JP2002334066A - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

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JP2002334066A
JP2002334066A JP2001141091A JP2001141091A JP2002334066A JP 2002334066 A JP2002334066 A JP 2002334066A JP 2001141091 A JP2001141091 A JP 2001141091A JP 2001141091 A JP2001141091 A JP 2001141091A JP 2002334066 A JP2002334066 A JP 2002334066A
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Ayumi Sato
歩 佐藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチプロセッサシステムにおける割込み制御
において、従来装置とのソフトウェアの互換性を維持し
つつ、バスまたはクロスバスイッチを用いた結合路や割
込み制御システムを複雑化することなく、柔軟性に富
み、信頼性が高く、しかも、簡易で安価に実現できるよ
うにする。 【解決手段】複数のシステムノードをバスまたはスイッ
チを用いた結合路により結合したマルチプロセッサシス
テムにおいて、周辺IO装置からの割込み信号をシステ
ムノードに含まれている任意の割込みコントローラに自
由に切替えて送る手段と、割込みコントローラからの割
込み要求信号をシステムノードに含まれている任意のプ
ロセッサに自由に切替えて送る手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチプロセッサ
システムに係り、特に、複数のプロセッサをバスまはス
イッチで結合するマルチプロセッサシステムにおいて、
冗長性のある割込み制御を実現してシステムの信頼性を
高めるのに好適なマルチプロセッサシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、システムの可用性向上、および、
高性能化を図るため複数のプロセッサが通信し、協調し
ながら動作するマルチプロセッサシステムが用いられる
のが一般的になってきている。
【0003】以下、図10を用いてこのようなマルチプ
ロセッサシステムの一形態である分散共有メモリ型マル
チプロセッサについて説明する。図10は、従来技術に
係る分散共有メモリ型マルチプロセッサの構成図であ
る。
【0004】この分散共有メモリ型マルチプロセッサ
は、ローカルなシステムノード100−1〜100−m
をバスまたはスイッチを用いた結合路101で結合して
おり、各々のシステムノードには、複数のプロセッサ1
0−1〜10−k、共有メモリ20−1〜20−m、ノ
ードコントローラ30−1〜20−m、および、周辺I
O装置40−1〜40−mが含まれている。そして、こ
の構成では、共有メモリは全てのプロセッサから平等に
アクセスすることができる。
【0005】結合路101にバスを用いたこのような構
成のシステムでは、プロセッサ台数、システムノード数
が増加した場合、また、各プロセッサの性能が向上して
共有メモリのアクセスの頻度が上がった場合には、バス
の転送能力がシステム性能のボトルネックとなる。
【0006】この解決策として、各システムノードを適
宜必要に応じてスイッチ(クロスバスイッチ)により接
続するためのクロスバスイッチ網を適用することが考え
られている。
【0007】このような構成であれば、要求先が重なら
ない限り、各システムノード間の共有メモリと複数のプ
ロセッサとの間の通信を同時に並列して処理することが
でき、プロセッサの能力を十分に活かすことができる。
このため、高いシステムスループットを実現することが
可能となる。しかしながら、このクロスバスイッチ網を
適用した構成の実現には、難しい問題が含まれている。
【0008】プロセッサ数、システムノード数を増加さ
せることによりシステム性能を引き出そうとした場合、
システム内のクロスバスイッチ網への結合数が増加する
と、クロスバスイッチ網のハードウエアリソースがより
膨大で複雑な構成となる。このため、現在の半導体集積
回路の製造技術では実装面およひ外部接続ピン数に制限
を受けることになる。したがって、半導体集積回路の実
装面および外部接続ピン数、さらに製造コスト等の制限
内で、より多くのプロセッサ、システムノードをクロス
バスイッチ網に接続するためには、クロスバスイッチの
構造、制御をよりシンプルにして、システムノード間の
接続以外の機能はできるだけ排除する必要がある。
【0009】次に、マルチプロセッサシステムの割込み
制御について説明する。
【0010】マルチプロセッサシステムのプロセッサ
は、マルチタスクシステムのタスク切替え、ハードウェ
ア例外処理、周辺IO装置の処理終了通知など、実行中
のプログラムの処理の切替をおこなうために割込みが使
用される。
【0011】プロセッサ内部または外部からの割込み要
求が発生すると、プロセッサは割込み受付許可状態であ
れば、実行中の命令を終了後、次に実行すべき命令アド
レスを示す命令レジスタなどの所定のレジスタの内容を
メモリなどに退避して、その後、割込みベクタの読取り
をおこなう。
【0012】割込みベクタは、予め定められたアドレス
のメモリ上に置かれ、その中には割込み要因に対応する
割込み処理プログラムの先頭メモリアドレスが格納され
ている。
【0013】その後、プロセッサは、割込みベクタで示
されるメモリアドレスの命令を読込んで、割込み処理プ
ログラムの実行をおこなう。このように、割込みにより
実行中のプログラムの処理を一時中断し、割込み処理プ
ログラムを実行して、実行する処理の切替をおこなうこ
とになる。このような割込み方式は、ベクタ割込みと呼
ばれ、現在のマイクロプロセッサにおいても標準として
広く普及している。この割込み要求、割込みベクタをプ
ロセッサに通知する手段として最も一般的なものが割込
みコントローラを使用する方法である。
【0014】以下、図11を用いて従来技術に係る割込
みコントローラを使用する割込み制御について説明す
る。図11は、従来技術に係る割込みコントローラを使
用する割込み制御を説明するためのシステムノードの構
成図である。
【0015】図11に示されるように、1システムノー
ド、1プロセッサ構成での割込み処理では、割込みコン
トローラ50−1は、周辺IO装置40−1から割込み
信号INTが入力されると、割込みコントローラ50−
1は、割込み要求信号INTRをプロセッサ1に出力す
る。割込み要求信号INTRが入力されたプロセッサ1
0−1は、これに応えてトランザクションタイプの割込
み承認信号INTAをノードコントローラに出力する。
なお、トランザクションタイプの信号とはノードコント
ローラを経由して送られる信号のことである。
【0016】割込みコントローラ50−1は、割込み承
認信号INTAを受けて、現在発生中の割込みのうち最
も優先度の高い割込み要因の番号(ベクタ番号)を内部
バス上に出力する。プロセッサ10−1は、これを命令
語の一部として読み出し、共有メモリ内に格納されてい
る割込みベクタの中から命令語中のベクタ番号に対応す
る割込みベクタを読み出して分岐し所定の割込み処理を
おこなう。この様なシーケンスで割込み処理をおこなう
プロセッサは広く普及しており、従来装置とのソフトウ
ェアの互換性を保つためにはこのシーケンスに従う必要
がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置と
のソフトウェアの互換性を保ったシーケンスに従った割
り込み処理を上記のマルチプロセッサシステムで実現す
るためには、各システムノードに搭載されている周辺I
O装置40−1〜40−mに対応したm本の割込み信号
INT(1〜m)を割込みコントローラ50−1〜50
−mへ送信し、さらにそれらの割込みコントローラから
のm本の割込み要求信号INTR(1〜m)をプロセッ
サ10−1〜10−kへ送信するための物理的な構成が
問題となる。
【0018】先ず、図12を用いて従来技術に係る割込
み制御を、マルチプロセッサに適用した場合について説
明する。図12は、従来技術に従来技術に係る割込み制
御を、マルチプロセッサに適用した場合の構成図であ
る。
【0019】図12のように、一般的に、前述の割込み
制御方法のソフトウェアの互換性を保った従来装置での
システム装置構成は、割込みコントローラはシステム内
で一つであり、システム内の全周辺IO装置40−1〜
40−mからの割込み信号INT1〜INTmを1つの
割込みコントローラ50−1に送信する必要がある。
【0020】また、その割込みコントローラ50−1か
らプロセッサに送る割込み要求信号INTRは、割込み
処理を実行するシステムで括り付けの1台の専用プロセ
ッサまたは特定のプロセッサ10−1に入力するシステ
ム構成が一般的である。
【0021】しかし、このように割込み処理を実行する
割込みコントローラおよびプロセッサを限定すること
は、システムの柔軟性、信頼性の面で大きく制限される
ことになる。
【0022】一方、各システムノード100−1〜10
0−mに搭載されている周辺IO装置40−1〜40−
mからの割込み信号INT1〜INTmの割込みコント
ローラ50−1への送信は、クロスバスイッチ101経
由することが考えられる。しかし前述のように性能面か
らより多くのプロセッサ、システムノードをクロスバス
イッチ101に接続するために、半導体集積回路の実装
面および外部接続ピン数、コストの制限から、クロスバ
スイッチ101の構造、制御および送られる信号の形態
が、よりシンプルであることが求められており、クロス
バスイッチ101を割込み信号INT1〜INTmの送
信に用いることは難しい。
【0023】さらに、システムの柔軟性、信頼性の向上
の点から、割込み処理を実行する割込みコントローラお
よびプロセッサをシステムの中で自由に選んで使用でき
るようにするためには、全周辺IO装置40−1〜40
−mからの割込み信号INT1〜INTmを使用する割
込みコントローラ50−1〜50−mに応じて接続を切
替えて、送れるようにする必要がある。また、割込み処
理を実行するプロセッサも同様に任意に選べるようにす
るためには、割込みコントローラからの割込み要求信号
INTR1〜 INTRmをそれぞれシステムに搭載さ
れている全プロセッサ10−1〜10−kに、その接続
を切替えて、送れるようにする必要がある。
【0024】この場合には、割込み信号INT1〜IN
Tmと割込みコントローラ50−1〜50−m、割込み
要求信号INTR1〜INTRmとプロセッサ10−1
〜10−kをそれぞれに接続する信号線と制御が必要と
なり、クロスバスイッチ101内にこの接続、切替えの
手段を設けることはさらに困難となる。
【0025】また、特開平6−35864号公報には、
マルチプロセッサシステムにおいて、割込みコントロー
ラを用いた割り込み制御をおこなうために、共有バスと
は別に新たにサブプロセッサバスを設けて、割込みベク
タを格納する専用ローカルメモリをサブプロセッサバス
に接続する技術が開示されている。これにより、割込み
処理に起因する共有バスのオーバーヘッドを抑えて、か
つ、従来のプロセッサとのソフトウェア的な互換性を保
つようにしたものである。
【0026】しかしながら、上記特開平6−35864
号公報の技術は、新たにサブプロセッサバスと、ベクタ
専用のローカルメモリを設ける必要があり、またメイン
プロセッサバスとサブプロセッサバスとのアクセス切替
制御や、サブプロセッサバスのアービトレーション制御
などの複雑な制御回路が必要になり、プロセッサ数の多
いシステムに適用した場合ハードウエア量が増え、コス
トの増加を招くという問題点があった。
【0027】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されもので、その目的は、マルチプロセッサシステムに
おける割込み制御において、従来装置とのソフトウェア
の互換性を維持しつつ、システムノード間の結合路がバ
ス結合およびスイッチ結合のいずれであっても、また、
システムノードの数が増し、バスまたはクロスバスイッ
チ接続数が増加した場合であっても、バスまたはクロス
バスイッチを用いた結合路や割込み制御システムを複雑
化することなく、柔軟性に富み、信頼性が高く、しか
も、簡易で安価なマルチプロセッサシステムを提供する
ことにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチプロセッ
サのシステムでは、周辺IO装置からの割込み信号を、
任意のシステムノード内にある割込みコントローラに自
由に接続して切替えられるようにする。また、割込みコ
ントローラからの割込み要求信号を、任意のシステムノ
ード内にあるプロセッサに自由に接続して切替えられる
ようにする。そして、これらの接続、切替えの手段をク
ロスバスイッチ101外に別の制御手段として設ける。
また、この割込み信号と割込み要求信号を、自由に切り
替える手段は、各システムノード内に設けてもよいし、
あるいはシステムノードとは別のモジュールとして配置
してもよい。
【0029】このようにすれば、単純かつ安価なハード
ウエアで実現可能なマルチプロセッサ用割込み制御シス
テムが実現できる。また、割込み信号および割込み要求
信号の経路を自由に切り替える事ができ、柔軟性、信頼
性の高いシステム構成をとることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各実施形態
を、図1ないし図9を用いて説明する。
【0031】〔本発明のマルチプロセッサシステムのシ
ステム構成〕先ず、図1ないし図3を用いて本発明に係
るマルチプロセッサシステムのシステム構成について説
明する。図1は、本発明に係るマルチプロセッサシステ
ムのシステム構成を示す構成図である。図2は、周辺I
O装置から割込みコントローラに割込み信号を送信する
仕組みを説明するための概念図である。図3は、割込み
コントローラからプロセッサに割込み要求信号を送信す
る仕組みを説明するための概念図である。
【0032】本実施形態で説明する本発明のマルチプロ
セッサシステムは、図1に示されるようにシステムノー
ド1とシステムノード2の二つのシステムノードに、そ
れぞれ2個のプロセッサを搭載している。システムノー
ド1とシステムノード2は、それぞれノードコントロー
ラ30−1,30−2を有し、これらは、クロスバース
イッチ101で結合されている。
【0033】また、システムノード1内には、ノードコ
ントローラ30−1に接続される形態で、複数のプロセ
ッサ10−1〜10−2、共有メモリ20−1、周辺I
O装置40−1、および、割込みコントローラが設けら
れている。システムノード内の共有メモリはシステム内
の全てのプロセッサから平等にアクセスすることがで
き、いわゆる分散共有メモリ型のマルチプロセッサシス
テムとなっている。周辺IO装置40−1は、システム
ノードに接続されている周辺装置の総称で、SCSIカ
ード、ハードディスク装置などである。
【0034】また、2個のプロセッサが接続されたノー
ドコントローラ30−1は、クロスバスイッチ101を
介してクロスバスイッチ101内のスイッチング論理
(図示せず)によって、発行順に時系列的に目的の他の
システムノードとの間でデータの授受をおこなうことが
できる。
【0035】このクロスバスイッチ101は、各システ
ムノードが接続されるポートの間の接続を切り替えるこ
とにより、各システムノード間を自由に接続することが
でき、接続されたシステムノード間毎に独立して動作す
る事ができる。
【0036】本発明のマルチプロセッサシステムにおい
て、各システムノードの周辺IO装置からの割込み信号
は、システムノードの外部で、クロスバースイッチ10
0とは別個に設けた割込み信号切替え装置102に送ら
れる。この割込み信号切替え装置102は、接続先を切
替えることにより、システム内のシステムノードにある
任意の割込みコントローラに割込み信号を送信すること
ができるようになっている。
【0037】また同様に、各システムノードの割込みコ
ントローラからの割込み要求信号は、システムノードの
外部で、クロスバースイッチ100とは別個に設けた割
込み要求信号切替え装置103に送られる。この割込み
信号切替え装置103は、接続先を切替えることによ
り、システム内のシステムノードにある任意のプロセッ
サに割込み要求信号を送信することができるようになっ
ている。
【0038】そして、切替え制御装置104により、こ
の割込み信号切替え装置102および割込み要求信号切
替え装置103の制御をおこなって接続先を切替える。
【0039】図2に示されるように、割込み信号切替え
装置102には、各システムノードの周辺IO装置から
割込み信号INT1〜INT2が送られくる。そして、
割込み信号切替え装置102は、割込み信号切替え装置
102内のスイッチ回路により接続を切替えて、各シス
テムノード内の任意の割込みコントローラに、割込み信
号INTI1〜INTI2を自由に選択して送ることが
できる。
【0040】割込み信号INT1〜INT2およびIN
TI1〜INTI2の信号線は、すべての周辺IO装置
の割込みリクエスタと割込み切替え装置102、割込み
コントローラにワイヤードORの形で接続されている。
【0041】一方、図3に例示されるように、割込み要
求信号切替え装置103には、各システムノードの割込
みコントローラから割込み要求信号INTRO1〜IN
TRO2がおくられてくる。そして、割込み要求信号切
替え装置103内のスイッチ先回路により接続を切替え
て、各システム内の任意のプロセッサへ割込み要求信号
INTR1〜INTR4を自由に選択して送ることがで
きる。
【0042】〔実施形態1〕以下、本発明の第一の実施
形態を、図4ないし図6を用いて説明する。図4は、本
発明の第一の実施形態における周辺IO装置から割込み
コントローラに割込み信号を送信する仕組みを説明する
ための概念図である。図5は、本発明の第一の実施形態
における割込みコントローラからプロセッサに割込み要
求信号を送信する仕組みを説明するための概念図であ
る。図6は、本発明の第一の実施形態における割込み制
御を説明するためのタイミングチャートである。
【0043】本発明の第一の実施形態は、接続している
システムノードが同一のシステムとして動作する場合で
ある。ここで同一のシステムと言っているのは、同一の
システムに属するシステムノード内のプロセッサ間、共
有メモリ、周辺IO装置でデータや命令の共有を実現
し、互いのコンポーネントとそれらのやり取りができる
が、違うシステムでは、それらのやり取りはおこなわな
いと言うことである。したがって、割込み制御もそれを
前提としておこなうことになる。
【0044】本実施形態では、クロスバースイッチ10
0に物理的につながっている全てのシステムノードが同
一のシステムに属しているものとする。
【0045】先ず、図4により周辺IO装置から割込み
コントローラに、割込み信号が伝えられるまでの手順を
説明する。
【0046】本実施形態では、システム内でシステムノ
ード100−1搭載の割込みコントローラ50−1が使
用されるとする。なお、割込み信号切替え装置102の
中の交線の黒丸は信号線が接続されていることを示して
いる。この場合には、切替え制御装置104により割込
み信号切替え装置102内のスイッチ回路を制御し、割
込み信号INT1〜INT2が、割込み信号INTI1
として割込みコントローラ50−1に入力されるように
する。これによりシステムノード100−1〜100−
2搭載の周辺IO装置からの割込みは、システムノード
100−1搭載の割込みコントローラ50−1で管理さ
れることになる。
【0047】次に、図5により割込みコントローラから
プロセッサに、割込み要求信号が伝えられるまでの手順
を説明する。
【0048】本実施形態では、システム内でシステムノ
ード100−2搭載のプロセッサ10−3が割込み処理
をおこなうプロセッサに割り当てられているとする。な
お、割込み要求信号切替え装置103の中の交線の黒丸
は信号線が接続されていることを示している。この場合
には、切替え制御装置104により割込み要求信号切替
え装置103内のスイッチ回路を制御し、システムノー
ド100−1搭載の割込みコントローラ50−1からの
割込み要求信号INTRO1を、割込み要求信号INT
R3としてプロセッサ10−3に入力する。これにより
割込みコントローラからの割込み要求は、システムノー
ド100−2搭載のプロセッサ10−3に伝えられ、プ
ロセッサ10−3が割込み処理を実行することになる。
【0049】このような割込み発生からプロセッサで割
込み処理が実行するまでの手順が、各コンポーネントに
伝えられる経路を示すと図6に示すようになる。なお、
図6のタイミングチャートにおいて、縦方向には、動作
に関係する各モジュールが配置され、横方向は各モジュ
ールの動作の時間軸が示されている。
【0050】先ず、システムノード100−2搭載の周
辺IO装置40−2から割込み要求が発生し、割込み信
号INT2が出力される。割込み信号INT2を入力し
た割込み信号切替え装置102では、内部のスイッチ回
路の接続により、INT1〜INT2からINTINT
I1が出力されるようになっている。そして、割込み信
号INTI1は、システムノード100−1搭載の割込
みコントローラ50−1に入力され、これを受けて割込
みコントローラ50−1は、割込み要求信号INTRO
1を出力する。割込み要求信号切替え装置103では、
内部のスイッチ回路の接続により、割込み要求信号IN
TRO1の入力すると割込み要求信号INTR3が出力
されるようになっている。この割込み要求信号INTR
3は、システムノード100−2搭載のプロセッサ10
−3に伝えられ、プロセッサ10−3は、割込み受付許
可状態であれば、実行中の命令を終了後、割込みベクタ
の読取りのためトランザクション形式の割込み承認トラ
ンザクションINTAを割込みコントローラ50−1宛
に出力する。割込み承認トランザクションINTAはノ
ードコントローラ30−2およびクロスバスイッチ10
1を経由して、割込みコントローラ50−1に伝えら
れ、これを受けて割込みコントローラ50−1では現在
発生中の割込みのうち最も優先度の高い割込み要因の番
号(ベクタ番号)を割込み承認トランザクションINT
Aのデータ返答の形でプロセッサ10−3宛にノードコ
ントローラ30−1に出力する。ベクタ番号は、ノード
コントローラ30−1およびクロスバスイッチ101を
経由してプロセッサ10−3に伝えられる。プロセッサ
10−3はこれを命令語の一部として読み出し、共有メ
モリ内に格納されている割込みベクタの中から命令語中
のベクタ番号に対応する割込みベクタを読み出して分岐
し所定の割込み処理をおこなう。
【0051】〔実施形態2〕以下、本発明の第二の実施
形態を、図7ないし図9を用いて説明する。図7は、本
発明の第二の実施形態における周辺IO装置から割込み
コントローラに割込み信号を送信する仕組みを説明する
ための概念図である。図8は、本発明の第二の実施形態
における割込みコントローラからプロセッサに割込み要
求信号を送信する仕組みを説明するための概念図であ
る。図9は、本発明の第二の実施形態における割込み制
御を説明するためのタイミングチャートである。
【0052】本発明の第二の実施形態は、接続している
システムノードが別個のシステムとして動作する場合で
ある。すなわち、図1に示されたシステムノード101
とシステムノード2が独立したシステムとして動作する
例である。したがって、割込み制御もそれぞれのシステ
ムで閉じたものになる。
【0053】先ず、図7により周辺IO装置から割込み
コントローラに、割込み信号が伝えられるまでの手順を
説明する。
【0054】本実施形態では、システムノード100−
1の動作するシステム内では、システムノード101−
1搭載の割込みコントローラ50−1が使用され、シス
テムノード100−2の動作するシステム内では、シス
テムノード100−2の割込みコントローラ50−2が
使用されるものとする。この場合には、切替え制御装置
104により割込み信号切替え装置102内のスイッチ
回路を制御し、割込み信号INT1が、割込み信号IN
TI1として割込みコントローラ50−1に入力され、
割込み信号INT2が、割込み信号INTI2として割
込みコントローラ50−2に入力されることになる。こ
れにより、システムノード100−1搭載の周辺IO装
置40−1からの割込みは、割込みコントローラ50−
1で管理され、システムノード100−2搭載の周辺I
O装置40−2からの割込みはシステムノード100−
2搭載の割込みコントローラ50−2で管理されること
になる。
【0055】次に、図8により割込みコントローラから
プロセッサに、割込み要求信号が伝えられるまでの手順
を説明する。
【0056】システムノード100−1の動作するシス
テム内では、システムノード101のプロセッサ10−
1が割込み処理をおこなうプロセッサとして割り当てら
れていて、システムノード100−2の動作するシステ
ム内ではシステムノード100−2のプロセッサ10−
4が割込み処理をおこなうプロセッサとして割り当てら
れているものとする。この場合には、切替え制御装置1
04により割込み要求信号切替え装置103内のスイッ
チ回路を制御し、システムノード100−1搭載の割込
みコントローラ50−1からの割込み要求信号INTR
O1がINTR1としてプロセッサ10−1に入力さ
れ、システムノード100−2搭載の割込みコントロー
ラ50−2からの割込み要求信号INTRO2がINT
R4としてプロセッサ10−4に入力される。これによ
りシステムノード100−1の動作するシステム内で
は、プロセッサ10−1が割込み処理を実行し、システ
ムノード100−2の動作するシステム内ではシステム
ノード100−2のプロセッサ10−4が割込み処理を
実行することになる。
【0057】このような割込み発生からプロセッサで割
込み処理が実行するまでの手順が、各コンポーネントに
伝えられる経路を示すと図9に示すようになる。
【0058】先ず、システムノード100−1の動作す
るシステム内でシステムノード100−1搭載の周辺I
O装置40−1から割込み要求が発生し、割込み信号I
NT1が出力される。また、システムノード100−2
の動作するシステム内では、システムノード100−2
搭載の周辺IO装置40−2から割込み要求が発生し、
割込み信号INT2が出力される。割込み信号切替え装
置102には、割込み信号INT1とINT2が入力さ
れ、内部のスイッチ回路の接続により、割込み信号IN
T1が割込み信号INTI1として出力され、割込み信
号INT2が割込み信号INTI2として出力される。
この割込み信号INTI1、INTI2は、それぞれ割
込みコントローラ50−1、割込みコントローラ50−
2に入力され、これを受けて割込みコントローラ50−
1、割込みコントローラ50−2は、割込み要求信号I
NTRO1、INTRO2を出力する。割込み要求信号
切替え装置103では、内部のスイッチ回路により、割
込み要求信号INTRO1が割込み要求信号INTR1
として出力され、割込み要求信号INTRO2が割込み
要求信号INTR4として出力される。
【0059】そして、割込み要求信号INTR1は、シ
ステムノード100−1搭載のプロセッサ10−1に伝
えられ、割込みベクタの読取りのため割込み承認トラン
ザクションINTAを割込みコントローラ50−1宛に
出力する。割込み承認トランザクションINTAはノー
ドコントローラ30−1を経由して割込みコントローラ
50−1に伝えられ、これを受けて割込みコントローラ
50−1では割込み要因の番号(ベクタ番号)をプロセ
ッサ10−1宛にノードコントローラ30−1に出力す
る。ベクタ番号は、ノードコントローラ30−1を経由
してプロセッサ10−1に伝えられる。プロセッサ10
−1はこれを受けて、共有メモリ内に格納されているベ
クタ番号に対応する割込みベクタを読み出して分岐し所
定の割込み処理をおこなう。
【0060】また同様に、割込み要求信号INTR4
は、システムノード100−2搭載のプロセッサ10−
4に伝えられ、割込みベクタの読取りのため割込み承認
トランザクションINTAを割込みコントローラ50−
2宛に出力する。割込み承認トランザクションINTA
はノードコントローラ30−2を経由して割込みコント
ローラ50−2に伝えられ、これを受けて割込みコント
ローラ50−2では割込み要因の番号(ベクタ番号)を
プロセッサ10−4宛にノードコントローラ30−2に
出力し、プロセッサ10−4はこれを受けて所定の割込
み処理をおこなう。
【0061】〔本発明の他のシステム構成の可能性〕以
上の説明では、システムノードの結合路としては、クロ
スバースイッチを用いているがバス結合による結合路で
も良い。
【0062】また、システムノード内の共有メモリが他
の任意のシステムノードのプロセッサと共有可能な分散
共有メモリ型マルチプロセッサの構成を例にとって説明
してきたが、他のシステム形態、例えば、各プロセッサ
が共有メモリを持たない、いわゆる、疎結合のマルチプ
ロセッサシステムにも本発明の割込み制御は適用可能で
ある。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、マルチプロセッサシス
テムにおける割込み制御において、従来装置とのソフト
ウェアの互換性を維持しつつ、システムノード間の結合
路がバス結合およびスイッチ結合のいずれであっても、
また、システムノードの数が増し、バスまたはクロスバ
スイッチ接続数が増加した場合であっても、バスまたは
クロスバスイッチを用いた結合路や割込み制御システム
を複雑化することなく、柔軟性に富み、信頼性が高く、
しかも、簡易で安価なマルチプロセッサシステムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチプロセッサシステムのシス
テム構成を示す構成図である。
【図2】周辺IO装置から割込みコントローラに割込み
信号を送信する仕組みを説明するための概念図である。
【図3】割込みコントローラからプロセッサに割込み要
求信号を送信する仕組みを説明するための概念図であ
る。
【図4】本発明の第一の実施形態における周辺IO装置
から割込みコントローラに割込み信号を送信する仕組み
を説明するための概念図である。
【図5】本発明の第一の実施形態における割込みコント
ローラからプロセッサに割込み要求信号を送信する仕組
みを説明するための概念図である。
【図6】本発明の第一の実施形態における割込み制御を
説明するためのタイミングチャートである。
【図7】本発明の第二の実施形態における周辺IO装置
から割込みコントローラに割込み信号を送信する仕組み
を説明するための概念図である。
【図8】本発明の第二の実施形態における割込みコント
ローラからプロセッサに割込み要求信号を送信する仕組
みを説明するための概念図である。
【図9】本発明の第二の実施形態における割込み制御を
説明するためのタイミングチャートである。
【図10】従来技術に係る分散共有メモリ型マルチプロ
セッサの構成図である。
【図11】従来技術に係る割込みコントローラを使用す
る割込み制御を説明するためのシステムノードの構成図
である。
【図12】従来技術に従来技術に係る割込み制御を、マ
ルチプロセッサに適用した場合の構成図である。
【符号の説明】
10−1〜10−k…プロセッサ 20−1〜20−m…共有メモリ 30−1〜30−m…ノードコントローラ 40−1〜40−m…周辺IO装置 50−1〜50−m…割込みコントローラ 101…クロスバスイッチ(結合路) 102…割込み信号切替え装置 103…割込み要求信号切替え装置 104…切替え制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシステムノードをバスまたはスイ
    ッチを用いた結合路により結合したマルチプロセッサシ
    ステムにおいて、 前記システムノードは、 一つ以上のプロセッサと、 割込みコントローラと、 周辺IO装置とを備え、 前記周辺IO装置からの割込み信号を前記複数のシステ
    ムノードに含まれている任意の割込みコントローラに自
    由に切替えて送る手段と、 前記割込みコントローラからの割込み要求信号を前記複
    数のシステムノードに含まれている任意のプロセッサに
    自由に切替えて送る手段とからなることを特徴とするマ
    ルチプロセッサシステム。
  2. 【請求項2】 前記システムノードの交信できる範囲を
    一つのシステムとして、このマルチプロセッサシステム
    を複数のシステムとして分割したときに、 前記周辺IO装置からの割込み信号を前記割込みコント
    ローラに自由に切替えて送る手段は、その周辺IO装置
    が含まれているシステムノードと同じシステムのシステ
    ムノードにある割込みコントローラに、割込み信号を送
    り、 前記割込みコントローラからの割込み要求信号を前記プ
    ロセッサに自由に切替えて送る手段は、その割込みコン
    トローラが含まれているシステムノードと同じシステム
    のシステムノードにあるプロセッサに、割込み要求信号
    を送ることを特徴とする請求項1記載のマルチプロセッ
    サシステム。
  3. 【請求項3】 前記システムノードの数、および、前記
    システムノード内のプロセッサの数を自由に変更するこ
    とが可能なことを特徴とする請求項1記載のマルチプロ
    セッサシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009187223A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Nec Corp プロセッサ、電子機器、割込み制御方法及び割込み制御プログラム

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