JP2002331144A - 景品交換システム - Google Patents

景品交換システム

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JP2002331144A
JP2002331144A JP2001138108A JP2001138108A JP2002331144A JP 2002331144 A JP2002331144 A JP 2002331144A JP 2001138108 A JP2001138108 A JP 2001138108A JP 2001138108 A JP2001138108 A JP 2001138108A JP 2002331144 A JP2002331144 A JP 2002331144A
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prize
card
cash
player
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JP2001138108A
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English (en)
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Masayuki Tsurumi
正行 鶴見
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】景品玉を遊技客の希望する任意のものに交換可
能な景品交換システムを提供する。 【解決手段】カード変換装置200は、遊技機店10で
遊技客が獲得した景品玉数と、挿入されたデビットカー
ド等の金融カード182のカード番号とを第2の管理機
関30の決済管理装置31へ送信する。決済管理装置3
1は、景品玉数をカード番号別かつ登録日別に登録す
る。買い物などの利用金額の決済を金融カード182を
用いて決済端末41から行うとき、決済管理装置31
は、そのカード番号に対応付けて登録されている景品玉
数の中で登録日から所定の換金禁止期間を経過している
ものを換金して得た資金と口座の残金のいずれか一方ま
たは双方を用いて、利用金額の決済処理を行う。これに
より複数の遊技機店で獲得した景品玉を、遊技客は、一
般の店舗での買い物の決済に利用することが可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技客が遊技の結
果獲得した景品玉に基づく利益を遊技客に還元する景品
交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機等の遊技機では、遊技
客の獲得した景品玉やメダルを各種の景品に交換し、利
益を遊技客に還元している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】遊技客の希望する景品
が遊技機店に無い場合や、遊技客がいずれの景品も希望
していない場合には、せっかく遊技で多数の景品玉を獲
得しても、それらの景品玉を遊技客にとって有用なもの
に交換することができず、遊技客を満足させることがで
きなかった。
【0004】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、景品玉を遊技客の希
望する任意のものに交換可能な景品交換システムを提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]遊技客が遊技の結果獲得した景品玉に基づく利益
を遊技客に還元する景品交換システムにおいて、所定の
口座に対応付けられた金融カードとしての機能を備えた
情報記録媒体(182)であって遊技客の有するものに
またはこれに対応付けて、遊技客の獲得した遊技媒体の
計数結果である景品玉数を前記口座の資金として利用可
能に登録するとともに、前記登録された景品玉数を口座
の資金として換金することができない換金禁止期間を設
定することを特徴とする景品交換システム。
【0006】[2]遊技機店に設置された遊技機で使用
する遊技媒体の遊技客への貸し出しと遊技客が遊技の結
果獲得した景品玉の数を管理するとともに景品玉に基づ
く利益を遊技客に還元する景品交換システムにおいて、
景品交換装置(200)と、決済管理装置(31)とを
備え、前記景品交換装置(200)は、所定の口座に対
応付けられた金融カードとしての機能を備えた情報記録
媒体(182)であって遊技客の有するものから読み取
ったカード番号と遊技客の獲得した遊技媒体を計数した
結果である景品玉数とを前記決済管理装置(31)に通
知するものであり、前記決済管理装置(31)は、前記
景品交換装置(200)から通知された情報に基づいて
カード番号別に景品玉数を記憶して管理する景品玉数管
理機能と、カード番号に対応付けて登録されている景品
玉数を口座の資金として換金する換金機能と、所定の換
金禁止期間に該当する景品玉数に対する前記換金機能の
作動を禁止する換金禁止機能とを有するものであること
を特徴とする景品交換システム。
【0007】[3]前記換金禁止期間の長さに応じて、
換金可能となったときの換金率を変更することを特徴と
する[1]または[2]に記載の景品交換システム。
【0008】[4]景品玉数を情報記録媒体(182)
にまたはこれに対応付けて登録する際に、遊技者による
前記換金禁止期間の指定を可能としたことを特徴とする
[1]から[3]の何れかに記載の景品交換システム。
【0009】[5]前記換金禁止期間中の換金を可能と
するとともに、前記換金禁止期間中に景品玉数を換金す
る際の換金率を他の期間に換金する際の換金率より低く
することを特徴とする[1]から[4]の何れかに記載
の景品交換システム。
【0010】[6]前記換金禁止期間の経過時点から換
金されるまでの期間の長さに応じて換金率を変更するこ
とを特徴とする[1]から[5]の何れかに記載の景品
交換システム。
【0011】[7]前記情報記録媒体(182)を用い
て遊技媒体を貸し出す際に、前記情報記録媒体(18
2)に対応する口座の資金に優先して前記景品玉数を使
って遊技媒体を貸し出すことを特徴とする[1]から
[6]の何れかに記載の景品交換システム。
【0012】[8]前記景品玉数を使って遊技媒体を貸
し出す際に、登録されてからの経過日数の短い景品玉数
から優先的に使用することを特徴とする[7]に記載の
景品交換システム。
【0013】[9]景品玉数を換金した分の金額を遊技
機店の指定口座から引き落して精算することを特徴とす
る[1]から[8]の何れかに記載の景品交換システ
ム。
【0014】[10]前記金融カードとしての機能が、
利用金額を所定の口座から決済するための決済カードと
しての機能であり、前記情報記録媒体(182)にまた
はこれに対応付けて、遊技客の獲得した遊技媒体の計数
結果である景品玉数を前記決済に使用し得る有価価値と
して利用可能に登録することを特徴とする[1]から
[9]の何れかに記載の景品交換システム。
【0015】[11]前記決済は、即時決済または与信
決済の何れか一方または双方であることを特徴とする
[10]に記載の景品交換システム。
【0016】[12]遊技媒体の貸出情報を、第1の管
理機関(20)に通知し、前記情報記録媒体(182)
の利用状況を管理する第2の管理機関(30)に前記景
品玉数を通知することを特徴とする[1]から[11]
の何れかに記載の景品交換システム。
【0017】次に、前記各項に記載された発明の作用を
説明する。所定の口座に対応付けられた金融カードとし
ての機能を備えた情報記録媒体(182)であって遊技
客の有するものにまたはこれに対応付けて、遊技客の獲
得した遊技媒体の計数結果である景品玉数を口座の資金
として利用可能かつ遊技機店別に登録する。そして、登
録された景品玉数を口座の資金として換金することがで
きない換金禁止期間を設定する。
【0018】すなわち、金融機関が発行する即時決済カ
ード(デビッドカード)やキャッシングカード、クレジ
ットカード、バンクカードなどの金融カードに対応付け
て、景品玉数を登録する。デビットカードやクレジット
カードを使って買い物した際の代金の決済や口座から現
金を引き出すなどのために口座の資金を支出する際に
は、登録されている景品玉数に所定の換金率(玉単価)
を乗じて換金し、これを支出の資金として利用する。た
だし、この換金機能は、景品玉数の登録後に換金禁止期
間が経過するまで禁止される。
【0019】たとえば、換金禁止期間を2週間とする場
合には、景品玉数を情報記録媒体(182)に対応付け
て登録した日から2週間が経過した日後、当該景品玉数
を換金に利用することが可能になる。
【0020】より詳細には、遊技機店等に景品交換装置
(200)を配置し、金融機関等に決済管理装置(3
1)を配置する。景品交換装置(200)は、遊技客の
有する金融カードからカード番号を読み取り、当該カー
ド番号と遊技客の獲得した遊技媒体を計数した結果であ
る景品玉数とを決済管理装置(31)に通知する。決済
管理装置(31)は、景品交換装置(200)から通知
された情報に基づいてカード番号別に景品玉数を記憶し
て管理する。また所定のカード番号に対応する口座の資
金を支出するときには、当該カード番号に対応付けて登
録されている景品玉数を換金に利用するが、登録された
景品玉数の換金は、登録後に所定の換金禁止期間の経過
するまで禁止される。
【0021】なお、情報記録媒体(182)に対応付け
て行う景品玉数の登録は、情報記録媒体(182)その
ものに景品玉数を登録するものであってもよいし、金融
カードに対応する口座を管理している金融機関等のデー
タベースに登録するものであってもよい。
【0022】このように、金融カードとしての機能を有
する情報記録媒体(182)に、遊技客の獲得した景品
玉数を口座の資金として利用可能に登録するので、遊技
客は、景品玉による利益を買い物等の支払いに利用した
り現金化したりすることができ、遊技者の希望に即して
景品玉を有効利用することができる。また、換金禁止期
間が経過するまで景品玉数の換金を禁止するので、景品
玉を遊技媒体として再度利用することを促し、遊技客を
再度の遊技に誘うことができる。また換金禁止期間の長
さの設定の仕方次第で、多様な換金態様を実現すること
ができる。
【0023】換金禁止期間の長さに応じて、換金可能と
なったときの換金率を変更する。さらに、遊技者による
換金禁止期間の指定を可能とする。このようにすれば、
換金禁止期間をどのように設定するかによって換金率が
変わるので、各遊技者の希望に応じた換金が可能にな
る。
【0024】換金禁止期間中の換金を可能とするととも
に、前記換金禁止期間中に景品玉数を換金する際の換金
率を他の期間に換金する際の換金率より低くする。これ
により、口座の資金が不足している場合等に、換金禁止
期間内であっても景品玉数を利用した決済が可能にな
る。またかかる場合の換金率をペナルティとして通常よ
りも低く設定するので、換金禁止期間経過前の換金を緊
急時だけ利用するように遊技者を導くことができる。さ
らに換金禁止期間の経過時点から換金されるまでの期間
の長さに応じて換金率を変更する。たとえば、換金まで
の期間が長いほど換金率を高くする等である。
【0025】情報記録媒体(182)を用いて遊技媒体
を貸し出す際に、情報記録媒体(182)に対応する口
座の資金に優先して景品玉数を使って遊技媒体を貸し出
すものでは、換金前であれば、情報記録媒体(182)
に記録されている景品玉数を優先的に利用して遊技媒体
の貸し出しを受けることができるので、遊技客を再度の
遊技に誘うことができる。しかも、登録日からの経過日
数の短いものを優先的に使用するものでは、換金可能な
景品玉を温存することができる。
【0026】なお、金融カードとしての機能は、利用金
額を所定の口座から即時決済あるいは与信決済するため
の決済カードとしての機能であってもよいし、口座に資
金を出し入れするための銀行カードとしての機能であっ
てもよい。ここで即時決済とは、決済要求のあったとき
即座に決済処理を行うことであり、与信決済とは、信用
に基づき、後日を決済日とする決済方法である。
【0027】このほか、遊技媒体の貸出情報を、第1の
管理機関(20)に通知し、情報記録媒体(182)の
利用状況を管理する第2の管理機関(30)に景品玉数
を通知するように構成したものでは、貸出情報と景品玉
数とを遊技機店とは別の第3者機関(第1の管理機関
(20)と第2の管理機関(30))で管理することが
でき、営業収支を適正かつ公正に管理することができ
る。なお、第1の管理機関(20)と第2の管理機関
(30)は、公正を担保するためには、別の機関である
ことが望ましいが、同一の第3者機関であってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明にかかる景品交換シ
ステムの構成を示している。本システムは、遊技機店1
0に設置される装置と、遊技媒体の貸し出しに関する情
報を管理するための第三者機関である第1の管理機関2
0に設置する装置と、景品玉数の管理および景品玉数を
用いた決済等を管理するための第三者機関である第2の
管理機関30に設置する装置を主要部とするものであ
り、各装置は、通信回線を通じて互いに情報の授受が可
能になっている。
【0029】さらに情報記録媒体である金融カード18
2を用いて決済するためのレジスタ等の決済端末41が
スーパーマーケットやコンビニエンスストア40等に配
置されている。この決済端末41も通信回線を通じて第
2の管理機関30の所定装置と接続されている。なお金
融カードは、クレジットカード、キャッシュカード、デ
ビットカード、銀行カード等の機能を少なくとも1つ以
上有するカードである。
【0030】本システムでは、遊技機店で遊技客が獲得
した遊技媒体の数(景品玉数)を金融カード182に対
応付けて登録しておき、買い物などの利用金額の決済を
金融カード182を用いて決済端末41で行うときに、
登録されている景品玉数に相当する有価価値を使って利
用金額の決済を行うことが可能になっている。すなわ
ち、遊技機店で獲得した景品玉を、遊技客は、コンビニ
エンスストアなど一般の店舗での買い物の決済に利用す
ることが可能になっている。また遊技客は、景品玉数を
口座の資金として換金しこれを引き出して現金化するこ
とも可能である。
【0031】さらに本システムは、換金禁止期間が設定
されており、登録後、当該換金禁止期間が経過するまで
の間は、景品玉を換金に利用することが禁止される。
【0032】遊技機店10には、パチンコ機などの遊技
機110が多数配置されるとともに遊技機110にはそ
れぞれ遊技媒体貸機120が並設されている。遊技機店
10にはLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等
のネットワーク130が敷設してあり、台コントローラ
や島コントローラを通じて遊技機110や遊技媒体貸機
120が当該ネットワークに接続されている。このネッ
トワーク130には、ホールコンピュータとしての管理
装置140、計数機150、POS端末としての機能を
有する景品管理装置160、プリンタ171等が接続さ
れている。
【0033】遊技媒体貸機120は、パチンコ機やスロ
ットマシンなどの遊技機110で遊技を行うために用い
るパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を貸し出す装置で
あり、現金の投入によって遊技媒体を貸し出すほか、金
融カードを用いて遊技媒体を貸し出すことが可能になっ
ている。また遊技媒体貸機120は、遊技機110と協
働することにより、遊技媒体を計数する機能を果たす。
すなわち、遊技機110に設けられている図示省略の精
算ボタンを遊技客が押下すると、遊技客の獲得した遊技
媒体の数を計数し、その計数結果である景品玉数を記録
した所定のカードあるいはレシートを発券する機能を有
している。遊技機110は、出玉や大当りの発生状況な
ど遊技機に関する各種のデータを管理装置140へ送信
し、遊技媒体貸機120は、遊技媒体の貸し出しに関す
るデータを管理装置140へ送信する機能を有してい
る。
【0034】管理装置140は、店内に設置した遊技機
110、遊技媒体貸機120、景品管理装置160など
の遊技装置を統括管理するホールコンピュータとしての
機能を果たすものであり、遊技機110や遊技媒体貸機
120など各種の遊技装置から送られてくる情報を受信
して処理する。また設定変更などの指示を遊技装置へ送
信する機能を有している。管理装置140は、これら遊
技に関するデータを所定のデータベースに蓄積し管理す
る機能を有する。
【0035】さらに、管理装置140は、遊技媒体の貸
し出しに関する情報(金額や内訳、個数など)を、第1
の管理機関20に設置されている貸出管理装置21へ通
信回線を通じて送信する機能を備えている。すなわち、
遊技機店10の売上に関する情報は全て貸出管理装置2
1へ送信され、第1の管理機関20の貸出管理装置21
によって管理される。なお、図1では、第1の管理機関
20を遊技機店10の内側に配置した状態を記載した
が、実際には、遊技機店10の外部に存在している。ま
た第1の管理機関20に配置された貸出管理装置21と
の間の通信回線は、図示省略のファイアウォール装置を
介してネットワーク130に接続され、セキュリティの
確保を図っている。
【0036】また管理装置140は、モデム141およ
び所定の通信回線を通じて第2の管理機関30に配置さ
れた装置と接続され、各種の情報の送受信を行うように
なっている。
【0037】計数機150は、遊技客が獲得したパチン
コ玉やメダルなどの遊技媒体の数を計数する装置であ
り、計数結果を景品玉数として表したレシートを発券し
たり、計数結果の景品玉数を管理装置140にネットワ
ーク130を通じて送信する機能を有している。
【0038】景品管理装置160は、レシートやカード
に記録された景品玉数を景品に交換するための装置であ
る。景品管理装置160は、遊技客が景品玉を一般景品
と交換することを希望する場合には、その交換処理を行
い、第1情報記録媒体としてのポイントカード181へ
の記録を希望する場合には、遊技客が既に有するポイン
トカードあるいは新たに発行するポイントカードに今回
の景品玉数を加算して記録する処理を行う。なおポイン
トカードには、遊技機店を一意に特定するために割り当
てた識別コードが登録される。交換の際には、レシート
等が真正なものであるか否かを調べるために計数機15
0あるいは管理装置140へ所定の問い合わせを行い、
データ照合を行うようになっている。
【0039】遊技機店10の中には、ポイントカードに
記録されている景品玉数をさらに次の段階の景品に交換
する景品交換装置としてのカード変換装置200が設置
してある。このカード変換装置200は、遊技機店10
の外部に設置してもよい。カード変換装置200は、ポ
イントカード181を挿入するためのポイントカード挿
入口201と、暗証番号の入力操作を受け付ける暗証番
号入力部202と、遊技者固有の換金禁止期間や換金禁
止期間の解除条件等の入力を遊技客から受け付けて登録
するための解除指定部203と、金融カード182を挿
入するための金融カード挿入・排出部204とを備えて
いる。
【0040】カード変換装置200は、遊技媒体を計数
した結果の景品玉数が記録された第1情報記録媒体とし
てのポイントカード181と遊技客の有する情報記録媒
体としての金融カード182とを受け入れ、ポイントカ
ード181から読み取った景品玉数と金融カード182
から読み取ったカード番号とを第2の管理機関30の決
済管理装置31に所定の通信回線を通じて通知する機能
を有する。なお、金融カード182の所有者であること
を認証するために、カード変換装置200は、暗証番号
入力部202を通じて暗証番号の入力を利用者に求める
ようになっている。
【0041】またカード変換装置200は、ポイントカ
ード181から読み取った景品玉数を金融カード182
へ記録し更新する機能も有している。たとえば、カード
変換装置200としてICカードを用いた場合には、景
品玉数の変化履歴などの詳細情報を金融カード182に
書き込み登録することができる。カード変換装置200
の解除指定部203は、景品玉数の換金禁止期間や当該
換金禁止期間前の換金への使用を可能とするか否かなど
遊技者固有の設定を受け付けるものである。
【0042】カード変換装置200は、景品玉数とカー
ド番号とを第2の管理機関30へ通知し登録が完了する
と、ポイントカード181に記録されている景品玉数が
無効になるようにポイントカード181の記録内容を更
新するようになっている。
【0043】第2の管理機関30は、顧客の口座を管理
する銀行機能を果たす機関であり、第2の管理機関30
の決済管理装置31は、顧客毎(カード番号毎)に、口
座への資金の出納や残高を管理したり、景品玉数を記録
して管理したり、景品玉数の加算や使用の履歴を記録し
て管理したりする機能を備えている。特に、景品玉数と
の関係で見ると、カード変換装置200から通知された
情報に基づいてカード番号別に景品玉数を記憶してその
履歴を管理する景品玉数管理機能を有している。
【0044】また金融カード182を用いて利用金額を
即時決済等する旨の要求をそのカード番号とともに所定
の決済端末41から受け取ったとき、そのカード番号に
対応付けて管理している口座の残額またはそのカード番
号に対応付けて管理している景品玉数に応じた有価価値
の何れか一方または双方を用いて利用金額を決済する決
済機能を有している。また金融カード182を用いて口
座の資金を引き出す際にも、景品玉数を換金する機能を
有している。ただし、換金禁止期間が経過していない景
品玉数の換金を禁止する等の機能を有している。なお換
金した分の金額は、遊技機店の指定口座から引き落して
精算するようになっている。
【0045】スーパーマーケットやコンビニエンススト
ア40に配置された決済端末41は、顧客が自己の金融
カード182を用いて利用金額の決済を行うとき、暗証
番号の入力を受け付け、カード番号と暗証番号と利用金
額とを第2の管理機関30の決済管理装置31へ通信回
線を通じて送信する機能と、即時決済可否の応答を決済
管理装置31から受け取る機能を備えている。なお、金
融カード182は、銀行カードとしても機能するもので
あり、金融機関の支店や街頭に設置されたATMやCT
M80を用いて現金の出納を行うことも可能になってい
る。
【0046】図2は、決済管理装置31が景品玉数を管
理するために記憶しているデータを示している。図2に
示す景品玉数管理表310は、カード番号別に作成され
るものである。景品玉数管理表310には、景品玉数を
登録するごとに、1レコードが追加されるようになって
いる。各レコードには、景品玉数の登録日を登録する登
録日と、換金禁止期間の解除日と、換金禁止期間の経過
前に換金することを完全に禁止するのか緊急の場合には
解除日の前でも換金する前使用を許容するのかを示す情
報(前使用の可否を示すフラグ)と、当該登録日に登録
された当初景品玉数と、当該登録日に登録された景品玉
数のうち未交換の景品玉数である残数とを示す情報が登
録される。
【0047】次に作用を説明する。遊技客は、遊技を開
始する際に、遊技媒体貸機120に現金を投入するなど
して遊技媒体の貸し出しを受ける。遊技媒体の貸し出し
に関するデータは、遊技媒体貸機120からネットワー
ク130、管理装置140、所定の通信回線を経て第1
の管理機関20の貸出管理装置21に送信されて登録さ
れる。これにより、遊技機店10の売上に関する情報が
第1の管理機関20で管理されることになる。
【0048】遊技客は、遊技機110での遊技を終了し
て精算するとき、獲得した遊技媒体を計数機150へ投
入して遊技媒体の数を計数し、その結果である景品玉数
と識別記号の記録されたレシートあるいは所定の記録媒
体(カード)を受け取る。識別記号は、不正を防止する
ためのものであり、レシート等の発行毎に異なる番号が
割り当てられる。この識別記号と景品玉数とを組にした
情報は管理装置140へ送信され、当該管理装置140
で記録管理される。
【0049】遊技客は計数機150の発券したレシート
またはカードを持って景品交換所へ行き、景品との交換
手続きを行う。この際、レシートまたはカードが景品管
理装置160に投入される。景品管理装置160は、投
入されたレシートまたはカードから識別記号と景品玉数
の情報を読み取り、これらを照合データとして管理装置
140へ送信する。管理装置140は、景品管理装置1
60から送られてきた照合データが計数機150から既
に送られてきたものと一致するか否かを調べ、一致する
場合には、照合完了の通知を景品管理装置160へ送
る。一方、照合失敗の場合には、エラー通知を景品管理
装置160へ送る。
【0050】景品管理装置160は、管理装置140か
らの照合結果がエラーの場合には、景品との交換を拒否
する。照合完了の場合には、景品玉を遊技客の指定する
景品に交換する処理を行う。そして、景品交換処理の完
了後に、その旨を識別記号とともに管理装置140へ送
信する。管理装置140は、この通知を受けて該当する
識別記号の景品玉が交換済みである旨を登録する。
【0051】なお、遊技機110に精算スイッチが設け
てある場合には、遊技客は遊技の終了時に当該精算スイ
ッチを押下して精算処理を行ってもよい。この場合、遊
技客の獲得した遊技媒体の数は遊技機110で計数さ
れ、レシートあるいはカードが遊技媒体貸機120から
発行される。このレシートまたはカードは、計数機15
0が発行したものと同様に、景品管理装置160へ挿入
し、景品との交換処理に使用される。
【0052】一般景品との交換を希望する場合には、景
品管理装置160において景品玉と一般景品との交換処
理が行われる。具体的には、交換する一般景品に対応す
る数だけ景品玉数が減算され、残りがある場合にはその
分がポイントカード181に記録される。実際の景品
は、店員等から遊技客に引き渡される。遊技機店10に
在庫のある一般景品との交換を希望しない旨の操作が成
された場合には、レシートやカードから読み取った景品
玉数がポイントカード181に記録されて発行される。
なおポイントカードに、既に景品玉数が登録されている
場合には、今回の景品玉数がこれに累積加算されて登録
される。
【0053】次に遊技客は、景品管理装置160の発行
したポイントカード181と自身の有する金融カード1
82とをカード変換装置200に投入する。カード変換
装置200は、ポイントカード181からこれに記録さ
れている景品玉数を読み取る。また金融カード182か
らはカード番号、あるいはカード番号と暗証番号を読み
取る。その後、カード変換装置200は、遊技客に対し
て暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号を用いて
遊技客が金融カード182の真正な持ち主であるか否か
の認証を行う。
【0054】なお、金融カード182がICカードであ
る場合のように、金融カード182に暗証番号が記録さ
れているときは、これとの照合によって認証を行う。ま
た金融カード182に暗証番号が記録されていない場合
には、オンラインでカード番号と暗証番号を第2の管理
機関30へ通信回線を通じて送信して認証処理を依頼
し、その結果を第2の管理機関30から受け取るように
なっている。
【0055】認証が正常に完了するとカード変換装置2
00は、遊技者に対して換金禁止期間の設定と、前使用
の可否を問い合わせる。このとき、システムの標準値を
表示して入力操作の省力化を図っている。カード変換装
置200は、カード番号と景品玉数と換金禁止期間と前
使用の可否を示す情報とを第2の管理機関30の決済管
理装置31へ通知しかつこの景品玉数を有価価値として
利用可能に登録する旨の指示を決済管理装置31へ送信
する。送信完了後に、カード変換装置200は、ポイン
トカード181に登録されている景品玉数を0にリセッ
トするか、景品と交換済みである旨の情報をポイントカ
ード181に記録する。
【0056】第2の管理機関30の決済管理装置31
は、カード変換装置200から、景品玉数とカード番号
と換金禁止期間と前使用の可否を示す情報と登録指示と
を受信したとき、そのカード番号に対応する景品玉数管
理表310にレコードを追加し、景品玉数等を当該追加
したレコードに登録する。すなわち、本日の日付を登録
日のフィールドに登録し、登録日に換金禁止期間を加え
た日付を解除日のフィールドに登録し、前使用の可否を
対応するフィールドに登録する。また登録依頼を受けた
景品玉数を当初景品玉数と残数のフィールドにそれぞれ
登録する。これにより、遊技客の獲得した景品玉数が、
その遊技客の金融カード182に対応付けられて登録さ
れ、換金禁止期間の経過後には、一般店舗での買い物時
の決済等に利用可能になる。
【0057】次に、遊技客が、スーパーマーケットやコ
ンビニエンスストア40等での買い物の利用金額を金融
カード182を用いて決済する場合について説明する。
決済端末41に金融カード182を挿入して利用金額と
暗証番号を打ち込むと、決済端末41からカード番号と
暗証番号と利用金額とが第2の管理機関30の決済管理
装置31へ通信回線を通じて送信される。これを受けた
決済管理装置31は、カード番号と暗証番号とが予め登
録されたものと一致するかを照合して認証処理を行う。
また当該カード番号に対応する口座および当該カード番
号に対応付けて登録されている景品玉数に相当する有価
価値の合計が、利用金額以上あるか否かを検査する。
【0058】認証および残高等の検査に合格すると、決
済可能の通知を決済端末41へ返送する。認証失敗ある
いは残高等の検査に不合格の場合には、決済不可の通知
を決済端末41へ送信する。決済可能の場合には、カー
ド変換装置200は、カード番号に対応付けて管理して
いる口座の残額またはカード番号に対応付けて管理して
いる景品玉数に応じた有価価値の何れか一方または双方
を用いて利用金額の決済を行う。
【0059】図3は、決済可能な場合における換金およ
び決済の処理を示している。まず、今回決済すべき決済
金額を決済残金なる変数に代入する(ステップS40
1)。次に、今回決済すべきカード番号に対応付けられ
ている景品玉数管理表310を対象として、本日の日付
が登録されている解除日を経過し、かつ景品玉数の残数
があるレコードが存在するか否かを調べる(ステップS
402)。該当するレコードが存在する場合には(ステ
ップS402;Y)、該当するレコードの中で登録日が
最も古いレコードを抽出し、そのレコードの残数を取得
する(ステップS403)。
【0060】次に、そのレコードの示す登録日と解除日
との差(換金禁止期間の長さ)と解除日から本日までの
経過日数とを求め、換金禁止期間の長さと経過日数とに
応じた換金率を取得し(ステップS404)、残数に当
該換金率を乗じて換金可能金額Aを取得する(ステップ
S405)。なお、換金禁止期間と経過日数と換金率と
の対応表は予めシステム固有に登録してある。
【0061】換金可能金額Aが決済残金と等しいかある
いは多い場合には(ステップS406;Y)、当該レコ
ードに登録されている景品玉数の残数を換金するだけで
必要な金額の決済が可能となる。この場合には、決済金
額分だけ当該レコードにおける景品玉数の残数を減算更
新し(ステップS413)、決済残金を0にし(ステッ
プS414)、景品玉数で決済した総額(この場合には
決済金額)を遊技機店の口座から引き落して決済に充て
る(ステップS415)。
【0062】換金可能金額Aが決済残金よりも少ない場
合には(ステップS406;N)、当該レコードにおけ
る景品玉数の残数を換金しても決済に必要な金額には足
りないので、まずは当該レコードにおける景品玉数の残
数を全て換金に利用する(ステップS407)。具体的
には、当該レコードの残数を0にし、決済残金から換金
可能金額Aを差し引いて決済残金を更新する。そしてス
テップS402に戻り、解除日を経過しかつ残数がある
レコードの中で最も古いものを探して、同様の換金処理
を繰り返す(ステップS402〜ステップS407)。
【0063】当該処理を繰り返す中で解除日を経過した
レコードの残数を利用して決済残金の全額が決済可能に
なったときは(ステップS406;Y)、決済残金の分
だけ当該レコードにおける景品玉数の残数を減算更新し
(ステップS413)、決済残金を0にし(ステップS
414)、景品玉数で決済した総額(この場合は決済金
額)を遊技機店の口座から引き落して決済に充てる(ス
テップS415)。
【0064】決済残金が残っている段階で、解除日を経
過しかつ残数のあるレコードがなくなった場合には(ス
テップS402;N)、解除日が経過していないレコー
ドの中で前使用を許容しかつ残数のあるレコードが存在
するか否かを調べる(ステップS408)。前使用を許
可しかつ残数のあるレコードが存在しないときは(ステ
ップS408;N)、これまでに景品玉数を換金して決
済した総額、すなわち、決済金額から決済残金を差し引
いた金額を遊技機店の口座から引き落すとともに(ステ
ップS415)、決済残金に相当する金額を口座の資金
を用いて決済する(ステップS416)。
【0065】前使用を許可しかつ景品玉数の残数のある
レコードが存在するときは(ステップS408;Y)、
そのレコードの残数に予め設定してある低換金率を乗じ
て換金可能金額Aを求める(ステップS410)。この
低換金率は、解除日を経過した際に適用する換金率より
も低い値に設定してある。換金可能金額Aが決済残金よ
り少ない場合には(ステップS411;N)、当該レコ
ードの残数を全て換金しても決済に必要な金額にはまだ
足りないので、当該レコードの残数を全て換金に利用す
る(ステップS412)。具体的には、当該レコードに
おける景品玉数の残数を0にし、決済残金から換金可能
金額Aを差し引く。そしてステップS408に戻り、解
除日が経過していないレコードの中で前使用を許容しか
つ残数のあるレコードを探し、その残数を換金して決済
残金を減らす処理を繰り返す(ステップS408〜S4
12)。
【0066】当該処理を繰り返す中で決済残金の全額が
決済可能になったときは(ステップS411;Y)、決
済残金の分だけ当該レコードにおける景品玉数の残数を
減算更新し(ステップS413)、決済残金を0にし
(ステップS414)、景品玉数で決済した総額(この
場合は決済金額)を遊技機店の口座から引き落して決済
に充てる(ステッ プS415)。ステップS408〜
S412を繰り返す中で、解除日が経過していないレコ
ードの中で前使用を許容しかつ残数のあるレコードが存
在しなくなったときは(ステップS408;N)、これ
までに景品玉数を換金して決済した総額、すなわち、決
済金額から決済残金を差し引いた金額を遊技機店の口座
から引き落すとともに(ステップS415)、決済残金
に相当する金額を口座の資金を用いて決済する(ステッ
プS416)。
【0067】このように、金融カードとしての機能を有
する情報記録媒体182に対応付けて、景品玉数を、決
済や口座の資金として換金可能に登録するので、遊技客
は、買い物等の支払いを、登録された景品玉数を利用し
て決済することができ、希望する商品の購入に景品玉を
有効利用することができる。また換金禁止期間が経過す
るまでは原則として景品玉数の換金を禁止するので、景
品玉を遊技媒体として再度利用することを促し、遊技客
を再度の遊技に誘うことができる。
【0068】このほか、景品玉数に係わる情報が第2の
管理機関30の決済管理装置31で記録し管理されるこ
とになる。特に当初景品玉数は変更されることなく保存
される。遊技媒体の貸し出しに関する情報を第1の管理
機関20で管理し景品玉数に関する情報を第2の管理機
関30で管理するので、遊技機店10の営業収支(いわ
ゆるINとOUTの双方)を第三者機関によって客観的
に管理することができ、会計の透明度を増すことができ
る。
【0069】次に、遊技媒体貸機120が金融カード1
82を用いて遊技媒体を貸し出す場合の動作について説
明する。遊技客が金融カード182を遊技媒体貸機12
0に投入すると、遊技媒体貸機120は、暗証番号の入
力を求める。遊技媒体貸機120は、入力された暗証番
号と金融カード182から読み取ったカード番号と遊技
媒体の貸出数および貸し出しのために要する利用金額と
を第2の管理機関30の決済管理装置31に送信し、認
証を依頼する。
【0070】決済管理装置31は、遊技媒体貸機120
から受信した暗証番号とカード番号とを予め登録されて
いるものと照合して認証を行う。認証に成功した場合に
は、まず、そのカード番号に対応付けて記憶されている
景品玉数の残数があるか否かを調べ、そのカード番号に
対応付けられた景品玉数の残数がある場合には、今回の
遊技媒体の貸し出しにその残数を優先的に使用し、足り
ない分をそのカード番号の口座の資金から精算するよう
に処理する。また、複数の登録日について景品玉数の残
数が登録されている場合には、登録日からの経過日数の
短いレコードの残数から優先的に使用する。
【0071】すなわち、カード番号が一致する景品玉数
管理表における景品玉数の残数の合計>=貸出数の場合
には、登録日からの経過日数の短いレコードの残数から
順に貸出数が充足されるまで遊技媒体の貸し出しに利用
し、決済完了の通知を遊技媒体貸機120へ送信する。
一方、貸出数>景品玉数の残数の合計>0の場合には、
貸出数から残数の合計を減算した残りの個数分の金額を
カード番号に対応する口座の残金から引き落し、景品玉
数の残数を全て0にリセットする。なお景品玉数の残数
の合計が0の場合には、口座の残金から精算する。この
ほか、該当の景品玉数の残数が貸し出し規定数以上の場
合だけ、景品玉数の残数を利用して遊技媒体を貸し出す
構成としてもよい。
【0072】遊技媒体貸出の決済が完了した場合には、
決済完了の通知を遊技媒体貸機120へ送信する。景品
玉数の残数と口座の残金の双方が不足して決済不可能の
場合には、その旨を遊技媒体貸機120へ通知する。遊
技媒体貸機120は、決済完了の通知を決済管理装置3
1から受けた場合には、遊技媒体を貸し出し、決済不可
能の通知を受けた場合には、エラー表示等を行って金融
カード182を排出する。
【0073】このように、金融カード182に対応付け
て登録されている景品玉数がある場合には、これを優先
的に利用して遊技媒体の貸し出しを行うので、遊技客を
再度の遊技に誘うことができる。しかも、登録日からの
経過日数の短い景品玉数を優先的に使用するので、既に
換金可能な景品玉数を換金のために温存することができ
る。
【0074】以上、本発明の実施の形態を図面によって
説明してきたが、具体的な構成は当該実施の形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
ける変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0075】また実施の形態では、本発明をパチンコ遊
技機について説明したが、プログラム制御される、スマ
ートボールゲーム機、アレンジボールゲーム機といった
遊技機にも同様に本発明を適用することができる。この
ような各場合においても、上記実施の形態と同様な効果
が奏される。
【0076】また実施の形態では、第1の管理機関と第
2の管理機関は、公正を担保するために別の機関とした
が、同一の第3者機関であってもよい。さらに実施の形
態では、即時決済の場合を例に説明したが、与信決済の
場合であっても同様の効果を奏する。与信決済の場合に
は、クレジットカードとしての機能を備えた決済カード
182を用いて利用金額を与信決済する旨の要求をその
カード番号とともに決済端末41から受け取った際には
これを管理用のデータベース等に登録する。
【0077】そして、予め定めた決済日が到来したと
き、カード番号に対応付けて管理している口座の残額ま
たはカード番号別に管理している景品玉数を所定の優先
順位に従って換金したものの何れか一方または双方を用
いて、所定期間中の利用金額を決済すればよい。さらに
決済カードに限定されず、景品玉数を、現金化して引き
出し可能な金融カードとしてもよい。現金化の際にも、
換金禁止期間を経過したものが原則として換金に利用さ
れる。
【0078】また実施の形態では、換金禁止期間や前使
用の可否を遊技者毎に登録可能としたが、これらをシス
テム固定としてもよい。さらに実施の形態では、換金禁
止期間の長さと解除日経過後の日数の双方に応じて換金
率を変化させたが、何れか一方に応じて換金率を変化さ
せる構成としてもよいし、固定の換金率を使用する構成
としてもよい。
【0079】さらに換金禁止期間の経過前であっても低
換金率による換金を可能としたが、換金禁止期間経過前
の換金を一切認めない構成としてもよい。また、登録さ
れている景品玉数を遊技媒体の貸し出しに利用する際
に、換金禁止期間の経過前のものだけを利用可能とする
構成にしてもよい。
【0080】なお、実施の形態では、景品玉数をポイン
トカード181に一旦、記録し、これをさらにカード変
換装置200で金融カード182に対応付けて記録する
ようにしたが、ポイントカード181を介することな
く、直接、金融カード182に対応付けて景品玉数を登
録するように構成してもよい。
【0081】さらに、景品玉数は、決済管理装置31と
金融カード182の双方に登録してもよいし、決済管理
装置31にだけ登録する構成としてもよい。なおカード
変換装置200において、今回加算された景品玉数と累
積の景品玉数と景品玉数を決済に利用可能な金額の中の
1つ以上の情報を記載した明細を発行または表示すれ
ば、遊技客に安心感を与えかつ利便性を高めることがで
きる。
【0082】
【発明の効果】本発明にかかる景品交換システムによれ
ば、口座に対応付けられた金融カードあるいは利用代金
を決済し得る決済カードとしての機能を備えた情報記録
媒体に、景品玉数を、口座の資金としてまたは決済のた
めの有価価値として利用可能に登録するので、遊技客
は、情報記録媒体に登録された景品玉数を現金化したり
買い物等の支払いに利用することができ、希望する商品
の購入等に景品玉を有効利用することができる。
【0083】また、換金禁止期間が経過するまで景品玉
数の換金を禁止するので、景品玉を遊技媒体として利用
することを促し、遊技客を再度の遊技に誘うことができ
る。また換金禁止期間の長さの設定の仕方次第で、多様
な換金態様を実現することができる。
【0084】換金禁止期間の長さに応じて、換金可能と
なったときの換金率の変更や、遊技者による換金禁止期
間の指定を可能とするものでは、換金禁止期間をどのよ
うに設定するかによって換金率が変わるので、各遊技者
の希望に応じた換金が可能になる。
【0085】換金禁止期間経過前の換金を可能とすると
ともに、経過前における換金する際の換金率を他の期間
での換金率より低くするものでは、口座の資金が不足し
ている場合には、換金禁止期間内であっても景品玉数を
利用した決済が可能になり、利便性が向上する。またか
かる場合の換金率をペナルティとして通常よりも低く設
定するので、換金禁止期間経過前の換金を緊急時だけ利
用するように遊技者を導くことができる。さらに換金禁
止期間の経過時点から換金されるまでの期間の長さに応
じて換金率を変更するものでは、換金率の変更の仕方に
よって、換金を促したりあるいは逆に景品玉数のままで
の保有を促したりすることができる。
【0086】また、遊技媒体貸機に挿入された情報記録
媒体に対応付けて記録されている景品玉数を口座の残金
よりも優先的に使用して遊技媒体を貸し出すものでは、
遊技客を再度の遊技に誘うことができる。さらに登録日
からの経過日数の短いものを優先的に使用するもので
は、遊技客は換金可能な景品玉数を温存することができ
る。
【0087】さらに遊技媒体の貸出情報を、所定の第1
の管理機関に通知するとともに、情報記録媒体を用いた
決済を管理する第2の管理機関に景品玉数を通知するの
で、貸出情報と景品玉数とを、遊技機店とは別の第3者
機関(第1の管理機関と第2の管理機関)で管理するこ
とができ、営業収支を適正に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る景品交換システム
を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る景品交換システム
の決済管理装置が景品玉数を管理するために記憶するデ
ータを示す説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る景品交換システム
の決済管理装置が景品玉数を用いて決済する際の処理を
示す流れ図である。
【符号の説明】
10…遊技機店 20…第1の管理機関 21…貸出管理装置 30…第2の管理機関 31…決済管理装置 40…スーパーマーケットやコンビニエンスストア 41…決済端末 50…店舗 80…ATMやCTM 110…遊技機 120…遊技媒体貸機 130…ネットワーク 140…管理装置 141…モデム 150…計数機 160…景品管理装置 171…プリンタ 181…ポイントカード 182…金融カード 200…カード変換装置 201…ポイントカード挿入口 202…暗証番号入力部 203…解除指定部 204…金融カード挿入・排出部 310…景品玉数管理表
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZEC G06F 17/60 ZEC

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技客が遊技の結果獲得した景品玉に基づ
    く利益を遊技客に還元する景品交換システムにおいて、 所定の口座に対応付けられた金融カードとしての機能を
    備えた情報記録媒体であって遊技客の有するものにまた
    はこれに対応付けて、遊技客の獲得した遊技媒体の計数
    結果である景品玉数を前記口座の資金として利用可能に
    登録するとともに、前記登録された景品玉数を口座の資
    金として換金することができない換金禁止期間を設定す
    ることを特徴とする景品交換システム。
  2. 【請求項2】遊技機店に設置された遊技機で使用する遊
    技媒体の遊技客への貸し出しと遊技客が遊技の結果獲得
    した景品玉の数を管理するとともに景品玉に基づく利益
    を遊技客に還元する景品交換システムにおいて、 景品交換装置と、決済管理装置とを備え、 前記景品交換装置は、所定の口座に対応付けられた金融
    カードとしての機能を備えた情報記録媒体であって遊技
    客の有するものから読み取ったカード番号と遊技客の獲
    得した遊技媒体を計数した結果である景品玉数とを前記
    決済管理装置に通知するものであり、 前記決済管理装置は、前記景品交換装置から通知された
    情報に基づいてカード番号別に景品玉数を記憶して管理
    する景品玉数管理機能と、カード番号に対応付けて登録
    されている景品玉数を口座の資金として換金する換金機
    能と、所定の換金禁止期間に該当する景品玉数に対する
    前記換金機能の作動を禁止する換金禁止機能とを有する
    ものであることを特徴とする景品交換システム。
  3. 【請求項3】前記換金禁止期間の長さに応じて、換金可
    能となったときの換金率を変更することを特徴とする請
    求項1または2に記載の景品交換システム。
  4. 【請求項4】景品玉数を情報記録媒体にまたはこれに対
    応付けて登録する際に、遊技者による前記換金禁止期間
    の指定を可能としたことを特徴とする請求項1から3の
    何れかに記載の景品交換システム。
  5. 【請求項5】前記換金禁止期間中の換金を可能とすると
    ともに、前記換金禁止期間中に景品玉数を換金する際の
    換金率を他の期間に換金する際の換金率より低くするこ
    とを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の景品交
    換システム。
  6. 【請求項6】前記換金禁止期間の経過時点から換金され
    るまでの期間の長さに応じて換金率を変更することを特
    徴とする請求項1から5の何れかに記載の景品交換シス
    テム。
  7. 【請求項7】前記情報記録媒体を用いて遊技媒体を貸し
    出す際に、前記情報記録媒体に対応する口座の資金に優
    先して前記景品玉数を使って遊技媒体を貸し出すことを
    特徴とする請求項1から6の何れかに記載の景品交換シ
    ステム。
  8. 【請求項8】前記景品玉数を使って遊技媒体を貸し出す
    際に、登録されてからの経過日数の短い景品玉数から優
    先的に使用することを特徴とする請求項7に記載の景品
    交換システム。
  9. 【請求項9】景品玉数を換金した分の金額を遊技機店の
    指定口座から引き落して精算することを特徴とする請求
    項1から8の何れかに記載の景品交換システム。
  10. 【請求項10】前記金融カードとしての機能が、利用金
    額を所定の口座から決済するための決済カードとしての
    機能であり、前記情報記録媒体にまたはこれに対応付け
    て、遊技客の獲得した遊技媒体の計数結果である景品玉
    数を前記決済に使用し得る有価価値として利用可能に登
    録することを特徴とする請求項1から9の何れかに記載
    の景品交換システム。
  11. 【請求項11】前記決済は、即時決済または与信決済の
    何れか一方または双方であることを特徴とする請求項1
    0に記載の景品交換システム。
  12. 【請求項12】遊技媒体の貸出情報を、第1の管理機関
    に通知し、 前記情報記録媒体の利用状況を管理する第2の管理機関
    に前記景品玉数を通知することを特徴とする請求項1か
    ら11の何れかに記載の景品交換システム。
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