JP2002333869A - 電気光学装置 - Google Patents

電気光学装置

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JP2002333869A
JP2002333869A JP2001140630A JP2001140630A JP2002333869A JP 2002333869 A JP2002333869 A JP 2002333869A JP 2001140630 A JP2001140630 A JP 2001140630A JP 2001140630 A JP2001140630 A JP 2001140630A JP 2002333869 A JP2002333869 A JP 2002333869A
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Hayato Nakanishi
早人 中西
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ画像信号をデータ線に書き込む前に
予めプリチャージ信号を供給するようにした液晶表示装
置において、装置の小型化を図る。 【解決手段】 垂直クロック信号VCKの供給線と各デ
ータ線φDnとの間それぞれに容量Cnを設け、各デー
タ線φDnに定電位のプリチャージ信号NRSを供給し
その供給終了時点からアナログ画像信号Vidの供給開
始までの間に垂直クロック信号VCKが切り替わるよう
にする。垂直クロック信号VCKが切り替わると、容量
Cnのカップリングの影響によってデータ線φDnの電
位が変化し、プリチャージ信号NRSの電位よりも増加
又は減少するから、データ線φDnに矩形波のプリチャ
ージ信号が供給された場合と同等の動作となる。定電位
のプリチャージ信号NRSの発生回路はTFTで高精度
に形成することができるから、各駆動回路等と共にTF
T基板上に一体に形成することができ、装置の小型化を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(以下、TFTと称す。)等を用いて駆動するようにし
た電気光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気光学装置として例えば図8に
示すような液晶表示装置が提案されている。この液晶表
示装置は、走査線駆動回路10、データ線駆動回路20
を構成するシフトレジスタ50及びサンプリング回路7
0、プリチャージ信号駆動回路40及び液晶パネルを構
成する画像表示部60が同一の絶縁基板上に形成されて
いる。前記画像表示部60は、複数のデータ線φDn
(n=1〜N)と複数の走査線φGm(m=1〜M)と
の交点に画素Pが形成され、これら各画素Pは、TFT
から構成されるトランジスタTrとこれに接続された液
晶セルLCとを含んで構成されている。
【0003】そして、アナログ画像信号Vidの極性の
切り替わりに同期して、走査線駆動回路10によって各
走査線φGmを順次切り替えると共に、データ線駆動回
路20によって1水平走査の期間内にアナログスイッチ
ASWnを順次切り替え、信号線30とデータ線φDn
との接続を順次切り替えることによって、信号線30に
供給されるアナログ画像信号Vidが、各データ線φD
nに順次供給され、これが、トランジスタTrを介して
液晶セルLCに供給されるようになっている。
【0004】また、このとき、前記走査線φGmが選択
された後、前記データ線φDnにアナログ画像信号Vi
dが供給される前に、各データ線φDnとプリチャージ
信号線90との導通制御を行うプリチャージ信号スイッ
チPSWnを全て導通状態に切り替え、プリチャージ信
号駆動回路40から、前記アナログ画像信号Vidの極
性の切り替わりに同期して二値の値に切り替わるプリチ
ャージ信号NRSを前記データ線φDnに供給すること
によって、データ線φDnの電位を、プリチャージ信号
NRSの電位に変更している。つまり、例えば次にデー
タ線φDnに正極のアナログ画像信号Vidを書き込む
場合には、プリチャージ信号NRSとして正極のアナロ
グ画像信号Vidに近い値を設定し、このプリチャージ
信号NRSをデータ線φDnに書き込み、その電位を正
極のアナログ画像信号Vidに近い値に変更した後、デ
ータ線φDnにアナログ画像信号Vidを供給してい
る。このようにすることによって、データ線φDnへの
アナログ画像信号Vidの書き込みに伴う電荷量の移動
を低減し、データ線φDnへのアナログ画像信号Vid
の書き込み時間を短縮するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、プリチ
ャージ信号駆動回路40を設け、データ線φDnにアナ
ログ画像信号Vidを書き込む前にプリチャージ信号N
RSを供給するようにした場合、プリチャージ信号NR
Sとして、一定周期で2つの定められた電位に切り替わ
る信号を用いる必要がある。
【0006】ところで、前記プリチャージ信号NRS
は、アナログ画像信号Vidをデータ線φDnに一定条
件で書き込むための画像補助信号である。このため、プ
リチャージ信号NRSの電位にバラツキが生じると一定
条件でアナログ画像信号Vidをデータ線φDnに書き
込むことができず、データ線φDnの電位レベルが不安
定となったり、また、コントラスト比の低下等を引き起
こすことになって画面表示上の品質に影響を与える要因
となる場合がある。
【0007】一定周期で2つの定められた電位に切り替
わるプリチャージ信号NRSを生成する回路として、M
OSFETを用いたプリチャージ信号供給回路等を適用
できるが、一般に単結晶シリコンのMOSFETは、T
FTに比べてバラツキが生じにくいため、プリチャージ
信号NRSを生成するプリチャージ信号発生回路とし
て、単結晶シリコンのMOSFETを用いて構成し、T
FTで構成される画像表示部60や各種駆動回路が形成
された絶縁基板とは別に、周辺回路としてプリチャージ
信号発生回路を設けるようにしている。
【0008】このように、プリチャージ信号発生回路を
絶縁基板とは別に設けることは、液晶表示装置の小型化
の妨げとなっており、改善が望まれていた。そこで、こ
の発明は、上記従来の未解決の問題に着目してなされた
ものであり、データ線に予めプリチャージ信号を供給す
ることが可能であり、且つ、小型化を図ることの可能な
電気光学装置を提供することを目的としている。
【0009】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る電気光学装置は、画像信号
が供給される列状のデータ線と、行状の走査線と、これ
ら走査線及びデータ線の交差部に接続された画素電極
と、を備え、前記走査線及び前記データ線を切り替え、
前記走査線で選択された一行分の画素電極に前記画像信
号を順次供給するようにした電気光学装置において、前
記データ線に前記画像信号を供給する前に、前記データ
線に定電位のプリチャージ信号を供給するプリチャージ
手段と、前記データ線に前記プリチャージ信号が供給さ
れてから前記画像信号が供給されるまでの間に、前記デ
ータ線の電位を変化させるデータ線電位制御手段と、を
備えることを特徴としている。
【0010】また、請求項2に係る電気光学装置は、前
記画像信号は、1水平走査期間毎に基準電位よりも電位
の高い正極と前記基準電位よりも電位の低い負極とに交
流反転する信号であって、前記データ線電位制御手段
は、前記データ線の電位を、前記画像信号の極性に応じ
た電位に変化させるようになっていることを特徴として
いる。
【0011】この請求項1及び請求項2に係る発明で
は、データ線に、画像信号を供給する前に、定電位のプ
リチャージ信号がデータ線に供給され、これによってデ
ータ線の電位がプリチャージ信号の電位に変化し、その
後、データ線電位制御手段によって、データ線の電位が
変化する。そして、その後、データ線に画像信号が供給
されてデータ線の電位は画像信号の電位に一致する。
【0012】したがって、例えば、画像信号が、1水平
走査期間毎に基準電位よりも電位の高い正極と前記基準
電位よりも電位の低い負極とに交流反転する信号であ
り、次に供給する画像信号が正極であるときには、デー
タ線電位を、正極の画像信号の電位側に変化させ、ま
た、逆に負極であるときにはデータ線電位を、負極の画
像信号の電位側に変化させるようにすれば、データ線に
画像信号を供給する前の時点では、データ線の電位はす
でに、次に書き込む画像信号の電位側の値に変化してい
る。よって、プリチャージ信号として定電位の信号を供
給した場合であっても、矩形波のプリチャージ信号を供
給するようにした場合と同等の動作を行うことが可能と
なる。
【0013】よって、例えば、前記画素電極を含んで構
成される画像表示部また、各駆動回路等がTFTで構成
され、これらが同一絶縁基板上に形成されている場合等
には、前記プリチャージ手段及び前記データ線電位制御
手段を前記絶縁基板上に形成することが可能な素子で形
成すれば、これら手段を絶縁基板上に一体に形成するこ
とが可能となり、従来のように前記プリチャージ信号を
供給するための回路を絶縁基板外に設けなくともよいか
ら、その分、装置全体の小型化を図ることが可能とな
る。
【0014】また、請求項3に係る電気光学装置は、前
記データ線電位制御手段は、前記データ線の電位を、1
水平走査期間の周期で二値に変化する二値信号を利用し
て変化させるようになっていることを特徴としている。
この請求項3に係る発明では、データ線電位制御手段で
は、1水平走査期間の周期で二値に変化する二値信号を
用いて、データ線の電位を変化させている。ここで、プ
リチャージ信号の前記データ線への供給が終了するタイ
ミング及び前記データ線に前記画像信号が供給されるタ
イミングは、1水平走査期間の間隔であるから、前記二
値信号を用いることによって適切なタイミングでデータ
線の電位を変化させることが可能となる。また、二値に
変化する二値信号を利用しているから、例えばこの二値
信号を、前記データ線に加算すること等によって、デー
タ線の電位を容易に増加及び減少させることが可能とな
る。
【0015】また、請求項4に係る電気光学装置は、前
記データ線電位制御手段は、前記データ線と前記二値信
号の供給線との間に接続された容量であって、前記二値
信号は、前記プリチャージ手段での前記データ線へのプ
リチャージ信号の供給が終了した時点から前記画像信号
が前記データ線に供給される時点までの間に切り替わる
ようになっていることを特徴としている。
【0016】この請求項4に係る発明では、データ線電
位制御手段は、データ線と二値信号の供給線との間に接
続された容量から構成され、二値信号は、プリチャージ
信号の供給が終了した時点から画像信号がデータ線に供
給されるまでの間に切り替わるようになっている。つま
り、データ線の電位がプリチャージ信号の電位に変化し
た後、この時点で二値信号が切り替わり、その後データ
線に画像信号が供給されることになる。
【0017】したがって、データ線の電位がプリチャー
ジ信号の電位に変化している状態で、二値信号が切り替
わることによって、データ線が容量のカップリングの影
響を受けることになり、二値信号が立ち上がった場合に
は、データ線の電位は上昇し、二値信号が立ち下がった
場合にはデータ線の電位は減少することになる。これ
は、すなわち、データ線に画像信号を供給する前の時点
では、実際には、定電位のプリチャージ信号を供給して
いるが、矩形波のプリチャージ信号を供給した場合と同
等の状態となる。
【0018】また、請求項5に係る電気光学装置は、前
記二値信号は、前記走査線切り替え制御用のクロック信
号であることを特徴としている。この請求項5に係る発
明では、二値信号として走査線切り替え制御用のクロッ
ク信号が用いられる。このクロック信号は、1水平走査
期間毎に二値に切り替わる信号であり、また、走査線切
り替え制御用として用いられている信号であるから、こ
の信号を流用することによって、データ線電位制御手段
を駆動するための回路を新たに設ける必要がない。
【0019】また、請求項6に係る電気光学装置は、前
記データ線のそれぞれと前記画像信号の供給線との間に
介挿されたアナログスイッチを順次導通させるデータ線
駆動手段と、前記データ線に次に供給する画像信号の極
性が正極であるとき、前記アナログスイッチの導通切り
替え制御を行うための制御信号生成用電源を当該制御信
号生成用電源とは電源電位の異なる正極用電源に切り替
える電源切り替え手段と、を備え、前記データ線電位制
御手段は、前記制御信号生成用電源及び前記正極用電源
の電源電位を前記二値信号として利用するようになって
いることを特徴としている。
【0020】この請求項6に係る発明では、画像信号の
供給線とデータ線との導通及び非導通制御がアナログス
イッチによって行われるが、正極の画像信号をデータ線
に供給するときには、前記アナログスイッチを導通又は
非導通に制御するための制御信号生成用の電源が、この
電源とは電源電位の異なる正極用電源に切り替えられ
る。このとき、アナログスイッチがトランジスタで構成
される場合等には、そのソース電極に供給される正極の
画像信号とゲート電極に供給される制御用信号との電位
差が小さいとアナログスイッチの抵抗が大きくなり、画
像信号のデータ線への書き込みに時間を要することにな
るが、正極用電源をその電位がより高くなるようにすれ
ば、高くした分だけトランジスタのゲート及びソース間
電圧が高くなることになって、アナログスイッチの抵抗
が小さくなるから、データ線への画像信号の書き込みに
要する時間を短縮することが可能となる。
【0021】また、このとき、制御信号生成用電源と正
極用電源とは、画像信号の極性毎に切り替わり、すなわ
ち1水平走査期間毎に変化し、また、その正及び負の電
源電位はそれぞれ二値の値に変化する。よって、この正
又は負の電源電位をデータ線電位制御手段で用いる二値
信号として流用すれば、データ線電位制御手段を駆動す
るための回路を新たに設ける必要がない。
【0022】さらに、請求項7に係る電気光学装置は、
前記プリチャージ手段は、トランジスタで構成されてい
ることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明の第1の実施の形態
を説明する。この第1の実施の形態は、本発明を液晶表
示装置に適用したものであって、図1はその概略構成を
示すブロック図である。
【0024】この液晶表示装置は、図1に示すように、
信号源100、画像処理回路110、データ線駆動回路
用タイミング制御回路120、走査線駆動回路用タイミ
ング制御回路130、走査線駆動回路10、データ線駆
動手段としてのデータ線駆動回路20、液晶パネル15
0、プリチャージ手段としてのプリチャージ信号駆動回
路40及びデータ線電位制御手段としてのプリチャージ
信号駆動回路用タイミング制御回路140を備えてい
る。
【0025】前記信号源100は、ROM(Read Only
Memory)、RAM(Random AccessMemory)、光ディス
ク装置などのメモリ、テレビ信号を同調して出力する同
調回路、及び用いられる全ての回路の同期を司るクロッ
ク発生回路等を含んで構成され、前記クロック発生回路
で生成したクロック信号に基づいて、所定フォーマット
の画像信号等の表示情報を、画像処理回路110に出力
する。
【0026】画像処理回路110は、増幅・極性反転回
路、相展開回路、ローテーション回路、ガンマ補正回
路、クランプ回路等の周知の各種処理回路を含んで構成
され、信号源100からの表示情報をもとに、所定フォ
ーマットのアナログ画像信号を生成し、これをデータ線
駆動回路20に出力すると共に、前記表示情報から、前
記液晶パネル150の走査線及びデータ線を選択するた
めの周知のタイミング情報を生成し、これをデータ線駆
動回路用タイミング制御回路120に出力する。なお、
この液晶表示装置では、所謂1H反転駆動方式を用いて
表示制御を行っており、画像処理回路110では、画像
信号中心電位Vcを基準として1水平走査期間ごとに交
流反転するアナログ画像信号Vidを生成する。
【0027】前記データ線駆動回路用タイミング制御回
路120は、画像処理回路110から入力されたタイミ
ング情報をもとに、前記液晶パネル150のデータ線を
1水平走査期間毎に順次選択するための水平スタート信
号HST及び水平クロック信号HCKを生成し、これを
データ線駆動回路20に出力する。また、データ線駆動
回路用タイミング制御回路120は、液晶パネル150
のデータ線の駆動状況に同期して走査線を順次選択する
ための走査線タイミング情報を生成し、走査線駆動回路
用タイミング制御回路130に出力する。
【0028】この走査線駆動回路用タイミング制御回路
130は、データ線駆動回路用タイミング制御回路12
0からの走査線タイミング情報に基づいて、液晶パネル
150のデータ線の駆動に同期して前記液晶パネル15
0の走査線を順次選択するための、垂直クロック信号V
CK及び垂直スタート信号VSTを生成し、これを走査
線駆動回路10に出力する。
【0029】図2は、前記データ線駆動回路20、プリ
チャージ信号駆動回路40及び液晶パネル150を構成
する画像表示部60の具体的な回路構成を示したもので
あって、走査線駆動回路10、データ線駆動回路20、
プリチャージ信号駆動回路40、データ線電位制御回路
80及び画像表示部60は同一絶縁基板上に一体形成さ
れている。なお、前記走査線駆動回路10、データ線駆
動回路20、及び画像表示部60は、公知の回路と同一
の機能構成を有するので、その詳細な説明は省略する。
前記データ線駆動回路20では、シフトレジスタ50
が、入力される水平クロック信号HCK及び水平スター
ト信号HSTに基づいて、サンプリング回路70の各ア
ナログスイッチASWnを順次導通させるためのデータ
線選択信号ΦHnを生成し、これをアナログスイッチA
SWnに供給する。このアナログスイッチASWnは、
例えばNチャネルのTFTで構成され、データ線選択信
号ΦHnに応じて制御されるようになっている。
【0030】そして、前記シフトレジスタ50が前記水
平スタート信号HSTを受信したタイミングで水平クロ
ック信号HSTに同期して各アナログスイッチASWn
へのデータ線選択信号ΦHnを順次切り替えることによ
って、アナログスイッチASWnが点順次駆動されて順
に導通状態となり、このアナログスイッチASWnに対
応するデータ線φDnに、信号線30のアナログ画像信
号Vidが順に供給されるようになっている。
【0031】また、走査線駆動回路10は、例えば、デ
ータ線駆動回路20と同様に、図示しないアナログスイ
ッチを垂直クロック信号VCK及び垂直スタート信号V
STに応じて順次切り替え、走査線ΦVmを順次切り替
えるようになっている。前記プリチャージ信号駆動回路
40は、例えばNチャネルのTFT等で構成されるプリ
チャージ用スイッチPSWn(n=1〜N)と、プリチ
ャージ信号生成回路45とから構成され、前記プリチャ
ージ用スイッチPSWnは、各データ線φDnとプリチ
ャージ信号NRSを供給するためのプリチャージ信号線
90との間に設けられている。そして、そのゲート電極
には、プリチャージ信号駆動回路用タイミング制御回路
140からのプリチャージ開始信号NRGが供給される
ようになっている。
【0032】前記プリチャージ信号生成回路45は、所
定電位のプリチャージ信号NRSを供給するための回路
であって定電圧回路で構成されている。このプリチャー
ジ信号NRSの電位は、例えば、対向電極の電位Vco
mに設定される。なお、プリチャージ信号NRSの電位
は、対向電極の電位Vcomに限らず、データ線φDn
へのアナログ信号の書き込みに対して最適な値に設定す
ればよい。
【0033】また、前記定電圧回路としては、例えば、
図3に示すように、ダイオードを直列に接続し、液晶表
示装置に供給される正及び負の電源電位Vdd及びVs
sを用いて一定な出力電圧(OUT)を得るようにした
もの(図3(a))、NチャネルのTFT(図3
(b))、或いはPチャネルのTFTを直列に接続し
(図3(c))、液晶表示装置に供給される正及び負の
電源電位Vdd及びVssを用いて一定な出力電圧(O
UT)を得るようにしたもの等を適用することができ
る。
【0034】前記プリチャージ信号駆動回路用タイミン
グ制御回路140は、予め設定したプリチャージ期間T
5 の間、前記プリチャージ開始信号NRGをこの液晶表
示装置に供給される正電源電位Vddとして出力し、そ
れ以外の期間は、負電源電位Vssを出力する。前記プ
リチャージ期間T5 は、プリチャージ信号NRSを前記
データ線φDnに書き込むのに十分な値に設定される。
【0035】前記データ線電位制御回路80は、データ
線電位制御用の容量Cn(n=1〜N)で構成され、こ
れら容量Cnは、各データ線φDn毎に、データ線φD
nと前記走査線駆動回路10に供給される垂直クロック
信号VCKの供給線との間に介挿されている。そして、
前記垂直クロック信号VCKは、1水平走査の開始時点
に同期して切り替わり、図4に示すように、垂直クロッ
ク信号VCKとアナログ画像信号Vidは、垂直クロッ
ク信号VCKの立ち上がりのタイミングにおける、前記
アナログ画像信号Vidの極性は正極であり、垂直クロ
ック信号VCKの立ち下がりのタイミングにおけるアナ
ログ画像信号Vidの極性は負極となるようになってい
る。また、垂直クロック信号VCKは、前記プリチャー
ジ開始信号NRGの立ち下がり時点から、1水平走査の
開始後最初にサンプリングされるアナログスイッチ例え
ばASW1へのデータ線選択信号ΦH1が立ち上がる時
点までの期間T6の間に切り替わるようになっている。
なお、垂直クロック信号VCKは、前記期間T6 の間に
切り替わればよいが、垂直クロック信号VCK或いは、
プリチャージ開始信号NRG、データ線選択信号ΦHn
のタイミングずれ等を考慮し、期間T6 の中間付近で切
り替わるように設定するのが望ましい。
【0036】また、前記アナログ画像信号Vidは、垂
直クロック信号VCKが立ち上がるまでに、次にデータ
線φDnに書き込む極性のアナログ画像信号Vidに切
り替わるようになっている。次に、第1の実施の形態の
動作を図4に基づいて説明する。図4は、図2に示す画
像表示部60の、1水平走査の開始後最初に導通状態に
制御されるアナログスイッチASW1に着目したタイミ
ングチャートであって、(a)は、前記アナログスイッ
チASW1に接続されるデータ線φD1と走査線、例え
ばφG1とに接続されたトランジスタTr11に接続さ
れる図示しない画素電極の電位Vpと、トランジスタT
r11のゲート電極の電位Vgと、データ線駆動回路2
0に供給されるアナログ画像信号Vidの電位と、の対
応を示すタイミングチャートである。なお、Vcは前記
アナログ画像信号の画像信号中心電位、Vcomは、ト
ランジスタTr11に接続された図示しない画素電極と
対向する図示しない対向電極の電位である。また、T1
はトランジスタTr11のゲートの選択期間、つまり、
走査線選択信号φVmの電位、すなわち、トランジスタ
Tr11のゲート電極の電位VgがトランジスタTr1
1を導通状態に制御する電位にある期間、T2 はその非
選択期間であり、T1 とT2 の和が1フィールドに相当
している。
【0037】また、(b)は、走査線駆動回路10に供
給される垂直クロック信号VCKの電位を示す。さら
に、(c)は、画像表示部60のデータ線φD1の電位
Vdl、アナログスイッチASW1のゲート電極の電位
Vgsつまりデータ線選択信号ΦHnの電位、アナログ
画像信号Vidの電位、プリチャージ開始信号NRGの
対応を示すタイミングチャートである。なお、NRSは
プリチャージ信号の電位、Vcは前記画像信号中心電
位、VcomはトランジスタTr11に対応する対向電
極の電位、T3 はアナログスイッチASW1の選択期
間、T4 はその非選択期間であり、T3 とT4 の和が1
水平走査期間に相当する。また、T5 は、プリチャージ
期間である。
【0038】図4に示すように、データ線駆動回路20
には、1水平走査期間毎に交流反転するアナログ画像信
号Vidが供給され、また、アナログ画像信号Vid
は、正値の画像信号中心電位Vcを中心として、正値の
範囲で、画像信号中心電位Vcよりも電位の高い正極及
び画像信号中心電位Vcよりも電位の低い負極に変化す
る。走査線駆動回路用タイミング制御回路130では、
データ線駆動回路用タイミング制御回路120からの走
査線タイミング情報に基づいて、1フィールドの開始時
点を検出しこれに基づいて垂直スタート信号VSTを生
成し、これと垂直クロック信号VCKを走査線駆動回路
10に出力する。これによって、走査線駆動回路10で
は、垂直クロック信号VCKに同期して走査線φGmを
順次切り替え、トランジスタTrを導通し得る電位を各
走査線φGmに順に供給する。その結果、図4(a)に
示すように、トランジスタ例えばTr11は、1フィー
ルド中の所定期間T1 の間だけ、そのゲート電極に
“H”レベルの走査線選択信号ΦVmが供給され、この
1 の期間、トランジスタTr11は、そのデータ線φ
D1の電位を画素電極に書き込むことになる。
【0039】一方、データ線駆動回路用タイミング制御
回路120では、画像処理回路110からのタイミング
情報をもとに走査線タイミング情報を生成し、これを走
査線駆動回路用タイミング制御回路130に出力すると
共に、水平スタート信号HST及び水平クロック信号H
CKを出力する。これを受けて、データ線駆動回路20
では、水平スタート信号HSTのタイミングで水平クロ
ック信号HCKに同期して、アナログスイッチASWn
を順次切り替え、導通したアナログスイッチASWnを
介して信号線30のアナログ画像信号Vidがデータ線
φDnに書き込まれる。したがって、走査線選択信号Φ
Vmによって選択されている走査線φGmに接続されて
いるトランジスタTrが、データ線φDnの電位を画素
電極に書き込むことによって、アナログ画像信号Vid
の電位が画素電極に書き込まれることになる。
【0040】そして、図4(c)に示すように、時点t
1 でアナログ画像信号Vidの極性が変わり、時点t2
でプリチャージ開始信号NRGが立ち上がると、これに
よって全てのプリチャージ用スイッチPSWnが導通状
態となって、信号線90と各データ線φDnとが接続さ
れるからプリチャージ信号生成回路45で生成された定
電位のプリチャージ信号NRSがデータ線φDnに書き
込まれ、各データ線φDnの電位はプリチャージ信号N
RSの電位VNRS に一致する。そして、プリチャージ期
間T5 が経過し、時点t3 でプリチャージ開始信号NR
Gが立ち下がるとプリチャージ用スイッチPSWnが非
導通状態となることに伴う突き抜け電圧によってデータ
線φDnの電位は多少減少する。
【0041】そして、時点t4 で垂直クロック信号VC
Kが立ち上がると、これに同期して走査線φGmが切り
替わり、次の1行分の画素Pが選択される。また、垂直
クロック信号VCKの供給線と各データ線φDnとの間
にはデータ線電位制御回路80を構成する容量Cnが接
続されているから、垂直クロック信号VCKの立ち上が
りで、各データ線φDnは各容量Cnのカップリングの
影響を受け、各容量Cnの充放電に伴って全てのデータ
線φDnの電位が上昇し、VNRS +ΔVCLKHとなる。
【0042】次いで、時点t5 で、例えばデータ線選択
信号ΦH1が立ち上がると、アナログスイッチASWn
が導通状態となって、信号線30のアナログ画像信号V
idがデータ線φD1に供給され、データ線φD1の電
位Vdlはアナログ画像信号Vidの電位に一致する。
このとき、データ線φD1の電位Vdlは、既に、V
NRS +ΔVCLKHとなっているから、データ線φD1の電
位は、VNRS +ΔVCLKHからアナログ画像信号Vidの
電位に変化することになる。
【0043】そして、アナログスイッチASW1の選択
期間T3 が経過し、時点t6 でアナログスイッチASW
nが非導通状態となるとそのつき抜け電圧に伴ってデー
タ線φD1の電位Vdlは多少減少し、その電位が維持
される。続いて、図示しないが、次のアナログスイッチ
ASW2が選択され、同様にして、データ線φD2への
アナログ画像信号Vidの書き込みが行われるが、この
とき、時点t2 でこのデータ線φD2へのプリチャージ
信号NRSの書き込みが行われ、また時点t4 で、デー
タ線φD2が容量C2のカップリングの影響を受けるこ
とによって、データ線φD2の電位はVNRS +ΔVCLKH
になっているから、データ線φDnの電位はVNRS +Δ
CLKHからアナログ画像信号Vidの電位に変化する。
【0044】以後、順次アナログスイッチASWnが切
り替えられ、同様にしてデータ線φDnにアナログ画像
信号Vidが書き込まれる。そして、全てのデータ線φ
Dnに対して書き込みが終了し、時点t7 でアナログ画
像信号Vidの極性が切り替り、続いて時点t8 でプリ
チャージ開始信号NRGが立ち上がると、プリチャージ
用スイッチPSWnを介して各データ線φDnに、プリ
チャージ信号NRSが供給されるため、各データ線φD
nの電位は減少しプリチャージ信号NRSの電位に一致
する。
【0045】そして、時点t9 でプリチャージ開始信号
NRGの立ち下がりでそのつき抜け電圧によってデータ
線φD1の電位Vdlは多少減少し、時点t10で垂直ク
ロック信号VCKが立ち下がると、次の走査線φGmに
切り替わると共に、各データ線φDnが容量Cnのカッ
プリングの影響を受けて、電位Vdlがさらに減少し例
えばVNRS −ΔVCLKLとなる。
【0046】次いで、時点t11でアナログスイッチAS
W1へのデータ線選択信号ΦH1が立ち上がると、デー
タ線φD1の電位VdlはVNRS −ΔVCLKLからアナロ
グ画像Vidの電位に変化し、時点t12でアナログスイ
ッチASW1が非導通状態となるとつき抜け電圧によっ
て多少減少する。そして、時点t13でアナログ画像信号
Vidの極性が切り替わり、時点t14でプリチャージ開
始信号NRGが立ち上がると、データ線φD1の電位V
dlはプりチャージ信号NRSの電位に一致し、時点t
15で垂直クロック信号VCKが立ち上がるとデータ線φ
D1が容量C1のカップリングの影響を受けることによ
って、その電位が上昇し、以後、上記と同様の動作を繰
り返す。
【0047】このように、データ線電位制御回路80に
よって、データ線φDnの電位を変化させることができ
るから、プリチャージ信号NRSとして一定電位を供給
するようにした場合であっても、プリチャージ信号NR
Sが二値に変化する場合と同等の作用効果を得ることが
できる。このとき、前記プリチャージ信号を生成するプ
リチャージ信号生成回路45は、一定電位を供給する定
電圧回路で構成することができ、前記図3(b)及び
(c)に示すように、TFTで構成することができる。
よって、プリチャージ信号駆動回路40及びデータ線電
位制御回路80を、画像表示部60等が形成された絶縁
基板上に形成することができる。したがって、プリチャ
ージ信号発生用の回路を従来のように、絶縁基板外に設
ける必要はなく、外部周辺回路を減らすことができるか
ら、その分、装置全体の小型化を図ることができ、ま
た、コスト削減を図ることもできる。
【0048】また、このとき、データ線電位制御回路8
0に供給する二値の信号として、走査線駆動回路10に
供給される垂直クロック信号VCKを流用するようにし
ているから、データ線電位制御回路80を作動させるた
めに用いる二値信号を生成する回路を新たに設ける必要
がない。同様に、データ線電位制御回路80を駆動させ
るための信号として、垂直クロック信号VCKを流用し
ており、データ線電位制御回路80と同一の絶縁基板上
に設けられた走査線駆動回路10から得ることができる
から、データ線電位制御回路80を駆動するための回路
を新たに設ける必要がない。よって、コスト削減を図る
と共に、装置全体の小型化を図ることができる。
【0049】また、データ線電位制御回路80を、容量
Cnで構成することができるから、データ線電位制御回
路80を安価に作製することができる。なお、上記第1
の実施の形態においては、垂直クロック信号VCKの切
り替わりタイミングが前記期間T6 の間に位置するよう
にした場合について説明したが、これに限るものではな
い。例えば、プリチャージ開始信号NRGの立ち上がり
タイミングよりも前に、垂直クロック信号VCKの切り
替わりタイミングが位置するようにしてもよく、この場
合には、垂直クロック信号VCKの供給線とデータ線電
位制御回路80との間に、遅延回路を設け、前記データ
線電位制御回路80に供給される垂直クロック信号VC
Kを遅延させ、前記期間T6 の間に垂直クロック信号の
切り替わりタイミングが位置するようにしてもよい。
【0050】この場合、遅延回路を設ける必要がある
が、インバータを直列に数段接続するだけでタイミング
を遅らせる事は可能であるため同一TFT基板上に作製
できる。そのため、装置の小型化の妨げになることはな
い。また、上記第1の実施の形態においては、垂直クロ
ック信号VCKを用いた場合について説明したが、これ
に限るものではなく、1水平走査期間毎に二値の値に切
り替わるような信号であれば適用することができる。
【0051】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、図5に示すように、図1
に示す第1の実施の形態の概略構成において、電源75
から供給される二種類の電源電圧を切り替えるための電
源切り替え手段としての電源選択回路78が追加されて
いる。なお、各回路の機能構成は上記第1の実施の形態
と同様であるので、同一部の詳細な説明は省略する。
【0052】この第2の実施の形態においては、前記電
源75は、正電源電位VddL 及び負電源電位VssL
からなる低電源電圧と、前記VddL よりもΔVだけ電
位の高い正電源電位VddH 及び前記VssL よりもΔ
Vだけ電位の高い負電源電位VssH からなる高電源電
圧との二種類の電源電圧を供給可能に構成され、これら
二組の電源電圧は電源選択回路78に供給されるように
なっている。
【0053】この電源選択回路78は、前記二組の電源
電圧のうちの何れか一方を前記データ線駆動回路20及
びデータ線駆動回路用タイミング制御回路120に出力
するようになっており、走査線駆動回路用タイミング制
御回路130からの垂直クロック信号VCKに同期して
低電源電圧と前記高電源電圧とを交互に切り替えて出力
するようになっている。このとき、垂直クロック信号V
CKの切り替わりタイミングにおけるアナログ画像信号
Vidが、正極にあるときには高電源電圧を供給し、負
極にあるときには低電源電圧を供給するようになってい
る。そして、第1の実施の形態と同様に、プリチャージ
開始信号NRGの立ち下がりの時点から、データ線選択
信号ΦH1の立ち上がりの時点までの間に、電源電圧が
切り替わるようになっている。
【0054】なお、前記データ線駆動回路20及びデー
タ線駆動回路用タイミング制御回路120を除く各部に
は、前記電源75から低電源電圧が供給される。そし
て、図6に示すように、データ線駆動回路20に電源電
圧を供給するための、正の電源電位供給線LN1と負の
電源電位供給線LN2の何れか一方、例えば、正の電源
電位供給線LN1とデータ線電位制御回路80とが接続
され、データ線駆動回路20に供給される正電源電位、
つまり、垂直クロック信号VCKの切り替わりに同期し
て切り替わるVddH 及びVddL の二値の電位信号が
データ線電位制御回路80に供給される。
【0055】そして、前記データ線駆動回路20では、
この供給される電源電圧を利用してデータ線選択信号Φ
Hnを生成し、アナログスイッチASWnを導通状態に
するときには、供給される電源電圧の正電源電位Vdd
x(x=H又はL)となり、非導通状態にするときに
は、負電源電位Vssx(x=H又はL)となるデータ
線選択信号ΦHnを生成する。
【0056】次に、第2の実施の形態の動作を図7に基
づいて説明する。図7は、図6に示す画像表示部60
の、1水平走査の開始後、最初に導通状態に制御される
アナログスイッチASW1に着目したタイミングチャー
トであって、(a)は、プリチャージ開始信号NRGの
立ち上がり及び立ち下がりタイミング、アナログ画像信
号Vidの極性の切り替わりタイミングを示したもので
ある。また、図7(b)は、データ線駆動回路20に供
給される正電源電位Vddx及び負電源電位Vssxを
示す。また、図7(c)は、アナログ画像信号Vidの
電位、前記アナログスイッチASW1に対応するデータ
線φD1の電位Vdl、プリチャージ開始信号NRGの
電位、アナログスイッチASW1のゲート電極の電位V
gsつまり、データ線選択信号ΦHnの電位を表す。ま
た、Vcは前記アナログ画像信号の画像信号中心電位、
Vcomは、トランジスタTr11に接続された図示し
ない画素電極と対向する図示しない対向電極の電位であ
り、すなわちプリチャージ信号NRSの電位である。
【0057】例えば図7(b)に示すように、垂直クロ
ック信号VCKに同期して電源選択回路78がデータ線
駆動回路20への電源電圧の切り替えを行い、データ線
駆動回路20に供給される電源電圧が、時点t23で高電
源電圧VddH 及びVssH、時点t30で低電源電圧V
ddL 及びVssL に切り替わり、また、アナログ画像
信号Vidが、時点t21から時点t27で正極となり、時
点t27から時点t33で負極に切り替わるものとする。時
点t21で、アナログ画像信号Vidが正極に切り替わ
り、時点t22でプリチャージ信号NRGが立ち上がる
と、プリチャージ信号生成回路45からのプリチャージ
信号NRSが、各プリチャージ用スイッチPSWnを介
して各データ線φDnに供給されるため、各データ線φ
Dnの電位は上昇し、プリチャージ信号NRSの電位に
一致する。そして、プリチャージ開始信号NRGの立ち
下がりでつき抜け電圧に伴って多少減少し、時点t24
電源電圧が高電源電圧に切り替わると、これに伴って正
の電源電位がVddL からVddH に切り替わる。この
とき正の電源電位供給線LN1は、データ線電位制御回
路80を構成する各容量Cnの一端と接続され、その他
端は、データ線φDnにそれぞれ接続されているから、
データ線φDnは容量Cnのカップリングの影響を受
け、その電位が上昇し例えばVNRS +ΔVddH となる。
【0058】次いで、時点t25でデータ線選択信号ΦH
1が立ち上がると、アナログスイッチASW1が導通状
態となり、信号線30とデータ線φD1とが導通状態と
なって、アナログ画像信号Vidがデータ線φD1に供
給され、データ線φD1の電位VdlはVNRS +ΔV
ddH から上昇し、アナログ画像信号Vidの電位に一致
する。そして、時点t26でアナログスイッチASW1が
非導通状態となることによって、突き抜け電圧に伴って
データ線φD1の電位が多少減少し、時点t27でアナロ
グ画像信号Vidが負極に切り替わり、時点t28でプリ
チャージ開始信号NRGが立ち上がると、全てのプリチ
ャージ用スイッチPSWnが導通状態となってプリチャ
ージ信号NRSが書き込まれるため、全てのデータ線φ
Dnの電位は、プリチャージ信号NRSの電位と一致す
る。そして、時点t29でプリチャージ開始信号NRGの
立ち下がりに伴うつき抜け電圧によってデータ線φDn
の電位は多少減少し、時点t30での電源電圧の切り替わ
りによって、正の電源電位がVddH からVddL に変
化するから、これに伴う各容量Cnの影響によってデー
タ線φDnの電位は減少しVNRS −ΔVddL となる。
【0059】次いで、時点t32でデータ線選択信号ΦH
1が立ち上がると、アナログ画像信号Vidがデータ線
φD1に書き込まれ、データ線φD1の電位Vdlはア
ナログ画像信号Vidの電位に一致し、時点t32でのデ
ータ線選択信号ΦH1の立ち下がりで突き抜け電圧に伴
って多少減少する。そして、時点t33でアナログ画像信
号Vidの極性が変わると、以後、上記と同様の動作を
行う。
【0060】ここで、アナログスイッチASWnはTF
Tで構成され、そのゲート及びソース間電圧に応じたド
レイン電流が流れることになるが、アナログスイッチA
SWnのソース電極は信号線30と接続されてアナログ
画像信号Vidの電位が印加されており、このアナログ
画像信号Vidの電位は変化する。このため、そのゲー
ト電極に、このアナログスイッチASWnを導通状態と
するためのオン電位及びこれを非導通状態とするための
オフ電位を印加した場合でも、そのソース電極側の電位
つまり、アナログ画像信号Vidの電位によってTFT
のゲート及びソース間電圧が変化するため、TFTの抵
抗が変化する。
【0061】したがって、例えばアナログスイッチAS
Wnを構成するTFTのオン電圧をvON(例えば15
V)、オフ電圧をvOFF (例えば0V)とし、負極のア
ナログ画像信号Vidの電位をvidL (例えば2〜5
V)、正極のアナログ画像信号Vidの電位をvidH
(例えば9〜12V)とし、これらが、vOFF <vidL
<v idH <vONの関係にあるものとすると、ゲート電極
にオフ電圧vOFF を印加する場合には、ゲート及びソー
ス間電圧は、負値となるために問題ないが、ゲート電極
にオン電圧vONを印加する場合、信号線30にアナログ
画像信号Vidとして正極の電位vidH が印加されてい
る場合には、負極のアナログ画像信号Vidの電位v
idL が印加されている場合に比較して、ゲート及びソー
ス間電圧が小さくなるため、TFTの抵抗が大きくなっ
て、データ線φDnに信号線30のアナログ画像信号V
idの電位を書き込むまでに時間がかかることになる。
【0062】しかしながら、図7(c)に示すように、
信号線30に正極のアナログ画像信号Vidが印加され
ている状態では、データ線駆動回路20及びデータ線駆
動回路用タイミング制御回路120に高電源電圧を供給
しているため、シフトレジスタ50からアナログスイッ
チASWnに供給されるデータ線選択信号ΦHn、つま
り、ゲート電極の電位はVddL よりも高いVddH
なる。よって、ゲート及びソース間電圧はΔV(=Vd
H −VddL )だけ大きくなり、その分TFTの抵抗
が小さくなるから、信号線30の電位をデータ線φDn
に書き込みやすくなる。したがって、例えば時点t
25で、信号線30のアナログ画像信号Vidをデータ線
φD1に書き込む場合には、十分なゲート及びソース間
電圧を確保することができるから、このアナログスイッ
チASWnの選択期間T3 内に、書き込みを行うことが
できる。
【0063】逆に、時点t31で、信号線30の負極のア
ナログ画像信号Vidを書き込む場合には、このとき、
データ線駆動回路20及びデータ線駆動回路用タイミン
グ制御回路120には低電源電圧が供給されるから、シ
フトレジスタ50からアナログスイッチASWnに供給
されるデータ線選択信号ΦHnはVddH よりも低いV
ddL となるが、この場合、アナログ画像信号Vidは
負極であるから、十分なゲート及びソース間電圧が確保
されてアナログスイッチASWnの選択期間T 3 内に書
き込みを行うことができる。
【0064】このように、データ線駆動回路20及びデ
ータ線駆動回路用タイミング制御回路120には、正電
源電位VddxとしてVddL とVddH (VddL
VddH )、負電源電位VssxとしてVssL とVs
H (VssL <VssH )の2つの電位がそれぞれ1
水平走査期間毎に交互に与えられる。これによって、ア
ナログ画像信号Vidが正極である走査期間において
は、T3 の期間、アナログスイッチASWnのゲート電
極にはVddH が印加され、つまり、正極のアナログ画
像信号Vidが供給されるためにゲート及びソース間電
圧が小さくなる間は、アナログスイッチASWnのゲー
ト電極の電位を「VddH −VddL 」だけ増加させる
ようにしたから、十分なON電流を確保することがで
き、アナログ画像信号Vidのデータ線φDnへの書き
込みを確保することができる。
【0065】したがって、高精細化に伴ってアナログス
イッチ選択期間T3 が減少してもデータ線φDnへのア
ナログ画像信号Vidの十分な書き込みを行うことがで
き、高いコントラスト比とむらのない均一な画像表示と
を得ることができる。また、データ線電位制御回路80
では、正の電源電位VddH 及びVddL を利用してデ
ータ線φDnの電位を変化させるようにしているから、
この場合も、プリチャージ信号駆動回路40を絶縁基板
上に一体に形成することができ、上記第1の実施の形態
と同等の作用効果を得ることができる。
【0066】また、この場合も、同一の絶縁基板上のデ
ータ線駆動回路20に供給される電源電圧をデータ線駆
動回路用動回路40を駆動する信号として流用している
から、データ線電位制御回路を路40を設ける必要はな
く、その分、液晶表示装置の小型化を図ることができ
る。なお、上記第2の実施の形態においては、正の電源
電位VddH 及びVddLを利用するようにした場合に
ついて説明したが、負の電源電位VssH 及びVssL
を用いてもよいことはいうまでもない。
【0067】また、上記第2の実施の形態においては、
電源選択回路78において、各回路への電源電圧を切り
替えるようにした場合について説明したが、これに限ら
ず、各回路側で切り替えるようにしてもよい。この場合
には、切り替えた後の電源電位を、データ線電位制御回
路80に供給するようにすればよい。なお、上記各実施
の形態においては、アナログスイッチASWn及びプリ
チャージ用スイッチPSWnを、NチャネルのTFTで
構成した場合について説明したが、これに限らず、Pチ
ャネルのTFTで構成することもできる。この場合、第
2の実施の形態においては、正極のアナログ画像信号V
idをデータ線φDnに書き込む場合に、電源電位をよ
り低下させるようにすればよく、この場合も上記と同等
の作用効果を得ることができる。また、TFTに限ら
ず、Siベースの反射型液晶パネルであっても適用する
ことができる。
【0068】また、上記各実施の形態においては、本発
明による電気光学装置を、液晶表示装置に適用した場合
について説明したが、これに限るものではなく、エレク
トロルミネッセンス、電気泳動ディスプレイ等の電気光
学装置にも適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1乃
至請求項7に係る電気光学装置によれば、プリチャージ
手段とデータ線電位制御手段とを組み合わせることによ
って矩形波のプリチャージ信号を供給する場合と同等の
作用効果を得ることができると共に、簡素化することが
できるから、画素電極或いは駆動制御手段等と同一の基
板上に形成することができ、プリチャージ信号を供給す
るための回路を絶縁基板外に設けなくともよいから、そ
の分、装置全体の小型化を図ることができる。
【0070】特に、請求項3に係る電気光学装置によれ
ば、データ線の電位を、1水平走査期間の周期で二値に
変化する二値信号を利用して変化させるから、的確なタ
イミングで容易に変化させることができる。また、請求
項4に係る電気光学装置によれば、データ線と二値信号
の供給線との間に容量を接続するようにしたから、簡易
な構成で実現することができる。
【0071】また、請求項5に係る電気光学装置によれ
ば、二値信号として走査線切り替え制御用のクロック信
号を用いるようにしたから、データ線電位制御手段を駆
動するための回路を新たに設ける必要がなく、装置の小
型化を図ることができる。また、請求項6に係る電気光
学装置によれば、正極の交流画像信号をデータ線に供給
するときに、アナログ交流画像信号の供給線とデータ線
との導通及び非導通制御を行うアナログスイッチを制御
する、制御信号生成用電源を正極用電源に切り替えるよ
うにし、この制御信号生成用電源と正極用電源との電源
電位を二値信号として利用するようにしたから、データ
線への交流画像信号の書き込みに要する時間を短縮する
ことができると共に、装置の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における液晶表示装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の要部の詳細を示すブロック図である。
【図3】図2のプリチャージ信号生成回路を構成する定
電圧回路の一例である。
【図4】第1の実施の形態の動作説明に供するタイミン
グチャートである。
【図5】第2の実施の形態における液晶表示装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図6】図5の要部の詳細を示すブロック図である。
【図7】第2の実施の形態の動作説明に供するタイミン
グチャートである。
【図8】従来の液晶表示装置の概略構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 走査線駆動回路 20 データ線駆動回路 30 信号線 40 プリチャージ信号駆動回路 45 プリチャージ信号生成回路 50 シフトレジスタ 60 画像表示部 70 サンプリング回路 75 電源 78 電源選択回路 80 データ線電位制御回路 100 信号源 110 画像処理回路 120 データ線駆動回路用タイミング制御回路 130 走査線駆動回路用タイミング制御回路 140 プリチャージ信号駆動回路用タイミング制御回
路 150 液晶パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 642 G09G 3/20 642C 680 680G Fターム(参考) 2H093 NA31 NA41 NC01 NC22 NC23 NC34 ND42 5C006 AA01 AC09 AC21 AC26 BB16 BC03 BC13 BC20 BF03 BF24 BF34 BF37 BF43 FA41 FA54 5C080 AA06 AA10 AA13 BB05 DD03 DD25 EE17 FF11 GG07 GG08 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号が供給される列状のデータ線
    と、 行状の走査線と、 これら走査線及びデータ線の交差部に接続された画素電
    極と、を備え、前記走査線及び前記データ線を切り替
    え、前記走査線で選択された一行分の画素電極に前記画
    像信号を順次供給するようにした電気光学装置におい
    て、前記データ線に前記画像信号を供給する前に、前記
    データ線に定電位のプリチャージ信号を供給するプリチ
    ャージ手段と、 前記データ線に前記プリチャージ信号が供給されてから
    前記画像信号が供給されるまでの間に、前記データ線の
    電位を変化させるデータ線電位制御手段と、を備えるこ
    とを特徴とする電気光学装置。
  2. 【請求項2】 前記画像信号は、1水平走査期間毎に基
    準電位よりも電位の高い正極と前記基準電位よりも電位
    の低い負極とに交流反転する信号であって、 前記データ線電位制御手段は、前記データ線の電位を、
    前記画像信号の極性に応じた電位に変化させるようにな
    っていることを特徴とする請求項1記載の電気光学装
    置。
  3. 【請求項3】 前記データ線電位制御手段は、前記デー
    タ線の電位を、1水平走査期間の周期で二値に変化する
    二値信号を利用して変化させるようになっていることを
    特徴とする請求項2記載の電気光学装置。
  4. 【請求項4】 前記データ線電位制御手段は、前記デー
    タ線と前記二値信号の供給線との間に接続された容量で
    あって、 前記二値信号は、前記プリチャージ手段での前記データ
    線へのプリチャージ信号の供給が終了した時点から前記
    画像信号が前記データ線に供給される時点までの間に切
    り替わるようになっていることを特徴とする請求項3記
    載の電気光学装置。
  5. 【請求項5】 前記二値信号は、前記走査線切り替え制
    御用のクロック信号であることを特徴とする請求項3又
    は請求項4記載の電気光学装置。
  6. 【請求項6】 前記データ線のそれぞれと前記画像信号
    の供給線との間に介挿されたアナログスイッチを順次導
    通させるデータ線駆動手段と、 前記データ線に次に供給する画像信号の極性が正極であ
    るとき、前記アナログスイッチの導通切り替え制御を行
    うための制御信号生成用電源を当該制御信号生成用電源
    とは電源電位の異なる正極用電源に切り替える電源切り
    替え手段と、を備え、 前記データ線電位制御手段は、前記制御信号生成用電源
    及び前記正極用電源の電源電位を前記二値信号として利
    用するようになっていることを特徴とする請求項2又は
    請求項3記載の電気光学装置。
  7. 【請求項7】 前記プリチャージ手段は、トランジスタ
    で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    6の何れかに記載の電気光学装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008039946A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Sony Corp 画像表示装置
JP2008287258A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Keiho Kagi Yugenkoshi 電子ペーパー装置及びその駆動回路並びにその製造方法
US7663584B2 (en) 2005-02-18 2010-02-16 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Field sequential liquid crystal display

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