JP2002329336A - 光ヘッド及び光ディスク装置 - Google Patents

光ヘッド及び光ディスク装置

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JP2002329336A
JP2002329336A JP2001133304A JP2001133304A JP2002329336A JP 2002329336 A JP2002329336 A JP 2002329336A JP 2001133304 A JP2001133304 A JP 2001133304A JP 2001133304 A JP2001133304 A JP 2001133304A JP 2002329336 A JP2002329336 A JP 2002329336A
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light beam
light
optical
objective lens
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Katsuo Iwata
勝雄 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、記録再生面からの反射光と透明基
板表面からの反射光とを正確に分離し、透明基板の厚み
誤差の検出範囲をフォーカス誤差信号の検出範囲とは独
立に設定して、透明基板の厚み誤差の正確な検出を行な
うことを可能とした光ヘッド及び光ディスク装置を提供
することを目的としている。 【解決手段】半導体レーザ光源2から出射された光ビー
ムを、回折作用を持たない外周部52と回折作用を持つ
中心部51とを有する偏光ホログラム5を介して対物レ
ンズ8に導き、光ディスク9で反射され対物レンズ8を
介して入射された光ビームを、ホログラム12により、
偏光ホログラム5の外周部52を通過した光ビームと中
心部51を通過した光ビームとに分離し、この分離され
た光ビームをそれぞれ光検出器13に受光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクに対
して情報の記録または再生を行なう光ヘッド及び光ディ
スク装置に係り、特にその光ディスクの透明基板の厚み
を検出するものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、光ディスクは、透明基板
と硬質保護層との間に記録再生面が挟まれた構造を有し
ている。そして、光ヘッドから出射された集光ビーム
は、透明基板を通過して記録再生面に照射される。これ
により、記録再生面への情報の記録、または、記録再生
面からの情報の再生が行なわれる。
【0003】ところで、一般に、集光ビームが透過する
透明基板の厚みは、製造ばらつき等に起因して不均一で
あり、数十μm程度の厚み誤差が生じている。そして、
集光ビームが、厚み誤差のある透明基板を透過して記録
再生面に照射される場合、球面収差により記録再生面上
における光スポットの形状が変化する。
【0004】これにより、記録再生面への情報の記録精
度、または、記録再生面からの情報の再生精度が劣化
し、光ディスクに対する情報の記録または再生を正確で
安定に行なうことが困難になる。
【0005】このため、光ディスクに対する情報の記録
または再生を正確で安定に行なうためには、光ヘッド内
部に透明基板の厚み誤差により発生する球面収差を補正
する機能を付加し、球面収差を許容値内に収めるように
する必要が生じる。そして、このような球面収差の補正
を行なう場合には、発生した球面収差量、または、原因
となる透明基板の厚みを正確に検出することが必要にな
る。
【0006】透明基板の厚みを検出する手段としては、
例えば、特開2000−76665号公報に示されるよ
うな方式がある。これは、光ヘッドに、透明基板の厚み
を検出するための光ビームを発生させる手段と、その光
ビームの検出手段とを付加することにより、透明基板の
厚みを検出するようにしたものである。
【0007】具体的に言えば、対物レンズの中心領域の
曲率を変化させ、対物レンズを通過する光ビームの中心
付近を用いて透明基板の厚みを検出している。または、
光路中に配置したホログラム素子による1次回折光を利
用して、透明基板の厚みを検出している。
【0008】そして、記録再生面からの反射光と透明基
板表面からの反射光とを検出用ホログラムに導き、再生
信号やフォーカス誤差信号等に処理される光ビームと、
透明基板の厚みを検出するための光ビームとに分割し、
それぞれの光ビームを光検出器で検出して演算処理を実
行する。
【0009】この演算処理は、記録再生面からの反射光
によるフォーカス誤差信号と、透明基板の表面による反
射光から得られる信号に所定の比例係数を乗算した信号
との差分をとるようにしたもので、この差分信号を透明
基板の厚みを検出した信号としている。
【0010】しかしながら、対物レンズの中心領域の曲
率を変化させる方式では、記録再生面に照射されるまで
の光ビームの光路と、記録再生面から反射された後の光
ビームの光路とが異なるため、信号の分離が難しくな
り、正確な透明基板の厚み検出信号を得ることが困難に
なるという問題が生じている。
【0011】また、記録再生面からの反射光と透明基板
の表面からの反射光とを、屈折効果を有するホログラム
素子により分割しているため、透明基板の厚み誤差の検
出範囲が、フォーカス誤差信号と同じ検出範囲に限られ
るという不都合も生じることになる。
【0012】一方、光路中に配置したホログラム素子に
よる1次回折光を、透明基板の厚みを検出するための光
ビームとする方式では、光ディスクへの光ビームの照射
時及び光ディスクからの光ビームの反射時に、それぞれ
0次回折光と高次回折光とが発生するため、やはり信号
の分離が難しくなるという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
透明基板の厚みを検出する手段では、記録再生面からの
反射光と透明基板表面からの反射光との分離が困難であ
り、また、透明基板の厚み誤差の検出範囲がフォーカス
誤差信号と同じ検出範囲に限られるという問題を有して
いる。
【0014】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、記録再生面からの反射光と透明基板表面
からの反射光とを正確に分離し、透明基板の厚み誤差の
検出範囲をフォーカス誤差信号の検出範囲とは独立に設
定して、透明基板の厚み誤差の正確な検出を行なうこと
を可能とした極めて良好な光ヘッド及び光ディスク装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ヘッド
は、光源から出射された光ビームを対物レンズを介して
光ディスク上に集光させるとともに、光ディスクで反射
され対物レンズを介して入射された光ビームを電気的信
号に変換するものを対象としている。
【0016】そして、光源から出射された光ビームを回
折作用を持たない第1の領域と回折作用を持つ第2の領
域とを有する第1のホログラムを介して前記対物レンズ
に導く第1の光学系と、光ディスクで反射され対物レン
ズを介して入射された光ビームを第1のホログラムの第
1の領域を通過した第1の光ビームと第1のホログラム
の第2の領域を通過した第2の光ビームとに分離する第
2のホログラムに導く第2の光学系と、第2のホログラ
ムによって分離された第1及び第2の光ビームをそれぞ
れ電気的信号に変換する光検出器とを備えるようにした
ものである。
【0017】また、この発明に係る光ディスク装置は、
光源から出射された光ビームを回折作用を持たない第1
の領域と回折作用を持つ第2の領域とを有する第1のホ
ログラムを介して対物レンズに導く第1の光学系と、光
ディスクで反射され対物レンズを介して入射された光ビ
ームを第1のホログラムの第1の領域を通過した第1の
光ビームと第1のホログラムの第2の領域を通過した第
2の光ビームとに分離する第2のホログラムに導く第2
の光学系と、第2のホログラムによって分離された第1
及び第2の光ビームをそれぞれ受光する第1及び第2の
受光領域を有し第1及び第2の受光領域はそれぞれが各
出力信号を演算することによって対物レンズのフォーカ
ス誤差に対応する信号を生成可能に分割されている光検
出器とを備えた光ヘッドと、光検出器の第1の受光領域
の出力信号から第1のフォーカス誤差信号を生成し、光
検出器の第2の受光領域の出力信号から第2のフォーカ
ス誤差信号を生成し、これら第1及び第2のフォーカス
誤差信号に基づいて、光ディスクの透明基板の厚み誤差
を検出する検出手段とを備えるようにしたものである。
【0018】上記のような構成によれば、光ビームを第
1及び第2の領域を有する第1のホログラム及び対物レ
ンズを介して光ディスクに照射し、光ディスクで反射さ
れ対物レンズを介して入射された光ビームを、第2のホ
ログラムにより第1のホログラムの第1及び第2の領域
を通過した第1及び第2の光ビームに分離するようにし
たので、光ディスクの記録再生面からの反射光と透明基
板表面からの反射光とを正確に分離し、透明基板の厚み
誤差の検出範囲をフォーカス誤差信号の検出範囲とは独
立に設定して、透明基板の厚み誤差の正確な検出を行な
うことを可能とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実
施の形態で説明する光ヘッドの光学系を示している。す
なわち、半導体レーザ光源2からの出射光100は、コ
リメートレンズ3により平行光となり、偏向ビームスプ
リッタ4を透過した後、偏光ホログラム5に入射され
る。
【0020】この偏光ホログラム5は、図2に示すよう
に、その中心部51がレンズ作用を持つ回折領域とな
り、それ以外の外周部52が回折作用を持たない透明平
行平板となっている。
【0021】また、この偏光ホログラム5の中心部51
は、入射光が図2に矢印yで示す方向の直線偏光の場合
にのみ回折し、入射光が図2に矢印xで示す方向の直線
偏光の場合には回折しないようになっている。
【0022】このため、この偏光ホログラム5に入射す
る光100は、y方向直線偏光となっており、外周部5
2を透過した0次光101と、中心部51を透過した1
次回折光102とに分離される。
【0023】この0次光101及び1次回折光102
は、λ/4板6を透過してy方向直線偏光から円偏光に
変換され、球面収差補正機構7を透過した後、対物レン
ズ8により光ディスク9上に集光される。
【0024】ここで、0次光101の光ディスク9の記
録再生面による反射光103と、1次回折光102の光
ディスク9の透明基板表面による反射光104とは、再
び対物レンズ8と球面収差補正機構7とを透過し、λ/
4板6により円偏光からx方向直線偏光となり、偏光ホ
ログラム5に入射される。
【0025】この場合、両反射光103,104は、そ
れぞれx方向直線偏光であるから、偏光ホログラム5の
中心部51に入射される成分も、回折されずにそのまま
透過される。
【0026】この偏光ホログラム5を透過した反射光1
03,104は、偏光ビームスプリッタ4で略直角に反
射された後、非点収差検出系を構成する集光レンズ10
及び円筒レンズ11を透過する。
【0027】そして、ホログラム12により、反射光1
03は、0次光201−0と1次回折光201−1とに
それぞれ分離され、反射光104は、0次光202−0
と1次回折光202−1とにそれぞれ分離された後、光
検出器13に受光され光電変換される。
【0028】この光検出器13は、図3(a)に示すよ
うに、それぞれが4分割された2つの受光領域61,6
2を有している。そして、上記ホログラム12により生
成された反射光103の0次光201−0は、受光領域
61に受光されて、本来の再生信号、フォーカス誤差信
号及びトラッキング誤差信号等の生成に供される。
【0029】この場合、上記ホログラム12により生成
された反射光104の0次光202−0は、ビーム径が
大きくなるため、反射光103の0次光201−0によ
る各種信号の生成には何らの影響も及ぼされることはな
い。また、フォーカス誤差信号の検出感度は、非点収差
検出系を構成する集光レンズ10及び円筒レンズ11の
焦点距離によって決定される。
【0030】一方、上記ホログラム12により生成され
た反射光104の1次回折光202−1は、受光領域6
2に受光されてフォーカス誤差信号の生成に供される。
この場合、上記ホログラム12により生成された反射光
103の1次回折光201−1は、ビーム径が大きくな
るため、反射光104の1次回折光202−1によるフ
ォーカス誤差信号の生成には何らの影響も及ぼされるこ
とはない。
【0031】ここで、このフォーカス誤差信号の検出感
度は、非点収差検出系を構成する集光レンズ10及び円
筒レンズ11の焦点距離と、上記偏光ホログラム5の中
心部51に付加された非点収差量とによって決定され
る。
【0032】実際に球面収差の検出を行なう場合には、
基準となる厚みを有する透明基板を持つ光ディスク9に
対して、0次光201−0に基づくフォーカス制御を行
なった場合に、1次回折光202−1に基づいて生成さ
れるフォーカス誤差信号が0になるように、偏光ホログ
ラム5の中心部51に対して球面収差、非点収差成分を
与える。
【0033】このとき、光検出器13の受光領域61に
受光される反射光103の0次光201−0と、受光領
域62に受光される反射光104の1次回折光202−
1とは、図3(b)に示すように、いずれも、フォーカ
ス誤差のない状態に対応するスポット形状を有してい
る。
【0034】これに対し、上記した基準となる厚みに対
して誤差を有する透明基板を持つ光ディスク9に対し
て、0次光201−0に基づくフォーカス制御を行なっ
た場合には、図3(c)に示すように、受光領域62に
受光される反射光104の1次回折光202−1が、フ
ォーカス誤差のある状態に対応する楕円形のスポット形
状を有する。
【0035】すなわち、このときには、受光領域62の
出力信号から生成されるフォーカス誤差信号は、0にな
らずに、透明基板の基準となる厚みからの誤差に比例し
た値を有することになる。このため、受光領域62の出
力信号から生成されるフォーカス誤差信号は、図4に示
すように、透明基板の基準となる厚みからの誤差に比例
することになる。
【0036】このため、この比例関係から比例係数を求
め、1次回折光202−1による受光領域62の出力信
号に比例係数を乗算することにより、基準となる透明基
板の厚みに対しての、光ディスク9の透明基板の厚み誤
差に対応する信号を得ることができる。
【0037】また、上記した第1の実施の形態におい
て、偏光ホログラム5は、半導体レーザ光源2と偏光ビ
ームスプリッタ4との間に配置しても、同様の効果を得
ることができる。この場合、偏光ホログラム5が通常の
無偏光ホログラムで、偏光ビームスプリッタ4が通常の
無偏光ビームスプリッタでも、同様の効果を得ることが
できる。
【0038】そして、上記のようにして生成された光デ
ィスク9の透明基板の厚み誤差に対応する信号から、そ
の透明基板の厚み誤差による球面収差の補正量を決定し
補正を行なうことができる。
【0039】そこで、上記した光ヘッドを備えた光ディ
スク装置としては、例えば、図5に示すように、1次回
折光202−1が受光される受光領域62の出力信号を
演算回路400に供給して、上記したように、光ディス
ク9の透明基板の厚み誤差を補正する信号を生成する。
そして、この生成した信号に基づいて、駆動回路401
によりアクチュエータ211を駆動させ、球面収差補正
機構7を制御することにより補正を行なうことができ
る。
【0040】なお、この球面収差補正機構7は、例え
ば、平凸レンズと平凹レンズとを組み合わせてなるもの
で、平凸レンズをアクチュエータ211により光軸方向
に移動することで実現される。
【0041】具体的には、光ディスク9に透明基板の厚
み誤差がない場合には、入射波面と出射波面とが変化し
ないように平凸レンズと平凹レンズとの間隔を設定す
る。また、光ディスク9に透明基板の厚み誤差がある場
合には、平凸レンズと平凹レンズとの間隔を変化させる
ことにより、球面収差補正機構7の出射波面に球面収差
を発生させることができる。
【0042】このような構成の場合、平凸レンズと平凹
レンズとの間隔と透明基板の厚み補正量とは比例関係に
あるため、演算された光ディスク9の透明基板厚み誤差
信号を、直接、平凸レンズと平凹レンズとの間隔を変化
させる信号として用いることにより、透明基板厚み誤差
による球面収差の補正を容易化することができる。
【0043】次に、図6は、上記した実施の形態の変形
例を示している。図6において、図1と同一部分には同
一符号を付して説明すると、前記偏光ホログラム5及び
λ/4板6を削除し、コリメートレンズ3と偏向ビーム
スプリッタ4との間に、上記偏光ホログラム5と同様な
機能を有するホログラム14を介在させている。
【0044】そして、このような構成によっても、上記
した実施の形態と略同様な動作を実現することができ、
略同等な効果を得ることが可能である。
【0045】なお、この発明は上記した実施の形態に限
定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
記録再生面からの反射光と透明基板表面からの反射光と
を正確に分離し、透明基板の厚み誤差の検出範囲をフォ
ーカス誤差信号の検出範囲とは独立に設定して、透明基
板の厚み誤差の正確な検出を行なうことを可能とした極
めて良好な光ヘッド及び光ディスク装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、光ヘッド
の光学系を説明するために示す分割斜視図。
【図2】同実施の形態における偏光ホログラムの詳細を
説明するために示す図。
【図3】同実施の形態における光検出器の受光領域を説
明するために示す図。
【図4】同実施の形態におけるフォーカス誤差信号と透
明基板の厚み誤差との関係を説明するために示す特性
図。
【図5】同実施の形態における透明基板の厚み誤差を補
正する手段の一例を説明するために示す図。
【図6】同実施の形態における変形例を説明するために
示す図。
【符号の説明】
2…半導体レーザ光源、 3…コリメートレンズ、 4…偏向ビームスプリッタ、 5…偏光ホログラム、 6…λ/4板、 7…球面収差補正機構、 8…対物レンズ、 9…光ディスク、 10…集光レンズ、 11…円筒レンズ、 12…ホログラム、 13…光検出器、 14…ホログラム、 211…アクチュエータ、 400…演算回路、 401…駆動回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された光ビームを対物レン
    ズを介して光ディスク上に集光させるとともに、前記光
    ディスクで反射され前記対物レンズを介して入射された
    光ビームを電気的信号に変換する光ヘッドにおいて、 前記光源から出射された光ビームを、回折作用を持たな
    い第1の領域と、回折作用を持つ第2の領域とを有する
    第1のホログラムを介して前記対物レンズに導く第1の
    光学系と、 前記光ディスクで反射され前記対物レンズを介して入射
    された光ビームを、前記第1のホログラムの前記第1の
    領域を通過した第1の光ビームと、前記第1のホログラ
    ムの前記第2の領域を通過した第2の光ビームとに分離
    する第2のホログラムに導く第2の光学系と、 前記第2のホログラムによって分離された第1及び第2
    の光ビームをそれぞれ電気的信号に変換する光検出器と
    を具備してなることを特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記第1のホログラムは、その中央部に
    前記第2の領域を有し、他の部分が前記第1の領域とな
    されていることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記第1の光学系は、前記第1のホログ
    ラムの第1の領域を通過した光ビームが前記対物レンズ
    により前記光ディスクの記録再生面に集光され、前記第
    1のホログラムの第2の領域を通過した光ビームが前記
    対物レンズにより前記光ディスクの透明基板の表面に集
    光されるように設定されることを特徴とする請求項1記
    載の光ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記光検出器は、前記第2のホログラム
    によって分離された第1の光ビームを受光する第1の受
    光領域と、前記第2のホログラムによって分離された第
    2の光ビームを受光する第2の受光領域とを備え、前記
    第1及び第2の受光領域は、それぞれが、各出力信号を
    演算することによって、前記対物レンズのフォーカス誤
    差に対応する信号を生成可能に分割されていることを特
    徴とする請求項1または3記載の光ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記第1の光学系は、前記第1のホログ
    ラムを介して前記対物レンズに入射される光ビームに対
    して、補正のための球面収差を与える球面収差補正機構
    を備えることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  6. 【請求項6】 光源から出射された光ビームを、回折作
    用を持たない第1の領域と、回折作用を持つ第2の領域
    とを有する第1のホログラムを介して前記対物レンズに
    導く第1の光学系と、前記光ディスクで反射され前記対
    物レンズを介して入射された光ビームを、前記第1のホ
    ログラムの前記第1の領域を通過した第1の光ビーム
    と、前記第1のホログラムの前記第2の領域を通過した
    第2の光ビームとに分離する第2のホログラムに導く第
    2の光学系と、前記第2のホログラムによって分離され
    た第1及び第2の光ビームをそれぞれ受光する第1及び
    第2の受光領域を有し、前記第1及び第2の受光領域
    は、それぞれが、各出力信号を演算することによって、
    前記対物レンズのフォーカス誤差に対応する信号を生成
    可能に分割されている光検出器とを備えた光ヘッドと、 前記光検出器の第1の受光領域の出力信号から第1のフ
    ォーカス誤差信号を生成し、前記光検出器の第2の受光
    領域の出力信号から第2のフォーカス誤差信号を生成
    し、これら第1及び第2のフォーカス誤差信号に基づい
    て、前記光ディスクの透明基板の厚み誤差を検出する検
    出手段とを具備してなることを特徴とする光ディスク装
    置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、前記第1のフォーカス
    誤差信号をフォーカス誤差のない状態に設定した状態
    で、前記第2のフォーカス誤差信号から前記光ディスク
    の透明基板の厚み誤差に対応した信号を得ることを特徴
    とする請求項6記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段の検出結果に基づいて、前
    記光ディスクの透明基板の厚み誤差による球面収差を補
    正する補正手段を備えていることを特徴とする請求項6
    記載の光ディスク装置。
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