱可能に構成したものである。
【0090】かかる構成によれば、例えば、シートレド
ーム236をテフロン(R)系樹脂製のシート材で構成
した場合、テフロン(R)系樹脂の持つ撥水性により、
アンテナ面に雪を付着し難くできると同時に、更に付着
してしまった雪をシートレドーム236の風による振動
作用を利用して付着面から振り落とすことができる。
【0091】本実施形態のアンテナ着雪防止構造は、一
般家庭向けの無線装置に付設する小型径アンテナを想定
しており、大型アンテナに比べて面積が小さい分、シー
トレドーム236の風による振動振幅が小さくなるが、
アンテナ径に見合ったシート厚さ、引っ張り張力などを
調整することにより適正な振幅効果を確保できるもので
ある。
【0092】また、本実施形態では、シートレドーム2
36を取付ボタン235により取り付けるといった簡単
な固定方法を採用しているため、着脱が極めて容易であ
る。これにより、例えば、図7において、ユーザ80
は、アンテナ230の反射鏡230aの後方側からシー
トレドーム236の着脱作業が行え、ユーザ80が反射
鏡230aの前方を塞ぐことがなくなるため、シートレ
ドーム236の表面汚染などによりメンテナンスが必要
となった場合でも、通信を中断することなくメンテナン
ス作業を行うことができる。
【0093】小型径アンテナは一般家庭向けで使用され
る用途もあり、数量も多く、小型、低価格化が要求され
るが、本実施形態は小型化、低コストかのみならず、メ
ンテナンスの容易性を保ち、通信の中断も起こり難くす
るという効果も見込める。
【0094】次に、第4の実施形態について説明する。
【0095】図9は、第4の実施形態に係わるアンテナ
設置態様を示す概念図である。
【0096】第4の実施形態において、アンテナ240
としては平面アンテナが用いられている。
【0097】本実施形態では、このアンテナ240の反
射鏡240aの電波放射面全面がシート状のレドーム
(シートレドーム)241により覆われている。
【0098】このシートレドーム241は、例えば、第
3の実施形態に係わるシートレドーム236と同様、テ
フロン(R)系樹脂製のシート材から成るものである。
【0099】このシートレドーム241は、アンテナ2
40の反射鏡240aの電波放射面全面を覆うように反
射鏡240aに図9に示す如くに取り付け可能であると
共に、該反射鏡240aから容易に取り外すことができ
るように構成されている。
【0100】図10は、シートレドーム241をアンテ
ナ240の反射鏡240aから取り外してその裏面側
(反射鏡240aと対面する側)から見た時の構成を示
す図である。
【0101】図10からも分かるように、本実施形態に
おいて、シートレドーム241はアンテナ240の反射
鏡240aの形状に合致する方形の形状から成るもので
ある。
【0102】このシートレドーム241の4隅にはそれ
ぞれバイブレータ242a,242b,242c,24
2dが内蔵され、同じくシートレドーム241上に設け
られるバイブレータ駆動部243に接続されている。
【0103】また、このシートレドーム241の周縁部
には、アンテナ240の反射鏡240aの前面周縁部に
設けられた複数の留め具(図示せず)とそれぞれ対向す
る複数の留め具244が設けられている。
【0104】これにより、シートレドーム241は、図
10に示す側をアンテナ240の反射鏡240aに向き
合わせた後、各留め具244を対向する反射鏡240の
各留め具へ嵌着させる等により当該反射鏡240aに図
9に示す態様で取り付けることができ、また、逆の操作
により、反射鏡240aから取り外すことができる。
【0105】上記の如く着脱可能なシートレドーム24
1は、ユーザの都合により、例えば、冬季でかつ降雪が
予想されるような場合等にはアンテナ240に取り付
け、それ以外には取り外すといった運用が行える。
【0106】その際、シートレドーム241においてバ
イブレータ駆動部243の駆動スイッチ(図示せず)を
オンにし、バイブレータ242a,242b,242
c,242dを駆動状態としたうえでアンテナ240の
反射鏡240aに取り付けるようにすれば、これらバイ
ブレータ242a,242b,242c,242dの振
動によりシートレドーム241の表面が振動し、当該面
への着雪を防止することができる。
【0107】バイブレータ242a,242b,242
c,242dによるシートレドーム241表面の振動効
果を上げるためには、これらバイブレータ242a,2
42b,242c,242dの振動波長の位相をずらす
方法が考えられる。
【0108】図11は、本実施形態のシートレドーム2
41でのバイブレータ242a,242b,242c,
242dによる振動動作を示す概念図である。
【0109】図11の例では、各バイブレータ242
a,242b,242c,242dが振動波長の位相を
4/1πだけずらして状態で駆動されている。この場合
には、バイブレータ242a,242b,242c,2
42dの振動波長を同位相とした場合に比べて振動効果
がより高く、着雪防止効果も更に高めることができる。
【0110】なお、バイブレータ242a,242b,
242c,242dの駆動は上述したように随時起動す
る方法の他、着雪センサを設け、該着雪センサにより着
雪を検出した場合に駆動するようにしても良い。
【0111】このように、第4の実施形態では、撥水効
果を有するテフロン(R)系樹脂等から成るシートレド
ーム241にバイブレータ242a,242b,242
c,242dを配設すると共に、該シートレドーム24
1をアンテナ240に対して着脱可能に構成したもので
ある。
【0112】この構成によれば、シートレドーム241
をアンテナ240に取り付け、バイブレータ242a,
242b,242c,242dを振動させることにより
該シートレドーム241を振動させてその表面への着雪
を防止でき、降雪時においても安定した通信が行える。
【0113】また、本実施形態において、各バイブレー
タ242a,242b,242c,242dの振動波長
の位相を互いにずらすようにすれば、シートレドーム2
41の振動効果がより高まり、着雪防止効果の更なる向
上が見込める。
【0114】また、シートレドーム241がアンテナ2
40に対して着脱可能であるため、降雪時のみシートレ
ドーム241を取り付け、それ以外の場合には取り外し
ておく等のこまめな着脱作業が容易に行えると共に、シ
ートレドーム241の交換(例えば、テフロン(R)系
樹脂製シートレドームの場合は撥水効果は1〜2年であ
り、当該期間毎に交換する必要がある。)も簡単に行え
る。
【0115】また、シートレドーム241がアンテナ2
40に対して着脱可能なことから、例えば一般家庭向け
の無線装置等に関しては該シートレドーム241をオプ
ションとしてユーザに販売する形が取れる。これによ
り、無線装置全体のコスト低減が図れ、降雪が希な地域
で無線装置を使用するなどシートレドーム241を必要
としないユーザはその分だけ出費を抑えることができ、
他方、着雪対策を必要とするユーザはシートレドーム2
41を購入してアンテナに取り付けることで、着雪時も
安定した通信を行うことができる。
【0116】なお、本発明は、上記し、且つ図面に示す
実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲
内で適宜変形して実施できるものである。
【0117】例えば、第4の実施形態における、バイブ
レータ242a,242b,242c,242dを用い
てシートレドーム241を振動させる構成は、第1及び
第2実施形態に係わるレドーム231の開口カバー23
2、あるいは第3の実施形態に係わるシートレドーム2
36に対しても適用可能である。
【0118】また、上記各実施形態ではパラボラアンテ
ナやカセグレンアンテナ等の開口アンテナあるいは平面
アンテナ等への適用について述べたが、この他、本発明
のアンテナ着雪防止構造は、屋外に設置されるアンテナ
全般に適用でき、特に一般家庭向け等の小型径アンテナ
への適用に向いている。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、アンテナの反射鏡の開口部周縁から外方向に延びる
筒体から成り、斜め下方に向く開口面を形成する断面構
造を有するレドームを設け、該レドームの開口面を電波
に対して透明性を有するカバーで覆う構造としたため、
斜め下方に向いた開口面を覆うカバーに対しては、重力
による落下作用を利用して着雪を防止でき、アンテナ性
能を良好に維持できる。
【0120】また、第1の発明において、カバーを開口
面全面に張設されるシート材から構成すれば、当該カバ
ーを風により振動させることで着雪をより生じ難くする
ことができる。
【0121】また、第1の発明において、カバーに撥水
性塗料を塗布すれば、重力による落下作用と撥水作用の
相乗作用により着雪防止効果を更に高めることができ
る。
【0122】また、第1の発明において、レドームの開
口面上部に庇を設けても良く、この場合には、庇により
レドーム開口部前面へのつらら状の雪の垂れ下がりを防
止してアンテナ性能劣化を回避できる。
【0123】また、第2の発明によれば、アンテナの反
射鏡の開口部をシート材で覆うシートレドームを設け、
該シートレドームを開口部に対して着脱可能に構成した
ため、風によるシートレドームの振動を利用することで
極めて簡略な構造でありながらも確かな着雪防止効果が
期待でき、融雪装置等の大がかりな機構を備えたものに
比べてアンテナ設備の小型化、低コスト化が図れる。併
せて、上記着脱可能な構造を利用して、シートレドーム
をオプション化するなどにより該シートレドームを必要
としないユーザに対するコスト負担を軽減でき、この点
においてもアンテナ設備の低コスト化に貢献できる。
【0124】また、第2の発明において、シートレドー
ムをフッ素樹脂製のシート材を用いて構成すれば、風に
よる振動を利用した着雪防止効果と同時に、該シート材
が持つ撥水性により雪を付着し難くする効果がねらえ、
着雪防止効果をより高めることができる。
【0125】また、第2の発明において、シートレドー
ムにボタン穴を設け、反射鏡の開口部周縁に配設される
取付ボタンに該ボタン穴を掛け止めすることにより取り
付ける構造とすれば、シートレドームの着脱が極めて容
易となり、シート汚染などによりメンテナンスが必要と
なった場合でも、アンテナ後方側からシートレドームを
取り外してメンテナンス作業に対処でき、メンテナンス
の作業性を向上させ得ると共に、通信中断に至る危険性
も大幅に低減できる。
【0126】また、第2の発明において、シートレドー
ムにバイブレータを配設しても良く、この場合には、風
による振動を利用した着雪防止効果に加えてバイブレー
タによる振動を利用した着雪防止効果も期待できる。ま
た、バイブレータを複数配設し、各バイブレータの振動
波長をそれぞれ異なる位相に設定すれば、これらバイブ
レータによる振動を利用した着雪防止効果を更に高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる無線通信システムの全体構成を
示す図。
【図2】第1の実施形態に係わるアンテナ設置形態を示
す概念図。
【図3】図2におけるアンテナ及びレドームの構成を示
す斜視図。
【図4】第2の実施形態に係わるアンテナ設置形態を示
す概念図。
【図5】図4における矢印A方向から見たアンテナ設備
主要部の構成を示す図。
【図6】図4における矢印B方向から見たアンテナ設備
の構成を示す図。
【図7】第3の実施形態に係わるアンテナ設置形態を示
す概念図。
【図8】図7におけるアンテナ及びシートレドームの分
解斜視図。
【図9】第4の実施形態に係わるアンテナ設置形態を示
す概念図。
【図10】第4の実施形態のシートレドームを取り外し
て裏面側から見た時の構成図。
【図11】第4の実施形態のシートレドームでのバイブ
レータ振動動作を示す概念図。
【図12】従来のアンテナ着雪防止構造の構成例を示す
概念図。
【図13】従来のアンテナ着雪防止構造の別の構成例を
示す概念図。
【符号の説明】
50 ヒータ 51 温度センサ 52 ヒータ駆動部 60 レドーム 70 支柱 80 ユーザ 100 基地局 110 屋内装置(IDU:INDOOR UNIT) 120 屋外装置(ODU:OUTDOOR UNIT) 130 アンテナ 200 加入者無線局 210 屋外装置(ODU) 220 同軸ケーブル 230 アンテナ 230a 反射鏡 231 外部覆い(レドーム) 231a レドーム231の開口面 232 開口面カバー 233 庇 233a 反り上がり部 235 取付ボタン 236 シートレドーム 237 ボタン穴 240 平面アンテナ 240a 反射鏡 241 シートレドーム 242a,242b,242c,242d バイブレー
タ 243 バイブレータ駆動部 244 留め具 250 屋内装置(IDU) 300 加入者端末 400 通信ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野澤 良寿 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA10 BD03 5J046 AA15 CA02 CA05 CA09 CA12 RA03 RA07 RA11 RA13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に設置するアンテナを有する無線装
    置のアンテナ着雪防止構造において、 前記アンテナの反射鏡の開口部周縁から外方向に延びる
    筒体から成り、斜め下方に向く開口面を形成する断面構
    造を有するレドームを設け、 前記レドームの開口面を電波に対して透明性を有するカ
    バーで覆ったことを特徴とする無線装置のアンテナ着雪
    防止構造。
  2. 【請求項2】 前記カバーは、前記開口面全面に張設さ
    れるシート材から構成されることを特徴とする請求項1
    記載の無線装置のアンテナ着雪防止構造。
  3. 【請求項3】 前記カバーに撥水性塗料を塗布したこと
    を特徴とする請求項1また2記載の無線装置のアンテナ
    着雪防止構造。
  4. 【請求項4】 前記レドームの開口面上部に庇を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の無線装置のアンテナ着
    雪防止構造。
  5. 【請求項5】 前記庇は、先端部に向けて上方へと反り
    上がった反り上がり部を形成されて成ることを特徴とす
    る請求項4記載の無線装置のアンテナ着雪防止構造。
  6. 【請求項6】 前記庇は、前記レドームを外側正面から
    見た時の水平方向の中心線より上部に設けられているこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の無線装置のアン
    テナ着雪防止構造。
  7. 【請求項7】 屋外に設置するアンテナを有する無線装
    置のアンテナ着雪防止構造において、 前記アンテナの反射鏡の開口部をシート材で覆うシート
    レドームを設け、 前記シートレドームを前記開口部に対して着脱可能に構
    成したことを特徴とする無線装置のアンテナ着雪防止構
    造。
  8. 【請求項8】 前記シートレドームは、フッ素樹脂製の
    シート材から成ることを特徴とする請求項7記載の無線
    装置のアンテナ着雪防止構造。
  9. 【請求項9】 前記シートレドームは、前記反射鏡の開
    口部周縁に配設される取付ボタンに対応するボタン穴を
    有し、前記取付ボタンに前記ボタン穴を掛け止めするこ
    とにより取り付けることを特徴とする請求項7または8
    記載の無線装置のアンテナ着雪防止構造。
  10. 【請求項10】 前記シートレドームは、バイブレータ
    が配設されて成ることを特徴とする請求項7記載の無線
    装置のアンテナ着雪防止構造。
  11. 【請求項11】 前記バイブレータは複数配設され、各
    バイブレータの振動波長の位相はそれぞれ異なることを
    特徴とする請求項10記載の無線装置の着雪防止構造。
  12. 【請求項12】 前記シートレドームは方形の形状を有
    し、前記バイブレータは前記シートレドームの四隅に配
    設され、各バイブレータの振動波長の位相はそれぞれ1
    /4πだけ異なることを特徴とする請求項10または1
    1記載の無線装置の着雪防止構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007141850A1 (ja) * 2006-06-07 2007-12-13 Sei Hybrid Products, Inc. 電波レンズアンテナ装置
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CN117810688A (zh) * 2024-02-29 2024-04-02 泰兴市东盛通讯器材有限公司 一种可防雨雪影响的天线装置

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