JP2002334745A - カードコネクタ - Google Patents

カードコネクタ

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JP2002334745A
JP2002334745A JP2001137148A JP2001137148A JP2002334745A JP 2002334745 A JP2002334745 A JP 2002334745A JP 2001137148 A JP2001137148 A JP 2001137148A JP 2001137148 A JP2001137148 A JP 2001137148A JP 2002334745 A JP2002334745 A JP 2002334745A
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card
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Mitsuo Suzuki
光雄 鈴木
Takashi Katsufuji
貴志 勝藤
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Kel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの挿入・引き抜きのためのスペースが
不要で小型機器への搭載に適しており、部品点数が少な
くコストを低廉化でき、コンタクトの摩耗を抑えて耐久
性を向上させることが可能な構成のカードコネクタを提
供する。 【解決手段】 ベースプレート10の上面側に互いに対
向する左側壁11及び右側壁12を設け、両側壁11,
12の間に形成されたカード保持空間13内にカード8
0を保持してカード下面の端子82,82,…とコンタ
クト20,20,…とを接触させる。左側壁11には、
カード保持空間13内に位置したカードの80左側長辺
部Lを保持する保持溝16を有し、右側壁12には、カ
ード保持空間13内に位置したカード80の右側長辺部
Rを保持する保持部材30を有する。保持部材30は、
カード保持空間13内に位置したカード80の右側長辺
部Rに沿ってスライドしつつ左側壁11側に移動してカ
ード80の右側長辺部Rを保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶媒体としても
カードを電子機器等に接続するためのカードコネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】記憶媒体としてのカードは一般にメモリ
ーカードと呼ばれ、内部に小型のICチップを有して種
々の情報を記憶可能な構成となっている。最近では携帯
機器用の小型のカードも使用されており、標準形態電話
方式GSM(Global Systems For Mobile Communicatio
n)に用いられているSIM(Subscriber identificati
on module)カードはその代表的な例である。
【0003】このようなカードの電子機器等への接続に
用いられるカードコネクタは従来種々の大きさ・形態の
ものが知られているが、近年のカードの小型化に伴って
カードコネクタも小型軽量化、薄型化しており、扱いに
くい小型のカードを簡単且つ確実に取り付け取り外しで
きるようにすることが重要な課題となってきている。カ
ードコネクタへのカードの着脱(取り付け及び取り外
し)は、従来はカードを挿入・引き抜きする形で行うも
のが一般的であったが、このタイプのものではカードの
挿入・引き抜きのためのスペースがカードの挿入口の近
傍に必要となるため、このようなスペースを充分に確保
できない小型機器には適用できない場合があった。
【0004】このようなスペースを必要とせず、小型機
器にも適用し易い構成のカードコネクタとしてはカード
ホルダを有するものが知られている。このタイプのカー
ドコネクタにおいて、カードホルダはコンタクトを保持
するベースプレートに対して揺動(開閉)可能となって
おり、カードホルダを上方に開いた状態でカードを差し
込み、続いてそのカードホルダをベースプレートに対し
て閉じた姿勢にすることにより、カードの端子をコンタ
クトに当接接触させてカードを取り付け状態にすること
ができる。このようなタイプのカードコネクタでは、カ
ードをカードコネクタの上方位置から取り付けることが
できるので、カードの挿入・引き抜きのためのスペース
が不要となる。
【0005】また、カードをカードコネクタの上方位置
から取り付け可能な構成として、特開平11−2385
54号公報には、カードを斜め姿勢にして横方向(長辺
部側)から取り付けるタイプのものが開示されている。
このカードコネクタにおいては、コンタクトを保持する
ベースプレート上に一対の側壁が対向して設けられてお
り、一方側の側壁にはばね要素が取り付けられている。
カードの取り付けは、一方側の長辺部をばね要素に当接
させてこれを撓ませた後、その当接部を支点にカードを
回転させてカード下面の端子をコンタクトに接触させつ
つカード全体でコンタクトを押し沈めるようにする。こ
のようにしてカードが両側壁間のカード保持空間内に位
置したらカードより手を放し、カードがばね要素により
他方側の側壁に押し当てられるようにする。これにより
カード側の端子とコンタクトとは接触し、カードは取り
付け状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらのカードコネク
タによれば、カードの挿入・引き抜きのためのスペース
が不要となるが、前者の例ではカードホルダが必要とな
るため部品点数が増加して構造も複雑になるという難点
があり、後者の例ではカードを取り外時にはカードを長
手方向に引き抜く必要があるため、コンタクトがカード
側の端子と擦れ合って摩耗が生じ、前者に比べて耐久性
が低い(使用寿命が短い)という問題があった。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、カードの挿入・引き抜きのためのスペース
が不要で小型機器への搭載に適しており、部品点数が少
なくコストを低廉化でき、コンタクトの摩耗を抑えて耐
久性を向上させることが可能な構成のカードコネクタを
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のカードコネクタ
は、ベースプレートの上面側に互いに対向する第1及び
第2の側壁(例えば、実施形態における左側壁11及び
右側壁12)を有し、両側壁の間に形成されたカード保
持空間内にベースプレートの上面とほぼ平行な姿勢でカ
ードを保持してカードの下面に設けられた平板状の端子
にベースプレートに取り付けられたコンタクトを当接接
触させる構成のカードコネクタであって、第1の側壁に
設けられ、カード保持空間内に位置したカードの一方側
の長辺部(例えば、実施形態における左側長辺部L)を
保持する保持溝と、第2の側壁に設けられ、カード保持
空間内に位置したカードの他方側の長辺部(例えば、実
施形態における右側長辺部R)を保持する保持部材とを
備え、カードを斜めにした姿勢で一方側の長辺部を保持
溝内に挿入した後、この一方側の長辺部を支点にカード
全体を回転させて上記端子をコンタクトに当接接触さ
せ、コンタクトを下方に弾性変形させながらカードをベ
ースプレートの上面に対してほぼ平行な姿勢にしたとこ
ろで保持部材によりカードの他方側の長辺部を保持する
ようになっている。
【0009】本カードコネクタにカードを取り付けるに
は、先ずカードを斜めの姿勢にしてその一方側の長辺部
をカードコネクタの一方側の側壁に設けられた保持溝内
に挿入した後、これ(一方側の左側長辺部)を支点にカ
ード全体を回転させ、カード下面の端子をコンタクトに
当接接触させてこれらを下方に弾性変形させながら、カ
ードがベースプレートの上面に対してほぼ平行な姿勢に
したところで、カードの他端側の長辺部を保持部材によ
り保持する。これによりカードはカード保持空間内に保
持される。一方、カードを本カードコネクタから取り外
すには、先ず保持部材によるカード他端側の長辺部の保
持を解除する。これによりカードはコンタクトの弾性力
により上方に押し上げられるが、カードの一方側の長辺
部は保持溝内に位置しているので、カードはこの一方側
の長辺部を支点に回転して他方側の長辺部が浮き上がっ
た傾斜姿勢となる。カードがこのような姿勢になった
ら、後はカードの一方側の長辺部を保持溝より離脱させ
るようにカードを取り付け時とは反対の方向に引き抜け
ばよい。
【0010】このように本発明に係るカードコネクタに
おいては、カードの着脱(取り付け及び取り外し)をベ
ースプレートの上方位置において行うことができ、カー
ドの挿入・引き抜きのためのスペースが不要となるので
小型機器への搭載に適する。また、カードホルダを用い
ていないので部品点数が少なくコストを低廉化でき、更
にカード着脱時においてカードの端子とコンタクトとが
擦れ合うことがないので摩耗が少なく、コンタクトの耐
久性を向上させることができる。
【0011】なお、上記保持部材は、カード保持空間内
に位置したカードの他方側の長辺部に沿ってスライドし
つつ第1の側壁側に移動してカードの他方側の長辺部を
保持するようになっていることが、構成を簡単にする観
点から好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る
カードコネクタ1の外観を示しており、図2は図1にお
けるII−II線矢印方向から見た断面図である。また、図
3は記憶媒体としてのカード(メモリーカード)80を
取り付けた状態のカードコネクタ1を示している。本実
施形態では便宜上、図1及び図3におけるカードコネク
タ1の手前側を前方と定義し、図1及び図3におけるカ
ードコネクタ1の左方を左方と定義する。図3に示すよ
うにカード80は、樹脂等の絶縁性材料からなる長方形
平板状の本体部81の裏面側(図3では下側)に8個の
平板状の端子82,82,…が4個ずつ前後2列に並ん
で配設された構成となっており、各端子82は、本体部
81の内部に設けられた各種情報を記憶するICチップ
(図示せず)と図示しない配線ケーブルにより繋げられ
ている。
【0013】本カードコネクタ1は、絶縁性材料からな
る平板矩形状のベースプレート10の上面10a側に、
互いに対向する左側壁11と右側壁12とを有してお
り、これら両側壁11,12の間にはカード保持空間1
3が形成されている(図2参照)。ここで、右側壁12
は後方右側壁12aと前方右側壁12bとからなってお
り、これら両右側壁12a,12bの左方端面S1,S
2は同一垂直平面上に位置している。
【0014】ベースプレート10の中央部には、図1に
示すように前後方向に延びたコンタクト取付溝14,1
4,…が4個ずつ前後2列(計8つ)に並んで設けられ
ており、これらコンタクト取付溝14の各々には導電性
材料からなるコンタクト20が取り付けられている。各
コンタクト20はベースプレート10に圧入保持された
基部21と、この基部21からベースプレート10の中
央部側に向かって延びたアーム部22と、基部21から
ベースプレート10の外方(前方又は後方)に延びたリ
ード部23とを有している。
【0015】各コンタクト20のアーム部22はその先
端部が上方に凸な形状に曲げ形成されており、その頂部
である接触部22aは本カードコネクタ1にカード80
が取り付けられていない状態(図1の状態)ではベース
プレート10の上面10aよりも上方に位置するように
なっているが、本カードコネクタ1にカード80が取り
付けられた状態(図3参照)では、8つのコンタクト2
0,20,…の各接触部22aはカード80側の端子8
2,82,…と当接接触し、カード80の本体部81に
押圧されてアーム部22全体がコンタクト取付溝14内
に押し沈められるようになっている。一方、各コンタク
ト20のリード部23はベースプレート10の前方若し
くは後方において下方に曲げられ、その下面はこのカー
ドコネクタ1が取り付けられる基板(図示せず)の表面
上に位置するようになっている。
【0016】図2に示すように、ベースプレート10の
左端部には中央部側から端部に向かうに連れて低くなる
形状の斜面部15が形成されている。また、図1及び図
3に示すように、ベースプレート10の左側壁11の中
央部分(前後方向の中央部分)には右方(ベースプレー
ト10の内方)に突出した延設部11aが設けられてお
り、ここには右方に開口した断面「コ」の字形の保持溝
16が形成されている(図2参照)。
【0017】図1及び図3に示すように、ベースプレー
ト10の後方右側壁12aと前方右側壁12bとの間に
は、上方に突出して前後方向に延びたレール17が形成
されている。このレール17は最後部17aと最前部1
7cとはともに前後方向に直線状に延びているが、最前
部17aと最後部17cとの間の中間部17bは後方か
ら前方へ向かうに連れて左方(内方)に向かうように斜
めに延びている。したがって最後部17aと最前部17
cは平行であるが同一線上には位置しておらず、最後部
17aは最前部17cよりも外方(右方)に位置してい
る。また、ベースプレート10にはこのレール17と平
行に延びたレール溝18が形成されており、レール17
と同じくその最後部18aと最前部18cはともに前後
方向に直線状に延びているが、これらの間に位置する中
間部18bは後方から前方へ向かうに連れて左方(内
方)に向かうように斜めに延びている。
【0018】図1及び図3に示すように、ベースプレー
ト10の後方右側壁12aと前方右側壁12bとの間に
は保持部材30が設けられている。この保持部材30は
図2に示すように垂直部31と、この垂直部31の上部
から左方(ベースプレート10の内方)へ向かって延び
た上方延設部32と、垂直部31の下部から左方へ向か
って延びた下方延設部33と、この下方延設部33の左
端部から上方に突出した前後2つの突起34,34とを
有した断面「コ」の字形状をした構成となっている。図
2に示すように、保持部材30の垂直部31にはベース
プレート10の右端部(レール17を含む)と嵌まり合
う形状のスライド溝35が形成されており、保持部材3
0はこのスライド溝35にベースプレート10の右端部
を嵌合させるとともに、上記両突起34,34をベース
プレート10に設けられたレール溝18内に位置させ
て、これらレール17及びレール溝18に沿ってスライ
ド移動することができるようになっている。
【0019】また、図3に示すように(図5も参照)、
カード80の本体部81の一隅には斜め45度の角度で
切り落とされた形状の斜め形状部81aが形成されてお
り、カード80はこの斜め形状部81aがカードコネク
タ1の後方に位置するように(且つ端子82,82,…
が下面側になるように)取り付けられる。また、このた
め本カードコネクタ1の左側壁11の後端部には、カー
ド保持空間13内に取り付けたカード80の斜め形状部
81aと対向する面11bが形成されており、カード8
0が誤った向きで取り付けられたときにはカード80の
本体部81がカード保持空間13内に収まらないように
して常に正しい状態でカード80が取り付けられるよう
になっている。
【0020】次に、図4及び図5用いて本カードコネク
タ1にカード80を取り付ける手順を説明する。図4は
カードコネクタ1のカード保持空間13内にカード80
を収めるまでの手順を(A),(B),(C)の順で示
したものであり、図5はカード保持空間13内に収めた
カード80の右側長辺部Rを保持部材30により保持す
るまでの手順を(A),(B),(C)の順で示したも
のである。なお、図4はカードコネクタ1の中央部分の
断面図で示し、図5はカードコネクタ1の平面図で示
す。
【0021】本カードコネクタ1にカード80を取り付
けるには、先ず保持部材30を最も後方の位置に位置さ
せた状態(図1又は図5(A)に示す状態)で、カード
80を斜めの姿勢にしてその左側長辺部Lを左側壁11
に設けられた保持溝16内に挿入し(図4(A)参
照)、カード80の左側長辺部Lが左側壁11に当接し
たらカード80の右側長辺部Rを下方に押圧して左側長
辺部Lを支点に(左側長辺部Lと斜面部15の上縁15
aとの当接点を支点に)カード80全体を回転させる。
そして、カード80下面の端子82,82,…をコンタ
クト20,20,…に当接接触させてこれらを下方に弾
性変形させながら(図4(B)参照)、カード80がベ
ースプレート10の上面10aに対してほぼ平行な姿勢
になるようにする(図4(C)及び図5(A)参照)。
なお、この状態ではカード80はコンタクト20,2
0,…の弾性力により上方に押し上げられているので、
カード80をカード保持空間13内に保持しておくに
は、カード80の右側長辺部Rを指で下方に押圧してお
く必要がある。
【0022】このようにカード80がカード保持空間1
3内に位置したら、続いて指でカード80の右側長辺部
Rを下方へ押圧したまま、保持部材30をレール17及
びレール溝18に沿ってベースプレート10の前方に移
動させる(図5(B)参照)。保持部材30はこの前方
への移動により、カード保持空間13内に位置したカー
ド80の右方側長辺部Rに沿ってスライド移動するが、
このスライド移動の際にはレール17及びレール溝18
の形状に従って左方(左側壁11側)に移動するので、
保持部材30の上方延設部32はカード80の右側長辺
部Rの上方に位置するようになる。この状態でカード8
0の右側長辺部Rを下方へ押圧している指を放しても、
カード80の右側長辺部Rは保持部材30の上方延設部
32に下面より当接してコンタクト20,20,…の弾
性力による上方への浮き上がりが阻止されるので、カー
ド80はカード保持空間13内に保持(固定)されるこ
ととなる(図5(C)参照)。このようにカード80が
カード保持空間13内に保持された状態では、カード8
0の各端子82とこれに対応するコンタクト20とは当
接接触した状態であるので、カード80と、本カードコ
ネクタ1が装着された電子機器等との間の情報伝送が可
能となる。
【0023】一方、カード80を本カードコネクタ1か
ら取り外すには、指でカード80の右側長辺部Rを下方
に押圧しつつ、保持部材30をレール17及びレール溝
18に沿って後方にスライド移動させればよい。これに
より保持部材30の上方延設部32はカード80の右側
長辺部Rの上方に位置しない状態となり、保持部材30
によるカード80の右側長辺部Rの保持(浮き上がり阻
止)は解除される。ここで、カード80を下方へ押圧し
ていた指を放すとカード80はコンタクト20,20,
…の弾性力により上方に押し上げられるが、カード80
の左側長辺部Lは保持溝16内に位置しているので、カ
ード80はこの左側長辺部Lを支点に回転し、右側長辺
部Rが浮き上がった傾斜姿勢となる(ほぼ図4(B)と
同様な姿勢)。カード80がこのような姿勢になった
ら、カード80の右側長辺部Rを指で摘んで左側長辺部
Lを保持溝16より離脱させるようにカード80を斜め
上方に引き抜けばよい。
【0024】このように本カードコネクタにおいては、
カード80の着脱(取り付け及び取り外し)をベースプ
レート10の上方位置において行うことができ、カード
80の挿入・引き抜きのためのスペースが不要となるの
で小型機器への搭載に適する。また、カードホルダを用
いていないので部品点数が少なくコストを低廉化でき、
更にカード80の着脱時においてカード80の端子82
とコンタクト20とが擦れ合うことがないので摩耗が少
なく、コンタクト20,20,…の耐久性を向上させる
ことができる。
【0025】図6は上記保持部材30の変形例を示した
ものである。この変形例に係る保持部材130は、上記
例における後方右側壁12aと前方右側壁12bとを繋
げてなる右側壁112上にヒンジHを介して揺動自在に
取り付けられた平板形状の部材であり、カード80をカ
ード保持空間13内に位置させるまでは図6(A)に示
す開いた姿勢とし、カード80がカード保持空間13内
に位置した状態ではこれをヒンジHまわりに揺動させて
図6(B)に示す閉じた姿勢にすることによりカード8
0の右側長辺部Rを保持することが可能である。ここ
で、保持部材130の両側部には突起131が設けられ
ており、これら突起131が右側壁112に設けられた
窪み112aに嵌入したときには保持部材130が右側
壁112に固定される。また、保持部材130の端部を
指で上方に引き上げれば、突起131は窪み112aか
ら外れ、保持部材130を開いた状態にすることが可能
である。
【0026】これまで本発明に係るカードコネクタの好
ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲
は上述の実施形態に限定されない。例えば、上述の実施
形態に示したカードコネクタの形状等は一例に過ぎず、
ベースプレートの上面側に互いに対向する第1及び第2
の側壁を有し、これら両側壁の間に形成されたカード保
持空間内にベースプレートの上面とほぼ平行な姿勢でカ
ードを保持してカードの下面に設けられた平板状の端子
にベースプレートに取り付けられたコンタクトを当接接
触させる構成のものであれば、上記実施形態に示した形
状と異なる形状であっても構わない。また、保持部材は
上記第1の側壁に設けられた保持溝内に一方側の長辺部
が保持されてカード保持空間内に位置したカードの他の
長辺部を保持できるものであれば他の構成を有していて
も構わないが、上記2例の保持部材13,130は、構
成が簡単になる観点において特に好ましい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカー
ドコネクタにおいては、カードの着脱(取り付け及び取
り外し)をベースプレートの上方位置において行うこと
ができ、カードの挿入・引き抜きのためのスペースが不
要となるので小型機器への搭載に適する。また、カード
ホルダを用いていないので部品点数が少なくコストを低
廉化でき、更にカード着脱時においてカードの端子とコ
ンタクトとが擦れ合うことがないので摩耗が少なく、コ
ンタクトの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカードコネクタの斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線矢印方向から見た断面図
である。
【図3】カードを取り付けた状態の本カードコネクタの
斜視図である。
【図4】カード保持空間内にカードを収めるまでの手順
を(A),(B),(C)の順で示す本カードコネクタ
の断面図である。
【図5】カード保持空間内に収めたカードの右側長辺部
を保持部材により保持するまでの手順を(A),
(B),(C)の順で示す本カードコネクタの平面図で
ある。
【図6】保持部材の変形例を示しており、(A)は右側
壁に対して開いた姿勢の保持部材の斜視図、(B)は右
側壁に対して閉じた姿勢の保持部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 カードコネクタ 10 ベースプレート 11 左側壁 12 右側壁 13 カード保持空間 16 保持溝 17 レール 18 レール溝 20 コンタクト 22a 接触部 30 保持部材 80 カード 82 端子 L 左側長辺部 R 右側長辺部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FB18 FC09 FC25 FC30 FC33 FC36 FC38 HA07 HB11 HB16 HC06 KA06 KA15 5E023 AA04 AA16 AA21 BB19 BB22 CC26 DD06 DD14 DD17 EE06 FF01 GG09 HH19 HH20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートの上面側に互いに対向す
    る第1及び第2の側壁を有し、前記両側壁の間に形成さ
    れたカード保持空間内に前記ベースプレートの上面とほ
    ぼ平行な姿勢でカードを保持して前記カードの下面に設
    けられた平板状の端子に前記ベースプレートに取り付け
    られたコンタクトを当接接触させる構成のカードコネク
    タであって、 前記第1の側壁に設けられ、前記カード保持空間内に位
    置した前記カードの一方側の長辺部を保持する保持溝
    と、 前記第2の側壁に設けられ、前記カード保持空間内に位
    置した前記カードの他方側の長辺部を保持する保持部材
    とを備え、 前記カードを斜めにした姿勢で前記一方側の長辺部を前
    記保持溝内に挿入した後、この一方側の長辺部を支点に
    前記カード全体を回転させて前記端子を前記コンタクト
    に当接接触させ、前記コンタクトを下方に弾性変形させ
    ながら前記カードを前記ベースプレートの前記上面に対
    してほぼ平行な姿勢にしたところで前記保持部材により
    前記カードの他方側の長辺部を保持するようになってい
    ることを特徴とするカードコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は、前記カード保持空間内
    に位置した前記カードの前記他方側の長辺部に沿ってス
    ライドしつつ前記第1の側壁側に移動して前記カードの
    前記他方側の長辺部を保持するようになっていることを
    特徴とする請求項1記載のカードコネクタ。
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JP (1) JP2002334745A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013131422A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 接続部品

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JP2013131422A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 接続部品

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