JP2002331164A - プライズマシン、プライズマシン用映像表示装置、記録媒体及びプライズ販売方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、利用者がゲームを行い、その結果
によって又はその結果に関わらずプライズが払い出され
るプライズマシンであって、プライズの魅力を最大限に
アピールし、今後投入予定の商品や他のゲーム機の紹
介、操作方法の説明、成功率の表示、プライズマシンの
前を通った人の呼び込みやアンケート調査等も行えるプ
ライズマシンを提案することを目的とする。 【解決手段】プライズマシンに、記録媒体に記録された
アミューズメント情報を読取る読取り手段と、前記アミ
ューズメント情報を表示する表示手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、主にゲームセン
ター等のアミューズメント施設に設置され、利用者がし
たゲームの結果によって又はゲームの結果に関わらずプ
ライズが払い出されるプライズマシン、プライズマシン
用映像表示装置及びそれらに使用する記録媒体及びプラ
イズを販売するプライズ販売方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、利用者が硬貨を投入してゲームを
開始し、ぬいぐるみやタオル等のプライズを掴むクレー
ンアーム等の把持手段を操って、中のプライズを獲得す
るプライズマシンが提案されている。利用者は、中のプ
ライズを見てどのプライズマシンでゲームを行うか選択
しており、プライズの魅力が利用者のゲーム意欲につな
がっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、一目で分かる
人気キャラクター等のプライズは問題ないが、動いたり
音を発したりするプライズや手触りのよいプライズなど
機能性を有するプライズについては、プライズマシンの
外から眺めるだけではその魅力を利用者に伝えることが
できなかった。また、今後投入予定の商品や他のゲーム
機の紹介、操作方法の説明、成功率の表示、プライズマ
シンの前を通った人の呼び込みやアンケート調査といっ
たこともできなかった。

【０００４】この発明は、プライズの魅力を最大限にア
ピールし、今後投入予定の商品や他のゲーム機の紹介、
操作方法の説明、成功率の表示、プライズマシンの前を
通った人の呼び込みやアンケート調査等も行えるプライ
ズマシンを提案することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、利用者がゲ
ームを行い、その結果によって又はその結果に関わらず
プライズが払い出されるプライズマシンであって、記録
媒体に記録されたアミューズメント情報を読取る読取り
手段と、前記アミューズメント情報を表示する表示手段
とを設けたプライズマシンであることを特徴とする。す
なわち、前記記録媒体に記録されたプライズ情報、ゲー
ム機情報、操作方法、呼び込み情報、アンケート情報等
のアミューズメント（遊技・娯楽ゲーム）に関するアミ
ューズメント情報を前記読取り手段で読取り、該アミュ
ーズメント情報を前記表示手段に表示させてプライズの
魅力等を利用者にアピールでき、操作方法の表示やアン
ケート調査によってプライズマシンのインタラクティブ
性を向上させることができる。

【０００６】好ましい実施の形態として、前記アミュー
ズメント情報を、プライズマシンの状態に合わせて前記
表示手段に表示させる制御手段を設けることができる。
すなわち、ゲーム中、ゲーム終了時、ゲームされてない
ときといったプライズマシンの状態に合わせて、前記表
示手段に表示させる表示内容を変えることができる。

【０００７】好ましい実施の形態として、利用者に操作
されてプライズを掴む把持手段を備え、該把持手段には
プライズ内に埋め込まれたタグの情報を非接触で読取る
タグリーダを設け、該タグリーダで読取ったタグの情報
に対応するアミューズメント情報を前記表示手段に表示
するようにすることができる。すなわち、利用者が狙っ
たプライズを掴むために前記把持手段を移動させると、
狙われたプライズのタグ情報を前記タグリーダで読取
り、そのタグ情報に対応するアミューズメント情報を前
記表示手段に表示して、そのプライズをアピールするこ
とが可能になる。

【０００８】この発明は、記録媒体に記録されたアミュ
ーズメント情報を読取る読取り手段と、前記アミューズ
メント情報を表示する表示手段とを設けたプライズマシ
ン用映像表示装置とすることができる。すなわち、既存
のプライズマシンに対してアミューズメント情報を表示
する機能を付加できるようになる。

【０００９】またこの発明は、前述のプライズマシン、
又は前述のプライズマシン用映像表示装置に使用のアミ
ューズメント情報を記録した記録媒体とすることができ
る。

【００１０】またこの発明は、記録媒体に記録したプラ
イズの紹介情報を表示手段で表示して、該プライズを販
売するプライズ販売方法とすることができる。

【００１１】

【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を以下図面
と共に説明する。図１はプライズマシン１の外観を表す
斜視図である。プライズマシン１は全体が略立方体に形
成され、中間周囲は透明部材にて囲繞されて外部からの
透視が可能にされており、その内部にプライズ１８が置
かれている。プライズマシン１の上部からは前後左右及
び上下に移動する棒状のアーム４ａが吊設されている。
該アーム４ａの下部には、くの字型の腕を左右対称に備
えた把持部４ｂを設け、該把持部４ｂは中心部を支点に
開閉してプライズ１８を掴めるように形成されている。
該把持部４ｂの中央下面には、プライズ１８の内部に備
えたタグ１９のタグ情報を読取るタグリーダ１７を設け
る。プライズマシン１の上部前面中央には液晶又はＣＲ
Ｔディスプレイ等で形成される表示部２を設け、その左
右にはスピーカ９，９をそれぞれ１つずつ設ける。

【００１２】プライズマシン１の下部には、上面手前に
平面視円形の操作ボタン５ａ，５ａを並べて設け、その
右横には貨幣、例えば硬貨を投入する貨幣投入口６ａを
形成し、前記透明部材の内側には平面視略円形のプライ
ズ獲得口７を設ける。前面右側には貨幣払出口６ｂを設
け、その下にプライズ払出口８を設ける。利用者に前記
アーム４ａ及び把持部４ｂを動作されて掴まれたプライ
ズ１８は、前記獲得口７に投入されて前記プライズ払出
口８より払い出される。

【００１３】次に図２に示す回路ブロック図と共に各装
置の動作について説明する。制御部１０は、ＣＰＵ１
１、ＲＯＭ１２及びＲＡＭ１３を備え、ＲＯＭ１２に格
納されたプラグラムに従ってＣＰＵ１１が各装置の制御
を実行し、動作に必要な情報はＲＡＭ１３に蓄積する。

【００１４】再生装置３は、制御部１０の制御に従って
ＣＤ−ＲＯＭ又はＤＶＤ−ＲＯＭ等で形成される記録媒
体１６に記憶されたアミューズメント情報を読取り、映
像及び音声の再生を行う。記憶装置１４は、再生装置３
で読取った記録媒体１６のアミューズメント情報などの
必要な情報を記憶する。

【００１５】操作部５は、前述の操作ボタン５ａを利用
者に操作される事で、Ｉ／Ｏインターフェース１５を介
して制御部１０に操作信号を送信する。貨幣処理装置２
０は、前述の貨幣投入口６ａより投入された貨幣の真偽
判定、金種判定を実行し、制御部１０に金額情報を送信
する。

【００１６】スピーカ９は、制御部１０で制御されて、
再生装置３からの再生音声又は記憶装置１４に記憶され
ている音声を鳴らす。表示部２は、制御部で制御され
て、再生装置３からの再生映像又は記憶装置１４に記憶
された画像を表示する。

【００１７】タグリーダ１７は、プライズ１８内に格納
された非接触状態で情報の送受信が可能なタグ１９のタ
グ情報を読取り、制御部１０に送信する。クレーン移動
装置４は、制御部１０の移動信号に従って前述のアーム
４ａを前後左右に移動し、伸縮信号に従ってアーム４ａ
を伸縮させて把持部４ｂを上下に移動し、開閉信号に従
って把持部４ｂを開閉してプライズ１８を掴む動作を実
行する。

【００１８】以上の構成及び構造からなるプライズマシ
ン１の動作を、図３に示す処理フロー図と共に以下に説
明する。プライズマシン１の運用を開始すると、まず表
示部２（図１）に再生装置３（図２）で再生する映像を
ランダム表示させておく。

【００１９】利用者によって貨幣投入口６ａに貨幣（例
えば硬貨）が投入されると、貨幣処理装置６は真偽判
定、金種判定を実行して制御部１０に金額情報を送信す
る（ステップｎ１）。このとき、投入された硬貨が規定
金額に満たない場合、又は硬貨が偽者であると判定され
た場合は、前述の表示部２にランダム表示を続ける（ス
テップｎ２）。

【００２０】規定金額の硬貨が投入されると、タグ有無
の検知を開始し、把持部４ｂの下面に備えたタグリーダ
１７はプライズ１８に内蔵されたタグ１９の検知を始め
る（ステップｎ３）。

【００２１】次にゲームを開始し、利用者に操作ボタン
５ａを操作されてアーム４ａを前後左右に移動させる
（ステップｎ４）。

【００２２】前後左右の移動が終わると制御部１０の制
御によってアーム４ａを伸長させて把持部４ｂを下げ、
このときタグリーダ１７がプライズ１８に近づいてその
プライズ１８に内蔵したタグ１９のタグ情報を読取る
（ステップｎ５）。

【００２３】前述のタグ情報を受取った制御部１０は、
記憶装置１４に記憶されたタグ情報と再生情報の対応情
報を参照し、前記タグ情報に対応する再生情報を抽出す
る（ステップｎ６）。

【００２４】制御部１０は、抽出した再生情報を再生装
置３に送信してその再生情報に対応する映像及び音声を
再生させ、その映像情報は表示部２に送信して映像を表
示させ、音声情報はスピーカ９に送信して音声を鳴らさ
せる（ステップｎ７）。このときの映像を、例えば犬型
で尻尾の動くプライズ１８であれば尻尾の動いている映
像にすると、そのプライズ１８の機能を利用者にアピー
ルすることができ、ゲーム意欲を向上させることができ
る。

【００２５】なお、前述の実施の形態では表示部２をプ
ライズマシン１の上部前面に設けたが、プライズマシン
１の中部背面に大きい表示部２を設けても良い。この場
合は表示できる内容も増加し、利用者に与えるインパク
トも増大する。

【００２６】また、前述の実施の形態からタグリーダ１
７及びタグ１９を省き、表示部２には常にプライズ１８
をアピールする表示をさせるように構成しても良い。

【００２７】また、前述のステップｎ６及びステップｎ
７の動作は、プライズ獲得口７にプライズ１８の通過を
検知するセンサを設けて検出するプライズ１８の獲得成
功と獲得失敗の違いよって、再生される映像及び音声を
変えるように構成しても良い。

【００２８】また、前述のプライズ１８の通過を検知す
るセンサを利用して、獲得成功と獲得失敗の記録を記憶
装置１４に記憶させて、ゲーム終了時に成功率やペイア
ウト率を表示部２に表示させるように構成しても良い。

【００２９】また、記録媒体１６に記憶させるアミュー
ズメント情報に今後の商品情報や他のゲーム機情報等の
各種情報を加え、ゲームされていないデモ画面表示中や
ゲーム終了時にその商品情報やゲーム機情報等を表示部
２に表示させて様々なアピールを行うように構成しても
良い。

【００３０】また、記録媒体１６に記憶させるアミュー
ズメント情報にプライズマシン１の操作方法やプライズ
獲得のコツ等を加え、デモ画面表示中やゲーム終了時に
表示部２に表示させて説明を行うように構成しても良
い。

【００３１】また、記録媒体１６に記憶させるアミュー
ズメント情報にゲームを盛り上げるための盛り上げ映像
情報を加え、ゲーム中に盛り上げ映像を表示部２に表示
させるように構成しても良い。

【００３２】また、例えば表示部２に制御部１０より映
像信号を送信して質問事項を表示させ、操作ボタン５ａ
の右側をＹＥＳ，左側をＮＯと設定して利用者に押下さ
せるように構成し、ゲーム完了後に利用者にアンケート
を実施してもよい。

【００３３】また、記録媒体１６に記憶させるアミュー
ズメント情報にナレーション情報を加え、プライズマシ
ン１の前面には人の通過を検知するセンサを設け、該セ
ンサで人の通過を検知すると映像及び音声でナレーショ
ンを開始してプライズ１８等をアピールするように構成
しても良い。

【００３４】上述の実施例において、プライズマシン用
映像表示装置２１をプライズマシン１に対して後付で装
着することもできる。この場合は図４に示すように表示
部２及び再生装置３を１つのユニット状に形成したプラ
イズマシン用映像表示装置２１を、図２を用いて説明し
たようにＩ／Ｏインターフェース１５を介してプライズ
マシン１側の制御部１０に電気的に接続することができ
る。

【００３５】次に、他の実施の形態としてプライズ販売
方法について説明する。記録媒体１６は、ノートパソコ
ン等の携帯型端末で表示できる記録媒体、例えばＣＤ−
ＲＯＭにて形成し、前述の再生情報等のプライズ１８を
紹介する紹介情報を記録する。

【００３６】ゲームセンター等のアミューズメント施設
の経営者に対し、ノートパソコンで前記ＣＤ−ＲＯＭに
記録された紹介情報を表示して、プライズマシン１（図
１）の表示部２に表示される内容を説明し、該ＣＤ−Ｒ
ＯＭとプライズ１８をセットにして販売する。なお、前
記ＣＤ−ＲＯＭと記録媒体１６は同一に形成し、プライ
ズマシン１でもノートパソコンでも再生できるようにし
てもよい。

【００３７】この発明の構成と、上述の実施形態との対
応において、この発明の読取り手段は、実施形態の再生
装置３に対応し、以下同様に、表示手段は、表示部２に
対応し、制御手段は、制御部１０に対応し、把持手段
は、把持部４ｂに対応し、アミューズメント情報は、再
生情報、対応情報、映像情報、音声情報、商品情報、ゲ
ーム機情報、新商品情報、操作方法、プライズ獲得のコ
ツ、盛り上げ映像情報及びナレーション情報に対応する
も、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定され
るものではない。

【００３８】

【発明の効果】この発明により、動作など機能に特徴の
あるプライズについて、いままで獲得するまで分からな
かった機能を、表示手段で先に利用者にアピールしてゲ
ーム意欲を増進させることができる。

【００３９】また、プライズの獲得成功と獲得失敗で表
示手段に表示させる内容を変更したり、成功率及びペイ
アウト率を表示させてアミューズメント性を高めること
ができる。

【００４０】また、今後の商品情報や他のゲーム機の情
報を表示してアピールできるようになるし、プライズマ
シンの操作方法やプライズ獲得のコツ等を表示して利用
者に説明することもできる。

【００４１】また、ゲーム中に映像でゲームを盛り上げ
ることもできるようになるし、利用者にアンケートを実
施することもできるし、プライズマシンの前を人が通過
した際にナレーションを流すこともできる。

【００４２】また、従来型のプライズマシンに取り付け
可能に形成することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】プライズマシンの斜視図

【図２】プライズマシンの回路ブロック図

【図３】プライズマシンの処理フロー図

【図４】プライズマシン用映像表示装置２１の斜視図

【符号の説明】

１…プライズマシン ２…表示部 ３…再生装置 ４ｂ…把持部 １０…制御部１０ １６…記録媒体 １７…タグリーダ １８…プライズ １９…タグ ２１…プライズマシン用映像表示装置

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】利用者がゲームを行い、その結果によって
   又はその結果に関わらずプライズが払い出されるプライ
   ズマシンであって、記録媒体に記録されたアミューズメ
   ント情報を読取る読取り手段と、前記アミューズメント
   情報を表示する表示手段とを設けたプライズマシン。
2. 【請求項２】前記アミューズメント情報を、プライズマ
   シンの状態に合わせて前記表示手段に表示させる制御手
   段を設けた請求項１記載のプライズマシン。
3. 【請求項３】利用者に操作されてプライズを掴む把持手
   段を備え、該把持手段にはプライズ内に埋め込まれたタ
   グの情報を非接触で読取るタグリーダを設け、該タグリ
   ーダで読取ったタグの情報に対応するアミューズメント
   情報を前記表示手段に表示する請求項１又は２記載のプ
   ライズマシン。
4. 【請求項４】記録媒体に記録されたアミューズメント情
   報を読取る読取り手段と前記アミューズメント情報を表
   示する表示手段とを設けたプライズマシン用映像表示装
   置。
5. 【請求項５】請求項１、２又は３記載のプライズマシ
   ン、又は請求項４記載のプライズマシン用映像表示装置
   に使用のアミューズメント情報を記録した記録媒体。
6. 【請求項６】記録媒体に記録したプライズの紹介情報を
   表示手段で表示して、該プライズを販売するプライズ販
   売方法。