JP2000115582A - 鮮鋭度強調回路、受像機及び映像信号処理方法 - Google Patents

鮮鋭度強調回路、受像機及び映像信号処理方法

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JP2000115582A
JP2000115582A JP10282995A JP28299598A JP2000115582A JP 2000115582 A JP2000115582 A JP 2000115582A JP 10282995 A JP10282995 A JP 10282995A JP 28299598 A JP28299598 A JP 28299598A JP 2000115582 A JP2000115582 A JP 2000115582A
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sharpness
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video signal
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Shigeru Harada
茂 原田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極線管で受像させる画像の鮮鋭度を効果的
に向上させる。 【解決手段】 映像信号の輝度成分の最も高い高域の成
分が含まれる周波数帯を中心周波数として強調する第1
の強調回路12と、第1の強調回路の中心周波数よりも
低い中心周波数で映像信号の輝度成分を強調する第2の
強調回路13とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号を受像用
に処理する鮮鋭度強調回路と、その鮮鋭度強調回路が組
み込まれた受像機と、鮮鋭度強調回路に適用される映像
信号処理方法に関し、特に陰極線管の偏向系の速度変調
処理を行う場合に好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、陰極線管を使用したテレビジョン
受像機やモニタ受像機などの受像機においては、受像さ
せる映像信号の輝度成分に対して、シャープネス回路や
イコライザにより、中域成分よりも上側の周波数帯域を
持ち上げる処理を行って、輝度成分の劣化を補正するよ
うにしていた。この輝度成分の劣化は、前段の回路での
処理により発生するものである。
【0003】具体的には、三次元の輝度/クロマ分離処
理を行ったり、フィールドおよびフレーム当たりのライ
ン数を2倍にする倍速変換処理や、1秒当たりのフレー
ム数を2倍にする倍速変換処理などを行うとき、高域で
の周波数特性が劣化する。即ち、これらの処理は、デジ
タル処理で実行されるため、それぞれの処理毎にアナロ
グ/デジタル変換処理とデジタル/アナログ変換処理が
必要で、それぞれの変換処理を行う毎に、前置/補間フ
ィルタが必要となり、そのフィルタを通過する毎に、2
dB程度周波数特性が劣化してしまう。このような周波
数特性の劣化は、シャープネス回路又はイコライザによ
り構成される補正回路(強調回路)で補正する処理が行
われる。なお、シャープネス回路は、振幅特性の増減を
する処理を行う回路で、振幅特性の増減処理により結果
的に位相も変わるものであり、イコライザは振幅と位相
のどちらか一方又は両方を使って、ほぼフラットな周波
数特性を再現する処理回路である。
【0004】通常の受像機では、これらのシャープネス
回路などでの処理は、調整用のボリュームの操作又はそ
れに相当するキー操作などで、ユーザがゲインなどを調
整できるようにしてある。
【0005】図8は、従来のシャープネス回路での処理
状態を示した波形図である。例えば、図8のAに示すよ
うに黒レベルから白レベルに立ち上がる波形の映像信号
が入力したとき、シャープネス回路ではこの入力波形の
変化分を検出して、この検出信号を図8のBに示すよう
に補正波形とし、この補正波形を元の信号に加算して、
図8のCに示すように、シャープネス処理された波形を
得る。このシャープネス処理された波形は、レベルの変
化点でプリオーバーが付与された状態になっている。
【0006】一方、陰極線管を使用した受像機において
は、速度変調(Velocity Modulation :VM)と称され
る処理を行って、受像される画像の鮮鋭度を向上させる
ことが行われている。この速度変調処理は、映像信号の
輝度成分を微分して、その微分信号により陰極線管の速
度変調用コイルを駆動するようにしたもので、図9に示
す原理で処理される。即ち、図9のAに実線で示すレベ
ル変化を示す輝度信号が入力したとき、この信号が立ち
上がる際の変化と、立ち下がる際の変化を、破線で示す
ように急峻にする処理が行われるものである。この処理
を行うために、図9のBに示すように、ビームの走査速
度を、レベルが変化している間の前半を遅く制御すると
共に、後半を早く制御するようにしたものである。この
ようなビームの走査速度の制御を行うために、速度変調
用コイルに供給する速度変調(VM)電流の波形として
は、図9のCに示す状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで速度変調処理
は、上述したシャープネス処理などの補正処理が行われ
る前の映像信号の波形を微分した信号により駆動する構
成としてある。このため、三次元の輝度/クロマ分離処
理回路や倍速変換処理などでの高画質化処理により高域
成分が劣化した信号に基づいて速度変調処理を行うよう
にしてある。このため、従来の受像機では速度変調の効
き方が弱い問題があった。
【0008】また、シャープネス処理そのものについて
も、上述した三次元の輝度/クロマ分離処理回路や倍速
変換処理などの高画質化回路を種々備えた近年の受像機
においては、映像信号の周波数特性の劣化が大きく、従
来のシャープネス回路やイコライザでの処理だけで劣化
を十分に補償するのは困難な状況になっていた。
【0009】本発明の目的は、陰極線管で受像させる画
像の鮮鋭度を効果的に向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の鮮鋭度強調回路
は、映像信号の輝度成分の最も高い高域の成分が含まれ
る周波数帯を中心周波数として強調する第1の強調回路
と、第1の強調回路の中心周波数よりも低い中心周波数
で映像信号の輝度成分を強調する第2の強調回路とを備
えたものである。
【0011】この鮮鋭度強調回路によると、第1の強調
回路で輝度成分の高域成分の鮮鋭度を強調することが行
われると共に、第2の強調回路で従来のシャープネス回
路に相当する強調処理が行われる。
【0012】また本発明の受像機は、入力した映像信号
の輝度成分に対して、その輝度成分の最も高い高域の成
分が含まれる周波数帯を中心周波数として強調する第1
の強調回路と、第1の強調回路の中心周波数よりも低い
中心周波数で映像信号の輝度成分を強調する第2の強調
回路を備えて、両強調回路で強調された信号により陰極
線管の駆動を行うと共に、第1の強調回路で強調処理さ
れた信号により偏向系を速度変調するようにしたもので
ある。
【0013】この受像機によると、第1の強調回路で輝
度成分の高域成分の鮮鋭度を強調することが行われると
共に、第2の強調回路で従来のシャープネス回路に相当
する強調処理が行われ、さらに第1の強調回路で高域成
分の鮮鋭度が強調された信号に基づいて速度変調される
ので、速度変調処理についても良好な特性で鮮鋭度良く
行われる。
【0014】本発明の映像信号処理方法は、入力した映
像信号の輝度成分に対して、その輝度成分の最も高い高
域の成分が含まれる周波数帯を中心周波数として強調す
る第1の強調処理と、第1の強調処理の中心周波数より
も低い中心周波数で映像信号の輝度成分を強調する第2
の強調処理とを行い、第1の強調処理と第2の強調処理
が施された映像信号により陰極線管を駆動すると共に、
第1の強調処理が施された映像信号により陰極線管の偏
向系の速度変調を行うようにしたものである。
【0015】この映像信号処理方法によると、第1の強
調処理で輝度成分の高域成分の鮮鋭度を強調することが
行われると共に、第2の強調処理で従来のシャープネス
回路に相当する強調処理が行われ、さらに第1の強調処
理で高域成分の鮮鋭度が強調された信号に基づいて速度
変調されて、速度変調処理についても良好な特性で鮮鋭
度良く行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を、図1〜図5を参照して説明する。
【0017】まず、図2を参照して本実施の形態の処理
回路を適用した受像機(テレビジョン受像機又はモニタ
受像機)の全体構成を説明する。ここでは受信したテレ
ビジョン放送波から抽出した映像信号又は何らかの映像
信号源(VTRなど)から供給される映像信号を、入力
端子1を介して輝度/クロマ分離回路2に供給し、輝度
信号Yとクロマ信号Cとに分離する。分離されたクロマ
信号Cはクロマデコーダ4に供給し、色差信号B−Y
(以下色差信号Uと称する)と色差信号R−Y(以下色
差信号Vと称する)とにデコードする。
【0018】輝度/クロマ分離回路2が出力する輝度信
号Yとクロマデコーダ15が出力する色差信号U,V
は、ここでは倍速変換ブロック3に供給し、1フレーム
当たりのライン数が2倍の映像信号(輝度信号2Yと色
差信号2U,2V)又は単位時間当たりのフレーム数が
2倍の映像信号に変換する。変換された各信号2Y,2
U,2Vは、集積回路で構成されたビデオプロセッサ1
0に供給して、陰極線管5を駆動するための信号とする
処理を行う。具体的には、輝度信号2Yと色差信号2
U,2Vから、赤,緑,青の原色信号2R,2G,2B
に変換し、その変換された原色信号で、陰極線管5の各
色用のビームを駆動させる処理を行う。この変換された
原色信号2R,2G,2Bについても、水平ラインが2
倍のいわゆる倍速変換された信号である。
【0019】また、本例の陰極線管5には、速度変調用
コイル8が設けてある。この速度変調用コイル8に供給
する信号を生成させるために、ビデオプロセッサ10内
で生成させた輝度成分の微分信号を、速度変調用シャー
プネス回路6を介して速度変調用アンプ7(このアンプ
にはコイル8のドライブ回路も組み込まれている)に供
給する構成としてあり、この速度変調用アンプ7の出力
で速度変調用コイル8の駆動を行う構成としてある。速
度変調用シャープネス回路6の構成については後述す
る。
【0020】次に、本例のビデオプロセッサ10の構成
を、図1を参照して説明する。本例のビデオプロセッサ
10は、輝度信号2Yと色差信号2U,2Vの入力端子
11Y,11U,11Vを備える。入力端子11Yに得
られる輝度信号2Yは、第1シャープネス回路12によ
りシャープネス処理を施した後、第2シャープネス回路
13により更に別のシャープネス処理を施すようにして
ある。第1シャープネス回路12でのシャープネス処理
としては、強調する周波数帯の中心周波数f0を、この
回路が扱う映像信号の輝度成分が有する周波数帯域の最
も高域成分が含まれる帯域から選定するようにしてあ
る。具体的には、例えば輝度信号の帯域幅が5MHzで
あるとき、4〜5MHz程度の範囲内で強調する中心周
波数f0 を設定する。ここでは倍速変換された映像信号
を扱うので、その2倍の周波数、即ち8〜10MHz程
度の範囲内で強調する中心周波数f0 を設定する。
【0021】第1のシャープネス回路12で強調させる
ゲインについては、予め設定された値に固定させる。こ
のゲインの設定値は、例えばこの受像機のビデオプロセ
ッサ10の前段の回路(例えば入力端子1の前段に設け
られた図示しない回路)での処理で発生した輝度信号の
高域成分の劣化を補正するように設定する。或いは、高
域成分の劣化を補うだけでなく、より高域成分を強調さ
せるようなゲインを設定しても良い。また、この第1の
シャープネス回路12の後段に接続された第2のシャー
プネス回路13で強調させるゲインよりは高いゲインを
設定するようにしてある。
【0022】第2シャープネス回路13で強調する周波
数帯の中心周波数f0 については、第1シャープネス回
路12で設定した中心周波数f0 よりも低い中域に設定
するようにしてある。具体的には、例えば輝度信号の帯
域幅が5MHzであるとき、2〜3MHz程度の範囲内
で強調する中心周波数f0 を設定する。ここでは倍速変
換された映像信号を扱うので、その2倍の周波数、即ち
4〜6MHz程度の範囲内で強調する中心周波数f0
設定する。この第2シャープネス回路13で周波数f0
を中心として強調するゲインについては、ビデオプロセ
ッサ10の端子14に外部から得られる信号に基づい
て、可変設定される構成としてある。但し、最大のゲイ
ンを設定した場合でも、第1シャープネス回路12で設
定するゲインよりは低いゲインが設定されるようにして
ある。端子14に得られるゲイン設定信号については、
この受像機の各部の動作を制御するコントローラ(図示
せず)から供給され、例えばこの受像機が備えるキーの
操作に基づいて、対応した値に設定される。なお、この
ような中域よりも上の帯域を可変設定で強調する第2シ
ャープネス回路13は、従来の受像機が備えるシャープ
ネス回路に相当する回路である。
【0023】ここで、第1シャープネス回路12の回路
構成の一例を図3に示すと、入力端子121に得られる
映像信号(輝度信号)を、遅延回路122,123の直
列回路に供給する。各遅延回路122,123は、本例
の倍速変換された映像信号の場合、それぞれ50ms信
号を遅延させる回路である。そして、入力端子121に
得られる信号を、極性を反転させるアンプ124を介し
て加算器127に供給し、遅延回路122の遅延出力
を、2倍に増幅するアンプ125を介して加算器127
に供給し、遅延回路123の遅延出力を、極性を反転さ
せるアンプ126を介して加算器127に供給する。
【0024】加算器127では、供給される3つの信号
を加算し、その加算信号をゲイン設定用アンプ128を
介して加算器129に供給する。このゲイン設定用アン
プ128の出力が、このシャープネス回路が強調する成
分になる。そして加算器129には、遅延回路122の
遅延出力が直接供給されて、この遅延回路122の遅延
出力にアンプ128の出力を加算して、強調信号が加算
された補正信号を得、この補正信号を出力端子130に
得る。なお、図3に示したシャープネス回路の構成は、
倍速変換された映像信号を扱う場合の例であり、倍速変
換されてない通常のNTSC方式などの映像信号を扱う
場合には、遅延回路122,123での遅延量が、2倍
の100msになる。
【0025】図4は、第1シャープネス回路12での強
調状態の一例を示したものである。ここで示した周波数
値は、例えばNTSC方式の映像信号を例として示して
あり、本例の構成のように倍速変換された信号を扱う場
合には2倍の周波数値になる。例えば、ここで扱う映像
信号の輝度成分の周波数特性faとして、最も高域が
4.2MHzまでの信号であり、この周波数特性fa
は、約4MHzから上の帯域が劣化したものであるとす
る。このとき、第1シャープネス回路12で強調する中
心周波数f0 を、4MHzから4.2MHzの間の周波
数(好ましくはこの間で4.2MHzに近い周波数)に
選定して、4.2MHzの近傍までほぼフラットで劣化
のない周波数特性fbを実現させる。シャープネス回路
が扱う映像信号が、解像度創造処理などと称される高画
質化処理や、ビデオディスクなどから再生した映像信号
であるために、より高い帯域まで輝度成分が含まれる信
号である場合には、その帯域幅に基づいて中心周波数f
0 を高域側にシフトさせる。
【0026】図1の説明に戻ると、このように構成され
る第1シャープネス回路12で高域が強調処理された輝
度信号2Yは、第2シャープネス回路13に供給されて
更に中域から上の強調処理が行われ、その第2シャープ
ネス回路13が出力する輝度信号を、マトリクス回路1
5に供給する。また、入力端子11U,11Vに得られ
る色差信号2U,2Vを、カラー調整回路16を介して
マトリクス回路15に供給する。カラー調整回路16で
は、この受像機のコントローラ(図示せず)から端子1
6aを介して供給される調整信号により所定の状態に調
整される。
【0027】マトリクス回路15では、供給される輝度
信号2Yと色差信号2U,2Vから原色信号2R,2
G,2Bを生成させ、その生成された原色信号2R,2
G,2Bをドライブ回路17に供給する。ドライブ回路
17では、陰極線管5の各色用のカソードを駆動する信
号とする処理が行われ、ドライブ回路17で処理された
各色の原色信号2R,2G,2Bを、ビデオプロセッサ
10の出力端子18R,18G,18Bから陰極線管5
側に供給する。なお、ドライブ回路17は、端子17a
に得られるピクチャー調整信号及び端子17bに得られ
るブライト調整信号により、それぞれの項目に関する映
像信号の調整が可能な構成としてある。
【0028】そして本例のビデオプロセッサ10は、入
力端子11Yに得られる輝度信号2Yを、アンプ19を
介して微分回路20に供給する構成としてあり、この微
分回路20で速度変調用の微分処理を行う。この微分回
路20で微分された信号は、ビデオプロセッサ10の外
部に設けられた(ビデオプロセッサが内蔵しても良い)
速度変調用シャープネス回路6で、シャープネス処理を
施す。この速度変調用シャープネス回路6は、ビデオプ
ロセッサ10が内蔵する第1シャープネス回路12と基
本的に同一の構成の回路であり、特性についてもほぼ同
じとしてある。即ち、強調する周波数帯の中心周波数f
0 を、この回路が扱う映像信号の輝度成分が有する周波
数帯域の最も高域成分が含まれる帯域から選定するよう
にしてある。具体的には、例えば輝度信号の帯域幅が5
MHzであるとき、4〜5MHz程度の範囲内で強調す
る中心周波数f0 を設定する。ここでは倍速変換された
映像信号を扱うので、その2倍の周波数、即ち8〜10
MHz程度の範囲内で強調する中心周波数f0 を設定す
る。ここでは速度変調用シャープネス回路6に設定する
中心周波数f0 と、第1シャープネス回路12に設定す
る中心周波数f0 とは、同一の周波数値としある。或い
は、上述した範囲の中で若干異なる周波数値としても良
い。
【0029】本例の受像機はこのように構成したこと
で、ビデオプロセッサ10内で処理された映像信号は、
輝度信号の帯域内でほぼフラットな周波数特性を有する
ようになり、高画質の映像を陰極線管に表示させること
ができる。また、速度変調用の信号についても、同様に
高域までフラットな周波数特性の信号から速度変調処理
を行うようにしたので、陰極線管の管面上のパルス特性
をより急峻にすることができ、さらに画質を改善するこ
とができる。即ち、本例の受像機の陰極線管の管面上に
表示される映像としては、フォーカスのあったような実
像に近い映像になるものである。
【0030】また、シャープネス回路は高いゲインで強
調処理を行うと本来は映像のノイズが目立つものである
が、本例の第1シャープネス回路は、強調する周波数帯
域が輝度信号の高域成分だけであるため、補正により強
調されるノイズの粒が細かく、ノイズが目立ちにくい良
好な映像になる。そして、このような高域成分だけを強
調する第1シャープネス回路があるために、従来のシャ
ープネス回路に相当する中域よりも上の帯域を強調する
第2シャープネス回路については、従来の回路よりもゲ
インを下げることが可能になり、トータルで受像映像の
S/Nを向上させることができる。
【0031】なお、ここでは輝度成分を強調させる回路
として、シャープネス回路として構成したが、イコライ
ザで同様の処理を行うように構成しても良い。
【0032】また、図1に示したビデオプロセッサ10
では、第1シャープネス回路12で処理した後、第2シ
ャープネス回路13で処理を行うように構成したが、例
えば図5に示したビデオプロセッサ10′のように、入
力端子11Yに得られる輝度信号を、従来のシャープネ
ス回路に相当する第2シャープネス回路13で中域より
も上を強調させる処理を行った後、第1シャープネス回
路12で高域だけを強調させる処理を行い、その第1シ
ャープネス回路12の出力をマトリクス回路15に供給
する構成としても良い。図5に示すビデオプロセッサ1
0′のその他の構成は、図1に示すビデオプロセッサ1
0と全く同じである。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態を、図6
を参照して説明する。本例においても、受像機に適用さ
れる回路としたものであり、図6に示すビデオプロセッ
サ10″は、上述した第1の実施の形態で説明したビデ
オプロセッサ10の代わりに受像機に設けられる回路で
ある。この図6において、上述した第1の実施の形態で
説明した図1〜図5に対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。
【0034】本実施の形態においては、ビデオプロセッ
サ10″の入力端子11Yに得られる輝度信号2Yを、
第1シャープネス回路12に供給する。この第1シャー
プネス回路12の構成については、既に第1の実施の形
態で説明した構成と同じである。即ち、例えば図3に示
す回路構成として、強調する周波数帯の中心周波数f0
を、この回路が扱う映像信号の輝度成分が有する周波数
帯域の最も高域成分が含まれる帯域から選定する構成と
する。
【0035】そして、この第1シャープネス回路12で
処理された輝度信号を第2シャープネス回路13に供給
する。この第2シャープネス回路13についても、既に
第1の実施の形態で説明した構成と同じである。即ち、
強調する周波数帯の中心周波数f0 を、この回路が扱う
映像信号の輝度成分の中域成分から選定する構成とし、
ゲインが端子14に得られる信号により可変設定される
構成とする。
【0036】そして、第2シャープネス回路13で処理
された輝度信号をマトリクス回路15に供給し、この輝
度信号と色差信号を使用してマトリクス処理を行って原
色信号を生成させ、生成された原色信号をドライブ回路
17に供給して、陰極線管のドライブ信号を生成させ
る。
【0037】そして本例のビデオプロセッサ10″にお
いては、第1シャープネス回路12で処理された輝度信
号を、アンプ19を介して速度変調用微分回路20に供
給し、微分させる。そして、この微分回路20で微分さ
れた信号を、速度変調用アンプ(図2に示す速度変調用
アンプ7)に直接供給する。従って、図2に示す速度変
調用シャープネス回路6は、この例では設けない。
【0038】その他の部分は、上述した第1の実施の形
態で説明した受像機と同様に構成する。
【0039】このように構成される受像機によると、ビ
デオプロセッサ10″内で輝度信号の高域成分に対して
だけ第1シャープネス回路12でシャープネス処理が施
された信号が、微分回路20に供給されて、速度変調用
に微分される。従って、速度変調用信号として微分され
た信号を直接速度変調用アンプに供給しても(即ち速度
変調用シャープネス回路を設けなくても)、上述した第
1の実施の形態の場合と同様に、高域成分の劣化のない
信号に基づいた速度変調が可能であり、第1の実施の形
態で説明した場合と同様の画質改善効果が得られる。そ
して、本実施の形態の場合には、第1シャープネス回路
と速度変調用シャープネス回路とを共用化して1つの回
路で構成できるために、それだけ回路構成を簡単にする
ことができる。
【0040】次に、本発明の第3の実施の形態を、図7
を参照して説明する。本例においても、受像機に適用さ
れる回路としたものであり、この第3の実施の形態で
は、第1,第2の実施の形態で説明した第1シャープネ
ス回路と第2シャープネス回路とを、1つの回路で構成
するようにしたものであり、シャープネス回路の周辺の
構成については、上述した第1,第2の実施の形態と同
じであり、ここでは説明を省略する。
【0041】図7は、本実施の形態のシャープネス回路
の構成を示した図である。以下、その構成を説明する
と、シャープネス回路30の入力端子31には、映像信
号の輝度信号が得られる。この端子31に得られる輝度
信号は、遅延回路32,33,34,35の直列回路に
供給する。各遅延回路32〜35は、本例の回路が扱う
映像信号が倍速変換された映像信号である場合、それぞ
れ50ms信号を遅延させる回路である。そして、遅延
回路32の出力信号を、極性を反転させるアンプ36を
介して加算器39に供給し、遅延回路33の出力信号
を、2倍のゲインに増幅するアンプ37を介して加算器
39に供給し、遅延回路34の出力信号を、極性を反転
させるアンプ38を介して加算器39に供給する。
【0042】加算器39では、供給される3つの信号を
加算し、その加算信号をゲイン設定用アンプ46を介し
て加算器45に供給する。ゲイン設定用アンプ46で設
定するゲインが、第1,第2の実施の形態で説明した第
1シャープネス回路でのゲインに相当する。即ち、高域
の輝度成分を比較的高いゲインで強調する処理が行われ
る。
【0043】また、端子31に得られる信号を、極性を
反転させるアンプ40を介して加算器42に供給し、2
倍のゲインに増幅するアンプ37の出力を加算器42に
供給し、遅延回路35の出力信号を、極性を反転させる
アンプ41を介して加算器42に供給する。
【0044】加算器42では、供給される3つの信号を
加算し、その加算信号をゲイン設定用アンプ43を介し
て加算器45に供給する。ゲイン設定用アンプ43で設
定するゲインは、端子44に得られるゲイン設定信号に
より可変設定される構成としてある。このゲイン設定用
アンプ43で可変設定するゲインが、第1,第2の実施
の形態で説明した第2シャープネス回路でのゲインに相
当する。即ち、中域よりも上の輝度成分を、可変設定さ
れるゲイン(但しこのゲインはアンプ46のゲインより
も低いゲイン)で強調する処理が行われる。
【0045】そして、アンプ43の出力信号とアンプ4
6の出力信号と遅延回路33の出力信号を加算器45に
供給し、加算器45でこの3つの信号を加算し、加算信
号をシャープネス回路30の出力端子47に供給する。
そして、出力端子47に得られる信号を、後段の回路
(例えば図1に示すマトリクス回路15)に供給する。
【0046】このように構成されるシャープネス回路3
0は、遅延回路33から直接加算器45に供給される信
号が元の輝度信号であり、アンプ46から加算器45に
供給される信号が、第1,第2の実施の形態で説明した
第1シャープネス回路で強調される信号成分に相当し、
アンプ43から加算器45に供給される信号が、第1,
第2の実施の形態で説明した第2シャープネス回路で強
調される信号成分に相当する。従って、上述した第1の
実施の形態の場合と同様の高画質化が図れる効果が得ら
れると共に、1つのシャープネス回路30で、2つのシ
ャープネス処理が同時に行われることになり、回路構成
を簡単にすることができる。
【0047】なお、上述した各実施の形態では、映像信
号を2倍のライン数(又は2倍のフレーム数)の信号に
変換する倍速変換を行った信号に対して補正処理を行う
ようにしたが、倍速変換を行わない受像機(又は受像機
用の回路)に対しても同様の補正処理が適用できる。ま
た、上述した各実施の形態の中で例として示した中心周
波数などの値については、一例を示したものであり、こ
れらの値に限定されるものではない。
【0048】また、上述した各実施の形態では、シャー
プネス回路により映像信号の強調処理を行うようにした
が、イコライザを使用して強調処理を行うように構成し
ても良い。さらに、第1,第2の実施の形態で説明した
強調回路であるシャープネス回路は、ビデオプロセッサ
として他の回路と一体化された回路(集積回路)で構成
したが、他の回路とは別体の回路で強調回路を構成して
も良いことは勿論である。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載した鮮鋭度強調回路によ
ると、第1の強調回路で輝度成分の高域成分の鮮鋭度を
強調することが行われると共に、第2の強調回路で従来
のシャープネス回路に相当する強調処理が行われ、この
鮮鋭度強調回路で処理された映像信号として、高域の周
波数領域での周波数特性をフラットかそれ以上に補正す
ることができ、実像に近い映像の再現が可能になる。
【0050】請求項2に記載した鮮鋭度強調回路による
と、請求項1に記載した発明において、第1の強調回路
は強調するゲインを固定された値とし、第2の強調回路
は強調するゲインを可変設定される値としたことで、第
1の強調回路で前段の回路での高域成分の劣化に相当す
る補正を正しく行った上で、第2の強調回路でユーザ調
整により好みの状態に調整された補正を行うことが可能
になり、良好な鮮鋭度強調処理が行える。
【0051】請求項3に記載した鮮鋭度強調回路による
と、請求項1に記載した発明において、第1の強調回路
で強調するゲインを、第2の強調回路で強調するゲイン
よりも高く設定したことで、高域での強調処理が高いゲ
インで行われると共に中域での強調処理がそれよりも低
いゲインで行われ、S/Nの劣化を抑えた良好な鮮鋭度
強調が可能になる。
【0052】請求項4に記載した鮮鋭度強調回路による
と、請求項1に記載した発明において、第1の強調回路
と第2の強調回路とで強調された信号を、表示手段に供
給する信号にすると共に、第1の強調回路たけで強調さ
れた信号から表示手段で速度変調を行うための信号を得
ることで、陰極線管などの表示手段に供給される信号
が、両強調回路で処理された良好な信号になると共に、
高域の鮮鋭度が改善された信号から速度変調用の信号が
得られ、速度変調が良好な特性で行える。
【0053】請求項5に記載した鮮鋭度強調回路による
と、請求項1に記載した発明において、第1の強調回路
と第2の強調回路は、共通の回路で構成して、1系統の
映像信号に対して並行してそれぞれの強調処理を行うこ
とで、強調回路を構成する遅延素子などの回路部品を共
用化でき、簡単な回路構成で鮮鋭度強調回路が実現でき
る。
【0054】請求項6に記載した受像機によると、第1
の強調回路で輝度成分の高域成分の鮮鋭度を強調するこ
とが行われると共に、第2の強調回路で従来のシャープ
ネス回路に相当する強調処理が行われ、さらに第1の強
調回路で高域成分の鮮鋭度が強調された信号に基づいて
速度変調されるので、速度変調処理についても良好な特
性で鮮鋭度良く行われ、陰極線管の管面上のパルス特性
を非常に急峻にすることができ、フォーカスのあった実
像に近い映像の再現ができ、また第1の強調回路で補正
する中心周波数が高いために、補正により強調されるノ
イズの粒が細かいため、ノイズが目立ちにくい。また、
第1の強調回路での強調で信号にプリオーバーが付きす
ぎた場合でも、高域成分であるため細いパルス幅のプリ
オーバーになり、画質を劣化させるようにな状態にはな
らない。
【0055】請求項7に記載した受像機によると、請求
項6に記載した発明において、第1の強調回路は、処理
回路に供給する信号を強調処理する回路と、速度変調回
路に供給する信号を強調処理する回路との2つの回路で
構成されることで、陰極線管を駆動する信号の処理用の
強調処理と、速度変調用の強調処理とを、それぞれ個別
に良好に処理することが可能になる。
【0056】請求項8に記載した受像機によると、請求
項6に記載した発明において、第1の強調回路は強調す
るゲインを固定された値とし、第2の強調回路は強調す
るゲインを可変設定される値としたことで、第1の強調
回路で受像機が備える前段の回路での高域成分の劣化に
相当する補正を正しく行った上で、第2の強調回路でユ
ーザ調整により好みの状態に調整された補正を行うこと
が可能になり、良好な鮮鋭度強調処理が行える。
【0057】請求項9に記載した受像機によると、請求
項6に記載した発明において、第1の強調回路で強調す
るゲインを、第2の強調回路で強調するゲインよりも高
く設定したことで、高域での強調処理が高いゲインで行
われると共に中域での強調処理がそれよりも低いゲイン
で行われ、S/Nの劣化を抑えた良好な鮮鋭度強調が可
能になる。
【0058】請求項10に記載した受像機によると、請
求項6に記載した発明において、第1の強調回路と第2
の強調回路は、共通の回路で構成して、1系統の映像信
号に対して並行してそれぞれの強調処理を行う構成とし
た強調回路を構成する遅延素子などの回路部品を共用化
でき、簡単な回路構成で鮮鋭度強調回路が実現できる。
【0059】請求項11に記載した映像信号処理方法に
よると、第1の強調処理で輝度成分の高域成分の鮮鋭度
を強調することが行われると共に、第2の強調処理で従
来のシャープネス回路に相当する強調処理が行われ、さ
らに第1の強調処理で高域成分の鮮鋭度が強調された信
号に基づいて速度変調されて、速度変調処理についても
良好な特性で鮮鋭度良く行われ、高域の周波数領域の周
波数特性がフラットかそれ以上になるように補正された
信号で陰極線管の管面上での表示が行われ、フォーカス
のあった実像に近い映像が再現できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるビデオプロセ
ッサの一例を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による受像機の一例
を示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による第1のシャー
プネス回路の例を示す構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態による第1のシャー
プネス回路の特性の一例を示す特性図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態によるビデオプロセ
ッサの他の例を示す構成図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるビデオプロセ
ッサの一例を示す構成図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態によるシャープネス
回路の例を示す構成図である。
【図8】従来のシャープネス回路の処理例を示す波形図
である。
【図9】速度変調回路(VM回路)による処理例を示す
波形図である。
【符号の説明】
5…陰極線管、6…速度変調用シャープネス回路、10
…ビデオプロセッサ、12…第1シャープネス回路、1
3…第2シャープネス回路、14…調整信号入力端子、
17…ドライブ回路、20…微分回路、30…シャープ
ネス回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段に供給して受像させる映像信号
    の鮮鋭度を強調させる鮮鋭度強調回路において、 上記映像信号の輝度成分の最も高い高域の成分が含まれ
    る周波数帯を中心周波数として強調する第1の強調回路
    と、 上記第1の強調回路の中心周波数よりも低い中心周波数
    で上記映像信号の輝度成分を強調する第2の強調回路と
    を備えた鮮鋭度強調回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鮮鋭度強調回路におい
    て、 上記第1の強調回路は、強調するゲインを固定された値
    とし、 上記第2の強調回路は、強調するゲインを可変設定され
    る値とした鮮鋭度強調回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の鮮鋭度強調回路におい
    て、 上記第1の強調回路で強調するゲインを、上記第2の強
    調回路で強調するゲインよりも高く設定した鮮鋭度強調
    回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の鮮鋭度強調回路におい
    て、 上記第1の強調回路と上記第2の強調回路とで強調され
    た信号を、上記表示手段に供給する信号にすると共に、 上記第1の強調回路たけで強調された信号から、上記表
    示手段で速度変調を行うための信号を得る鮮鋭度強調回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の鮮鋭度強調回路におい
    て、 上記第1の強調回路と上記第2の強調回路は、共通の回
    路で構成して、1系統の映像信号に対して並行してそれ
    ぞれの強調処理を行う鮮鋭度強調回路。
  6. 【請求項6】 入力した映像信号の輝度成分に対して、
    その輝度成分の最も高い高域の成分が含まれる周波数帯
    を中心周波数として強調する第1の強調回路と、 上記第1の強調回路の中心周波数よりも低い中心周波数
    で上記映像信号の輝度成分を強調する第2の強調回路
    と、 上記第1の強調回路と上記第2の強調回路で強調処理さ
    れた映像信号により陰極線管を駆動する処理回路と、 上記処理回路により駆動される陰極線管と、 上記第1の強調回路で強調処理された輝度成分の微分信
    号により上記陰極線管の偏向系を速度変調する速度変調
    回路とを備えた受像機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の受像機において、 上記第1の強調回路は、上記処理回路に供給する信号を
    強調処理する回路と、上記速度変調回路に供給する信号
    を強調処理する回路との2つの回路で構成される受像
    機。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の受像機において、 上記第1の強調回路は、強調するゲインを固定された値
    とし、 上記第2の強調回路は、強調するゲインを可変設定され
    る値とした受像機。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の受像機において、 上記第1の強調回路で強調するゲインを、上記第2の強
    調回路で強調するゲインよりも高く設定した受像機。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の受像機において、 上記第1の強調回路と上記第2の強調回路は、共通の回
    路で構成して、1系統の映像信号に対して並行してそれ
    ぞれの強調処理を行う構成とした受像機。
  11. 【請求項11】 入力した映像信号の輝度成分に対し
    て、その輝度成分の最も高い高域の成分が含まれる周波
    数帯を中心周波数として強調する第1の強調処理と、 上記第1の強調処理の中心周波数よりも低い中心周波数
    で上記映像信号の輝度成分を強調する第2の強調処理と
    を行い、 上記第1の強調処理と上記第2の強調処理が施された映
    像信号により陰極線管を駆動すると共に、 上記第1の強調処理が施された映像信号により上記陰極
    線管の偏向系の速度変調を行う映像信号処理方法。
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