JP2002330313A - 4:3アスペクト時の画質向上装置 - Google Patents

4:3アスペクト時の画質向上装置

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JP2002330313A
JP2002330313A JP2001131425A JP2001131425A JP2002330313A JP 2002330313 A JP2002330313 A JP 2002330313A JP 2001131425 A JP2001131425 A JP 2001131425A JP 2001131425 A JP2001131425 A JP 2001131425A JP 2002330313 A JP2002330313 A JP 2002330313A
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JP
Japan
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blanking
video
screen
wide screen
peaking
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Application number
JP2001131425A
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English (en)
Inventor
Shoichi Nakatani
正一 中谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイドスクリーン画面のテレビジョン受像機
において、アスペクト比4:3の映像ソースをアスペク
トモード4:3で投影する場合に、スクリーンと映像の
アスペクトの差により生じるブランキング領域と、映像
信号の境界部分に発生するピーキング信号を減ずること
により、高画質の映像を提供することを目的とする。 【解決手段】 スクリーン両側の無映像信号に付加され
たブランキング領域と、映像信号の境界部分に発生する
ピーキング信号を、その発生原因であるブランキングレ
ベルと映像信号のレベル差を減じる事、もしくは、ピー
キング信号の発生する領域における高周波特性を減じる
回路を有した構成をすることにより、アスペクトモード
4:3で投影する場合においても高画質の映像が提供さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機などアスペクト比16:9、もしくは、14:9等の
ワイドスクリーンを有する機器において、アスペクト比
4:3の映像ソースを投影する場合の画質向上装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送のデジタル化、
またパッケージメディアにおいても映像ソースのワイド
化がの普及が促進されている。それに伴い、テレビジョ
ン受像機のワイド化も促進されている。しかしながら、
映像ソースのワイド化が促進がされるものの、依然とし
てアスペクト比4:3のソースが多い。
【0003】そこで、ワイドスクリーンの両側の無信号
部分と4:3の映像ソースの境界部分において、不必要
なピーキング等の不自然な信号を発生させることなく、
ワイドスクリーンでの4:3の映像ソースを再現させる
必要がある。
【0004】従来のテレビジョン受像機のワイドスクリ
ーン(16:9)における4:3の映像ソース投影時に
おける画質補正装置に関しては、例えば、特開平04−
82386号に記載されたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ワイドスクリーンのテ
レビジョン受像機で4:3の映像ソースをアスペクト
4:3で見る時においても、他のソース、他のアスペク
トと同様に違和感無く高画質で映像を見ることが出来る
様、市場からは要求されている。
【0006】様々なアスペクトの信号、デジタル信号処
理により所望の信号に変換、加工し、映像出力信号とし
ているが、その信号処理装置のみでは4:3の映像ソー
スをワイドスクリーン用にアスペクト変換を出来なかっ
た場合、その後段のRGBプロセッサーによりアナログ
回路処理によって信号処理が行われる。その際、ブラン
キングの信号により映像にスイッチングを行う時に発生
するオーバーシュート的なピーイング信号は、特に暗い
環境下において、且つ、低APL(アベレージ、ピクチ
ャー、レベル)にて、目立ちテレビジョン受像機による
鑑賞の妨げとなる。
【0007】本発明は、テレビジョン受像機などアスペ
クト比16:9、もしくは、14:9等のワイドスクリ
ーンを有する機器において、アスペクト比4:3の映像
ソースをアスペクトモード4:3で投影する場合に、ス
クリーンと映像のアスペクトの差により生じるスクリー
ン両側の無映像信号に付加されたブランキング領域と、
映像信号の境界部分に発生するピーキング信号を減ずる
ことにより、暗い環境下、低APL信号の信号を鑑賞す
る場合においても高画質の映像を提供することを目的と
してなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の4:3アスペクト時の画質向上装置は、ワイ
ドスクリーンを有するテレビジョン受像機において、ア
スペクト比4:3の映像ソースをアスペクトモード4:
3で投影する場合に、スクリーン両側の無映像信号に付
加されたブランキング領域と、映像信号の境界部分に発
生するピーキング信号を、その発生原因であるブランキ
ングレベルと映像信号のレベル差を減じる事、もしく
は、ピーキング信号の発生する領域における高周波特性
を減じる回路を有した構成をしたものである。
【0009】これにより、暗い環境下、低APL信号の
信号を鑑賞する場合においても高画質の映像が得られ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ワイドスクリーン画面テレビにおいて、4:3画面
の映像ソースを投影する場合、ワイドスクリーンのアス
ペクトと映像ソースのアスペクトの差が、ワイドスクリ
ーンの両側に発生する。その領域に映像ブランキングを
かける事により生じるピーキング成分を、ブランキング
と黒レベルの電位差を減じることにより軽減する装置を
有する事を特徴としたものであり、ワイドスクリーン上
の中央部に映し出された4:3の映像ソースとその両端
部のブランキング部の境界部のピーキング成分が発生す
る事無く高画質の映像を提供するという作用を有する。
【0011】請求項2に記載の発明は、ワイドスクリー
ン画面テレビにおいて、4:3画面の映像ソースを投影
する場合、アワイドスクリーンのアスペクトと映像ソー
スのアスペクトのの差がワイドスクリーンの両側に発生
する。その領域に映像ブランキングをかける事により生
じるピーキング成分を、同ブランキングパルスの微分波
形を利用し、スクリーン上に発生しているピーキング領
域の映像の高周波成分を下げることにより軽減する装置
を有する事を特徴としたものであり、ワイドスクリーン
上の中央部に映し出された4:3の映像ソースとその両
端部のブランキング部の境界部のピーキング成分が発生
する事無く高画質の映像を提供するという作用を有す
る。
【0012】以下本発明4:3アスペクト時の画質向上
装置の実施例について、図を用いて詳細に説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態における4:3アスペクト時の画質向上装置を
示し、図1において、1のRGBプロセッサーに入力さ
れる4:3に圧縮されたYUVの映像信号はRGBに変
換され、外部から入力されたブランキングパルスにより
4:3の映像信号の両端はブランキングをかけ黒のサイ
ドバンドを形成する。
【0014】その時のRGBプロセッサーのRGB出力
の信号は図2のようになっている。ブランキングレベル
は黒レベルより更に黒側にあるため画面上は黒として再
現される。しかしながら6のブランキングレベルと7の
黒レベル差によって、8のオーバーシュートのピーキン
グ成分が発生する。このピーキング成分のレベルは、6
のブランキングレベルと7の黒レベル差に比例する為、
その後段の回路によって軽減する。
【0015】図1の2の差動増幅器により、図2の7の
黒レベルより更に黒方向の6のブランキングレベルをス
ライスし、6のブランキングレベルと7の黒レベル差を
最小にすることにより8のピーキング成分を軽減する。
図1の3と4の分割抵抗によりブランキングレベルのス
ライスレベルを決定する。
【0016】以上のように本実施例によれば、ワイドス
クリーンを有するテレビジョン機器において、アスペク
ト比4:3の映像ソースをアスペクトモード4:3で投
影する場合に、スクリーン両端のブランキング領域と、
映像信号の境界部分に発生するピーキング信号を減ずる
ことが出来るものである。
【0017】(実施の形態2)図3は本発明の第2の実
施例における4:3アスペクト時の画質向上装置を示
し、図3の9のRGBプロセッサーより出力された映像
信号は、同じくRGBプロセッサーに入力されているブ
ランキングパルスを使用し、4:3の映像信号部分は通
常の周波数特性とし、4:3の映像信号の両端部すなは
ちブランキング部においては、図3の10のコンデンサ
ーにより、映像信号の高周波特性を下げる事により、ブ
ランキングレベルから黒レベルに変化する時に発生する
ピーキング成分のレベルを軽減する。
【0018】図3の11の抵抗はブランキング信号がH
の時、RGB信号に10のコンデンサーの影響が出ない
ように高インピーダンスとする。ブランキングパルスを
RGB信号の他の信号にも同様にスイッチングさせるた
め12のダイオードを用いてRGBそれぞれ影響の出な
いようにしている。13のコンデンサーは、ブランキン
グパルスをDCカットし、14と15の抵抗でDC電圧
を再設定している。
【0019】以上のように本実施例によれば、ワイドス
クリーンを有するテレビジョン機器において、アスペク
ト比4:3の映像ソースをアスペクトモード4:3で投
影する場合に、スクリーン両端のブランキング領域と、
映像信号の境界部分に発生するピーキング信号を減ずる
ことが出来るものである。
【0020】(実施の形態3)図4は本発明の第3の実
施例における4:3アスペクト時の画質向上装置を示
し、図4の18の差動増幅器により、図2の7の黒レベ
ルより更に黒方向の6のブランキングレベルをスライス
し、8のピーキング成分を軽減するメカニズムは実施例
1と同様である。図4の18の差動増幅器の基準電圧に
おいては、図4のRGBプロセッサーに入力されている
のと同様のブランキングパルスを22のコンデンサーに
よりDCカットを行い、更に20、21の分割抵抗によ
り差動増幅器の基準電圧を設定する。
【0021】これにより、4:3の映像信号期間におい
ては黒レベルに影響の無いレベルを差動増幅器でスライ
スでき、更にブランキング期間においては、図4の23
の増幅器を制御する事により、ブランキングレベルを輝
度信号レベルまで上げることが出来、様々な信号に対し
て、よりピーキング信号を減じる効果が得られる。
【0022】以上のように本実施例によれば、ワイドス
クリーンを有するテレビジョン機器において、アスペク
ト比4:3の映像ソースをアスペクトモード4:3で投
影する場合に、スクリーン両端のブランキング領域と、
映像信号の境界部分に発生するピーキング信号を減ずる
ことが出来るものである。
【0023】(実施の形態4)図3と図4は本発明の第
4の実施例における4:3アスペクト時の画質向上装置
を示し、実施例2と実施例3を組み合わせる事により、
境界部におけるブランキングレベルと映像信号の差を最
小にすることができ、かつ、境界部における周波数特性
を下げることにより、よりピーキング信号を減じる効果
が得られる。
【0024】以上のように本実施例によれば、ワイドス
クリーンを有するテレビジョン機器において、アスペク
ト比4:3の映像ソースをアスペクトモード4:3で投
影する場合に、スクリーン両端のブランキング領域と、
映像信号の境界部分に発生するピーキング信号を減ずる
ことが出来るものである。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、テレビジ
ョン受像機などアスペクト比16:9、もしくは、1
4:9等のワイドスクリーンを有する機器において、ア
スペクト比4:3の映像ソースをアスペクトモード4:
3で投影する場合に、スクリーンと映像のアスペクトの
差により生じるスクリーン両側の無映像信号に付加され
たブランキング領域と、映像信号の境界部分に発生する
ピーキング信号を減ずることにより、暗い環境下、低A
PL信号の信号を鑑賞する場合においても高画質の映像
を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による、ワイドスクリー
ン時の4:3アスペクトモード時の画質向上装置の作動
増幅器を用いた構成を示す図
【図2】同画質向上装置のメカニズム説明の為のRGB
プロセッサー出力部における映像信号波形を示す図
【図3】本発明の第2の実施例による、ワイドスクリー
ン時の4:3アスペクトモード時の画質向上装置のブラ
ンキングパルスを用いた周波数特性を制御した構成を示
す図
【図4】本発明の第3の実施例による、ワイドスクリー
ン時の4:3アスペクトモード時の画質向上装置の差動
増幅器にブランキングパルスを用いた周波数特性を制御
した構成を示す図
【符号の説明】
1 RGBプロセッサー 2 差動増幅器 3 差動増幅器の基準電圧決定の分割抵抗A 4 差動増幅器の基準電圧決定の分割抵抗B 5 差動増幅器のエミッタ-抵抗 6 RGBプロセッサー出力の映像信号ブランキングレ
ベル 7 RGBプロセッサー出力の映像信号黒レベル 8 ブランキングレベルと黒レベルのレベル差によって
発生するピーキング成分 9 RGBプロセッサー 10 LPF用のコンデンサー 11 抵抗 12 ダイオード 13 DCカット用コンデンサー 14 DC設定用の分割抵抗A 15 DC設定用の分割抵抗B 16 RGBプロセッサー出力用のエミッタ-フォロア
ー 17 RGBプロセッサー 18 差動増幅器 19 差動増幅器のエミッタ-抵抗 20 差動増幅器の基準電圧決定の分割抵抗A 21 差動増幅器の基準電圧決定の分割抵抗B 22 DCカット用コンデンサー 23 増幅器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイドスクリーン画面テレビにおいて、
    4:3画面の映像ソースを投影する場合、ワイドスクリ
    ーンのアスペクトと映像ソースのアスペクトの差が、ワ
    イドスクリーンの両側に発生する。その領域に映像ブラ
    ンキングをかける事により生じるピーキング成分を、ブ
    ランキングと黒レベルの電位差を減じることにより軽減
    する装置を有する事を特徴とする、4:3アスペクト時
    の画質向上装置。
  2. 【請求項2】 ワイドスクリーン画面テレビにおいて、
    4:3画面の映像ソースを投影する場合、ワイドスクリ
    ーンのアスペクトと映像ソースのアスペクトのの差がワ
    イドスクリーンの両側に発生する。その領域に映像ブラ
    ンキングをかける事により生じるピーキング成分を、同
    ブランキングパルスの微分波形を利用し、スクリーン上
    に発生しているピーキング領域の映像の高周波成分を下
    げることにより軽減する装置を有する事を特徴とする、
    4:3アスペクト時の画質向上装置。
  3. 【請求項3】 ワイドスクリーン画面テレビにおいて、
    4:3画面の映像ソースを投影する場合、ワイドスクリ
    ーンのアスペクトと映像ソースのアスペクトの差が、ワ
    イドスクリーンの両側に発生する。その領域に映像ブラ
    ンキングをかける事により生じるピーキング成分を、ブ
    ランキングパルスを利用する事により、ブランキングレ
    ベルと映像信号レベルの電位差を減じることにより軽減
    する装置を有する事を特徴とする、4:3アスペクト時
    の画質向上装置
  4. 【請求項4】 ワイドスクリーン画面テレビにおいて、
    4:3画面の映像ソースを投影する場合、ワイドスクリ
    ーンのアスペクトと映像ソースのアスペクトのの差がワ
    イドスクリーンの両側に発生する。その領域に映像ブラ
    ンキングをかける事により生じるピーキング成分を、同
    ブランキングパルスの微分波形を利用し、スクリーン上
    に発生しているピーキング領域の映像の高周波成分を下
    げることと、ブランキングレベルと映像信号レベルの電
    位差を減じることにより軽減する装置を有する事を特徴
    とする、4:3アスペクト時の画質向上装置。
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