JP2002330655A - 愛玩動物用出入装置及びそれを使用した愛玩動物用トイレ装置 - Google Patents

愛玩動物用出入装置及びそれを使用した愛玩動物用トイレ装置

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JP2002330655A
JP2002330655A JP2001135531A JP2001135531A JP2002330655A JP 2002330655 A JP2002330655 A JP 2002330655A JP 2001135531 A JP2001135531 A JP 2001135531A JP 2001135531 A JP2001135531 A JP 2001135531A JP 2002330655 A JP2002330655 A JP 2002330655A
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JP
Japan
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pet
access device
entrance
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height
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JP2001135531A
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Kozo Sakai
貢三 坂井
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SAKAI PET SANGYO KK
Original Assignee
SAKAI PET SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出入口等の設置する枠に合った高さに簡単に調
整することができる愛玩動物用出入装置及びそれを使用
した愛玩動物用トイレ装置を提供する。 【解決手段】愛玩動物用出入装置1は、愛玩動物用の出
入口21を備えた出入装置本体2と、当該出入装置本体
2に嵌入れられ、上下にスライド可能なガイドレール3
1,31を備えている高さ調整部材3と、出入装置本体
2と高さ調整部材3の間を閉鎖する蛇腹式の閉鎖部材4
を有している。ガイドレール31,31を上方にスライ
ドさせて高さ調整部材3を上方に移動させると、折り畳
まれた閉鎖部材4が伸びる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、愛玩動物用出入装
置及びそれを使用した愛玩動物用トイレ装置に関する。
更に詳しくは、出入口等の設置する枠に合った高さに簡
単に調整することができる愛玩動物用出入装置及びそれ
を使用した愛玩動物用トイレ装置に関する。また、室内
に置いたトイレから発せられる臭いを換気して、異臭や
悪臭がなく衛生的で快適な居住空間を作ることができる
愛玩動物用出入装置及びそれを使用した愛玩動物用トイ
レ装置に関する。
【0002】
【従来技術】室内で猫や犬等のペット(愛玩動物)を飼
う場合、ペットが屋内外を自由に行き来できるように、
壁や戸等の一部に出入装置を設けることが提案されてい
る。このような出入装置を設ける方法としては、開き戸
や壁に直接孔を開けたり切開して、ペット専用の出入口
を作る方法が挙げられる。しかしながら、この方法で
は、家屋に傷が付く上に工事が大掛かりとなり、費用が
かさむとという問題があった。
【0003】そこで、アルミサッシ等の出入口枠内に嵌
め込んで装着することができ、ペットの出入口が設けて
あるペット用出入り戸なるものが提案されている。この
ペット用出入り戸は、設置する出入口枠の大きさに応じ
て、例えば1750mm、1800mm、1900m
m、2000mmと高さ別に数種類用意されており、使
用者は設置する出入口枠の大きさに合ったものを買い求
めて使用している。
【0004】また、室内でペットを飼う場合、ペット用
のトイレを室内に設けることは一般的に行われている。
しかしながら、トイレの臭いをどのように除去するかは
難しい問題である。近年、ペット用の消臭剤についても
多種多様なものが販売されており、さしあたっては消臭
剤をトイレの近くや部屋の中に置いて臭いを改善するこ
とが日常的に行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のペット用の出入り戸やトイレには次のよ
うな課題があった。即ち、従来の出入り戸は、設置する
出入口枠の大きさに応じて予め高さが規格化されていた
ため、製造側にとっては高さの異なる出入り戸を数種類
製造する必要があり、そのための部品点数も多くなっ
て、出入り戸がコスト高となっていた。
【0006】また、使用者にとってはペットの出入口を
別な場所に変更したい場合に、変更場所の出入口枠の大
きさが異なると設置することはできず、新たに大きさの
合ったものを買い直す必要があった。
【0007】一方、ペット用のトイレの臭いについて
は、上記したようにペット用の消臭剤が広く使用されて
いるが、臭いを芳香でごまかしても臭いのそのものを取
り除くことはできないので、根本的な解決とはならな
い。
【0008】(本発明の目的)そこで本発明の目的は、
出入口等の設置する枠に合った高さに簡単に調整するこ
とができる愛玩動物用出入装置を提供することにある。
また本発明の他の目的は、室内に置いたトイレから発せ
られる臭いを換気して、異臭や悪臭がなく衛生的で快適
な居住空間を作ることができる愛玩動物用出入装置及び
それを使用した愛玩動物用トイレ装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、愛玩動物用の出入口を備えた出入装置本体
と、当該出入装置本体の上部側あるいは上方側に設けて
あり、出入装置本体に対する高さ位置を調整することが
できる高さ調整部材と、出入装置本体と高さ調整部材の
間を閉鎖する伸縮自在な閉鎖部材と、を備えていること
を特徴とする、愛玩動物用出入装置である。
【0010】第2の発明にあっては、愛玩動物用の出入
口を備えた出入装置本体と、当該出入装置本体に嵌入れ
られ、上下にスライド可能なガイドレールを備えている
高さ調整部材と、出入装置本体と高さ調整部材の間を閉
鎖する蛇腹式の閉鎖部材と、を備えていることを特徴と
する、愛玩動物用出入装置である。
【0011】第3の発明にあっては、愛玩動物用のトイ
レの臭いを換気する換気手段を備えていることを特徴と
する、第1または第2の発明に係る愛玩動物用出入装置
である。
【0012】第4の発明にあっては、愛玩動物用のトイ
レと、愛玩動物用の出入口を備えた愛玩動物用出入装置
と、上記トイレの臭いを上記愛玩動物用出入装置から換
気する換気装置と、を備えていることを特徴とする、愛
玩動物用トイレ装置である。
【0013】第5の発明にあっては、愛玩動物用のトイ
レと、第1または第2の発明に係る愛玩動物用出入装置
と、上記トイレの臭いを上記愛玩動物用出入装置から換
気する換気装置と、を備えていることを特徴とする、愛
玩動物用トイレ装置できる。
【0014】(作 用)愛玩動物用出入装置を例えば出
入口である引き戸の開口部の枠に取り付ける場合には、
次のようにして使用する。まず、引き戸を開け、開いた
開口部に、愛玩動物用出入装置を嵌め込む。次に、出き
戸の枠体の上部面に愛玩動物用出入装置の上端部が当た
る位置まで、高さ調整部材を上方に移動させる。高さ調
整部材を上方に移動させると、伸縮自在の閉鎖部材が伸
びる。高さ調整後は、出入装置本体と高さ調整部材を固
定する。
【0015】愛玩動物用のトイレの臭いを換気すること
ができる換気手段を備えている愛玩動物用出入装置及び
それを使用した愛玩動物用トイレ装置では、室内に置い
たトイレから発せられる臭いを換気して愛玩動物用出入
装置から屋外に排出することができるので、異臭や悪臭
がなく衛生的で快適な居住空間を作ることができる。ま
た、トイレの臭いを愛玩動物用出入装置から換気するの
で、換気口等を設けるために開き戸や壁に穴開け等の加
工を施す必要がない。よって、余分な設備費用がかかる
心配もなく設置が容易であり、家屋に傷を付けることも
ない。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る愛玩
動物用出入装置の第1の実施の形態を示す正面視説明
図、図2は図1に示す愛玩動物用出入装置の右側面側を
示す説明図、図3は図1に示す愛玩動物用出入装置の背
面側を示す説明図、図4は図1に示す愛玩動物用出入装
置の平面側を示す拡大説明図、図5は図1に示す愛玩動
物用出入装置の底面側を示す拡大説明図、図6は図1に
示す愛玩動物用出入装置の高さを調整して全長を長くし
た状態を示す正面視説明図、図7は図6に示す愛玩動物
用出入装置の蛇腹式の閉鎖部材部分を示すA−A端面
図、図8は愛玩動物用出入装置を引き戸の開口部に設け
て使用した状態を示す正面視説明図である。なお、図
1,3,6において、説明の都合上、出入口21の昇降
扉233を開けた状態で図示しているが、常態では昇降
扉233は降ろされ、出入口21は閉じられている。
【0017】愛玩動物用出入装置1(本実施の形態の説
明においては、「動物出入装置」と略称する)は、高さ
を所定の範囲内で調整することができ、図8に示すよう
に、通常、引き戸5を開けた開口部分(アルミサッシ
等)に嵌め込んで使用される。なお、動物出入装置1
は、図1で表れている正面側が屋内側に向けられ、図3
表れている背面側が屋外に向けられた状態で取り付けら
れる。また、動物出入装置1の大きさは、高さを最も低
くした状態で縦が約1750mm(高さを最も高くした
状態で縦が約1900mm)、横が約250mmである
が、特にこれに限定されない。
【0018】動物出入装置1は、出入装置本体2と、出
入装置本体2の上部側に設けてある高さ調整部材3、及
び出入装置本体2と高さ調整部材3の間に設けてある蛇
腹式の閉鎖部材4を備えている。
【0019】まず、出入装置本体2について説明する。
出入装置本体2は長方形状の戸板20を有している。戸
板20の下部側には、猫や犬等の愛玩動物が出入りする
出入口21が開口して設けてある。符号22は、後述す
る出入口開閉装置23を戸板20に設けるためのカバー
部材を示している。
【0020】出入口開閉装置23により、特定の愛玩動
物(通常、使用者が飼っている動物)とそれ以外の動物
とを区別し、特定の愛玩動物だけが出入口を介して屋内
外を自由に出入りできる。
【0021】図2で左下の符号231は屋内側に設けら
れた愛玩動物用の足載せ部材を示し、同じく図2で右下
の符号232は屋外に設けられた足載せ部材を示してい
る。符号は233は、モーター(図示省略)によって昇
降し、出入口21を開閉する昇降扉を示している。符号
234は昇降扉233を昇降するモーターを動かす電池
を示している。符号235は通電ランプを示し、符号2
36は昇降扉233の開いている時間を調整することが
できるタイマースイッチを示している。
【0022】屋内側の足載せ部材231の所要の位置に
は、昇降扉233を開くための開扉スイッチ237,2
37が所要間隔をおいて並設してある。この開扉スイッ
チ237,237の上には、コイルバネ(図示省略)を
介して足載せ板238が設けてある。足載せ板238
は、透明性を有するアクリル樹脂製で、足載せ部材23
1と大体において同じ大きさである。足載せ板238の
材料としては、アクリル樹脂以外に、木材、ゴム、アク
リル樹脂以外の合成樹脂、あるいはそれらの複合物等を
挙げることができが、特にこれらに限定されない。この
足載せ板238に愛玩動物が足を載せることにより、ス
イッチ237が押されてモーターが作動し、昇降扉23
3が開く。この昇降扉233は、愛玩動物が出入口21
を通った所要時間後に、自動的に閉まるように設定され
ている。
【0023】一方、屋外側の足載せ部材232には、特
定の愛玩動物(通常、使用者が飼っている動物)とそれ
以外の動物とを区別し、特定の愛玩動物だけが出入口2
1を通って屋外から屋内に入ることができる識別センサ
239(図4,5を参照)が内蔵されている。識別セン
サ239は、モーターを作動させる磁石スイッチ装置
(図示省略)を備えている。そして、特定の愛玩動物の
首等に取り付けられた磁石を備えた作動体が上記磁石ス
イッチ装置の上を通ることにより、屋内へ入ろうとする
動物が特定動物であることを識別センサ239が識別
し、昇降扉233が開く。
【0024】上記した足載せ部材231,232、開扉
スイッチ237,237、識別センサ239、モータ
ー、昇降扉233、電池234、通電ランプ235、タ
イマースイッチ236等によって、出入口開閉装置23
が構成される。出入口開閉装置23は、公知技術(例え
ば特許第2969441号公報)を採用しているので、
更に構造についての詳細な説明は省略する。
【0025】出入口開閉装置23を戸板20に設けるた
めのカバー部材22は、戸板20から着脱可能となって
いる。カバー部材22を戸板20から取り外すことによ
り、出入装置本体2への出入口開閉装置23の脱着が可
能である。この構造によれば、出入口開閉装置23を外
し、昇降扉233の代わりに簡略化した構造の普通の扉
(例えば、上部を中心として上下に回動する持ち上げ式
の扉)等を取り付けることもできる。
【0026】また、出入口開閉装置23を出入装置本体
2から外し、壁面等に開けた(あるいは壁面に予め設け
てある)開口部に出入口開閉装置23を単独で取り付け
て使用することもできる。
【0027】なお、図2で右下の符号24は、屋外から
出入口21を通って雨や塵が入ってくることを防止する
雨よけフードを示している。符号241は、雨よけフー
ド24を出入装置本体2や足載せ部材232に固定する
ための木ねじを示している。符号25は格子状のガラス
窓を示している。
【0028】図1で戸板20の左右両端側には、後述す
る高さ調整部材3のガイドレール31,31がスライド
可能に嵌め込まれる嵌合部26,26が出入装置本体2
の高さ方向に沿って設けてある。嵌合部26,26は、
プラスチック製で断面コ状の棒状体が戸板20に嵌め込
まれて構成されている。出入装置本体2の左右両側面部
の所要の位置には、上記高さ調整部材3のガイドレール
31,31に設けてある長孔状のガイド溝311,31
1に係止される木ネジやボルト等からなる固定具32,
32が設けてある。
【0029】出入装置本体2の下面部側には、戸板20
の横方向に沿って溝27(図1,3では見えず、図2を
参照)が設けてある。動物出入装置1を引き戸5を開け
た開口部分(アルミサッシ等)に取り付けた場合に、上
記溝27に枠部材(サッシ枠)の下部案内部に設けてあ
る板状の突起部(図示せず)が嵌め込まれる。この溝2
7と後述する高さ調整部材3の溝34により、動物出入
装置1全体を引き戸5の開口部に安定した状態でしっか
りと固定できる。
【0030】次に、高さ調整部材3について説明する。
高さ調整部材3は長方形状の調整板30を有している。
調整板30の左右両端部には、既に説明した出入装置本
体2を左右両側から嵌め込んで固定する断面コ状のガイ
ドレール31,31が下方へ突出して(伸ばして)設け
てある。ガイドレール31,31は、その上端部に設け
てある木ネジやボルト等からなる固定具33,33によ
って調整板30に固定されている。ガイドレール31,
31の溝の大きさは、上記した出入装置本体2の嵌合部
26,26よりもやや大きく形成されている。
【0031】ガイドレール31,31の側面下端側に
は、既に説明した長孔状のガイド溝311,311が設
けてある。このガイド溝311,311に上記した出入
装置本体2の側面に設けてある木ネジ等の固定具32,
32が側面側から締め付け固定される。
【0032】以上のような構造により、ガイドレール3
1,31が出入装置本体2の左右両端部に上方から嵌め
込まれ、高さ調整部材3は出入装置本体2の上部側に装
着されている。なお、ガイド溝311,311の長さ
は、後述する蛇腹式の閉鎖部材4が伸縮可能な長さと同
等かそれ以上長く設定されている。
【0033】高さ調整部材3の上面部側には、調整板3
0の横方向に沿って溝34(図1,3では見えず、図2
を参照)が設けてある。動物出入装置1を引き戸5を開
けた開口部分(アルミサッシ等)に取り付けた場合に、
上記溝34に枠部材(サッシ枠)の上部案内部に設けて
ある板状の突起部が嵌め込まれる。この溝34と既に説
明した出入装置本体2の溝27により、動物出入装置1
全体を引き戸5の開口部に安定した状態で固定できる。
【0034】続いて、蛇腹式の閉鎖部材4について説明
する。閉鎖部材4は、柔軟性(変形性、弾性)を有する
プラスチック製で折り畳み可能な蛇腹式に形成された伸
縮部40を備えている。伸縮部40の上端部及び下端部
には、図7に示すように、側面視略コ状の取付部41,
42が設けてある。閉鎖部材4の上端に設けてある取付
部41は高さ調整部材3の底部に取り付けられ、他方の
取付部42は出入装置本体2の上部に取り付けられる。
このようにして、閉鎖部材4は出入装置本体2と高さ調
整部材3の間に設けられる。なお、取付部41,42は
本実施の形態では両面接着テープによって取り付けられ
ているが、特にこれに限定するものではなく、接着剤に
よって取付けても良い。
【0035】以上説明した構造により、出入装置本体2
側面部の固定具32,32によるガイドレール31,3
1の固定を緩め(解除し)、ガイドレール31,31を
スライドさせて高さ調整部材3を上方に移動させると、
折り畳まれた状態の閉鎖部材4が伸びる。このようにし
て、動物出入装置1の高さを所要の高さに容易に調整す
ることができる。
【0036】(作 用)動物出入装置1は例えば次のよ
うにして取り付けられる。図1,6及び図8を参照す
る。まず、引き戸5を開け、開いた開口部に、雨よけフ
ード24が室外になるようにして動物出入装置1を嵌め
込む。なお、当初は、動物出入装置1の両側に隙間が設
けられるようにして嵌め込む。次に、出入装置本体2側
面部の固定具32,32によるガイドレール31,31
の固定を解除し、引き戸5の枠体(サッシ枠)の上部面
に動物出入装置1の上端部が当たる位置まで、高さ調整
部材3を上方にスライド移動させる。高さ調整部材3を
上方にスライド移動させると、折り畳まれた状態の閉鎖
部材4が伸びる。高さ調整後は、上記した固定具32,
32でガイド溝311,311を締め付け、出入装置本
体2と高さ調整部材3を固定する。最後に、引き戸5を
閉じて、動物出入装置1も開口部の端部側へ移動させ、
隙間がないようにして引き戸5を固定する。
【0037】このように、動物出入装置1によれば、引
き戸5の枠体に合った高さに簡単に調整することができ
るので、製造側にとっては、装着する枠体の種類に応じ
て高さが異なる動物出入装置1を複数種類製造しておい
必要がない。したがって、必要な部品点数を減らすこと
ができ、愛玩動物用出入装置の生産コストを抑えること
ができる。また、購入者(使用者)側にとっては、例え
ば動物出入装置1を出入口枠の高さが異なる別な場所に
変更して設置する場合でも、新たに高さが異なるものを
買い換える必要がない。
【0038】また、閉鎖部材4をより高さのあるもの
(長いもの)に替えることにより、動物出入装置1の高
さをより高く設定することができるので、出入口枠の更
に大きな場所にも簡単に対応することができる。よっ
て、愛玩動物の出入口を別な場所に変更したい場合に、
変更場所の出入口枠の大きさが異なる場合でも、問題な
く対応することができる。
【0039】[実施の形態2]図9は本発明に係る愛玩
動物用出入装置の第2の実施の形態の使用状態を示す正
面視説明図であり、愛玩動物用出入装置を愛玩動物用ト
イレと組み合わせて使用した場合を示している。なお、
愛玩動物用出入装置において、第1の実施の形態と同一
または同等箇所には同一の符号を付して示し、第1の実
施の形態で示してある箇所については説明を省略し、主
に相異点を説明する。
【0040】動物出入装置6には換気口62が設けてあ
る。換気口62には、愛玩動物用のトイレ7に一端部が
取り付けてあるダクト61が接続されている。換気口6
2は、出入装置本体2のガラス窓25の下部側に開口し
て設けてある。動物出入装置6及びトイレ7によって愛
玩動物用トイレ装置が構成される。なお、換気口62の
位置は特に限定するものではなく、例えば高さ調整部材
3に設けることもできるし、それ以外の場所に設けるこ
ともできる。
【0041】トイレ7の上部には、ダクト61の一端側
を取り付けるための開口部が設けてあり、この開口部の
近傍にはトイレ7内の空気をダクト61を通じて動物出
入装置1から屋外に排出するための換気扇(図示省略)
が設けてある。換気扇は、動物出入装置1の換気口62
側に設けることもできる。
【0042】トイレ7の形態は、特に限定するものでは
なく、例えば板体で囲まれて形成された箱状体等、公知
のものを適宜採用することができる。
【0043】ダクト61の材料は、特に限定するもので
はなく、例えば、合成樹脂、金属あるいはそれらの組み
合わせ等や、その他の材料で形成しても良い。具体的に
は、合成樹脂製で蛇腹式のダクト等を挙げることができ
る。
【0044】(作 用)本実施の形態に係る換気口62
付の動物出入装置6を使用すれば、トイレ7内から発せ
られる異臭や悪臭を換気することができるので、室内に
トイレ7を置いても衛生上問題はない。また、換気口6
2付の動物出入装置6を使用すれば、トイレ7から伸び
るダクト61を設けるために、開き戸や壁に穴開け等の
加工を施す必要がない。よって、余分な設備費用がかか
る心配もなく設置が容易であり、家屋に傷を付けること
もない。
【0045】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る愛玩動物用出入装置によれば、愛玩
動物用出入装置を出入口等の設置する枠体に合った高さ
に簡単に調整することができるので、設置する枠体の種
類に応じて、高さが異なる愛玩動物用出入装置を多数用
意しておく必要がない。したがって、製造側にとって
は、製造しておく愛玩動物用出入装置の数を減らすこと
ができるので、必要な部品点数を減らすことができ、愛
玩動物用出入装置の生産コストを抑えることができる。
また、購入者(使用者)側にとっては、例えば愛玩動物
用出入装置を出入口枠の高さが異なる別な場所に変更し
て設置する場合でも、新たに高さが異なるものを買い換
える必要がない。
【0047】(b)本発明に係る愛玩動物用出入装置及
びそれを使用した愛玩動物用トイレ装置によれば、室内
に置いたトイレから発せられる臭いを換気して愛玩動物
用出入装置から屋外に排出することができるので、異臭
や悪臭がなく衛生的で快適な居住空間を作ることができ
る。また、トイレの臭いを愛玩動物用出入装置から換気
するので、換気口等を設けるために開き戸や壁に穴開け
等の加工を施す必要がない。よって、余分な設備費用が
かかる心配もなく設置が容易であり、家屋に傷を付ける
こともない。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る愛玩動物用出入装置の第1の実施
の形態を示す正面視説明図。
【図2】図1に示す愛玩動物用出入装置の右側面側を示
す説明図。
【図3】図1に示す愛玩動物用出入装置の背面側を示す
説明図。
【図4】図1に示す愛玩動物用出入装置の平面側を示す
拡大説明図。
【図5】図1に示す愛玩動物用出入装置の底面側を示す
拡大説明図。
【図6】図1に示す愛玩動物用出入装置の高さを調整し
て全長を長くした状態を示す正面視説明図。
【図7】図6に示す愛玩動物用出入装置の蛇腹式の閉鎖
部材部分を示すA−A端面図。
【図8】愛玩動物用出入装置を引き戸の開口部に設けて
使用した状態を示す正面視説明図。
【図9】本発明に係る愛玩動物用出入装置の第2の実施
の形態の使用状態を示す正面視説明図。
【符号の説明】
1,6 愛玩動物用出入装置 2 出入装置本体 20 出入装置本体 21 出入口 22 カバー部材 23 出入口開閉装置 231,232 足載せ部材 233 昇降扉 234 電池 235 通電ランプ 236 タイマースイッチ 237 開扉スイッチ 238 足載せ板 239 識別センサ 24 雨よけフード 241 木ねじ 25 ガラス窓 26 嵌合部 27 溝 3 調整部材 30 調整板 31 ガイドレール 311 ガイド溝 32 固定具 33 固定具 34 溝 4 閉鎖部材 40 伸縮部 41,42 取付部 5 引き戸 61 ダクト 62 換気口 7 トイレ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 愛玩動物用の出入口(21)を備えた出入装
    置本体(2)と、 当該出入装置本体(2)の上部側あるいは上方側に設けて
    あり、出入装置本体(2)に対する高さ位置を調整するこ
    とができる高さ調整部材(3)と、 出入装置本体(2)と高さ調整部材(3)の間を閉鎖する伸縮
    自在な閉鎖部材(4)と、を備えていることを特徴とす
    る、 愛玩動物用出入装置。
  2. 【請求項2】 愛玩動物用の出入口(21)を備えた出入装
    置本体(2)と、 当該出入装置本体(2)に嵌入れられ、上下にスライド可
    能なガイドレール(31,31)を備えている高さ調整部材(3)
    と、 出入装置本体(2)と高さ調整部材(3)の間を閉鎖する蛇腹
    式の閉鎖部材(4)と、を備えていることを特徴とする、 愛玩動物用出入装置。
  3. 【請求項3】 愛玩動物用のトイレの臭いを換気する換
    気手段を備えていることを特徴とする、 請求項1または2記載の愛玩動物用出入装置。
  4. 【請求項4】 愛玩動物用のトイレ(7)と、 愛玩動物用の出入口(21)を備えた愛玩動物用出入装置
    (1)と、 上記トイレ(7)の臭いを上記愛玩動物用出入装置(1)から
    換気する換気装置と、を備えていることを特徴とする、 愛玩動物用トイレ装置。
  5. 【請求項5】 愛玩動物用のトイレ(7)と、 請求項1または2記載の愛玩動物用出入装置(1)と、 上記トイレ(7)の臭いを上記愛玩動物用出入装置(1)から
    換気する換気装置と、を備えていることを特徴とする、 愛玩動物用トイレ装置。
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