JP2002334678A - 走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフォーカス方法および走査型荷電粒子ビーム装置 - Google Patents

走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフォーカス方法および走査型荷電粒子ビーム装置

Info

Publication number
JP2002334678A
JP2002334678A JP2001138782A JP2001138782A JP2002334678A JP 2002334678 A JP2002334678 A JP 2002334678A JP 2001138782 A JP2001138782 A JP 2001138782A JP 2001138782 A JP2001138782 A JP 2001138782A JP 2002334678 A JP2002334678 A JP 2002334678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
peak
scanning
charged particle
particle beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001138782A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsugi Yamada
貢 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jeol Ltd filed Critical Jeol Ltd
Priority to JP2001138782A priority Critical patent/JP2002334678A/ja
Publication of JP2002334678A publication Critical patent/JP2002334678A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の試料表面形状や観察倍率においても正
確な合焦点位置が得られる走査型荷電粒子ビーム装置に
おけるオートフォーカス方法および走査型荷電粒子ビー
ム装置を実現する。 【解決手段】 電子ビーム1を試料5上に集束すると共
に、試料上の所定領域でビームを2次元的に走査する。
この際、試料上のビームのフォーカスの状態を段階的に
変化させ、各フォーカスの段階において試料上の特定領
域をビームによって走査し、ビーム走査に基づいて得ら
れた検出信号を、複数の異なった周波数通過帯域の複数
のハイパスフィルタを通過させ、それぞれの周波数帯域
の信号を積分し、各フォーカスの段階における積分値を
記憶し、この積分値の数列に基づいてピーク確度を判定
し、判定された複数のピーク確度を比較していずれかの
ピーク位置を選択し、選択されたピーク位置に対応する
電子ビームのフォーカスの状態にビームのフォーカス状
態をセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次荷電粒子ビー
ムのオートフォーカスを高い精度で行うことができる走
査電子顕微鏡等の走査型荷電粒子ビーム装置におけるオ
ートフォーカス方法および走査型荷電粒子ビーム装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】走査電子顕微鏡では、試料上に電子ビー
ムを細く集束すると共に、試料上の所定範囲を電子ビー
ムで走査するようにしている。試料に電子ビームを照射
することによって2次電子が発生するが、この2次電子
を検出し、この検出信号を一次電子ビームの走査と同期
した陰極線管に供給し、試料の走査像を表示するように
している。
【0003】このような走査電子顕微鏡には高い分解能
で像の観察を行うために、オートフォーカス機能が付属
している。図1は、オートフォーカス機能を有した従来
の走査電子顕微鏡の一例を示している。1は電子銃(図
示せず)から発生し加速された電子ビームである。2,
3は2段偏向コイルであり、2段偏向コイル2,3のそ
れぞれには、水平と垂直の偏向コイルが含まれている。
4は対物レンズであり、対物レンズ4によって細く集束
された電子ビームは、試料5に照射される。6は試料5
への電子ビームの照射によって発生した、例えば、2次
電子を検出するための検出器である。
【0004】2段偏向コイル2,3の水平方向の偏向コ
イルには、水平走査信号発生回路7から駆動回路8を介
して水平走査信号が供給され、垂直方向の偏向コイルに
は、垂直走査信号発生回路9から駆動回路10を介して
垂直走査信号が供給される。水平走査信号発生回路7と
垂直走査信号発生回路9からの走査信号の速度(周期)
は、制御回路11によって制御される。対物レンズ4に
は、焦点位置制御器12からの任意の励磁電流が駆動回
路13を介して供給される。試料5上の電子ビームのフ
ォーカスの状態は、焦点位置制御器12からの電流値に
よって変えることができる。
【0005】前記検出器6によって検出された信号は、
増幅器14を介して水平、垂直走査信号が供給されてい
る陰極線管15とローパスフィルタ16に供給される。
ローパスフィルタ16を通過した所定の周波数以下の信
号は、ハイパスフィルタ17に供給される。ハイパスフ
ィルタ17を通過した所定の周波数以上の信号は、絶対
値演算器18に供給される。
【0006】絶対値演算器18においては、供給された
信号の絶対値が求められ、絶対値信号は積分器19に供
給される。積分器19は一次電子ビームによる試料上の
1回の2次元走査期間(例えば、垂直走査信号の1走査
期間)、絶対値信号の積分を行う。積分器19によって
得られた積分値は、ピーク判定器20に供給されて記憶
される。ピーク判定器20によって判定されたピーク位
置に関する情報は制御回路11に供給される。このよう
な構成の動作を次に説明する。
【0007】通常の2次電子像を観察する場合、所望の
走査速度となるよう制御回路11は水平走査信号発生回
路7と垂直走査信号発生回路9を制御し、その結果、所
望の偏向信号が偏向コイル2、3に供給され、電子ビー
ム1は、偏向コイル2,3により偏向を受け、試料5の
所望領域を走査する。
【0008】電子ビームの試料5への照射に伴って発生
した2次電子は、検出器6によって検出され、その検出
信号は、増幅器14によって増幅された後、走査信号が
供給されている陰極線管15に供給されることから、陰
極線管15には試料の2次電子像が表示される。
【0009】次にオートフォーカス動作について説明す
る。まず、制御回路11の制御に基づき、焦点位置制御
器12により対物レンズ4の初期励磁電流値を設定し、
図2に示すようにステップ状に対物レンズ4の励磁電流
値を変化させる。この動作は試料5上の電子ビームのフ
ォーカス状態を段階的に変化させることに相当する。
【0010】この電子ビームのフォーカス状態のステッ
プ状の変化の都度、偏向コイル2,3には試料5上の所
望領域を1回2次元走査するための走査信号が供給され
る。試料5への電子ビームの照射に基づいて発生した2
次電子は、検出器6によって検出される。検出信号は増
幅器14によって増幅された後、ローパスフィルタ16
とハイパスフィルタ17によって特定の周波数成分をカ
ットした後、絶対値演算器18において負信号が反転さ
れる。なお、この絶対値演算器18としては、負信号を
反転させる回路のみならず、二乗演算や片波整流であっ
ても良い。
【0011】絶対値演算器18の出力は積分器19に供
給されて信号の積分が行われる。この積分は、試料5上
の所望領域の1回の2次元走査の期間実行され、その走
査が終了した後、積分値はピーク判定器20にその時の
対物レンズ4の励磁電流値と対応させて記憶される。
【0012】このような対物レンズの励磁のステップ状
の変化と各励磁状態における電子ビームの2次元走査に
基づく信号の積分とを一定の範囲実行すると、ピーク判
定器20には、図3に示すような数列が得られる。図3
において横軸が対物レンズの励磁電流(電子ビームのフ
ォーカスの状態)、縦軸が積分値である。ピーク判定器
20は、得られた数列からピーク位置Pを判定し、その
時の対物レンズの励磁強度M0情報を制御回路11に供
給する。
【0013】制御回路11はピーク判定器20から供給
された対物レンズの励磁強度情報に基づき焦点位置制御
器12を制御する。その結果、焦点位置制御器12から
駆動回路13を介して対物レンズ4には、試料5上の電
子ビームが、最適なフォーカス状態となるような励磁電
流が供給されることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のオート
フォーカス動作において、検出器14で得られる信号の
周波数スペクトルのエネルギー分布は、試料の形状や観
察倍率によって異なるものとなる。例えば、試料がその
表面に大きな形状を有しているものの、細かい形状を有
していない場合は、信号のエネルギーは周波数の低い領
域に集中する。このような場合では、ハイパスフィルタ
17の通過域は、低い周波数領域まで拡げないと十分な
積分値が得られないことになる。
【0015】一方、試料がその表面に大きな形状と細か
い形状の両者を同時に有している場合には、信号のエネ
ルギーは周波数の低い領域から高い領域まで存在する。
この場合、周波数の高い信号が正確な合焦点位置を示す
ことになる。しかしながら、ハイパスフィルタ17の通
過域が低い周波数であると、試料上の大きな形状に起因
する周波数の低い領域の信号が積分値に含まれて、合焦
点位置が不正確になってしまう。
【0016】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、任意の試料表面形状や観察倍率に
おいても正確な合焦点位置が得られる走査型荷電粒子ビ
ーム装置におけるオートフォーカス方法および走査型荷
電粒子ビーム装置を実現するにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に基づく
走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフォーカス方
法は、一次荷電粒子ビームを試料上に集束すると共に、
試料上の所定領域でビームを2次元的に走査し、試料上
の走査によって得られた信号を検出し、ビームの走査に
同期して検出信号に基づき試料像を表示するようにした
走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフォーカス方
法において、試料上のビームのフォーカスの状態を段階
的に変化させ、各フォーカスの段階において試料上の特
定領域をビームによって走査し、ビーム走査に基づいて
得られた検出信号の内、複数の異なった周波数帯域の信
号を通過させ、それぞれの周波数帯域の信号を積分し、
各フォーカスの段階における積分値を記憶し、この積分
値の数列に基づいてピーク確度を判定するステップと、
このステップで得られた複数のピーク確度を判定し比較
していずれかのピーク位置を選択し、選択されたピーク
位置に対応する一次荷電粒子ビームのフォーカスの状態
にビームのフォーカス状態をセットするようにしたこと
を特徴としている。
【0018】請求項1の発明では、異なった周波数帯域
の信号に基づいてピーク確度の判定を行い、優れたピー
ク確度のピーク位置に基づいてフォーカスの調整を行
う。請求項2に基づく走査型荷電粒子ビーム装置におけ
るオートフォーカス方法は、一次荷電粒子ビームを試料
上に集束すると共に、試料上の所定領域でビームを2次
元的に走査し、試料上の走査によって得られた信号を検
出し、ビームの走査に同期して検出信号に基づき試料像
を表示するようにした走査型荷電粒子ビーム装置におけ
るオートフォーカス方法において、試料上のビームのフ
ォーカスの状態を段階的に変化させ、各フォーカスの段
階において試料上の特定領域をビームによって走査し、
ビーム走査に基づいて得られた検出信号の内、特定の周
波数帯域の信号を通過させ、それぞれの周波数帯域の信
号を積分し、各フォーカスの段階における積分値を記憶
し、この積分値の数列に基づいてピーク確度を判定する
ステップと、このステップを各フォーカスの段階におい
て信号の通過周波数帯域を異ならせて複数回行い、得ら
れた複数のピーク確度を判定し比較していずれかのピー
ク位置を選択し、選択されたピーク位置に対応する一次
荷電粒子ビームのフォーカスの状態にビームのフォーカ
ス状態をセットするようにしたことを特徴としている。
【0019】請求項2の発明でも、異なった周波数帯域
の信号に基づいてピーク確度の判定を行い、優れたピー
ク確度のピーク位置に基づいてフォーカスの調整を行
う。請求項3による走査型荷電粒子ビーム装置における
オートフォーカス方法では、請求項1〜2記載の発明に
おいて、ピーク確度の判定を、積分値の数列のピークを
示すフォーカス位置の算出と、そのピークの存在の確か
さにより行う。
【0020】請求項4による走査型荷電粒子ビーム装置
におけるオートフォーカス方法では、請求項1〜2記載
の発明において、ピーク確度の判定を、積分値の最大値
と最小値、積分値の数列の単調増加性、単調減少性に基
づいて行う。
【0021】請求項5に基づく走査型荷電粒子ビーム装
置は、一次荷電粒子ビームを試料上に集束すると共に、
試料上の所定領域でビームを2次元的に走査し、試料上
の走査によって得られた信号を検出し、ビームの走査に
同期して検出信号に基づき試料像を表示するようにした
走査型荷電粒子ビーム装置において、試料上のビームの
フォーカスの状態を段階的に変化させる手段と、各フォ
ーカスの段階において試料上の特定領域をビームによっ
て走査する手段と、ビーム走査に基づいて得られた検出
信号が供給され、所定の周波数帯域の信号を通過させる
複数の並列に設けられた帯域フィルタと、それぞれの帯
域フィルタの出力が供給される複数の絶対値回路と、そ
れぞれの絶対値回路の出力信号を積分する複数の積分器
と、それぞれの積分器の出力が供給されるピーク確度判
定器と、ピーク確度判定器からの信号に基づき複数のピ
ーク確度を比較し、ピーク位置を選択するピーク位置選
択器と、ピーク位置選択器によって選択されたピーク位
置に対応する一次荷電粒子ビームのフォーカスの状態に
ビームフォーカス手段をセットする手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0022】請求項5の発明では、異なった周波数帯域
の信号に基づいてピーク確度の判定を行い、優れたピー
ク確度のピーク位置に基づいてフォーカスの調整を行
う。請求項6の発明は、一次荷電粒子ビームを試料上に
集束すると共に、試料上の所定領域でビームを2次元的
に走査し、試料上の走査によって得られた信号を検出
し、ビームの走査に同期して検出信号に基づき試料像を
表示するようにした走査型荷電粒子ビーム装置におい
て、試料上のビームのフォーカスの状態を段階的に変化
させる手段と、各フォーカスの段階において試料上の特
定領域をビームによって走査する手段と、ビーム走査に
基づいて得られた検出信号が供給され、所定の周波数帯
域の信号を通過させると共に、その通過帯域を変えるこ
とができる帯域フィルタと、帯域フィルタの出力が供給
される絶対値回路と、絶対値回路の出力信号を積分する
積分器と、積分器の出力が供給されるピーク確度判定器
と、ピーク確度判定器からの信号に基づき複数のピーク
確度を比較し、ピーク位置を選択するピーク位置選択器
と、ピーク位置選択器によって選択されたピーク位置に
対応する一次荷電粒子ビームのフォーカスの状態にビー
ムフォーカス手段をセットする手段とを備えており、各
フォーカスの段階において、帯域フィルタの通過帯域を
変えて複数回試料上の同一領域をビームによって走査
し、各フォーカスの段階で複数のピーク確度を得るよう
に構成したことを特徴としている。
【0023】請求項6の発明では、異なった周波数帯域
の信号に基づいてピーク確度の判定を行い、優れたピー
ク確度のピーク位置に基づいてフォーカスの調整を行
う。請求項3による走査型荷電粒子ビーム装置における
オートフォーカス方法では、請求項1〜2記載の発明に
おいて、ピーク確度の判定を、積分値の数列のピークを
示すフォーカス位置の算出と、そのピークの存在の確か
さにより行う。
【0024】請求項4による走査型荷電粒子ビーム装置
におけるオートフォーカス方法では、請求項1〜2記載
の発明において、ピーク確度の判定を、積分値の最大値
と最小値、積分値の数列の単調増加性、単調減少性に基
づいて行う。
【0025】請求項7による走査型荷電粒子ビーム装置
では、請求項5〜6記載の発明において、ピーク確度の
判定を、積分値の数列のピークを示すフォーカス位置の
算出と、そのピークの存在の確かさにより行う。
【0026】請求項8による走査型荷電粒子ビーム装置
では、請求項5〜6記載の発明において、ピーク確度の
判定を、積分値の最大値と最小値、積分値の数列の単調
増加性、単調減少性に基づいて行う。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図4は、本発明に基づく走
査電子顕微鏡の一例を示したもので、図1に示した従来
装置と同一ないしは類似の構成要素には同一番号が付さ
れている。図示していない電子銃から発生した電子ビー
ム1は、コンデンサレンズ(図示せず)と対物レンズ4
によって試料5上に細く集束される。
【0028】また、電子ビーム1は、2段偏向コイル
2,3により偏向されるが、2段偏向コイル2,3のそ
れぞれには、水平と垂直の偏向コイルが含まれている。
4は対物レンズであり、対物レンズ4によって細く集束
された電子ビーム1は、試料5に照射される。6は試料
5への電子ビームの照射によって発生した、例えば、2
次電子を検出するための検出器である。
【0029】2段偏向コイル2,3の水平方向の偏向コ
イルには、水平走査信号発生回路7から駆動回路8を介
して水平走査信号が供給され、垂直方向偏向コイルに
は、垂直走査信号発生回路9から駆動回路10を介して
垂直走査信号が供給される。水平走査信号発生回路7と
垂直走査信号発生回路9からの走査信号の速度(周期)
は、制御回路11によって制御される。対物レンズ4に
は、焦点位置制御器12からの任意の励磁電流が駆動回
路13を介して供給される。試料5上の電子ビームのフ
ォーカスの状態は、焦点位置制御器12からの電流値に
よって変えることができる。
【0030】前記検出器6によって検出された信号は、
増幅器14を介して水平、垂直走査信号が供給されてい
る陰極線管15とローパスフィルタ16に供給される。
ローパスフィルタ16を通過した所定の周波数以下の信
号は、第1のハイパスフィルタ17aと第2のハイパス
フィルタ17bに供給される。ハイパスフィルタ17aを
通過した所定の周波数以上の信号は、絶対値演算器18
aに供給される。
【0031】絶対値演算器18aにおいては、供給され
た信号の絶対値が求められ、絶対値信号は積分器19a
に供給される。積分器19aは一次電子ビームによる試
料上の1回の2次元走査期間、絶対値信号の積分を行
う。積分器19aによって得られた積分値は、ピーク確
度判定器22aに供給されて記憶される。ピーク確度判
定器22aによって判定されたピーク位置に関する情報
はピーク位置選択器23に供給される。
【0032】一方、ハイパスフィルタ17bを通過した
所定の周波数以上の信号は、絶対値演算器18bに供給
される。絶対値演算器18bにおいては、供給された信
号の絶対値が求められ、絶対値信号は積分器19bに供
給される。積分器19bは一次電子ビームによる試料上
の1回の2次元走査期間、絶対値信号の積分を行う。積
分器19bによって得られた積分値は、ピーク確度判定
器22bに供給されて記憶される。ピーク確度判定器2
2bによって判定されたピーク位置に関する情報はピー
ク位置選択器23に供給される。ピーク位置選択器23
によって選択されたピーク位置情報は、制御回路11に
供給される。このような構成の動作を次に説明する。
【0033】通常の2次電子像を観察する場合、所望の
走査速度となるよう制御回路11は水平走査信号発生回
路7と垂直走査信号発生回路9を制御し、その結果、所
望の偏向信号が偏向コイル2、3に供給され、電子ビー
ム1は、偏向コイル2,3により偏向を受け、試料5の
所望領域を走査する。
【0034】電子ビームの試料5への照射に伴って発生
した2次電子は、検出器6によって検出され、その検出
信号は、増幅器14によって増幅された後、走査信号が
供給されている陰極線管15に供給されることから、陰
極線管15には試料の2次電子像が表示される。
【0035】次にオートフォーカス動作について説明す
る。まず、制御回路11の制御に基づき、焦点位置制御
器12により対物レンズ4の初期励磁電流値を設定し、
図2に示すようにステップ状に対物レンズ4の励磁電流
値を変化させる。この動作は試料5上の電子ビームのフ
ォーカス状態を段階的に変化させることに相当する。
【0036】この電子ビームのフォーカス状態のステッ
プ状の変化の都度、偏向コイル2,3には試料5上の所
望領域を1回2次元走査するための走査信号が供給され
る。試料5への電子ビームの照射に基づいて発生した2
次電子は、検出器6によって検出される。検出信号は増
幅器14によって増幅された後、ローパスフィルタ16
に供給され、所定の周波数以上の周波数成分がカットさ
れる。
【0037】ローパスフィルタ16を通過した信号は、
第1と第2のハイパスフィルタ17a、17bに供給さ
れ、おのおの所定の周波数成分以下の信号がカットされ
る。なお、第1と第2のハイパスフィルタ17a、17b
のカット周波数は異ならせてある。第1と第2のハイパ
スフィルタ17a、17bによって特定の周波数成分をカ
ットした後、絶対値演算器18a、18bにおいて負信号
が反転される。なお、この絶対値演算器18a、18bと
しては、負信号を反転させる回路のみならず、二乗演算
や片波整流であっても良い。
【0038】絶対値演算器18a、18bの出力は積分器
19a、19bに供給されて信号の積分が行われる。この
積分は、試料5上の所望領域の1回の2次元走査の期間
実行され、その走査が終了した後、積分値はピーク確度
判定器22a、22bにその時の対物レンズ4の励磁電流
値と対応させて記憶される。
【0039】このような対物レンズの励磁のステップ状
の変化と各励磁状態における電子ビームの2次元走査に
基づく信号の積分とを一定の範囲実行すると、ピーク確
度判定器22a、22bには、図5(a)〜(c)に示す
ような数列が得られる。図5において横軸が対物レンズ
の励磁電流(電子ビームのフォーカスの状態)、縦軸が
積分値である。各ピーク確度判定器22a、22bは、得
られた数列からピークを示すフォーカス位置の算出と、
そのピークの存在の確かさをピーク確度判定値として出
力する。
【0040】より具体的には、積分値の最大値と最小
値、数列の単調増加性、単調減少性などから総合的にピ
ーク確度判定値を求める。図5(a)〜(c)に示すよ
うな数列の場合、例えば、図5(a)の数列は単調増加
性と単調減少性が優れており、ピーク確度の判定値が大
と判定される。また、図5(b)や(c)に示される数
列は単調増加性と単調減少性が劣っており、ピーク確度
の判定値が小と判定される。
【0041】ピーク確度の比較を行うピーク位置選択器
23は、ピーク確度判定器22a、22baからの複数の
ピーク確度判定値を比較し、より優れているピーク確度
判定結果と組になったフォーカス位置を正しい合焦点位
置と認定する。そして、その時の対物レンズの励磁強度
0情報を制御回路11に供給する。
【0042】制御回路11はピーク位置選択器23から
供給された対物レンズの励磁強度情報に基づき焦点位置
制御器12を制御する。その結果、焦点位置制御器12
から駆動回路13を介して対物レンズ4には、試料5上
の電子ビームが、最適なフォーカス状態となるような励
磁電流が供給されることになる。
【0043】図6は本発明の他の実施の形態を示したも
ので、図4の実施の形態に比較し、ハイパスフィルタを
一つにし、通過域が可変のハイパスフィルタ25が設け
られている。この実施の形態においても、試料5上のビ
ームのフォーカスの状態を段階的に変化させ、各フォー
カスの段階において試料上の特定領域をビームによって
走査し、ビーム走査に基づいて得られた検出信号の内、
ローパスフィルタ16とハイパスフィルタ25によって
特定の周波数帯域の信号を通過させている。
【0044】ハイパスフィルタ25の出力信号は、絶対
値演算された後、積分器19で積分される。各フォーカ
スの段階における積分値はピーク確度判定器22に供給
されて記憶される。
【0045】次に、ハイパスフィルタ25の通過域を変
化させ、この状態で試料5上のビームのフォーカスの状
態を段階的に変化させ、各フォーカスの段階において試
料上の特定領域をビームによって走査し、ビーム走査に
基づいて得られた検出信号の内、ローパスフィルタ16
とハイパスフィルタ25によって特定の周波数帯域の信
号を通過させている。
【0046】ハイパスフィルタ25の出力信号は、絶対
値演算された後、積分器19で積分される。各フォーカ
スの段階における積分値はピーク確度判定器22に供給
されて記憶される。この結果、ピーク確度判定器22に
は、異なった周波数帯域の信号の積分値の数列が記憶さ
れ、ピーク確度判定器22は、得られた複数の数列それ
ぞれからピークを示すフォーカス位置の算出と、そのピ
ークの存在の確かさをピーク確度判定値として出力す
る。
【0047】ピーク確度の比較を行うピーク位置選択器
23は、ピーク確度判定器22からの複数のピーク確度
判定値を比較し、より優れているピーク確度判定結果と
組になったフォーカス位置を正しい合焦点位置と認定す
る。そして、その時の対物レンズの励磁強度M0情報を
制御回路11に供給する。
【0048】以上本発明の実施の形態を説明したが、本
発明はこの実施の形態に限定されず幾多の変形が可能で
ある。例えば、検出器の出力信号をディジタルに変換
し、それ以降の信号処理をディジタル演算処理しても良
い。また、ローパスフィルタとハイパスフィルタを設け
たが、両者の機能を有するバンドパスフィルタを用いて
も良い。更に、2次電子を検出するようにしたが反射電
子等他の信号を用いても良い。更にまた、走査電子顕微
鏡を例に説明したが、イオンビームを試料上で走査する
装置にも本発明を適用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、オー
トフォーカスを行う際に、異なった周波数帯域の信号に
基づいてピーク確度の判定を行い、優れたピーク確度の
ピーク位置に基づいてフォーカスの調整を行うようにし
たので、任意の試料表面の形状や観察倍率であっても正
確なフォーカス合わせを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のオートフォーカス機能を備えた走査電子
顕微鏡の一例を示す図である。
【図2】図1の走査電子顕微鏡によるオートフォーカス
動作を説明するために用いた信号波形図である。
【図3】図1の走査電子顕微鏡によるオートフォーカス
動作を説明するために用いた信号波形図である。
【図4】本発明に基づく走査電子顕微鏡の一例を示す図
である。
【図5】積分値の数列の各種例を示す図である。
【図6】本発明に基づく走査電子顕微鏡の他の実施の形
態を示す図である。
【符号の説明】
2、3 偏向コイル 4 対物レンズ 5 試料 6 検出器 7 水平走査信号発生回路 8、10,13 駆動回路 9 垂直走査信号発生回路 11 制御回路 12 焦点位置制御器 16 ローパスフィルタ 17 ハイパスフィルタ 18 絶対値演算器 19 積分器 22 ピーク確度判定器 23 ピーク位置選択器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次荷電粒子ビームを試料上に集束する
    と共に、試料上の所定領域でビームを2次元的に走査
    し、試料上の走査によって得られた信号を検出し、ビー
    ムの走査に同期して検出信号に基づき試料像を表示する
    ようにした走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフ
    ォーカス方法において、試料上のビームのフォーカスの
    状態を段階的に変化させ、各フォーカスの段階において
    試料上の特定領域をビームによって走査し、ビーム走査
    に基づいて得られた検出信号の内、複数の異なった周波
    数帯域の信号を通過させ、それぞれの周波数帯域の信号
    を積分し、各フォーカスの段階における積分値を記憶
    し、この積分値の数列に基づいてピーク確度を判定する
    ステップと、このステップで得られた複数のピーク確度
    を判定し比較していずれかのピーク位置を選択し、選択
    されたピーク位置に対応する一次荷電粒子ビームのフォ
    ーカスの状態にビームのフォーカス状態をセットするよ
    うにした走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフォ
    ーカス方法。
  2. 【請求項2】 一次荷電粒子ビームを試料上に集束する
    と共に、試料上の所定領域でビームを2次元的に走査
    し、試料上の走査によって得られた信号を検出し、ビー
    ムの走査に同期して検出信号に基づき試料像を表示する
    ようにした走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフ
    ォーカス方法において、試料上のビームのフォーカスの
    状態を段階的に変化させ、各フォーカスの段階において
    試料上の特定領域をビームによって走査し、ビーム走査
    に基づいて得られた検出信号の内、特定の周波数帯域の
    信号を通過させ、それぞれの周波数帯域の信号を積分
    し、各フォーカスの段階における積分値を記憶し、この
    積分値の数列に基づいてピーク確度を判定するステップ
    と、このステップを各フォーカスの段階において信号の
    通過周波数帯域を異ならせて複数回行い、得られた複数
    のピーク確度を判定し比較していずれかのピーク位置を
    選択し、選択されたピーク位置に対応する一次荷電粒子
    ビームのフォーカスの状態にビームのフォーカス状態を
    セットするようにした走査型荷電粒子ビーム装置におけ
    るオートフォーカス方法。
  3. 【請求項3】 ピーク確度の判定は、積分値の数列のピ
    ークを示すフォーカス位置の算出と、そのピークの存在
    の確かさである請求項1〜2記載の走査型荷電粒子ビー
    ム装置におけるオートフォーカス方法。
  4. 【請求項4】 ピーク確度の判定は、積分値の最大値と
    最小値、積分値の数列の単調増加性、単調減少性に基づ
    いて行われる請求項1〜2記載の走査型荷電粒子ビーム
    装置におけるオートフォーカス方法。
  5. 【請求項5】 一次荷電粒子ビームを試料上に集束する
    と共に、試料上の所定領域でビームを2次元的に走査
    し、試料上の走査によって得られた信号を検出し、ビー
    ムの走査に同期して検出信号に基づき試料像を表示する
    ようにした走査型荷電粒子ビーム装置において、試料上
    のビームのフォーカスの状態を段階的に変化させる手段
    と、各フォーカスの段階において試料上の特定領域をビ
    ームによって走査する手段と、ビーム走査に基づいて得
    られた検出信号が供給され、所定の周波数帯域の信号を
    通過させる複数の並列に設けられた帯域フィルタと、そ
    れぞれの帯域フィルタの出力が供給される複数の絶対値
    回路と、それぞれの絶対値回路の出力信号を積分する複
    数の積分器と、それぞれの積分器の出力が供給されるピ
    ーク確度判定器と、ピーク確度判定器からの信号に基づ
    き複数のピーク確度を比較し、ピーク位置を選択するピ
    ーク位置選択器と、ピーク位置選択器によって選択され
    たピーク位置に対応する一次荷電粒子ビームのフォーカ
    スの状態にビームフォーカス手段をセットする手段とを
    備えた走査型荷電粒子ビーム装置。
  6. 【請求項6】 一次荷電粒子ビームを試料上に集束する
    と共に、試料上の所定領域でビームを2次元的に走査
    し、試料上の走査によって得られた信号を検出し、ビー
    ムの走査に同期して検出信号に基づき試料像を表示する
    ようにした走査型荷電粒子ビーム装置において、試料上
    のビームのフォーカスの状態を段階的に変化させる手段
    と、各フォーカスの段階において試料上の特定領域をビ
    ームによって走査する手段と、ビーム走査に基づいて得
    られた検出信号が供給され、所定の周波数帯域の信号を
    通過させると共に、その通過帯域を変えることができる
    帯域フィルタと、帯域フィルタの出力が供給される絶対
    値回路と、絶対値回路の出力信号を積分する積分器と、
    積分器の出力が供給されるピーク確度判定器と、ピーク
    確度判定器からの信号に基づき複数のピーク確度を比較
    し、ピーク位置を選択するピーク位置選択器と、ピーク
    位置選択器によって選択されたピーク位置に対応する一
    次荷電粒子ビームのフォーカスの状態にビームフォーカ
    ス手段をセットする手段とを備えており、各フォーカス
    の段階において、帯域フィルタの通過帯域を変えて複数
    回試料上の同一領域をビームによって走査し、各フォー
    カスの段階で複数のピーク確度を得るように構成した走
    査型荷電粒子ビーム装置。
  7. 【請求項7】 ピーク確度判定器は、ピーク確度を積分
    値の数列のピークを示すフォーカス位置の算出と、その
    ピークの存在の確かさにより求める請求項5〜6記載の
    走査型荷電粒子ビーム装置。
  8. 【請求項8】 ピーク確度判定器は、ピーク確度を積分
    値の最大値と最小値、積分値の数列の単調増加性、単調
    減少性に基づいて行う請求項5〜6記載の走査型荷電粒
    子ビーム装置。
JP2001138782A 2001-05-09 2001-05-09 走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフォーカス方法および走査型荷電粒子ビーム装置 Withdrawn JP2002334678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138782A JP2002334678A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフォーカス方法および走査型荷電粒子ビーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138782A JP2002334678A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフォーカス方法および走査型荷電粒子ビーム装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002334678A true JP2002334678A (ja) 2002-11-22

Family

ID=18985663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001138782A Withdrawn JP2002334678A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフォーカス方法および走査型荷電粒子ビーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002334678A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7361896B2 (en) 2004-05-18 2008-04-22 Hitachi High-Technologies Corporation Scanning electron microscope and a method for adjusting a focal point of an electron beam of said scanning electron microscope
KR20190133095A (ko) 2018-05-22 2019-12-02 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 주사형 전자 현미경
CN113588798A (zh) * 2021-07-28 2021-11-02 之江实验室 一种超声扫描显微镜实时自动对焦方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7361896B2 (en) 2004-05-18 2008-04-22 Hitachi High-Technologies Corporation Scanning electron microscope and a method for adjusting a focal point of an electron beam of said scanning electron microscope
KR20190133095A (ko) 2018-05-22 2019-12-02 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 주사형 전자 현미경
KR102194152B1 (ko) 2018-05-22 2020-12-22 주식회사 히타치하이테크 주사형 전자 현미경
US11133148B2 (en) 2018-05-22 2021-09-28 Hitachi High-Tech Corporation Scanning electron microscope
US11562882B2 (en) 2018-05-22 2023-01-24 Hitachi High-Tech Corporation Scanning electron microscope
CN113588798A (zh) * 2021-07-28 2021-11-02 之江实验室 一种超声扫描显微镜实时自动对焦方法
CN113588798B (zh) * 2021-07-28 2024-02-09 之江实验室 一种超声扫描显微镜实时自动对焦方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7442929B2 (en) Scanning electron microscope
JP2008300358A (ja) 急速に焦点距離を変更する為のシステム及び方法
KR102155621B1 (ko) 하전입자선 장치
JP2005310602A (ja) 荷電粒子線調整方法、及び荷電粒子線装置
JPH1173903A (ja) 走査電子顕微鏡のオートフォーカス方法
JPH08184747A (ja) 顕微鏡自動焦点位置検出装置
JP4829584B2 (ja) 電子線装置の自動調整方法及び電子線装置
JP2002334678A (ja) 走査型荷電粒子ビーム装置におけるオートフォーカス方法および走査型荷電粒子ビーム装置
JPH06243812A (ja) 走査電子顕微鏡
JPH02236937A (ja) 電子線照射装置
CN112309809B (zh) 带电粒子束装置的焦点调整方法和带电粒子束装置
JP2001006599A (ja) 電子ビーム装置における電子ビーム制御方法
JP4634324B2 (ja) 透過電子顕微鏡
JP2005505896A (ja) 急速に焦点距離を変更する為のシステム及び方法
JP2001110347A (ja) 荷電粒子線装置における自動焦点合わせ方法
JP6227866B2 (ja) 荷電粒子装置
JP3101089B2 (ja) 走査電子顕微鏡における輝度補正方法
JP2007178764A (ja) オートフォーカス方法およびオートフォーカス装置
JPH10172489A (ja) 走査電子顕微鏡における電子ビームの調整方法
JP5228463B2 (ja) 電子線装置、電子線形状測定方法及び画像処理方法
WO2023248320A1 (ja) 荷電粒子線装置
JPH08148108A (ja) 自動焦点調整方法
JP2000340154A (ja) 走査電子顕微鏡
JP3114416B2 (ja) 荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法
JP3364400B2 (ja) 走査電子顕微鏡における電子ビームの調整方法ならびに走査電子顕微鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805