JP2002333919A - 生産管理システムの判定値算出装置、方法及び記録媒体 - Google Patents

生産管理システムの判定値算出装置、方法及び記録媒体

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JP2002333919A
JP2002333919A JP2001140948A JP2001140948A JP2002333919A JP 2002333919 A JP2002333919 A JP 2002333919A JP 2001140948 A JP2001140948 A JP 2001140948A JP 2001140948 A JP2001140948 A JP 2001140948A JP 2002333919 A JP2002333919 A JP 2002333919A
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judgment
determination
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JP2001140948A
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Shozo Kimura
正三 木村
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Sony Corp
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造ラインにおける異常判定のための判定値
を容易かつ適正に自動設定する。 【解決手段】 製造ラインでは複数の工程に分かれて材
料を加工する。各工程の加工作業(A01)後に、中間
製品の品質管理項目(例えば、各回路素子の線幅、膜
厚、光沢度等)の測定を行い(A02)、測定結果がネ
ットワークLAN(A03)を通じて生産管理システム
(A04)へ送られる。生産管理システム(A04)に
は、測定結果の合格・不合格判定プログラム(A0
5)、及び判定値データベース(以下、DBという)
(A06)が搭載されており、判定値DB(A06)を
検索して得られた判定値(A07)と測定値(A03)
を比較して、OKまたはNGの判定結果(A08)を出
力する。この判定結果は、結果表示用ユーザ端末(A0
9)や各工程の判定表示機(A10)に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種製品の製造ラ
インにおいて異常判定等の品質管理を行なう生産管理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、製造工場における製造ライン
では、一般に生産管理用のコンピュータシステム(以
下、生産管理システムという)で製品加工順序の管理を
行っている。また、この生産管理システムでは、製品の
品質向上を目的として品質管理項目を定め、加工工程毎
に中間製品の測定を行なっている。ここで、測定の結果
が、予め定めておいた測定用の下限値と上限値の間であ
れば正常と判断し、次工程へ製品を渡す。一方、下限値
より下回る上限値を上回る場合には異常と判断し、製造
ラインをストップさせる仕組みを持たせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な仕組みを有する従来の生産管理システムにおいて、品
質管理能力を十分に発揮させるには、異常判定のための
判定値を適正に設定することと、異常か否か正しく判定
することが重要である。そこで、判定値の設定を行なう
には、過去の測定値の標準偏差を用いる方法が一般的で
あるが、品質管理項目数が多い場合には、従来は設定作
業に時間がかかるという問題があった。このために下記
の不具合が生じる。 (1)設定作業の時間削減のために、管理項目数を必要
以上に削減することになり、本来の品質向上の機能を十
分に発揮できない。 (2)設定作業の時間削減のために、担当者が長年の勘
で判定値を決めてしまう結果となり、担当者間の差が生
じる。 (3)製品仕様や外的条件が変更になった場合に速やか
にそれを設定値に反映させることができない。 (4)判定値と測定値の関係が徐々にずれてきている場
合の傾向判定、及び判定値の見直しのフィードバックを
自動化できない。
【0004】そこで本発明の目的は、製造ラインにおけ
る異常判定のための判定値を容易かつ適正に設定するが
でき、かつ、異常か否か正しく判定することができる生
産管理システムの判定値算出装置、方法及び記録媒体を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、製造ラインに設置した測定機から得られる測
定値を判定値と比較することにより、前記製造ラインに
流通する製品の品質判定を行なう生産管理システムの判
定値算出装置において、過去に測定された測定値を保存
する蓄積手段と、前記判定値を算出するための計算式を
設定する計算式設定手段と、前記蓄積手段に保存された
測定値を検索する検索条件を設定する検索条件設定手段
と、前記蓄積手段から検索された測定値に含まれる異常
値を除去する除去方法を設定する異常値除去方法設定手
段と、製造条件の変更を入力する入力手段と、前記入力
手段からの製造条件の変更入力があった場合に、各工程
毎に前記検索条件設定手段に設定された検索条件に基づ
いて前記蓄積手段に保存された測定値を検索し、前記異
常値除去方法設定手段に設定された除去方法によって前
記検索された測定値から異常値を除去し、この異常値を
除去した測定値に対して前記計算式設定手段に設定され
た計算式に基づいて計算を行ない判定値を算出する算出
手段とを有することを特徴とする。
【0006】また本発明は、製造ラインに設置した測定
機から得られる測定値を判定値と比較することにより、
前記製造ラインに流通する製品の品質判定を行なう生産
管理システムの判定値算出方法において、過去に測定さ
れた測定値を保存する蓄積媒体に蓄積ステップと、前記
判定値を算出するための計算式を設定する計算式設定ス
テップと、前記蓄積ステップによって蓄積媒体に保存さ
れた測定値を検索する検索条件を設定する検索条件設定
ステップと、前記蓄積媒体から検索された測定値に含ま
れる異常値を除去する除去方法を設定する異常値除去方
法設定ステップと、製造条件の変更を入力する入力ステ
ップと、前記入力ステップによる製造条件の変更入力が
あった場合に、各工程毎に前記検索条件設定ステップに
よって設定された検索条件に基づいて前記蓄積媒体に保
存された測定値を検索し、前記異常値除去方法設定ステ
ップによって設定された除去方法によって前記検索され
た測定値から異常値を除去し、この異常値を除去した測
定値に対して前記計算式設定ステップによって設定され
た計算式に基づいて計算を行ない判定値を算出する算出
ステップとを有することを特徴とする。
【0007】また本発明は、製造ラインに設置した測定
機から得られる測定値を判定値と比較することにより、
前記製造ラインに流通する製品の品質判定を行なう生産
管理システムの判定値算出プログラムを格納したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体において、過去に測定さ
れた測定値を保存する蓄積媒体に蓄積ステップと、前記
判定値を算出するための計算式を設定する計算式設定ス
テップと、前記蓄積ステップによって蓄積媒体に保存さ
れた測定値を検索する検索条件を設定する検索条件設定
ステップと、前記蓄積媒体から検索された測定値に含ま
れる異常値を除去する除去方法を設定する異常値除去方
法設定ステップと、製造条件の変更を入力する入力ステ
ップと、前記入力ステップによる製造条件の変更入力が
あった場合に、各工程毎に前記検索条件設定ステップに
よって設定された検索条件に基づいて前記蓄積媒体に保
存された測定値を検索し、前記異常値除去方法設定ステ
ップによって設定された除去方法によって前記検索され
た測定値から異常値を除去し、この異常値を除去した測
定値に対して前記計算式設定ステップによって設定され
た計算式に基づいて計算を行ない判定値を算出する算出
ステップとを有するプログラムを格納したことを特徴と
する。
【0008】本発明による生産管理システムの判定値算
出装置において、入力手段からの製造条件の変更入力が
あった場合、判定値の算出手段は、各工程毎に検索条件
設定手段に設定された検索条件に基づいて蓄積手段に保
存された測定値を検索し、異常値除去方法設定手段に設
定された除去方法によって検索された測定値から異常値
を除去し、この異常値を除去した測定値に対して計算式
設定手段に設定された計算式に基づいて計算を行ない判
定値を算出する。そして、生産管理システムでは、この
算出された判定値により、それ以降の製造ラインから測
定される各製品の測定値について、合格、不合格を判定
する。
【0009】したがって、製造ラインの生産管理に必要
な判定値を自動的に設定、更新することができるため、
煩雑な設定作業が不要となり、従来のように設定作業の
時間削減のために、管理項目数を必要以上に削減するこ
ともなくなり、本来の品質向上の機能を十分に発揮でき
るとともに、担当者の勘に頼ることなく判定値を決定で
き、担当者間の格差をなくし、信頼性の高い生産管理を
行なうことが可能となる。また、例えば製品仕様や外的
条件等の製造条件が変更になった場合に、速やかにそれ
を設定値に反映させることができる。さらに、測定値の
傾向を監視して判定値が不適切であることを自動認識
し、判定値の再計算を指示する傾向判定手段を設けるこ
とにより、判定値と測定値の関係が徐々にずれてきてい
る場合の傾向判定、及び判定値の見直しのフィードバッ
クを自動化でき、さらに信頼性の高い生産管理を行なう
ことができる。
【0010】また本発明による生産管理システムの判定
値算出方法において、入力ステップによって製造条件の
変更入力があった場合、判定値の算出ステップでは、各
工程毎に検索条件設定ステップによって設定された検索
条件に基づいて蓄積媒体に保存された測定値を検索し、
異常値除去方法設定ステップによって設定された除去方
法によって検索された測定値から異常値を除去し、この
異常値を除去した測定値に対して計算式設定ステップに
よって設定された計算式に基づいて計算を行ない判定値
を算出する。そして、生産管理システムでは、この算出
された判定値により、それ以降の製造ラインから測定さ
れる各製品の測定値について合格、不合格を判定する。
【0011】したがって、製造ラインの生産管理に必要
な判定値を自動的に設定、更新することができるため、
煩雑な設定作業が不要となり、従来のように設定作業の
時間削減のために、管理項目数を必要以上に削減するこ
ともなくなり、本来の品質向上の機能を十分に発揮でき
るとともに、担当者の勘に頼ることなく判定値を決定で
き、担当者間の格差をなくし、信頼性の高い生産管理を
行なうことが可能となる。また、例えば製品仕様や外的
条件等の製造条件が変更になった場合に、速やかにそれ
を設定値に反映させることができる。さらに、測定値の
傾向を監視して判定値が不適切であることを自動認識
し、判定値の再計算を指示する傾向判定ステップを設け
ることにより、判定値と測定値の関係が徐々にずれてき
ている場合の傾向判定、及び判定値の見直しのフィード
バックを自動化でき、さらに信頼性の高い生産管理を行
なうことができる。
【0012】また本発明による記録媒体に記録したプロ
グラムでは、入力ステップによって製造条件の変更入力
があった場合、判定値の算出ステップでは、各工程毎に
検索条件設定ステップによって設定された検索条件に基
づいて蓄積媒体に保存された測定値を検索し、異常値除
去方法設定ステップによって設定された除去方法によっ
て検索された測定値から異常値を除去し、この異常値を
除去した測定値に対して計算式設定ステップによって設
定された計算式に基づいて計算を行ない判定値を算出す
る。そして、生産管理システムでは、この算出された判
定値により、それ以降の製造ラインから測定される各製
品の測定値について合格、不合格を判定する。
【0013】したがって、製造ラインの生産管理に必要
な判定値を自動的に設定、更新することができるため、
煩雑な設定作業が不要となり、従来のように設定作業の
時間削減のために、管理項目数を必要以上に削減するこ
ともなくなり、本来の品質向上の機能を十分に発揮でき
るとともに、担当者の勘に頼ることなく判定値を決定で
き、担当者間の格差をなくし、信頼性の高い生産管理を
行なうことが可能となる。また、例えば製品仕様や外的
条件等の製造条件が変更になった場合に、速やかにそれ
を設定値に反映させることができる。さらに、測定値の
傾向を監視して判定値が不適切であることを自動認識
し、判定値の再計算を指示する傾向判定ステップを設け
ることにより、判定値と測定値の関係が徐々にずれてき
ている場合の傾向判定、及び判定値の見直しのフィード
バックを自動化でき、さらに信頼性の高い生産管理を行
なうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による生産管理シス
テムの判定値算出装置、方法及び記録媒体の実施の形態
について説明する。図1は本発明の実施の形態における
生産管理システムを設けた製造ラインの概要を示すブロ
ック図である。以下、この図1に基づいて、本形態にお
ける製造ラインと生産管理システムの関係について説明
する。まず、本形態における製造ラインでは、複数の工
程に分かれて材料を加工し、n工程を経て製品となる。
各工程(工程1、工程2、〜工程n)の加工作業(A0
1)後に、中間製品の品質管理項目(例えば、各回路素
子の線幅、膜厚、光沢度等)の測定を行う(A02)。
この測定結果は、ネットワークLAN(A03)を通じ
て生産管理システム(A04)へ送られる。
【0015】また、生産管理システム(A04)内に
は、測定結果の合格・不合格判定プログラム(A0
5)、及び判定値データベース(以下、DBという)
(A06)が搭載されており、判定値DB(A06)を
検索して得られた判定値(A07)と測定値(A03)
を比較して、OKまたはNGの判定結果(A08)を出
力する。ここで、測定値の判定方法は、判定下限値と判
定上限値の間に測定値が存在すればOKで、それ以外は
NGである。この判定結果は、結果表示用ユーザ端末
(A09)に表示されるとともに、各工程の判定表示機
(A10)へ送られる。製造ラインの作業者は、判定表
示機(A10)によるOKかNGの表示により、製品を
次工程へ送るか否かを判断する。なお、自動化されたラ
インの場合は、判定表示機(A10)等によって自動的
に次工程へ送るか否かを判断する場合もある。図1に示
すラインでは、工程数がnであるための、以上の処理を
n回繰り返し、最終的に製品(A11)となる。
【0016】図2は、本形態の生産管理システムにおけ
る合格判定処理、及び判定値算出処理の流れを示すブロ
ック図である。以下、本形態における測定結果の合格判
定処理、及び判定値算出処理について説明する。まず、
各工程により測定コード及び測定値が入力されると(B
01)、入力された測定値(B02)は、測定値DB
(B03)と合格・不合格判定プログラム(B04)と
傾向判定プログラム(B05)に送られる。ここで、測
定値DB(B03)は、測定コードと測定ロット番号を
検索キーとして測定値を格納しておくためのデータベー
スであり、過去の測定値を長期間保存しておき、後述す
る処理プログラムで測定値を検索するために使用する。
【0017】一方、合格・不合格判定プログラム(B0
4)と傾向判定プログラム(B05)は、判定値DB
(B06)から測定コードに対応する判定値(B07)
を検索する。また、傾向判定プログラム(B05)の場
合は、さらに計算方式DB(B08)から測定コードに
対応する計算方式データ(B09)を検索するととも
に、過去の測定値を使用するために測定値DB(B0
3)を検索する。また、合格・不合格判定プログラム
(B04)と傾向判定プログラム(B05)の判定結果
は、それぞれ通知プログラム(B10)を通じて外部へ
通知される(B11)。
【0018】さて、製品仕様や外的条件(例えば、材料
の変更、加工装置の変更等)等の製造条件が変更になっ
た場合には、作業者は判定方法の変更指示(B12)を
生産管理システムに与える。これにより、判定値算出プ
ログラム(B13)と計算方法変更プログラム(B1
4)が働く。判定値算出プログラム(B13)は、測定
値DB(B03)から検出した測定値及び判定値DB
(B06)から検出した判定値を入力し、これらの入力
内容と変更指示内容とに基づいて新判定値(B15)を
算出し、この新判定値を判定値DB(B06)へ格納す
る。この新判定値は、次ロットの測定データを判定する
際に使用される。また、計算方法変更プログラム(B1
4)は、測定値DB(B03)から検察した測定値、及
び計算方式DB(B08)から検索した計算方式データ
を入力し、これらの内容と変更指示内容とに基づいて新
計算方法(B16)を出力し、計算方式DB(B08)
へ格納する。この新計算方法は、次ロットの測定データ
を判定する際に使用される。
【0019】判定値算出プログラム(B13)と計算方
法変更プログラム(B14)による変更結果はユーザ端
末に表示される(B17)。また、これらの判定方法変
更指示は、作業者が指示することなく自動化が可能で、
傾向判定プログラム(B05)から判定値を再計算する
ためのトリガー信号(B18)が出力されると、これを
受けて自動で判定値算出プログラム(B13)と計算方
法変更プログラム(B14)が起動する。
【0020】次に、図3は、上述した合格・不合格判定
プログラム(B04)の動作を示すフローチャートであ
る。以下、本形態における合格・不合格判定動作につい
て説明する。この合格・不合格判定プログラム(B0
4)は、測定されたばかりの測定データと、判定値DB
(B06)に格納されている判定値と比較することで、
合格・不合格の判定を行なう働きを持つものである。ま
ず、ステップS11において測定コードと測定値を入力
し、ステップS12において、判定値DB(B06)を
検索し、入力した測定コードに対応する判定下限値と判
定上限値を取得する。次に、ステップS13において、
入力した測定値が判定下限値と判定上限値の範囲内にあ
るか否かを判定する。すなわち、ステップS13の不等
式を満たすか否か判定し、満たす場合には、判定結果O
Kとなる(ステップS14)。また、不等式を満たさな
い場合には、判定結果NGとなる(ステップS15)。
そして、いずれの場合も、判定結果を通知プログラム
(B10)へ出力する(ステップS16)。すなわち、
この合格・不合格判定プログラムは、過去の測定データ
とは無関係に判定を行なうものである。
【0021】次に、図4は、上述した通知プログラム
(B10)の動作を示すフローチャートである。以下、
本形態における判定結果の通知動作について説明する。
この通知プログラム(B10)は、上述した合格・不合
格判定プログラム(B04)と傾向判定プログラム(B
05)の判定結果を入力し(ステップS21)、両方の
判定結果が共にOKか否かを判断し(ステップS2
2)、真の場合はOK通知を行ない(ステップS2
4)、偽の場合にはNG通知を行なう(ステップS2
5)。ここでNG通知を行なう場合の具体的処理として
は、例えば生産管理システムの周辺接続機器により次の
ものが挙げられる。 1)該当する加工装置を使用不可にする信号を出力す
る。 2)該当するロットをNG扱いにして、ロットの流動を
禁止する信号を出力する。 3)ユーザ端末装置にNGである旨の表示を行ない、作
業者に警告する。 4)電子メールを発信して、遠隔地の人(例えばエンジ
ニア)へ連絡して、即時改善を要請する。 5)後日検索できるように、システム内のログファイル
に記録する。 なお、上記1)、2)、3)の処理は、次ロットの加工
が開始されるより前に行なわなければならないので、遅
延時間を最短にすることが望ましい。
【0022】次に、図5は、上述した傾向判定プログラ
ム(B05)の動作を示すフローチャートである。以
下、本形態の傾向判定動作について説明する。この傾向
判定プログラム(B05)は、測定されたばかりの測定
データと測定値DB(B03)に蓄積された過去の測定
値とを用いて計算を行ない、傾向判定を行なう働きを持
つものである。まず、候補リスト(D01)を初期化す
る(ステップS31)。この候補リストは、後述する異
常値判定(ステップS37、S38)でOKとなったデ
ータだけを格納する際に使用するためのリストである。
次に測定コードのリストを判定値DB(B06)を検索
して作成する(ステップS32)。
【0023】次に計算方式DB(B08)を検索して計
算方法データ(B09)を得る(ステップS33)。こ
の計算方法データとしては、以下のような5条件を挙げ
るものとする。なお、他に必要な条件があれば追加する
こともできる。 条件1)計算に使用するロット指定(日付や期間による
指定、ロット数による指定等) これにより、計算を行なうロット数や期間等を任意に指
定できる。 条件2)異常値除去方法 これにより、過去の測定値の中から異常値を適宜に除去
し、適正な計算を行なうことができる。 条件3)判定値の算出式 この算出式によって判定値を算出する。 条件4)判定値の丸め計算式 これにより、条件3)で算出した判定値を実用的なデー
タに置き換える。 条件5)作業者確認フラグ これにより、作業者が必要な判定値のチェックを行なえ
るようになる。
【0024】図8は、このような計算方法データの具体
例を示している。図示のように、本システムでは各条件
について予め複数の選択肢を用意しており、各選択肢を
選ぶことにより、各条件の設定を容易に行なえるととも
に、選択を変更することで、プログラム自体を変更する
ことなく、各条件の変更を容易に行なえるものである。
次に測定コードの数だけループ処理を行ない(ステップ
S34)、測定値DB(B03)を検索して、過去のロ
ット番号リストを取得し(ステップS35)、このリス
トに基づいて各ロットの測定コードに対応する測定値を
順次取得していく(ステップS36)。この後、条件
2)による異常値除去を行なう(ステップS37、S3
8)を行ない、異常値判定が真(NG)なら、その測定
値を除去し(ステップS39)、異常値判定が偽(O
K)なら、その測定値を候補リストに追加する(ステッ
プS40)。
【0025】次に、このような異常値判定を行なうと、
計算に使用できる有効なデータ数が減少してしまう。そ
こで、この減少分は過去に遡り、条件1)を満たすロッ
トの測定データを収集することになる(ステップS4
1、S42)。なお、このような処理の結果、異常値ば
かりで必要な測定データが揃わない場合も考えられる
が、その場合は適切な判定値が得られず、ステップS4
2で処理を終了するため、前回の判定値を引き継ぐこと
になる。
【0026】以上のようにして、条件1)を満たしたデ
ータが候補リストに収集されたら、次に候補リストの測
定値、及び統計的手法に基づいたデータ処理によって傾
向判定処理を行なう(ステップS43)。例えば、各測
定値が時系列的にどのような度数分布となっているかを
割り出す処理を行ない、その傾向を分析する。図9は、
本形態のシステムによる傾向判定の一例を示している。
図示のように、本システムでは、傾向(1)判定値はず
れ、傾向(2)7連、傾向(3)接近、傾向(4)1σ
はずれ、傾向(5)傾向、傾向(6)周期、傾向(7)
不自然の7つの傾向のいずれに該当するかを判定する。
そして、この傾向判定処理により、測定コード数のルー
プ処理は終了する(ステップS44)。
【0027】次に、以上のような1ロットの判定の結果
を総括し、全ての項目で判定基準以下であれば、判定結
果はOKである(ステップS46)。しかし、1つでも
判定基準以上であれば判定結果はNGである(ステップ
S47)。そして、この場合には、判定結果が連続5ロ
ットでNGとなったか否かを判断し(ステップS4
8)、真の場合は外的要因が変化したとみなして、判定
値を再計算するトリガー信号(B18)を発信する(ス
テップS49)。このトリガー信号は、判定値算出プロ
グラム(B13)と計算方法変更プログラム(B14)
の両プログラムを起動するものである。この後、判定結
果を通知プログラム(B10)へ出力する(ステップS
50)。このような仕組みを利用することで、多少の外
的要因の変化であれば、生産管理システムの判定値(B
07)が自動追従できることになる。これにより、判定
値見直しのフィールドバックループの自動化が可能にな
る。
【0028】次に、図6は、上述した判定値算出プログ
ラム(B13)の動作を示すフローチャートである。以
下、本形態における判定値算出動作について説明する。
この判定値算出プログラム(B13)は、測定値DB
(B03)に蓄積された過去の測定値を用いて計算を行
ない、適切な判定値を算出する働きを持つものである。
なお、図6のフローチャートで、ステップS61からス
テップS72までの処理は、図5で説明したステップS
31からステップS42までの処理と同一であるので、
説明は省略する。図6において、ステップS61からス
テップS72までの処理により、条件1)を満たしたデ
ータが候補リストに収集されたら、次に候補リストの測
定値と条件3)及び条件4)を使用して新判定値(B1
5)を算出する(ステップS73、S74)。そして、
この新判定値(B15)の算出処理により、測定コード
数のループ処理は終了する(ステップS75)。
【0029】次に、上述した条件5)の作業者確認フラ
グを参照し(ステップS76)、このフラグ値が真の場
合には、判定値DB(B06)を検索し、旧判定値を取
得し(ステップS77)、次いで新判定値(B15)を
結果表示用端末(A09)に表示してユーザの承認を要
求し(ステップS78)、OKというユーザの返答であ
れば(ステップS79)、新判定値(B15)を判定値
DB(B06)へ格納し(ステップS80)、かつ、新
判定値(B15)を結果表示用端末(A09)に表示す
る(ステップS81)。もし、NGというユーザ返答で
あれば(ステップS79)、計算方法が不適切であると
いう理由なので、計算方法変更プログラム(B14)を
呼び出して制御が戻った後、判定値算出プログラム(B
13)のSTARTへ戻る。
【0030】一方、条件5)のフラグ値が偽の場合には
ユーザ承認が不要であり、ただちに新判定値を判定値D
B(B06)へ格納し、表示を行なう(ステップS8
0、S81)。すなわち、この動作がシステムの独自判
断による判定値の自動見直し機能であり、この自動見直
し機能を使用する場合には、作業者確認フラグを「偽」
の値に設定しておかなければならないことになる。
【0031】次に、図7は、上述した計算方法変更プロ
グラム(B14)の動作を示すフローチャートである。
以下、本形態における計算方法の変更動作について説明
する。この計算方法変更プログラム(B14)は、判定
値を求めるためにの計算方法を変更する作業者を支援す
る働きを持つものである。まず、計算方式DB(B0
8)を検索し(ステップS90)、測定コードのリス
ト、及び測定コード毎の計算方法データを取得するが、
計算方法データは図8に示した5条件を指している。次
に、図7のフローチャートでは、過去のロットの測定値
を得る部分(ステップS90〜ステップS93)まで
は、図6のフローチャートのステップS62〜S66と
同じであるが、ここでは異常値除去を行なわない。その
理由は、ヒストグラム検定時に人為的加工を行なわない
データを使って、データの検索を行なうためである。
【0032】次に、測定値のヒストグラム検定を行な
い、ヒストグラム検定結果を表示する(ステップS9
4)。その後、データ種別とヒストグラム検定の結果に
より、計算方法変更プログラム(B14)の最適候補を
選択する(ステップS95)。計算方法の候補(計算
式)を端末(A09)に表示して(ステップS96)、
作業者(ユーザ)に選択させる(ステップS99)。な
お、通常は、この処理手順だけで良いが、ヒストグラム
検定結果によっては、どの候補も不適切である場合が生
ずる可能性がある。そこで、この場合には、作業者に新
候補を端末(A09)等から入力させ(ステップS9
7、S98)、候補を追加することができる。そして、
一度追加された候補は、計算方式DB(B08)に追加
され、以降の処理で使用することができる。以上のよう
にして、各候補のうちから適切な1つの候補(計算式)
が選択されると(ステップS99)、それを計算方式D
B(B08)に格納し(ステップS100)、計算方法
の更新が完了する。この処理を測定コード数だけループ
処理を行ない(ステップS101)、変更結果を表示用
端末(A09)に表示する(ステップS102)。
【0033】以上のような本形態による判定値算出装置
及び判定値算出方法を用いることにより、発明が解決し
ようとする課題で指摘した問題点(1)〜(4)を解決
することが可能となる。すなわち、本形態による判定値
の算出装置及び方法においては、過去の測定データ及び
計算アルゴリズムだけを使用しており、担当者の勘が入
る余地がないので、適正な判定値を求めることができ
る。これにより、上述した問題点(1)と(2)を解決
でき、製造ラインの異常を従来に比べて正確に検出する
ことができる。
【0034】また、本形態による判定値の算出装置及び
方法においては、判定値算出プログラム(B13)と計
算方法変更プログラム(B14)の起動は、作業者が指
示することなく自動化が可能である。すなわち、傾向判
定プログラム(B05)から判定値を再計算するための
トリガー信号(B18)が出力されると、これを受けて
自動で判定値算出プログラム(B13)と計算方法変更
プログラム(B14)が起動される。これにより、上述
した問題点(3)と(4)を解決でき、速やかな判定値
の見直しフィールドバックループを形成することができ
る。なお、以上のような各プログラムは、例えばフロッ
ピディスク、ハードディスク、CD−ROM、CD−
R、半導体メモリ等、各種のコンピュータで読み取り可
能な記録媒体に記録して流通し得るものであり、本発明
はこのようなプログラムを記録した記録媒体を含むもの
である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明による生産管
理システムの判定値算出装置では、入力手段からの製造
条件の変更入力があった場合、判定値の算出手段は、各
工程毎に検索条件設定手段に設定された検索条件に基づ
いて蓄積手段に保存された測定値を検索し、異常値除去
方法設定手段に設定された除去方法によって検索された
測定値から異常値を除去し、この異常値を除去した測定
値に対して計算式設定手段に設定された計算式に基づい
て計算を行ない判定値を算出するようにした。
【0036】したがって、製造ラインの生産管理に必要
な判定値を自動的に設定、更新することができるため、
煩雑な設定作業が不要となり、従来のように設定作業の
時間削減のために、管理項目数を必要以上に削減するこ
ともなくなり、本来の品質向上の機能を十分に発揮でき
るとともに、担当者の勘に頼ることなく判定値を決定で
き、担当者間の格差をなくし、信頼性の高い生産管理を
行なうことが可能となり、また、例えば製品仕様や外的
条件等の製造条件が変更になった場合に、速やかにそれ
を設定値に反映させることができる効果がある。さら
に、測定値の傾向を監視して判定値が不適切であること
を自動認識し、判定値の再計算を指示する傾向判定手段
を設けることにより、判定値と測定値の関係が徐々にず
れてきている場合の傾向判定、及び判定値の見直しのフ
ィードバックを自動化でき、さらに信頼性の高い生産管
理を行なうことができる効果がある。
【0037】また本発明による生産管理システムの判定
値算出方法では、入力ステップによって製造条件の変更
入力があった場合、判定値の算出ステップでは、各工程
毎に検索条件設定ステップによって設定された検索条件
に基づいて蓄積媒体に保存された測定値を検索し、異常
値除去方法設定ステップによって設定された除去方法に
よって検索された測定値から異常値を除去し、この異常
値を除去した測定値に対して計算式設定ステップによっ
て設定された計算式に基づいて計算を行ない判定値を算
出するようにした。
【0038】したがって、製造ラインの生産管理に必要
な判定値を自動的に設定、更新することができるため、
煩雑な設定作業が不要となり、従来のように設定作業の
時間削減のために、管理項目数を必要以上に削減するこ
ともなくなり、本来の品質向上の機能を十分に発揮でき
るとともに、担当者の勘に頼ることなく判定値を決定で
き、担当者間の格差をなくし、信頼性の高い生産管理を
行なうことが可能となり、また、例えば製品仕様や外的
条件等の製造条件が変更になった場合に、速やかにそれ
を設定値に反映させることができる効果がある。さら
に、測定値の傾向を監視して判定値が不適切であること
を自動認識し、判定値の再計算を指示する傾向判定ステ
ップを設けることにより、判定値と測定値の関係が徐々
にずれてきている場合の傾向判定、及び判定値の見直し
のフィードバックを自動化でき、さらに信頼性の高い生
産管理を行なうことができる効果がある。
【0039】また本発明による記録媒体に記録したプロ
グラムでは、入力ステップによって製造条件の変更入力
があった場合、判定値の算出ステップでは、各工程毎に
検索条件設定ステップによって設定された検索条件に基
づいて蓄積媒体に保存された測定値を検索し、異常値除
去方法設定ステップによって設定された除去方法によっ
て検索された測定値から異常値を除去し、この異常値を
除去した測定値に対して計算式設定ステップによって設
定された計算式に基づいて計算を行ない判定値を算出す
るようにした。
【0040】したがって、製造ラインの生産管理に必要
な判定値を自動的に設定、更新することができるため、
煩雑な設定作業が不要となり、従来のように設定作業の
時間削減のために、管理項目数を必要以上に削減するこ
ともなくなり、本来の品質向上の機能を十分に発揮でき
るとともに、担当者の勘に頼ることなく判定値を決定で
き、担当者間の格差をなくし、信頼性の高い生産管理を
行なうことが可能となり、また、例えば製品仕様や外的
条件等の製造条件が変更になった場合に、速やかにそれ
を設定値に反映させることができる効果がある。さら
に、測定値の傾向を監視して判定値が不適切であること
を自動認識し、判定値の再計算を指示する傾向判定ステ
ップを設けることにより、判定値と測定値の関係が徐々
にずれてきている場合の傾向判定、及び判定値の見直し
のフィードバックを自動化でき、さらに信頼性の高い生
産管理を行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における生産管理システム
を設けた製造ラインの概要を示すブロック図である。
【図2】図1に示す生産管理システムにおける合格判定
処理、及び判定値算出処理の流れを示すブロック図であ
る。
【図3】図1に示す生産管理システムにおける合格・不
合格判定プログラムの動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】図1に示す生産管理システムにおける通知プロ
グラムの動作を示すフローチャートである。
【図5】図1に示す生産管理システムにおける傾向判定
プログラムの動作を示すフローチャートである。
【図6】図1に示す生産管理システムにおける判定値算
出プログラムの動作を示すフローチャートである。
【図7】図1に示す生産管理システムにおける計算方法
変更プログラムの動作を示すフローチャートである。
【図8】図1に示す生産管理システムで用いる計算方法
データの具体例を示す説明図である。
【図9】図1に示す生産管理システムで用いる傾向判定
の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
A01……加工作業、A02……測定作業、A03……
ネットワークLAN、A04……生産管理システム、A
05……合格・不合格判定プログラム、A06……判定
値データベース、A07……判定値、A08……測定
値、A09……結果表示用ユーザ端末、A10……判定
表示機、A11……製品。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造ラインに設置した測定機から得られ
    る測定値を判定値と比較することにより、前記製造ライ
    ンに流通する製品の品質判定を行なう生産管理システム
    の判定値算出装置において、 過去に測定された測定値を保存する蓄積手段と、 前記判定値を算出するための計算式を設定する計算式設
    定手段と、 前記蓄積手段に保存された測定値を検索する検索条件を
    設定する検索条件設定手段と、 前記蓄積手段から検索された測定値に含まれる異常値を
    除去する除去方法を設定する異常値除去方法設定手段
    と、 製造条件の変更を入力する入力手段と、 前記入力手段からの製造条件の変更入力があった場合
    に、各工程毎に前記検索条件設定手段に設定された検索
    条件に基づいて前記蓄積手段に保存された測定値を検索
    し、前記異常値除去方法設定手段に設定された除去方法
    によって前記検索された測定値から異常値を除去し、こ
    の異常値を除去した測定値に対して前記計算式設定手段
    に設定された計算式に基づいて計算を行ない判定値を算
    出する算出手段と、 を有することを特徴とする生産管理システムの判定値算
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記計算式設定手段、検索条件設定手
    段、及び異常値除去方法設定手段に設定する項目の選択
    候補を予め登録しておき、作業者に選択させる手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の生産管理システム
    の判定値算出装置。
  3. 【請求項3】 前記計算式設定手段、検索条件設定手
    段、及び異常値除去方法設定手段に設定する項目の選択
    候補を作業者が新規に追加する手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の生産管理システムの判定値算出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記蓄積手段に保存された測定値の傾向
    を監視することにより、前記測定値の度数分布が徐々に
    変化してきた場合に判定値が不適切であることを自動認
    識し、判定値と計算方式を見直すトリガー信号を出力し
    て前記算出手段による判定値の再計算を指示する傾向判
    定手段を有することを特徴とする請求項1記載の生産管
    理システムの判定値算出装置。
  5. 【請求項5】 製造ラインに設置した測定機から得られ
    る測定値を判定値と比較することにより、前記製造ライ
    ンに流通する製品の品質判定を行なう生産管理システム
    の判定値算出方法において、 過去に測定された測定値を保存する蓄積媒体に蓄積ステ
    ップと、 前記判定値を算出するための計算式を設定する計算式設
    定ステップと、 前記蓄積ステップによって蓄積媒体に保存された測定値
    を検索する検索条件を設定する検索条件設定ステップ
    と、 前記蓄積媒体から検索された測定値に含まれる異常値を
    除去する除去方法を設定する異常値除去方法設定ステッ
    プと、 製造条件の変更を入力する入力ステップと、 前記入力ステップによる製造条件の変更入力があった場
    合に、各工程毎に前記検索条件設定ステップによって設
    定された検索条件に基づいて前記蓄積媒体に保存された
    測定値を検索し、前記異常値除去方法設定ステップによ
    って設定された除去方法によって前記検索された測定値
    から異常値を除去し、この異常値を除去した測定値に対
    して前記計算式設定ステップによって設定された計算式
    に基づいて計算を行ない判定値を算出する算出ステップ
    と、 を有することを特徴とする生産管理システムの判定値算
    出方法。
  6. 【請求項6】 前記計算式設定ステップ、検索条件設定
    ステップ、及び異常値除去方法設定ステップによって設
    定する項目の選択候補を予め登録しておき、作業者に選
    択させるようにしたことを特徴とする請求項5記載の生
    産管理システムの判定値算出方法。
  7. 【請求項7】 前記計算式設定ステップ、検索条件設定
    ステップ、及び異常値除去方法設定ステップによって設
    定する項目の選択候補を作業者が新規に追加するように
    したことを特徴とする請求項5記載の生産管理システム
    の判定値算出方法。
  8. 【請求項8】 前記蓄積媒体に保存された測定値の傾向
    を監視することにより、前記測定値の度数分布が徐々に
    変化してきた場合に判定値が不適切であることを自動認
    識し、判定値と計算方式を見直すトリガー信号を出力し
    て前記算出ステップによる判定値の再計算を指示する傾
    向判定ステップを有することを特徴とする請求項5記載
    の生産管理システムの判定値算出方法。
  9. 【請求項9】 製造ラインに設置した測定機から得られ
    る測定値を判定値と比較することにより、前記製造ライ
    ンに流通する製品の品質判定を行なう生産管理システム
    の判定値算出プログラムを格納したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 過去に測定された測定値を保存する蓄積媒体に蓄積ステ
    ップと、 前記判定値を算出するための計算式を設定する計算式設
    定ステップと、 前記蓄積ステップによって蓄積媒体に保存された測定値
    を検索する検索条件を設定する検索条件設定ステップ
    と、 前記蓄積媒体から検索された測定値に含まれる異常値を
    除去する除去方法を設定する異常値除去方法設定ステッ
    プと、 製造条件の変更を入力する入力ステップと、 前記入力ステップによる製造条件の変更入力があった場
    合に、各工程毎に前記検索条件設定ステップによって設
    定された検索条件に基づいて前記蓄積媒体に保存された
    測定値を検索し、前記異常値除去方法設定ステップによ
    って設定された除去方法によって前記検索された測定値
    から異常値を除去し、この異常値を除去した測定値に対
    して前記計算式設定ステップによって設定された計算式
    に基づいて計算を行ない判定値を算出する算出ステップ
    と、 を有するプログラムを格納したことを特徴とするコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記計算式設定ステップ、検索条件設
    定ステップ、及び異常値除去方法設定ステップによって
    設定する項目の選択候補を予め登録しておき、作業者に
    選択させるステップを格納したことを特徴とする請求項
    9記載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記計算式設定ステップ、検索条件設
    定ステップ、及び異常値除去方法設定ステップによって
    設定する項目の選択候補を作業者が新規に追加するステ
    ップを格納したことを特徴とする請求項9記載の記録媒
    体。
  12. 【請求項12】 前記蓄積媒体に保存された測定値の傾
    向を監視することにより、前記測定値の度数分布が徐々
    に変化してきた場合に判定値が不適切であることを自動
    認識し、判定値と計算方式を見直すトリガー信号を出力
    して前記算出ステップによる判定値の再計算を指示する
    傾向判定ステップを格納したことを特徴とする請求項9
    記載の記録媒体。
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