JP2002335091A - 発熱性の電子部品用冷却装置 - Google Patents

発熱性の電子部品用冷却装置

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JP2002335091A
JP2002335091A JP2002045567A JP2002045567A JP2002335091A JP 2002335091 A JP2002335091 A JP 2002335091A JP 2002045567 A JP2002045567 A JP 2002045567A JP 2002045567 A JP2002045567 A JP 2002045567A JP 2002335091 A JP2002335091 A JP 2002335091A
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Japan
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heat
electronic component
cooling
sink
generating electronic
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Application number
JP2002045567A
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English (en)
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Hitoshi Aoki
均史 青木
Junichi Kubota
順一 久保田
Takeo Komatsubara
健夫 小松原
Junichi Mogi
淳一 茂木
Masaya Matsuoka
雅也 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPU等の発熱性の電子部品を金属容器内に
簡単に取り付けることができ、かつ、適切に冷却するこ
とができる発熱性の電子部品用冷却装置を提供する。 【課題を解決する手段】 金属製容器31内に配置さ
れ、金属製容器31の一方から他方へ通過する冷却風と
自身を貫通する冷却用パイプ8に供給される冷媒で冷却
される水冷シンク17に固定される発熱性の電子部品1
9を備える。電子部品19は金属製容器31にネジ止め
された水冷シンク17の上面にグリース等の熱伝導体を
介して配置された上、電子部品19を電気信号を供給す
るソケット25を介して回路基板20に装着した上、水
冷シンク17の両側壁に各一端を固定した一対の板ばね
22a、22bの他端をソケット25の両側壁の係合用
の溝部25a、25bに夫々係合することにより電子部
品19を水冷シンク17を介して取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、CPU(中央演算
処理装置)やLSI(大規模集積回路)等の半導体素子
を含む発熱性の電子部品の冷却を行う発熱性の電子部品
用冷却装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のものでは、CPU、LSI等の熱
発生源をCPUソケットを介して電装基板に直接設ける
か、金属製のケースに設ける場合があったが、これらの
場合、基板又はケースにビス止めするのが普通であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、熱発生源に対して空冷等の冷却手段を備えていて
も、次のような問題があった。 CPUソケットを用いるものでは、熱発生源からの熱
がCPUソケットで遮断され、基板が放熱面とならない
ために、冷却効率の点で問題があった。 金属製のケースに取付けるものでは、ビス止めのみで
は、金属製ケースへの密着性が悪く、放熱効率も悪くな
り、また、複数箇所のビス止めを適正位置にて行う必要
があり、そのため組立作業に熟練を要してしまうと共
に、CPUと金属製ケースと間の取付部分には熱伝導シ
ートが設けられる程度のため、熱伝導性シートによって
は密着度と伝熱性が低いという問題があった。 さらに、冷却効率の点より発熱量が大きい熱発生源へ
の適用には問題があった。
【0004】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、冷却効率が高く、組立
が容易であって、発熱量の大きいコンピュータへの適用
も可能な発熱性の電子部品用冷却装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発熱性の電子部
品用冷却装置は、上記課題を解決するために、請求項1
に記載のものでは、金属製容器内に配置され、金属製容
器の一方から他方へ通過する冷却風と自身を貫通する冷
媒パイプで冷却されるシンクに固定される発熱性の電子
部品を備えた発熱性の電子部品用冷却装置において、上
記発熱性の電子部品は上記金属製容器にネジ止めされた
シンクの上面にグリース等の熱伝導体を介して配置され
た上、この発熱性の電子部品に電気信号を供給するソケ
ットを介して回路基板に装着した上、水冷シンクの両側
壁に各一端を固定した一対のばね材の他端を上記ソケッ
トの両側壁の係合用の溝部に夫々係合することにより発
熱性の電子部品をシンクに取り付けるように構成した。
【0006】請求項2に記載のものでは、金属製容器内
に配置され、金属製容器の一方から他方へ通過する冷却
風と自身を貫通する冷却用パイプに供給される冷媒で冷
却されるシンクに固定される発熱性の電子部品を備えた
発熱性の電子部品用冷却装置において、上記発熱性の電
子部品は、上記金属製容器にネジ止めされた回路基板に
当該発熱性の電子部品に電気信号を供給するソケットを
介して装着された上、この発熱性の電子部品の上面にグ
リース等の熱伝導体を介して前記シングを配置した上、
シンクの上面に中央部が固定されたバネ材の両端を上記
ソケットの両側壁の係合用の溝部に夫々係合することに
よりシンクを発熱性の電子部品に取り付けるように構成
した。
【0007】請求項3に記載にものでは、金属製容器内
に配置され、金属製容器の一方から他方へ通過する冷却
風と自身を貫通する冷却用パイプに供給される冷媒で冷
却されるシンクに固定される発熱性の電子部品を備えた
発熱性の電子部品用冷却装置において、上記発熱性の電
子部品は、上記金属製容器にネジ止めされた回路基板に
当該発熱性の電子部品に電気信号を供給するソケットを
介して装着された上、この発熱性の電子部品の上面にグ
リース等の熱伝導体を介して前記シングを配置した上、
シンクの上面に中央部が当接し上記冷却用パイプ間に係
合されたバネ材の両端を上記ソケットの両側壁の係合用
の溝部に夫々係合することによりシンクを発熱性の電子
部品に取り付けるように構成した。
【0008】また、請求項4に記載のものでは、発熱性
の電子部品が中央演算処理装置又はLSI等の半導体素
子を含む電子部品であることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項5に記載のものでは、上記発
熱性の電子部品が設けられるシンクは、空気流入口及び
空気流出口を備えた金属製容器と、上記空気流入口から
空気流出口に向かう空気流を発生させる冷却用ファン
と、当該金属製容器内に設置されたポンプ、ラジエータ
を介して冷却風を循環させる冷媒パイプを備え、上記金
属製容器内において上記冷媒パイプからシンクの冷却用
パイプに対して循環させる冷媒による冷却させるように
構成した。
【0010】さらに、請求項6に記載のものでは、請求
項5に記載の発熱性の電子部品用冷却装置を単位ユニッ
トとして、これらの複数個のユニットを積み重ねて構成
するようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5を参照して本
発明の一実施の形態を説明する。まず、図1乃至図3に
より本実施の一形態の発熱性の電子部品用冷却装置にて
使用する冷却ユニットの構成を説明する。図1乃至図3
において、1はラジエータであり、このラジエータ1
は、蛇行状の循環路に形成した冷却用パイプ(アルミニ
ウムや銅など)3と冷却用ファン(クロスフローファン
など)5とから構成されている。上記冷却用ファン5に
よって図1中矢印A、Bで示す方向への空気流を発生さ
せ、それによって、冷却用パイプ3内を流通する冷媒
(例えば、冷却水或いは−10℃の不凍液)を再冷却す
るものである。なお、クロスフローファンとして図示し
た冷却ファン5は、そのファンケーシングを省略して示
してある。
【0012】上記ラジエータ1の冷却用パイプ3には冷
媒供給パイプ7と冷媒戻りパイプ9が接続されている。
これら冷媒供給パイプ7と冷媒戻りパイプ9は、直角部
用コネクタ11、直線部用コネクタ13、U字状コネク
タ15等を介して接続されていて、上記ラジエータ1側
の冷却用パイプ3と共に冷媒の循環路を構成している。
【0013】上記冷媒供給パイプ7と冷媒戻りパイプ9
には、例えば、アルミニウム製(熱伝導性が良いもので
あれば良い)の3個の水冷シンク17が連結されてい
る。即ち、水冷シンク17には冷媒を循環させるための
例えば、銅製の2本の冷却用パイプ8が内蔵しており、
この冷却用パイプ8に上記パイプ7、9が連結されてい
る。水冷シンク17の上面には熱伝導体としてのグリー
スを介して発熱性の電子部品としてのCPU19が取り
付けられることになる。そして、CPU19はソケット
(図示せず)を介してプリント基板(PCB)20に結
線されている。
【0014】上記グリースは水冷シンク17の上面であ
ってCPU19との間に塗布されるものであり、熱伝導
性のパテとして機能するものである。なお、グリース以
外にも熱伝導性シート等の様々な熱伝導体の使用が考え
られる。
【0015】上記冷媒戻りパイプ9にはレシーバタンク
21とポンプ23が介挿されている。上記レシーバタン
ク21は注水とエアー抜きのために設けられているもの
であり、注水後にはリザーブタンクとして機能するもの
である。また、CPUの交換やシステムの交換の場合に
は水を抜き、再注水に使用される。また、上記ポンプ2
3は冷媒の循環を行わせるためのものである。なお、既
に説明した冷却用ファン5の位置としては図示した位置
に限定されず、図1中矢印A〜Bへ示す方向に空気流を
発生させることができるような位置であればよい。従っ
て、図1中冷却用パイプ3のA側に設けるようにしても
よい。
【0016】上記構成をなす冷却ユニットが配置される
電子装置ユニットの構成を、図2、図3により説明す
る。即ち、図1に示す冷却ユニットが図2、図3に示す
ように、金属製容器であるトレイ31内に設置されるこ
とになる。上記トレイ31には空気流入口としての流入
側スリット31aが形成されていると共に、空気流出口
としての流出側スリット31bが形成されている。ま
た、流出側スリット31b側には電源箱33と入出力イ
ンターフェイス35等が設置されている。
【0017】また、水冷シンク17のトレイ31に対す
る固定構造は、図5に示すような構造になっている。図
5は図2、図3に示す水冷シンク17とその固定部分を
取り出して、水冷シンク17、CPU19、ソケット2
5、PCB20等の関係構成要素の取付構成を示した縦
断正面図である。図5に示すように、まず水冷シンク1
7の左右下端部には取付座17a、17bが設けられて
いて、これらの取付座17a、17bに設けられたビス
孔に固定ビス37をねじ込むことによって水冷シンク1
7はトレイ31の底面に固定される。なお、水冷シンク
17とトレイ31との間には熱伝導性シートを挟んでい
る。このようにトレイ31に取り付けた水冷シンクの上
面にグリース等の熱伝導体(図示せず)を介してCPU
19が配置され、さらに、CPU19の上にCPU19
と電気的に接続されたソケット25と、このソケット2
5と電気的に接続されるPCB20が設けられ、これら
PCB20、ソケット25、CPU19は、一対の板ば
ね22a、22bを次のようにソケット25と水冷シン
ク17に亙って装着することでトレイ31に対して一体
的に固定するものとする。なお、各板ばね22a、22
bは、図示のように夫々一対の腕部とこの腕部の基端を
接続する山型の接続部とからなる一体の部品から形成さ
れている。即ち、図5に示すように、一対の板ばね22
a、22bの各一端を水冷シンク17の両側壁にビス2
7で固定し、一対の板ばね22a、22bの他端をソケ
ット25の両側壁に形成した斜面の係合面を有する係合
用の溝部25a、25bに夫々係合することにより板ば
ね22a、22bの縮み力でCPU19を水冷シンク1
7を介してトレイ31に取り付けるものである。符号8
は図2、図3に示す水冷シンク17に内蔵される2本の
冷却用パイプで、これらの冷却用パイプ8は冷媒供給用
パイプ7、冷媒戻りパイプ9に連結され、冷媒が水冷シ
ンク17内を循環的に通過するようになっている。以上
のような固定構造とすることにより、CPU19は水冷
シンク17とソケット25間に挟着される状態でトレイ
に対して簡単に取り付けることができ、この場合、水冷
シンク17のトレイ31に対する密着度は大であるので
伝熱性も高い。よって、放熱効果も高いため冷媒による
冷却作用と相俟って発熱性の電子部品であるCPU19
の効果的な冷却が可能になる。
【0018】なお、図2、図3に示し、図5にCPU等
の固定構造を示したトレイ31を、図4に示すように、
複数段(この実施の形態の場合には10段)積層設置す
ることで、コンピュータの容量アップを行うことができ
る。この場合、最下位に位置するトレイ31を載せた支
承台38には4個の移動用キャスタ39が取り付けられ
ている。この実施の形態では図4に示すような10段構
成のものが1パックとなっており、このようなパックを
10パック程度用意すれば、例えば、イーコマンスサー
バとして適用可能な大型の業務用コンピュータを構成す
ることができる。
【0019】以上の構成を基にその冷却作用を説明す
る。まず、冷却ユニットにおいて、冷媒は冷媒供給パイ
プ7を介して3個の水冷シンク17の冷却用パイプ8側
に流通していき、その際、各水冷シンク17に設置され
ているCPU19を冷却する。この冷却によって昇温し
た冷媒は、冷媒戻りパイプ9を介してラジエータ1側に
戻っていく。そして、ラジエータ1の冷却用パイプ3内
を流通する間に空冷された冷媒は、再度、冷媒供給パイ
プ7、冷却用パイプ8、冷媒戻りパイプ9を介して循環
的に供給される。以下同様の経路で循環しながらCPU
19を連続的に冷却するものである。この場合、図4に
示すように冷却ユニットを搭載したトレイを複数段積層
させた場合には、上下の面(トレイの底面)が放熱面と
して機能するので高い冷却効果を発揮することができ
る。
【0020】次に、図6は本発明のもう一つの実施の形
態を示している。尚、図中図5と同一符号で示すものは
同一若しくは同様の機能を奏するものとする。この場
合、PCB20が図示しない台座を介してトレイ31の
底面に固定され、PCB20に電気的に接続されたソケ
ット25はPCB20の上面に設けられている。そし
て、CPU19はこのソケット25の上側においてそれ
に電気的に装着接続されている。水冷シンク17はグリ
ースGを介してCPU19の上面に配置される。この水
冷シンク17の上面中央にはネジ孔17cが形成されて
いる。そして、この場合の板ばね22は側面略M字状を
呈しており、その中央に形成された平坦部22cがネジ
孔17cに螺合するネジ37aにより水冷シンク17の
上面に固定される。そして、この板ばね22の両端部2
2d、22dをソケット25の両側壁に形成された係合
用の溝部25a、25bに夫々係合することにより、板
ばね22の縮み力で水冷シンク17をCPU19に一体
的に押さえ付け、ソケット25、PCB20を介してト
レイ31に取り付けるものである。
【0021】また、図7は本発明の更にもう一つの実施
の形態を示している。この場合もPCB20が図示しな
い台座を介してトレイ31の底面に固定され、PCB2
0に電気的に接続されたソケット25はPCB20の上
面に設けられている。そして、CPU19はこのソケッ
ト25の上側においてそれに電気的に装着接続されてい
る。水冷シンク17はグリースGを介してCPU19の
上面に配置される。そして、この場合の板ばね22も側
面略M字状を呈しており、その中央が水冷シンク17の
上面中央に当接される。そして、この板ばね22の両側
部を2本の冷却用パイプ8、8間に挿入してそれらの間
に係合させると共に、両端部22d、22dをソケット
25の両側壁に形成された係合用の溝部25a、25b
に夫々係合することにより、板ばね22の縮み力で水冷
シンク17をCPU19に一体的に押さえ付け、ソケッ
ト25、PCB20を介してトレイ31に取り付けるも
のである。この場合、板ばね22は冷却用パイプ8、8
間に係合するので、ネジにより固定せずとも位置ずれす
ることはない。
【0022】なお、本発明は前記の実施の形態に限定さ
れるものではない。発熱性の電子部品としてはCPU以
外にもLSIその他様々なものがある。水冷シンクの個
数等についても、これを特に限定するものではない。さ
らに、図1乃至図4に示した複数個の水冷シンクの配置
は、これの図面に示したように直列方向の配置に代え、
横並びの並列方向の配置に変更してもよい。また、水冷
シンクに供給される冷媒としては、冷却水のほか、不凍
液などの他の冷媒を用いてもよい。さらに、板ばねは、
実施の形態に示したものに限定されず、コイル状のばね
や単にばね材を用いてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による発熱性
の電子部品用冷却装置によると次のような効果を奏する
ことができる。 請求項1に記載のように、発熱性の電子部品を金属製
容器にネジ止めされた水冷シンクの上面にグリース等の
熱伝導体を介して配置した上、この発熱性の電子部品を
電気信号を供給するソケットを介して回路基板に装着し
た上、水冷シンクの両側壁に各一端を固定した一対のば
ね材の他端を上記ソケットの両側壁の係合用の溝部に夫
々係合することにより発熱性の電子部品をシンクに取り
付けるようにすると、発熱性の電子部品はシンクとソケ
ット間に挟着されて堅固に金属製容器に取り付けられ、
しかも、この取り付けは板ばねを用いて装着すれば良い
ので、容易に行うことができる。同時に、発熱性の電子
部品の取り外しも容易になるものである。 請求項2に記載のように、発熱性の電子部品を、上記
金属製容器にネジ止めされた回路基板に当該発熱性の電
子部品に電気信号を供給するソケットを介して装着した
上、この発熱性の電子部品の上面にグリース等の熱伝導
体を介して前記シングを配置した上、シンクの上面に中
央部が固定されたバネ材の両端を上記ソケットの両側壁
の係合用の溝部に夫々係合することによりシンクを発熱
性の電子部品に取り付けるようにすると、発熱性の電子
部品をソケットとの間に挟持した状態でシンクは堅固に
金属製容器に取り付けられ、しかも、この取り付けは板
ばねを用いて装着すれば良いので、容易に行うことがで
きる。同時に、発熱性の電子部品の取り外しも容易にな
るものである。 請求項3に記載のように、発熱性の電子部品を、上記
金属製容器にネジ止めされた回路基板に当該発熱性の電
子部品に電気信号を供給するソケットを介して装着した
上、この発熱性の電子部品の上面にグリース等の熱伝導
体を介して前記シングを配置した上、シンクの上面に中
央部が当接し上記冷却用パイプ間に係合されたバネ材の
両端を上記ソケットの両側壁の係合用の溝部に夫々係合
することによりシンクを発熱性の電子部品に取り付ける
ようにすると、発熱性の電子部品をソケットとの間に挟
持した状態でシンクは堅固に金属製容器に取り付けら
れ、しかも、この取り付けは板ばねのみを用いて装着で
きるので、操作は一段と容易に行うことができる。同時
に、発熱性の電子部品の取り外しも容易になるものであ
る。 この場合、請求項4に記載のように発熱性の電子部品
が中央演算処理装置(CPU)やLSIの場合には、コ
ンピュータの中枢機構であるCPUや各種電子回路に用
いられるLSI素子を有効、適切に冷却するための金属
製容器への取付を簡単、的確に行うことができる。 さらに、請求項5に記載のように、冷却ユニットを搭
載したトレイを複数段積層させた場合には、上下の面
(トレイの底面)が放熱面として機能するので高い冷却
効果を期待でき、よって、本発明の取付構成で組み立て
られるCPUを含む発熱性の電子部品を用いて大型コン
ピュータを構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に用いられる冷却ユニッ
トの構成を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態における発熱性の電子部
品の冷却装置をトレイ上に設置した状態を示す平面図で
ある。
【図3】本発明の一実施の形態における発熱性の電子部
品の冷却装置をトレイ上に設置した状態を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の一実施の形態における発熱性の電子部
品の冷却装置をトレイ上に設置し、それを複数段重ねた
状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態における一つの水冷シン
クを用いて発熱性の電子部品であるCPUを金属製容器
であるトレイに取り付ける構成を示す縦断正面図であ
る。
【図6】本発明のもう一つの実施の形態における一つの
発熱性の電子部品であるCPUを冷却する水冷シンクを
金属製容器であるトレイに取り付ける構成を示す縦断正
面図である。
【図7】本発明の更にもう一つの実施の形態における一
つの発熱性の電子部品であるCPUを冷却する水冷シン
クを金属製容器であるトレイに取り付ける構成を示す縦
断側面図である。
【符号の説明】 1:ラジエータ 3:冷却用パイプ 5:冷却用ファン 7:冷媒供給パイプ 8:冷却用パイプ 9:冷媒戻りパイプ 17:水冷シンク 17a、17b:取付座(取付部) 19:CPU(発熱性の電子部品) 20:PCB(印刷回路基板) 22、22a、22b:板ばね 25:ソケット 25a、25b:係合用の溝部 27、37:ビス 31:トレイ(金属製容器) 31a:流入側スリット(空気流入口) 31b:流出側スリット(空気流出口)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 360C (72)発明者 小松原 健夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 茂木 淳一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松岡 雅也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5E322 AA07 AB01 AB04 BB10 DA01 EA07 EA11 FA01 FA04 5F036 BA05 BA23 BC09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製容器内に配置され、金属製容器の
    一方から他方へ通過する冷却風と自身を貫通する冷却用
    パイプに供給される冷媒で冷却されるシンクに固定され
    る発熱性の電子部品を備えた発熱性の電子部品用冷却装
    置において、上記発熱性の電子部品は、上記金属製容器
    にネジ止めされたシンクの上面にグリース等の熱伝導体
    を介して配置された上、この発熱性の電子部品に電気信
    号を供給するソケットを介して回路基板に装着した上、
    シンクの両側壁に各一端を固定した一対のばね材の他端
    を上記ソケットの両側壁の係合用の溝部に夫々係合する
    ことにより発熱性の電子部品をシンクに取り付けるよう
    にしたことを特徴とする発熱性の電子部品用冷却装置。
  2. 【請求項2】 金属製容器内に配置され、金属製容器の
    一方から他方へ通過する冷却風と自身を貫通する冷却用
    パイプに供給される冷媒で冷却されるシンクに固定され
    る発熱性の電子部品を備えた発熱性の電子部品用冷却装
    置において、上記発熱性の電子部品は、上記金属製容器
    にネジ止めされた回路基板に当該発熱性の電子部品に電
    気信号を供給するソケットを介して装着された上、この
    発熱性の電子部品の上面にグリース等の熱伝導体を介し
    て前記シングを配置した上、シンクの上面に中央部が固
    定されたバネ材の両端を上記ソケットの両側壁の係合用
    の溝部に夫々係合することによりシンクを発熱性の電子
    部品に取り付けるようにしたことを特徴とする発熱性の
    電子部品用冷却装置。
  3. 【請求項3】 金属製容器内に配置され、金属製容器の
    一方から他方へ通過する冷却風と自身を貫通する冷却用
    パイプに供給される冷媒で冷却されるシンクに固定され
    る発熱性の電子部品を備えた発熱性の電子部品用冷却装
    置において、上記発熱性の電子部品は、上記金属製容器
    にネジ止めされた回路基板に当該発熱性の電子部品に電
    気信号を供給するソケットを介して装着された上、この
    発熱性の電子部品の上面にグリース等の熱伝導体を介し
    て前記シングを配置した上、シンクの上面に中央部が当
    接し上記冷却用パイプ間に係合されたバネ材の両端を上
    記ソケットの両側壁の係合用の溝部に夫々係合すること
    によりシンクを発熱性の電子部品に取り付けるようにし
    たことを特徴とする発熱性の電子部品用冷却装置。
  4. 【請求項4】 発熱性の電子部品が中央演算処理装置又
    はLSI等の半導体素子を含む電子部品であることを特
    徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の発熱性
    の電子部品用冷却装置。
  5. 【請求項5】 上記発熱性の電子部品が設けられるシン
    クは、空気流入口及び空気流出口を備えた金属製容器
    と、 上記空気流入口から空気流出口に向かう空気流を発生さ
    せる冷却用ファンと、当該金属製容器内に設置され、ポ
    ンプ、ラジエータを介して冷媒を循環される冷媒パイプ
    を備え、 上記金属製容器内において上記冷媒パイプからシンクの
    冷却用パイプに対して循環される冷媒による冷却させる
    ように構成したことを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3又は請求項4に記載の発熱性の電子部品用冷却
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発熱性の電子部品用冷
    却装置を単位ユニットとして、これらの複数個のユニッ
    トを積み重ねて構成するようにしたことを特徴とする発
    熱性の電子部品用冷却装置。
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