JP2002330331A - 電子カメラ - Google Patents
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Landscapes
- Studio Devices (AREA)
- Cameras In General (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 任意のアスペクト比での画像の撮影・記録が
可能で、そのアスペクト比での撮影においても撮影条件
が適切に設定される電子カメラを提供する。 【解決手段】 撮像素子2の受光面に結像した被写体像
についての画像データがA/D変換部3から出力され
る。CPU17は、画像のサイズの設定を入力指示取得
部23から受け取り、リサイズ処理部7を制御して撮像
画像を指示されたサイズに変換させる。圧縮処理部10
は変換された撮像画像についての画像データを指示に応
じて圧縮して記録媒体11に記録させる。また、CPU
17は、入力指示取得部23から受け取ったサイズの設
定に基づいて定められる撮像画像中の領域に含まれる部
分画像から得られるAE/AF/AWB制御用の情報を
AE/AF/AWB用データ取得部19から受け取り、
駆動制御部20、撮像制御部22、AWB及びγ補正処
理部6に指示を与えてこれらの制御を行なわせる。
可能で、そのアスペクト比での撮影においても撮影条件
が適切に設定される電子カメラを提供する。 【解決手段】 撮像素子2の受光面に結像した被写体像
についての画像データがA/D変換部3から出力され
る。CPU17は、画像のサイズの設定を入力指示取得
部23から受け取り、リサイズ処理部7を制御して撮像
画像を指示されたサイズに変換させる。圧縮処理部10
は変換された撮像画像についての画像データを指示に応
じて圧縮して記録媒体11に記録させる。また、CPU
17は、入力指示取得部23から受け取ったサイズの設
定に基づいて定められる撮像画像中の領域に含まれる部
分画像から得られるAE/AF/AWB制御用の情報を
AE/AF/AWB用データ取得部19から受け取り、
駆動制御部20、撮像制御部22、AWB及びγ補正処
理部6に指示を与えてこれらの制御を行なわせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラで用い
られる技術に関し、特にAF(自動焦点調整)、AE
(自動露出調整)、AWB(自動ホワイトバランス補
正)などの制御処理を行なうための基礎となる情報を得
るための技術に関する。
られる技術に関し、特にAF(自動焦点調整)、AE
(自動露出調整)、AWB(自動ホワイトバランス補
正)などの制御処理を行なうための基礎となる情報を得
るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、デジタルカメラ等と呼ばれている
電子カメラの普及は目覚ましいものがある。この電子カ
メラは、被写体像を撮影してその被写体像についての画
像を表現する画像データをメモリカード等の記録媒体に
記録させるものが一般的である。
電子カメラの普及は目覚ましいものがある。この電子カ
メラは、被写体像を撮影してその被写体像についての画
像を表現する画像データをメモリカード等の記録媒体に
記録させるものが一般的である。
【0003】多くの電子カメラでは、記録する画像の縦
横の画素数若しくはその画像のサイズとその画像を表現
する画像データに対して施されるデータ圧縮の圧縮率と
の組み合わせの異なる画質モードが用意されており、ユ
ーザによるその画質モードの選択によって記録画像の画
質を選択できるように構成されている。
横の画素数若しくはその画像のサイズとその画像を表現
する画像データに対して施されるデータ圧縮の圧縮率と
の組み合わせの異なる画質モードが用意されており、ユ
ーザによるその画質モードの選択によって記録画像の画
質を選択できるように構成されている。
【0004】図7は、ある電子カメラに用意されている
画質モードの例を示す図である。この電子カメラでは、
大別してTIFF、SHQ、HQ、SQなる名称が付さ
れている4種類の画質モードが用意されている。以下、
同図について説明する。TIFFモードとは、いわゆる
TIFF(Tagged Image File Format)と呼ばれる画像
フォーマットに従った形式で画像データを記録する画質
モードであり、このモードが選択されているときには画
像データに対するデータ圧縮は行なわれない。この電子
カメラでは、ユーザは、TIFFモードでの画像記録に
おいて、記録画像の画素数を同図に示す5種類のものか
ら選択することが可能である。TIFFモードでは、画
像データに対するデータ圧縮が行なわれないので、良好
な画質での画像記録が行なえるものの1枚の画像を表現
する画像データのデータ量は非常に多くなる。
画質モードの例を示す図である。この電子カメラでは、
大別してTIFF、SHQ、HQ、SQなる名称が付さ
れている4種類の画質モードが用意されている。以下、
同図について説明する。TIFFモードとは、いわゆる
TIFF(Tagged Image File Format)と呼ばれる画像
フォーマットに従った形式で画像データを記録する画質
モードであり、このモードが選択されているときには画
像データに対するデータ圧縮は行なわれない。この電子
カメラでは、ユーザは、TIFFモードでの画像記録に
おいて、記録画像の画素数を同図に示す5種類のものか
ら選択することが可能である。TIFFモードでは、画
像データに対するデータ圧縮が行なわれないので、良好
な画質での画像記録が行なえるものの1枚の画像を表現
する画像データのデータ量は非常に多くなる。
【0005】SHQモード及びHQモードは、いずれも
この電子カメラに備えられている撮像素子が有している
2048×1536個の全ての画素からなる画像を表現
する画像データを記録する画質モードであり、SHQモ
ードは画像データのデータ量を1/3程度にデータ圧縮
したものを記録するモードであり、HQモードは画像デ
ータのデータ量を1/8程度にデータ圧縮したものを記
録するモードである。このデータ圧縮率の違いにより、
SHQモードによる記録画像の画質はHQモードによる
記録画像よりも良好である。
この電子カメラに備えられている撮像素子が有している
2048×1536個の全ての画素からなる画像を表現
する画像データを記録する画質モードであり、SHQモ
ードは画像データのデータ量を1/3程度にデータ圧縮
したものを記録するモードであり、HQモードは画像デ
ータのデータ量を1/8程度にデータ圧縮したものを記
録するモードである。このデータ圧縮率の違いにより、
SHQモードによる記録画像の画質はHQモードによる
記録画像よりも良好である。
【0006】SQモードは、記録画像の画素数と画像デ
ータに施されるデータ圧縮の圧縮率とをユーザが選択で
きる画質モードであり、ユーザは、記録画像の画素数を
同図に示す4種類から選択し、更に画像データに施され
るデータ圧縮の圧縮率について、SHQ/HQモードと
同様の、1/3程度又は1/8程度のいずれかを選択す
ることができる。
ータに施されるデータ圧縮の圧縮率とをユーザが選択で
きる画質モードであり、ユーザは、記録画像の画素数を
同図に示す4種類から選択し、更に画像データに施され
るデータ圧縮の圧縮率について、SHQ/HQモードと
同様の、1/3程度又は1/8程度のいずれかを選択す
ることができる。
【0007】画質モードの選択では、例えば印刷を前提
にするときなどで高い画質での画像記録を必要とすると
きには画素数が多く、データ圧縮率が低い若しくはデー
タ圧縮が行なわれない画質モードが選択され、その一方
で通信容量の小さい通信回線での画像データの伝送をす
るときなどでデータ量の少ない画像記録を所望するとき
には画素数が少なく、データ圧縮率が高い画質モードが
選択されるのが一般的である。
にするときなどで高い画質での画像記録を必要とすると
きには画素数が多く、データ圧縮率が低い若しくはデー
タ圧縮が行なわれない画質モードが選択され、その一方
で通信容量の小さい通信回線での画像データの伝送をす
るときなどでデータ量の少ない画像記録を所望するとき
には画素数が少なく、データ圧縮率が高い画質モードが
選択されるのが一般的である。
【0008】ところで、このような電子カメラの多くに
は、AF(自動焦点調整)、AE(自動露出調整)、A
WB(自動ホワイトバランス補正)などといった、撮影
の環境に応じて電子カメラの撮影条件を自動的に設定す
る機能が備えられている。こういった撮影条件の自動設
定機能では、CCD(Charge Coupled Device )等の撮
像素子によって得られる撮像画像の全体(例えばAEに
おける測光の設定が平均測光に設定された場合)若しく
は中心部(例えばAEにおける測光の設定がスポット測
光に設定された場合)から得られる情報を基礎としてそ
の設定が行なわれる。
は、AF(自動焦点調整)、AE(自動露出調整)、A
WB(自動ホワイトバランス補正)などといった、撮影
の環境に応じて電子カメラの撮影条件を自動的に設定す
る機能が備えられている。こういった撮影条件の自動設
定機能では、CCD(Charge Coupled Device )等の撮
像素子によって得られる撮像画像の全体(例えばAEに
おける測光の設定が平均測光に設定された場合)若しく
は中心部(例えばAEにおける測光の設定がスポット測
光に設定された場合)から得られる情報を基礎としてそ
の設定が行なわれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子カメラで
は、記録される画像の縦横比、すなわち記録画像のアス
ペクト比は、選択された画像の画素数若しくは画像サイ
ズの大小に関係なく予め定められている比、例えば横:
縦で4:3の比に固定されているか、あるいは2、3程
度用意されているアスペクト比からユーザが選択する程
度の自由度しかなく、任意のアスペクト比での画像の記
録を電子カメラで行なうことができなかった。そのた
め、ユーザは、所望のアスペクト比の画像を得るため
に、撮影により得られた記録画像に対してトリミング加
工を施す等の作業を撮影後に行なっていた。
は、記録される画像の縦横比、すなわち記録画像のアス
ペクト比は、選択された画像の画素数若しくは画像サイ
ズの大小に関係なく予め定められている比、例えば横:
縦で4:3の比に固定されているか、あるいは2、3程
度用意されているアスペクト比からユーザが選択する程
度の自由度しかなく、任意のアスペクト比での画像の記
録を電子カメラで行なうことができなかった。そのた
め、ユーザは、所望のアスペクト比の画像を得るため
に、撮影により得られた記録画像に対してトリミング加
工を施す等の作業を撮影後に行なっていた。
【0010】また、記録画像データに対してトリミング
処理を施すためには、処理ツールとしてPCと画像処理
ソフトウェアとを用意しなければならない煩わしさがあ
り、これらを用意するための金銭的な負担も生じてい
た。更に、撮影により得られた記録画像に対してトリミ
ング加工を施す等の作業を撮影後に行なっていたので
は、撮影時に所望するアスペクト比で画像を確認するこ
とが困難であるために、トリミング処理後の画像におけ
る構図のバランスに不満が残ることがあった。
処理を施すためには、処理ツールとしてPCと画像処理
ソフトウェアとを用意しなければならない煩わしさがあ
り、これらを用意するための金銭的な負担も生じてい
た。更に、撮影により得られた記録画像に対してトリミ
ング加工を施す等の作業を撮影後に行なっていたので
は、撮影時に所望するアスペクト比で画像を確認するこ
とが困難であるために、トリミング処理後の画像におけ
る構図のバランスに不満が残ることがあった。
【0011】このような問題に対処し得る、任意のアス
ペクト比での画像の撮影・記録が可能であって撮影時に
はそのアスペクト比の画像を確認しながら撮影できる電
子カメラを考える。この電子カメラでは、撮影操作に応
じて撮像素子から出力される信号で表される撮像画像の
一部分のみが記録され、その他の部分は記録されないよ
うに構成される。ところが、この電子カメラで前述した
従来方式の撮影条件の自動設定機能をそのまま流用する
と、撮像画像のうちの記録されることのない部分の有す
る情報をも条件設定の基礎としてしまうために、設定結
果が必ずしも適切とはいえないものになってしまうとい
う問題が生じていた。
ペクト比での画像の撮影・記録が可能であって撮影時に
はそのアスペクト比の画像を確認しながら撮影できる電
子カメラを考える。この電子カメラでは、撮影操作に応
じて撮像素子から出力される信号で表される撮像画像の
一部分のみが記録され、その他の部分は記録されないよ
うに構成される。ところが、この電子カメラで前述した
従来方式の撮影条件の自動設定機能をそのまま流用する
と、撮像画像のうちの記録されることのない部分の有す
る情報をも条件設定の基礎としてしまうために、設定結
果が必ずしも適切とはいえないものになってしまうとい
う問題が生じていた。
【0012】以上の問題を鑑み、任意のアスペクト比で
画像を撮影して記録することができ、且つそのアスペク
ト比での画像撮影においても撮影条件が適切に自動設定
される電子カメラを提供することが本発明が解決しよう
とする課題である。
画像を撮影して記録することができ、且つそのアスペク
ト比での画像撮影においても撮影条件が適切に自動設定
される電子カメラを提供することが本発明が解決しよう
とする課題である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子カメラ
は、被写体像を撮像して該被写体像についての撮像画像
を表現する画像データを得る撮像手段と、前記被写体像
の撮影における撮影条件の設定を前記撮像画像から得ら
れる情報に基づいて行なう撮影条件設定手段と、画像の
縦方向及び横方向のサイズを各々独立に設定する画像サ
イズ設定手段と、画像データで表現されている画像のサ
イズを前記画像サイズ設定手段によって設定されたサイ
ズに変換する変換手段と、前記撮像画像のサイズが前記
変換手段によって変換されて得られた画像を表現する画
像データを記録媒体に記録させる制御を行なう記録制御
手段と、を有し、前記撮影条件設定手段は、前記撮像画
像のうちの前記画像サイズ設定手段によって設定された
サイズに基づいて定められる領域に含まれる部分画像か
ら得られる情報に基づいて前記撮影条件の設定を行なう
ように構成することによって前述した課題を解決する。
は、被写体像を撮像して該被写体像についての撮像画像
を表現する画像データを得る撮像手段と、前記被写体像
の撮影における撮影条件の設定を前記撮像画像から得ら
れる情報に基づいて行なう撮影条件設定手段と、画像の
縦方向及び横方向のサイズを各々独立に設定する画像サ
イズ設定手段と、画像データで表現されている画像のサ
イズを前記画像サイズ設定手段によって設定されたサイ
ズに変換する変換手段と、前記撮像画像のサイズが前記
変換手段によって変換されて得られた画像を表現する画
像データを記録媒体に記録させる制御を行なう記録制御
手段と、を有し、前記撮影条件設定手段は、前記撮像画
像のうちの前記画像サイズ設定手段によって設定された
サイズに基づいて定められる領域に含まれる部分画像か
ら得られる情報に基づいて前記撮影条件の設定を行なう
ように構成することによって前述した課題を解決する。
【0014】ここで、撮影条件の設定とは被写体像の撮
影時における撮影環境に応じて行なう必要のある設定で
あり、例えば焦点距離、露出補正、ホワイトバランス補
正等の設定が挙げられる。上記の構成によれば、記録す
る画像のサイズ(寸法)が設定されることによって画像
のアスペクト比の設定を任意に行なうことが可能とな
り、撮像画像からその設定されたアスペクト比の画像が
作成されて記録媒体に記録されるようになる。更に、そ
のサイズの設定に基づいて定められる領域に含まれる部
分画像から得られる情報に基づいて撮影条件の設定が行
なわれるので、記録されない領域の部分画像が有してい
る情報を条件設定の基礎としないようにすることが可能
となり、撮影条件の設定を適切に行なうことが可能とな
る。
影時における撮影環境に応じて行なう必要のある設定で
あり、例えば焦点距離、露出補正、ホワイトバランス補
正等の設定が挙げられる。上記の構成によれば、記録す
る画像のサイズ(寸法)が設定されることによって画像
のアスペクト比の設定を任意に行なうことが可能とな
り、撮像画像からその設定されたアスペクト比の画像が
作成されて記録媒体に記録されるようになる。更に、そ
のサイズの設定に基づいて定められる領域に含まれる部
分画像から得られる情報に基づいて撮影条件の設定が行
なわれるので、記録されない領域の部分画像が有してい
る情報を条件設定の基礎としないようにすることが可能
となり、撮影条件の設定を適切に行なうことが可能とな
る。
【0015】なお、上述した本発明に係る電子カメラに
おいて、前記撮影条件設定手段は、前記画像サイズ設定
手段による前記サイズの設定が変更されると、該変更に
基づいて前記領域を変更するように構成してもよい。こ
の構成によれば、記録する画像のサイズについての設定
の変更に応じ、撮影条件の設定を行なうための基礎とす
る情報を得る撮像画像中の領域が変更されるので、撮影
条件の設定を常に適切に行なうことが可能となる。
おいて、前記撮影条件設定手段は、前記画像サイズ設定
手段による前記サイズの設定が変更されると、該変更に
基づいて前記領域を変更するように構成してもよい。こ
の構成によれば、記録する画像のサイズについての設定
の変更に応じ、撮影条件の設定を行なうための基礎とす
る情報を得る撮像画像中の領域が変更されるので、撮影
条件の設定を常に適切に行なうことが可能となる。
【0016】また、上述した本発明に係る電子カメラに
おいて、前記撮影条件設定手段は、前記部分画像から得
られる複数の情報に対して該部分画像内における相対的
な位置関係に基づいた重み付けを与えたものから得られ
る重み付き情報に基づいて前記撮影条件の設定を行なう
ように構成してもよい。
おいて、前記撮影条件設定手段は、前記部分画像から得
られる複数の情報に対して該部分画像内における相対的
な位置関係に基づいた重み付けを与えたものから得られ
る重み付き情報に基づいて前記撮影条件の設定を行なう
ように構成してもよい。
【0017】この構成によれば、撮影条件の設定のため
の基礎となる情報の重要度が部分画像内においても偏っ
ているとき、例えばひとつの部分画像内であってもその
中心部に表されている人物像等から得られる情報が重視
されるようなときに、該部分画像から得られる複数の情
報に対してその重要度に応じて重み付けを与えることが
できるので、例えばその重み付けが与えられた複数の情
報を平均化して重み付き情報とすることにより、部分画
像内においても特に重要な画像を照準とした撮影条件の
設定を適切に行なうことが可能となる。
の基礎となる情報の重要度が部分画像内においても偏っ
ているとき、例えばひとつの部分画像内であってもその
中心部に表されている人物像等から得られる情報が重視
されるようなときに、該部分画像から得られる複数の情
報に対してその重要度に応じて重み付けを与えることが
できるので、例えばその重み付けが与えられた複数の情
報を平均化して重み付き情報とすることにより、部分画
像内においても特に重要な画像を照準とした撮影条件の
設定を適切に行なうことが可能となる。
【0018】なお、このとき、前記撮影条件設定手段
は、前記画像サイズ設定手段による前記サイズの設定が
変更されると、該変更に基づいて前記部分画像から得ら
れる複数の情報に対して与えられる重み付けを変更する
ように構成してもよい。こうすることにより、記録する
画像のサイズについての設定の変更に応じ、部分画像か
ら得られる複数の情報に対してその重要度に基づいて与
えられる重み付けが変更されるので、部分画像内におい
ても特に重要な画像を照準とした撮影条件の設定を常に
適切に行なうことが可能となる。
は、前記画像サイズ設定手段による前記サイズの設定が
変更されると、該変更に基づいて前記部分画像から得ら
れる複数の情報に対して与えられる重み付けを変更する
ように構成してもよい。こうすることにより、記録する
画像のサイズについての設定の変更に応じ、部分画像か
ら得られる複数の情報に対してその重要度に基づいて与
えられる重み付けが変更されるので、部分画像内におい
ても特に重要な画像を照準とした撮影条件の設定を常に
適切に行なうことが可能となる。
【0019】また、上述した本発明に係る電子カメラに
おいて、前記撮影条件設定手段は、前記撮像画像のうち
の前記画像サイズ設定手段によって設定された画像のサ
イズに応じ、前記撮像画像の中心部に位置する部分の領
域に含まれる部分画像から得られる情報に基づいて前記
撮影条件の設定を行なうように構成してもよい。
おいて、前記撮影条件設定手段は、前記撮像画像のうち
の前記画像サイズ設定手段によって設定された画像のサ
イズに応じ、前記撮像画像の中心部に位置する部分の領
域に含まれる部分画像から得られる情報に基づいて前記
撮影条件の設定を行なうように構成してもよい。
【0020】この構成によれば、例えば記録する画像が
極めて横長若しくは縦長に設定されたときなどに、撮影
条件の設定の基礎とする情報を撮像画像の中心部に位置
する部分の領域に含まれる部分画像からの情報に限定す
ることが可能となる。
極めて横長若しくは縦長に設定されたときなどに、撮影
条件の設定の基礎とする情報を撮像画像の中心部に位置
する部分の領域に含まれる部分画像からの情報に限定す
ることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明を実施する電子カメ
ラの構成を示す図である。合焦レンズ1は被写体像を撮
像素子2の受光面で結像させる。
に基づいて説明する。図1は本発明を実施する電子カメ
ラの構成を示す図である。合焦レンズ1は被写体像を撮
像素子2の受光面で結像させる。
【0022】撮像素子2は合焦レンズ1によって結像さ
れた被写体像を電気信号に変換する。なお、本実施形態
においては、撮像素子として各画素に対してイエロー
(Ye)、シアン(Cy)、マゼンタ(Mg)、グリー
ン(G)の4色のいずれかの色からなる補色系フィルタ
を備えたCCD(Charge Coupled Device )を使用して
いる。
れた被写体像を電気信号に変換する。なお、本実施形態
においては、撮像素子として各画素に対してイエロー
(Ye)、シアン(Cy)、マゼンタ(Mg)、グリー
ン(G)の4色のいずれかの色からなる補色系フィルタ
を備えたCCD(Charge Coupled Device )を使用して
いる。
【0023】A/D変換部3は撮像素子2から出力され
たアナログ信号である電気信号をデジタルデータである
画像データに変換するアナログ−デジタル変換を行な
う。CDS(Correlated Double Sampling)処理部4
は、撮像素子2の出力信号に含まれるノイズ成分を低減
させる処理を行なう。
たアナログ信号である電気信号をデジタルデータである
画像データに変換するアナログ−デジタル変換を行な
う。CDS(Correlated Double Sampling)処理部4
は、撮像素子2の出力信号に含まれるノイズ成分を低減
させる処理を行なう。
【0024】色信号生成部5は、撮像素子2による前述
した補色系フィルタを通して得られている被写体像に基
づいて得られている画像データから、全ての画素につい
て加法混色における三原色であるR(赤)、G(緑)、
B(青)の各色ついての明るさを示すデータが揃えられ
た画像データへと変換する処理を行なう。
した補色系フィルタを通して得られている被写体像に基
づいて得られている画像データから、全ての画素につい
て加法混色における三原色であるR(赤)、G(緑)、
B(青)の各色ついての明るさを示すデータが揃えられ
た画像データへと変換する処理を行なう。
【0025】AWB及びγ補正処理部6は、画像の色温
度を補償する自動ホワイトバランス補正処理、及びその
画像における各画素の明るさの階調を補正するγ補正処
理を画像データに施す。リサイズ処理部7は、ユーザに
よる設定指示に応じて画像データを変更し、一定のアス
ペクト比を維持しつつ指示されたサイズに画像をトリミ
ングしてなるリサイズ画像についての画像データを取得
する。
度を補償する自動ホワイトバランス補正処理、及びその
画像における各画素の明るさの階調を補正するγ補正処
理を画像データに施す。リサイズ処理部7は、ユーザに
よる設定指示に応じて画像データを変更し、一定のアス
ペクト比を維持しつつ指示されたサイズに画像をトリミ
ングしてなるリサイズ画像についての画像データを取得
する。
【0026】切り出し処理部8は、ユーザによる設定指
示に応じて画像データを変更し、リサイズ処理部7によ
ってリサイズされた画像の上下端若しくは左右端に含ま
れる画像を削除してなる画像についての画像データを取
得する。マトリクス処理部9は画像データにおける各画
素の色データの表現をR、G、Bの各色による表現から
輝度成分であるY成分と色差成分であるCb成分及びC
r成分とによる表現へと変換する。
示に応じて画像データを変更し、リサイズ処理部7によ
ってリサイズされた画像の上下端若しくは左右端に含ま
れる画像を削除してなる画像についての画像データを取
得する。マトリクス処理部9は画像データにおける各画
素の色データの表現をR、G、Bの各色による表現から
輝度成分であるY成分と色差成分であるCb成分及びC
r成分とによる表現へと変換する。
【0027】圧縮処理部10はJPEG(Joint Photog
raphic Experts Group)方式等による画像データのデー
タ圧縮処理をユーザによる設定指示に応じて行ない、更
に圧縮された(若しくは非圧縮の)画像データを記録媒
体11に記録させる制御も行なう。
raphic Experts Group)方式等による画像データのデー
タ圧縮処理をユーザによる設定指示に応じて行ない、更
に圧縮された(若しくは非圧縮の)画像データを記録媒
体11に記録させる制御も行なう。
【0028】記録媒体11は画像データが記録されるも
のであり、例えばメモリカードなどが利用可能である。
伸張処理部12は、記録媒体11から読み出した画像デ
ータにデータ圧縮処理が施されている場合に、その画像
データにデータ伸張処理を施す。
のであり、例えばメモリカードなどが利用可能である。
伸張処理部12は、記録媒体11から読み出した画像デ
ータにデータ圧縮処理が施されている場合に、その画像
データにデータ伸張処理を施す。
【0029】YUV変換部13は、LCDディスプレイ
16での表示に便利なように、撮像素子2による前述し
た補色系フィルタを通して得られている被写体像に基づ
いて得られている画像データを、輝度成分であるY成分
と色差成分であるU成分及びV成分とで各画素の色表現
がなされる画像データへ変換する。また、伸張処理部1
2からの出力であるYCbCrの成分で色表現されてい
る画像データについても、LCDディスプレイ16での
表示に便利なYUV成分で色表現がなされる画像データ
へと変換する。
16での表示に便利なように、撮像素子2による前述し
た補色系フィルタを通して得られている被写体像に基づ
いて得られている画像データを、輝度成分であるY成分
と色差成分であるU成分及びV成分とで各画素の色表現
がなされる画像データへ変換する。また、伸張処理部1
2からの出力であるYCbCrの成分で色表現されてい
る画像データについても、LCDディスプレイ16での
表示に便利なYUV成分で色表現がなされる画像データ
へと変換する。
【0030】表示処理部14は、ユーザによる画素数の
設定指示に応じ、LCDディスプレイ16に表示される
画像のうち、記録が行なわれない画像の上下端若しくは
左右端の部分に対し、半透明のスクリーンが重ねられて
そのスクリーンを通してその部分の画像が透けて見える
ような効果を与える処理であるハーフトーン処理を行な
う。ハーフトーン処理の詳細は後述する。また、表示処
理部14は、CPU17からの指示に従って動作設定表
示等の各種の情報をLCDディスプレイ16に表示させ
るための文字データの生成や他の画像への重畳合成など
の画像処理も行なう。
設定指示に応じ、LCDディスプレイ16に表示される
画像のうち、記録が行なわれない画像の上下端若しくは
左右端の部分に対し、半透明のスクリーンが重ねられて
そのスクリーンを通してその部分の画像が透けて見える
ような効果を与える処理であるハーフトーン処理を行な
う。ハーフトーン処理の詳細は後述する。また、表示処
理部14は、CPU17からの指示に従って動作設定表
示等の各種の情報をLCDディスプレイ16に表示させ
るための文字データの生成や他の画像への重畳合成など
の画像処理も行なう。
【0031】ビデオエンコーダ15は、デジタルデータ
である画像データをアナログ信号である画像信号へ変換
するデジタル−アナログ変換、及び画像信号をLCDデ
ィスプレイ16の入力信号のフォーマットであるビデオ
信号へ変換する信号変換を行なう。
である画像データをアナログ信号である画像信号へ変換
するデジタル−アナログ変換、及び画像信号をLCDデ
ィスプレイ16の入力信号のフォーマットであるビデオ
信号へ変換する信号変換を行なう。
【0032】LCD(Liquid Crystal Display)ディス
プレイ16は入力されたビデオ信号で表現されている画
像を表示する液晶表示素子である。CPU17はこの電
子カメラ全体の動作制御を司る中央処理装置である。S
DRAM(Synchronous DRAM)18は、CPU17
が制御処理を実行するときに利用するワークメモリとし
て、また、画像データを一時的に記憶しておく画像デー
タメモリとして利用されるランダム・アクセス・メモリ
である。
プレイ16は入力されたビデオ信号で表現されている画
像を表示する液晶表示素子である。CPU17はこの電
子カメラ全体の動作制御を司る中央処理装置である。S
DRAM(Synchronous DRAM)18は、CPU17
が制御処理を実行するときに利用するワークメモリとし
て、また、画像データを一時的に記憶しておく画像デー
タメモリとして利用されるランダム・アクセス・メモリ
である。
【0033】AF/AE/AWB用データ取得部19
は、画像データからAF(Auto Focus:自動焦点調整)
・AE(Auto Exposure :自動露出調整)・AWB(Au
to White Balance :自動ホワイトバランス補正)の各
制御処理のための基礎とするデータを取得する。このA
F/AE/AWB用データ取得部19による各制御処理
の基礎とするデータを取得する手法の詳細については後
述する。
は、画像データからAF(Auto Focus:自動焦点調整)
・AE(Auto Exposure :自動露出調整)・AWB(Au
to White Balance :自動ホワイトバランス補正)の各
制御処理のための基礎とするデータを取得する。このA
F/AE/AWB用データ取得部19による各制御処理
の基礎とするデータを取得する手法の詳細については後
述する。
【0034】駆動制御部20は、CPU17による指示
に従い、駆動モータ21の動作を制御する。駆動モータ
21は合焦レンズ1を移動させて合焦レンズ1の合焦点
を移動させるためのモータである。
に従い、駆動モータ21の動作を制御する。駆動モータ
21は合焦レンズ1を移動させて合焦レンズ1の合焦点
を移動させるためのモータである。
【0035】撮像制御部22は、CPU17による指示
に従い、撮像素子2の撮像動作(電荷蓄積時間など)を
制御する。入力指示取得部23はユーザによって操作さ
れるボタンスイッチ群の総称であり、CPU17は入力
指示取得部23に対してユーザにより行なわれた操作に
基づいてそのユーザからの指示を取得する。入力指示取
得部23には、撮影指示をユーザが行なうためのレリー
ズボタン、この電子カメラの動作モードを切り換えるた
めのモードボタン、上下左右の指示ボタンを有していて
操作に対応する指示の内容が動作モードによって異なる
十字キースイッチなどがある。
に従い、撮像素子2の撮像動作(電荷蓄積時間など)を
制御する。入力指示取得部23はユーザによって操作さ
れるボタンスイッチ群の総称であり、CPU17は入力
指示取得部23に対してユーザにより行なわれた操作に
基づいてそのユーザからの指示を取得する。入力指示取
得部23には、撮影指示をユーザが行なうためのレリー
ズボタン、この電子カメラの動作モードを切り換えるた
めのモードボタン、上下左右の指示ボタンを有していて
操作に対応する指示の内容が動作モードによって異なる
十字キースイッチなどがある。
【0036】本実施形態における電子カメラは以上の構
成要素を備えている。なお、この電子カメラには、従来
の電子カメラと同様の、図7に示す画質モードが用意さ
れているものとする。次に図2について説明する。同図
は、図1に示した電子カメラに備えられているLCDデ
ィスプレイ16に表示される画面例を示している。以
下、図2に示す各画面について説明する。
成要素を備えている。なお、この電子カメラには、従来
の電子カメラと同様の、図7に示す画質モードが用意さ
れているものとする。次に図2について説明する。同図
は、図1に示した電子カメラに備えられているLCDデ
ィスプレイ16に表示される画面例を示している。以
下、図2に示す各画面について説明する。
【0037】(a)は、電子カメラの動作モードを撮影
動作設定モードにすると表示される設定画面の例であ
る。この画面は、前述した画質モードにおけるTIFF
モード若しくはSQモードがこの電子カメラに設定され
たときに、画像の縦横の画素数を任意にユーザが設定で
きる「フリーサイズ」が選択されると表示される。
動作設定モードにすると表示される設定画面の例であ
る。この画面は、前述した画質モードにおけるTIFF
モード若しくはSQモードがこの電子カメラに設定され
たときに、画像の縦横の画素数を任意にユーザが設定で
きる「フリーサイズ」が選択されると表示される。
【0038】同図において、に示されている数字は記
録媒体11にあと何枚の画像を記録することができるの
かを示す数値である残撮影可能枚数である。なお、この
残可能撮影枚数は記録媒体11の空き容量、画質モー
ド、及び記録する画面の画素数によって決定する値であ
り、この値を求める手法については後述する。
録媒体11にあと何枚の画像を記録することができるの
かを示す数値である残撮影可能枚数である。なお、この
残可能撮影枚数は記録媒体11の空き容量、画質モー
ド、及び記録する画面の画素数によって決定する値であ
り、この値を求める手法については後述する。
【0039】はこの電子カメラに現在設定されてい
る、画像記録を行なうときの画質モードを示す表示であ
り、この画面ではSQモードが選択されていることを示
している。はSQモードでの画像記録を行なうときに
画像データに対して施されるデータ圧縮の程度を示す表
示であり、この電子カメラでは、例えば1/8程度のデ
ータ圧縮を撮影画像データに行なうことが選択されたと
きには「標準」の文字が、また例えば1/3程度であ
る、「標準」のものよりも圧縮率の低いデータ圧縮を撮
影画像データに行なうことが選択されたときには「高画
質」の文字が、この部分に表示される。
る、画像記録を行なうときの画質モードを示す表示であ
り、この画面ではSQモードが選択されていることを示
している。はSQモードでの画像記録を行なうときに
画像データに対して施されるデータ圧縮の程度を示す表
示であり、この電子カメラでは、例えば1/8程度のデ
ータ圧縮を撮影画像データに行なうことが選択されたと
きには「標準」の文字が、また例えば1/3程度であ
る、「標準」のものよりも圧縮率の低いデータ圧縮を撮
影画像データに行なうことが選択されたときには「高画
質」の文字が、この部分に表示される。
【0040】及びの数字はこの電子カメラに現在設
定されている、画像の記録を行なうときの該画像の画素
数を示しており、は横の画素数を、また、は縦の画
素数をそれぞれ示している。は、入力指示取得部23
の十字キースイッチを操作することによって、画像記録
を行なうときの横の画素数を現在は変更することが可能
であることを示す表示である。この表示がなされている
ときには、十字キースイッチの上下を示すボタンを操作
するとその操作に応じてに示されている横の画素数が
増減される。ここで十字キースイッチの右を示すボタン
を操作するとの表示がの表示の周囲からの表示の
周囲へと移動し、今度はに示されている縦の画素数を
変更することが可能であることが示される。なお、の
表示がの表示の周囲になされているときに十字キース
イッチの左を示すボタンを操作するか、若しくはの表
示がの表示の周囲になされているときに十字キースイ
ッチの右を示すボタンを操作すると、その後はやに
表示されている、画質モードの設定の変更やSQモード
におけるデータ圧縮率の変更が十字キースイッチへの操
作によって行なえるようになる。
定されている、画像の記録を行なうときの該画像の画素
数を示しており、は横の画素数を、また、は縦の画
素数をそれぞれ示している。は、入力指示取得部23
の十字キースイッチを操作することによって、画像記録
を行なうときの横の画素数を現在は変更することが可能
であることを示す表示である。この表示がなされている
ときには、十字キースイッチの上下を示すボタンを操作
するとその操作に応じてに示されている横の画素数が
増減される。ここで十字キースイッチの右を示すボタン
を操作するとの表示がの表示の周囲からの表示の
周囲へと移動し、今度はに示されている縦の画素数を
変更することが可能であることが示される。なお、の
表示がの表示の周囲になされているときに十字キース
イッチの左を示すボタンを操作するか、若しくはの表
示がの表示の周囲になされているときに十字キースイ
ッチの右を示すボタンを操作すると、その後はやに
表示されている、画質モードの設定の変更やSQモード
におけるデータ圧縮率の変更が十字キースイッチへの操
作によって行なえるようになる。
【0041】このように、この電子カメラでは、画像の
記録を行なうときの該画像の横方向及び縦方向のサイズ
を各々独立に設定することができる。は、LCDディ
スプレイ16に表示される撮像素子2による現在の撮像
画面のうち、及びの数字によって示される画素数の
画像に含まれて記録される画像部分をユーザに明示する
ための、有色(例えば青色)且つ半透明のスクリーンの
表示である。
記録を行なうときの該画像の横方向及び縦方向のサイズ
を各々独立に設定することができる。は、LCDディ
スプレイ16に表示される撮像素子2による現在の撮像
画面のうち、及びの数字によって示される画素数の
画像に含まれて記録される画像部分をユーザに明示する
ための、有色(例えば青色)且つ半透明のスクリーンの
表示である。
【0042】(a)に示す画面全体のサイズは横204
8画素×縦1536画素であり、本実施形態におけるL
CDディスプレイ16のアスペクト比は3:4であるの
で、LCDディスプレイ16には(a)の画面全体が表
示される。ここで、及びでの画素数の現在の設定が
横1600画素×縦1536画素とされているので、L
CDディスプレイ16に表示される画面のうち記録媒体
11に記録されない左右両端の部分に、に示すスクリ
ーンが画像合成されて表示される。このスクリーン部分
の幅は、及びでの画素数の設定の変更に従って直ち
に変更されるようにすると記録される画像領域の範囲が
直ぐに認識できるので便利である。
8画素×縦1536画素であり、本実施形態におけるL
CDディスプレイ16のアスペクト比は3:4であるの
で、LCDディスプレイ16には(a)の画面全体が表
示される。ここで、及びでの画素数の現在の設定が
横1600画素×縦1536画素とされているので、L
CDディスプレイ16に表示される画面のうち記録媒体
11に記録されない左右両端の部分に、に示すスクリ
ーンが画像合成されて表示される。このスクリーン部分
の幅は、及びでの画素数の設定の変更に従って直ち
に変更されるようにすると記録される画像領域の範囲が
直ぐに認識できるので便利である。
【0043】なお、以降の説明においては、画像のアス
ペクト比の値を明示するときにはKなるパラメータを用
い、この値を(縦画素数)/(横画素数)なる計算の結
果として得られる値で示すこととする。(a)において
は、及びでの画素数の設定が横1600画素×縦1
536画素とされているので、このときのKの値は15
36/1600=0.96となる。
ペクト比の値を明示するときにはKなるパラメータを用
い、この値を(縦画素数)/(横画素数)なる計算の結
果として得られる値で示すこととする。(a)において
は、及びでの画素数の設定が横1600画素×縦1
536画素とされているので、このときのKの値は15
36/1600=0.96となる。
【0044】(b)は、電子カメラの動作モードを撮影
モードに設定したときにLCDディスプレイ16に表示
される画面を示している。この電子カメラの撮影動作設
定が(a)のように設定されているときに動作モードを
撮影モードに設定すると、撮像素子2による現在の撮像
画像(スルー画像)がLCDディスプレイ16に(b)
のように表示される。このとき、(a)に示した設定に
応じ、スルー画像のうちの記録されない左右端の部分に
ついてはに示すスクリーンが画像合成されて表示され
る。このスクリーンは半透明であるので、撮像画像のう
ちのこの部分の画像が透けて見えるように表示される。
このスクリーン部分の合成処理は、例えばいわゆる網掛
けに用いられるような一様なピッチで並べられている単
色の点からなるスクリーントーンを透過合成する処理で
実現可能である。
モードに設定したときにLCDディスプレイ16に表示
される画面を示している。この電子カメラの撮影動作設
定が(a)のように設定されているときに動作モードを
撮影モードに設定すると、撮像素子2による現在の撮像
画像(スルー画像)がLCDディスプレイ16に(b)
のように表示される。このとき、(a)に示した設定に
応じ、スルー画像のうちの記録されない左右端の部分に
ついてはに示すスクリーンが画像合成されて表示され
る。このスクリーンは半透明であるので、撮像画像のう
ちのこの部分の画像が透けて見えるように表示される。
このスクリーン部分の合成処理は、例えばいわゆる網掛
けに用いられるような一様なピッチで並べられている単
色の点からなるスクリーントーンを透過合成する処理で
実現可能である。
【0045】なお、電子カメラの動作モードが撮影動作
設定モードであるときに、(a)の表示をスルー画像に
(b)のように重畳させて表示させるようにすると、ス
ルー画像を見ながら記録される画像領域の範囲を設定で
きるので便利である。(c)は、(a)の及びで画
素数の設定された画素数で決定される記録画像のアスペ
クト比Kが0.75未満のときの画面表示を示したもの
であり、このときには、(a)のに示したようなスク
リーン部分がスルー画像の上下端に重畳されたように表
示される。
設定モードであるときに、(a)の表示をスルー画像に
(b)のように重畳させて表示させるようにすると、ス
ルー画像を見ながら記録される画像領域の範囲を設定で
きるので便利である。(c)は、(a)の及びで画
素数の設定された画素数で決定される記録画像のアスペ
クト比Kが0.75未満のときの画面表示を示したもの
であり、このときには、(a)のに示したようなスク
リーン部分がスルー画像の上下端に重畳されたように表
示される。
【0046】(d)は、撮影動作設定が(a)のように
設定されているときに撮影が行なわれて記録媒体11に
記録された画像データをこの電子カメラが読み出してL
CDディスプレイ16に再生表示させたときの再生画像
を示している。本実施形態においては、LCDディスプ
レイと記録画像とのアスペクト比が不一致であるときに
は、記録画像の全てを再生表示することを優先し、記録
画像の存在しない部分についてはいわゆるブルーバック
のような単色の表示で画面を埋めるようにしている。
設定されているときに撮影が行なわれて記録媒体11に
記録された画像データをこの電子カメラが読み出してL
CDディスプレイ16に再生表示させたときの再生画像
を示している。本実施形態においては、LCDディスプ
レイと記録画像とのアスペクト比が不一致であるときに
は、記録画像の全てを再生表示することを優先し、記録
画像の存在しない部分についてはいわゆるブルーバック
のような単色の表示で画面を埋めるようにしている。
【0047】(e)は、撮影動作設定が(a)のように
設定されているときに撮影が行なわれて記録媒体11に
記録された画像データをこの電子カメラが複数画像分読
み出してLCDディスプレイ16にいわゆるインデック
ス表示を行なうときの画面を示している。(e)に示す
ように、インデックス表示画面に表示される画像(イン
デックス画像)は、(d)に示したLCDディスプレイ
16の表示画面全体の再生画像が縮小されたものとなる
ようにしている。
設定されているときに撮影が行なわれて記録媒体11に
記録された画像データをこの電子カメラが複数画像分読
み出してLCDディスプレイ16にいわゆるインデック
ス表示を行なうときの画面を示している。(e)に示す
ように、インデックス表示画面に表示される画像(イン
デックス画像)は、(d)に示したLCDディスプレイ
16の表示画面全体の再生画像が縮小されたものとなる
ようにしている。
【0048】(f)は、(c)と同様のスルー画像表示
画面であるが、スルー画像が暗い場合、すなわち画像デ
ータにおける画素の輝度データの平均が小さい場合に
は、のスクリーンの色を変更して例えば白色や黄色、
桃色などの明るい色とし、スクリーンの有無の視認性を
向上させることを示したものである。
画面であるが、スルー画像が暗い場合、すなわち画像デ
ータにおける画素の輝度データの平均が小さい場合に
は、のスクリーンの色を変更して例えば白色や黄色、
桃色などの明るい色とし、スクリーンの有無の視認性を
向上させることを示したものである。
【0049】なお、図2の(a)、(b)、(c)、
(f)に示したのスクリーンは、元のスルー画像にお
ける縦横の画素数と及びに設定された画像における
縦横の画素数とが一致するとき、すなわち両者のアスペ
クト比が一致するときにはLCDディスプレイ16に表
示されず、両者のアスペクト比が異なるときには表示さ
れるようにする。こうすることにより、電子カメラが通
常とは異なるアスペクト比で画像の記録を行なう設定と
なっていることをユーザが容易に認識できる。
(f)に示したのスクリーンは、元のスルー画像にお
ける縦横の画素数と及びに設定された画像における
縦横の画素数とが一致するとき、すなわち両者のアスペ
クト比が一致するときにはLCDディスプレイ16に表
示されず、両者のアスペクト比が異なるときには表示さ
れるようにする。こうすることにより、電子カメラが通
常とは異なるアスペクト比で画像の記録を行なう設定と
なっていることをユーザが容易に認識できる。
【0050】次に図2(a)におけるに示される残撮
影可能枚数を求める手法の例について説明する。電子カ
メラの画質モードがTIFFモードであるときには、ま
ず、下記の式が計算される。
影可能枚数を求める手法の例について説明する。電子カ
メラの画質モードがTIFFモードであるときには、ま
ず、下記の式が計算される。
【0051】 n=(空き容量)÷(画素数×3+ヘッダ容量) ここで、記録媒体11の空き容量、画素数は記録画像を
構成する画素数(画像の縦の画素数×横の画素数)であ
る。また、「3」とは、各画素がRGB3バイトのデー
タで表現されていることを示している。なお、ヘッダ容
量は、記録媒体11に記録される画像データファイルに
付されるヘッダ情報の容量である。
構成する画素数(画像の縦の画素数×横の画素数)であ
る。また、「3」とは、各画素がRGB3バイトのデー
タで表現されていることを示している。なお、ヘッダ容
量は、記録媒体11に記録される画像データファイルに
付されるヘッダ情報の容量である。
【0052】そして、この式によって得られた値nを超
えない最大の自然数が残撮影可能枚数となる。数値例を
挙げると、記録媒体11の空き容量が16777216
バイト(16Mバイト)、画像を構成する画素数が縦2
000画素、横1000画素、ヘッダ容量が15000
バイトであるときには、2<n(ほぼ2.79)<3と
なり、残撮影可能枚数は2枚と求められる。
えない最大の自然数が残撮影可能枚数となる。数値例を
挙げると、記録媒体11の空き容量が16777216
バイト(16Mバイト)、画像を構成する画素数が縦2
000画素、横1000画素、ヘッダ容量が15000
バイトであるときには、2<n(ほぼ2.79)<3と
なり、残撮影可能枚数は2枚と求められる。
【0053】また、電子カメラの画質モードがSHQ、
HQ、SQモードに設定されていて画像データに対して
JPEG方式によるデータ圧縮処理が施されるときに
は、まず、下記の式が計算される。 n=(空き容量)÷(画素数×2×圧縮率+ヘッダ容
量) ここで、「2」とは、JPEG方式によるデータ圧縮処
理後の画像データにおいては、輝度及び色相が各画素当
たり2バイトのデータの割合で表現されていることを示
している。また、圧縮率はJPEG方式によるデータ圧
縮処理において設定できるデータ圧縮の圧縮率を示して
おり、この電子カメラにおいては、「標準」の画質での
画像記録を行なうときには1/8、「高画質」での画像
記録を行なうときには1/3の値が用いられるようにし
ている。
HQ、SQモードに設定されていて画像データに対して
JPEG方式によるデータ圧縮処理が施されるときに
は、まず、下記の式が計算される。 n=(空き容量)÷(画素数×2×圧縮率+ヘッダ容
量) ここで、「2」とは、JPEG方式によるデータ圧縮処
理後の画像データにおいては、輝度及び色相が各画素当
たり2バイトのデータの割合で表現されていることを示
している。また、圧縮率はJPEG方式によるデータ圧
縮処理において設定できるデータ圧縮の圧縮率を示して
おり、この電子カメラにおいては、「標準」の画質での
画像記録を行なうときには1/8、「高画質」での画像
記録を行なうときには1/3の値が用いられるようにし
ている。
【0054】そして、この式によって得られた値nを超
えない最大の自然数が残撮影可能枚数となる。数値例を
挙げると、記録媒体11の空き容量が16777216
バイト(16Mバイト)、画像を構成する画素数が縦2
000画素、横1000画素、ヘッダ容量が15000
バイトであり、「高画質」での画像記録を行なうときに
は、12<n(ほぼ12.4)<13となり、残撮影可
能枚数は12枚と求められる。
えない最大の自然数が残撮影可能枚数となる。数値例を
挙げると、記録媒体11の空き容量が16777216
バイト(16Mバイト)、画像を構成する画素数が縦2
000画素、横1000画素、ヘッダ容量が15000
バイトであり、「高画質」での画像記録を行なうときに
は、12<n(ほぼ12.4)<13となり、残撮影可
能枚数は12枚と求められる。
【0055】なお、画像データの圧縮処理においては、
実際には必ずしも圧縮率の設定値を満たす程度にまで画
像データが圧縮されるとは限らないので、残撮影可能枚
数の算出にはある程度の余裕を見込んで行なうようにす
るとよい。残撮影可能枚数は以上のようにして求められ
る。
実際には必ずしも圧縮率の設定値を満たす程度にまで画
像データが圧縮されるとは限らないので、残撮影可能枚
数の算出にはある程度の余裕を見込んで行なうようにす
るとよい。残撮影可能枚数は以上のようにして求められ
る。
【0056】次に、図1に示す本発明に係る電子カメラ
で行なわれるAF、AE、AWBの各制御処理の手法に
ついて説明する。図3は、図1に示す本発明に係る電子
カメラでAF制御処理の基礎とする情報を取得する手法
を説明する図である。
で行なわれるAF、AE、AWBの各制御処理の手法に
ついて説明する。図3は、図1に示す本発明に係る電子
カメラでAF制御処理の基礎とする情報を取得する手法
を説明する図である。
【0057】図3(a)は、この電子カメラでは標準状
態とされているアスペクト比K=0.75、すなわち
横:縦=4:3の画像を撮影・記録するときにおけるA
F制御用基礎情報の検出エリア、すなわち撮像素子から
得られる撮像画像におけるAF制御の基礎とする情報を
得る領域を示している。同図に示すように、標準状態に
おいては撮像画像を分割するAからGまでの7つの領域
の全てをAF検出エリアとする。
態とされているアスペクト比K=0.75、すなわち
横:縦=4:3の画像を撮影・記録するときにおけるA
F制御用基礎情報の検出エリア、すなわち撮像素子から
得られる撮像画像におけるAF制御の基礎とする情報を
得る領域を示している。同図に示すように、標準状態に
おいては撮像画像を分割するAからGまでの7つの領域
の全てをAF検出エリアとする。
【0058】なお、この電子カメラでは、AF制御の方
式として、駆動モータ21を駆動させて合焦レンズ1を
移動させたときに撮像素子2から得られる画像における
AF検出エリア内の部分画像からその部分画像における
輝度成分の高域周波数成分をフィルタを用いて取り出し
て観察し、この高域成分量が最大となるとき、すなわち
この部分画像のコントラストが最大となるときの合焦レ
ンズ1の位置をその部分画像における合焦位置とする、
いわゆる「山登り方式」などと一般に称され広く知られ
ている方式を採用する。つまり、AF/AE/AWB用
データ取得部19ではAF検出エリア内の部分画像にお
ける輝度成分の高域周波数成分の取得を行ない、CPU
17では駆動制御部20に指示を与え、駆動モータ21
で合焦レンズ1を移動させたときに生じるAF/AE/
AWB用データ取得部19からの出力の変化を観察して
合焦レンズ1の合焦位置を決定する処理を行なう。
式として、駆動モータ21を駆動させて合焦レンズ1を
移動させたときに撮像素子2から得られる画像における
AF検出エリア内の部分画像からその部分画像における
輝度成分の高域周波数成分をフィルタを用いて取り出し
て観察し、この高域成分量が最大となるとき、すなわち
この部分画像のコントラストが最大となるときの合焦レ
ンズ1の位置をその部分画像における合焦位置とする、
いわゆる「山登り方式」などと一般に称され広く知られ
ている方式を採用する。つまり、AF/AE/AWB用
データ取得部19ではAF検出エリア内の部分画像にお
ける輝度成分の高域周波数成分の取得を行ない、CPU
17では駆動制御部20に指示を与え、駆動モータ21
で合焦レンズ1を移動させたときに生じるAF/AE/
AWB用データ取得部19からの出力の変化を観察して
合焦レンズ1の合焦位置を決定する処理を行なう。
【0059】図3(a)に示す標準状態での撮影・記録
の際には、AからGまでの7つのAF検出エリアの各々
について得られる合焦位置のうち、被写体がこの電子カ
メラに最も近い場所に位置しているとみなせる合焦位置
を合焦レンズ1の合焦位置と決定する。
の際には、AからGまでの7つのAF検出エリアの各々
について得られる合焦位置のうち、被写体がこの電子カ
メラに最も近い場所に位置しているとみなせる合焦位置
を合焦レンズ1の合焦位置と決定する。
【0060】図3の(b)から(e)の各図は、前述し
た標準状態とは異なる、任意のアスペクト比で画像を撮
影・記録するときにおけるAF制御用基礎情報の検出エ
リアを示している。図3(b)はアスペクト比Kが0.
75よりも大きい場合、すなわち標準状態よりも縦長で
ある画像を撮影・記録する場合におけるAF制御用基礎
情報の検出エリアを示している。この場合には、図3
(a)に示されていた7つのAF検出エリアのうち、画
素の設定によって示される記録される画像の領域に含ま
れない部分が生じたものについてはAF制御のための基
礎情報の検出対象から除外するようにする。図3(b)
の例では、記録される画像の領域に含まれない部分が生
じたF及びGのAF検出エリアがAF制御のための基礎
情報の検出対象から除外されたことを示しており、この
場合には、残されたAからEまでの5つのAF検出エリ
アの各々について得られる合焦位置のうち、被写体がこ
の電子カメラに最も近い場所に位置しているとみなせる
合焦位置を合焦レンズ1の合焦位置と決定する。
た標準状態とは異なる、任意のアスペクト比で画像を撮
影・記録するときにおけるAF制御用基礎情報の検出エ
リアを示している。図3(b)はアスペクト比Kが0.
75よりも大きい場合、すなわち標準状態よりも縦長で
ある画像を撮影・記録する場合におけるAF制御用基礎
情報の検出エリアを示している。この場合には、図3
(a)に示されていた7つのAF検出エリアのうち、画
素の設定によって示される記録される画像の領域に含ま
れない部分が生じたものについてはAF制御のための基
礎情報の検出対象から除外するようにする。図3(b)
の例では、記録される画像の領域に含まれない部分が生
じたF及びGのAF検出エリアがAF制御のための基礎
情報の検出対象から除外されたことを示しており、この
場合には、残されたAからEまでの5つのAF検出エリ
アの各々について得られる合焦位置のうち、被写体がこ
の電子カメラに最も近い場所に位置しているとみなせる
合焦位置を合焦レンズ1の合焦位置と決定する。
【0061】図3(c)の例は、記録される画像の領域
が(b)のときよりも更に狭められたことによって7つ
のAF検出エリアの全てについて記録される画像の領域
に含まれない部分が生じている状態を示している。この
ような場合であってもAF制御のための基礎情報の検出
対象がなくなってしまわないように、画像の中心部に位
置しているAのAF検出エリアについては記録される画
像のサイズの設定に拘らず常にその基礎情報の検出対象
とするようにする。
が(b)のときよりも更に狭められたことによって7つ
のAF検出エリアの全てについて記録される画像の領域
に含まれない部分が生じている状態を示している。この
ような場合であってもAF制御のための基礎情報の検出
対象がなくなってしまわないように、画像の中心部に位
置しているAのAF検出エリアについては記録される画
像のサイズの設定に拘らず常にその基礎情報の検出対象
とするようにする。
【0062】図3(d)はアスペクト比Kが0.75未
満の場合、すなわち標準状態よりも横長である画像を撮
影・記録する場合におけるAF制御用基礎情報の検出エ
リアを示している。この場合には、(b)の場合と同様
に、図3(a)に示されていた7つのAF検出エリアの
うち、画素の設定によって示される記録される画像の領
域に含まれない部分が生じたものについてAF制御のた
めの基礎情報の検出対象から除外する。従って、図3
(d)の場合では、記録される画像の領域に含まれない
部分が生じたDからGの4つのAF検出エリアがAF制
御のための基礎情報の検出対象から除外され、残された
AからCまでの3つのAF検出エリアの各々について得
られる合焦位置のうち、被写体がこの電子カメラに最も
近い場所に位置しているとみなせる合焦位置を合焦レン
ズ1の合焦位置と決定する。
満の場合、すなわち標準状態よりも横長である画像を撮
影・記録する場合におけるAF制御用基礎情報の検出エ
リアを示している。この場合には、(b)の場合と同様
に、図3(a)に示されていた7つのAF検出エリアの
うち、画素の設定によって示される記録される画像の領
域に含まれない部分が生じたものについてAF制御のた
めの基礎情報の検出対象から除外する。従って、図3
(d)の場合では、記録される画像の領域に含まれない
部分が生じたDからGの4つのAF検出エリアがAF制
御のための基礎情報の検出対象から除外され、残された
AからCまでの3つのAF検出エリアの各々について得
られる合焦位置のうち、被写体がこの電子カメラに最も
近い場所に位置しているとみなせる合焦位置を合焦レン
ズ1の合焦位置と決定する。
【0063】図3(e)の例は、記録される画像の領域
が(d)のときよりも更に狭められたことによって7つ
のAF検出エリアの全てについて記録される画像の領域
に含まれない部分が生じている状態を示している。この
場合には、(c)の場合と同様に、画像の中心部に位置
しているAのAF検出エリアについて記録される画像の
サイズの設定に拘らず常にその基礎情報の検出対象とす
るようにする。
が(d)のときよりも更に狭められたことによって7つ
のAF検出エリアの全てについて記録される画像の領域
に含まれない部分が生じている状態を示している。この
場合には、(c)の場合と同様に、画像の中心部に位置
しているAのAF検出エリアについて記録される画像の
サイズの設定に拘らず常にその基礎情報の検出対象とす
るようにする。
【0064】図1に示す本発明に係る電子カメラでは以
上のようにしてAF制御を行なう。なお、図3に示した
画像上におけるAF検出エリアの個数・面積・形状・位
置はあくまでも一例であり、AF検出エリアは図3に示
すものに限定されるものではない。
上のようにしてAF制御を行なう。なお、図3に示した
画像上におけるAF検出エリアの個数・面積・形状・位
置はあくまでも一例であり、AF検出エリアは図3に示
すものに限定されるものではない。
【0065】次に図4について説明する。同図は、図1
に示す本発明に係る電子カメラでAE制御処理及びAW
B制御処理の基礎とする情報を取得する手法を説明する
図である。図4(a)は、この電子カメラで標準状態と
されているアスペクト比K=0.75の画像を撮影・記
録するときにおけるこれらの制御の基礎とする情報を得
る領域を示している。同図に示すように、この場合にお
けるこれらの制御では、アスペクト比K=0.75の撮
像画像を横7×縦5の計35個に分割した領域を検出エ
リアとしてそれらの全てから制御のための基礎情報を取
得するようにする。なお、この(a)の例は、いわゆる
平均測光の設定でAE制御を行なわせる場合に相当す
る。
に示す本発明に係る電子カメラでAE制御処理及びAW
B制御処理の基礎とする情報を取得する手法を説明する
図である。図4(a)は、この電子カメラで標準状態と
されているアスペクト比K=0.75の画像を撮影・記
録するときにおけるこれらの制御の基礎とする情報を得
る領域を示している。同図に示すように、この場合にお
けるこれらの制御では、アスペクト比K=0.75の撮
像画像を横7×縦5の計35個に分割した領域を検出エ
リアとしてそれらの全てから制御のための基礎情報を取
得するようにする。なお、この(a)の例は、いわゆる
平均測光の設定でAE制御を行なわせる場合に相当す
る。
【0066】なお、これらの制御では、撮像画像の中心
部に近い検出エリアから得られる基礎情報を重視して制
御を行なう趣旨で、各検出エリアから得られる基礎情報
に対し、その基礎情報を得た検出エリアの撮像画像上で
の位置に基づいて重み付けを行なうようにするとよい。
部に近い検出エリアから得られる基礎情報を重視して制
御を行なう趣旨で、各検出エリアから得られる基礎情報
に対し、その基礎情報を得た検出エリアの撮像画像上で
の位置に基づいて重み付けを行なうようにするとよい。
【0067】同図に示す撮像画像では、各検出エリアが
撮像画像の中心部からの距離に応じてランクA、B、C
の3の3種類のランクに分類されている。ここで、これ
らの制御の基礎情報である輝度情報(AE制御のための
基礎情報)及び色差情報(AWB制御のための基礎情
報)が各検出エリアから取得されると、この撮像画像に
ついての基礎情報は下記の式を計算することによって求
められる。
撮像画像の中心部からの距離に応じてランクA、B、C
の3の3種類のランクに分類されている。ここで、これ
らの制御の基礎情報である輝度情報(AE制御のための
基礎情報)及び色差情報(AWB制御のための基礎情
報)が各検出エリアから取得されると、この撮像画像に
ついての基礎情報は下記の式を計算することによって求
められる。
【0068】
【数1】
【0069】この式は、ランクCの検出エリアから得ら
れる基礎情報を1としたときに、ランクAの検出エリア
から得られる基礎情報については4の重み付けを行な
い、またランクBの検出エリアから得られる基礎情報に
ついては2の重み付けを行なったときにおける平均の基
礎情報を求めるものである。
れる基礎情報を1としたときに、ランクAの検出エリア
から得られる基礎情報については4の重み付けを行な
い、またランクBの検出エリアから得られる基礎情報に
ついては2の重み付けを行なったときにおける平均の基
礎情報を求めるものである。
【0070】図1においては、AF/AE/AWB用デ
ータ取得部19が撮像画像から検出エリア毎の基礎情報
を取得し、CPU17が基礎情報に対する重み付け計算
を行ない、その計算結果に基づいて撮像制御部22とA
WB及びγ補正処理部6とに制御情報を与えることによ
ってAE制御及びAWB制御が行なわれる。
ータ取得部19が撮像画像から検出エリア毎の基礎情報
を取得し、CPU17が基礎情報に対する重み付け計算
を行ない、その計算結果に基づいて撮像制御部22とA
WB及びγ補正処理部6とに制御情報を与えることによ
ってAE制御及びAWB制御が行なわれる。
【0071】なお、本実施形態においては、基礎情報が
得られた後の処理であるその基礎情報に基づくAE制御
及びAWB制御の手法自体は広く知られているものをそ
のまま採用する。図4の(b)から(f)の各図は、前
述した標準状態とは異なる、任意のアスペクト比で画像
を撮影・記録するときにおけるAE・AWB制御用基礎
情報の検出エリアを示している。
得られた後の処理であるその基礎情報に基づくAE制御
及びAWB制御の手法自体は広く知られているものをそ
のまま採用する。図4の(b)から(f)の各図は、前
述した標準状態とは異なる、任意のアスペクト比で画像
を撮影・記録するときにおけるAE・AWB制御用基礎
情報の検出エリアを示している。
【0072】図4(b)はアスペクト比Kが0.75よ
りも大きい場合、すなわち標準状態よりも縦長である画
像を撮影・記録する場合におけるこれらの制御のための
基礎情報の検出エリアを示している。この場合には、図
4(a)に示されていた35個の検出エリアのうち、画
素の設定によって示される記録される画像の領域に全く
含まれないものをこれらの制御のための基礎情報の検出
対象から除外するようにする。図4(b)の例では、記
録される画像の領域に含まれない10個のランクCの検
出エリアがこれらの制御のための基礎情報の検出対象か
ら除外され、残りの25個の検出エリアから得られる基
礎情報に基づいてこれらの制御が行なわれる。
りも大きい場合、すなわち標準状態よりも縦長である画
像を撮影・記録する場合におけるこれらの制御のための
基礎情報の検出エリアを示している。この場合には、図
4(a)に示されていた35個の検出エリアのうち、画
素の設定によって示される記録される画像の領域に全く
含まれないものをこれらの制御のための基礎情報の検出
対象から除外するようにする。図4(b)の例では、記
録される画像の領域に含まれない10個のランクCの検
出エリアがこれらの制御のための基礎情報の検出対象か
ら除外され、残りの25個の検出エリアから得られる基
礎情報に基づいてこれらの制御が行なわれる。
【0073】また、このとき、各検出エリアに与えられ
ているランクの変更を行なう。図4(b)の例では、図
4(a)ではBランクが与えられていた検出エリアのう
ち、6つの検出エリアがCランクに変更されている。な
お、このときには重み付けの計算式が下記の式に変更さ
れる。
ているランクの変更を行なう。図4(b)の例では、図
4(a)ではBランクが与えられていた検出エリアのう
ち、6つの検出エリアがCランクに変更されている。な
お、このときには重み付けの計算式が下記の式に変更さ
れる。
【0074】
【数2】
【0075】図4(c)の例は、記録される画像の領域
が(b)のときよりも更に狭められたことによって10
個の検出エリアがAE制御・AWB制御のための基礎情
報の検出対象から除外され、残りの15個の検出エリア
から得られる基礎情報に基づいてこれらの制御が行なわ
れる場合を示している。この場合には重み付けの計算式
が下記の式に変更される。
が(b)のときよりも更に狭められたことによって10
個の検出エリアがAE制御・AWB制御のための基礎情
報の検出対象から除外され、残りの15個の検出エリア
から得られる基礎情報に基づいてこれらの制御が行なわ
れる場合を示している。この場合には重み付けの計算式
が下記の式に変更される。
【0076】
【数3】
【0077】なお、ここでは図4(b)から図4(c)
への変化の過程において各検出エリアに与えられている
ランクの変更を行なっていないが、この変更を行なうよ
うにしてもよい。図4(d)はアスペクト比Kが0.7
5未満の場合、すなわち標準状態よりも横長である画像
を撮影・記録する場合におけるAE・AWB制御用基礎
情報の検出エリアを示している。この場合には、(b)
の場合と同様に、図4(a)に示されていた35個の検
出エリアのうち、画素の設定によって示される記録され
る画像の領域に含まれないものについてこれらの制御の
ための基礎情報の検出対象から除外する。従って、図4
(d)の場合では、記録される画像の領域に含まれない
14個のAF検出エリアがAF制御のための基礎情報の
検出対象から除外され、残りの21個の検出エリアから
得られる基礎情報に基づいてこれらの制御が行なわれ
る。
への変化の過程において各検出エリアに与えられている
ランクの変更を行なっていないが、この変更を行なうよ
うにしてもよい。図4(d)はアスペクト比Kが0.7
5未満の場合、すなわち標準状態よりも横長である画像
を撮影・記録する場合におけるAE・AWB制御用基礎
情報の検出エリアを示している。この場合には、(b)
の場合と同様に、図4(a)に示されていた35個の検
出エリアのうち、画素の設定によって示される記録され
る画像の領域に含まれないものについてこれらの制御の
ための基礎情報の検出対象から除外する。従って、図4
(d)の場合では、記録される画像の領域に含まれない
14個のAF検出エリアがAF制御のための基礎情報の
検出対象から除外され、残りの21個の検出エリアから
得られる基礎情報に基づいてこれらの制御が行なわれ
る。
【0078】また、このとき、各検出エリアに与えられ
ているランクの変更を行なう。図4(d)の例では、図
4(a)ではBランクが与えられていた検出エリアのう
ち、6つの検出エリアがCランクに変更されている。な
お、この場合には重み付けの計算式が下記の式に変更さ
れる。
ているランクの変更を行なう。図4(d)の例では、図
4(a)ではBランクが与えられていた検出エリアのう
ち、6つの検出エリアがCランクに変更されている。な
お、この場合には重み付けの計算式が下記の式に変更さ
れる。
【0079】
【数4】
【0080】図4(e)の例は、記録される画像の領域
が(d)のときよりも更に狭められたことによって28
個の検出エリアがAE制御・AWB制御のための基礎情
報の検出対象から除外され、残りの7個の検出エリアか
ら得られる基礎情報に基づいてこれらの制御が行なわれ
る場合を示している。この場合には重み付けの計算式が
下記の式に変更される。
が(d)のときよりも更に狭められたことによって28
個の検出エリアがAE制御・AWB制御のための基礎情
報の検出対象から除外され、残りの7個の検出エリアか
ら得られる基礎情報に基づいてこれらの制御が行なわれ
る場合を示している。この場合には重み付けの計算式が
下記の式に変更される。
【0081】
【数5】
【0082】なお、ここでは図4(d)から図4(e)
への変化の過程において各検出エリアに与えられている
ランクの変更を行なっていないが、この変更を行なうよ
うにしてもよい。図4(f)の例は、記録される画像の
領域が(e)と同程度の場合における検出エリアの設定
の手法についての別の例を示したものである。このよう
に、記録画像の領域が極めて狭い場合には、(e)のよ
うに残された7個の検出エリアから得られる基礎情報に
基づいてこれらの制御が行なわれるようにする代わり
に、中心部のAの検出エリアから得られる基礎情報のみ
に基づいてAE・AWBの制御を行なうようにしてもよ
い。なお、この(f)の例は、いわゆるスポット測光の
設定でAE制御を行なわせる場合に相当する。
への変化の過程において各検出エリアに与えられている
ランクの変更を行なっていないが、この変更を行なうよ
うにしてもよい。図4(f)の例は、記録される画像の
領域が(e)と同程度の場合における検出エリアの設定
の手法についての別の例を示したものである。このよう
に、記録画像の領域が極めて狭い場合には、(e)のよ
うに残された7個の検出エリアから得られる基礎情報に
基づいてこれらの制御が行なわれるようにする代わり
に、中心部のAの検出エリアから得られる基礎情報のみ
に基づいてAE・AWBの制御を行なうようにしてもよ
い。なお、この(f)の例は、いわゆるスポット測光の
設定でAE制御を行なわせる場合に相当する。
【0083】なお、この手法を、記録される画像の領域
が図4(f)のような横長の場合に行なうのみならず、
縦長の場合に行なうようにすることも勿論可能である。
図1に示す本発明に係る電子カメラでは以上のようにし
てAE制御及びAWB制御を行なう。
が図4(f)のような横長の場合に行なうのみならず、
縦長の場合に行なうようにすることも勿論可能である。
図1に示す本発明に係る電子カメラでは以上のようにし
てAE制御及びAWB制御を行なう。
【0084】なお、図4に示した画像上における検出エ
リアの個数・面積・形状・位置はあくまでも一例であ
り、検出エリアは図4に示すものに限定されるものでは
ない。また、各検出エリアから得られる基礎情報に対す
る重み付けの大きさや割合も上述したものに限定されな
い。
リアの個数・面積・形状・位置はあくまでも一例であ
り、検出エリアは図4に示すものに限定されるものでは
ない。また、各検出エリアから得られる基礎情報に対す
る重み付けの大きさや割合も上述したものに限定されな
い。
【0085】更に、各検出エリアに行なうランク付けの
手法も上述したものに限定されるものでなく、例えば、
図4(b)において破線が示されている10個のランク
Cの検出エリアについては、破線が示されておらず記録
される画像の領域に完全に含まれている6個のランクC
の検出エリアよりも軽くなるような重み付けを行なうよ
うにしてもよい。
手法も上述したものに限定されるものでなく、例えば、
図4(b)において破線が示されている10個のランク
Cの検出エリアについては、破線が示されておらず記録
される画像の領域に完全に含まれている6個のランクC
の検出エリアよりも軽くなるような重み付けを行なうよ
うにしてもよい。
【0086】以下、図1に示した電子カメラのCPU1
7によって行なわれる制御処理について説明する。図5
は、CPU17によって行なわれる制御処理の内容を示
すフローチャートである。同図に示されている一連の処
理は、予め格納されている制御プログラムをCPU17
が実行することによって実現される。
7によって行なわれる制御処理について説明する。図5
は、CPU17によって行なわれる制御処理の内容を示
すフローチャートである。同図に示されている一連の処
理は、予め格納されている制御プログラムをCPU17
が実行することによって実現される。
【0087】図5(a)は撮影動作設定モード処理の処
理内容を示している。この処理は、入力指示取得部23
に対してなされた操作によってこの電子カメラの動作モ
ードが撮影動作設定モードへ切り換えられたときに開始
され、その後動作モードが撮影動作設定モード以外の他
のモードへ切り換えられたときに終了する。
理内容を示している。この処理は、入力指示取得部23
に対してなされた操作によってこの電子カメラの動作モ
ードが撮影動作設定モードへ切り換えられたときに開始
され、その後動作モードが撮影動作設定モード以外の他
のモードへ切り換えられたときに終了する。
【0088】まず、S101において表示処理部14に
指示が与えられて図2(a)に示した撮影動作設定画面
のうちのからをスルー画像に合成させる画像処理が
行なわれ、この画像処理によって得られた合成画像をL
CDディスプレイ16に表示させる。
指示が与えられて図2(a)に示した撮影動作設定画面
のうちのからをスルー画像に合成させる画像処理が
行なわれ、この画像処理によって得られた合成画像をL
CDディスプレイ16に表示させる。
【0089】S102では、入力指示取得部23の十字
キースイッチへの操作内容が取得され、撮影動作設定画
面の表示をその操作内容に基づいたものに変更させる指
示が表示処理部14に与えられる。S103では、前ス
テップで取得された操作内容によって、画質モードをT
IFFモード若しくはSQモードとすることが指示され
ていたか否かが判定され、判定結果がYesならばS1
04に、NoならばS109に、それぞれ進む。
キースイッチへの操作内容が取得され、撮影動作設定画
面の表示をその操作内容に基づいたものに変更させる指
示が表示処理部14に与えられる。S103では、前ス
テップで取得された操作内容によって、画質モードをT
IFFモード若しくはSQモードとすることが指示され
ていたか否かが判定され、判定結果がYesならばS1
04に、NoならばS109に、それぞれ進む。
【0090】S104では、この電子カメラの画質モー
ドがTIFFモード若しくはSQモードであるときにお
ける設定が、「フリーサイズ」に設定されているか否か
が判定され、判定結果がYesならばS105に、No
ならばS109に、それぞれ進む。
ドがTIFFモード若しくはSQモードであるときにお
ける設定が、「フリーサイズ」に設定されているか否か
が判定され、判定結果がYesならばS105に、No
ならばS109に、それぞれ進む。
【0091】S105では、S102で取得された操作
内容によって取得された画素数の設定により得られる画
像記録時の記録画像のアスペクト比Kが、予め定められ
ている比K0(例えば0.75)に一致するか否かが判
定され、判定結果がYesならばS106に、Noなら
ばS109に、それぞれ進む。
内容によって取得された画素数の設定により得られる画
像記録時の記録画像のアスペクト比Kが、予め定められ
ている比K0(例えば0.75)に一致するか否かが判
定され、判定結果がYesならばS106に、Noなら
ばS109に、それぞれ進む。
【0092】S106では、AF/AE/AWB用デー
タ取得部19から得られるデータで把握できる、現在の
スルー画像の明るさ(輝度)が予め定められているもの
よりも暗いか否かが判定され、判定結果がYesならば
S108に、NoならばS107に、それぞれ進む。
タ取得部19から得られるデータで把握できる、現在の
スルー画像の明るさ(輝度)が予め定められているもの
よりも暗いか否かが判定され、判定結果がYesならば
S108に、NoならばS107に、それぞれ進む。
【0093】S107では、図2における(b)若しく
は(c)のように、スルー画像にのスクリーンを重畳
合成させる画像処理を行なわせる指示が表示処理部14
に与えられ、その指示に応じて行なわれた画像処理によ
って得られた合成画像をスルー画像としてLCDディス
プレイ16に表示させる。この処理を終えた後には処理
がS101へ戻り、このスルー画像に図2(a)のか
らを合成する処理が行なわれ、その後は上述した処理
が繰り返される。
は(c)のように、スルー画像にのスクリーンを重畳
合成させる画像処理を行なわせる指示が表示処理部14
に与えられ、その指示に応じて行なわれた画像処理によ
って得られた合成画像をスルー画像としてLCDディス
プレイ16に表示させる。この処理を終えた後には処理
がS101へ戻り、このスルー画像に図2(a)のか
らを合成する処理が行なわれ、その後は上述した処理
が繰り返される。
【0094】S108では、図2における(f)のよう
に、例えば白色や黄色、桃色などの明るい色を用いた
のスクリーンを重畳合成させる画像処理を行なわせる指
示が表示処理部14に与えられ、その指示に応じて行な
われた画像処理によって得られた合成画像をスルー画像
としてLCDディスプレイ16に表示させる。この処理
を終えた後には処理がS101へ戻り、このスルー画像
に図2(a)のからを合成する処理が行なわれ、そ
の後は上述した処理が繰り返される。
に、例えば白色や黄色、桃色などの明るい色を用いた
のスクリーンを重畳合成させる画像処理を行なわせる指
示が表示処理部14に与えられ、その指示に応じて行な
われた画像処理によって得られた合成画像をスルー画像
としてLCDディスプレイ16に表示させる。この処理
を終えた後には処理がS101へ戻り、このスルー画像
に図2(a)のからを合成する処理が行なわれ、そ
の後は上述した処理が繰り返される。
【0095】S109では、スルー画像に対して表示処
理部14で画像処理を施すことなく、そのままLCDデ
ィスプレイ16に表示させる。この処理を終えた後には
処理がS101へ戻り、このスルー画像に図2(a)の
からを合成する処理が行なわれ、その後は上述した
処理が繰り返される。
理部14で画像処理を施すことなく、そのままLCDデ
ィスプレイ16に表示させる。この処理を終えた後には
処理がS101へ戻り、このスルー画像に図2(a)の
からを合成する処理が行なわれ、その後は上述した
処理が繰り返される。
【0096】以上までの処理が撮影動作設定モード処理
である。次に図5(b)について説明する。同図に示す
フローチャートは、撮影モード処理の処理内容を示して
いる。この処理は、入力指示取得部23に対してなされ
た操作によってこの電子カメラの動作モードが撮影モー
ドへ切り換えられたときに開始され、その後動作モード
が撮影モード以外の他のモードへ切り換えられたときに
終了する。
である。次に図5(b)について説明する。同図に示す
フローチャートは、撮影モード処理の処理内容を示して
いる。この処理は、入力指示取得部23に対してなされ
た操作によってこの電子カメラの動作モードが撮影モー
ドへ切り換えられたときに開始され、その後動作モード
が撮影モード以外の他のモードへ切り換えられたときに
終了する。
【0097】まず、S201では、この電子カメラの撮
影動作についての現在の設定状態に基づいて実行され
る、図5(a)の撮影動作設定モード処理におけるS1
07、S108、S109のうちのいずれかの処理によ
って得られるものと同様のスルー画像を作成するための
画像処理を行なう指示が表示処理部14に与えられ、そ
の画像処理によって得られた合成画像がスルー画像とし
てLCDディスプレイ16に表示される。
影動作についての現在の設定状態に基づいて実行され
る、図5(a)の撮影動作設定モード処理におけるS1
07、S108、S109のうちのいずれかの処理によ
って得られるものと同様のスルー画像を作成するための
画像処理を行なう指示が表示処理部14に与えられ、そ
の画像処理によって得られた合成画像がスルー画像とし
てLCDディスプレイ16に表示される。
【0098】S202では、入力指示取得部23のレリ
ーズボタンに対して1stレリーズ、すなわちいわゆる
半押しの操作がなされたか否かが判定され、この判定結
果がYesとなるまで、すなわちこの1stレリーズが
検出されるまでこのS202の判定処理が繰り返され
る。
ーズボタンに対して1stレリーズ、すなわちいわゆる
半押しの操作がなされたか否かが判定され、この判定結
果がYesとなるまで、すなわちこの1stレリーズが
検出されるまでこのS202の判定処理が繰り返され
る。
【0099】S203では駆動制御部20に指示を与え
てAF/AE/AWB用データ取得部19で取得された
データに基づいて駆動モータ21を制御させ、合焦レン
ズ1の位置を移動させて撮像素子2の受光面に結像して
いる被写体像を適切に結像させるAF制御処理が実行さ
れる。
てAF/AE/AWB用データ取得部19で取得された
データに基づいて駆動モータ21を制御させ、合焦レン
ズ1の位置を移動させて撮像素子2の受光面に結像して
いる被写体像を適切に結像させるAF制御処理が実行さ
れる。
【0100】S204では、撮像制御部22に指示を与
えてAF/AE/AWB用データ取得部19で取得され
たデータに基づいて撮像素子2を制御させ、露出を適切
に設定させるAE制御処理が実行される。S205で
は、入力指示取得部23のレリーズボタンに対して2n
dレリーズ、すなわちいわゆる全押しの操作がなされた
か否かが判定され、この判定結果がYesとなるまで、
すなわちこの2ndレリーズが検出されるまでこのS2
05の判定処理が繰り返される。
えてAF/AE/AWB用データ取得部19で取得され
たデータに基づいて撮像素子2を制御させ、露出を適切
に設定させるAE制御処理が実行される。S205で
は、入力指示取得部23のレリーズボタンに対して2n
dレリーズ、すなわちいわゆる全押しの操作がなされた
か否かが判定され、この判定結果がYesとなるまで、
すなわちこの2ndレリーズが検出されるまでこのS2
05の判定処理が繰り返される。
【0101】S206では、撮像素子2の受光面に結像
している被写体像を表現する画像データを記録媒体に記
録させる撮影処理が実行される。S207では、AWB
及びγ補正処理部6に指示を与え、AF/AE/AWB
用データ取得部19で取得されたデータに基づいた自動
ホワイトバランス処理が実行される。そして、撮影処理
が終了した後には処理がS201へ戻り、上述した処理
が繰り返される。
している被写体像を表現する画像データを記録媒体に記
録させる撮影処理が実行される。S207では、AWB
及びγ補正処理部6に指示を与え、AF/AE/AWB
用データ取得部19で取得されたデータに基づいた自動
ホワイトバランス処理が実行される。そして、撮影処理
が終了した後には処理がS201へ戻り、上述した処理
が繰り返される。
【0102】以上までの処理が撮影モード処理である。
次に、上述した撮影モード処理において実行される各種
の制御処理の詳細について、図6に示すフローチャート
を参照しながら説明する。図6(a)は、図5(b)の
S203の処理としてCPU17で実行されるAF制御
処理の処理内容を示している。
次に、上述した撮影モード処理において実行される各種
の制御処理の詳細について、図6に示すフローチャート
を参照しながら説明する。図6(a)は、図5(b)の
S203の処理としてCPU17で実行されるAF制御
処理の処理内容を示している。
【0103】まず、S211において、前述した撮影動
作設定モード処理が実行されたときに取得された画像記
録時の記録画像のアスペクト比Kが、前述した予め定め
られている比K0に一致するか否かが判定され、判定結
果がYesの場合には、S212において、そのアスペ
クト比Kの設定に基づくAF検出エリアの選択の変更
が、図3の(b)から(e)を参照しながら既述した方
式に従って行なわれる。一方、S211の判定結果がN
oならばAF検出エリアの選択は図3(a)に示す標準
状態におけるものとなる。
作設定モード処理が実行されたときに取得された画像記
録時の記録画像のアスペクト比Kが、前述した予め定め
られている比K0に一致するか否かが判定され、判定結
果がYesの場合には、S212において、そのアスペ
クト比Kの設定に基づくAF検出エリアの選択の変更
が、図3の(b)から(e)を参照しながら既述した方
式に従って行なわれる。一方、S211の判定結果がN
oならばAF検出エリアの選択は図3(a)に示す標準
状態におけるものとなる。
【0104】S213では前述した山登り方式によるA
Fが実行されて合焦位置の決定が行なわれ、S214で
は駆動制御部20に指示が与えられて駆動モータ21を
制御させて決定された合焦位置に合焦レンズ1を移動さ
せる。以上の処理を終えた後にはAF制御処理が終了
し、処理は図5(b)の撮影モード処理へ戻る。
Fが実行されて合焦位置の決定が行なわれ、S214で
は駆動制御部20に指示が与えられて駆動モータ21を
制御させて決定された合焦位置に合焦レンズ1を移動さ
せる。以上の処理を終えた後にはAF制御処理が終了
し、処理は図5(b)の撮影モード処理へ戻る。
【0105】図6(b)は、図5(b)のS204の処
理としてCPU17で実行されるAE制御処理の処理内
容を示している。まず、S221において予めユーザに
より設定されているAE制御の動作モード(測光モー
ド)が調べられ、撮像画面の全体の明るさに基づいてA
E制御を行なう平均測光モードが選択されているか否か
が判定される。そして、この判定結果がYesならばS
222に、この判定結果がNo(この場合には、撮像画
面の中心部の明るさに基づいてAE制御を行なうスポッ
ト測光モードが選択されているものとする)ならばS2
27に、それぞれ処理が進む。
理としてCPU17で実行されるAE制御処理の処理内
容を示している。まず、S221において予めユーザに
より設定されているAE制御の動作モード(測光モー
ド)が調べられ、撮像画面の全体の明るさに基づいてA
E制御を行なう平均測光モードが選択されているか否か
が判定される。そして、この判定結果がYesならばS
222に、この判定結果がNo(この場合には、撮像画
面の中心部の明るさに基づいてAE制御を行なうスポッ
ト測光モードが選択されているものとする)ならばS2
27に、それぞれ処理が進む。
【0106】S222では、前述した撮影動作設定モー
ド処理が実行されたときに取得された画像記録時の記録
画像のアスペクト比Kが、前述した予め定められている
比K0に一致するか否かが判定され、判定結果がYes
ならばS223に、NoならばS226に、それぞれ処
理が進む。
ド処理が実行されたときに取得された画像記録時の記録
画像のアスペクト比Kが、前述した予め定められている
比K0に一致するか否かが判定され、判定結果がYes
ならばS223に、NoならばS226に、それぞれ処
理が進む。
【0107】S223では、上述した画像記録時の記録
画像のアスペクト比Kが3/20<K<21/4の範囲
にあるか否かが判定され、この判定結果がYesならば
S224に、NoならばS227に、それぞれ処理が進
む。ここで、アスペクト比Kが3/20の設定とは、画
像記録時の記録画像における縦の設定が、標準アスペク
ト時(K=3/4)の1/5となる設定であり、これは
すなわち図4に示した撮像画像が35個に等分割されて
いる検出エリアのうちの縦1×横7の計7個のエリアの
みが画像記録時の記録画像に含まれる状態となる設定で
ある。また、アスペクト比Kが21/4の設定とは、画
像記録時の記録画像における横の設定が、標準アスペク
ト時(K=3/4)の1/7となる設定であり、これは
すなわち図4に示した撮像画像が35個に等分割されて
いる検出エリアのうちの縦5×横1の計5個のエリアの
みが画像記録時の記録画像に含まれる状態となる設定で
ある。つまり、このS223の判定は、記録される画像
の領域が極めて横長若しくは縦長となったときに図4
(f)に示すような中心部の検出エリアから得られる基
礎情報のみに基づいてAEの制御を行なうスポット測光
モードを選択して実行できるようにするために設けられ
ているものである。
画像のアスペクト比Kが3/20<K<21/4の範囲
にあるか否かが判定され、この判定結果がYesならば
S224に、NoならばS227に、それぞれ処理が進
む。ここで、アスペクト比Kが3/20の設定とは、画
像記録時の記録画像における縦の設定が、標準アスペク
ト時(K=3/4)の1/5となる設定であり、これは
すなわち図4に示した撮像画像が35個に等分割されて
いる検出エリアのうちの縦1×横7の計7個のエリアの
みが画像記録時の記録画像に含まれる状態となる設定で
ある。また、アスペクト比Kが21/4の設定とは、画
像記録時の記録画像における横の設定が、標準アスペク
ト時(K=3/4)の1/7となる設定であり、これは
すなわち図4に示した撮像画像が35個に等分割されて
いる検出エリアのうちの縦5×横1の計5個のエリアの
みが画像記録時の記録画像に含まれる状態となる設定で
ある。つまり、このS223の判定は、記録される画像
の領域が極めて横長若しくは縦長となったときに図4
(f)に示すような中心部の検出エリアから得られる基
礎情報のみに基づいてAEの制御を行なうスポット測光
モードを選択して実行できるようにするために設けられ
ているものである。
【0108】S224では、画像記録時の記録画像にお
けるアスペクト比Kの設定に基づくAE制御用の検出エ
リアについての選択の変更が、図4の(b)から(d)
を参照しながら既述した方式に従って行なわれ、続くS
225において、変更されたAE制御用検出エリアの選
択に基づいて基礎情報の重み付け計算式が変更される。
けるアスペクト比Kの設定に基づくAE制御用の検出エ
リアについての選択の変更が、図4の(b)から(d)
を参照しながら既述した方式に従って行なわれ、続くS
225において、変更されたAE制御用検出エリアの選
択に基づいて基礎情報の重み付け計算式が変更される。
【0109】S226では、撮像画像における検出エリ
ア毎のAE制御用の輝度情報がAF/AE/AWB用デ
ータ取得部19から取得されて上述した重み付け計算が
行なわれ、平均測光モードでの制御基礎情報が得られ
る。この処理を終えた後には処理がS228に進む。
ア毎のAE制御用の輝度情報がAF/AE/AWB用デ
ータ取得部19から取得されて上述した重み付け計算が
行なわれ、平均測光モードでの制御基礎情報が得られ
る。この処理を終えた後には処理がS228に進む。
【0110】一方、S221若しくはS223の判定結
果がNoであったときには、S227において撮像画像
における中心部の検出エリア(図4におけるランクAの
検出エリア)におけるAE制御用の輝度情報がAF/A
E/AWB用データ取得部19から取得されてスポット
測光モードでの制御基礎情報が得られる。
果がNoであったときには、S227において撮像画像
における中心部の検出エリア(図4におけるランクAの
検出エリア)におけるAE制御用の輝度情報がAF/A
E/AWB用データ取得部19から取得されてスポット
測光モードでの制御基礎情報が得られる。
【0111】S228では、直前に実行された処理によ
って得られた制御基礎情報に基づいた指示が撮像制御部
22に与えられて撮像素子2の動作が制御され、AE制
御が行なわれる。以上の処理を終えた後にはAE制御処
理が終了し、処理は図5(b)の撮影モード処理へ戻
る。
って得られた制御基礎情報に基づいた指示が撮像制御部
22に与えられて撮像素子2の動作が制御され、AE制
御が行なわれる。以上の処理を終えた後にはAE制御処
理が終了し、処理は図5(b)の撮影モード処理へ戻
る。
【0112】図6(c)は、図5(b)のS204の処
理としてCPU17で実行されるAWB制御処理の処理
内容を示している。まず、S231では、前述した撮影
動作設定モード処理が実行されたときに取得された画像
記録時の記録画像のアスペクト比Kが、前述した予め定
められている比K0に一致するか否かが判定され、判定
結果がYesならば、S232において、そのアスペク
ト比Kの設定に基づくAWB制御のための検出エリアに
ついての選択の変更が、図4の(b)から(e)を参照
しながら既述した方式に従って行なわれ、続くS233
において、変更されたAE検出エリアの選択に基づいて
基礎情報の重み付け計算式が変更される。一方、S23
1の判定結果がNoならばAWB制御のための検出エリ
アの選択は図4(a)に示す標準状態におけるものとな
り、処理はS234に進む。
理としてCPU17で実行されるAWB制御処理の処理
内容を示している。まず、S231では、前述した撮影
動作設定モード処理が実行されたときに取得された画像
記録時の記録画像のアスペクト比Kが、前述した予め定
められている比K0に一致するか否かが判定され、判定
結果がYesならば、S232において、そのアスペク
ト比Kの設定に基づくAWB制御のための検出エリアに
ついての選択の変更が、図4の(b)から(e)を参照
しながら既述した方式に従って行なわれ、続くS233
において、変更されたAE検出エリアの選択に基づいて
基礎情報の重み付け計算式が変更される。一方、S23
1の判定結果がNoならばAWB制御のための検出エリ
アの選択は図4(a)に示す標準状態におけるものとな
り、処理はS234に進む。
【0113】なお、このAWB制御処理においては、前
述したAE制御処理とは異なり、記録される画像の領域
が極めて横長若しくは縦長となったときであっても、図
4(f)に示すような中心部の検出エリアから得られる
基礎情報のみに基づいて制御を行なうのではなく、図4
(e)に示すような残された検出エリアから得られる基
礎情報に基づいて制御を行なうようにしている。
述したAE制御処理とは異なり、記録される画像の領域
が極めて横長若しくは縦長となったときであっても、図
4(f)に示すような中心部の検出エリアから得られる
基礎情報のみに基づいて制御を行なうのではなく、図4
(e)に示すような残された検出エリアから得られる基
礎情報に基づいて制御を行なうようにしている。
【0114】S234では、撮像画像における検出エリ
ア毎のAWB制御用の色差情報がAF/AE/AWB用
データ取得部19から取得されて上述した重み付け計算
が行なわれ制御基礎情報が得られる。S235では、前
ステップの処理によって得られた制御基礎情報に基づい
た指示がAWB及びγ補正処理部6に与えられて撮像画
像に対するAWB制御が行なわれる。
ア毎のAWB制御用の色差情報がAF/AE/AWB用
データ取得部19から取得されて上述した重み付け計算
が行なわれ制御基礎情報が得られる。S235では、前
ステップの処理によって得られた制御基礎情報に基づい
た指示がAWB及びγ補正処理部6に与えられて撮像画
像に対するAWB制御が行なわれる。
【0115】以上の処理を終えた後にはAWB制御処理
が終了し、処理は図5(b)の撮影モード処理へ戻る。
これらの図5及び図6に示した制御処理をCPU17が
実行することによって、図1に示す電子カメラにおいて
任意のアスペクト比での画像の確認を撮影時に行なうこ
とができ、しかもそのアスペクト比で画像を撮影するこ
とができるようになり、更に任意のアスペクト比での画
像撮影においても撮影条件が適切に自動設定されるよう
になる。
が終了し、処理は図5(b)の撮影モード処理へ戻る。
これらの図5及び図6に示した制御処理をCPU17が
実行することによって、図1に示す電子カメラにおいて
任意のアスペクト比での画像の確認を撮影時に行なうこ
とができ、しかもそのアスペクト比で画像を撮影するこ
とができるようになり、更に任意のアスペクト比での画
像撮影においても撮影条件が適切に自動設定されるよう
になる。
【0116】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れることなく、種々の改良・変更が可能である。例え
ば、上述した電子カメラでは記録媒体11に記録させる
画像についての縦及び横の画素数の指示を取得するよう
にしていたが、その代わりに、画像を構成する縦及び横
の画素数を図4に示したような所定の設定値からユーザ
が選択した選択結果と、ユーザが任意に指定した画像の
アスペクト比の指定結果とを取得できるようにして、選
択された所定値の縦及び横の画素で構成される画像から
指定されたアスペクト比でトリミングして得られる部分
画像であってトリミング前の画像の領域を最も広く含む
ものを記録媒体11に記録するように構成することも可
能である。
れることなく、種々の改良・変更が可能である。例え
ば、上述した電子カメラでは記録媒体11に記録させる
画像についての縦及び横の画素数の指示を取得するよう
にしていたが、その代わりに、画像を構成する縦及び横
の画素数を図4に示したような所定の設定値からユーザ
が選択した選択結果と、ユーザが任意に指定した画像の
アスペクト比の指定結果とを取得できるようにして、選
択された所定値の縦及び横の画素で構成される画像から
指定されたアスペクト比でトリミングして得られる部分
画像であってトリミング前の画像の領域を最も広く含む
ものを記録媒体11に記録するように構成することも可
能である。
【0117】また、記録媒体11に記録させる画像につ
いての縦及び横の画素数の指示を撮像素子2から得られ
る画像の画素数を超えて指定可能とし、そのような指定
がなされたときには画素間の補間処理を行なって画像を
構成する画素数を増加させてからリサイズ処理部7によ
る画像のリサイズを行なわせるようにすることも可能で
ある。
いての縦及び横の画素数の指示を撮像素子2から得られ
る画像の画素数を超えて指定可能とし、そのような指定
がなされたときには画素間の補間処理を行なって画像を
構成する画素数を増加させてからリサイズ処理部7によ
る画像のリサイズを行なわせるようにすることも可能で
ある。
【0118】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る電子カメラは、被写体像を撮像して該被写体像につい
ての撮像画像を表現する画像データを得る撮像部と、該
被写体像の撮影における撮影条件の設定を該撮像画像か
ら得られる情報に基づいて行なう撮影条件設定部と、画
像のサイズを設定する画像サイズ設定部と、画像データ
で表現されている画像のサイズを該画像サイズ設定部に
よって設定されたサイズに変換する変換部と、該撮像画
像のサイズが該変換部によって変換されて得られた画像
を表現する画像データを記録媒体に記録させる制御を行
なう記録制御部と、を有し、該撮影条件設定部は、該撮
像画像のうちの該画像サイズ設定部によって設定された
サイズに基づいて定められる領域に含まれる部分画像か
ら得られる情報に基づいて該撮影条件の設定を行なうよ
うに構成する。
る電子カメラは、被写体像を撮像して該被写体像につい
ての撮像画像を表現する画像データを得る撮像部と、該
被写体像の撮影における撮影条件の設定を該撮像画像か
ら得られる情報に基づいて行なう撮影条件設定部と、画
像のサイズを設定する画像サイズ設定部と、画像データ
で表現されている画像のサイズを該画像サイズ設定部に
よって設定されたサイズに変換する変換部と、該撮像画
像のサイズが該変換部によって変換されて得られた画像
を表現する画像データを記録媒体に記録させる制御を行
なう記録制御部と、を有し、該撮影条件設定部は、該撮
像画像のうちの該画像サイズ設定部によって設定された
サイズに基づいて定められる領域に含まれる部分画像か
ら得られる情報に基づいて該撮影条件の設定を行なうよ
うに構成する。
【0119】上述したように構成することにより、本発
明に係る電子カメラでは、記録する画像のサイズが設定
されることによって画像のアスペクト比の設定を任意に
行なうことが可能となり、そのアスペクト比の画像が撮
像画像から作成されて記録媒体に記録されるようにな
る。更に、そのサイズの設定に基づいて定められる領域
に含まれる部分画像から得られる情報に基づいて撮影条
件の設定が行なわれるので、記録されない領域の部分画
像が有している情報を条件設定の基礎としないようにす
ることが可能となり、撮影条件の設定を適切に行なうこ
とが可能となる。
明に係る電子カメラでは、記録する画像のサイズが設定
されることによって画像のアスペクト比の設定を任意に
行なうことが可能となり、そのアスペクト比の画像が撮
像画像から作成されて記録媒体に記録されるようにな
る。更に、そのサイズの設定に基づいて定められる領域
に含まれる部分画像から得られる情報に基づいて撮影条
件の設定が行なわれるので、記録されない領域の部分画
像が有している情報を条件設定の基礎としないようにす
ることが可能となり、撮影条件の設定を適切に行なうこ
とが可能となる。
【図1】本発明を実施する電子カメラの構成を示す図で
ある。
ある。
【図2】LCDディスプレイにおける画面表示例を示す
図である。
図である。
【図3】AF制御処理の基礎となる情報を取得する手法
を説明する図である。
を説明する図である。
【図4】AE制御処理及びAWB制御処理の基礎となる
情報を取得する手法を説明する図である。
情報を取得する手法を説明する図である。
【図5】CPUによって行なわれる制御処理の内容を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図6】撮影モード処理において行なわれる各種の制御
処理の処理内容を示すフローチャートである。
処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図7】電子カメラに用意されている画質モードの例を
示す図である。
示す図である。
1 合焦レンズ 2 撮像素子 3 A/D変換部 4 CDS処理部 5 色信号変換部 6 AWB及びγ補正処理部 7 リサイズ処理部 8 切り出し処理部 9 マトリクス処理部 10 圧縮処理部 11 記録媒体 12 伸張処理部 13 YUV変換部 14 表示処理部 15 ビデオエンコーダ 16 LCDディスプレイ 17 CPU 18 SDRAM 19 AF/AE/AWB用データ取得部 20 駆動制御部 21 駆動モータ 22 撮像制御部 23 入力指示制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 F 5/238 5/238 Z // H04N 101:00 101:00
Claims (5)
- 【請求項1】 被写体像を撮像して該被写体像について
の撮像画像を表現する画像データを得る撮像手段と、 前記被写体像の撮影における撮影条件の設定を前記撮像
画像から得られる情報に基づいて行なう撮影条件設定手
段と、 画像のサイズを設定する画像サイズ設定手段と、 画像データで表現されている画像のサイズを前記画像サ
イズ設定手段によって設定されたサイズに変換する変換
手段と、 前記撮像画像のサイズが前記変換手段によって変換され
て得られた画像を表現する画像データを記録媒体に記録
させる制御を行なう記録制御手段と、 を有し、 前記撮影条件設定手段は、前記撮像画像のうちの前記画
像サイズ設定手段によって設定されたサイズに基づいて
定められる領域に含まれる部分画像から得られる情報に
基づいて前記撮影条件の設定を行なう、 ことを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項2】 前記撮影条件設定手段は、前記画像サイ
ズ設定手段による前記サイズの設定が変更されると、該
変更に基づいて前記領域を変更することを特徴とする請
求項1に記載の電子カメラ。 - 【請求項3】 前記撮影条件設定手段は、前記部分画像
から得られる複数の情報に対して該部分画像内における
相対的な位置関係に基づいた重み付けを与えたものから
得られる重み付き情報に基づいて前記撮影条件の設定を
行なうことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。 - 【請求項4】 前記撮影条件設定手段は、前記画像サイ
ズ設定手段による前記サイズの設定が変更されると、該
変更に基づいて前記部分画像から得られる複数の情報に
対して与えられる重み付けを変更することを特徴とする
請求項3に記載の電子カメラ。 - 【請求項5】 前記撮影条件設定手段は、前記撮像画像
のうちの前記画像サイズ設定手段によって設定された画
像のサイズに応じ、前記撮像画像の中心部に位置する部
分の領域に含まれる部分画像から得られる情報に基づい
て前記撮影条件の設定を行なうことを特徴とする請求項
1から4のうちのいずれか一項に記載の電子カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001130556A JP2002330331A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 電子カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008535378A (ja) * | 2005-03-31 | 2008-08-28 | シネラ テクノロジーズ エルエルシー | デジタル画像撮影装置のためのユーザ確立可変画像サイズ |
JP2011049973A (ja) * | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Canon Inc | 撮像装置、撮像方法及びプログラム |
JP2011142658A (ja) * | 2011-02-10 | 2011-07-21 | Canon Inc | 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体 |
US8823864B2 (en) | 2007-06-28 | 2014-09-02 | Sony Corporation | Image capturing apparatus and associated methodology for auto-focus and facial detection |
-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001130556A patent/JP2002330331A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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