JP2002330633A - 水容器付植木鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 植木鉢に植えた植物に、毎日水をやる不便
や、手間を省くために、自動的に、長期間水やりをする
のが目的である。 【解決手段】 鉢（１）の内部を、仕切り（３）で二重
にし、水の自然な性質である浸透と平衡を利用し、水の
入った水容器（２）から自動的に継続して水を与えるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明に関する技術分野】この発明は、鉢の内部を二重
に仕切り、水の入った容器を取付けて、水の自然な性質
を利用し、鉢の内部の土を長期間適当な湿潤状態に保つ
植木鉢に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の植木鉢は、植物に水を与える時、
上から水をかける、又は植木鉢の下の受皿に水を張る等
面倒であった。過剰な保水で植物の根が腐るなどの害も
あった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、その水やり
の面倒や、過剰な水を与えてしまう欠点をなくすため、
鉢の内部を二重に仕切り、水の入った容器を取付け、植
木鉢の土を常に適当な湿潤に保つことを課題として研究
を進めた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】植木鉢の内部を長期間、
適当な湿潤状態に保つには、鉢（１）と給水口（４）を
設け、取りはずし可能な水の入った水容器（２）を乗せ
る。鉢の内部は、筒状の仕切り（３）で二重に仕切って
ある。仕切り下部からは内部に水が漏れないようにして
ある。鉢（１）と仕切り（３）との間には、砂又は吸水
性の良い繊維（５）が入っており、水分が浸透により上
部方向に上って行き、内部の土（６）に水分が浸透し、
飽和状態になると、水は平衡を保ち、余分な水分は土
（６）を通過して鉢中央下に開けてある排水穴（７）か
ら排出される。給水され浸透して行く過程は、すべて水
の自然な性質を利用している。

【０００５】

【発明実施の形態】本発明は以上のような構成であるか
ら、植物が水分を吸収し、又土が乾燥すると、平衡を保
っていた水の入った水容器（２）から自動的に給水さ
れ、鉢内部の土（６）は、常に適当な湿潤状態になり、
植物の根は自由に水分を吸うことが出来る。最近ではポ
リウレタンなど低コストの素材で植木鉢を生産している
ので、容易に大量生産が出来る。

【０００６】

【発明の効果】本発明は以上のような構成であるから、
水の自然な性質である浸透、平衡を利用しているので、
筒状の仕切り（３）の高さの調整により、又、仕切り
（３）に小さな穴を適量開けることにより、それぞれの
植物に適した水分を与えることが出来る。水容器（２）
に、一回給水することにより、数日から一ヶ月以上も水
やりの手間が省ける等、農業、園芸方面に利益をもたら
すことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の断面図

【符号の説明】

（１）は鉢 （２）は水容器 （３）
は仕切り （４）は給水口 （５）は砂、又は繊維 （６）
は土 （７）は排水穴

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ０１Ｇ 27/00 ５０２Ｅ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 鉢（１）の内側を筒状の仕切り（３）で
   二重にし、水容器（２）を取付けた植木鉢。