JP2002333604A - 導波路型光変調器 - Google Patents
導波路型光変調器Info
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Abstract
れを低減することができ、より広い帯域に亘って乱れの
無いフラットな変調特性を得ることができ、さらに、電
気反射特性を向上させることができる導波路型光変調器
を提供する。 【解決手段】 本発明の導波路型光変調器は、LN、L
T等の強誘電体からなる基板11に光導波路12が形成
され、この光導波路12上に信号電極13が、この信号
電極13に隣接して共通電極14,15がそれぞれ形成
され、これら電極13、14(15)間に印加する電気
信号に対応して光導波路12を伝搬する光の位相を変調
する導波路型光変調器であり、信号電極13の幅、及び
信号電極13と共通電極14,15との間隔を光の伝搬
方向に沿って変化させ、かつ、電気信号の等価屈折率が
光導波路12の光の伝搬方向に沿って変化しないように
したことを特徴とする。
Description
関し、更に詳しくは、光伝送、特に、アナログ光伝送に
用いられる光変調器、あるいは電界センサ等の光変調用
部品として好適に用いられ、高周波変調を保った状態で
音響波の低減が可能な導波路型光変調器に関するもので
ある。
ト等においては、各種のアナログ情報を光ファイバを用
いて伝送する光伝送システムが実用化されている。特
に、長距離大容量の光伝送システムにおいては、光ファ
イバの伝送損失が小さく、光ファイバ増幅器による光増
幅が可能である等の理由により、1.55μm波長帯が
用いられている。ところで、光ファイバの材料である石
英ガラスは、1.3μmより長波長の光に対して負の周
波数分散を有するものであるから、1.55μm波長帯
を用いた場合、光ファイバの波長分散が問題となる。そ
こで、チャーピングの小さい外部変調器を別途設ける必
要がある。
ム(LiNbO3:以下、LNと略称する場合もあ
る)、あるいはタンタル酸リチウム(LiTaO3:以
下、LTと略称する場合もある)等の強誘電体からなる
基板の表面に光導波路を形成し、強誘電体の電気光学効
果を利用して光導波路内を伝搬する光の強度を時間的に
変化させる光強度変調器が用いられている。この光強度
変調器を、例えば、ケーブルテレビ光システム等のアナ
ログ光伝送システムに適用した場合においては、この光
強度変調器の応答特性が用いられる40MHz〜860
MHzの帯域内でリップルを生じることなく平坦な特性
を有することが重要となる。
平面図であり、この図6では、基板上に形成されたバッ
ファ層を省略してある。図6に示す光強度変調器10
は、LN、LT等の強誘電体からなる基板1と、この基
板1の主面にチタン(Ti)の熱拡散または安息香酸等
の酸中で熱処理することで形成されたマッハ・ツェンダ
ー型の光導波路2と、信号電極6と、第1の共通電極7
−1及び第2の共通電極7−2とを備えている。これら
第1の共通電極7−1及び第2の共通電極7−2は、信
号電極6に対してそれぞれ反対側の位置に形成されて、
コプレナー型の電極構成となっている。また、上記の光
導波路2は、入力光導波路3と、分岐部2Aと、2本の
分岐光導波路4−1、4−2と、結合部2Bと、出力光
導波路5とから構成されている。
の変調を行うために、コプレナー型の電極構成を用いて
いる。そして、入力端から出力端までの進行方向の全長
において、その特性インピーダンスを50Ωとする進行
波電極とし、印加電気信号が伝搬する速度と、光が光導
波路を伝搬する速度を一致させるために、電気信号の等
価屈折率(nm)を光の屈折率(neff)に合わせる
電極構造を採るのが一般的である。
の共通電極7−1との間と、信号電極6と第2の共通電
極7−2との間とが逆位相になるように、外部電源8に
より高速パルス状の変調信号を印加する。一方、外部か
ら入力光導波路3に入力した光は、分岐部2Aにおいて
光強度が等しい2つの光に分岐される。これらの光は、
2本の分岐光導波路4−1、4−2各々を導波する間に
前記変調信号によりそれぞれ逆位相の変調を受けるため
に、これらの光が結合部2Bにおいて合波されると、そ
れぞれの光の位相変化に対応して強度変調を受けること
となる。
する通常の光伝送システムにおいては、PRBSパルス
列の段数(bit数)が益々増加してきており、最近で
は、31段のものが用いられ始めている。この光伝送シ
ステムでは、段数(N)と変調周波数(f)及び信号の
スペクトル間隔(Δf)との間には、次のような式が成
り立つ。 Δf=f/(2N−1) 例えば、変調周波数(f)が40GHz、段数(N)が
31段では、Δf=18.6Hzとなり、DCに近い低
周波領域から、極狭い周波数間隔で信号スペクトルが並
ぶことになる。
来の光強度変調器においては、上記のコプレナー型電極
が電極長に相当する作用長を有する一対の櫛型電極であ
り、かつ、信号電極6の光の伝搬方向に沿った2つのエ
ッジA1、A2、及び共通電極7−1、7−2それぞれ
の信号電極6に近接する2つのエッジB1、C1、さら
には共通電極7−1、7−2それぞれの他方の2つのエ
ッジB2、C2、の合計6つのエッジA1、A2、B
1、B2、C1、C2が、長い信号電極6の電極長に渡
って平行となっているために、これらのエッジ間に音響
的な共振器を形成してしまい、信号電極6と第1及び第
2の共通電極7−1,7−2との間に高速パルス状の変
調信号を印加した際に、信号電極6と共通電極7−1、
7−2の間隔で決まる基本周波数を中心とした広い周波
数帯域の強い音響波を発生するという問題点があった。
振器に共振する周波数の音響波は、電極間で強調され、
音響光学作用によって光導波路内を伝搬する光を強く変
調することとなる。この結果、図7に示すように、10
MHz〜200MHzの音響周波数領域において共振様
の乱れdを生じてしまう。この周波数は、基板の材質、
カット方向、電極構造等により異なるが、その帯域は極
めて狭いものである。
上記の信号スペクトルに対して、変調曲線に乱れがある
と、変調後の信号スペクトルが乱れ、特に低周波数領域
において、図7に示すような強い乱れdがあると、パル
スの1(マーク)または0(スペース)判定をするパル
スの中点のフラットな部分への影響が大きく、伝送特性
である誤り率(BER)を悪化させるという問題点があ
った。
されたものであって、音響光学効果による低周波帯域で
の変調の乱れを低減することができ、より広い帯域に亘
って乱れの無いフラットな変調特性を得ることができ、
さらに、電気反射特性を向上させることができる導波路
型光変調器を提供することを目的とする。
に、本発明は次の様な導波路型光変調器を採用した。す
なわち、本発明の導波路型光変調器は、電気光学効果及
び圧電効果を有する基板に光導波路が形成され、該光導
波路上に信号電極が、該信号電極に隣接して共通電極が
それぞれ形成され、これら電極間に印加する電気信号に
対応して前記光導波路を伝搬する光の位相を変調する導
波路型光変調器において、前記信号電極の幅、及び該信
号電極と前記共通電極との間隔を、前記光の伝搬方向に
沿って漸次変化させ、かつ、前記電気信号の等価屈折率
が前記光導波路の光の伝搬方向に沿って変化しないよう
にしたことを特徴とする。
学効果及び圧電効果を有する基板に、入力導波路と、該
入力導波路に光接続される分岐部と、該分岐部の各々の
出力端に光接続される複数の分岐導波路と、これらの分
岐導波路の出力端同士を結合する結合部と、該結合部に
光接続される出力導波路とを備え、前記複数の分岐導波
路のうち少なくとも1つの分岐導波路上に信号電極が、
該信号電極に隣接して共通電極がそれぞれ形成され、こ
れら電極間に印加する電気信号に対応して前記分岐導波
路を伝搬する光の位相を変調する導波路型光変調器にお
いて、前記信号電極の幅、及び該信号電極と前記共通電
極との間隔を、前記光の伝搬方向に沿って漸次変化さ
せ、かつ、前記電気信号の等価屈折率が前記分岐導波路
の光の伝搬方向に沿って変化しないようにしたことを特
徴とする。
を決定する光と電気信号の速度の一致(速度整合)条件
を満たすように、すなわち、信号電極の幅、及び信号電
極と共通電極との間隔を、光の伝搬方向に沿って漸次変
化させ、かつ、電気信号の等価屈折率が光導波路(また
は分岐導波路)の光の伝搬方向に沿って変化しないよう
にする。これにより、信号電極及び共通電極それぞれの
光の伝搬方向に沿うエッジの平行度が弱くなり、信号電
極と共通電極との間に高速パルス状の変調信号を印加し
た際においても、信号電極と共通電極の間隔で決まる基
本周波数を中心とした広い周波数帯域の強い音響波は発
生し難くなる。その結果、変調周波数特性における特定
の周波数での強い共振様の乱れが小さくなる。
ンス負荷のインピーダンスは、前記信号電極の出力端に
おける特性インピーダンスと等しいこととしてもよい。
信号電極の特性インピーダンスは光の伝搬方向に沿って
滑らかに変化するが、この信号電極の出力端において
は、その特性インピーダンスに等しいインピーダンスで
終端することにより、問題となるレベル以下の電気反射
特性が得られる。
ーダンスは、前記信号電極の出力端における特性インピ
ーダンスよりは大であることとしてもよい。このよう
に、信号電極の特性インピーダンスを、入力端から出力
端に向かって低くなる様にしたことで、電気反射の位相
が入力と逆相となり、その結果、広い帯域に亘ってフラ
ットな変調特性が得られる。
ーダンスは、前記信号電極の出力端における特性インピ
ーダンスと等しく、かつ、前記信号電極の入力端と出力
端との間における特性インピーダンスは、これら入力端
及び出力端の特性インピーダンスよりは小であることと
してもよい。このように、信号電極の入力端と出力端に
おける特性インピーダンスを等しくすることで、問題と
なるレベル以下の電気反射特性が得られる。また、信号
電極の中間部の特性インピーダンスを、入力端及び出力
端の特性インピーダンスより小さくしたことで、広い帯
域に亘ってフラットな変調特性が得られる。
は、前記複数の分岐導波路のうち少なくとも2つの分岐
導波路それぞれに、前記信号電極及び前記共通電極から
なる電極対を設けた構成としてもよい。また、前記共通
電極を、他の1つの前記分岐導波路上に形成した構成と
してもよい。本発明の導波路型光変調器においては、互
いに対向配置された前記信号電極及び前記共通電極にお
ける離間する側の端面同士を互いに平行でない構成とし
てもよい。
施の形態について説明する。なお、以下の各実施の形態
は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説
明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定
するものではない。
1の実施の形態に係る導波路型光変調器を示す平面図で
あり、この図1では、基板上に形成されたバッファ層を
省略してある。図において、符号11は電気光学効果及
び圧電効果を有する基板、12は基板11の主面にTi
の熱拡散または安息香酸等の酸中で熱処理することによ
り形成された光導波路、13は光導波路12上にかつ該
光導波路12に沿って形成された信号電極、14、15
は信号電極13の両側にかつ該信号電極13の電極長方
向に沿って形成された共通電極である。これらの信号電
極13及び共通電極14、15により、所謂コプレーナ
型と称される電極対が構成される。
効果を有する物質、例えば、LN、LT等の強誘電体か
らなる強誘電体基板が好適に用いられ、特に、LNのZ
カット板等が好適である。上記の電極対は、入射端と終
端を両端とする進行波型電極であり、入射端に印加した
電気信号の伝搬方向が光導波路12を伝搬する光の伝搬
方向と一致するように、信号電極13及び共通電極1
4、15が配置されている。
ピーダンス(Zi)は50Ωで、終端における特性イン
ピーダンス(Z0)は、信号電極13の終端が特性イン
ピーダンス(Z)のインピーダンス負荷により終端され
ていることから、この終端された特性インピーダンス
(Z)と等しくなっている。
ピーダンス(Zi)から、終端における特性インピーダ
ンス(Z0)までが光の伝搬方向に沿って滑らかに変化
するように、かつ、電気信号の等価屈折率(nm)が光
導波路12内を伝搬する光の伝搬方向に沿って変化しな
いように、信号電極13の幅及び信号電極13と共通電
極14、15との間隔が設定されている。
幅、すなわち、信号電極13の光の伝搬方向に沿った2
つのエッジA11、A12間の幅が、光の伝搬方向に沿
って(図1では左から右に向かって)拡大するように、
入射端側が狭く終端側が広い帯状とされている。また、
共通電極14においては、信号電極13のエッジA11
と共通電極14のエッジB11との間隔が、光の伝搬方
向に沿って縮小するようになっている。
13のエッジA12と共通電極15のエッジC11との
間隔が、光の伝搬方向に沿って縮小するようになってい
る。また、共通電極14の幅も、信号電極13と同様、
光の伝搬方向に沿った2つのエッジB11、B12間の
幅が、光の伝搬方向に沿って拡大するように、入射端側
が狭く終端側が広い帯状とされている。さらに、共通電
極15の幅も同様に、光の伝搬方向に沿った2つのエッ
ジC11、C12間の幅が、光の伝搬方向に沿って拡大
するように、入射端側が狭く終端側が広い帯状とされて
いる。
共通電極14、15は、信号電極13の中心線を対称軸
として互いに対称になるように配置されている。このよ
うに配置したことにより、この導波路型光変調器の動作
中、あるいはその後に温度が上昇したような場合におい
ても、これら信号電極13及び共通電極14、15が基
板11に及ぼす応力は、信号電極13の両側、すなわち
光導波路12の両側で常に同じ値となるので、光導波路
12の周囲では応力が常に安定した状態となる。したが
って、光導波路12の周囲の屈折率は、動作中、あるい
はその後においても相対的に一定となり、光導波路12
を伝搬する光へ悪影響を及ぼすおそれが無くなる。
と共通電極14との間と、信号電極13と共通電極15
との間とが逆位相になるように、図示しない外部電源に
より高速パルス状の変調信号を印加すると、光導波路1
2に入射した光は、この光導波路12内を伝搬する間に
印加される変調信号により逆位相の変調を受ける。
号の速度の一致(速度整合)条件を満たすように、信号
電極13の幅、すなわち2つのエッジA11、A12間
の間隔、共通電極14のエッジB11と信号電極13の
エッジA11との間隔、共通電極15のエッジC11と
信号電極13のエッジA12との間隔が設定されている
ので、これらのエッジA11〜C11の平行度が弱くな
り、音響的な共振器が形成され難くなる。
間に高速パルス状の変調信号を印加した場合、信号電極
13と共通電極14の間隔で決まる基本周波数を中心と
した広い周波数帯域の音響波が発生する。この音響波は
エッジA11、B11各々で反射するが、音響波の反射
条件がエッジA11、B11各々において異なるため、
エッジA11、B11各々で反射された反射波は互いに
相殺されて音響波の共振作用が弱められてしまうことと
なる。したがって、音響波が発生し難くなり、その結
果、変調周波数特性における特定の周波数での強い共振
様の乱れが極めて小さくなる。
ダンス(Z0)を、終端された特性インピーダンス
(Z)と等しくしたことで、問題となるレベル以下の電
気反射特性が得られる。通常、電気的特性を測定するた
めに用いられる測定装置においては、汎用性、取り扱い
のし易さ等により、特性インピーダンスを50Ωに設定
してあるものが多い。本実施の形態の導波路型光変調器
では、入力端における特性インピーダンス(Zi)を5
0Ωとしたことにより、例えば、tanδ等の電気的特
性を測定したい場合においては、通常の汎用の測定装置
を用いることができる。したがって、特殊な仕様の測定
装置をわざわざ用意する必要が無い。
の変調周波数特性を示す図である。この図によれば、1
0MHz〜200MHzの変調周波数領域に、従来にお
いて問題とされた共振様の乱れが認められないことが分
かる。したがって、高周波変調を良好に保ったまま音響
波を低減できることが分かる。ここで、この導波路型光
変調器を1/Oのベースバンド変調を基本とする通常の
光伝送システムに適用した場合には、変調周波数特性曲
線に共振様の乱れが生じず、音響波による乱れの無い信
号スペクトルを得ることができる。特に、パルスの1
(マーク)または0(スペース)判定をするパルス信号
では、音響波による影響が無くなるために、高密度かつ
大容量の光伝送システムの構築が可能になる。
型光変調器によれば、入力端における特性インピーダン
ス(Zi)から、出力端における特性インピーダンス
(Z0)までが光の伝搬方向に沿って滑らかに変化する
ように、信号電極13の幅及び信号電極13と共通電極
14、15との間隔を、光の伝搬方向に沿って漸次変化
させ、かつ、電気信号の等価屈折率(nm)が光導波路
12内を伝搬する光の伝搬方向に沿って変化しないよう
にしたので、音響的な共振器が生じるのを防止すること
ができ、共振様の乱れの基となる音響波の発生を防止す
ることができる。したがって、高周波変調を良好に保っ
たまま音響波を低減することができる。
(Z0)を、終端された特性インピーダンス(Z)と等
しくしたので、問題となるレベル以下の電気反射特性を
得ることができる。また、入力端における特性インピー
ダンス(Zi)を50Ωとしたので、電気的特性を測定
する際には、通常の汎用の測定装置を用いることがで
き、特殊な仕様の測定装置をわざわざ用意する必要が無
い。
通電極14、15を、信号電極13の中心線を対称軸と
して互いに対称になるように配置したので、温度変化に
より発生する応力のバランスがとれ、長時間使用した場
合においても、動作点シフトを生じるおそれが無く、長
期的に高い信頼性を付与することができる。
光伝送システムに適用すれば、高周波変調を良好に保っ
たまま音響波を低減することができるので、変調後にお
いても信号スペクトルに乱れが生じるおそれが無く、よ
り高密度かつ大容量の光伝送システムを構築することが
できる。
2の実施の形態に係る導波路型光変調器を示す平面図で
あり、この図3では、第1の実施形態と同様、基板上に
形成されたバッファ層を省略してある。図において、符
号21は電気光学効果及び圧電効果を有する基板11の
主面にTiの熱拡散または安息香酸等の酸中で熱処理す
ることにより形成されたマッハ・ツェンダー型の光導波
路であり、入力光導波路22と、分岐部23と、2本の
分岐光導波路24−1、24−2と、結合部25と、出
力光導波路26とから構成されている。
波路24−1に沿って信号電極31−1が、分岐光導波
路24−2上にかつ該分岐光導波路24−2に沿って信
号電極31−2がそれぞれ形成され、信号電極31−
1、31−2間には共通電極32−1が、信号電極31
−1に対して共通電極32−1と反対側の位置には共通
電極32−2が、信号電極31−2に対して共通電極3
2−1と反対側の位置には共通電極32−3が、それぞ
れ形成されている。
基板11と全く同様のものが好適に用いられ、特に、L
NのZカット板等が好適である。上記の電極対は、入射
端と終端を両端とする進行波型電極であり、入射端に印
加した電気信号の伝搬方向が光導波路21を伝搬する光
の伝搬方向と同一方向となるように、信号電極31−
1、31−2及び共通電極32−1〜32−3が配置さ
れている。
−2それぞれの入力端における特性インピーダンス(Z
i)は50Ωで、これら信号電極31−1、31−2の
終端における特性インピーダンス(Z0)は、信号電極
31−1、31−2それぞれの終端が特性インピーダン
ス(Z)のインピーダンス負荷により終端されているこ
とから、この終端された特性インピーダンス(Z)と等
しくなっている。
−2それぞれの、入力端における特性インピーダンス
(Zi)から終端における特性インピーダンス(Z0)ま
でが光の伝搬方向に沿って滑らかに変化するように、信
号電極31−1、31−2それぞれの幅、信号電極31
−1と共通電極32−1、32−2との間隔、及び信号
電極31−2と共通電極32−1、32−3との間隔
を、光の伝搬方向に沿って漸次変化させ、かつ、電気信
号の等価屈折率(nm)が光導波路21内を伝搬する光
の伝搬方向に沿って変化しないようにしている。
31−1の幅、すなわち、この信号電極31−1の光の
伝搬方向に沿った2つのエッジA21、A22間の幅
が、光の伝搬方向に沿って拡大するように、入射端側が
狭く終端側が広い帯状とされている。また、信号電極3
1−2においても、信号電極31−1と同様に、入射端
側が狭く終端側が広い帯状とされている。
1、32−2では、信号電極31−1のエッジA22と
共通電極32−1のエッジB21との間隔、及び信号電
極31−1のエッジA21と共通電極32−2のエッジ
C21との間隔が光の伝搬方向に沿って縮小するように
なっている。信号電極31−2と共通電極32−1、3
2−3においても同様に、信号電極31−2のエッジA
23と共通電極32−1のエッジB22との間隔、及び
信号電極31−2のエッジA24と共通電極32−3の
エッジD21との間隔が光の伝搬方向に沿って縮小する
ようになっている。
31−1と同様、光の伝搬方向に沿った2つのエッジB
21、B22間の幅が、光の伝搬方向に沿って直線的に
拡大するように、入射端側が狭く終端側が広い帯状とさ
れている。さらに、共通電極32−2、32−3それぞ
れの幅も同様に、光の伝搬方向に沿った2つのエッジ間
の幅が、光の伝搬方向に沿って直線的に拡大するよう
に、入射端側が狭く終端側が広い帯状とされている。
れた共通電極32−1、32−2は、信号電極31−1
の中心線を対称軸として互いに対称になるように配置さ
れ、信号電極31−2の両側に形成された共通電極32
−1、32−3も同様に、信号電極31−2の中心線を
対称軸として互いに対称になるように配置されている。
路型光変調器の動作中、あるいはその後に温度が上昇し
たような場合においても、これら信号電極31−1、3
1−2及び共通電極32−1〜32−3が基板11に及
ぼす応力は、信号電極31−1、31−2それぞれの両
側、すなわち光導波路24−1、24−2それぞれの両
側で常に同じ値となるので、光導波路24−1、24−
2それぞれの周囲では応力バランスがとれた状態とな
る。したがって、光導波路24−1、24−2それぞれ
の周囲における屈折率は、動作中、あるいはその後にお
いても相対的に一定となり、光導波路24−1、24−
2それぞれを伝搬する光へ悪影響を及ぼすおそれが無く
なる。
22に入射した光は、分岐部23で光強度が等しい2つ
の光に分岐され、これら分岐された2つの光のうち一方
の光は分岐光導波路24−1内を、他方の光は分岐光導
波路24−2内をそれぞれ伝搬する。ここで、信号電極
31−1と共通電極32−1との間と、信号電極31−
1と共通電極32−2との間とが逆位相になるように、
図示しない外部電源により高速パルス状の変調信号を印
加すると、分岐光導波路24−1内を伝搬する光は印加
される変調信号により逆位相の変調を受ける。
速度の一致(速度整合)条件を満たすように、信号電極
31−1の幅、すなわち2つのエッジA21、A22間
の距離、信号電極31−1のエッジA22と共通電極3
2−1のエッジB21との間隔、及び信号電極31−1
のエッジA21と共通電極32−2のエッジC21との
間隔が設定されているので、これらのエッジA21〜C
21の平行度が弱くなり、音響的な共振器が形成され難
くなる。
−1との間に高速パルス状の変調信号を印加した場合、
信号電極31−1と共通電極32−1の間隔で決まる基
本周波数を中心とした広い周波数帯域の音響波が発生す
る。この音響波はエッジA22、B21各々で反射する
が、音響波の反射条件がエッジA22、B21各々で異
なるため、エッジA22、B21各々で反射された反射
波は互いに相殺されて音響波の共振作用が弱められてし
まい、音響波が発生し難くなる。その結果、変調周波数
特性における特定の周波数での強い共振様の乱れが極め
て小さくなる。また、終端における特性インピーダンス
(Z0)を、終端された特性インピーダンス(Z)と等
しくしたことで、問題となるレベル以下の電気反射特性
が得られる。
1との間と、信号電極31−2と共通電極32−3との
間とが逆位相になるように、図示しない外部電源により
高速パルス状の変調信号を印加した場合においても、上
記と全く同様の作用・効果を奏する。
電極32−2との間と、信号電極31−2と共通電極3
2−3との間とが逆位相になるように、高速パルス状の
変調信号を印加した場合においても、上記と全く同様の
作用・効果を奏する。しかも、信号電極31−1、31
−2の双方に高速パルス状の変調信号を印加するので、
音響波の共振作用が大幅に弱められ、変調周波数特性に
おける特定の周波数での強い共振様の乱れが極めて小さ
くなる。
型光変調器によれば、入力端における特性インピーダン
ス(Zi)から、終端における特性インピーダンス
(Z0)までが光の伝搬方向に沿って滑らかに変化する
ように、信号電極31−1、31−2それぞれの幅、信
号電極31−1と共通電極32−1、32−2との間
隔、及び信号電極31−2と共通電極32−1、32−
3との間隔を、光の伝搬方向に沿って漸次変化させ、か
つ、電気信号の等価屈折率(nm)が光導波路12内を
伝搬する光の伝搬方向に沿って変化しないようにしたの
で、音響的な共振器の発生を防止することができ、共振
様の乱れの基となる音響波の発生を防止することができ
る。したがって、高周波変調を良好に保ったまま音響波
を低減することができる。
(Z0)を、終端された特性インピーダンス(Z)と等
しくしたので、問題となるレベル以下の電気反射特性を
得ることができる。また、入力端における特性インピー
ダンス(Zi)を50Ωとしたので、電気的特性を測定
する際には、通常の汎用の測定装置を用いることがで
き、特殊な仕様の測定装置をわざわざ用意する必要が無
い。
号電極31−1の中心線を対称軸として互いに対称にな
るように配置し、共通電極32−1、32−3も同様
に、信号電極31−2の中心線を対称軸として互いに対
称になるように配置したので、温度変化により発生する
応力のバランスがとれ、長時間使用した場合において
も、動作点シフトを生じるおそれが無く、長期的に高い
信頼性を付与することができる。
3の実施の形態に係る導波路型光変調器を示す平面図で
あり、本実施の形態の導波路型光変調器が上述した第2
の実施の形態の導波路型光変調器と異なる点は、第2の
実施の形態の導波路型光変調器では、分岐光導波路24
−1上に信号電極31−1を、分岐光導波路24−2上
に信号電極31−2を、信号電極31−1、31−2間
に共通電極32−1を、信号電極31−1の外側に共通
電極32−2を、信号電極31−2の外側に共通電極3
2−3をそれぞれ形成したのに対し、本実施の形態の導
波路型光変調器では、2つの分岐光導波路のうち分岐光
導波路24−1上のみに信号電極31−1を形成し、信
号電極31−1の両側に共通電極32−1、32−2を
形成した点である。
た第2の実施の形態の導波路型光変調器と同様、信号電
極31−1と共通電極32−1との間と、信号電極31
−1と共通電極32−2との間とが逆位相となるよう
に、高速パルス状の変調信号を印加した場合に音響波の
共振作用を弱めることができ、共振様の乱れの基となる
音響波の発生を防止することができる。したがって、高
周波変調を良好に保ったまま音響波を低減することがで
きる。
(Z0)を、終端された特性インピーダンス(Z)と等
しくしたので、問題となるレベル以下の電気反射特性を
得ることができる。また、入力端における特性インピー
ダンス(Zi)を50Ωとしたので、電気的特性を測定
する際には、通常の汎用の測定装置を用いることがで
き、特殊な仕様の測定装置をわざわざ用意する必要が無
い。
電極31−1を形成したが、分岐光導波路24−2上に
信号電極31−2を形成し、信号電極31−2の両側に
共通電極32−1、32−3を形成しても、全く同様の
作用・効果を奏することができる。
4の実施の形態に係る導波路型光変調器を示す平面図で
あり、図において、符号41は基板11の主面に形成さ
れた光導波路12上にかつ該光導波路12に沿って形成
された信号電極、42、43は信号電極41の両側にか
つ該信号電極41の電極長方向に沿って形成された共通
電極である。この電極対は、入射端と終端を両端とする
進行波型電極であり、入射端に印加した電気信号の伝搬
方向が光導波路12を伝搬する光の伝搬方向と一致する
ように、信号電極41及び共通電極42、43が配置さ
れている。
ピーダンス(Zi)、終端における特性インピーダンス
(Z0)共に50Ωであり、入力端と終端との間におけ
る特性インピーダンス(ZM)は、上記の特性インピー
ダンス(Zi、Z0)より小さいとされている。そして、
入力端における特性インピーダンス(Zi)から、終端
における特性インピーダンス(Z0)までが光の伝搬方
向に沿って滑らかに変化するように、信号電極41の幅
及び信号電極41と共通電極42、43との間隔を、光
の伝搬方向に沿って漸次変化させ、かつ、電気信号の等
価屈折率(nm)が光導波路12内を伝搬する光の伝搬
方向に沿って変化しないようにしている。
幅、すなわち、信号電極41の光の伝搬方向に沿った2
つのエッジA31、A32間の幅が、入射端から中央部
に向かって拡大し、かつ、中央部から終端に向かって縮
小するように、入射端側及び終端側が狭く、中央部が広
い略菱型状とされている。
電極42のエッジB31との間隔が、入射端から中央部
に向かって縮小し、かつ、中央部から終端に向かって拡
大するように、入射端側及び終端側が広く、中央部が狭
い糸巻状のスペースとされている。共通電極43におい
ても同様に、信号電極41のエッジA32と共通電極4
3のエッジC31との間隔が、入射端から中央部に向か
って縮小し、かつ、中央部から終端に向かって拡大する
ように、入射端側及び終端側が広く、中央部が狭い糸巻
状のスペースとされている。
41と同様、光の伝搬方向に沿った2つのエッジB3
1、B32間の幅が、入射端から中央部に向かって拡大
し、かつ、中央部から終端に向かって縮小するように、
入射端側及び終端側が狭く、中央部が広い略菱型状とさ
れている。共通電極43においても、共通電極42と同
様、2つのエッジC31、C32間の幅が、入射端側及
び終端側が狭く、中央部が広い略菱型状とされている。
と共通電極42との間と、信号電極41と共通電極43
との間とが逆位相になるように、図示しない外部電源に
より高速パルス状の変調信号を印加すると、光導波路1
2に入射した光は、この光導波路12内を伝搬する間に
印加される変調信号により逆位相の変調を受ける。
号の速度の一致(速度整合)条件を満たすように、信号
電極41の幅、すなわち2つのエッジA31、A32間
の幅、共通電極42のエッジB31と信号電極41のエ
ッジA31との間隔、共通電極43のエッジC31と信
号電極41のエッジA32との間隔が設定されているの
で、これらのエッジA31〜C31の平行度が弱く、音
響的な共振器が形成され難い。
間に高速パルス状の変調信号を印加した場合、信号電極
41と共通電極42の間隔で決まる基本周波数を中心と
した広い周波数帯域の音響波が発生するが、この音響波
をエッジA31、B31各々で反射する際の反射条件が
エッジA31、B31各々において異なるため、エッジ
A31、B31各々で反射された反射波は互いに相殺さ
れて音響波の共振作用が弱められ、その結果、変調周波
数特性における特定の周波数での強い共振様の乱れが極
めて小さくなる。また、入力端における特性インピーダ
ンス(Zi)と、終端における特性インピーダンス
(Z0)とを等しくしたことから、出力端が特性インピ
ーダンス(Zi)で終端されることとなり、問題となる
レベル以下の電気反射特性が得られる。
型光変調器によれば、入力端における特性インピーダン
ス(Zi)から、終端における特性インピーダンス
(Z0)までが光の伝搬方向に沿って滑らかに変化する
ように、信号電極41の幅及び信号電極41と共通電極
42、43との間隔を、光の伝搬方向に沿って漸次変化
させ、かつ、電気信号の等価屈折率(nm)が光導波路
12内を伝搬する光の伝搬方向に沿って変化しないよう
にしたので、音響的な共振器が生じるのを防止すること
ができ、共振様の乱れの基となる音響波の発生を防止す
ることができる。したがって、高周波変調を良好に保っ
たまま音響波を低減することができる。
(Z0)を、終端された特性インピーダンス(Z)と等
しくしたので、問題となるレベル以下の電気反射特性を
得ることができる。また、入力端における特性インピー
ダンス(Zi)及び終端における特性インピーダンス
(Z0)共に50Ωとしたので、電気的特性を測定する
際には、通常の汎用の測定装置を用いることができ、特
殊な仕様の測定装置をわざわざ用意する必要が無い。
光伝送システムに適用すれば、高周波変調を良好に保っ
たまま音響波を低減することができるので、変調後にお
いても信号スペクトルに乱れが生じるおそれが無く、よ
り高密度かつ大容量の光伝送システムを構築することが
できる。また、電気的特性を測定する際には、通常の光
伝送システムにおける汎用の測定装置を用いることがで
き、特殊な仕様の測定装置をわざわざ用意する必要が無
い。
の形態について説明してきたが、具体的な構成は上記の
各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で設計の変更等が可能である。例え
ば、第4の実施の形態の導波路型光変調器においては、
信号電極41及び共通電極42、43の形状を、入射端
から中央部に向かって拡大し、かつ、中央部から終端に
向かって縮小するように、入射端側及び終端側が狭く、
中央部が広い略菱型状としたが、これらの形状は、入力
端における特性インピーダンス(Z i)から終端におけ
る特性インピーダンス(Z0)までが光の伝搬方向に沿
って滑らかに変化し、かつ、電気信号の等価屈折率(n
m)が光導波路12内を伝搬する光の伝搬方向に沿って
変化しない形状であればよく、上記の形状に限定される
ことなく適宜様々な形状に変更可能である。
光変調器によれば、信号電極の幅、及び信号電極と共通
電極との間隔を光の伝搬方向に沿って漸次変化させ、か
つ、電気信号の等価屈折率が光導波路の光の伝搬方向に
沿って変化しないようにしたので、音響波の発生を防止
することができ、その結果、変調周波数特性における共
振様の乱れを低減することができ、広い帯域に亘って良
好な変調周波数特性を有する導波路型光変調器を得るこ
とができる。
適用すれば、変調後においても信号スペクトルに乱れが
生じるおそれが無いので、より高密度かつ大容量の光伝
送システムを構築することができる。
マッハ・ツェンダ型の導波路型光変調器において、信号
電極の幅、及び信号電極と共通電極との間隔を、光の伝
搬方向に沿って漸次変化させ、かつ、電気信号の等価屈
折率が分岐導波路の光の伝搬方向に沿って変化しないよ
うにしたので、音響波の発生を防止することができ、そ
の結果、変調周波数特性における共振様の乱れを低減す
ることができ、広い帯域に亘って良好な変調周波数特性
を有するマッハ・ツェンダ型の導波路型光変調器を得る
ことができる。
適用すれば、変調後においても信号スペクトルに乱れが
生じるおそれが無いので、より高密度かつ大容量の光伝
送システムを構築することができる。特に、波長多重光
伝送システムにおいて優れた効果を発揮することが期待
できる。
ンス負荷のインピーダンスを、前記信号電極の出力端に
おける特性インピーダンスと等しいとすれば、問題とな
るレベル以下の電気反射特性を有する導波路型光変調器
を得ることができる。
ーダンスを、前記信号電極の出力端における特性インピ
ーダンスより大とすれば、変調周波数特性を広い帯域に
亘ってフラットとすることができ、良好な変調周波数特
性を有する導波路型光変調器を得ることができる。
域での変調の乱れを低減することができ、より広い帯域
に亘って乱れの無いフラットな変調特性を得ることがで
き、さらに、電気反射特性を向上させることができる導
波路型光変調器を提供することができる。
器を示す平面図である。
器の変調周波数特性を示す図である。
器を示す平面図である。
器を示す平面図である。
器を示す平面図である。
る。
示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 電気光学効果及び圧電効果を有する基板
に光導波路が形成され、該光導波路上に信号電極が、該
信号電極に隣接して共通電極がそれぞれ形成され、これ
ら電極間に印加する電気信号に対応して前記光導波路を
伝搬する光の位相を変調する導波路型光変調器におい
て、 前記信号電極の幅、及び該信号電極と前記共通電極との
間隔を、前記光の伝搬方向に沿って漸次変化させ、か
つ、前記電気信号の等価屈折率が前記光導波路の光の伝
搬方向に沿って変化しないようにしたことを特徴とする
導波路型光変調器。 - 【請求項2】 電気光学効果及び圧電効果を有する基板
に、入力導波路と、該入力導波路に光接続される分岐部
と、該分岐部の各々の出力端に光接続される複数の分岐
導波路と、これらの分岐導波路の出力端同士を結合する
結合部と、該結合部に光接続される出力導波路とを備
え、前記複数の分岐導波路のうち少なくとも1つの分岐
導波路上に信号電極が、該信号電極に隣接して共通電極
がそれぞれ形成され、これら電極間に印加する電気信号
に対応して前記分岐導波路を伝搬する光の位相を変調す
る導波路型光変調器において、 前記信号電極の幅、及び該信号電極と前記共通電極との
間隔を、前記光の伝搬方向に沿って漸次変化させ、か
つ、前記電気信号の等価屈折率が前記分岐導波路の光の
伝搬方向に沿って変化しないようにしたことを特徴とす
る導波路型光変調器。 - 【請求項3】 前記信号電極の出力端におけるインピー
ダンス負荷のインピーダンスは、前記信号電極の出力端
における特性インピーダンスと等しいことを特徴とする
請求項1または2記載の導波路型光変調器。 - 【請求項4】 前記信号電極の入力端における特性イン
ピーダンスは、前記信号電極の出力端における特性イン
ピーダンスよりは大であることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の導波路型光変調器。 - 【請求項5】 前記信号電極の入力端における特性イン
ピーダンスは、前記信号電極の出力端における特性イン
ピーダンスと等しく、かつ、前記信号電極の入力端と出
力端との間における特性インピーダンスは、これら入力
端及び出力端の特性インピーダンスよりは小であること
を特徴とする請求項1または2記載の導波路型光変調
器。 - 【請求項6】 前記複数の分岐導波路のうち少なくとも
2つの分岐導波路それぞれに、前記信号電極及び前記共
通電極からなる電極対を設けてなることを特徴とする請
求項2記載の導波路型光変調器。 - 【請求項7】 前記共通電極は、他の1つの前記分岐導
波路上に形成されていることを特徴とする請求項2記載
の導波路型光変調器。 - 【請求項8】 互いに対向配置された前記信号電極及び
前記共通電極における離間する側の端面同士は互いに平
行でないことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
1項記載の導波路型光変調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138998A JP2002333604A (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 導波路型光変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138998A JP2002333604A (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 導波路型光変調器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002333604A true JP2002333604A (ja) | 2002-11-22 |
Family
ID=18985853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001138998A Pending JP2002333604A (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 導波路型光変調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002333604A (ja) |
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-
2001
- 2001-05-09 JP JP2001138998A patent/JP2002333604A/ja active Pending
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