JP2002332173A - エレベーター装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雪の固まりによるドア閉じ異常を簡単に解決
するエレベーター装置を提供する。 【解決手段】 複数階床８の建物１に、この階床８間を
サービスする乗かご４を備えたものにおいて、前記建物
１に、積雪が所定値に達すると信号を発する積雪検出装
置１１を設け、かつ、前記乗かご４に、前記信号が発せ
られた時、出入口ドア９の敷居１０への雪はさまりを知
らせる報知手段１４を備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はエレベーター装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、複数階床の建物においては、縦
の交通機関としてエレベーターはなくてはならないもの
となっており、雪の降る地方においても設置されてい
る。

【０００３】そして、通常は、雪が入り込まないように
設けられている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、沢山の雪が降
った場合、出入口まで雪が入り込んだり、或いは利用者
が靴や傘を介して出入口まで持ち込むことがある。そし
て、この出入口の雪が、乗かごに乗込む利用者によっ
て、出入口ドアの敷居に運び込まれ、これが固まりとな
って、ドアが閉じなくなるという問題があった。

【０００５】本発明の目的は、雪の固まりによるドア閉
じ異常を簡単に解決するエレベーター装置を提供するに
ある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的は、複数階床の
建物に、この階床間をサービスする乗かごを備えたエレ
ベーター装置において、前記建物に、積雪が所定値に達
すると信号を発する積雪検出装置を設け、かつ、前記乗
かごに、前記信号が発せられた時、出入口ドアの敷居へ
の雪はさまりを知らせる報知手段を備えたことにより達
成される。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図に基
づき説明する。

【０００８】図１は本発明の一実施形態になるエレベー
ター装置を備えた全体構成図である。

【０００９】図１において、１は４階床の建物で、この
建物１には、上部に機械室３を備えた昇降路２が設けら
れている。４は前記昇降路２内を昇降する乗かごで、こ
の乗かご４は主ロープ５を介してつり合いおもり６と連
結されている。７は機械室３に設けられたシーブ、８は
エレベーター出入口の階床、９は出入口ドアで、この出
入口ドア９は敷居１０により案内される。１１は機械室
３の外部に設けられた積雪検出装置で、所定値の雪が積
もると信号を発するようになっている。１２は機械室３
に設けられた制御盤で、この制御盤１２に前記信号がリ
ード線１３を介して伝えられるようになっている。１４
は前記乗かご４に設けられたディスプレイ或いはスピー
カー等の報知手段で、前記制御盤１２と信号線１５を介
して接続されている。

【００１０】今、沢山の雪が降り、積雪検出装置１１で
所定値を検出すると、この検出装置１１よりリード線１
３を介して制御盤１２に信号が伝達される。制御盤１２
は、信号線１５を介して報知手段１４に、例えば「雪が
降っており敷居に雪が入るとドアが閉まりません。雪に
注意して下さい。」等の表示を行なったりアナウンスを
させる。

【００１１】これにより、利用客は、出入口ドア９が雪
の固まりで閉じなくなることを知り、雪を敷居１０に入
れないように注意したり、万一、出入口ドア９が閉じな
い時、敷居１０から雪の固まりを除去する作業を行な
い、ドアの閉じ異常を簡単に解決できる。

【００１２】

【発明の効果】本発明によれば、利用客は、出入口ドア
が雪の固まりで閉じなくなることを知り、雪を敷居に入
れないように注意したり、万一、出入口ドアが閉じない
時、敷居から雪の固まりを除去する作業を行ないドア閉
じ異常を簡単に解決できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態になるエレベーター装置を
備えた全体構成図である。

【符号の説明】

１ 建物 ２ 昇降路 ３ 機械室 ４ 乗かご ５ 主ロープ ６ つり合いおもり ７ シーブ ８ 階床 ９ 出入口ドア １０ 敷居 １１ 積雪検出装置 １２ 制御盤 １３ リード線 １４ 報知手段 １５ 信号線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数階床の建物に、この階床間をサービ
   スする乗かごを備えたエレベーター装置において、前記
   建物に、積雪が所定値に達すると信号を発する積雪検出
   装置を設け、かつ、前記乗かごに、前記信号が発せられ
   た時、出入口ドアの敷居への雪はさまりを知らせる報知
   手段を備えたことを特徴とするエレベーター装置。